JP2010039544A - 記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力線を必要とせずに動作することを可能とする記憶装置を提供する。
【解決手段】記憶装置20は、通信線30を介して外部装置10とデータの通信を行う通信回路20Aと、通信線30を介して外部装置10から電力の供給を受ける電源部25とを有する。電源部25は、外部装置10からの電力が所定電力以上である場合に、外部装置10からの電力を通信回路20Aに供給する。
【選択図】図2
【解決手段】記憶装置20は、通信線30を介して外部装置10とデータの通信を行う通信回路20Aと、通信線30を介して外部装置10から電力の供給を受ける電源部25とを有する。電源部25は、外部装置10からの電力が所定電力以上である場合に、外部装置10からの電力を通信回路20Aに供給する。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信線を介してネットワークに接続され、この通信線に重畳された電源を用いて駆動されるネットワーク接続型記憶装置に関する。
従来、集線装置(例えば、ハブやルータ)などの外部装置に通信線を介して接続された記憶装置が知られている(例えば、特許文献1)。具体的には、このような記憶装置として、ネットワーク接続型記憶装置(NAS:Network Attached Storage)を例に挙げて、図4を参照しながら説明する。
図4に示すように、ネットワーク接続型記憶装置200は、通信回路200Aと、電源回路200Bとを含む。電源回路200Bは、通信回路200Aに電力を供給し、通信回路200Aは、電源回路200Bからの電力によって動作する。
具体的には、通信回路200Aは、通信部210と、ネットワークI/F220と、記憶部230とを有する。電源回路200Bは、電源部250を有する。
通信部210は、ネットワークI/F220を介して記憶部230に記憶されたデータを受信する。通信部210は、記憶部230に記憶されたデータを通信線300上に送信する。通信部210は、通信線300を介して外部装置からデータを受信する。通信部210は、ネットワークI/F220を介して記憶部230にデータ送信する。
電源部250は、電力線400を介してAC電力を取得する。電源部250は、AC電源からのAC電力を用いて、通信回路200Aを動作させるための電力を通信回路200Aに供給する。
米国特許6,909,943
ところで、上述した記憶装置には、データの通信に用いる通信線に加えて、AC電力を取得するための電力線が接続される。従って、通信線及び電力線の配線が煩雑であり、記憶装置の設置場所も限られてしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、電力線を必要とせずに動作することを可能とする記憶装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る記憶装置は、外部装置に通信線を介して接続される。記憶装置は、前記通信線を介して前記外部装置とデータの通信を行う通信部と、前記通信線を介して前記外部装置から電力の供給を受ける電源部とを有する。前記電源部は、前記外部装置からの電力が所定電力以上である場合に、前記外部装置からの電力を前記通信部に供給する。
かかる特徴によれば、電源部は、外部装置から通信線を介して供給される電力を通信部に供給する。従って、電力線が不要となり、配線の煩雑さが軽減される。また、記憶装置の設置場所の自由度が増大する。
第1の特徴において、記憶装置は、前記電源部を制御する受電制御部をさらに備える。前記受電制御部は、前記外部装置によって前記通信線に印加された第1電圧を検出した場合に、前記通信線に電流を流す。前記通信線に流した電流に応じて前記外部装置によって前記通信線に印加された第2電圧が所定電圧以上である場合に、前記外部装置からの電力が所定電力以上であると判定する。前記第2電圧が前記所定電圧以上である場合に、前記外部装置からの電力を前記通信部に供給するように前記電源部に指示する。
本発明によれば、電力線を必要とせずに動作することを可能とする記憶装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係るネットワーク接続型記憶装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態]
(PoEシステムの構成)
以下において、実施形態に係るPoEシステムについて説明する。図1は、実施形態に係るPoEシステム100を示す図である。
(PoEシステムの構成)
以下において、実施形態に係るPoEシステムについて説明する。図1は、実施形態に係るPoEシステム100を示す図である。
図1に示すように、PoEシステム100は、外部装置10と、記憶装置20とを有する。記憶装置20は、通信線30を介して外部装置10と接続される。実施形態では、外部装置10及び記憶装置20は、IEEE802.3−2005(IEEE802.3af)で規定されたPoE(Power Over Ethernet(登録商標))機能を有する。すなわち、外部装置10は、PoE機能を有する給電装置(PSE;Power Sourcing Equipment)として機能する。記憶装置20は、PoE機能を有する受電装置(PD;Powered Device)として機能する。
外部装置10は、LANやWANなどのネットワークに接続されるハブやルータなどの集線装置である。外部装置10は、集線装置と受電装置との間に設けられる中継装置であってもよい。ここでは、外部装置10が集線装置であるケースを例示する。
上述したように、外部装置10は、PoE機能を有する給電装置(PSE;Power Sourcing Equipment)として機能する。具体的には、外部装置10は、検出機能、クラス設定機能、電力供給機能などを有する。
検出機能は、通信線30に受電装置(記憶装置20)が接続されているか否かを検出する機能である。クラス設定機能は、受電装置(記憶装置20)の消費電力に応じて、記憶装置20に供給すべき電力を分類する機能である。電力供給機能は、クラス設定機能によって分類された電力を受電装置(記憶装置20)に供給する機能である。
外部装置10は、ネットワークから受信するデータを、通信線30を介して記憶装置20に送信する。外部装置10は、記憶装置20から通信線30を介して受信するデータをネットワーク上に送信する。
記憶装置20は、PCなどとネットワークを介して接続されるNAS(Network Attached Storage)などである。上述したように、記憶装置20は、PoE機能を有する受電装置(PD;Powered Device)として機能する。記憶装置20の詳細については後述する(図2を参照)
通信線30は、外部装置10と記憶装置20との間でデータの通信を行うためのケーブルなどである。通信線30は、外部装置10から記憶装置20へ供給される電力を流す電力線としても機能する。
通信線30は、外部装置10と記憶装置20との間でデータの通信を行うためのケーブルなどである。通信線30は、外部装置10から記憶装置20へ供給される電力を流す電力線としても機能する。
(記憶装置の構成)
以下において、実施形態に係る記憶装置20の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る記憶装置20を示すブロック図である。
以下において、実施形態に係る記憶装置20の構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、実施形態に係る記憶装置20を示すブロック図である。
図2に示すように、ネットワーク接続型記憶装置20は、通信回路20Aと、電源回路20Bとを含む。通信回路20Aは、通信部21と、ネットワークI/F22と、記憶部23とを有する。電源回路20Bは、受電制御部24と、電源部25とを有する。
通信部21は、通信線30を介して外部装置10からデータを受信する。通信部21は、外部装置10から受信したデータを、ネットワークI/F22を介して記憶部23に送信する。
通信部21は、ネットワークI/F22を介して記憶部23からデータを受信する。通信部21は、記憶部23から受信したデータを、通信線30を介して外部装置10に送信する。
ネットワークI/F22は、通信部21から受信したデータを記憶部23に送信する。ネットワークI/F22は、記憶部23から受信したデータを通信部21に送信する。
記憶部23は、各種データを記憶するHDDなどの記憶媒体である。記憶部23は、例えば、通信部21からネットワークI/F22を介して受信したデータを記憶する。なお、記憶部23に記憶されたデータは、ネットワークI/F22を介して通信部21から送信される。
受電制御部24は、外部装置10からの電力が所定電力以上であるか否かを判定する。受電制御部24は、外部装置10からの電力が所定電力以上である場合に、通信回路20Aに電力を供給するように電源部25に指示する。なお、所定電力は、通信回路20Aを起動させるために十分な電力である。
具体的には、受電制御部24は、抵抗器RS(例えば、25KΩ)を有する。なお、抵抗器RSは、受電制御部24内の回路に接続されており、通信線30が記憶装置20に接続された場合に、電圧が抵抗器RSに印加される。
例えば、受電制御部24は、外部装置10によって通信線30に印加された第1電圧(微弱電圧)を検出する。受電制御部24は、第1電圧(微弱電圧)を検出した場合に、通信線30に電流(微弱電流)を流すために抵抗器RSを通信線30に接続する。
続いて、受電制御部24は、通信線30に流した電流(微弱電流)に応じて、外部装置20によって通信線30に印加された第2電圧(>第1電圧)を検出する。受電制御部24は、第2電圧が所定電圧以上である場合に、外部装置10からの電力が所定電力以上であると判定する。受電制御部24は、第2電圧が所定電圧以上である場合に、外部装置10からの電力を通信回路20に供給するように指示する起動命令を電源部25に送信する。なお、所定電圧は、通信回路20Aを起動させるために十分な電圧である。
電源部25は、通信線30を介して外部装置10から電力の供給を受ける。電源部25は、通信線30を介して外部装置10から供給される電力を通信回路20Aに供給する。具体的には、電源部25は、受電制御部24から受信する起動命令に応じて、外部装置10から供給される電力を通信回路20Aに供給する。
(PoEシステムの動作)
以下において、実施形態に係るPoEシステムの動作について、図面を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係るPoEシステム100の動作を示すシーケンス図である。
以下において、実施形態に係るPoEシステムの動作について、図面を参照しながら説明する。図3は、実施形態に係るPoEシステム100の動作を示すシーケンス図である。
図3に示すように、ステップS110において、外部装置10は、通信線30に第1電圧(微弱電圧)を印加する。
ステップS120において、記憶装置20は、抵抗器RSを通信線30に接続する。
ステップS130において、外部装置10は、通信線30に印加した電圧に応じて通信線30に電流が流れたか否かを判定する。外部装置10は、電流が流れていない場合には、通信線30に電流が流れるまで待機する。外部装置10は、電流が流れた場合には、ステップS140の処理に移る。
ステップS140において、外部装置10は、通信線30に印加する電圧を上げる。外部装置20は、例えば、所定ステップ幅で電圧を順に上げる。
ステップS150において、記憶装置20は、通信線30を介して外部装置10から供給される電力が所定電力以上であるか否かを判定する。記憶装置20は、外部装置10から供給される電力が所定電力未満である場合には、外部装置10から供給される電力が所定電力以上となるまで待機する。記憶装置20は、外部装置10から供給される電力が所定電力以上である場合には、ステップS160の処理に移る。
ステップS160において、記憶装置20は、外部装置10から供給される電力を通信回路20Aに供給する。
(作用・効果)
実施形態では、電源部25は、外部装置10から通信線30を介して供給される電力を通信回路20Aに供給する。従って、電力線が不要となり、配線の煩雑さが軽減される。また、記憶装置20の設置場所の自由度が増大する。
実施形態では、電源部25は、外部装置10から通信線30を介して供給される電力を通信回路20Aに供給する。従って、電力線が不要となり、配線の煩雑さが軽減される。また、記憶装置20の設置場所の自由度が増大する。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するもので有ると理解すべきでない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するもので有ると理解すべきでない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述した実施形態では特に触れていないが、外部装置10は、上述したステップS130において、通信線30に印加する電圧を変更して、抵抗器RSの接続によって通信線30に流れる電流を検出する。外部装置10は、通信線30に流れる電流によって、記憶装置20の検出や記憶装置20の消費電力の分類を行う。
例えば、外部装置10は、2.8〜10Vの範囲で2種の電圧(電位差=1V)を通信線30に印加する。外部装置10は、通信線30に流れる電流の傾きに応じて、記憶装置20が有する抵抗器RSの抵抗値を検出する。外部装置10は、抵抗器RSの抵抗値に基づいて、外部装置10がPoE機能を有しているか否かを検出する。
また、外部装置10は、15.5〜20.5Vの電圧を通信線30に印加する。外部装置10は、通信線30に流れる電流の値に応じて、記憶装置20の消費電力を分類する。
なお、IEEE802.3−2005(IEEE802.3af)では、通信線30に流れる電流の値に応じて、記憶装置20の消費電力は、0〜4のクラスに分類される。
上述した実施形態では、IEEE802.3−2005(IEEE802.3af)に沿って実施形態を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。実施形態は、IEEE802.3atに適用されてもよい。
10・・・集線装置、20・・・記憶装置、21・・・通信部、22・・・ネットワークI/F、23・・・記憶部、24・・・受電制御部、25・・・電源部、30・・・通信線、200・・・ネットワーク接続型記憶装置、210・・・通信部、220・・・ネットワークI/F、230・・・記憶部、250・・・電源部、300・・・通信線、400・・・電力線、RS・・・抵抗器
Claims (2)
- 外部装置に通信線を介して接続された記憶装置であって、
前記通信線を介して前記外部装置とデータの通信を行う通信部と、
前記通信線を介して前記外部装置から電力の供給を受ける電源部とを有しており、
前記電源部は、前記外部装置からの電力が所定電力以上である場合に、前記外部装置からの電力を前記通信部に供給することを特徴とする記憶装置。 - 前記電源部を制御する受電制御部をさらに備え、
前記受電制御部は、
前記外部装置によって前記通信線に印加された第1電圧を検出した場合に、前記通信線に電流を流し、
前記通信線に流した電流に応じて前記外部装置によって前記通信線に印加された第2電圧が所定電圧以上である場合に、前記外部装置からの電力が所定電力以上であると判定し、
前記第2電圧が前記所定電圧以上である場合に、前記外部装置からの電力を前記通信部に供給するように前記電源部に指示することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198528A JP2010039544A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008198528A JP2010039544A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010039544A true JP2010039544A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42012066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008198528A Withdrawn JP2010039544A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 記憶装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010039544A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020171202A1 (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 信号伝送回路、信号伝送システム |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008198528A patent/JP2010039544A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020171202A1 (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 信号伝送回路、信号伝送システム |
JP2020137020A (ja) * | 2019-02-22 | 2020-08-31 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 信号伝送回路、信号伝送システム |
US11444657B2 (en) | 2019-02-22 | 2022-09-13 | Hitachi Astemo, Ltd. | Signal transmission circuit and signal transmission system |
JP7145786B2 (ja) | 2019-02-22 | 2022-10-03 | 日立Astemo株式会社 | 信号伝送回路、信号伝送システム |
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