JP2010041210A - 信号送信装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高いS/Nを有する高品質な、広帯域光マルチキャリア信号をリアルタイムに生成して送信する。
【解決手段】マルチキャリア変調部5−i〜nでは、パラレル変換された入力信号それぞれについて、サブキャリアへの変調を行い、オーバーサンプリングとなるように帯域外の周波数に0の周波数成分を挿入した後、逆フーリエ変換を施し、同期したアナログ信号に変換し、さらに、アナログ信号の周波数帯域の中心周波数が、サブキャリア群の周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換した後に、サブキャリア群の周波数帯域の信号を抽出して干渉部分を除去したサブキャリア群のマルチキャリア信号を生成する。これらシリアルに生成されたサブキャリア群のマルチキャリア信号は合成され、光分波部3により分波された多波長光源1の光キャリアにより変調される。光合波部9は、位相調整部7−i〜nにより光路長差が補正された光マルチキャリア信号を合波する。
【選択図】図5

Description

本発明は、マルチキャリア信号の信号送信装置及び方法に関する。
従来、高速フーリエ変換などの信号処理によって、電気領域でマルチキャリア信号を生成し、光直交変調器(光IQ変調器)を用いて光の周波数に周波数変換を行っていた(例えば、非特許文献1参照)。
W. Shieh, X. Yi, Y. Ma, and Y. Tang, "Theoretical and experimental study on PMD-supported transmission using polarization diversity in coherent optical OFDM systems," Opt. Express vol.15, no.16 9936-9947, 2007 T. Kobayashi, A. Sano, E. Yamada, Y. Miyamoto, H. Takara and A. Takada, "Electro-optically multiplexed 110 Gbit/s optical OFDM signal transmission over 80 km SMF without dispersion compensation", Electronics Letters, Vol.44, no.3 pp. 225-226, January, 2008
近年、光通信のような広帯域伝送においてマルチキャリアを用いることが検討されている。しかし、従来の技術では、サブキャリア毎に変調を行った後に一括して逆フーリエ変換を行っていたため、変調回路・逆フーリエ変換・GI(ガードインターバル)挿入回路の処理速度や、D/A(デジタル/アナログ)コンバータ・周波数変換回路の動作速度によってデータレートが制限されてしまい、それ以上に高速な処理をリアルタイムに行うことはできなかった。
そこで、伝送帯域を分割して複数のサブキャリア群に分け、複数の高速逆フーリエ変換器を用いて変調信号を生成することが考えられるが、このような方法では、周波数変換した後に他サブキャリアへの干渉が生じてしまい、伝送品質の劣化を招いてしまう。また干渉を避けるためにはサブキャリア群の周波数間隔を十分離す必要があり、周波数利用効率が低下する。また、非特許文献2に記載の技術のように、多波長光源を用いる構成の場合、多波長光源で発生させる光のキャリアの数と各キャリアの光SNR(Signal vs. Noise Ratio:信号対雑音比、S/N)とはトレードオフの関係にある。そのため、高速のマルチキャリア信号を合成するときに、合成されたマルチキャリア信号のS/Nが低くなるという問題もある。
図17は、送信キャリア数と光SNRの関係を示す図である。同図に示すように、送信キャリアの数が多くなるに従って、光SNRは低下している。つまり、多波長光源の送信キャリア数を少なくできれば、光SNRを大きくできるため、長距離伝送が可能となる。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、高いS/Nを有する高品質な、広帯域光マルチキャリア信号をリアルタイムに生成して送信する信号送信装置及び方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、位相がそろった異なる周波数の連続光を発生する多波長光源と、前記多波長光源から発生させた光キャリアを分波する光分波部と、前記光分波部により分波された、自身に対応する光キャリアを用いて光マルチキャリア信号を生成する複数のマルチキャリア変調部と、前記複数のマルチキャリア変調部により生成された光マルチキャリア信号を合波し、出力する光合波部とを備え、前記マルチキャリア変調部は、入力信号を複数のパラレル信号へ変換するシリアルパラレル変換部と、それぞれがマルチキャリア信号のサブキャリア群に対応し、前記複数のパラレル信号に対して、自身に対応するサブキャリア群の信号を生成する複数の処理部と、前記複数の処理部によって生成された各サブキャリア群の信号を合成してマルチキャリア信号を生成する合成部と、前記光分波部により分波された、当該マルチキャリア変調部に対応する光キャリアにより、前記合成部により生成された電気のマルチキャリア信号を変調して光信号のマルチキャリア信号を生成し、出力する光変調部とを備え、前記複数の各処理部は、各パラレル信号をサブキャリアへ変調する入力信号変調部と、前記入力信号変調部によって変調された信号の周波数帯域外の周波数に0の周波数成分を挿入するゼロ挿入部と、前記ゼロ挿入部により0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換が行われた信号を、他の処理部と同期したアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換部と、前記デジタルアナログ変換部によりアナログ信号に変換された信号を、当該信号の周波数帯域の中心周波数が、当該処理部に対応するサブキャリア群の周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する周波数変換部と、前記周波数変換部により周波数変換された信号から、当該処理部に対応するサブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出するバンドパスフィルタとを備え、前記合成部は、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号を合成して前記マルチキャリア信号を生成する、ことを特徴とする信号送信装置である。
また、本発明は、上述した信号送信装置であって、前記複数のマルチキャリア変調部それぞれに対応し、自身に対応するマルチキャリア変調部によって生成された光マルチキャリア信号の光路長差を補正する複数の位相調整部をさらに備え、前記光合波部は、前記複数の位相調整部により光路長差が補正された光マルチキャリア信号を合波し、出力する、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述した信号送信装置であって、前記複数の各処理部は、逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換された信号にガードインターバルを挿入するガードインターバル挿入部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述した信号送信装置であって、前記複数の各処理部は、前記ガードインターバル挿入部によりガードインターバルが挿入された信号のフーリエ変換ブロック間のつなぎ目にスムージング処理を行うスムージング部をさらに備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、上述した信号送信装置であって、前記光変調部は、前記合成部によって生成されたマルチキャリア信号のI成分及びQ成分の信号を駆動信号として光信号のマルチキャリア信号を生成することを特徴とする。
上記課題を解決するため、本発明は、マルチキャリア信号を送信する信号送信装置に用いられる信号送信方法であって、光分波部が、多波長光源が発生させた位相がそろった光キャリアを分波する光分波過程と、複数のマルチキャリア変調部が、前記光分波過程において分波された、自身に対応する光キャリアを用いて光マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア変調過程と、光合波部が、前記マルチキャリア変調過程において複数の前記マルチキャリア変調部により生成された光マルチキャリア信号を合波し、出力する光合波過程とを有し、前記複数のマルチキャリア変調部によるマルチキャリア変調過程は、シリアルパラレル変換部が、入力信号を複数のパラレル信号へ変換するシリアルパラレル変換過程と、マルチキャリア信号のサブキャリア群それぞれに対応する複数の処理部が、前記複数のパラレル信号に対して、自身に対応するサブキャリア群の信号を生成する信号処理過程と、合成部が、前記信号処理過程において前記複数の処理部により生成された各サブキャリア群の信号を合成してマルチキャリア信号を生成する合成過程と、光変調部が、前記光分波過程において分波された、当該マルチキャリア変調部に対応する光キャリア信号により、前記合成過程において生成された電気のマルチキャリア信号を変調して光信号のマルチキャリア信号を生成し、出力する光変調過程とを有し、前記複数の各処理部による処理過程は、入力信号変調部が、各パラレル信号をサブキャリアへ変調する入力信号変調過程と、ゼロ挿入部が、前記入力信号変調過程において変調された信号の周波数帯域外の周波数に0の周波数成分を挿入するゼロ挿入過程と、逆フーリエ変換部が、前記ゼロ挿入過程において0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換過程と、デジタルアナログ変換部が、前記逆フーリエ変換過程において逆フーリエ変換された信号を、他の処理部と同期したアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換過程と、周波数変換部が、前記デジタルアナログ変換過程においてアナログ信号に変換された信号を、当該信号の周波数帯域の中心周波数が、当該処理部に対応するサブキャリア群の周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する周波数変過程と、バンドパスフィルタが、前記周波数変換過程において周波数変換された信号から、当該処理部に対応するサブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出する抽出過程とを有し、前記合成過程においては、前記合成部が、前記抽出過程において抽出された信号を合成して前記マルチキャリア信号を生成する、ことを特徴とする信号送信方法である。
本発明によれば、デジタルアナログ変換器の帯域や分解能、デジタル信号処理回路の演算速度などの電気回路の速度や、光変調回路の帯域に制限されず、また、OFDMなどのマルチキャリア信号と多波長光源の組み合わせによって、多波長光源により発生させるキャリア数を抑えて高いS/Nを有する光キャリアを使用し、高速な広帯域の光マルチキャリア信号を合成することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による信号送信装置の構成を示すブロック図である。同図において、信号送信装置は、固定の周波数間隔にて複数の光キャリアを発生させる多波長光源1と、多波長光源1から発せられた波長λi(i=1〜n)の光キャリアを各波長ごとに分波する光分波部3と、光キャリアλiに対応し、電気のマルチキャリア信号を光キャリアλiに重畳するマルチキャリア変調部5−iと、マルチキャリア変調部5−iにより変調されたマルチキャリア信号の光路長差を補正する位相調整部7−iと、位相調整部7−iにより光路長差が補正されたマルチキャリア信号を合波し、出力する光合波部9からなる。なお、マルチキャリア信号には、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)信号を用いることができる。
多波長光源1により生成される光キャリア群は、各々の位相が高い精度で同期しており、各周波数に分波し変調をかけた後、合波しても各キャリアの位相が高い精度で同期を保っているため、ブロック間の位相雑音が低く、広帯域なマルチキャリア信号を生成できる。従来は、マルチキャリア変調部の演算回路やD/A(デジタル/アナログ)変換器、増幅器の動作速度などの要因により、高速なマルチキャリア信号を合成するためには多波長光源で発生させる光のキャリア数を増やす必要があった。本実施形態ではマルチキャリア変調部5−iにおいて電気回路による多重を行うため、従来技術よりも多波長光源で発生させる波長数を抑えることができ、送信マルチキャリア信号のS/N比を良好なものにすることができる。
以下に、多波長光源1の構成について説明する。多波長光源1は、(1)〜(5)のように構成することができる。
(1)強度変調器を用いた構成;
多波長光源1として、マッハツェンダー型光変調器を用い、バイアス点ミニマムで正弦波駆動する。光源から出力され、マッハツェンダー型光変調器に入力される光の周波数をfc、マッハツェンダー型変調器を駆動する正弦波の周波数をΔfとすると、マッハツェンダー型変調器から出力される光キャリアs(t)は、以下のようになる。つまり、光源から出力された周波数fcの光は、周波数fcを中心とした側波帯fc+Δf、fc−Δfのバンドに変調される。
s(t)=cos(2πfct)×cos(2πΔft)
=cos(2π(fc+Δf)t)+cos(2π(fc−Δf)t)
(2)位相変調器を用いた構成;
多波長光源1として、光の位相変調器を用い、当該位相変調器を正弦波駆動する。光源の周波数をfc、位相変調器の駆動周波数をΔfとすると、位相変調器により、周波数fc,fc+Δf,fc−Δfの3つのキャリアが生成できる。また、変調指数を変化させれば、周波数fcを中心にn本の光キャリアを生成することができる。
(3)強度変調器及び位相変調器を用いた構成;
図2は、多波長光源1を、強度変調器及び位相変調器を用いて構成した場合の例を示している。同図において、光マッハツェンダー型光変調器などの強度変調器(IM)12は、周波数Δfの正弦波により駆動され、光源11からの光を変調し、2本の光キャリアを生成する。位相変調器(PM)13は、強度変調器12から出力された2本の光キャリアを周波数Δfにより位相変調して、各光キャリアから3本のキャリアを生成する。
(4)高非線形ファイバを用いた構成;
図3は、多波長光源1を、高非線形ファイバを用いて構成した場合の例を示している。同図においては、複数の波長で位相をそろえて同時に発振させるモード同期レーザー16からの光キャリアを、光増幅器17により増幅し、高非線形ファイバ18内で、非線形光学効果である自己位相変調を発生させ、モード同期レーザー16から出力された複数の波長の光を種光として、さらに多くの光キャリアを生成する。
(5)位相変調器と分散媒質を用いた構成;
図4に、多波長光源1を位相変調器と分散媒質により構成した場合の例を示している。
同図において、位相変調器22は、光源21からの光キャリアを周波数Δfの正弦波により位相変調し、分散付加部23は、分散媒質により、位相変調器22から出力された光キャリアに分散を付加し、さらに、位相変調器25は、位相シフタ24により位相が調整された周波数Δfの正弦波により、分散付加部23から出力された光キャリアを変調する。
次に、マルチキャリア変調部5−iの構成について説明する。
図5は、図1に示すマルチキャリア変調部5−i(i=1〜n)の詳細な構成を示すブロック図である。なお、ここでは、多波長光源1として、上記の(3)のように、強度変調器及び位相変調器を用いた場合を例にしている。
同図において、S/P(シリアルパラレル)変換回路51−iは、入力されたバイナリデータの入力信号をパラレル信号に変換して変調回路52−i−j(j=1〜k)へ出力する。変調回路52−i−jはそれぞれ、光キャリアλiに対応したマルチキャリア信号のサブキャリアを所定数毎にまとめたサブキャリア群に対応しており、所定の変調方式により、S/P変換回路51−iから入力された信号をサブキャリアに変調する。なお、以下では、変調回路52−i−jそれぞれに対応したサブキャリア群をそれぞれサブキャリア群ijと記載する。このサブキャリア群i1〜ikは、光キャリアλiに対応する。
0挿入回路53−i−jは、変調回路52−i−jにより変調された信号の周波数帯域の外の周波数帯域に0の周波数成分を挿入する。逆フーリエ変換回路54−i−jは、0挿入回路53−i−jにより0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う。GI(ガードインターバル)挿入回路55−i−jは、逆フーリエ変換回路54−i−jによって逆フーリエ変換された信号にガードインターバルを挿入する。スムージング回路56−i−jは、フーリエ変換ブロック間のつなぎ目に対して、デジタル信号処理によりスムージングをかける。D/A変換回路57−i−jは、共通クロック61によるクロックを用いて、デジタル信号を同期したアナログ信号に変換する。なお、共通クロック61は、強度変調器12及び位相変調器13へもクロックを出力し、同期をとっている。
周波数変換回路58−i−jは、局部発振器62からの発振信号を用いて、アナログ信号の周波数を変換する。この局部発振器62は、強度変調器12及び位相変調器13へも発信信号を入力しており、同期がとられている。周波数変換回路58−i−jが、アナログ信号の周波数を変換する際、D/A変換回路57−i−jから出力されたアナログ信号の周波数帯域において中心となる周波数(以下、周波数帯域において中心となる周波数を「周波数帯域の中心周波数」と記載)が、サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように、周波数変換を行う。BPF(バンドパスフィルタ)59−i−jは、周波数変換された信号から、サブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出する。合成回路60−iは、BPF59−i−1〜59−i−kそれぞれから出力されたサブキャリア群i1〜ikを合成して広帯域マルチキャリア信号のベースバンド信号を生成し、出力する。光変調器63−iは、光分波部3から出力された光キャリアλiに、合成回路60−iから出力された電気のマルチキャリア信号をのせて光マルチキャリア信号を生成する。
次に、上述したマルチキャリア変調部5−i(i=1〜n)を用いた場合の信号処理について説明する。まず、S/P変換回路51−iは、送信データとして入力されたバイナリ信号を、シリアル信号から所定のデータ長のパラレル信号に変換して、変調回路52−i−1〜52−i−kへ出力する。変調回路52−i−j(j=1〜k)は、所定の変調方式、例えば、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、64QAM、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)等によりS/P変換回路51−iから入力されたデータの変調を行い、サブキャリア群ijのサブキャリアのうち、データに割り当てられたサブキャリアにマッピングして0挿入回路53−i−jに出力する。具体的には、データに割り当てられたサブキャリア毎に、同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とからなる信号を出力する。また、データとして割り当てられていないサブキャリアに固定のI成分とQ成分の信号を出力することもできる。データや固定の信号を割り当てるサブキャリアは、例えばサブキャリア群ijの内側に設定することもでき、また、サブキャリア群ijの外側の周波数帯域に対応する一つもしくは複数のサブキャリアには信号を割り当てないようにすることができる。また、受信側においてサブキャリア群ijを複数のブロックに分割して信号処理を行う場合には、サブキャリア群ijの外側の周波数帯域に対応する一つもしくは複数のサブキャリアと、分割したブロックの外側の周波数帯域に対応する一つもしくは複数のサブキャリアに信号を割り当てないようにすることができる。また、サブキャリア群ijの中心周波数帯域に対応する一つもしくは複数のサブキャリア、または、分割したブロックの中心周波数帯域に対応する一つもしくは複数のサブキャリアに信号を割り当てないようにすることができる。
0挿入回路53−i−jは、変調回路52−i−jによってデータや信号が出力されていないサブキャリアに0の周波数成分を挿入し、逆フーリエ変換回路54−i−jへ出力する。図6は、サブキャリア群ijの外側に対応する周波数帯域に信号を割り当てない場合における、0挿入回路53−i−jの出力を示す図である。同図において、変調回路52−i−jから入力されたサブキャリア群ijの送信シンボルの外の周波数帯域には0が挿入されている。また、予め全てのサブキャリアに0を指定しておき、変調回路52−i−jにより対応するサブキャリアに信号を出力することで、この0挿入回路53−i−jを介さずに同様の効果を得ることもできる。
逆フーリエ変換回路54−i−jは、0挿入回路53−i−jから入力されたデータに逆フーリエ変換を施すことにより、周波数領域でマッピングされた伝送信号を時間領域の信号に変換して、マルチキャリア信号への変調を行う。これにより、各サブキャリア群ijでは、0が挿入された信号系列に逆フーリエ変換を動作させる。
GI挿入回路55−i−jは、逆フーリエ変換回路54−i−jから入力された信号に対して、ガードインターバルを挿入する。
図7は、GI挿入回路55−i−jにおけるガードインターバル挿入方法を示す図である。GI挿入回路55−i−jは、本来のマルチキャリア信号1シンボル分であるフーリエ変換ブロックの後半の一部分と同じ信号を、ガードインターバルとして当該フーリエ変換ブロックの前半に付加する。
スムージング回路56−i−jは、GI挿入回路55−i−jから入力された信号のフーリエ変換ブロック間のつなぎ目に対して、デジタル信号処理によりスムージングをかけ、D/A変換回路57−i−jに出力する。
図8は、スムージング回路56−i−jにおけるスムージング処理を示す図である。単純にフーリエ変換ブロックを連続して並べた場合、フーリエ変換ブロック間は信号が不連続となってしまう。そこで、スムージング回路56−i−jは、フーリエ変換ブロック間のつなぎ目が滑らかに変化するよう処理し、急峻な周波数成分の存在を除去する。
D/A変換回路57−i−jは、共通クロック61によるクロックを用いて、スムージング回路56−i−jから入力されたデジタル信号を、他のD/A変換回路57−i−jのものと同期したアナログ信号に変換し、周波数変換回路58−i−jに出力する。周波数変換回路58−i−jは、局部発振器62からの発振信号を用いて、D/A変換回路57−i−jから入力されたサブキャリア群ijのアナログ信号の周波数帯域を、周波数帯域fijに周波数変換し、BPF59−i−jに出力する。この周波数帯域fijの中心周波数は、サブキャリア群ijが使用する周波数帯域の中心周波数と一致しており、つまり、周波数変換回路58−i−jは、入力されたアナログ信号の周波数帯域の中心周波数が、サブキャリア群ijの周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する。
図9は、周波数変換回路58−1−1における周波数変換を示す図である。同図において、周波数変換回路58−1−1は、D/A変換回路57−1−1から出力された信号を、周波数帯域f11に周波数変換している。なお、周波数帯域fijは、当該周波数帯域fijの一部(後述する周波数帯域δfijの一部または全部)が、隣接する周波数帯域fi(j−1)、fi(j+1)と重なるように連続した周波数帯域である。
BPF59−i−jは、周波数変換された周波数帯域fijの信号から、サブキャリア群ijの周波数帯域に対応した周波数帯域Δfijの信号を抽出するが、このとき、周波数帯域Δfijに隣接する周波数帯域δfij分の信号も抽出される。
図10は、BPF59−1−1における処理を示す図である。同図において、BPF59−1−1は、周波数帯域f11の信号から、周波数帯域Δf11の信号を抽出しているが、BPF59−1−1が周波数帯域Δf11を抽出する際、その周波数帯域Δf11に隣接する周波数帯域δf11の信号が同時に抽出されてしまう。しかし、周波数帯域Δf11の外側部分は、0挿入回路53−1−1により0挿入が行われた周波数部分に相当するため、実現困難な急峻な(δf11が0に近い)BPFを用いることなく、サブキャリア群ijの周波数帯域の外側からの干渉を除去し、逆フーリエ変換の動作クロックを落とすことが可能となる。
合成回路60−iは、BPF59−i−1〜59−i−kそれぞれから出力されたサブキャリア群i1〜ikを合成した信号を生成し、出力する。
図11は、合成回路60−1からの出力を示す図である。同図に示すように、合成回路60−1は、BPF59−1−1〜59−1−kそれぞれから出力された、周波数帯域f11〜f1kまでのサブキャリア群11〜1kを合成し、電気の広帯域マルチキャリア信号を生成する。
光変調器63−iは、光分波部3から分波された周波数λiの光キャリアに、合成回路60−iから出力された電気のマルチキャリア信号をのせて光マルチキャリア信号を生成する。例えば、マッハツェンダー型変調器に合成回路60−iの出力を入力することにより、周波数λiを中心としたDSB(ダブルサイドバンド)の光マルチキャリア信号を生成した後、光BPF(バンドパスフィルタ)によりSSB(シングルサイドバンド)化する。また、合成回路60−iの出力を光直交変調器のIch駆動信号とし、合成回路60−iの出力のヒルベルト変換をQchの駆動信号とすることで、光BPFを用いずにSSB化することができる。
位相調整部7−iは、光変調器63−iから出力されたマルチキャリア信号の位相を調整して出力し、光合波部9は、位相調整部7−1〜7−nから出力された光マルチキャリア信号を合成し、出力する。
図12は、光合波部9からの出力を示す図である。同図に示すように、光合波部9から出力されるマルチキャリア信号は、光キャリアλ1〜λnを変調した光マルチキャリア信号を並べたものとなる。同図においては、各光キャリアがλiを用いて変調された周波数帯域fi1〜fikのkが3の場合を例にしている。
なお、0挿入回路53−i−jは、変調回路52−i−jにより該当する周波数帯域に0の周波数成分を挿入しているが、略0の値であって、逆離散フーリエ変換時に信号成分に対して影響を与えない値の周波数成分を挿入することでもよい。
次に、他のマルチキャリア変調部5−iの構成について説明する。
図13は、他のマルチキャリア変調部5−iの構成を示すブロック図であり、図5に示す構成と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図5に示すマルチキャリア変調部5−iでは、合成回路60−iから出力された電気のマルチキャリア信号を光変調器63−iの駆動信号としているが、図14に示すマルチキャリア変調部5−iでは、Ich信号及びQch信号を光変調器63−iへ出力する点が異なる。
同図において、スムージング回路56−i−jまでのデジタル信号処理部では、図5に示すマルチキャリア変調部5−iと同様に、複素信号によって演算を行っている。そこで、図13に示すマルチキャリア変調部5−iのD/A変換回路57a−i−jは、アナログの複素信号(Ich、Qch)を出力する。これにより、合成回路60a−iからは、図5に示すマルチキャリア変調部5−iが出力する信号のIch信号及びQch信号が出力されることになる。
図14は、さらに他のマルチキャリア変調部5−iの構成を示すブロック図である。同図において、GI挿入回路55−i−jまでのデジタル信号処理部は、図5に示すマルチキャリア変調部5−iの構成と同様である。図14に示すスムージング回路56a−i−jは、図5に示すマルチキャリア変調部5−iのスムージング回路56−i−jと同様の処理を行うが、D/A変換回路への出力を、Ich、Qchに分けて出力しており、IchはD/A変換回路57b−i−jへ、QchはD/A変換回路57c−i−jへ出力される。そして、D/A変換回路57b−i−j、周波数変換回路58b−i−j、BPF59b−i−j、合成回路60b−iはIchについて、D/A変換回路57c−i−j、周波数変換回路58c−i−j、BPF59c−i−j、合成回路60c−iはQchについて、図5に示すマルチキャリア変調部5−iのD/A変換回路57−i−j、周波数変換回路58−i−j、BPF59−i−j、合成回路60−iと同様の処理を行う。このように、スムージング回路56a−i−jから以降の回路を、Ich、Qchで分けて処理することで、D/A変換回路のクロック数を下げることができる。
図15は、図13または図14に示すマルチキャリア変調部5−iの光変調器63a−iの構成を示す図である。同図に示すように、光変調器63a−iは、マッハツェンダー型変調器を並列に並べ、それぞれに合成回路60a−i、または、合成回路60b−i及び60c−iから出力されるIch駆動信号、Qch駆動信号を入力する。そして、Qch信号が入力される片方の枝に位相シフトπ/2を与えることにより、光のsin(Qch)、cos(Ich)の波に変調を与えることができる。
図16は、光変調器63a−iから出力される光マルチキャリア信号のスペクトルを示す図である。合成回路60a−i、または、合成回路60b−i及び60c−iから出力されたIch信号及びQch信号により光変調器63a−iを駆動することで、図16に示すスペクトル遷移に示されるように、光源の周波数λiを中心とした、広帯域な光マルチキャリア信号を生成できる。このとき、光変調器63a−iのバイアス点をNULL点とすれば光キャリアを抑制できる。本構成の場合、強度変調器を用いる構成と比べて、帯域の利用効率が上昇する。
上述した図5、図13及び図14の逆フーリエ変換回路54−i−j、及び、GI挿入回路55−i−jは、それぞれ各サブキャリア群で異なる逆フーリエ変換ポイント数、ガードインターバル長にすることもできる。
また、図5、図13及び図14の共通クロック61、局部発振器62は、マルチキャリア変調部5−1〜5−nで共通のものを用いているが、共通せずに、マルチキャリア変調部5−i、あるいは、サブキャリア群ijで異なるクロック、局部発振器を用いてもよい。
また、図5及び図13の周波数変換回路58−i−j、ならびに、図14の周波数変換回路58b−i及び58c−iでは、サブキャリア群毎で周波数変換が行われた後、予め設定している全サブキャリア共通の電力の目標値にレベル調整し、全サブキャリアの信号電力を一定にすることで全サブキャリアの伝送品質を同じにすることもできる。
本実施の形態によれば、デジタルアナログ変換器の帯域や分解能、デジタル信号処理回路の演算速度などの電気回路の速度や、光変調回路の帯域に制限されず、また、多波長光源により発生させるキャリア数を抑えて高いS/Nを有する光キャリアを使用し、高速な広帯域の光マルチキャリア信号を合成することができる。
本発明の一実施形態における信号送信装置である。 同実施形態による多波長光源の構成を示すブロック図である。 同実施形態による多波長光源の他の構成を示すブロック図である。 同実施形態による多波長光源のさらに他の構成を示すブロック図である。 同実施形態によるマルチキャリア変調部の構成を示すブロック図である。 同実施形態による0挿入回路の出力を示す図である。 同実施形態によるGI挿入回路の出力を示す図である。 同実施形態によるスムージング回路の出力を示す図である。 同実施形態による周波数変換回路の出力を示す図である。 同実施形態によるBPFの処理を示す図である。 同実施形態による合成回路の出力を示す図である。 同実施形態による光合波部からの出力を示す図である。 同実施形態による周波数変換回路の他の構成を示すブロック図である。 同実施形態による周波数変換回路のさらに他の構成を示すブロック図である。 同実施形態による光変調器の構成を示すブロック図である。 同実施形態による光変調器からの出力を示す図である。 送信キャリア数と光S/Nの関係を示す図である。
符号の説明
1…多波長光源
3…光分波部
5−1〜5−n…マルチキャリア変調部
7−1〜7−n…位相調整部
9…光合波部
51−i…S/P変換回路(シリアルパラレル変換部)
52−i−1〜52−i−k…変調回路(入力信号変調部)
53−i−1〜53−i−k…0挿入回路(ゼロ挿入部)
54−i−1〜54−i−k…逆フーリエ変換回路(逆フーリエ変換部)
55−i−1〜55−i−k…GI挿入回路(ガードインターバル挿入部)
56−i−1〜56−i−k、56a−i−1〜56a−i−k…スムージング回路(スムージング部)
57−i−1〜57−i−k、57a−i−1〜57a−i−k、57b−i−1〜57b−i−k、57c−i−1〜57c−i−k…D/A変換回路(デジタルアナログ変換部)
58−i−1〜58−i−k、58b−i−1〜58b−i−k、58c−i−1〜58c−i−k…周波数変換回路(周波数変換部)
59−i−1〜59−i−k、59b−i−1〜59b−i−k、59c−i−1〜59c−i−k…BPF(バンドパスフィルタ)
60−i、60a−i、60b−i、60c−i…合成回路(合成部)
61…共通クロック
62…局部発振器
63−i、63a−i、63b−i、63c−i…光変調器(光変調部)

Claims (6)

  1. 位相がそろった異なる周波数の連続光を発生する多波長光源と、
    前記多波長光源から発生させた光キャリアを分波する光分波部と、
    前記光分波部により分波された、自身に対応する光キャリアを用いて光マルチキャリア信号を生成する複数のマルチキャリア変調部と、
    前記複数のマルチキャリア変調部により生成された光マルチキャリア信号を合波し、出力する光合波部とを備え、
    前記マルチキャリア変調部は、
    入力信号を複数のパラレル信号へ変換するシリアルパラレル変換部と、
    それぞれがマルチキャリア信号のサブキャリア群に対応し、前記複数のパラレル信号に対して、自身に対応するサブキャリア群の信号を生成する複数の処理部と、
    前記複数の処理部によって生成された各サブキャリア群の信号を合成してマルチキャリア信号を生成する合成部と、
    前記光分波部により分波された、当該マルチキャリア変調部に対応する光キャリアにより、前記合成部により生成された電気のマルチキャリア信号を変調して光信号のマルチキャリア信号を生成し、出力する光変調部とを備え、
    前記複数の各処理部は、
    各パラレル信号をサブキャリアへ変調する入力信号変調部と、
    前記入力信号変調部によって変調された信号の周波数帯域外の周波数に0の周波数成分を挿入するゼロ挿入部と、
    前記ゼロ挿入部により0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換部と、
    前記逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換が行われた信号を、他の処理部と同期したアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換部と、
    前記デジタルアナログ変換部によりアナログ信号に変換された信号を、当該信号の周波数帯域の中心周波数が、当該処理部に対応するサブキャリア群の周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する周波数変換部と、
    前記周波数変換部により周波数変換された信号から、当該処理部に対応するサブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出するバンドパスフィルタとを備え、
    前記合成部は、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号を合成して前記マルチキャリア信号を生成する、
    ことを特徴とする信号送信装置。
  2. 前記複数のマルチキャリア変調部それぞれに対応し、自身に対応するマルチキャリア変調部によって生成された光マルチキャリア信号の光路長差を補正する複数の位相調整部をさらに備え、
    前記光合波部は、前記複数の位相調整部により光路長差が補正された光マルチキャリア信号を合波し、出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号送信装置。
  3. 前記複数の各処理部は、
    逆フーリエ変換部により逆フーリエ変換された信号にガードインターバルを挿入するガードインターバル挿入部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の信号送信装置。
  4. 前記複数の各処理部は、
    前記ガードインターバル挿入部によりガードインターバルが挿入された信号のフーリエ変換ブロック間のつなぎ目にスムージング処理を行うスムージング部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載の信号送信装置。
  5. 前記光変調部は、前記合成部によって生成されたマルチキャリア信号のI成分及びQ成分の信号を駆動信号として光信号のマルチキャリア信号を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載の信号送信装置。
  6. マルチキャリア信号を送信する信号送信装置に用いられる信号送信方法であって、
    光分波部が、多波長光源が発生させた位相がそろった光キャリアを分波する光分波過程と、
    複数のマルチキャリア変調部が、前記光分波過程において分波された、自身に対応する光キャリアを用いて光マルチキャリア信号を生成するマルチキャリア変調過程と、
    光合波部が、前記マルチキャリア変調過程において複数の前記マルチキャリア変調部により生成された光マルチキャリア信号を合波し、出力する光合波過程とを有し、
    前記複数のマルチキャリア変調部によるマルチキャリア変調過程は、
    シリアルパラレル変換部が、入力信号を複数のパラレル信号へ変換するシリアルパラレル変換過程と、
    マルチキャリア信号のサブキャリア群それぞれに対応する複数の処理部が、前記複数のパラレル信号に対して、自身に対応するサブキャリア群の信号を生成する信号処理過程と、
    合成部が、前記信号処理過程において前記複数の処理部により生成された各サブキャリア群の信号を合成してマルチキャリア信号を生成する合成過程と、
    光変調部が、前記光分波過程において分波された、当該マルチキャリア変調部に対応する光キャリア信号により、前記合成過程において生成された電気のマルチキャリア信号を変調して光信号のマルチキャリア信号を生成し、出力する光変調過程とを有し、
    前記複数の各処理部による処理過程は、
    入力信号変調部が、各パラレル信号をサブキャリアへ変調する入力信号変調過程と、
    ゼロ挿入部が、前記入力信号変調過程において変調された信号の周波数帯域外の周波数に0の周波数成分を挿入するゼロ挿入過程と、
    逆フーリエ変換部が、前記ゼロ挿入過程において0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う逆フーリエ変換過程と、
    デジタルアナログ変換部が、前記逆フーリエ変換過程において逆フーリエ変換された信号を、他の処理部と同期したアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換過程と、
    周波数変換部が、前記デジタルアナログ変換過程においてアナログ信号に変換された信号を、当該信号の周波数帯域の中心周波数が、当該処理部に対応するサブキャリア群の周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する周波数変過程と、
    バンドパスフィルタが、前記周波数変換過程において周波数変換された信号から、当該処理部に対応するサブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出する抽出過程とを有し、
    前記合成過程においては、前記合成部が、前記抽出過程において抽出された信号を合成して前記マルチキャリア信号を生成する、
    ことを特徴とする信号送信方法。
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