JP2010041083A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】AFE(Analogue Front End)のオフセット・ゲインの調整処理を効率的に行う。
【解決手段】 画像読取センサから供給されるアナログ信号に対して、オフセット設定値に基く基準電圧の設定と、ゲイン設定値に基づく信号増幅を行うAFEと、AFEから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータと、読取動作を制御する読取動作制御手段と、各種の設定データを記憶する記憶手段とをさらに備え、
記憶手段には、装置毎に固有のオフセット設定値・ゲイン設定値が記憶され、読取動作制御手段は、電源投入の度に、記憶されたオフセット設定値、ゲイン設定値に基づきAFEを制御して、画像読取センサから供給されるアナログ信号が、敏速に所定の値となるように、オフセット設定値とゲイン設定値の調整処理を開始する。
【選択図】図11

Description

読取部の光を被写体に照射して被写体の画像を読み取る画像読取装置に関する。
LEDを光源に用いた画像読取装置は、カラー、モノクロを含めて提案されている。読取装置は、カラー読取の場合は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の光源を使用し、モノクロ読取の場合は、単色、例えばG(緑)の光源を使用している。読取装置は、各色を点灯制御して被写体としての原稿に照射し、受光センサを通じて、カラー及びモノクロの画像信号を得て、原稿等を読み取っている。
ところが、画像読取時の受光センサの出力電圧は、LED自体の光量のバラツキや受光センサの感度のバラツキによって一様でない。
このため、画像読取装置は、バラツキを補正する必要があり、読取時の受光センサ出力が一定になるように、基準電圧(オフセット)、および増幅率(ゲイン)のAFE設定値を調整している。
しかし、従来の画像読取装置は、AFE(Analogue Front End)設定値であるオフセット設定値、ゲイン設定値を調整する際、装置の違いに関わらず、固定の初期値から調整を開始している。
このため、従来の画像読取装置は、装置によっては、AFE設定値の調整開始から、所定の受光レベルが得られる迄の調整領域が広く、調整完了までに、時間がかかりすぎる場合があった。
従来の画像読み取り装置は、AFE設定値の調整処理を、電源投入時毎に実行しており、調整時間のバラツキは、装置の初期化終了迄の時間に影響を及ぼしていた。
本発明は、装置固有のパラメータによる初期化終了迄の時間のバラツキが小さい画像読取装置の提供を目的としている。
本発明の画像読取装置は、被写体を照射する光源と、前記光源によって照射された被写体の反射光を受光して電気信号に変換する光電変換素子とを備えた読取部によって被写体の画像を読み取る画像読取装置において、前記読取部から供給されるアナログ信号に対して加えるオフセット電圧の基準電圧を表すオフセット設定値と、アナログ信号の増幅率を表すゲイン設定値とを保持し、前記画像読取センサから供給されるアナログ信号に対して、前記オフセット設定値に基く基準電圧の設定と、前記ゲイン設定値に基く信号増幅を行うAFE(Analog Front End)と、 前記AFEから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータと、読取動作を制御する読取動作制御手段と、各種の設定データを記憶する記憶手段とをさらに備え、前記記憶手段には、装置毎に固有のオフセット設定値・ゲイン設定値が記憶され、前記読取動作制御手段は、電源投入の度に、前記記憶手段に記憶した、前記オフセット設定値、前記ゲイン設定値に基づき、前記AFEを制御して、前記画像読取センサから供給されるアナログ信号が、所定の値となるように、前記オフセット設定値、ゲイン設定値の調整処理を開始することを特徴としている。
本発明の画像読取装置は、前記オフセット設定値、前記ゲイン設定値は、あらかじめ、前記読取動作制御手段によって前記AFEを制御して、オフセット調整、ゲイン調整を行ったときの調整結果であることを特徴としている。
本発明の画像読取装置は、AFEの基準電圧・増幅率の調整における初期設定値を、装置固有の最適値としているので、装置毎の調整時間のバラツキを防ぎ、装置の立ち上げ時間を短縮し、一定とすることができる。
以下、本発明の実施形態の画像読取装置と、この画像読取装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。
画像読取装置が装備される画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機能を備えたものがある。本実施形態の画像読取装置は、ファクシミリに装備されている場合について説明するが、複写機、プリンタ等に装備されて使用されてもよい。また、画像読取装置は、画像形成装置に装備されることなく、単独で、スキャナの様に使用される場合もある。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。図2は、図1の画像形成装置の外観斜視図である。図3は、画像形成装置に装備された本発明の実施形態における画像読取装置の一部分を示したものであり、原稿搬送方向に沿った断面図である。
(画像形成装置)
画像形成装置100は、装置本体101と、装置本体101の上部に設けられた画像読取装置103と、画像読取装置103の上部に設けられた自動原稿供給装置(ADF、オートドキュメントフィーダ)126とを備えている。
自動原稿供給装置126は、原稿載置台106に置かれた被写体としての例えばシート原稿Dを1枚ずつ分離して画像読取装置103に供給するようになっている。
画像読取装置103は、自動原稿供給装置126によって流し読みガラス109上に送り込まれるシート原稿Dを移動停止しているイメージセンサユニット108で読み取るようになっている。また、画像読取装置103は、原稿台ガラス107に置かれた被写体としての例えばシート原稿D或いはブック原稿Eをイメージセンサユニット108の副走査方向への移動によって読み取るようになっている。副走査方向は、図1、図3の左右方向である。主走査方向は、副走査方向に対して直交する方向であり、図2、図5において矢印B方向である。
画像形成装置の装置本体101は、画像読取装置103の画像読取情報に基づいてシートに画像を形成するようになっているので記録装置でもある。
画像読取装置103は、読み取った画像の情報を装置本体101に組み込まれた記録装置本体104に送るようになっている。記録装置本体104は、LEDアレイを使用した電子写真プリンタである。操作部105(図2)は、表示部、入力キー等を備えて、ユーザが画像形成装置100を操作する部分である。
また、装置本体101は、LEDヘッドユニット110、画像形成部111、カセット給紙部112、記録装置本体104の上部にシートPを複数枚積載することができるように構成された記録シート排紙部113、カートリッジカバー部114を備えている。さらに、装置本体101は、画像読取装置103と記録装置本体104とを接合する接合部119、ファクシミリ装置の制御部120、両面搬送部カバー122、搬送方向切換部123、レジスト搬送部124も備えている。また、装置本体101は、記録装置本体104内部に配置されたMP(マルチペーパー)給紙部125、両面搬送部150を備えている。
自動原稿供給装置126は、ADF分離部115、排紙搬送部116、原稿排紙部117、ブック原稿を押圧する原稿押え板118、シート原稿搬送部121等を備えている。
(ブック原稿の読み取りに関係する画像読取装置とADFとの部分説明)
図2において、ADF圧板102は、ヒンジ部102aによって画像読取装置103に回動自在に取り付けられて図1の原稿台ガラス107と流し読みガラス109とを図2の両矢印A方向に開閉できるようになっている。ヒンジ部102aは、装置本体101の背面側の左右に各1個設けられて、ユーザがADF圧板102の手前側を持ち上げたとき、ADF圧板102を後方に開けることができるようにしている。ヒンジ部102aは、ダンパやカム、ばね部材などの組合せによりADF圧板102を所定の角度(例えば、70度)に開いた状態に保持できるようになっている。ADF圧板102が開いた状態では、原稿台ガラス107上に原稿をセットすることができる。
図1,4のイメージセンサユニット108はLEDと樹脂製導光体となどからなる光源から原稿の画像情報面に光を照射して、画像情報面で反射した反射光をセルフォックレンズ(商標)で一次元センサ素子アレイに結像して原稿の画像情報を読み取るものである。
図4において、イメージセンサユニット108は、タイミングベルト103a、不図示の駆動モータによって回転する駆動プーリ103b、従動プーリ103fなどにより、ガイド軸103cの案内によって、装置の左右方向に移動する移動型に構成されている。また、イメージセンサユニット108は、キャリッジ103dによってガイド軸103cに支持されるとともに、スプリング103eによって上方へ付勢されている。タイミングベルト103aとキャリッジ103dは、連結部材103gによって連結されている。
イメージセンサユニット108と原稿台ガラス107の間にはスペーサ108aが介挿されている。イメージセンサユニット108(図1)は、ブック読取範囲開始位置107aからブック読取範囲終了位置107bまでの所定の範囲の原稿台ガラス107上に置かれた原稿の画像を等速移動して読み取るようになっている。
図3において、原稿台ガラス107の上部に張り出したジャンプ台109bの下面には、白色シート109cが配設されている。画像読取装置103は、イメージセンサユニット108の読取位置がその下部にあるときにイメージセンサユニット108のシェーディング補正を行なうようになっている。画像読取装置103は、本を読み取るブックスキャンを行なう場合、1回のスキャンのたびにイメージセンサユニット108がジャンプ台109bの下部を通過するためスキャンのたびにシェーディング補正を行なうことができる。このことは光源の経時変化に応じて光量が変化する移動型イメージセンサ108の光源の影響を減らすために有効である。
図1において、原稿押え板118は、原稿台ガラス107上に置かれた原稿の浮きを防止するため、白色シート、スポンジなどを積層して形成されている。原稿押え板118は、左端118aがブック読取範囲開始位置107aの左側、右端118bがブック読取読取範囲終了位置107bの右側まで延設されている。
(シート原稿の読み取りについての説明)
図1、図2において、原稿載置台106は、ADF圧板102に設けられている。原稿載置台106には、1対のスライダ106aがシート原稿Dの搬送方向と直角方向(シート原稿Dの幅方向、矢印B方向)にスライド自在に設けられている。この1対のスライダ106aによって原稿載置台106上に積載されたシート原稿Dの両サイドを揃えることができるようになっている。すなわち、1対のスライダ106aによってシート原稿Dの幅整合をすることができる。原稿載置台106上には原稿長さセンサ106bが配設され、セットされたシート原稿Dの長さを検知できるようになっている。
図3において、ADF分離部115には、シート原稿Dの有無と幅を検知する原稿幅センサ115dがシート原稿Dの幅方向に複数配設されている。原稿幅センサ115dは、図3において、重なって見えるため、1つだけ示してある。原稿幅センサ115dと原稿長さセンサ106bの検知出力の組合せにより原稿のサイズとセットの方向とを検知することができる。
図3において、シート原稿搬送部121には、原稿給送センサ121hと原稿端センサ121iが配設されている。原稿給送センサ121hは、ADF分離部115からシート原稿Dが繰り出されたか否かや、シート原稿Dの後端の通過を検知するようになっている。原稿端センサ121iは、シート原稿Dの先端及び後端の通過を検知するようになっている。その出力は読取のタイミング制御に使用される。
ADF分離部115は、不図示のアクチュエータにより上下動するピックアップローラ115aと、分離ローラ115bと、分離ローラ115bに圧接されて逆方向に回転するリタードローラ115cなどで構成されている。
まず、シート原稿Dは、ユーザによって、原稿載置台106上に表(おもて)面を上にして積載される。そして、ピックアップローラ115aが下降して、シート原稿を原稿載置台106に押圧し、分離ローラ115bとリタードローラ115cとの間に送り込む。リタードローラ115cと分離ローラ115bは、シート原稿を1枚ずつに分離して搬送する。次に、不図示の押圧ばねにより読取搬送ローラ121cに押圧された分離搬送ころ121a,121bと、読取搬送ローラ121cとが、シート原稿を原稿ガイド121dに沿ったUターン紙パスを搬送して、流し読みガラス109上に搬送する。
不図示の付勢ばねで押圧されたシート原稿押え板121eは、流し読みガラス109を搬送されたシート原稿Dを流し読みガラス109に押圧して密着させる。この間、シート原稿Dは搬送を継続されている。このとき、イメージセンサユニット108は、既に、シート原稿読取位置109aに移動して停止しており、シート原稿読取位置109a上を通過するシート原稿Dの表面の画像情報を読み取る。次に、ジャンプ台109bは、搬送を継続されているシート原稿DをADF圧板102側にすくい上げる。そして、不図示の押圧ばねにより読取搬送ローラ121cに押圧された読取搬送ころ121fと、読取搬送ローラ121cとがシート原稿を搬送する。
さらに、押圧ばねによって排紙ローラ117bに押圧された排紙ころ117aと排紙ローラ117bとが、シート原稿Dを原稿排紙トレイ117cに排出する。このとき、排紙ローラ117bの上流側に設けられた読取済みスタンプ121gが、シート原稿Dの表面に画像読取済み印を押圧する。
(イメージセンサユニット等について)
図4乃至図6は、本実施形態に係るイメージセンサユニット108の具体的構成例を示す図である。
イメージセンサユニット108は、LED10と樹脂製の導光体11と等からなる光源からの光を原稿の画像に照射しする。その反射光は、結像光学系であるセルフォックレンズアレイ12で一次元センサ素子アレイである受光センサ13に結像されるようになっている。これによって、イメージセンサユニット108は、原稿の画像情報を読み取ることができる。なお、光源は、主走査方向の向きに配設された軸状のランプでもよい。
光源は、カラー読み取りの場合、複数色のカラーであるR(赤)、G(緑)、B(青)の3色のLEDにより構成され、モノクロ読取の場合は、単色、例えばG(緑)の光源を使用する。3色のLEDは、互いに異なる波長分布を有している。図には、LEDが後述する1つの導光体11に1個しか設けられていないが、3つ設けられているものとする。
イメージセンサユニット108は、光源の発光素子であるLED10と、LED10で発せられた光を原稿へと導く導光体11とからなる1対の導光体光源を、結像光学系の役目をするセルフォックレンズアレイ12の両側に配設した構造になっている。セルフォックレンズアレイ12の直下には、受光センサ13が配設されている。イメージセンサユニット108は枠体14内に配置されている。受光センサ13は、イメージセンサユニット108の主走査方向に沿って配列された複数の受光素子13aを有している。LED10は、一方の導光体11の一端と他方の導光体11の他端にそれぞれ1個設けられている。
イメージセンサユニット108は、構成部材が中心軸Cに対して点対称の位置に配置された構成になっている。
各LED10から発せられた光は、それぞれの導光体11内で反射を繰り返しながらシートの幅方向(矢印B方向、主走査方向)に進行して、導光体11の全長の発光面11aから出射する。導光体11から出射した光は、図6のように原稿台ガラス107上のブック原稿Eを照射して、セルフォックレンズアレイ12を通って受光センサ13に受光される。光電変換素子としての受光センサ13は、ブック原稿Eの反射光を受光して、反射光を電気信号に変換するようになっている。
図7は、本発明におけるイメージセンサユニット108における導光体光源による光量分布を示している。図において、一方の導光体側のLED10からの距離を基準にその光量分布が実線で示され、他方の導光体側の光量分布が点線で示されている。イメージセンサユニット108全体としての光量分布は、一点鎖線で示されるように各々のLED10の光量を加算したものとなり、すなわち図示のように光量が増大するとともに平均化されている。
この実施形態のイメージセンサユニット108によれば、上記のように2つの導光体11の間でLED10を反対側に設けることで、導光体光源が相互に補完し合うかたちの光量分布が得られる。これにより、画像読取装置103は、ムラのない良好な読取画像が得られる。
なお、LED10は、導光体11の両端に設けられていても良い。また、LED10、導光体11は、図8に示すように、片側だけに設けられていても良い。
次に、CISユニット21から出力される画像信号を処理する画像信号処理部を図9のブロック図に基づいて説明する。CISユニット21は、光電変換装置であり、LED10、受光センサ13で構成されている。
CISユニット21から出力される画像データであるアナログ信号は、AMP・A/D変換機23のAMPによって増幅され、A/D変換器によってデジタル信号に変換されて、メインCPU・メモリ24のメモリに保存される。なお、以下の説明において、メインCPU・メモリ24に関する事柄において、メインCPUに関係することについては「メインCPU24」と言い、メモリに関係することについては「メモリ24」と言う。
AMP・A/D変換器23のデジタルデータは、並べ替え回路40において1ラインの信号に並べ替えられて、シェーディング補正回路41においてシェーディング補正される。その後、デジタルデータである画像情報は、I/F回路(インターフェース回路)42を介して、画像形成装置の画像形成部111に出力されるか、あるいはホストコンピュータ等によって画像再生される。
サブCPU30は、LED駆動回路25の点灯時間を制御したり、シェーディングデータ等の演算や読取ユニット50を制御したりするようになっている。さらに、サブCPU30は、メインCPU24からの設定値に基づいて、AMP・A/D変換器23を制御するようになっている。
読取部共通電源26は、読取ユニット50の不図示の電源をON/OFFするようになっている。
画像読取装置の操作部105(図2も参照)は、画像読取装置の状態表示や、画像形成装置全体の動作状態の表示を行なうようになっている。また、操作部105は、ユーザによる読み取り命令が入力されるようになっている。
読取ユニット50内のLED駆動回路25は、読取部共通電源26からの電力を受けて、サブCPU30の制御により、CIS21の各LEDを作動させるようになっている。AMP・A/D変換器23も、読取部共通電源26からの電力を受け、サブCPU30の制御により作動するようになっている。
AMP・A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換するのに加えて、変換するレベルを設定して、画像の輝度レベル(画像のデジタルデータ)である読取レベルを調整できるようになっている。
メインCPU24は、サブCPU30との通信I/F51を介して、メモリ24に記憶された設定データ等を読取ユニット50に送信するようになっている。設定データには、AMP・A/D変換器23の設置値、読取ユニット50の制御用の設定値などがある。メモリ24からの設定データ等を受けたサブCPU30は、その設定データに基づいて、AMP・A/D変換器23の読取レベルの調整や、読取ユニット50を制御するようになっている。
メインCPU24は、読取ユニット50の読取部共通電源26のON/OFFの切り替えができ、読取ユニット50への電源供給の有無を制御するようになっている。
メインCPU24は、シェーディング補正、及び読取レベル調整の際の画像データにより、CIS21のLED10の故障、あるいはAMP・A/D変換器23の異常を検出するようになっている。
図10、図11のフローチャートは、電源投入及びスリープ復帰時処理の制御シーケンス(図10)と、LED異常検出でのリトライ制御シーケンス(図11)を示したフローチャートであり、メモリ24に格納されている。メインCPU24は、フローチャートに基づいて各部を制御する。 図10に示すフローチャートを説明する。
画像読取装置に電源が投入されたとき、又は画像形成装置がスリープ復帰したとき(S2001)、メインCPU24は、オフセット調整を行う(S2002)。オフセット調整は、画像の黒レベル調整のことである。オフセット調整では、白色シート109cの黒レベルが共通の黒レベル値となるように、AMP・A/D23のオフセット設定値(基準電圧)を調整する。黒レベル調整は、LED10を消灯して行なう必要がある。
次に、メインCPU24は、読取部共通電源26をONにして、白色シート109cの下でLEDを点灯させ(S2003)、ゲイン調整を行なう(S2004)。ゲイン調整では、白色基準板の白レベルが共通の白レベル値となるように、AMP・A/D23のゲイン設定値(増幅率)を調整する。
AMP・A/D変換器23は、白色シートの白データを所定の白データに一致するように増幅する。そして、メインCPU24は、ゲイン調整によりオフセット状態が変化するので、読取部共通電源26をOFFにしてLEDを消灯させ(S2005)、再度、オフセット調整を行なう(S2006)。
次に、メインCPU24が、LEDが消えた状態で黒データのサンプリングを行い、主走査方向の所定領域に対して、黒シェーディング補正データの演算及びセットを行なう(S2007)。そして、メインCPU24は、LED10を点灯させ(S2008)、白色シート109cの下にごみが存在するか否かを検知する(S2009)。
次に、メインCPU24は、白色シート109cの白データをサンプリングし、白シェーディング補正データを演算してメモリ24にセットする(S2010)。その後、メインCPU24は、LED10をOFFにして(S2014)、処理を終了する(S2015)。
次に、オフセット調整処理(S2002、2006)の詳細を、図11のフローチャートに基づいて説明する。
オフセット調整が開始されると、メインCPU24は、AMP・A/D変換器23のオフセット設定値(Oft)に、個別調整値(Ostart)を設定する。(S3001)
次に、メインCPU24は、画像データを取得してメモリ24に保存させ、その画像データの平均値(Lsmp)と、黒レベルのターゲット値(Ltgt)とを比較する。(S3002)
比較した結果、画像データの平均値(Lsmp)が、黒レベルのターゲット値(Ltgt)より低い場合、メインCPU24は、オフセット設定値(Oft)を10加算して再設定し(S3003)、AMP・A/D変換器23のオフセットレベルの再設定を行う。
メインCPU24は、オフセット設定値を再設定したときの、画像データをメモリ24に保存し、このときの画像データの平均値(Lsmp)と、黒レベルのターゲット値(Ltgt)とを再度比較する。(S3004)
メインCPU24は、画像データ平均値(Lsmp)が黒レベルターゲット値(Ltgt)を超えるまで、オフセット設定値(Oft)の加算を繰り返す。
比較した結果、画像データの平均値(Lsmp)が、黒レベルのターゲット値(Ltgt)を超えた場合は、次に、メインCPU24は、オフセット設定値(Oft)を1減算して設定する(S3005)。
メインCPU24は、オフセット設定値を減算して取得した画像データ平均値(Lsmp)と黒レベルターゲット値(Ltgt)を比較し(S3006)、今度は、画像データ平均値(Lsmp)が黒レベルターゲット値(Ltgt)より低くなるまで、オフセット設定値(Oft)の減算を繰り返し行なう。(S3006)。
比較した結果、画像データの平均値(Lsmp)が、黒レベルのターゲット値(Ltgt)より低くなったら、メインCPU24は、このときのオフセット設定値を調整完了値(Oend´)として保存し、オフセット調整処理を終了する。
メインCPU24は、以後のスキャン動作の際、この調整完了値(Oend´)をAMP・A/D変換器23のオフセット設定値(Oft)として使用する。メインCPU24は、電源がOFFされるまで、この調整完了値を使用する。
電源がOFFされ、新たに電源がONされた場合、起動時処理におけるオフセット調整処理として、メインCPU24は、再度S3001から順に調整処理を開始する。
ここで、電源再投入時のS3001における個別調整値(Ostart)の設定の際、メインCPU24は、個別調整値として、電源OFFの前に保存した前回の調整完了値(Oend´)を、個別調整値(Ostart)として設定する。そして、S3011まで処理が完了し、オフセット調整処理が完了したら、メインCPU24は、オフセット値として求められたオフセット設定値(Oft)を、新たな調整完了値(Oend´´)として保存する。
このような手順で、図10中の2回のオフセット調整(S2002、S2006)を実行する。
図10中のもうひとつのAMP・A/D23の調整処理である、ゲイン調整(S2004)も、同様の手順で実行する。ゲイン調整の場合は、調整のターゲット値(Ltgt)が白レベルのターゲット値となる。ゲイン調整では、ランプを点灯した状態で、白色シート109cの白データをサンプリングする。そして、サンプリングした画像データとターゲット値との比較によって、AMP・A/D23のゲイン設定値(増幅率)を調整する。
図12は、メインCPU24が、オフセット調整において、画像データの平均値(Lsmp)がターゲット(Ltgt)と一致するように、オフセット設定値(Oft)を加減して操作したときのイメージ図である。
図13は、AMP・A/D変換器23のオフセット/ゲイン設定値と、メインCPU24が取得する画像データ平均値との関係を示した図である。
本発明の実施形態における画像形成装置のシート搬送方向に沿った断面図である。 図1の画像形成装置の外観斜視図である。 画像形成装置に装備された本発明の実施形態における画像読取装置の一部分を示したものであり、原稿搬送方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態における画像読取装置の断面図である。(A)副走査方向に沿った断面図である。(B)主走査方向に沿った断面図である。 イメージセンサユニットの斜視図である。 図5のイメージセンサユニットの副走査方向に沿った断面図である。 本発明の実施形態におけるイメージセンサユニットによる光量分布を示す図である。 他の実施形態におけるイメージセンサユニットの図であり、図6に相当する図である。 本発明の実施形態における制御回路を示す図である。 本発明の実施形態における電源投入及びスリープ復帰時の制御シーケンスのフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態におけるオフセット調整のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態におけるオフセット調整の処理イメージを示す図である。 本発明の実施形態におけるオフセット・ゲイン設定値と画像データの関係を示す図である。
符号の説明
D シート原稿(被写体)
E ブック原稿(被写体)
10 LED(光源)
11 導光体(光源)
12 セルフォックレンズアレイ
13 受光センサ(=CIS)(光電変換素子)
13a 受光素子
21 CISユニット(光電変換装置)
23 AMP・A/D(AFE、ADコンバータ)
24 メインCPU(読み取り動作制御手段)・メモリ(記憶手段)
26 読取部共通電源
27 カウンタ
30 サブCPU
50 読取ユニット(読取部)
100 画像形成装置
101 装置本体
103 画像読取装置
104 記録装置本体
105 操作部(報知手段)
108 イメージセンサユニット(=CISユニット)
111 画像形成部

Claims (2)

  1. 被写体を照射する光源と、前記光源によって照射された被写体の反射光を受光して電気信号に変換する光電変換素子とを備えた読取部によって被写体の画像を読み取る画像読取装置において、
    前記読取部から供給されるアナログ信号に対して加えるオフセット電圧の基準電圧を表すオフセット設定値と、アナログ信号の増幅率を表すゲイン設定値とを保持し、前記画像読取センサから供給されるアナログ信号に対して、前記オフセット設定値に基く基準電圧の設定と、前記ゲイン設定値に基づく信号増幅を行うAFE(Analogue Front End)と、
    前記AFEから出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータと、
    読取動作を制御する読取動作制御手段と、
    各種の設定データを記憶する記憶手段とをさらに備え、
    前記記憶手段には、装置毎に固有のオフセット設定値・ゲイン設定値が記憶され、前記読取動作制御手段は、電源投入の度に、前記記憶手段に記憶した、前記オフセット設定値、前記ゲイン設定値に基づき、前記AFEを制御して、前記画像読取センサから供給されるアナログ信号が、所定の値となるように、前記オフセット設定値、ゲイン設定値の調整処理を開始することを特徴とする、画像読取装置。
  2. 前記オフセット設定値、前記ゲイン設定値は、あらかじめ、前記読取動作制御手段によって前記AFEを制御して、オフセット調整、ゲイン調整を行ったときの調整結果であることを特徴とする、請求項1に記載の画像読取装置。
JP2008198255A 2008-07-31 2008-07-31 画像読取装置 Withdrawn JP2010041083A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014197815A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法

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