JP2010040338A - 燃料電池スタックの製造方法および製造装置ならびに燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる燃料電池スタックの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の燃料電池スタックの製造方法は、電解質膜の両面に一対の電極が配置されてなる膜電極接合体がセパレータを介して複数積層されてなる燃料電池スタックの製造方法である。本発明の燃料電池スタックの製造方法は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材61を、膜電極接合体がセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造する。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池スタックの製造方法および製造装置ならびに燃料電池スタックに関する。
近年、環境負荷の少ない電源として、燃料電池が注目されている。燃料電池は、酸素および水素の供給を受けて電力を生成するものである。燃料電池の中では、常温で作動可能な固体高分子形の燃料電池が興味を持たれている。
固体高分子形の燃料電池は、電解質膜の両面に一対の電極(アノード/カソード)を配置してなる膜電極接合体(以下、MEAと称する)が、セパレータを介して複数積層されて形成される。このような燃料電池スタックを製造する技術としては、たとえば、下記の特許文献1に示す燃料電池の組立方法が知られている。
特許文献1に開示されている燃料電池の組立方法は、ガイド切欠部が設けられたセパレータを、ガイドポストに合わせて位置決めしつつ、セパレータとMEAとを交互に積層するものである。このような構成の燃料電池の組立方法によれば、セパレータおよびMEAを精度よく積層することができる。
なお、関連する公知技術文献としては、下記の特許文献2〜4が挙げられる。
特開2000−48849号公報 特開2004−172094号公報 特開2005−71869号公報 特開2006−147460号公報
しかしながら、上記燃料電池の組立方法では、セパレータを積層したのちに、積層したセパレータの位置を調整するため、MEAおよびセパレータの積層に要する時間が長くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる燃料電池スタックの製造方法および製造装置ならびに燃料電池スタックを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の燃料電池スタックの製造方法は、電解質膜の両面に一対の電極が配置されてなる膜電極接合体がセパレータを介して複数積層されてなる燃料電池スタックの製造方法である。本発明の燃料電池スタックの製造方法は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、膜電極接合体がセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造する。
本発明の燃料電池スタックの製造装置は、電解質膜の両面に一対の電極が配置されてなる膜電極接合体がセパレータを介して複数積層されてなる燃料電池スタックの製造装置であって、折り畳み手段を有する。前記折り畳み手段は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、膜電極接合体がセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳む。
本発明の燃料電池スタックは、シート状の基材、複数のセパレータ、および複数の膜電極接合体を有する。前記シート状の基材は、ジグザグ状に折り畳まれて形成される。前記複数のセパレータは、前記シート状の基材に形成されている。前記複数の膜電極接合体は、前記シート状の基材に形成された電解質膜および一対の電極から形成され、前記セパレータを介して積層されている。
本発明の燃料電池スタックの製造方法および製造装置ならびに燃料電池スタックによれば、積層したMEAおよびセパレータの位置を調整する工程が省略されるため、MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図中、同様の部材には同一の符号を用いた。
図1は、本発明の一実施の形態における燃料電池スタックの製造装置の概略構成を示す図であり、図2は、図1に示す燃料電池スタックの製造装置によって製造される燃料電池スタックの構成部材を説明するための図である。本実施の形態における燃料電池スタックの製造装置は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、MEAがセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造するものである。
図1に示すとおり、本実施の形態の燃料電池スタックの製造装置10は、セパレータ供給部20、MEA供給部30、ラミネート部40、およびジグザグ積層部50を備える。
セパレータ供給部20は、セパレータを供給するものである。セパレータ供給部20は、長手方向に複数のセパレータが形成されたシート状のセパレータ基材21を供給する。シート状のセパレータ基材21は、可撓性樹脂(たとえば、テフロン(登録商標))から形成され、原反ロール21aより巻き戻して供給される。セパレータ基材21の一方の面にはLLC(冷却水)流路層22が形成され、他方の面にはガス流路層23が形成される(図2(A)参照)。LLC流路層22およびガス流路層23は、シート状の樹脂(たとえば、ホットメルト)から形成され、原反ロール22a,23aより巻き戻して供給される。原反ロール22a,23aより供給されるLLC流路層22およびガス流路層23は、接合ローラを介してセパレータ基材21に接合される。LLC流路層22およびガス流路層23には、流路溝を形成するための開口部が設けられており、これらの開口部は、セパレータ基材21を底面とするLLC流路溝およびガス流路溝を形成する。なお、本実施の形態とは異なり、LLC流路層およびガス流路層は、シート状のセパレータ基材に印刷法などにより直接的に形成されてもよい。
MEA供給部30は、MEAを供給するものである。MEA供給部30は、長手方向に複数の電解質膜32ならびに電極(アノード/カソード)33が形成されたシート状のMEA基材31を供給する。シート状のMEA基材31は、可撓性樹脂(たとえば、ホットメルト)から形成され、原反ロール31aより巻き戻して供給される。MEA基材31には、電解質膜32に対応する矩形状の開口部34が複数形成されている。MEA基材31の一方の面には、長手方向に連続する開口部34に対して一個置きに電解質膜32が形成され、他方の面には、長手方向に連続する開口部34に対してアノード35およびカソード36が交互に形成される(図2(B)参照)。電解質膜32は、ダイコータ32aによってMEA基材31に塗布される。アノード35およびカソード36を含む電極33は、原反ロール33aより巻き戻して供給され、所定間隔で切断されつつ、MEA基材31に接合される。アノード35およびカソード36は、それぞれ電極触媒層およびガス拡散層(GDL)を含む。長手方向に交互に積層されるアノード35とカソード36との間には、一個置きに導電層(以下、BUSプレートと称する)37が形成されている。BUSプレート37は、たとえば、銅から形成され、セパレータを間に挟んで隣接するアノード35とカソード36とを電気的に接続する。なお、電解質膜、電極触媒層、およびガス拡散層は、一般的な固体高分子形の燃料電池で用いられる材料と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ラミネート部40は、複数のセパレータが形成されたシート状のセパレータ基材21と、複数の電解質膜32および電極33が形成されたMEA基材31とを接合するものである。ラミネート部40は、一対の加熱ローラ41,42を有し、セパレータ供給部20から搬送されるセパレータ基材21とMEA供給部30から搬送されるMEA基材31とは、加熱ローラ41,42により加熱押圧されて接合される。セパレータ基材21とMEA基材31とは、ガス流路層23が形成された面と電極33が形成された面とが当接するように接合される。セパレータ基材21とMEA基材31とが接合されることにより、シート状のセパレータ基材21に、電解質膜32および電極33が添着される。
ジグザグ積層部50は、折り畳み手段として、ラミネート部40で接合されたセパレータ基材21とMEA基材31との接合体(以下、単に基材と称する)61を基準寸法に折り畳むものである。ジグザグ積層部50は、MEAがセパレータを介して積層されるように、シート状の基材61をジグザグ状に折り畳むことによって、MEAおよびセパレータを積層する。ジグザグ積層部50は、基材61が載置されるステージ51と、ステージ51を180度半転させる回転機構52と、ステージ51の高さを調整するエレベータ機構53と、を有する。また、ステージ51の角部には、ステージ51上に基材61をクランプする4つのクランプ機構54が設けられている。クランプ機構54は、クランプ手段として、高さ調整可能に設けられ、折り畳まれる基材61の積層体62をステージ51上にクランプすることができる。ジグザグ積層部50の各部の動作については後述する。なお、ラミネート部40とジグザグ積層部50との間には、ジグザグ積層部50に供給されるシート状の基材61の張力を調整するための張力調整機構(不図示)が設けられている。
以上のとおり構成される本実施の形態における燃料電池スタックの製造装置10によれば、シート状のセパレータ基材21とMEA基材31とが接合されてなるシート状の基材61が、ジグザグ状に折り畳まれることによって燃料電池スタックが製造される。以下、図3〜図10を参照して、本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法について説明する。
まず、図3〜図6を参照して、本実施の形態におけるシート状の基材の折り畳み工程について説明する。図3〜図6は、図1に示す燃料電池スタックの製造装置におけるジグザグ積層部がシート状の基材を折り畳む工程を説明するための図である。上述したとおり、本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法では、MEAがセパレータを介して積層されるように、電解質膜、電極、およびセパレータが設けられたシート状の基材61が基準寸法にジグザグ状に折り畳まれる。
本実施の形態におけるシート状の基材61の折り畳み工程では、まず、ジグザグ積層部50のクランプ機構54によって、基材61の積層体62がクランプされる。具体的には、図3および図4に示すとおり、ジグザグ積層部50に備えられる4つのクランプ機構54が、積層体62の上部に移動され、積層体62の最上層の角部をクランプする。
次に、クランプ機構54が積層体62の最上層をクランプした状態で、回転機構52が駆動して、ステージ51をシート状の基材61に向かって半転させる。より具体的には、図4および図5に示すとおり、回転機構52の回転モータが駆動されて、ステージ51にクランプされている積層体62の最上層がシート状の基材61に重なるように、ステージ51を180度半転させる。このように構成すると、クランプ機構54によってクランプされている積層体62の端部を折り目として、シート状に供給される基材61が折り畳まれる。折り畳まれた基材61は、クランプ機構54を覆うように、新たな最上層として積層体62の上部に積層される。このとき、基材61の撓み、うねりを防止するために、シート状の基材61には、張力調整機構により張力が作用されている。
次に、クランプ機構54によって、積層体62の新たな最上層がクランプされる。より具体的には、図5および図6に示すとおり、新たな最上層と前の最上層との間で積層体62をクランプしているクランプ機構54が積層体62の間から引き出され、新たな最上層をクランプする。このとき、重力により基材61の積層体が落下しないように、4つのクランプ機構54は、一つずつアンクランプされ、新たな最上層をクランプする。
次に、クランプ機構54が最上層のセパレータをクランプした状態で、回転機構52が駆動してステージ51を逆向きに半転させる。具体的には、図6および図3に示すとおり、回転機構52の回転モータが駆動されて、ステージ51にクランプされている積層体62の最上層がシート状の基材61に重なるように、ステージ51を−180度半転させる。このように構成すると、クランプ機構54によってクランプされる積層体62の端部を折り目として、シート状に供給される基材61が折り畳まれる。折り畳まれた基材61は、クランプ機構54を覆うように、新たな最上層として積層体62の上部に積層される。
以上のとおり、本実施の形態の折り畳み工程によれば、電解質膜、電極、およびセパレータが設けられた基材61が折り畳まれることにより、MEAの両面にセパレータが配置される燃料電池セルが形成される。具体的には、ジグザグ積層部50が、積層体62をクランプしつつシート状の基材61に向かって半転させ、それから、逆向きに半転させて戻すことにより、基材61が折り畳まれて燃料電池セルが形成される。そして、上記折り畳み工程が所定回数繰り返されることにより、燃料電池セルが積層されて燃料電池スタックが製造される。なお、ジグザグ積層部50では、燃料電池セルが積層される毎に、エレベータ機構53によりステージ51の高さが調整され、積層体62の最上層の高さが燃料電池セルの積層数とは無関係に維持される。
そして、上述した折り返し工程によれば、ジグザグ積層部50のクランプ動作と回転動作という単純な動作の繰り返しにより、シート状の基材61が精度よく折り畳まれる。その結果、積層したMEAおよびセパレータの位置を調整する処理が省略され、短時間でMEAおよびセパレータ(すなわち、燃料電池セル)を積層することができる。その結果、燃料電池スタックを製造するためのタクトタイムが短縮される。
次に、図7〜図10を参照して、基材61がジグザグ状に折り畳まれて形成された積層体62をアンロードする工程について説明する。図7〜図10は、図1に示す燃料電池スタックの製造装置においてシート状の基材の積層体をアンロードする工程を説明するための図である。
図7に示すとおり、本実施の形態における積層体62のアンロード工程では、まず、積層体62の最上層がクランプ機構54によってクランプされる。
次に、クランプ機構54によってクランプされている積層体62が、ロボットハンド(以下、アンローダと称する)70によってクランプされる。より具体的には、図8に示すとおり、アンローダ70が、シート状の基材61が供給される側とは反対側の端部から、積層体62にアプローチして、積層体62を上下から挟み込む。なお、金属イオンの付着を防止する見地から、積層体62を把持するアンローダ70の把持面は、樹脂から形成されることが好ましい。
次に、アンローダ70によって、積層体62が1セル分頭出しされる。より具体的には、図9に示すとおり、アンローダ70が、基準寸法に対応する長さだけ積層体62をステージ51から引き出す。このように構成すると、積層体62がステージ51から引き出されるとともに、ステージ51には、次に折り畳まれるシート状の基材61が載置される。
そして、積層体62がシート状の基材から分離される。より具体的には、図10に示すとおり、ステージ51の上部に配置されるスリッタ(不図示)により、積層体62がシート状の基材61から切断分離される。シート状の基材61から分離された積層体62は、燃料電池スタック80を構成する。
以上のとおり、本実施の形態のアンロード工程によれば、シート状の基材61の積層体62がステージ51からアンロードされる。このとき、積層体62が基準寸法に対応する長さだけ引き出されることによって、次に折り畳まれるシート状の基材61が頭出しされる。
次に、図11および図12を参照して、本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法により製造される燃料電池スタックについて説明する。
図11(A)は、本実施の形態における燃料電池スタックを示す斜視図であり、図11(B)は、折り畳み工程における積層体を示す斜視図である。図12は、図11(B)に示す積層体の断面図である。
図12に示すとおり、本実施の形態の燃料電池スタックは、ジグザグ状に折り畳まれて形成されるシート状の基材と、シート状の基材に形成された複数のセパレータと、セパレータを介して積層されている複数のMEAと、を有する。
ジグザグ状に折り畳まれて形成されるシート状の基材は、ジグザグ状に形成されるシート状のセパレータ基材21とMEA基材31とから構成される。ジグザグ状に形成されるMEA基材31では、アノード35およびカソード36が電解質膜32を挟み込んで、MEAを形成しており、MEA基材31はシール材として機能している。ジグザグ状に形成されるセパレータ基材21では、ガス流路層23がMEAを挟み込んで、燃料電池セルを形成している。ジグザグ状に形成されるセパレータ基材21の反MEA基材31側の面は、隣接するLLC流路層22が重ね合わされてLLC流路を形成している。
なお、シート状のMEA基材31の折曲部には、BUSプレート37が形成されており、BUSプレート37は、セパレータを挟んで隣接するアノード35とカソード36とを電気的に接続している。
そして、このように構成される本実施の形態における燃料電池スタック80によれば、シート状の基材を基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池セルが精度よく積層される。したがって、短時間で燃料電池スタックを製造することができる。
(変形例)
図13は、本実施の形態における燃料電池スタックの変形例を説明するための断面図である。
図13に示すとおり、本変形例の燃料電池スタックでは、シート状の基材が折り畳まれている折曲部に空洞部25,26が設けられている。より具体的には、本変形例の燃料電池スタックでは、折曲部に対応する位置にガス流路層23が形成されず、折曲部の肉厚が他の部分よりも薄く形成されている。
このように構成すると、折曲部の形状精度のバラツキが許容され、締結プレス時にスタックが倒れるなどの不具合が防止される。また、折曲部に応力が発生することが防止されるため、折曲部の形状精度が確保される。
なお、本変形例とは異なり、プレス加工などによりガス流路層23およびセパレータ基材21の少なくとも一方に凹部を形成して、折曲部におけるガス流路層23およびセパレータ基材21の肉厚を薄くしてもよい。
以上のとおり、説明した本実施の形態は、以下の効果を奏する。
(a)本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、MEAがセパレータを介して複数積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造する。したがって、積層したMEAおよびセパレータの位置を調整する工程が省略されるため、MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる。また、原反ロールから供給されるセパレータなどを切断する工程および燃料電池セルを一枚ずつ搬送する工程が省略されるため、短時間で燃料電池スタックを製造することができる。さらに、位置合わせ用の切欠部などを設ける必要がないため、セパレータなどの構成部材をより薄く形成することができる。
(b)本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法は、添着工程および折り畳み工程を有する。添着工程は、セパレータが形成されたシート状のセパレータ基材に電解質膜および電極を添着する。折り畳み工程は、電解質膜および電極が添着されたシート状のセパレータ基材を基準寸法に折り畳む。したがって、シート状のセパレータ基材を折り畳むことにより、燃料電池スタックを製造することができる。
(c)シート状の基材を基準寸法に折り畳む折り畳み工程は、クランプ工程および半転工程を有する。クランプ工程は、シート状の基材をクランプ機構によりクランプする。半転工程は、クランプされた基材を当該基材の供給方向に直角な回転軸を中心に半転させることによって、クランプ機構によりクランプされる箇所を折り目としてシート状の基材を折り畳む。したがって、クランプ動作と回転動作という単純な動作の組み合わせにより燃料電池セルを積層することができる。その結果、シート状の基材の折り畳み精度、すなわち、積層体の位置精度が確保され、燃料電池セルを精度よく積層することができる。
(d)本実施の形態における燃料電池スタックの製造方法は、引き出し工程および分離工程を有する。引き出し工程は、シート状の基材がジグザグ状に折り畳まれて形成される積層体を、当該シート状の基材が供給される向きに基準寸法に対応する長さだけ引き出す。分離工程は、引き出された積層体をシート状の基材から分離する。したがって、効率的に燃料電池スタックを製造することができる。
(e)本実施の形態における燃料電池スタックの製造装置は、電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、MEAがセパレータを介して複数積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むジグザグ積層部を有する。したがって、積層したMEAおよびセパレータの位置を調整する工程が省略されるため、MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる。
(f)本実施の形態における燃料電池スタックは、シート状の基材、複数のセパレータ、および複数の膜電極接合体を有する。シート状の基材は、ジグザグ状に折り畳まれて形成される。複数のセパレータは、シート状の基材に形成されている。複数の膜電極接合体は、シート状の基材に形成された電解質膜および一対の電極から形成され、セパレータを介して積層されている。したがって、積層したMEAおよびセパレータの位置を調整する工程が省略されるため、MEAおよびセパレータを短時間で精度よく積層することができる。
(g)セパレータは、シート状の基材にガス流路層が積層されて構成されており、ジグザグ状に折り畳まれている基材およびガス流路層の積層体の折曲部は、当該積層体の他の部分よりも薄く形成されている、または、ガス流路層が省略されている。したがって、折曲部の形状精度のバラツキが許容され、締結プレス時にスタックが倒れるなどの不具合が防止される。また、折曲部に応力が発生することが防止されるため、折曲部の形状精度が確保される。
(h)シート状の基材は、可撓性樹脂から形成される。したがって、シート状の基材を折り畳むことにより、燃料電池スタックを製造することができる。また、セパレータの腐食を防止することができる。さらに、金属製のセパレータと比較して、セパレータを軽量化および低コスト化することができる。
以上のとおり、上述した実施の形態において、本発明の燃料電池スタックの製造方法および燃料電池スタックの製造装置ならびに燃料電池スタックを説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
たとえば、上述した実施の形態では、セパレータおよびMEAがシート状のセパレータ基材およびMEA基材にそれぞれ形成され、2つの基材が接合されることにより、セパレータ基材に電解質膜および電極触媒層が添着された。しかしながら、たとえば、セパレータのみがシート状のセパレータ基材に形成され、MEAを構成する電解質膜および電極は、セパレータ基材に独立的に添着されてもよい。
また、シート状の基材に電解質膜、電極、およびセパレータを配置する順序も上記実施の形態に限定されず、たとえば、シート状の基材にセパレータおよびMEAが交互に形成され、これをジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造してもよい。
本発明の一実施の形態における燃料電池スタックの製造装置の概略構成を示す図である。 図1に示す燃料電池スタックの製造装置で製造される燃料電池スタックの構成部材を説明するための図である。 図1に示す燃料電池スタックの製造装置におけるジグザグ積層部がシート状の基材を折り畳む工程を説明するための図である。 図3に後続する図である。 図4に後続する図である。 図5に後続する図である。 図1に示す燃料電池スタックの製造装置においてシート状の基材の積層体をアンロードする工程を説明するための図である。 図7に後続する図である。 図8に後続する図である。 図9に後続する図である。 図11(A)は、図1に示す燃料電池スタックの製造装置によって製造される燃料電池スタックを示す斜視図であり、図11(B)は、折り畳み工程における積層体を示す斜視図である。 図11(B)に示す積層体の断面図である。 図1に示す燃料電池スタックの製造装置によって製造される燃料電池スタックの変形例を説明するための図である。
符号の説明
10 燃料電池スタックの製造装置、
20 セパレータ供給部、
21 セパレータ基材、
22 LLC流路層、
23 ガス流路層(流体流路層)、
25,26 空洞部、
30 MEA供給部、
31 MEA基材、
32 電解質膜、
33 電極、
40 ラミネート部、
50 ジグザグ積層部(折り畳み手段)、
51 ステージ、
52 回転機構、
53 エレベータ機構、
54 クランプ機構(クランプ手段)、
61 基材、
62 積層体、
70 アンローダ、
80 燃料電池スタック。

Claims (8)

  1. 電解質膜の両面に一対の電極が配置されてなる膜電極接合体がセパレータを介して複数積層されてなる燃料電池スタックの製造方法であって、
    電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、膜電極接合体がセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳むことによって、燃料電池スタックを製造することを特徴とする燃料電池スタックの製造方法。
  2. 前記製造方法は、
    セパレータが形成されたシート状の基材に電解質膜および電極を添着する工程と、
    前記電解質膜および電極が添着された前記シート状の基材を前記基準寸法に折り畳む工程と、を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタックの製造方法。
  3. 前記シート状の基材を基準寸法に折り畳む工程は、
    前記シート状の基材をクランプ手段によりクランプする工程と、
    クランプされた前記基材を当該基材の供給方向に直角な回転軸を中心に半転させることによって、前記クランプ手段によりクランプされる箇所を折り目として前記基材を折り畳む工程と、を有することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池スタックの製造方法。
  4. 前記基材がジグザグ状に折り畳まれて形成される積層体を、当該基材が供給される向きに前記基準寸法に対応する長さだけ引き出す工程と、
    引き出された前記積層体を前記シート状の基材から分離する工程と、をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池スタックの製造方法。
  5. 電解質膜の両面に一対の電極が配置されてなる膜電極接合体がセパレータを介して複数積層されてなる燃料電池スタックの製造装置であって、
    電解質膜、電極、およびセパレータが形成されたシート状の基材を、膜電極接合体がセパレータを介して積層されるように基準寸法にジグザグ状に折り畳む折り畳み手段を有することを特徴とする燃料電池スタックの製造装置。
  6. ジグザグ状に折り畳まれて形成されるシート状の基材と、
    前記シート状の基材に形成された複数のセパレータと、
    前記シート状の基材に形成された電解質膜および一対の電極から形成され、前記セパレータを介して積層されている複数の膜電極接合体と、を有することを特徴とする燃料電池スタック。
  7. 前記セパレータは、前記シート状の基材に流体流路層が積層されて形成されており、
    ジグザグ状に折り畳まれている前記基材および流体流路層の積層体の折曲部は、当該積層体の他の部分よりも薄く形成されている、または、前記流体流路層が省略されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池スタック。
  8. 前記シート状の基材は、可撓性樹脂から形成されていることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池スタック。
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