JP2010041274A - カメラシステム、レコーダ及びハブ - Google Patents

カメラシステム、レコーダ及びハブ Download PDF

Info

Publication number
JP2010041274A
JP2010041274A JP2008200477A JP2008200477A JP2010041274A JP 2010041274 A JP2010041274 A JP 2010041274A JP 2008200477 A JP2008200477 A JP 2008200477A JP 2008200477 A JP2008200477 A JP 2008200477A JP 2010041274 A JP2010041274 A JP 2010041274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recorder
hub
video data
rate
camera system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008200477A
Other languages
English (en)
Inventor
Machiko Tanaka
真知子 田中
Takayuki Haraguchi
貴行 原口
Takahiro Yamaguchi
貴宏 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008200477A priority Critical patent/JP2010041274A/ja
Publication of JP2010041274A publication Critical patent/JP2010041274A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能とし、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止し、映像を漏れなく記録可能にする。
【解決手段】カメラ1a〜1dで撮影された映像データをハブ20を経由してレコーダ30に配信するカメラシステムにおいて、レコーダ30は、状態監視部36にて自装置の状態を監視し、CPU39の使用率やバッファ33のデータ蓄積量が所定量以上となった場合、あるいは当該カメラシステムにおけるイベント発生があった場合に、ハブ20に対して配信レートを下げる配信量制御通知を発行して通知する。ハブ20は、通信制御部22にてレコーダ30からの配信量制御通知を受けると、この配信量制御通知に応じてバッファ24に蓄積する映像データの蓄積量を調整し、レコーダ30への映像データの配信レートを下げる。
【選択図】図2

Description

本発明は、監視カメラシステム等に用いられ、ネットワークを介して接続されるレコーダ、カメラ等を含むカメラシステム、及びこのカメラシステムにおけるレコーダ及びハブに関する。
例えば監視カメラシステム等のカメラシステムにおいては、カメラとレコーダとをネットワークを介して接続したシステムが用いられている。この種のカメラシステムでは、カメラで撮影した画像をレコーダ等に伝送し、レコーダでは、カメラから伝送された画像をHD(ハードディスク)等の記録媒体に記録し、記録した画像を再生して出力する。
図5は従来のカメラシステムの概略構成を示す図、図6は従来のカメラシステムにおける映像配信時のシーケンス図である。カメラ51a、51bは、ネットワーク経由でハブ(HUB)52を介してレコーダ53に接続される。レコーダ53は、カメラ51a、51bからネットワーク上を配信される映像を受信して録画する。例えば、通常時には、レコーダ53はカメラ51a、51bに対して配信レートとして低レートを通知する(ステップS51)。カメラ51a、51bは、レコーダ53からの配信レート指示として低レートのレート通知を受けて、レコーダ53に対して低レートで映像を配信する(ステップS52)。また、進入者検知などで非常状態となったイベント発生時(ステップS53)には、レコーダ53はカメラ51a、51bに対して通常時より高い配信レートで映像配信するように高レートを通知する(ステップS54)。カメラ51a、51bは、レコーダ53からの高レートのレート通知を受けて、レコーダ53に対して高レートで映像を配信する(ステップS55)。このような映像配信において、ハブ52は配信量を制御するためのバッファを内蔵しており、配信量の上限を設定することができる。ただし、ハブ52において動的に配信量を制御することはない。
上記のような複数のカメラとレコーダとがネットワークを介して接続されたシステムとして、例えば特許文献1に開示された映像記録システムがある。この映像記録システムでは、映像記録装置がネットワーク上にある他の映像記録装置の死活監視を相互に行い、動作を停止した映像記録装置を発見すると、まず他の映像記録装置が引き継ぎの意思を示すパケットを送出していないか確認し、その後に引き継ぎの意思を示すパケットを送出した後、画像の記録の設定を変更して、動作を停止した映像記録装置の記録を引き継ぐ処理を行う。これにより、余分な予備機を設けることなく、故障した映像記録装置の記録をすぐに引き継いで漏れなく記録することが可能になる。
特開2006−325036号公報
上記のような従来のカメラシステムでは、レコーダが全ての映像を録画できない場合がある。その要因としては、(1)レコーダのCPUの処理負荷が高くなり、映像の受信や録画の処理が追いつかなくなる場合、(2)レコーダの内部(映像記録部(ハードディスク装置など)やデータバスなど)の不具合により、受信バッファから映像記録部へのデータ転送速度より受信バッファへのデータ蓄積速度が大きくなり、受信バッファがオーバーフローする場合、(3)イベント発生時にカメラからレコーダへの映像配信レートが上がる場合、などが挙げられる。
また、ハブにおいては、伝送レート調整機能を有するが、これは機器設定などによって固定的に設定、変更するものであり、状態に応じてその都度レート調整を行うものではない。したがって、上記のような要因が生じた場合にレコーダにおいて映像データを取りこぼすことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能とし、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能なカメラシステム、レコーダ及びハブを提供することを目的とする。
本発明は、カメラとレコーダとがネットワークを介して接続され、前記カメラで撮影された映像データをハブを経由して前記レコーダに配信するカメラシステムであって、前記レコーダは、前記ハブから配信される映像データを一時蓄積する記録用のバッファと、前記映像データを記録する記録部と、自装置の状態を監視して所定の制御条件に該当する場合は前記ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行する状態監視部とを備え、前記ハブは、前記レコーダに配信する映像データを一時蓄積するレート調整用のバッファと、前記レコーダからの配信量制御通知に基づき、前記レート調整用のバッファに蓄積するデータ量を調整して前記レコーダへの配信レートを制御する通信制御部とを備えるカメラシステムを提供する。
これにより、レコーダの状態が所定の制御条件に該当する場合に、ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行し、ハブにおいて、配信量制御通知に応じてレコーダへの配信レートを制御することで、レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能となる。この配信量制御により、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能となる。例えば、レコーダでの処理負荷が増加した場合などに配信レートを下げることで、映像データの欠落なく録画を行うことができる。
また、本発明は、上記のカメラシステムであって、前記状態監視部は、前記所定の制御条件として、自装置のレコーダにおけるCPU使用率、前記記録用のバッファの蓄積量、当該カメラシステムにおけるイベント発生のうちの少なくとも一つを用いて、所定の状態になった場合に、前記ハブに対して配信レートを下げる配信量制御通知を発行するものを含む。
これにより、例えばCPU使用率の増加、バッファ蓄積量の増加、イベント発生などによって所定の制御条件に該当する場合、ハブに配信レートを下げる指示を行い、レコーダからハブへの配信レートを下げることで、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能となる。
また、本発明は、上記のカメラシステムであって、前記状態監視部は、前記配信レートを下げる配信量制御通知を発行した後、前記所定の制御条件が解除された場合に、前記ハブに対して配信レートを元の状態に上げる配信量制御通知を発行するものを含む。
これにより、配信レートを下げる配信量制御通知を発行した後、所定の制御条件が解除された場合にハブに配信レートを上げる指示を行うことで、レコーダからハブへの配信レートを上げて元の状態に戻すことができ、適切な配信レートで映像データの配信、記録を行うことが可能になる。
また、本発明は、カメラとレコーダとをネットワークを介して接続したカメラシステムに用いられ、前記カメラで撮影されハブを経由して配信される映像データを記録するレコーダであって、前記ハブから配信される映像データを一時蓄積する記録用のバッファと、前記映像データを記録する記録部と、自装置の状態を監視して所定の制御条件に該当する場合は前記ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行する状態監視部と、を備えるレコーダを提供する。
これにより、レコーダの状態が所定の制御条件に該当する場合に、ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行することで、ハブにおいて、配信量制御通知に応じてレコーダへの配信レートを制御でき、レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能となる。この配信量制御により、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能となる。例えば、レコーダでの処理負荷が増加した場合などに配信レートを下げることで、映像データの欠落なく録画を行うことができる。
また、本発明は、カメラとレコーダとをネットワークを介して接続したカメラシステムに用いられ、前記カメラで撮影された映像データを中継して前記レコーダに配信するハブであって、前記レコーダに配信する映像データを一時蓄積するレート調整用のバッファと、前記レコーダからの配信量制御通知を受けた場合に、この配信量制御通知に応じて、前記レート調整用のバッファに蓄積するデータ量を調整して前記レコーダへの配信レートを制御する通信制御部と、を備えるハブを提供する。
これにより、レコーダからの指示に応じて、レコーダへの配信レートを制御し、カメラからレコーダへの配信量をレコーダの状態などによって動的に調整可能となる。この配信量制御により、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能となる。例えば、レコーダでの処理負荷が増加した場合などに配信レートを下げることで、映像データの欠落なく録画を行うことができる。
本発明によれば、レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能とし、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能なカメラシステム、レコーダ及びハブを提供できる。
以下の実施形態では、カメラシステムの一例として、監視カメラシステムに適用した構成例を示す。
図1は本発明の実施形態に係るカメラシステムの概略構成を示すブロック図である。本実施形態のカメラシステムは、撮像装置として動作するカメラ1a,1b,1c,1dと、ネットワーク上のデータの中継、分配等を行うハブ20と、カメラ1a〜1dにて撮影された監視画像の映像を記録するレコーダ30とを有して構成される。カメラ1a〜1dはネットワーク上でハブ20を介してレコーダ30に接続される。これらの構成要素は、例えば、IP(Internet Protocol)通信を行う有線または無線の通信ネットワークを介して互いに接続されている。
カメラ1a〜1dは、それぞれの撮影対象となる監視領域の画像(監視画像)を撮像し、フレーム単位の画像を映像データとしてネットワークに出力する。カメラとしては、通常の形式のカメラやドーム型カメラなど、種々のカメラを適用可能である。なお、アナログカメラを用いる場合は、アナログの映像信号をデジタルの映像データに変換するエンコーダを介してネットワークに接続する。
レコーダ30は、記録媒体としてハードディスクドライブ等を有して構成され、カメラ1a〜1dのそれぞれがネットワークに送出しハブ20を介して配信される映像データを記録する。また、レコーダ30は、ユーザが後で必要に応じて再生可能なように、記録した画像データを再生出力する。
レコーダ30は、通常時はカメラ1a〜1dに対して低レートのレート通知を行い、低い配信レートでの映像配信を受ける。一方、進入者検知などにより異常状態のアラームが発生するようなイベント発生時には、レコーダ30はカメラ1a〜1dに対して高レートのレート通知を行い、通常時より高い配信レートでの映像配信を受ける。また、レコーダ30は、装置全体のCPU使用率、バッファに一時保存された映像のデータ量、監視用のアラーム発生を含むイベント発生などを監視し、所定の制御条件を検出した場合に、ハブ20に対して映像の配信レートを下げる配信量制御通知を送信する。
ハブ20は、配信量を制御するためのバッファを内蔵しており、レコーダ30からの配信量制御通知に応じて配信量の調整を行い、ハブ20からレコーダ30への配信量を増減させることが可能である。
また、このカメラシステムには、監視画像を表示するモニタ、接続されているカメラ1a〜1dのレコーダ30への登録などの各種管理を行うためのパーソナルコンピュータ(PC)等を接続してもよい。この場合、ユーザの入力操作に応じて、レコーダ30に保存された所定期間の監視画像の映像データをモニタに送信し、画面上に表示する。これにより、ユーザは、現在の監視画像を目視して監視したり、例えば犯罪などが発生した場合に、過去の監視画像を取得するためにレコーダ30にアクセスし、必要な期間の映像データを指定して取り出し、再生した監視画像を確認して問題の解決等に役立てることができる。
本実施形態のカメラシステムでは、レコーダ30は、ハブ20へ配信量制御通知を送信して指示を行い、ハブ20からレコーダ30への映像データの配信レートを制御する。この場合、下記の制御条件に該当する場合に配信量制御通知を送信し、ハブ20のバッファに映像データを多く貯めるようにしてレコーダ30への配信レートを下げる。本実施形態では、所定の制御条件として、(1)レコーダ30における装置全体のCPU使用率が所定値以上になった場合(正常状態での過負荷検知)、(2)レコーダ30のバッファの使用量が所定値を超えた場合(装置の異常検知)、(3)異常検知等によりアラームが発生したイベント発生時(外部環境や装置の異常検知)、などを用いる。本システムにおいて、アラームは、カメラで撮影した監視画像における動き検出などによる侵入者等の監視対象の検出、ドアや窓の開閉センサなどの外部センサによる監視対象の検出などがなされた場合に発生し、利用者への通報となる。アラームの検出は、カメラ側で検出してレコーダへ通知してもよいし、レコーダが監視画像の動き検出や外部センサ入力などによって検出し、カメラ側にも通知する形態としてもよい。
図2は本発明の実施形態に係るカメラシステムの機能的構成を示すブロック図である。ハブ20は、カメラ1a〜1dをそれぞれ接続される入力端子21a,21b,21c,21d、入出力インターフェース(IF)23、バッファ24、通信制御部22、レコーダ30と接続される出力端子25を有して構成される。入出力IF23は、映像データや配信量制御通知を入出力するインターフェースである。バッファ24は、所定容量のメモリを有し、カメラ1a〜1dから受信した映像データを一時保存する。通信制御部22は、レコーダ30からの配信量制御通知に基づき、バッファ24に一時保存する映像のデータ量を調整してレコーダ30への配信レートを制御する。
レコーダ30は、ハブ20と接続される入力端子31、入出力インターフェース(IF)32、バッファ33、HDD書込インターフェース(IF)34、ハードディスクドライブ(HDD)35、状態監視部36、制御部37、イベント検出部38、CPU39を有して構成される。
入出力IF32は、映像データや配信量制御通知を入出力するインターフェースであり、ハブ20から映像データを受信するとともに、ハブ20に対して配信レート調整を指示する配信量制御通知を送信する。バッファ33は、所定容量のメモリを有し、ハブ20から受信した映像データを一時保存する。HDD35は、バッファ33に一時保存された映像データ、すなわちカメラ1a〜1dからハブ20を経由して配信される映像データを記録する。HDD書込IF34は、HDD35に対するデータの書き込み、読み出しを行うインターフェースであり、バッファ33に一時保存された映像データをHDD35に書き込む。
CPU39は、所定の動作プログラムに基づいて処理実行を行うプロセッサにより構成され、レコーダ30全体を制御する。制御部37は、入出力IF32及びHDD書込IF34の動作を制御する。イベント検出部38は、異常検知等によるアラーム発生等のイベント発生を検出する。状態監視部36は、CPU39、バッファ33、及びイベント検出部38を監視し、所定の制御条件に該当する場合に、ハブ20に対して配信レートを制御するための配信量制御通知を生成出力する。ここで、CPU39は、制御部37やイベント検出部38の機能を含む場合もある。
次に、本実施形態のカメラシステムの主要な動作を説明する。カメラ1a〜1dは、撮影した映像データをハブ20を経由してレコーダ30に所定の配信レートで配信する。レコーダ30は、カメラ1a〜1dからハブ20を経由して配信された映像データを受信し、HDD35に記録する。この際、まずレコーダ30からカメラ1a〜1dに対して配信レートを指示し、映像データを要求する。また、レコーダ30は、状態監視部36にてCPU使用率、バッファ使用量、イベント発生を監視し、所定の制御条件に該当するかどうかを判定する。そして、所定の制御条件となった場合、ハブ20に対して配信量制御通知を送信し、配信レートの変更を指示する。具体的には、CPU負荷上昇やバッファ蓄積量増加、イベント発生などがあった場合に、配信レートの低下を指示してハブ20からレコーダ30への配信レートを下げる。また、配信レート変更後に所定の制御条件に該当しなくなり、CPU負荷低減やバッファ蓄積量減少、イベント解除などになった場合に、配信レートの上昇を指示してハブ20からレコーダ30への配信レートを上げる。
図3は本実施形態のカメラシステムにおける映像配信時の動作を示すシーケンス図である。まず、レコーダ30は、起動または録画レート設定を契機として(ステップS11)、ハブ20に配信レートを通知する(ステップS12)。そして、カメラ1a〜1dに対してレート通知を行うとともに、映像データを要求する(ステップS13)。カメラ1a〜1dは、レコーダ30からのレート通知と映像データ要求を受けると、通知された配信レートで映像データを配信する(ステップS14)。
カメラ1a〜1dからハブ20に配信された映像データは、ハブ20の入力端子21a〜21dに入力されて入出力IF23を介して出力端子25から出力され、レコーダ30に配信される。そして、ハブ20からレコーダ30に配信された映像データは、レコーダ30の入力端子31に入力されて入出力IF32を介してバッファ33に一旦蓄積される。その後、バッファ33に蓄積された映像データは、HDD書込IF34を介してHDD35に記録される。
このように映像配信及び録画が行われているときに、レコーダ30は、状態監視部36によってCPU使用率、バッファ蓄積量、イベント発生などを監視することで、自装置の状態を監視する。この状態監視により通信負荷増を検出し(ステップS15)、映像データを受信しきれないと判断した場合、ハブ20に対して配信量を下げるように配信量制御通知を送信する(ステップS16)。この際、状態監視部36は、所定の制御条件に該当したことを検出すると、配信レートを下げさせる配信量制御通知を発行する。具体的には、(a)CPU39の使用率が80%を超えた場合、(b)バッファ33内の蓄積データ量が80%を超えた場合、(c)進入者検知などにより異常状態のアラーム発生のイベントが発生した場合に、配信量制御通知を出力する。この配信量制御通知は、入出力IF32を介してハブ20に送信され、ハブ20の入出力IF23を経由して通信制御部22に入力される。
ハブ20は、通信制御部22にてレコーダ30からレート減少の配信量制御通知を受けると、カメラ1a〜1dから配信された映像データをバッファ24に蓄積し、レコーダ30に対する映像データの配信レートを下げて配信する(ステップS17,S18)。これにより、レコーダ30への配信量を減らす制御をする。
その後、レコーダ30は、状態監視部36によってCPU使用率、バッファ蓄積量、イベント発生などを継続して監視し、この状態監視により通信負荷減を検出した場合(ステップS19)、ハブ20に対して配信量を元の状態に上げるように配信量制御通知を送信する(ステップS20)。この際、状態監視部36は、上記(a)〜(c)の制御条件が解除されて映像データの受信、記録の動作状態に余裕ができ、十分に映像データを受信できる状態に戻ったことを検出すると、配信レートを下げさせる配信量制御通知を発行する。この配信量制御通知は、入出力IF32を介してハブ20に送信され、ハブ20の入出力IF23を経由して通信制御部22に入力される。
ハブ20は、通信制御部22にてレコーダ30からレート増加の配信量制御通知を受けると、カメラ1a〜1dから配信された映像データのバッファ24への蓄積量を調整し、あるいはバッファ24に蓄積せずにそのままレコーダ30に出力し、レコーダ30に対する映像データの配信レートを元の状態に上げて配信する(ステップS21,S22)。これにより、レコーダ30への配信量を増やす制御をして元に戻す。
なお、上記の動作例では、最初にハブ20に配信レートのレート通知を行い、次にカメラ1a〜1dにレート通知を行っているが、通常状態ではカメラ1a〜1dのみにレート通知を行うようにしてもよい。
図4は本実施形態におけるハブ20による配信レートの制御を説明する図である。この図4では、ハブ20からレコーダ30への配信レートを、伝送するデータ量によって示している。図示例では、ハブ20は、時間t2においてレコーダ30からCPU負荷増等によりレート減少の配信量制御通知を受けると、レコーダ30に対して配信するデータ量を少なくして配信レートを下げる。そして、時間t3においてレコーダ30からCPU負荷減等によりレート増加の配信量制御通知を受けると、レコーダ30に対して配信するデータ量を多くして配信レートを上げる。この際、図中破線で示すレート最大値を超えないように配信量を調整する。これにより、状態に応じて適切な配信レートで映像データの配信、記録を行うことが可能になる。
上述したように、本実施形態では、カメラ1a〜1dからハブ20を介してレコーダ30へ映像データを配信するカメラシステムにおいて、レコーダ30においてデータの取りこぼしが発生することが予想される際に、ハブ20においてレコーダ30からの通知に応じて配信レートを下げ、ハブ20からレコーダ30への配信量を動的に制御することが可能である。このとき、レコーダ30は、所定の制御条件に該当することを検出した場合に、ハブ20に対して配信レートを下げるよう配信量制御通知を発行し、配信量を下げる指示を行う。ハブ20では、配信量制御通知に従ってバッファに一時保存するデータ量を調整してレコーダ30へ伝送する映像データの配信レートを下げる。これにより、レコーダ30の処理負荷が増加したり、装置や他の異常が発生した場合などにおいて、レコーダ30での映像データの取りこぼしを防止し、映像を漏れなく記録することができる。また、ハブ20がレコーダ30の処理負荷等の状態に合わせて動的に配信レートを制御することで、レコーダ30の不具合や処理能力などによる録画抜けのリスクを減少させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、レコーダの状態に応じてカメラからレコーダへの配信量を動的に調整可能とし、レコーダにおいて映像データの取りこぼしを防止でき、映像を漏れなく記録することが可能となる効果を有し、監視カメラシステム等に用いられ、ネットワークを介して接続されるレコーダ、カメラ等を含むカメラシステム、及びこのカメラシステムにおけるレコーダ及びハブ等として有用である。
本発明の実施形態に係るカメラシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係るカメラシステムの機能的構成を示すブロック図 本実施形態のカメラシステムにおける映像配信時の動作を示すシーケンス図 本実施形態におけるハブによる配信レートの制御を説明する図 従来のカメラシステムの概略構成を示す図 従来のカメラシステムにおける映像配信時のシーケンス図
符号の説明
1a,1b,1c,1d カメラ
20 ハブ
21a,21b,21c,21d 入力端子
22 通信制御部
23 入出力インターフェース
24 バッファ
25 出力端子
30 レコーダ
31 入力端子
32 入出力インターフェース
33 バッファ
34 HDD書込インターフェース
35 ハードディスク(HDD)
36 状態監視部
37 制御部
38 イベント検出部
39 CPU

Claims (5)

  1. カメラとレコーダとがネットワークを介して接続され、前記カメラで撮影された映像データをハブを経由して前記レコーダに配信するカメラシステムであって、
    前記レコーダは、
    前記ハブから配信される映像データを一時蓄積する記録用のバッファと、
    前記映像データを記録する記録部と、
    自装置の状態を監視して所定の制御条件に該当する場合は前記ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行する状態監視部とを備え、
    前記ハブは、
    前記レコーダに配信する映像データを一時蓄積するレート調整用のバッファと、
    前記レコーダからの配信量制御通知に基づき、前記レート調整用のバッファに蓄積するデータ量を調整して前記レコーダへの配信レートを制御する通信制御部とを備えるカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムであって、
    前記状態監視部は、前記所定の制御条件として、自装置のレコーダにおけるCPU使用率、前記記録用のバッファの蓄積量、当該カメラシステムにおけるイベント発生のうちの少なくとも一つを用いて、所定の状態になった場合に、前記ハブに対して配信レートを下げる配信量制御通知を発行するカメラシステム。
  3. 請求項2に記載のカメラシステムであって、
    前記状態監視部は、前記配信レートを下げる配信量制御通知を発行した後、前記所定の制御条件が解除された場合に、前記ハブに対して配信レートを元の状態に上げる配信量制御通知を発行するカメラシステム。
  4. カメラとレコーダとをネットワークを介して接続したカメラシステムに用いられ、前記カメラで撮影されハブを経由して配信される映像データを記録するレコーダであって、
    前記ハブから配信される映像データを一時蓄積する記録用のバッファと、
    前記映像データを記録する記録部と、
    自装置の状態を監視して所定の制御条件に該当する場合は前記ハブに対して配信レートを制御させる配信量制御通知を発行する状態監視部と、
    を備えるレコーダ。
  5. カメラとレコーダとをネットワークを介して接続したカメラシステムに用いられ、前記カメラで撮影された映像データを中継して前記レコーダに配信するハブであって、
    前記レコーダに配信する映像データを一時蓄積するレート調整用のバッファと、
    前記レコーダからの配信量制御通知を受けた場合に、この配信量制御通知に応じて、前記レート調整用のバッファに蓄積するデータ量を調整して前記レコーダへの配信レートを制御する通信制御部と、
    を備えるハブ。
JP2008200477A 2008-08-04 2008-08-04 カメラシステム、レコーダ及びハブ Withdrawn JP2010041274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200477A JP2010041274A (ja) 2008-08-04 2008-08-04 カメラシステム、レコーダ及びハブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008200477A JP2010041274A (ja) 2008-08-04 2008-08-04 カメラシステム、レコーダ及びハブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010041274A true JP2010041274A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42013364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008200477A Withdrawn JP2010041274A (ja) 2008-08-04 2008-08-04 カメラシステム、レコーダ及びハブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010041274A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015831A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Panasonic Corp 映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法
JP2012085156A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Mitsubishi Electric Corp 映像記録装置
WO2015083408A1 (ja) * 2013-12-02 2015-06-11 三菱電機株式会社 システム管理装置、システム管理方法、及びプログラム
JP2017005368A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三菱電機株式会社 ゲートウェイ装置、ネットワークシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015831A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Panasonic Corp 映像処理装置、映像処理システム及び映像処理方法
JP2012085156A (ja) * 2010-10-13 2012-04-26 Mitsubishi Electric Corp 映像記録装置
WO2015083408A1 (ja) * 2013-12-02 2015-06-11 三菱電機株式会社 システム管理装置、システム管理方法、及びプログラム
CN105765972A (zh) * 2013-12-02 2016-07-13 三菱电机株式会社 系统管理装置、系统管理方法和程序
GB2535913A (en) * 2013-12-02 2016-08-31 Mitsubishi Electric Corp System management device, system management method, and program
JPWO2015083408A1 (ja) * 2013-12-02 2017-03-16 三菱電機株式会社 システム管理装置、システム管理方法、及びプログラム
US9928880B2 (en) 2013-12-02 2018-03-27 Mitsubishi Electric Corporation System management device, system management method, and program
CN105765972B (zh) * 2013-12-02 2018-11-27 三菱电机株式会社 系统管理装置和系统管理方法
GB2535913B (en) * 2013-12-02 2020-01-08 Mitsubishi Electric Corp System management device, system management method, and program
JP2017005368A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 三菱電機株式会社 ゲートウェイ装置、ネットワークシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI530193B (zh) 視訊資料之內容知覺儲存
US20030117500A1 (en) Network video recording system
US20110187895A1 (en) Intelligent video compacting agent
JP5012902B2 (ja) 録画装置
TWI533684B (zh) 動態視訊儲存方法及網路安全監控裝置
JP2008263370A (ja) カメラ装置及び情報配信装置
JP2010041274A (ja) カメラシステム、レコーダ及びハブ
JP2010021920A (ja) カメラシステム及びレコーダ
JP4973381B2 (ja) 監視装置、監視方法及び監視システム
JP2010093665A (ja) ネットワーク監視カメラシステム
JP6129340B2 (ja) システム管理装置、システム管理方法、及びプログラム
JP2007235914A (ja) デジタル映像監視システム
JP5323508B2 (ja) 監視カメラ装置
JP2011199737A (ja) 監視映像記録装置、監視映像記録方法およびプログラム
JP4442571B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5061312B2 (ja) 監視システム
JP2006121362A (ja) 画像記録装置
JP4893359B2 (ja) 映像記録制御システム
JP4382739B2 (ja) 監視システム
JP4522835B2 (ja) 画像伝送装置及び画像監視システム
JP6239256B2 (ja) 映像監視システム及びデコーダ
JP2008262024A (ja) 画像処理装置
JP2008294755A (ja) 映像記録装置
KR20050122380A (ko) Dvr 시스템과 원격 pc간 보안 감시영상 데이터백업방법
JP2007235225A (ja) 映像蓄積装置及び映像蓄積方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20111004