JP2010040251A - 圧接ジョイントコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】切断した電線に起因するショートを効果的に防止できる圧接ジョイントコネクタを提供する。
【解決手段】夫々圧接端子を備えた第1ハウジング2、第2ハウジング3からなり、両ハウジング2、3間に電線6が布線される圧接ジョイントコネクタ1において、プレート部4またはカバー部5の少なくとも一方に、電線6が切断された切断端部6aを覆う電線端部保護部15を備える。プレート部4とカバー部5は、別部品で成型されても良いし、薄肉のヒンジ部を介して一体成型されていても良い。
【選択図】図1
【解決手段】夫々圧接端子を備えた第1ハウジング2、第2ハウジング3からなり、両ハウジング2、3間に電線6が布線される圧接ジョイントコネクタ1において、プレート部4またはカバー部5の少なくとも一方に、電線6が切断された切断端部6aを覆う電線端部保護部15を備える。プレート部4とカバー部5は、別部品で成型されても良いし、薄肉のヒンジ部を介して一体成型されていても良い。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車のワイヤハーネスの製造に用いられる圧接ジョイントコネクタに関する。
圧接ジョイントコネクタは、例えば特許文献1に示すように、両端に電線の挿入口を複数並設したハウジング内に、電線の圧接端子を複数収容して形成されるものが知られている。この圧接端子には、隣接する一対の電線を圧接する2つの刃部が電線との直交方向で連設されており、分岐回路を形成する場合は、圧接端子を一対、電線との直交方向で電線1本分位置をずらして配置し、3本の電線をハウジング内へ平行に挿通させて各圧接端子に2本の電線を圧接した状態で、圧接端子間の電線をニッパーやカッター等の工具で切断する。これにより、分岐数が2つの分岐回路が2組得られることになる。
また特許文献2には、連設された圧接端子を電線方向へ所定間隔をおいて電線との直交方向へ二列で複数個並列に配設し、かつ両列間で連設された圧着端子が電線1本分ずれて対向するように千鳥状に配置したものが示されている。この対向する連設された圧着端子間に電線を布線して圧接し、圧接した任意の電線を対抗する連接した圧接端子間で切断することにより、分岐数の異なる複数の分岐回路を得る方法が示されている。
また特許文献2には、連設された圧接端子を電線方向へ所定間隔をおいて電線との直交方向へ二列で複数個並列に配設し、かつ両列間で連設された圧着端子が電線1本分ずれて対向するように千鳥状に配置したものが示されている。この対向する連設された圧着端子間に電線を布線して圧接し、圧接した任意の電線を対抗する連接した圧接端子間で切断することにより、分岐数の異なる複数の分岐回路を得る方法が示されている。
このような圧接ジョイントコネクタにおいては、分岐数の増加や車内での配設状況等により、圧接端子を収容したハウジングを電線方向に一対配設して、ハウジングの間に架設される任意の電線を切断して分岐回路を形成する。このハウジング間の電線の切断は、ハウジング間の1箇所で行なわれる場合や、切断を1本の電線の2箇所で行って、切り離された電線を取り去る場合があり、またその電線の切断部はハウジングの外のハウジング間の場合と、ハウジング内でかつ対向する連設した圧着端子の間で行なわれる場合がある。しかし、このハウジング間で切断した電線の端部は露出状態でそのまま放置されるため、ハウジング間でフリー状態となる当該端部が揺動しやすくなり、当該切断した電線端部の露出した導体断面が車両ボディやその他の搭載部品、工具等の金属部品と接触して回路をショートさせるおそれがある。また、隣接する電線同士が切断されると、当該切断した電線端部の露出した導体断面どうしが接触して、隣接する回路をショートさせるおそれも生じる。
また、切断した電線がハウジング内に収納されていても、絶縁被覆がなされていない他の搭載部品等の突出部分が、切断した電線が収納されるハウジングの開口部から入り込み、電線端部の露出した導体断面に接触して回路をショートさせるおそれがある。
また、切断した電線がハウジング内に収納されていても、絶縁被覆がなされていない他の搭載部品等の突出部分が、切断した電線が収納されるハウジングの開口部から入り込み、電線端部の露出した導体断面に接触して回路をショートさせるおそれがある。
そこで、本発明は、ハウジング間またはハウジング内で電線を切断する場合であっても、切断した電線に起因する近接する他の導体とのショートや切断した電線間のショートを効果的に防止できる圧接ジョイントコネクタと、その圧接ジョイントコネクタを用いた電線布線方法とを提供することを目的としたものである。
前記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、圧接端子を夫々収容した一対のハウジング間に複数の電線が略平行に布線されて、電線が所定の圧接端子に圧接固定され、ハウジング間で所定の電線が切断されて分岐回路が形成される圧接ジョイントコネクタであって、前記一対のハウジングが向き合う側において、前記プレート部または前記カバー部の少なくとも一方に、前記電線が切断された切断端部を覆う電線端部保護部を備えたことを特徴とするものである。ハウジング間で切断されるというのは、一方のハウジングから他方のハウジングまでの間を電線が連続してつながっていないという意味であり、切断面が電線の長手方向でハウジング内に引っ込んでいる状態を含む。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記電線端部保護部が、前記プレート部または前記カバー部の少なくとも一方とともに樹脂で一体成形され、前記電線が切断された部分においては、前記電線端部保護部が前記電線の前記切断端部を覆い、前記電線が切断されていない部分においては、前記電線端部保護部が切除されることを特徴とする圧接ジョイントコネクタである。
請求項1および請求項2において、前記電線切断端部を電線端部保護部が覆う状態は、前記電線端部保護部が、ハウジング外部からの導体等の入り込みを防ぐ構造などを言い、電線端部保護部が電線切断端部に直接接触しなくても良い。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の構成において、前記電線端部保護部と、前記プレート部または前記カバー部との境界部に、切欠きが設けられていることを特徴とするものである。この切欠きは、前記プレート部または前記カバー部に設けられた前記電線端部保護部と前記プレート部または前記カバー部の間に設けられ、切欠き部分や溝を設けた部分を境界として、不要な前記電線端部保護部を切除するものである。
請求項1に記載の発明によれば、電線端部保護部が電線の切断端部を覆うことにより、電線の切断端部が剥き出しになって、ハウジング間で切断した電線の端部が露出状態でそのまま放置されることがなくなる。これにより、ハウジング間でフリー状態となり揺動しやすくなった当該電線端部の露出した導体断面が、車両ボディやその他の搭載部品、工具等の金属部品と接触して回路をショートさせるおそれがなくなった。また、ハウジング間でフリー状態となり揺動しやすくなった、隣接する電線の露出した導体断面同士が接触して、隣接する回路をショートさせるおそれもなくなる。また、切断した電線をハウジング内に収納しても、絶縁被覆がなされていない他の搭載部品等の突出部分が、切断した電線が収納されるハウジングの窓部から入り込み、電線端部の露出した導体断面に接触して回路をショートさせるおそれもなくなる。
請求項2に記載の発明によれば、電線が切断された部分においては、切断端部を電線端部保護部によって覆うことにより、回路をショートさせるおそれがなくなり、電線が切断されていない部分は電線端部保護部が切除されているために、電線がプレート部またはカバー部と干渉せずに通過可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、圧接ジョイントコネクタの組み立て時に電線端部保護部を手作業で容易に折り取ることができるので、プレート部またはカバー部に、回路設計に応じて電線端部保護部をあらかじめ成型する必要がなくなり、コスト削減に大きな効果がある。また、ニッパー等の工具を必要としないために、作業効率も良くなる。ただし必要に応じて、電線端部保護部の切除は、ニッパー等の工具等を用いても良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、圧接ジョイントコネクタの一例を示す斜視図で、この圧接ジョイントコネクタ1は、第1ハウジング2と第2ハウジング3とを備え、各ハウジング2,3は、複数の電線6,6・・(図1では7本)が布線されるプレート部4と、そのプレート部4の上方に組み付けられるカバー部5とから形成されている。
プレート部4は、底板に互いに平行な複数の仕切壁7,7・・(図1では6枚)が等間隔で立設されて、上面に、電線6布線方向の前後端を開放させた複数の収容溝8,8・・(図1では7箇所)を形成している。カバー部5は、プレート部4への組み付け状態で、収容溝8の前後端を除いてプレート部4の上面と、収容溝8と平行な側面とを覆う倒コ字状となっている。プレート部4とカバー部5は、係止爪と係止溝が嵌合して固定される。なお、プレート部4とカバー部5は、別部品で成型されても良いし、薄肉のヒンジ部を介して一体成型されていても良い。
図1は、圧接ジョイントコネクタの一例を示す斜視図で、この圧接ジョイントコネクタ1は、第1ハウジング2と第2ハウジング3とを備え、各ハウジング2,3は、複数の電線6,6・・(図1では7本)が布線されるプレート部4と、そのプレート部4の上方に組み付けられるカバー部5とから形成されている。
プレート部4は、底板に互いに平行な複数の仕切壁7,7・・(図1では6枚)が等間隔で立設されて、上面に、電線6布線方向の前後端を開放させた複数の収容溝8,8・・(図1では7箇所)を形成している。カバー部5は、プレート部4への組み付け状態で、収容溝8の前後端を除いてプレート部4の上面と、収容溝8と平行な側面とを覆う倒コ字状となっている。プレート部4とカバー部5は、係止爪と係止溝が嵌合して固定される。なお、プレート部4とカバー部5は、別部品で成型されても良いし、薄肉のヒンジ部を介して一体成型されていても良い。
また、各プレート部4上には、複数の圧接端子9が夫々3個ずつ電線6の布線方向と直交する方向へ並列配置されている。この圧接端子9は、図2(A)の如く、U字状の電線6の受け刃11,11を夫々収容溝8の形成方向に一対形成して収容溝8に嵌合する端子金具10,10を、連結部12,12によって電線6の布線方向と直交する方向に隣接する同士で連結した二連端子となっている(以下、この圧接端子を「二連端子」という)。二連端子9の両端には、図2(B)に示すように、電線6の絶縁被覆をかしめ固定する一対のインシュレーションバレル13,13が夫々立設されている。
さらに、二連端子9は、第1ハウジング2、第2ハウジング3のプレート部4,4間で電線1本分ずれて対向するように千鳥状に配置されている。よって、図1での第1ハウジング2側のプレート部4における手前側の収容溝8と、第2ハウジング3側のプレート部4における奥側の収容溝8とは、二連端子9がないスルー部14となっている。
さらに、二連端子9は、第1ハウジング2、第2ハウジング3のプレート部4,4間で電線1本分ずれて対向するように千鳥状に配置されている。よって、図1での第1ハウジング2側のプレート部4における手前側の収容溝8と、第2ハウジング3側のプレート部4における奥側の収容溝8とは、二連端子9がないスルー部14となっている。
以上の如く構成された圧接ジョイントコネクタ1においては、電線6を布線する場合、夫々二連端子9を千鳥状に配置した両プレート部4,4を図示しない布線板上にセットした後、電線6を、夫々対応する分岐回路を形成するように両プレート部4,4の二連端子9,9間に配線して位置決めし、端子金具10に圧接する。電線6の圧接後、両プレート部4,4間に架設される所定の電線6の所定の部位を切断治具等を用いて切断する。この場合、図1においては、前記プレート部4に設けられた切断端部6aを覆う電線端部保護部15よりプレート部の内側あるいはプレート部の端部2箇所で電線を切断し、前記電線端部保護部15を備えたプレート部内に切断した電線切断端部6aを収納する。
このように、上記形態の圧接ジョイントコネクタ1及び電線布線方法によれば、第1ハウジング2、第2ハウジング3間で切断した電線6の切断端部6aが、前記ハウジング2,3の中に収納されてフリー状態となることがなく、また前記電線端部保護部によってハウジング外部とも遮断される。よって、端部6aの導体断面が車両ボディやその他の搭載部品等に接触したり、端部6a同士が接触したりするおそれがなく、切断した電線6に起因するショートを効果的に防止可能となる。
このように、上記形態の圧接ジョイントコネクタ1及び電線布線方法によれば、第1ハウジング2、第2ハウジング3間で切断した電線6の切断端部6aが、前記ハウジング2,3の中に収納されてフリー状態となることがなく、また前記電線端部保護部によってハウジング外部とも遮断される。よって、端部6aの導体断面が車両ボディやその他の搭載部品等に接触したり、端部6a同士が接触したりするおそれがなく、切断した電線6に起因するショートを効果的に防止可能となる。
特にここでは、圧接端子を、隣接する一対の電線同士を接続可能な2つの端子金具10、10が並設された二連端子9として、各ハウジング2,3に、電線との直交方向へ複数個並列に、且つ両ハウジング2,3間で二連端子9同士が電線1本分ずれて対向するように千鳥状に配置しているので、分岐回路の形成が簡単に行える。
なお、前記形態においては、切断した電線端部を保護する前記電線端部保護部を、複数の電線6,6・・が布線されるプレート部4に設けたが、そのプレート部4の上方に組み付けられるカバー部5に、前記電線端部保護部を設けても良い。この第二の実施形態は、図3に示すように、プレート部の上方に組みつけられるカバー部5の、切断される電線端部に隣接する部分に、前記電線端部保護部16を設けたものである。図3には示されないが、ハウジング2のカバー部5にも前記電線端部保護部16が設けられる。
これにより、第1ハウジング2、第2ハウジング3間で切断した電線6の端部6aが、各ハウジング2,3の中に収納されてフリー状態となることがなく、前記電線端部保護部16によってハウジング外部とも遮断される。よって、端部6aの導体断面が車両ボディやその他の搭載部品等に接触したり、端部6a同士が接触したりするおそれがなく、切断した電線6に起因するショートを効果的に防止可能となる。
また、電線が通過する部分は、電線がプレート部4またはカバー部5と干渉せずに通過が可能となる。
これにより、第1ハウジング2、第2ハウジング3間で切断した電線6の端部6aが、各ハウジング2,3の中に収納されてフリー状態となることがなく、前記電線端部保護部16によってハウジング外部とも遮断される。よって、端部6aの導体断面が車両ボディやその他の搭載部品等に接触したり、端部6a同士が接触したりするおそれがなく、切断した電線6に起因するショートを効果的に防止可能となる。
また、電線が通過する部分は、電線がプレート部4またはカバー部5と干渉せずに通過が可能となる。
また、前記形態においては、前記プレート部あるいは前記カバー部の、切断する電線を設置する該当部分に前記電線端部保護部をあらかじめ設けているが、前記プレート部あるいは前記カバー部の電線が通過する部分にも前記電線端部保護部を設けておくこともできる。
この場合は、前記電線を布線する前やハウジングを組み立てる前に前記電線が通過する部分の前記電線端部保護部を、ニッパーやカッター、あるいは専用の工具により切除する。特に、前記カバー部に前記電線端部保護部16を設けた場合は、前記電線を布線した後に前記電線が通過する部分の前記電線端部保護部を切除することが容易にできる。
これにより、電線が切断されている部分は、前記電線保護部16により保護されて回路のショートのおそれがなくなり、一方電線が通過する部分は、電線がプレート部4またはカバー部5と干渉せずに通過が可能となる。
この場合は、前記電線を布線する前やハウジングを組み立てる前に前記電線が通過する部分の前記電線端部保護部を、ニッパーやカッター、あるいは専用の工具により切除する。特に、前記カバー部に前記電線端部保護部16を設けた場合は、前記電線を布線した後に前記電線が通過する部分の前記電線端部保護部を切除することが容易にできる。
これにより、電線が切断されている部分は、前記電線保護部16により保護されて回路のショートのおそれがなくなり、一方電線が通過する部分は、電線がプレート部4またはカバー部5と干渉せずに通過が可能となる。
図4は、この第三の実施形態の、前記カバー部の電線が通過する部分と電線が切断される部分のいずれにも前記電線端部保護部16を設けた例を示す。電線端部保護部16を切除する位置を決める溝17を前記カバー部と前記電線保護部との境界に設けることにより、専用の工具を用いなくともニッパーやカッター等で、電線が通過する部分の前記電線端部保護部の切除を容易に行なえるようになる。図4では便宜上、前記境界部を略直線の溝により示したが、これがアーチ状やそのほかの形であっても良い。また、図には示さないがプレート部に電線端部保護部15を設ける場合も同様である。
また、電線が通過する部分と電線が切断される部分のいずれにも前記電線端部保護部15を設け、また電線端部保護部15を切除する位置を決める溝17を設けたプレート部4を製作する。このようにすると、電線6を布線する際に、電線が通過する部分の前記電線端部保護部15を、専用の工具を用いなくともニッパーやカッター等で容易に切除できるようになる。
この形態によれば、所定の電線間の接続回路が変わった場合にも、前記プレート部あるいは前記カバー部を作り直す必要がなく、切除する前記電先端部保護部の位置を変更するだけで良く、前記プレート部あるいは前記カバー部の製作コストが低減される。
また、電線が通過する部分と電線が切断される部分のいずれにも前記電線端部保護部15を設け、また電線端部保護部15を切除する位置を決める溝17を設けたプレート部4を製作する。このようにすると、電線6を布線する際に、電線が通過する部分の前記電線端部保護部15を、専用の工具を用いなくともニッパーやカッター等で容易に切除できるようになる。
この形態によれば、所定の電線間の接続回路が変わった場合にも、前記プレート部あるいは前記カバー部を作り直す必要がなく、切除する前記電先端部保護部の位置を変更するだけで良く、前記プレート部あるいは前記カバー部の製作コストが低減される。
さらに、前記電線端部保護部と、前記プレート部または前記カバー部との境界部に、溝17および切欠き18を設けることができる。図5はこの第四の実施形態の、前記カバー部に前記溝17と切欠き18を設けた例である。このような切欠きが設けられた電線端部保護部は、ニッパー等の工具で容易に切断することができるばかりでなく、必要に応じて手作業で容易に折り取ることが出来るようになる。なお、図5では便宜上、前記境界部の前記溝17と切欠き18を略直線状としたが、これがアーチ状やそのほかの形であっても良い。
このように、前記電線通過部を工具または手作業で容易に作れるようにすることで、作業効率は、一段と向上する。
このように、前記電線通過部を工具または手作業で容易に作れるようにすることで、作業効率は、一段と向上する。
さらに、前記布線された前記電線6の前記カバー部5および前記プレート部4の通過部に、前記電線6の外形と略同一形状のガイド19を設ける事もできる。これにより、前記ハウジング間の電線をハウジングに固定することができる。この結果、前記ハウジング2,3間の電線が振動して圧接端子の電気的接続や物理的接続等に影響を及ぼすことを防ぐこともできる。図6に、第五の実施形態の、前記カバー部に電線端部保護部をあらかじめ設け、前記カバー部と前記プレート部の両方に、前記電線の通過部の電線のガイド19を設けた例を示す。
また、前記ガイド部に沿って、ニッパーやカッター、あるいは専用の工具により切除することの出来る前記電線端部保護部を設けることができる。これにより、あらかじめ電線端部保護部と電線通過部をきめたプレート部とカバー部を製作しておく必要がなくなり、コスト削減に大きな効果がある。図7に第六の実施形態の、前記カバー部5に切欠き18と溝17によってガイド部19の形状をつくり、これにそって削除可能な電線端部保護部を設けた例を示す。不要部を手作業で切除できるようにしたものであり、図7は不要部を切除した後のもので、2箇所の電線端部保護部がある。この前記ガイド部に設けた切除可能な電線端部保護部は、前記プレート部に設けても良い。これにより手作業で電線端部保護部を切除することが可能となり、作業が容易となり、作業効率は一段と向上する。
また、前記ガイド部に沿った電線保護部を前記カバー部端部あるいはプレート部端部より外側に突出させ、電線端部保護部の切断される電線側に予めスペースを設ける事により、電線切断端部の位置をプレート部端より内側にすることが必要なくなり、電線切断の作業は更に容易となる。この第七の実施形態の斜視図を図8に示す。また、図8の平面Cで切断した場合の断面の斜視図を図9に、図8のA−A方向から見た電線保護部とカバー部の断面図を図10にそれぞれ示す。電線保護部の周囲に切欠き18を設け、工具あるいは手作業で容易に削除可能な構造としている。
1・・圧接ジョイントコネクタ、2・・第1ハウジング、3・・第2ハウジング、4・
・プレート部、5・・カバー部、6・・電線、6a・・電線切断端部、7・・仕切壁、8・・収容溝、9・・圧接端子(二連端子)、10・・端子金具、15・・電線端部保護部、16・・電線端部保護部、17・・溝、18・・切欠き、19・・ガイド。
・プレート部、5・・カバー部、6・・電線、6a・・電線切断端部、7・・仕切壁、8・・収容溝、9・・圧接端子(二連端子)、10・・端子金具、15・・電線端部保護部、16・・電線端部保護部、17・・溝、18・・切欠き、19・・ガイド。
Claims (3)
- 圧接端子が夫々収容され、互いに対向する一対のハウジング間にわたって複数の電線が略平行に布線されて、前記電線が所定の前記圧接端子に圧接固定され、前記両ハウジングの間で所定の電線が切断されて分岐回路が形成される圧接ジョイントコネクタであって、
前記ハウジングが、前記圧接端子を配列するプレート部と、前記プレート部を覆うカバー部とからなり、
前記一対のハウジングが互いに向き合う側における前記プレート部および前記カバー部の少なくとも一方の前記電線に対応する位置に、前記切断された電線の切断端部を覆う電線端部保護部を備えたことを特徴とする圧接ジョイントコネクタ。 - 前記プレート部および前記カバー部は樹脂からなり、
前記電線端部保護部は、前記プレート部および前記カバー部の少なくとも一方と一体成形され、前記電線端部保護部のうち前記電線が切断されない箇所に対応するものが切除されていることを特徴とする、請求項1に記載の圧接ジョイントコネクタ。 - 前記電線端部保護部と、前記プレート部または前記カバー部との境界部に、前記電線端部保護部の切除を容易にするための切欠きが設けられていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の圧接ジョイントコネクタ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014022111A (ja) * | 2012-07-13 | 2014-02-03 | 3M Innovative Properties Co | ワイヤ接続器 |
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