JP2010045672A - 信号受信装置及び方法 - Google Patents

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浩一 石原
Takayuki Kobayashi
孝行 小林
Taiji Takatori
泰司 鷹取
Riichi Kudo
理一 工藤
Munehiro Matsui
宗大 松井
Kazuyasu Okada
一泰 岡田
Akihide Sano
明秀 佐野
Hidekazu Yamada
英一 山田
Etsushi Yamazaki
悦史 山崎
Yutaka Miyamoto
宮本  裕
Hideyuki Nosaka
秀之 野坂
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Abstract

【課題】マルチキャリア信号の受信装置において、隣接チャネルの信号の干渉成分を除去するとともに、伝送効率を向上する。
【解決手段】復調器が、受信した広帯域マルチキャリア信号を分岐回路により複数に分岐し、抽出する周波数帯が異なるBPFにより複数のサブキャリア群に分ける。各サブキャリア群では、受信信号に対し、直前のフーリエ変換ウィンドウと一部が重複するよう、S個ずつ先頭位置をシフトさせながらフーリエ変換ウィンドウを設定してフーリエ変換を行い、等化、逆フーリエ変換及び周波数領域等化を行った後、信号の先頭および末尾を削除して干渉の影響が小さい中心の残りの信号のみを選択してフーリエ変換し、サブキャリア群の復調対象信号を抽出して復調する。各周波数帯について復調された信号をパラレル/シリアル変換し、送信データを得る。
【選択図】図14

Description

本発明は、マルチキャリア信号の信号受信装置及び方法に関する。
従来、マルチキャリアを用いた通信システムにおける無線受信装置では、受信信号に対してフーリエ変換を行い、各周波数スペクトル成分を抽出し、等化を行った後、復調していた(例えば、非特許文献1参照)。
S. L. Jansen, I. Morita, N. Takeda, H. Tanaka: "20-Gb/s OFDM Transmission over 4160-km SSMF Enabled by RF-Pilot Tone Phase Noise Compensation", OFC 2007, pdp15, USA, 2007
複数の信号が周波数で多重されて送信されたとき、受信側で周波数領域において等化を行って受信信号を復調しようとすると、隣接チャネルの信号が同期していない場合は隣接チャネルの信号がもれこんできてしまい、特性が大幅に劣化してしまうという問題があった。また、周波数領域で等化を用いる受信系では、ガードインターバル(GI)が必要であるため、伝送効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、隣接チャネルの信号の干渉成分を除去するとともに、伝送効率を向上することのできるマルチキャリアを用いた高品質の広帯域伝送が可能な信号受信装置及び方法を提供する。
上記課題を解決するため、本発明は、送信信号を含むマルチキャリア信号を受信して復調する信号受信装置であって、前記受信したマルチキャリア信号を分岐する分岐部と、それぞれが前記マルチキャリア信号のサブキャリア群に対応し、自身に対応するサブキャリア群の送信信号を復調する複数の処理部と、前記複数の処理部が復調した送信信号をシリアル信号へ変換して出力するパラレルシリアル変換部と、を有し、前記処理部がそれぞれ、前記分岐部が分岐したマルチキャリア信号から、自サブキャリア群に対応する周波数領域を抽出するバンドパスフィルタと、前記バンドパスフィルタが抽出した信号を、自サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換を行う周波数変換部と、前記周波数変換部が周波数変換した信号を、オーバーサンプリングするとともに他の処理部が出力するデジタル信号と同期したデジタル信号にアナログデジタル変換するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部が変換したデジタル信号を、フーリエ変換ウィンドウの先端部が直前のフーリエ変換ウィンドウの終端部と所定個重複するようにフーリエ変換する第1フーリエ変換部と、前記第1フーリエ変換部が変換したデジタル信号の周波数領域を等化する等化部と、前記等化部により周波数領域を等化したデジタル信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、前記逆フーリエ変換部により変換されたデジタル信号から所定個の先端部及び終端部を除去したデジタル信号を抽出する第1信号選択部と、前記第1信号選択部によって抽出されたデジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換部と、前記第2フーリエ変換部から、自サブキャリア群で復調対象として予め定められているデジタル信号を抽出する第2信号選択部と、前記第2信号選択部によって抽出されたデジタル信号を所定の復調方式により復調する復調部と、を有し、前記パラレルシリアル変換部は、前記複数の復調部が復調したそれぞれのサブキャリア群毎の送信信号をシリアル信号へ変換する、ことを特徴とする信号受信装置である。
また、本発明は、上述する信号受信装置であって、前記処理部がそれぞれ、前記信号選択部によって抽出されたデジタル信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去部を有し、前記第2フーリエ変換部は、前記ガードインターバル除去部がガードインターバルを除去したデジタル信号をフーリエ変換する、ことを特徴とする。
また、本発明は、送信信号を含むマルチキャリア信号を受信して復調する信号受信方法において、前記受信したマルチキャリア信号を分岐する分岐過程と、前記マルチキャリア信号のサブキャリア群それぞれに対応し、自身に対応するサブキャリア群の送信信号を復調する信号処理過程と、前記信号処理過程において復調した送信信号をシリアル信号へ変換して出力するパラレルシリアル変換過程と、を有し、前記信号処理過程は、前記分岐過程において分岐したマルチキャリア信号から、自サブキャリア群に対応する周波数領域を抽出する抽出過程と、前記抽出過程において抽出した信号を、自サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換を行う周波数変換過程と、前記周波数変換過程において周波数変換した信号を、オーバーサンプリングするとともに他の信号処理過程が出力するデジタル信号と同期したデジタル信号にアナログデジタル変換するアナログデジタル変換過程と、前記アナログデジタル変換過程において変換したデジタル信号を、フーリエ変換ウィンドウの先端部が直前のフーリエ変換ウィンドウの終端部と所定個重複するようにフーリエ変換する第1フーリエ変換過程と、前記第1フーリエ変換過程において変換したデジタル信号の周波数領域を等化する等化過程と、前記等化過程において周波数領域を等化したデジタル信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換過程と、前記逆フーリエ変換過程において変換されたデジタル信号から所定個の先端部及び終端部を除去したデジタル信号を抽出する第1信号選択過程と、前記第1信号選択過程において抽出されたデジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換過程と、前記第2フーリエ変換過程において変換されたデジタル信号から、自サブキャリア群で復調対象として予め定められているデジタル信号を抽出する第2信号選択過程と、前記第2信号選択過程において抽出されたデジタル信号を所定の復調方式により復調する復調過程と、を有し、前記パラレルシリアル変換過程においては、前記復調過程において復調したそれぞれのサブキャリア群毎の送信信号をシリアル信号へ変換する、ことを特徴とする信号受信方法である。
本発明によれば、信号受信装置は、受信信号に対しフーリエ変換および等化、逆フーリエ変換を行って周波数領域等化を行った後、得られた信号の先頭および末尾をカットし、残りの信号のみを選択して復調するため、隣接チャネルの信号の干渉成分を除去することができる。また、ガードインターバル(GI)を用いないようにすることが可能であるため、伝送効率が向上する。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
<信号送信装置>
図1は、本発明の実施形態による信号受信装置へ信号を送信する信号送信装置の構成の一例を示すブロック図である。同図において、信号送信装置100は、バイナリデータを広帯域周波数の出力信号に変調する信号生成回路101と、周波数fcの光キャリアを発生する信号光源103と、信号光源103が発生した光キャリアに、信号生成回路101から出力された広帯域の電気のマルチキャリア信号である出力Aをのせて広帯域光マルチキャリア信号を生成し、出力する光強度変調器104とからなる。なお、マルチキャリア信号には、例えば、OFDM信号を用いることができる。
図2は、図1に示す信号生成回路101の詳細な構成を示すブロック図である。
同図において、S/P(シリアルパラレル)変換回路111は、信号生成回路101へ入力されたバイナリデータの入力信号をパラレル信号に変換して変調回路112−1〜112−kへ出力する。変調回路112−i(i=1〜k)はそれぞれ、マルチキャリア信号のサブキャリアを所定数毎にまとめたサブキャリア群に対応しており、所定の変調方式により、S/P変換回路111から入力された信号をサブキャリアに変調する。なお、以下では、変調回路112−iそれぞれに対応したサブキャリア群をそれぞれサブキャリア群iと記載する。
0挿入回路113−i(i=1〜k)は、変調回路112−iにより変調された信号の周波数帯域の外の周波数帯域に0の周波数成分を挿入する。ここで0挿入回路113−iを用いず、0挿入をしないで、後段においてオーバーサンプル等の処理を行うことにより、同等の効果を得ることもできる。逆フーリエ変換回路114−i(i=1〜k)は、0挿入回路113−iにより0の周波数成分が挿入された信号に逆フーリエ変換を行う。GI(ガードインターバル)挿入回路115−i(i=1〜k)は、逆フーリエ変換回路114−iによって逆フーリエ変換された信号にガードインターバルを挿入する。スムージング回路116−i(i=1〜k)は、フーリエ変換ブロック間のつなぎ目に対して、デジタル信号処理によりスムージングをかける。D/A変換回路117−i(i=1〜k)は、共通クロック121によるクロックを用いて、デジタル信号を同期したアナログ信号に変換する。
周波数変換回路118−i(i=1〜k)は、局部発振器122からの発振信号を用いて、アナログ信号の周波数を変換する。このとき、D/A変換回路117−iから出力されたアナログ信号の周波数帯域において中心となる周波数(以下、周波数帯域において中心となる周波数を「周波数帯域の中心周波数」と記載)が、サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように、周波数変換を行う。BPF119−i(i=1〜k)は、周波数変換された信号から、サブキャリア群が使用する周波数帯域の信号を抽出する。合成回路120は、BPF119−i(i=1〜k)それぞれから出力されたサブキャリア群iを合成して広帯域マルチキャリア信号のベースバンド信号を生成し、出力Aとして出力する。
次に、上述した信号送信装置による信号処理について説明する。
まず、S/P変換回路111は、信号生成回路101へ入力されたバイナリ信号を、シリアル信号から所定のデータ長のパラレル信号に変換して、変調回路112−1〜112−kへ出力する。変調回路112−i(i=1〜k)は、所定の変調方式、例えば、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)、64QAM、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4位相偏移変調)等によりS/P変換回路111から入力されたデータの変調を行い、サブキャリア群iのサブキャリアのうち、データに割り当てられたサブキャリアにマッピングして0挿入回路113−iに出力する。具体的には、データに割り当てられたサブキャリア毎に、同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とからなる信号を出力する。
0挿入回路113−i(i=1〜k)は、変調回路112−iによってデータや信号が出力されていないサブキャリアに0の周波数成分を挿入し、逆フーリエ変換回路114−iへ出力する。図3は、サブキャリア群iの外側に対応する周波数帯域に信号を割り当てない場合における、0挿入回路113−iの出力を示す図である。同図において、変調回路112−iから入力されたサブキャリア群iの送信シンボルの外の周波数帯域には0が挿入されている。また、予め全てのサブキャリアに0を指定しておき、変調回路112−iにより対応するサブキャリアに信号を出力することで、この0挿入回路113−iを介さずに同様の効果を得ることもできる。
逆フーリエ変換回路114−i(i=1〜k)は、0挿入回路113−iから入力されたデータに逆フーリエ変換を施すことにより、周波数領域でマッピングされた伝送信号を時間領域の信号に変換して、マルチキャリア信号への変調を行う。これにより、各サブキャリア群iでは、0が挿入された信号系列に逆フーリエ変換を動作させる。
GI(ガードインターバル)挿入回路115−i(i=1〜k)は、逆フーリエ変換回路114−iから入力された信号に対して、ガードインターバルを挿入する。
図4は、GI挿入回路115−iにおけるガードインターバル挿入方法を示す図である。GI挿入回路115−iは、本来のマルチキャリア信号1シンボル分であるフーリエ変換ブロックの後半の一部分と同じ信号を、ガードインターバルとして当該フーリエ変換ブロックの前半に付加する。
スムージング回路116−i(i=1〜k)は、GI挿入回路115−iから入力された信号のフーリエ変換ブロック間のつなぎ目に対して、デジタル信号処理によりスムージングをかけ、D/A変換回路117−iに出力する。
図5は、スムージング回路116−iにおけるスムージング処理を示す図である。単純にフーリエ変換ブロックを連続して並べた場合、フーリエ変換ブロック間は信号が不連続となってしまう。そこで、スムージング回路116−iは、フーリエ変換ブロック間のつなぎ目が滑らかに変化するよう処理し、急峻な周波数成分の存在を除去する。
D/A変換回路117−i(i=1〜k)は、共通クロック121によるクロックを用いて、スムージング回路116−iから入力されたデジタル信号を、他のD/A変換回路117−iのものと同期したアナログ信号に変換し、周波数変換回路118−iに出力する。周波数変換回路118−i(i=1〜k)は、局部発振器122からの発振信号を用いて、D/A変換回路117−iから入力されたサブキャリア群iのアナログ信号の周波数帯域を、周波数帯域fiに周波数変換し、BPF119−iに出力する。この周波数帯域fiの中心周波数は、サブキャリア群iが使用する周波数帯域の中心周波数と一致しており、つまり、周波数変換回路118−iは、入力されたアナログ信号の周波数帯域の中心周波数が、サブキャリア群iの周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換する。
図6は、周波数変換回路118−1における周波数変換を示す図である。同図において、周波数変換回路118−1は、D/A変換回路117−1から出力された信号を、周波数帯域f1に周波数変換している。なお、周波数帯域f1〜fkは、周波数帯域fiの一部(後述する周波数帯域δfiの一部または全部)が、隣接する周波数帯域f(i−1)、f(i+1)と重なるように連続した周波数帯域である。
BPF119−i(i=1〜k)は、周波数変換された周波数帯域fiの信号から、サブキャリア群iの周波数帯域に対応した周波数帯域Δfiの信号を抽出するが、このとき、周波数帯域Δfiに隣接する周波数帯域δfi分の信号も抽出される。
図7は、BPF119−1における処理を示す図である。同図において、BPF119−1は、周波数帯域f1の信号から、周波数帯域Δf1の信号を抽出しているが、BPF119−1は、周波数帯域Δf1を抽出する際、その周波数帯域Δf1に隣接する周波数帯域δf1の信号が同時に抽出されてしまう。しかし、周波数帯域Δf1の外側部分は、0挿入回路113−1により0挿入が行われた周波数部分に相当するため、実現困難な急峻な(δf1が0に近い)BPFを用いることなく、サブキャリア群1の周波数帯域の外側からの干渉を除去し、逆フーリエ変換の動作クロックを落とすことが可能となる。
合成回路120は、BPF119−i(i=1〜k)それぞれから出力されたサブキャリア群iを合成して出力Aを生成し、出力する。
図8は、合成回路120から出力される出力Aを示す図である。同図に示すように、合成回路120は、BPF119−i(i=1〜k)それぞれから出力された、周波数帯域f1〜fkまでのサブキャリア群1〜kを合成し、電気の超広帯域マルチキャリア信号である出力Aを生成する。
光強度変調器104には、例えばマッハツェンダー型変調器が用いられ、このマッハツェンダー型変調器に信号生成回路101の出力Aを入力することにより、信号光源103から発せられた周波数fcの光キャリアを中心にDSB(ダブルサイドバンド)の光マルチキャリア信号を生成する。
図9は、光強度変調器104から出力される光マルチキャリア信号のスペクトルを示す図である。同図に示すように、光強度変調器104から出力された光マルチキャリア信号は、光キャリア周波数fcを中心として両側のバンドに、周波数f1〜fi(i=1〜k)に対応した側波帯ができている。光強度変調器104を駆動するときに、バイアス点を半波長電圧(V)の半分に設定した場合、光キャリアが残り、バイアス点をNULL点に設定した場合、光のキャリアを抑圧できる。
このように、DSBでは周波数fcを中心にして両側のバンドに同じマルチキャリア信号が発生するが、帯域の利用効率を上昇させるために、光強度変調器104の後ろに光BPF(バンドパスフィルタ)を設け、光強度変調器104から出力されたマルチキャリア信号を、光BPFによりSSB(シングルサイドバンド)化してもよい。
また、出力Aを光直交変調器のIch駆動信号とし、出力Aのヒルベルト変換をQchの駆動信号とすることで、光BPFを用いずにSSB化することができる。
図10は、信号送信装置の他の構成を示すブロック図である。同図において、信号送信装置100aは、固定の周波数間隔にて複数の光キャリアを発生させる多波長光源141と、多波長光源141から発せられた波長λi(i=1〜n)の光キャリアを各波長ごとに分波する光分波部143と、光キャリアλiに対応し、電気のマルチキャリア信号を光キャリアλiに重畳するマルチキャリア変調部145−iと、マルチキャリア変調部145−iにより変調されたマルチキャリア信号の光路長差を補正する位相調整部147−iと、位相調整部147−iにより光路長差が補正されたマルチキャリア信号を合波し、出力する光合波部149からなる。
多波長光源141により生成される光キャリア群は、各々の位相が高い精度で同期しており、各周波数に分波し変調をかけた後、合波しても各キャリアの位相が高い精度で同期を保っているため、ブロック間の位相雑音が低く、広帯域なマルチキャリア信号を生成できる。
次に、マルチキャリア変調部145−iの構成について説明する。
図11は、図10に示すマルチキャリア変調部145−i(i=1〜n)の詳細な構成を示すブロック図である。なお、ここでは、多波長光源141を、強度変調器及び位相変調器を用いて構成した場合の例を示している。同図において、光マッハツェンダー型光変調器などの強度変調器(IM)172は、周波数Δfの正弦波により駆動され、光源171からの光を変調し、2本の光キャリアを生成する。位相変調器(PM)173は、強度変調器172から出力された2本の光キャリアを周波数Δfにより位相変調して、各光キャリアから3本のキャリアを生成する。なお、正弦波の駆動振幅を変化させることにより、任意の本数の光キャリアを生成することができる。
同図において、S/P変換回路151−i(i=1〜n)は、入力されたバイナリデータの入力信号をパラレル信号に変換して変調回路152−i−1〜152−i−kへ出力する。変調回路152−i−j(j=1〜k)はそれぞれ、光キャリアλiに対応したマルチキャリア信号のサブキャリアを所定数毎にまとめたサブキャリア群に対応しており、所定の変調方式により、S/P変換回路151−iから入力された信号をサブキャリアに変調する。なお、以下では、変調回路152−i−jそれぞれに対応したサブキャリア群をそれぞれサブキャリア群ijと記載する。このサブキャリア群i1〜ikは、光キャリアλiに対応する。
0挿入回路153−i−j、逆フーリエ変換回路154−i−j、GI挿入回路155−i−j、スムージング回路156−i−j、D/A変換回路157−i−j、周波数変換回路158−i−j、BPF159−i−jはそれぞれサブキャリア群ijについて、図2に示す0挿入回路113−i、逆フーリエ変換回路114−i、GI挿入回路115−i、スムージング回路116−i、D/A変換回路117−i、周波数変換回路118−i、BPF119−iと同様に動作する。なお、共通クロック161は、強度変調器172及び位相変調器173へもクロックを出力し、同期をとっている。また、局部発振器162は、強度変調器172及び位相変調器173へも発信信号を入力しており、同期がとられている。合成回路160−iは、BPF159−i−1〜159−i−kそれぞれから出力されたサブキャリア群i1〜ikを合成して広帯域マルチキャリア信号のベースバンド信号を生成し、出力する。
光変調器163−iは、光分波部143から分波された周波数λiの光キャリアに、合成回路160−iから出力された電気のマルチキャリア信号をのせて光マルチキャリア信号を生成する。例えば、マッハツェンダー型変調器に合成回路160−iの出力を入力することにより、周波数λiを中心としたDSBの光マルチキャリア信号を生成した後、光BPFによりSSB化する。また、光変調器163−iの出力を光直交変調器のIch駆動信号とし、光変調器163−iの出力のヒルベルト変換をQchの駆動信号とすることで、光BPFを用いずにSSB化することができる。
位相調整部147−iは、光変調器163−iから出力されたマルチキャリア信号の位相を調整して出力し、光合波部149は、位相調整部147−1〜147−nから出力された光マルチキャリア信号を合成し、出力する。
図12は、光合波部149からの出力を示す図である。同図に示すように、光合波部149から出力されるマルチキャリア信号は、光キャリアλ1〜λnを変調した光マルチキャリア信号を並べたものとなる。同図においては、各光キャリアがλiを用いて変調された周波数帯域fi1〜fikのkが3の場合を例にしている。
上記により、マルチキャリアを用いたリアルタイムかつ高品質の広帯域伝送を実現することができる。また、0挿入をサブキャリア群毎に並行して行うため、遅いクロックにより動作させることも可能である。
次に、本発明の実施形態による信号受信装置を説明する。
<第1の実施形態>
図13は、本発明の第1の実施形態による信号受信装置200の構成を示すブロック図である。この信号受信装置200は、上記の信号送信装置100または100aから送信された、送信データを含む広帯域光マルチキャリア信号を受信し、受信した広帯域光マルチキャリア信号から送信データを復調してバイナリデータとして出力する。
信号受信装置200は、局部発振光源202と、カプラ203と、バランス受信器204と、復調器205とを有する。周波数fcの光キャリアにマルチキャリア信号がのった広帯域光マルチキャリア信号は、局部発振光源202からの周波数fL0の光信号とカプラ203で合波される。次に、バランス受信器204によって、光/電気変換され、広帯域電気マルチキャリア信号として復調器205に出力される。
このバランス受信器204は、カプラ203で合波された光信号を、たとえば、ヘテロダイン検波やホモダイン検波により、光/電気変換する。このバランス受信器204では、光/電気変換されるだけでなく、バランス受信器204から出力される広帯域電気マルチキャリア信号は、光キャリアの周波数fcと局部発信光源2の周波数fL0との差のIF(Intermediate Frequency)帯へ周波数変換される。
バランス受信器204から出力される広帯域電気マルチキャリア信号は、復調器205に入力され、復調器205によりバイナリデータに復調される。
<復調器205の構成>
次に図14を用いて、図13に示す復調器205の構成を説明する。分岐回路250は、バランス受信器204から出力される広帯域電気マルチキャリア信号を、BPF251−1〜251−kに分岐して出力する。BPF251−i(i=1〜k)は、分岐回路250により入力された広帯域電気マルチキャリア信号から、BPF251−i(i=1〜k)が対応するサブキャリア群が使用する予め定められた周波数帯域の信号を抽出して出力する。なお、以下では、BPF251−i(i=1〜k)それぞれに対応したサブキャリア群をそれぞれサブキャリア群iとする。また、BPF251−i(i=1〜k)が抽出する周波数帯域の中心周波数を中心周波数fiとする。
周波数変換回路252−i(i=1〜k)は、局部発振器270からの発振信号を用いて、BPF251−iが抽出して出力した広帯域電気マルチキャリア信号の周波数、すなわち、アナログ信号の周波数を変換する。この場合、周波数変換回路252−i(i=1〜k)は、BPF251−iが抽出して出力した広帯域電気マルチキャリア信号の周波数帯域の中心周波数が、サブキャリア群により使用される周波数帯域のほぼ中心の周波数となるように、周波数変換を行う。
A/D変換回路253−i(i=1〜k)は、周波数変換回路252−iが周波数変換したアナログ信号を、共通クロック271からのクロック信号に同期したデジタル信号に変換する。これにより、A/D変換回路253−i(i=1〜k)が出力するデジタル信号は、互いに同期している。なお、このA/D変換回路253−iは、オーバーサンプリングするとともに、共通クロック271からのクロック信号に同期したデジタル信号に変換する。たとえば、このA/D変換回路253−iは、64サンプルの受信信号を4倍の256サンプルの送信情報としてオーバーサンプリングする。ただし、A/D変換回路253−iにおいてオーバーサンプリングを行なわなくてもよい。
A/D変換回路253−i(i=1〜k)で得られたデジタル信号は、第1バッファ254−iに記憶される。そして、第1バッファ254−i(i=1〜k)に記憶された信号系列は、直前に読み取ったフーリエ変換ウィンドウと一部が重複するよう、S個ずつ先頭位置をシフトさせながら、フーリエ変換ウィンドウが設定されて第1フーリエ変換回路255−iに読み出される。第1フーリエ変換回路255−i(i=1〜k)は、読み出したデジタル信号に対してフーリエ変換を行い、等化回路256−i(i=1〜k)は、第1フーリエ変換回路255−iによりフーリエ変換された信号に対してデジタル信号を等化して出力する。
ここで、等化回路256−iでは、受信信号に対して周波数領域等化を行う[文献:D. Falconer, S. L. Ariyavisitakul, A. Benyamin-Seeyar, and B. Eidson,“Frequency domain equalization for single-carrier broadband wireless systems,” IEEE Commun. Mag., vol. 40, no. 4, pp. 58-66, Apr. 2002.]。周波数領域等化で用いられる重みとしては、送信信号と等化後の受信信号の誤差を最小とするような平均二乗誤差最小(MMSE)規範の重みや、ゼロフォーシング(ZF)重みなど、従来と同様の重みが挙げあれ、それらを用いて受信信号を等化する。
なお、重みを推定するには先頭に挿入したパイロット信号を用いて伝搬路を算出し、それを用いて重みを算出する方法など、従来のウェイト算出法を用いることができる。
逆フーリエ変換回路257−i(i=1〜k)は、等化回路256−iから入力された信号に対して、逆フーリエ変換を行う。第1信号選択回路258−i(i=1〜k)は、逆フーリエ変換回路257−iから入力された信号に対して、サブキャリア群iで復調対象として予め定められている、ブロックの中心部のデジタル信号を選択(抽出)する。GI除去回路259−i(i=1〜k)は、第1信号選択回路258−iにより選択された各ブロックのデジタル信号からガードインターバルを除去し、第2バッファ260−iは、GI除去回路259−iによりガードインターバルが除去されたデジタル信号を記憶する。次に、第2フーリエ変換回路261−i(i=1〜k)は、第2バッファ260−iに記憶された信号に対して、マルチキャリアシンボル(フーリエ変換ブロック)毎にフーリエ変換を行う。第2信号選択回路262−iは、第2フーリエ変換回路261−iによりフーリエ変換されたデジタル信号から、サブキャリア群iで復調対象として予め定められているデジタル信号を選択(抽出)して出力する。復調回路263−i(i=1〜k)は、第2信号選択回路262−iにより選択されたデジタル信号を、16QAM、64QAM、QPSK等、信号送信装置で用いられる変調方式に対応した所定の復調方式によりバイナリデータに復調する。
P/S(パラレル/シリアル)変換回路264は、復調回路263−1〜263−k(i=1〜k)により変調されたバイナリデータがサブキャリア群iごとにパラレルに入力され、この入力されたパラレルなバイナリデータを、シリアルデータに変換して出力する。
<信号受信装置200の動作>
次に、図13および図14を用いて説明した信号受信装置200の動作について説明する。まず、周波数fcの光キャリアにマルチキャリア信号がのった広帯域光マルチキャリア信号を受信した信号受信装置200のカプラ203は、受信した広帯域光マルチキャリア信号と局部発振光源202からの周波数fL0の光信号とを合波する。
図15に、この信号受信装置200のカプラ203が受信する広帯域光マルチキャリア信号の一例としての波形を示す。図15に示すように、広帯域光マルチキャリア信号は、光キャリアの周波数fcを中心とした波形を有しており、また、伝送路を伝搬して信号が歪みを受けており、波打ったようなスペクトルになっている。なお、同図において、後にBPF251−i(i=1〜k)が抽出する周波数帯域、および、その中心周波数fi(i=1〜k)を示している。
次に、カプラ203で合波された光信号を、バランス受信器204が、たとえば、ヘテロダイン検波により光/電気変換するとともに、光キャリアの周波数fcと局部発信光源2の周波数fL0との差のIF(Intermediate Frequency)帯まで周波数変換して、広帯域電気マルチキャリア信号として復調器205に出力する。
図16に、バランス受信器204が復調器205に出力するIF帯まで周波数変換した広帯域電気マルチキャリア信号の一例としての波形を示す。
次に、バランス受信器204から出力される広帯域電気マルチキャリア信号が入力された復調器205の分岐回路250は、バランス受信器204から出力される広帯域電気マルチキャリア信号を、BPF251−1〜251−kに分岐して出力する。
次に、BPF251−i(i=1〜k)は、分岐回路250により入力された広帯域電気マルチキャリア信号から、BPF251−i(i=1〜k)が対応するサブキャリア群iが使用する予め定められた周波数帯域の信号を抽出して、周波数変換回路252−i(i=1〜k)に出力する。
図17に、BPF251−i(i=1〜k)が広帯域電気マルチキャリア信号から抽出する一例としての周波数帯域を示す。
次に、周波数変換回路252−i(i=1〜k)は、局部発振器270からの発振信号を用いて、BPF251−iが抽出して出力した広帯域電気マルチキャリア信号の周波数、すなわち、アナログ信号の周波数を、サブキャリア群iにより使用される周波数帯域の中心周波数となるように、周波数変換して、A/D変換回路253−i(i=1〜k)に出力する。
図18に、周波数変換回路252−i(i=1〜k)による一例としての周波数変換を示す。
次に、A/D変換回路253−i(i=1〜k)は、周波数変換回路252−iが周波数変換したアナログ信号を、共通クロック271からのクロック信号に同期したデジタル信号に、オーバーサンプリングして変換して、第1バッファ254−iに出力する。
次に、図19に示すように、第1フーリエ変換回路255−i(i=1〜k)は、第1バッファ254−iから、直前に読み取ったフーリエ変換ウィンドウの末尾と重複するよう、S個ずつ先頭位置をシフトさせながらフーリエ変換ウィンドウを設定してデジタル信号読み出す。すなわち、フーリエ変換ウィンドウmの先頭が直前のフーリエ変換ウィンドウ(m−1)の末尾と、当該フーリエ変換ウィンドウmの末尾が次のフーリエ変換ウィンドウ(m+1)の先頭と重複するように、デジタル信号を読み出してフーリエ変換を行い、等化回路256−i(i=1〜k)は、フーリエ変換ウィンドウ毎に第1フーリエ変換回路255−iによりフーリエ変換された信号について周波数領域を等化して出力する。
逆フーリエ変換回路257−i(i=1〜k)は、等化回路256−iから入力された各ブロックの信号に対して、逆フーリエ変換を行う。第1信号選択回路258−i(i=1〜k)は、図19に示すように、逆フーリエ変換回路257−iにより逆フーリエ変換された時系列信号の各ブロックについて、ブロック間干渉の影響が大きい先頭部及び末尾部の所定の個数の信号を削除し、サブキャリア群iで復調対象として予め定められている、干渉の影響が小さい中心の残りのデジタル信号を選択(抽出)する。GI除去回路259−i(i=1〜k)は、第1信号選択回路258−iにより選択された各ブロックの信号からガードインターバルを除去し、第2バッファ260−iに時系列に書き込む。
次に、第2フーリエ変換回路261−i(i=1〜k)は、第2バッファ260−iに記憶されている時系列信号を読み出してマルチキャリアシンボル(フーリエ変換ブロック)毎にフーリエ変換を行う。第2信号選択回路262−i(i=1〜k)は、第2フーリエ変換回路261−iによりフーリエ変換されたデジタル信号から、サブキャリア群iで復調対象として予め定められているデジタル信号を抽出し、復調回路263−i(i=1〜k)は、第2信号選択回路262−iによって抽出されたデジタル信号を、所定の復調方式によりバイナリデータに復調して、P/S変換回路264に出力する。ここで、第2信号選択回路262−iは第2フーリエ変換回路261−iの後に備わっているが、第1フーリエ変換回路255−iの後に備えることも可能である。
次に、P/S変換回路264には、復調回路263−1〜263−kにより変調されたバイナリデータがサブキャリア群iごとにパラレルに入力され、この入力されたパラレルなバイナリデータを、シリアルデータに変換して出力する。
<局部発振器270の調整>
次に、局部発振器270が出力する光信号の調整について説明する。復調器205が、復調回路263−i(i=1〜k)が復調したデジタル信号から周波数偏差を検出し、検出した周波数偏差に基いて、局部発振器270が出力する光信号を調整する局部発振器調整部を有するようにする。この局部発振器調整部により、局部発振器270に対してフィードバックをかけることにより、バランス受信器204でヘテロダイン検波などにより検波される信号の信号品質が向上する。
ここで、図20を用いて、マルチキャリア信号をBPF251−i(i=1〜k)のバンドパスフィルタで分ける複数のブロック(周波数帯ブロック)について説明する。
信号受信装置200は、マルチキャリア信号をBPF251−i(i=1〜k)のバンドパスフィルタで複数のブロックi(i=1〜k)に分けて復調する。このときBPF251−i(i=1〜k)の通過帯域は、復調したいブロックの帯域より広く設定する。復調器205に入力されるデータシンボルは、BPF251−i(i=1〜k)の通過帯域を広く設定したため、不要な周波数成分が含まれているので、必要な周波数成分のシンボルのみ、第2信号選択回路262−iで取り出して、復調回路263−i(i=1〜k)でデータを復調する。
ここで、Δfi(i=1〜k)は、広帯域光マルチキャリア信号において復調したい周波数帯域を示す。また、2δfi(i=1〜k)という所望の周波数帯域より広めの通過帯域にすることによって、Δfi(i=1〜k)のサブキャリア群はフィルタによるゆがみを受けない。
そして周波数変換回路252−i(i=1〜k)でベースバンド帯域に周波数変換し、A/D変換回路253−i(i=1〜k)で、Δfi+2δfi(i=1〜k)以上のサンプリング周波数でオーバーサンプリングすることによって、復調したいサブキャリア群のデータシンボルはBPF251−i(i=1〜k)によるフィルタリングの影響を受けずに復調回路263−i(i=1〜k)によって復調される。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態による信号受信装置について説明する。本実施の形態の信号受信装置は、第1の実施に形態における復調器205を、図21に示す構成に置き換えたものである。同図において、第1の実施形態による復調器205と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
この図に示す装置が第1の実施形態による復調器205と異なる点は、第1バッファ254−i及び第2バッファ260−i(i=1〜k)を設けず、第1フーリエ変換回路255−i、等化回路256−i、及び、逆フーリエ変換回路257−iの代わりに、第1フーリエ変換回路255a−i、等化回路256a−i、及び、逆フーリエ変換回路257a−iの組みと、第1フーリエ変換回路255b−i、等化回路256b−i、及び、逆フーリエ変換回路257b−iの組みとの2系統設けていることである。これにより、フーリエ変換以降の動作を複数個並列に行い、リアルタイムでの処理が可能となる。
つまり図19におけるフーリエ変換ウィンドウ(m−1)の信号を第1フーリエ変換回路255a−iに入力したならば、次のフーリエ変換ウィンドウmの信号は第1フーリエ変換回路255b−iに入力され、さらに次のフーリエ変換ウィンドウ(m+1)の信号は第1フーリエ変換回路255a−iに入力される。
<第3の実施形態>
次に、図22を用いて第3の実施形態による信号受信装置について説明する。ここでは、第3の実施形態による信号受信装置を信号受信システムとして説明する。
この信号受信システムは、第1の実施形態で説明した信号受信装置200または第2の実施形態で説明した信号受信装置である信号受信装置201を複数有する。図22では、信号受信システムは、n個の信号受信装置201を有している。この信号受信装置201を信号受信装置201−i(i=1〜n)と記載する。複数の信号受信装置201−i(i=1〜n)は、それぞれ異なる周波数帯域のサブキャリア群を復調するように予め設定してある。
また、この信号受信システムは、受信した光マルチキャリア信号を複数の信号受信装置201−i(i=1〜n)が復調する周波数帯域のサブキャリア群に分波し、分波した光マルチキャリア信号を周波数帯域が対応する信号受信装置201−i(i=1〜n)に出力する光分波部280を有している。
複数の信号受信装置201−i(i=1〜n)は、それぞれ、光分波部280から入力されたサブキャリア群を復調する。
この光分波部280は、分波したサブキャリア群の周波数帯域が、少なくとも対応する信号受信装置201−i(i=1〜n)が復調する周波数帯域よりも広くなるように、受信した光マルチキャリア信号を複数の信号受信装置201−i(i=1〜n)が復調する周波数帯域のサブキャリア群に分波する。
このように光分波部280の通過帯域を復調したいサブキャリア群より広めに設定し、光を分波して信号受信装置201−i(i=1〜n)で復調を行う。これにより、信号受信装置201−i(i=1〜n)は、復調の際必要な周波数成分のシンボルのみ復調する。
この第3の実施形態によれば、第1の実施形態および第2の実施形態において電気領域で行われていたBPFによるブロック分割を、光分波部280を用いて光の周波数領域においても行うことで、回路速度の要求条件を緩和することが出来る。言い換えれば、信号受信装置201−i(i=1〜n)を単独で用いるに比べて、より広帯域な光マルチキャリア信号を復調することが出来る。
<GIを用いない構成>
上記においては、GIを挿入した信号を送受信する場合について示しているが、GIを使用しないようにすることもできる。この場合、図2に示すGI挿入回路115−1〜115−k、及び、スムージング回路116−1〜116−k、図11に示すGI挿入回路155−i−1〜155−i−k、及び、スムージング回路156−i−1〜156−i−k、図14、図21におけるGI除去回路259−1〜259−kは不要となる。これにより、伝送効率を向上させることができる。また、第1〜第3の実施形態において、フーリエ変換回路は、入力された信号にフーリエ変換を行う前に、ハン窓、ハミング窓、ブラックマン窓、カイザー窓などの窓関数を乗算することができる。
上述したように、本実施の形態による信号受信装置は、受信信号に対しフーリエ変換および等化、逆フーリエ変換を行って周波数領域等化を行った後、得られた信号の先頭および末尾を図19のように削除し、残りの信号のみを選択して復調することにより、隣接チャネルの信号の干渉成分を除去できる。
また、フーリエ変換回路、GI除去回路、復調回路などのデジタルデータ処理を実行する回路は、サブキャリア群に分けたデータに対して並列にデータ処理を実行するため、サブキャリア群に分けずにデータを処理する場合に対比して、そのデータ処理を遅いクロックで動作させることが可能となり、そのため、超広帯域な入力信号に対する信号処理をリアルタイムに実現することができるようになる効果を奏する。
本発明の信号受信装置へ信号を送信する信号送信装置の構成を示すブロック図である。 図1における信号生成回路の構成を示すブロック図である。 図2における0挿入回路の出力を示す図である。 図2におけるGI挿入回路の出力を示す図である。 図2におけるスムージング回路の出力を示す図である。 図2における周波数変換回路の出力を示す図である。 図2におけるBPFの処理を示す図である。 図2における合成回路の出力を示す図である。 図2における光強度変調器からの出力を示す図である。 本発明の信号受信装置へ信号を送信する他の信号送信装置の構成を示すブロック図である。 図10におけるマルチキャリア変調部の構成を示すブロック図である。 図10における光合波部からの出力を示す図である。 本発明の第1の実施形態における信号受信装置の構成を示すブロック図である。 同実施形態による復調器の構成を示すブロック図である。 同実施形態に入力される広帯域光マルチキャリア信号の一例としての波形を示す図である。 同実施形態によるバランス受信器が復調器に出力するIF帯まで周波数変換した広帯域電気マルチキャリア信号の一例としての波形を示す図である。 同実施形態によるBPFが広帯域電気マルチキャリア信号から抽出する一例としての周波数帯域を示す図である。 同実施形態による周波数変換回路による一例としての周波数変換を示す図である。 同実施形態による重複等化法を説明するための図である。 同実施形態によるマルチキャリア信号をBPFで分ける複数のブロックを示す図である 本発明の第2の実施形態における復調器の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態における信号受信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100、100a…信号送信装置
101…信号生成回路
103…信号光源
104…光強度変調器
105…光BPF
111、151−i…S/P変換回路
112−1〜112−k、152−i−1〜152−i−k…変調回路
113−1〜113−k、153−i−1〜153−i−k…0挿入回路
114−1〜114−k、154−i−1〜154−i−k…逆フーリエ変換回路
115−1〜115−k、155−i−1〜155−i−k…GI挿入回路
116−1〜116−k、156−i−1〜156−i−k…スムージング回路
117−1〜117−k、157−i−1〜157−i−k…D/A変換回路
118−1〜118−k、158−i−1〜158−i−k…周波数変換回路
119−1〜119−k、159−i−1〜159−i−k…BPF
120、160−i…合成回路
121、161…共通クロック
122、162…局部発振器
141…多波長光源
143…光分波部
145−1〜145−n…マルチキャリア変調部
147−1〜147−n…位相調整部
149…光合波部
163−i…光変調器
200…信号受信装置
202…局部発振光源
203…カプラ
204…バランス受信器
205…復調器
250…分岐回路
251−1〜251−k…BPF(バンドパスフィルタ)
252−1〜252−k…周波数変換回路(周波数変換部)
253−1〜253−k…A/D変換回路(アナログデジタル変換部)
254−1〜254−k…第1バッファ
255−1〜255−k、255a−1〜255a−k、255b−1〜255b−k…第1フーリエ変換回路(第1フーリエ変換部)
256−1〜256−k、256a−1〜256a−k、256b−1〜256b−k、…等化回路(等化部)
257−1〜257−k、257a−1〜257a−k、257b−1〜257b−k、…逆フーリエ変換回路(逆フーリエ変換部)
258−1〜258−k…第1信号選択回路(信号選択部)
259−1〜259−k…GI除去回路(ガードインターバル除去部)
260−1〜260−k…第2バッファ
261−1〜261−k…第2フーリエ変換回路(第2フーリエ変換部)
262−1〜262−k…第2信号選択回路
263−1〜263−k…復調回路(復調部)
264…P/S変換回路(パラレルシリアル変換部)
270…局部発振器
271…共通クロック
280…光分波部

Claims (3)

  1. 送信信号を含むマルチキャリア信号を受信して復調する信号受信装置であって、
    前記受信したマルチキャリア信号を分岐する分岐部と、
    それぞれが前記マルチキャリア信号のサブキャリア群に対応し、自身に対応するサブキャリア群の送信信号を復調する複数の処理部と、
    前記複数の処理部が復調した送信信号をシリアル信号へ変換して出力するパラレルシリアル変換部と、
    を有し、
    前記処理部がそれぞれ、
    前記分岐部が分岐したマルチキャリア信号から、自サブキャリア群に対応する周波数領域を抽出するバンドパスフィルタと、
    前記バンドパスフィルタが抽出した信号を、自サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換を行う周波数変換部と、
    前記周波数変換部が周波数変換した信号を、オーバーサンプリングするとともに他の処理部が出力するデジタル信号と同期したデジタル信号にアナログデジタル変換するアナログデジタル変換部と、
    前記アナログデジタル変換部が変換したデジタル信号を、フーリエ変換ウィンドウの先端部が直前のフーリエ変換ウィンドウの終端部と所定個重複するようにフーリエ変換する第1フーリエ変換部と、
    前記第1フーリエ変換部が変換したデジタル信号の周波数領域を等化する等化部と、
    前記等化部により周波数領域を等化したデジタル信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換部と、
    前記逆フーリエ変換部により変換されたデジタル信号から所定個の先端部及び終端部を除去したデジタル信号を抽出する第1信号選択部と、
    前記第1信号選択部によって抽出されたデジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換部と、
    前記第2フーリエ変換部が変換したデジタル信号から、自サブキャリア群で復調対象として予め定められているデジタル信号を抽出する第2信号選択部と、
    前記第2信号選択部によって抽出されたデジタル信号を所定の復調方式により復調する復調部と、
    を有し、
    前記パラレルシリアル変換部は、
    前記複数の復調部が復調したそれぞれのサブキャリア群毎の送信信号をシリアル信号へ変換する、
    ことを特徴とする信号受信装置。
  2. 前記処理部がそれぞれ、
    前記信号選択部によって抽出されたデジタル信号からガードインターバルを除去するガードインターバル除去部を有し、
    前記第2フーリエ変換部は、
    前記ガードインターバル除去部がガードインターバルを除去したデジタル信号をフーリエ変換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号受信装置。
  3. 送信信号を含むマルチキャリア信号を受信して復調する信号受信方法において、
    前記受信したマルチキャリア信号を分岐する分岐過程と、
    前記マルチキャリア信号のサブキャリア群それぞれに対応し、自身に対応するサブキャリア群の送信信号を復調する信号処理過程と、
    前記信号処理過程において復調した送信信号をシリアル信号へ変換して出力するパラレルシリアル変換過程と、
    を有し、
    前記信号処理過程は、
    前記分岐過程において分岐したマルチキャリア信号から、自サブキャリア群に対応する周波数領域を抽出する抽出過程と、
    前記抽出過程において抽出した信号を、自サブキャリア群により使用される周波数帯域の中心周波数となるように周波数変換を行う周波数変換過程と、
    前記周波数変換過程において周波数変換した信号を、オーバーサンプリングするとともに他の信号処理過程が出力するデジタル信号と同期したデジタル信号にアナログデジタル変換するアナログデジタル変換過程と、
    前記アナログデジタル変換過程において変換したデジタル信号を、フーリエ変換ウィンドウの先端部が直前のフーリエ変換ウィンドウの終端部と所定個重複するようにフーリエ変換する第1フーリエ変換過程と、
    前記第1フーリエ変換過程において変換したデジタル信号の周波数領域を等化する等化過程と、
    前記等化過程において周波数領域を等化したデジタル信号を逆フーリエ変換する逆フーリエ変換過程と、
    前記逆フーリエ変換過程において変換されたデジタル信号から所定個の先端部及び終端部を除去したデジタル信号を抽出する第1信号選択過程と、
    前記第1信号選択過程において抽出されたデジタル信号をフーリエ変換する第2フーリエ変換過程と、
    前記第2フーリエ変換過程において変換されたデジタル信号から、自サブキャリア群で復調対象として予め定められているデジタル信号を抽出する第2信号選択過程と、
    前記第2信号選択過程において抽出されたデジタル信号を所定の復調方式により復調する復調過程と、
    を有し、
    前記パラレルシリアル変換過程においては、
    前記復調過程において復調したそれぞれのサブキャリア群毎の送信信号をシリアル信号へ変換する、
    ことを特徴とする信号受信方法。
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