JP2010040941A - 電気二重層キャパシタ及びその製造方法 - Google Patents

電気二重層キャパシタ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構造を有する電気二重層キャパシタを提供する。
【解決手段】集電体124の両面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層126,128が形成され、さらには集電体124の所定部分にタブ部材130が接合された電極体120と、セパレータ140とが交互に重層された状態で巻回されたキャパシタ素子110を備える電気二重層キャパシタ。タブ部材130におけるセパレータ140と対向する面には、炭素含有材料からなる保護層136が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気二重層キャパシタ及びその製造方法に関する。
電気二重層キャパシタは、電極と電解液との界面に生じる「電気二重層」を誘電体として電荷を蓄えるキャパシタであり、蓄電に化学反応を伴わないため急速充放電が可能で、サイクル寿命が長いといった特長を有する。このため、瞬時に大電流が必要な機器のパワーアシストやエネルギー回生の用途に好適に用いることができる。また、充電式機器の主電源として使用することで機器のメンテナンスフリー化を実現することができる(例えば、非特許文献1並びに特許文献1及び2参照。)。
電気二重層キャパシタは、集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成され、さらには集電体の所定部分にタブ部材が接合された電極体と、セパレータとが、交互に重層された状態で巻回されたキャパシタ素子を備える。
電気二重層キャパシタは、キャパシタ素子を、電解液を含浸させた状態で有底筒状の金属ケース内に挿入し、さらにその後、封口体の周囲の部分で金属ケースを巻き締めることによって金属ケースの開口部を封口体で封止した構造を有する。
集電体としては、例えば、アルミニウム薄板を用いる。また、分極性電極層としては、例えば、活性炭粉末及びカーボンブラックをバインダー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン。)と混練してペーストを作製し、このペーストを集電体の表裏両面又は片面に塗工及び乾燥することにより形成したものを用いる。
図14は、従来の電気二重層キャパシタ800を説明するために示す図である。図14(a)は電気二重層キャパシタ800を構成するキャパシタ素子810に引き延ばした状態としたときの斜視図であり、図14(b)はキャパシタ素子810の部分断面図である。
電極体820は、図14(a)に示すように、部分的に分極性電極層826が除去されることにより電極体820の所定部分に分極性電極層除去領域が形成され、当該分極性電極層除去領域に、例えばアルミニウム薄板からなるタブ部材830が接合された構造を有する。また、電極体820は、図14(b)に示すように、セパレータ部材840と交互に重層された状態で巻回される。なお、図14(b)においては、電極体820の曲率を無視した状態で図示している。以下、同様の図面においても、電極体の曲率を無視した状態で図示することとする。
しかしながら、上記のような構造を有する電気二重層キャパシタ800においては、タブ部材830の浸漬電位が分極性電極層826の浸漬電位と異なることに起因して、タブ部材830に対向する領域でセパレータ840が劣化するという問題がある(セパレータが劣化するという問題については、例えば、特許文献1参照。)。
そこで、特許文献2には、このような問題を解決することができると考えられる電気二重層キャパシタ900が提案されている。図15は、特許文献2に記載された電気二重層キャパシタ900を説明するために示す図である。
電気二重層キャパシタ900を構成するキャパシタ素子910は、図15に示すように、タブ部材930を覆うように分極性電極層926が形成された構造を有する。
このため、電気二重層キャパシタ900によれば、タブ部材930を覆うように分極性電極層926が形成された構造を有するため、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能となる。
"電気二重層キャパシタ"、[online]、ルビコン、[2008年7月16日検索]、インターネット<URL:http://www.rubycon.co.jp/catalog/j_pdfs/edlc/Outline_Jpn.pdf> 特開2007−157812号公報 特開2001−237150号公報
しかしながら、電気二重層キャパシタ900においては、キャパシタ素子910を形成する過程で、細幅の電極体920の所定位置にタブ部材930を接合したものの全体を覆うように細幅の分極性電極層926を形成するという工程(例えば、活性炭の塗工、活性炭シートの貼付等。)を実施する必要があるため、作業効率が低く、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構造を有する電気二重層キャパシタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の電気二重層キャパシタは、集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成され、さらには前記集電体の所定部分にタブ部材が接合された電極体と、セパレータとが交互に重層された状態で巻回されたキャパシタ素子を備える電気二重層キャパシタであって、前記タブ部材における前記セパレータと対向する面には、炭素含有材料からなる保護層が形成されていることを特徴とする。
このため、本発明の電気二重層キャパシタによれば、タブ部材におけるセパレータと対向する面には保護層が形成されており、さらには、保護層が、分極性電極層を構成する炭素含有多孔質材料と同質の炭素含有材料からなるため、分極性電極層の浸漬電位と保護層の浸漬電位とが近い電位となり、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能となる。
また、本発明の電気二重層キャパシタによれば、タブ部材上に保護層を形成すればよいため、細幅の電極体の所定位置にタブ部材を接合したものに細幅の分極性電極層を形成するという作業効率の低い工程を実施する必要がなくなり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
その結果、本発明の電気二重層キャパシタは、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構造を有する電気二重層キャパシタとなり、本発明の目的が達成される。
なお、本発明の電気二重層キャパシタにおいて、炭素含有材料とは、炭素材料又は炭素系材料のことをいい、単なる有機材料は含まないものとする。
(2)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層は、金属薄板を介して前記タブ部材上に形成されたものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、金属薄板の一方の面に保護層を形成しておいた部材とタブ部材とを同時に接合することにより上記(1)に記載の電気二重層キャパシタを製造することが可能となり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
(3)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層は、金属薄板を介することなく前記タブ部材上に形成されたものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、タブ部材の一方の面に予め保護層を形成しておけば、従来の電気二重層キャパシタ800の場合と同様の工程で上記(1)に記載の電気二重層キャパシタを製造することが可能となり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
(4)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層は、炭素微粒子含有ペーストを前記タブ部材上に塗工した後固化することによって形成されたものであることが好ましい。
このような構成とすることにより、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
(5)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層は、炭素含有多孔質材料からなるシートを前記タブ部材上に貼り付けることにより形成されたものであることが好ましい。
このような構成とすることによっても、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
(6)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記炭素含有材料は、多孔質材料からなることが好ましい。
このような構成とすることにより、タブ部材におけるセパレータと対向する面には、分極性電極層の場合と同様に表面積が大きい多孔質材料からなる保護層が形成されているため、特許文献2に記載された電気二重層キャパシタ900の場合と同様に、電気容量が大きい電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
また、本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層を構成する炭素含有材料は、前記分極性電極層を構成する炭素含有多孔質材料と同じ組成からなることが好ましい。
このような構成とすることにより、保護層と分極性電極層との電位差を小さくすることが可能となるため、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能となる。
(7)本発明の電気二重層キャパシタの製造方法は、上記(2)に記載の電気二重層キャパシタを製造するための電気二重層キャパシタの製造方法であって、集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を準備する電極体準備工程と、前記電極体の表面から部分的に前記分極性電極層を除去することにより前記電極体の所定部分に分極性電極層除去領域を形成する分極性電極層除去工程と、前記分極性電極層除去領域に、前記タブ部材と、前記金属薄板及び前記保護層が積層された被覆部材とを重ねて配置した状態で、前記電極体に前記タブ部材と前記被覆部材とを接合する接合工程と、前記電極体と、前記セパレータとをこれらが交互に重層された状態で巻回する巻回工程とをこの順序で含むことを特徴とする。
このため、本発明の電気二重層キャパシタの製造方法によれば、比較的簡単な工程で、上記(2)に記載の電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
(8)本発明の電気二重層キャパシタの製造方法は、上記(3)に記載の電気二重層キャパシタを製造するための電気二重層キャパシタの製造方法であって、集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を準備する電極体準備工程と、前記電極体の表面から部分的に前記分極性電極層を除去することにより前記電極体の所定部分に分極性電極層除去領域を形成する分極性電極層除去工程と、前記分極性電極層除去領域に、非接合面に保護層が形成されたタブ部材を配置した状態で、前記電極体に前記タブ部材を接合する接合工程と、前記電極体と、前記セパレータとをこれらが交互に重層された状態で巻回する巻回工程とをこの順序で含むことを特徴とする。
このため、本発明の電気二重層キャパシタの製造方法によれば、比較的簡単な工程で、上記(3)に記載の電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
(9)本発明の電気二重層キャパシタにおいては、前記保護層は、炭素微粒子含有ペーストを前記タブ部材上に塗工した後固化することによって形成されたものであることが好ましい。
このような方法とすることにより、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
(10)本発明の電気二重層キャパシタの製造方法においては、前記保護層は、炭素含有材料からなるシートを前記タブ部材上に貼り付けることにより形成されたものであることが好ましい。
このような方法とすることによっても、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
(11)本発明の電気二重層キャパシタの製造方法においては、前記電極体準備工程は、集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された広幅の電極体シートを細幅に裁断して複数の電極体を形成する電極体形成工程を含むことが好ましい。
このような方法とすることにより、予め分極性電極層が形成された細幅の電極体を高い生産性で形成することができる。
以下、本発明の電気二重層キャパシタ及びその製造方法について、図に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
実施形態1は、請求項2に記載の電気二重層キャパシタ及び請求項7に記載の電気二重層キャパシタの製造方法を説明するための実施形態である。
A.電気二重層キャパシタの構成
図1及び図2は、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100を説明するために示す図である。図1(a)は電気二重層キャパシタ100を構成するキャパシタ素子110を引き延ばした状態としたときの斜視図であり、図1(b)はキャパシタ素子110の部分断面図であり、図1(c)は図1(b)のA−A断面図である。図2(a)は電気二重層キャパシタ800を構成するキャパシタ素子110の一部展開斜視図であり、図2(b)は電気二重層キャパシタ100の分解斜視図である。
実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100は、図1及び図2(a)に示すように、集電体124の両面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層126,128が形成され、さらには集電体124の所定部分には外部との電気接続を取るためのタブ部材130が接合された2枚の電極体120と、2枚のセパレータ140とが、交互に重層された状態で巻回されたキャパシタ素子110を備え、タブ部材130におけるセパレータ140と対向する面には、炭素含有多孔質材料からなる保護層136が金属薄板134を介して形成されている。
電気二重層キャパシタ100は、図2(b)に示すように、キャパシタ素子110の一対のタブ部材130を、封口体152を貫通して取り付けられた一対の接続端子154に接合することにより、キャパシタ素子110と封口体152とを一体化させ、その後、当該キャパシタ素子110を、電解液を含浸させた状態で有底筒状の金属ケース150内に挿入し、さらにその後、封口体152の周囲の部分で金属ケース150を巻き締めることによって金属ケース150の開口部を封口体152で封止した構造を有する。
集電体124としては、例えば、厚さ20μm〜50μmのアルミニウム薄板を用いる。また、分極性電極層126,128としては、例えば、活性炭粉末及びカーボンブラックをバインダーと混練して炭素微粒子含有ペーストを作製し、当該ペーストを40μm〜150μmの厚さで集電体124の表裏両面に塗工及び乾燥することにより形成したものを用いる。
なお、タブ部材130における所定部分には、図1(a)及び図1(c)に示すように、保護層136は形成されておらず、この部分は接続端子154との電気接続に供される。
タブ部材130としては、例えば、厚さ100μm〜300μmのアルミニウム薄板を用いる。また、金属薄板134としては、例えば、厚さ20μm〜50μmのアルミニウム薄板を用い、保護層136としては、例えば、活性炭粉末及びカーボンブラックをバインダーと混練してなる炭素微粒子含有ペーストを作製し、当該ペーストを40μm〜150μmの厚さで金属薄板134に塗工した後固化したものを用いる。
なお、分極性電極層126,128を構成する炭素含有多孔質材料と、保護層136を構成する炭素含有多孔質材料とは、同じ組成からなる。
B.電気二重層キャパシタの製造方法
図3は、実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法を説明するために示すフローチャートである。
図4は、電極体準備工程S110における裁断工程S116を模式的に示す斜視図である。
図5は、分極性電極層除去工程S120を模式的に示す斜視図である。図5(a)及び図5(b)は分極性電極層除去工程S120の各段階を模式的に示す斜視図である。
図6は、タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。図6(a)及び図6(b)はタブ部材形成工程の各段階を模式的に示す斜視図である。
図7は、被覆部材準備工程を模式的に示す斜視図である。図7(a)及び図7(b)は被覆部材準備工程の各段階を模式的に示す斜視図である。
図8は、接合工程S130を模式的に示す断面図である。図8(a)〜図8(e)は接合工程S130の各段階を模式的に示す断面図である。
実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法は、図3に示すように、電極体準備工程S110、分極性電極層除去工程S120、接合工程S130及び巻回工程S140が順次実施される。以下、これら各工程を詳細に説明する。
1.電極体準備工程S110
まず、アルミニウム薄板からなる集電体124の両面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層126,128が形成された広幅の電極体シート118を用意し、当該広幅の電極体シート118を細幅に裁断して複数の電極体120を形成する(図4参照。)。
2.分極性電極層除去工程S120
次に、電極体120の表面から部分的に分極性電極層126を除去することにより電極体120の所定部分に分極性電極層除去領域Bを形成する(図5参照。)。分極性電極層除去工程S120は、例えばブラシを用いて実施する。
3.接合工程S130
次に、分極性電極層除去領域Bに、タブ部材130と、金属薄板134及び保護層136が重層された被覆部材132とを重ねて配置した状態で(図8(a)〜図8(c)参照。)、冷間圧接法を用いて、電極体120にタブ部材130と被覆部材132とを接合する(図8(d)及び図8(e)参照。)。
なお、実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法においては、接合工程S130を実施するのに先立って、タブ部材130と被覆部材132とを準備しておく。
タブ部材130は、図6に示すように、アルミニウム薄板からなる大面積のタブ部材シート130Pを準備し、当該タブ部材シート130Pを所定寸法に裁断することにより作製する。
また、被覆部材132は、図7に示すように、アルミニウム薄板からなる大面積の金属薄板134P上に炭素含有多孔質材料からなる保護層136Pを形成した被覆部材132Pを準備し、当該被覆部材132Pを所定寸法に裁断することにより作製する。
4.巻回工程S140
次に、2枚の電極体120と2枚のセパレータ140とを、これらが交互に重層された状態で巻回することにより、キャパシタ素子110を形成する。
この後、キャパシタ素子110の一対のタブ部材130を、封口体152を貫通して取り付けられた一対の接続端子154に接合することにより、キャパシタ素子110と封口体152とを一体化させ、その後、当該キャパシタ素子110を、電解液を含浸させた状態で有底筒状の金属ケース150内に挿入し、さらにその後、封口体152の周囲の部分で金属ケース150を巻き締めることによって金属ケース150の開口部を封口体152で封止した構造を有する電気二重層キャパシタ100を形成する(図2(b)参照。)。
C.電気二重層キャパシタの効果
実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100によれば、タブ部材130におけるセパレータ140と対向する面には保護層136が形成されており、さらには、保護層136が、分極性電極層126を構成する炭素含有多孔質材料と同質の炭素含有材料(炭素含有多孔質材料)からなるため、分極性電極層126の浸漬電位と保護層136の浸漬電位とが近い電位となり、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100によれば、タブ部材130上に保護層136を形成すればよいため、細幅の電極体の所定位置にタブ部材を接合したものに細幅の分極性電極層を形成するという作業効率の低い工程を実施する必要がなくなり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
その結果、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100は、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構造を有する電気二重層キャパシタとなる。
また、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100によれば、保護層136は、金属薄板134を介してタブ部材130上に形成されたものであるため、金属薄板134の一方の面に保護層136を形成しておいた被覆部材132とタブ部材130とを同時に接合することにより電気二重層キャパシタを製造することが可能となり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100によれば、タブ部材130におけるセパレータ140と対向する面には、分極性電極層126の場合と同様に表面積が大きい炭素含有多孔質材料からなる保護層136が形成されているため、特許文献2に記載された電気二重層キャパシタ900の場合と同様に、電気容量が大きい電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100によれば、保護層136を構成する炭素含有多孔質材料は、分極性電極層126を構成する炭素含有多孔質材料と同じ組成からなり、保護層136と分極性電極層126との電位差を小さくすることが可能となるため、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能となる。
また、実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法によれば、上記したような電極体準備工程、分極性電極層除去工程、接合工程及び巻回工程をこの順序で実施することとしているため、比較的簡単な工程で、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100を製造することが可能となる。
[実施形態2]
実施形態2は、請求項4に記載の電気二重層キャパシタ及び請求項9に記載の電気二重層キャパシタの製造方法を説明するための実施形態である。
図9は、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200を説明するために示す図である。図9(a)は電気二重層キャパシタ200を構成するキャパシタ素子210を引き延ばした状態としたときの斜視図であり、図9(b)はキャパシタ素子210の部分断面図であり、図9(c)は図9(b)のA−A断面図である。
図10は、実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法を説明するために示すフローチャートである。
図11は、タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。図11(a)〜図11(c)はタブ部材形成工程の各段階を模式的に示す斜視図である。
図12は、接合工程S230を模式的に示す断面図である。図12(a)〜図12(d)は接合工程S230の各段階を模式的に示す断面図である。
実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200(図示せず。)は、基本的には実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100と同様の構成を有するが、保護層の構成が実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100の場合とは異なる。すなわち、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200においては、図9及び図11に示すように、保護層236は金属薄板を介することなくタブ部材230上に形成されたものである。そして、保護層236は、炭素微粒子含有ペーストをタブ部材230上に塗布した後固化することによって形成されたものである。
このように、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200は、保護層の構成が実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100の場合とは異なるが、タブ部材におけるセパレータと対向する面には保護層が形成されており、さらには、保護層236が、分極性電極層126を構成する炭素含有多孔質材料と同質の炭素含有材料(炭素含有多孔質材料)からなるため、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100の場合と同様に、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構成を有する電気二重層キャパシタとなる。
また、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200によれば、保護層236が金属薄板を介することなくタブ部材230上に形成されたものであるため、タブ部材230の一方の面に予め保護層を形成しておくことにより、従来の電気二重層キャパシタ800の場合と同様の工程で本発明の電気二重層キャパシタを製造することが可能となり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
さらにまた、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200によれば、保護層236が炭素微粒子含有ペーストをタブ部材230上に塗布した後固化することによって形成されたものであるため、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
なお、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200は、保護層の構成以外の点においては実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100と同様の構成を備えるため、実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200は、図10〜図12に示すような方法によって製造することができる。
実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法は、基本的には、実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法と同様の工程を含むが、図10に示すように、接合工程の内容のみが実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法とは異なる。このため、実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法においては、接合工程のみを説明する。
すなわち、実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法においては、予め準備しておいた電極体120における分極性電極層除去領域B(図12(a)参照。)に、保護層236が形成されたタブ部材230を配置した状態で(図12(b)参照。)、保護層236の上から強く加圧して(図12(c)参照。)、保護層236が形成されたタブ部材230を電極体120に接合する(図12(d)参照。)ことによって接合工程S230を実施する。
なお、実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法においては、接合工程S230を実施するのに先立って、保護層236が形成されたタブ部材230を準備しておく。
タブ部材230は、図11に示すように、アルミニウム薄板からなる大面積のタブ部材シート230Pを準備し、当該タブ部材シート230Pの所定領域上に炭素微粒子含有ペースト236Pを塗工した後固化し、さらにその後、タブ部材シート230Pを所定寸法に裁断することにより作製する。
[実施形態3]
実施形態3は、請求項5に記載の電気二重層キャパシタ及び請求項10に記載の電気二重層キャパシタの製造方法を説明するための実施形態である。
実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300(図示せず。)は、基本的には実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200と同様の構成を有するが、保護層の構成が実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200の場合とは異なる。すなわち、実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300においては、図12に示すように、保護層336は、炭素含有多孔質材料からなるシートをタブ部材上に貼り付けることにより形成されたものである。
このように、実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300は、保護層の構成が実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200の場合とは異なるが、タブ部材におけるセパレータと対向する面には保護層が形成されており、さらには、保護層336が、分極性電極層126を構成する炭素含有多孔質材料と同質の炭素含有材料(炭素含有多孔質材料)からなるため、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200の場合と同様に、タブ部材に対向する領域でセパレータが劣化するという問題を軽減することが可能で、かつ、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能な構造を有する電気二重層キャパシタとなる。
また、実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300によれば、保護層336が金属薄板を介することなくタブ部材330上に形成されたものであるため、タブ部材330の一方の面に予め保護層を形成しておくことにより、従来の電気二重層キャパシタ800の場合と同様の工程で本発明の電気二重層キャパシタを製造することが可能となり、高い生産性で電気二重層キャパシタを製造することが可能となる。
さらにまた、実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300によれば、保護層336が炭素含有多孔質材料からなるシート336Pをタブ部材330P上に貼り付けることにより形成されたものであるため、タブ部材の一方の面に比較的簡便な方法で保護層を形成することが可能となる。
なお、実施形態3に係る電気二重層キャパシタ300は、保護層の構成以外の点においては実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200と同様の構成を備えるため、実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。
図13は、タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。図13(a)〜図13(c)はタブ部材形成工程の各段階を模式的に示す斜視図である。
実施形態3に係る電気二重層キャパシタの製造方法は、基本的には実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法と同様の工程を含むが、図13に示すように、保護層が形成されたタブ部材を製造する工程の内容のみが実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法とは異なる。この「保護層が形成されたタブ部材を製造する工程」は、接合工程S230を実施するのに先立って実施する工程である。このため、実施形態3に係る電気二重層キャパシタの製造方法においては、上記保護層が形成されたタブ部材を製造する工程のみを説明する。
すなわち、タブ部材330は、図13に示すように、アルミニウム薄板からなる大面積のタブ部材シート330Pを準備し、このタブ部材シート330Pの所定領域上に炭素含有多孔質材料からなるシート336Pを貼り付けることにより作製する。
以上、本発明の電気二重層キャパシタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態においては、保護層を構成する炭素含有材料としては、炭素含有多孔質材料を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。多孔質ではない材料(例えば、グラファイトシート。)を用いることができる。また、炭素含有材料には、電気伝導度調整、機械的強度調整などのために各種添加物を添加することも可能である。
(2)上記各実施形態においては、分極性電極層に用いる炭素含有多孔質材料としては、活性炭粉末及びカーボンブラックをバインダー(例えば、ポリテトラフルオロエチレン。)と混練してペーストを作製し、このペーストを集電体の表裏両面に塗工及び乾燥することにより形成したものを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。炭素を含む別の多孔質材料(例えば、カーボンナノチューブ。)も同様に用いることができる。また、炭素含有多孔質材料には、電気伝導度調整、機械的強度調整などのために各種添加物を添加することも可能である。
(3)上記実施形態2においては、保護層は炭素微粒子含有ペーストをタブ部材上に塗工した後固化することによって形成されたものであり、また、上記実施形態3においては、保護層は炭素含有多孔質材料からなるシートをタブ部材上に貼り付けることにより形成されたものであるが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷などの方法により形成されたものであってもよい。
(4)上記各実施形態においては、電極体にタブ部材を接合する方法として冷間圧接法を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、超音波溶接、レーザー溶接、スティッチング法など各種方法が適用可能である。
(5)上記実施形態1においては、タブ部材及び被覆部材を一度に電極体に接合するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、予め被覆部材をタブ部材に接合し、その後、当該被覆部材が接合されたタブ部材を電極体にさらに接合させるようにしてもよい。また、タブ部材を電極体に接合し、その後、タブ部材の上に被覆部材をさらに接合させるようにしてもよい。
(6)上記実施形態2又は3においては、予めタブ部材に保護層を形成しておき、その後、当該保護壁層が形成されたタブ部材を電極体に接合するものとして説明した。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、タブ部材を電極体に接合させた後に、タブ部材上に保護層を形成することも可能である。この場合、予め所定形状に加工しておいた保護層の小片を、電極体に接合した後のタブ部材上に貼り付ける方法が好ましい。
(7)上記各実施形態においては、集電体の両面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を備える電気二重層キャパシタを用いて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、集電体の片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を備える電気二重層キャパシタタブに本発明を適用することもできる。
実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100を説明するために示す図である。 実施形態1に係る電気二重層キャパシタ100を説明するために示す図である。 実施形態1に係る電気二重層キャパシタの製造方法を説明するために示すフローチャートである 電極体準備工程S110における裁断工程S116を模式的に示す斜視図である。 分極性電極層除去工程S120を模式的に示す斜視図である。 タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。 被覆部材準備工程を模式的に示す斜視図である。 接合工程S130を模式的に示す断面図である。 実施形態2に係る電気二重層キャパシタ200を説明するために示す図である。 実施形態2に係る電気二重層キャパシタの製造方法を説明するために示すフローチャートである。 タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。 接合工程S230を模式的に示す断面図である。 タブ部材準備工程を模式的に示す斜視図である。 従来の電気二重層キャパシタ800を説明するために示す図である。 従来の電気二重層キャパシタ900を説明するために示す図である。
符号の説明
10…カッター、20…基台、110,210,810,910…キャパシタ素子、118…広幅の電極体シート、120,820,920…電極体、124,824,924…集電体、126,128,826,828,926,928…分極性電極層、130,230,330,830,930…タブ部材、132,132P…被覆部材、134,134P…金属薄板、136,136P,236,336…保護層、140,840,940…セパレータ、150…金属ケース、152…封口体、154…接続端子、230P,330P…タブ部材シート、236P…炭素微粒子含有ペースト、336P…炭素含有多孔質材料からなるシート、B…分極性電極層除去領域

Claims (11)

  1. 集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成され、さらには前記集電体の所定部分にタブ部材が接合された電極体と、セパレータとが交互に重層された状態で巻回されたキャパシタ素子を備える電気二重層キャパシタであって、
    前記タブ部材における前記セパレータと対向する面には、炭素含有材料からなる保護層が形成されていることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 請求項1に記載の電気二重層キャパシタにおいて、
    前記保護層は、金属薄板を介して前記タブ部材上に形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  3. 請求項1に記載の電気二重層キャパシタにおいて、
    前記保護層は、金属薄板を介することなく前記タブ部材上に形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  4. 請求項3に記載の電気二重層キャパシタにおいて、
    前記保護層は、炭素微粒子含有ペーストを前記タブ部材上に塗工した後固化することによって形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  5. 請求項3に記載の電気二重層キャパシタにおいて、
    前記保護層は、炭素含有材料からなるシートを前記タブ部材上に貼り付けることにより形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタ
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電気二重層キャパシタにおいて、
    前記炭素含有材料は、多孔質材料からなることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  7. 請求項2に記載の電気二重層キャパシタを製造するための電気二重層キャパシタの製造方法であって、
    前記集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を準備する電極体準備工程と、
    前記電極体の表面から部分的に前記分極性電極層を除去することにより前記電極体の所定部分に分極性電極層除去領域を形成する分極性電極層除去工程と、
    前記分極性電極層除去領域に、前記タブ部材と、前記金属薄板及び前記保護層が積層された被覆部材とを重ねて配置した状態で、前記電極体に前記タブ部材と前記被覆部材とを接合する接合工程と、
    前記電極体と、前記セパレータとをこれらが交互に重層された状態で巻回する巻回工程とをこの順序で含むことを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  8. 請求項3に記載の電気二重層キャパシタを製造するための電気二重層キャパシタの製造方法であって、
    前記集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された電極体を準備する電極体準備工程と、
    前記電極体の表面から部分的に前記分極性電極層を除去することにより前記電極体の所定部分に分極性電極層除去領域を形成する分極性電極層除去工程と、
    前記分極性電極層除去領域に、非接合面に保護層が形成されたタブ部材を配置した状態で、前記電極体に前記タブ部材を接合する接合工程と、
    前記電極体と、前記セパレータとをこれらが交互に重層された状態で巻回する巻回工程とをこの順序で含むことを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  9. 請求項8に記載の電気二重層キャパシタの製造方法において、
    前記保護層は、炭素微粒子含有ペーストを前記タブ部材上に塗工した後固化することによって形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  10. 請求項8に記載の電気二重層キャパシタの製造方法において、
    前記保護層は、炭素含有材料からなるシートを前記タブ部材上に貼り付けることにより形成されたものであることを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載の電気二重層キャパシタの製造方法において、
    前記電極体準備工程は、前記集電体の両面又は片面に炭素含有多孔質材料からなる分極性電極層が形成された広幅の電極体シートを細幅に裁断して複数の前記電極体を形成する電極体形成工程を含むことを特徴とする電気二重層キャパシタの製造方法。
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