JP2010039126A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トナーパッチPの下地の反射光出力を特定するために、中間転写ベルトを1周させてバックグラウンドデータを取得し、さらにトナーパッチPを形成した状態でもう1周させて濃度補正用データを取得する方法がある。しかしながら、この方法では濃度補正用データを取得するために中間転写ベルトを余分に回転させるため、制御時間を要する。
【解決手段】 センサ41で中間転写ベルト27の1周プロファイルを取得した後、紙間を検知して基準プロファイルを取得する。1周プロファイルのうち基準プロファイルに相当する反射光出力をデータ間のパターンマッチングにより特定し、特定された反射光出力とトナーパッチPとの中間転写ベルト27上での位置関係によりトナーパッチPの下地の反射光出力を特定する。トナーパッチPを検知した時の検知結果と下地の反射光出力とに基づいて、トナーパッチPの濃度を算出する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、記録材に形成されるべきページ画像を担持する像担持体の反射光量を特定する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を採用した複写機、プリンタの画像の濃度補正は、感光ドラムや中間転写体などの像担持体に濃度補正用トナー像(トナーパッチ)を形成し、光学式センサによりトナーパッチを検知して、補正データを作成することによって行われていた。
トナーパッチの濃度を求める場合、トナーパッチが形成される位置における像担持体、所謂下地からの反射光分を予め把握しておく必要がある。なぜなら、トナーパッチを検知した時のセンサ出力には、下地からの反射光分も含まれているからである。感光ドラムや中間転写体は光沢を有しているため、照射された光のかなりの光量が反射し、光学式センサに読み取られる。特に、低濃度の画像はトナーの量を少なくすることによって画像表現をするため、低濃度のトナーパッチは高濃度のトナーパッチに比べて下地の露出度が高い。そのため、低濃度トナーパッチの濃度を正確に算出するためには、下地からの反射光分を考慮してトナーパッチの濃度を検出する必要がある。
そこで従来は、像担持体にホームポジションマークを設け、それを光学式センサで検知し、ホームポジションマークとトナーパッチとの像担持体1周における位置関係から、下地の反射光分を特定する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。この方法では、予め像担持体1周の表面状態をプロファイルしておき、ホームポジションマークとトナーパッチとの位置関係及び予め検知されていた像担持体1周の表面状態のプロファイルに基づいて、トナーパッチの下地の反射光出力を特定する。そして、トナーパッチの検知結果と下地の反射光分とに基づいて、トナーパッチの濃度を検出する。
また、上記のようなホームポジションマークを設けない装置についても提案されている(例えば、特許文献2)。この装置では、中間転写体1周分のバックグラウンドデータ(下地データ)及びトナーパッチを形成した状態で中間転写体1周分の画像濃度検知データを測定する。バックグラウンドデータと画像濃度検知データとの相関関数から、両データの位置合わせを行い、位置合わせの結果に基づいてトナーパッチが形成された位置におけるバックグラウンドデータを特定する。
特開2005−345740号公報 特開2005−148299号公報
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置では、ホームポジションマークが脱落あるいは磨耗により失われると、下地の反射光を考慮した濃度補正が行えなくなるという課題がある。また、ホームポジションマークの取り付けるためのコストがかかるという課題もある。
一方、特許文献2に記載の画像形成装置には、バックグラウンドデータを取得した後、トナーパッチを形成した状態でさらに中間転写体をもう1周させて濃度補正用データを取得しなければならず、濃度補正に時間を要するという課題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成で像担持体上の任意の位置における像担持体の反射光量を短時間で特定することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、記録材に形成されるべき画像を担持する像担持体と、画像データに基づいて前記記録材に形成されるべき前記画像を前記像担持体上に形成する像形成手段と、前記像担持体に対して光を照射し、その反射光を検知する検知手段と、前記像形成手段により画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果を記憶する記憶手段と、前記像形成手段により画像を形成する際に、前記像担持体上に前記画像が形成されない画像間における前記像担持体からの反射光を前記検知手段に検知させ、この検知結果と前記記憶手段に記憶された検知結果に基づいて、前記像担持体の任意の位置における反射光の検知結果を特定する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成で像担持体上の任意の位置における像担持体の反射光量を短時間で特定することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る実施形態を図面に即して更に詳しく説明する。
(画像形成部の説明)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の断面図である。同図の画像形成装置は、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例であり、中間転写ベルト27(像担持体)を使用したイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色タンデム方式のカラー画像形成装置である。
レーザ光源24は図示しない原稿読取部からのデジタル信号に基づいて発光し、一次帯電器23で均一に帯電された感光ドラム22に静電潜像を形成する。本実施形態のタンデム方式の画像形成装置は、各色に対応するレーザ光源24Y(イエロー用)、24M(マゼンタ用)、24C(シアン用)、24K(ブラック用)と、感光ドラム22Y、22M、22C、22Kが備えられている。これらの感光ドラム22はアルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成される。また、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転されるもので、駆動モータは感光ドラム22Y、22M、22C、22Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
感光ドラム22に形成された静電潜像は現像器26によってトナー像で可視化される。ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器26Y、26M、26C、26Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ26YS、26MS、26CS、26KSが設けられている。
各感光ドラム上のトナー像は中間転写ベルト27に転写される。中間転写ベルト27は感光ドラム22Y、22M、22C、22Kの回転と同期して時計周り方向回転する。中間転写ベルト27は感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに接触しており、この接触部で感光ドラム22Y、22M、22C、22Kに形成されたトナー像が中間転写ベルト27に1次転写される。本実施形態における画像形成装置の中間転写ベルト27には周長895mmのポリイミド製の単層樹脂ベルトが用いられている。また、ベルトの抵抗調整のために適量のカーボン微粒子が樹脂内に分散されており、表面は黒色で平滑性が高く光沢性を有している。さらに、中間転写ベルト27の回転速度はプロセススピードと同じ246mm/secに設定されている。
中間転写ベルト27上のトナー像は転写手段28によって給紙部11から搬送されてきた記録材21に転写される。中間転写ベルト27と転写手段28のローラとで記録材21を狭持搬送し、記録材21に中間転写ベルト27上の多色トナー像が転写される。
記録材21に転写されたトナー像は定着部30で熱定着処理が施される。
続いて、濃度補正用に形成される濃度画像(以下、トナーパッチPとする)と、中間転写ベルト27の表面状態及びトナーパッチPを検知するための光学式センサ41(以下、センサ41とする)について説明する。
図2及び図3は、中間転写ベルト27に形成されるトナーパッチPを示す。トナーパッチPは、感光ドラム22や中間転写ベルト27などの像担持体上に形成される。本実施形態では、中間転写ベルト27にトナーパッチPを形成する場合について説明する。
図2の矢印は、中間転写ベルト27の回転方向である。トナーパッチPは25mm角で、Y、M、C、K毎に画像印字率(濃度階調度)を8段階に変化させて(各色8パッチずつ)、中間転写ベルト回転方向に合計32個形成される。各パッチと印字率(階調度)との対応は、Y1、M1、C1、K1=12.5%、Y2、M2、C2、K2=25%、Y3、M3、C3、K3=37.5%、Y4、M4、C4、K4=50%である。また、Y5、M5、C5、K5=62.5%、Y6、M6、C6、K6=75%、Y7、M7、C7、K7=87.5%、Y8、M8、C8、K8=100%、に設定されている。
本実施形態では、図3に示すように100枚目のページ画像J100の後に形成されるトナーパッチPをセンサ41により検知する。
センサ41は、一次転写部の下流に設けられ(図1参照)、中間転写ベルト27の表面状態及び中間転写ベルト27に形成されるトナーパッチPを検知する。
図4はセンサ41の構成を示す図である。センサ41は、LEDなどの発光部411とフォトダイオード等の受光部412とで構成される。発光部411は、中間転写ベルト27の法線に対して45度の角度で設置されており、中間転写ベルト27上に光を照射する構成となっている。受光部412は、中間転写ベルト27の法線に関して発光部411の対称位置に設置されており、トナーパッチからの正反射光を受光する。図4は、トナーパッチPがセンサ41の検知領域を通過する場合の図を示している。
次に、図5は、本実施形態における画像形成装置の画像処理部を示すブロック図である。
CPU51は、ROM52に保持された制御プログラムに基づき、RAM53(記憶手段)をワークメモリに使用して、画像形成装置の各構成を統括的に制御している。
RAM53は、トナーパッチPの下地(実施形態1においては中間転写ベルト27)1周分の表面をセンサ41で読み取った反射光について、図6に示すような下地1周プロファイルを記憶する。実施形態1においては、プリンタ電源ON直後、中間転写ベルト27はトナーが乗っていない状態で回転される。このとき、センサ41は回転する中間転写ベルト27の表面を一周分読み取り、この際得られた正反射光出力を下地1周プロファイル(以下、1周プロファイル)として記憶させる。
タイマ55(計時手段)は、図8に示すように下地一部プロファイル読み取り開始時から、トナーパッチP読み取り開始時までの時間Tmsecを測定するものである。詳しくは後述する。
CPU51は、トナーパッチPからの正反射光出力Riと、トナーパッチP直下の中間転写ベルト27の表面状態検知時の正反射光出力Ri(トナーパッチP直下下地)とを用いて、トナーパッチPの濃度DENSi(トナーパッチP)を算出する。さらに、トナーパッチP形成前、連続的に形成されるページ画像の間において露出する中間転写ベルト27の表面の一部をセンサ41により読み取り、これを下地一部プロファイル(以下、基準プロファイル)とする。得られた基準プロファイルと1周プロファイルとのパターンマッチングを行い、1周プロファイルの中で、基準プロファイルに一致する位置、あるいは近似する出力部分を特定する。その特定された部分とトナーパッチPの形成される位置との中間転写ベルト27上における位置関係及び1周プロファイルとに基づいて、トナーパッチP形成時トナーパッチPの下地の反射光出力を求める。
CPU51は、トナーパッチPの濃度を検出し、検出結果に基づいて補正データを生成する(補正データ生成手段)。トナーパッチPの反射光出力(反射光量)とトナーパッチPの下地の反射光出力(反射光量)に基づいてトナーパッチPの濃度が演算され、演算結果に基づいて補正データが生成される。この過程についての詳細は後述する。
生成された補正データは、CPU51に内蔵されたトナーパッチP濃度送信部により後述の画像処理部へ送信される。
以下は、原稿読取部により読み取られた画像の処理を行う画像処理部についての説明である。
CCDセンサ501は、画像読取装置のスキャナ等の原稿読取部に備えられ、読み込まれた原稿の画像を電気信号に変換する。このCCDセンサ501は、RGB3ラインのカラーセンサであり、R(Red)、G(Green)、B(Blue)それぞれの画像データとしてA/D変換部502に入力される。
A/D変換部502では、ゲイン調整、オフセット調整がされた後、色信号毎に8ビットのデジタル画像データに変換される。シェーディング補正部503で基準白色板の読み取り信号を用いて、CCDセンサ501の各画素の感度ばらつきや原稿照明ランプの光量のばらつきなどを色毎に補正する。
入力ガンマ補正部504は、RGBの各入力に対し、露光量と輝度が線形関係になるように補正を行う一次元のルックアップテーブル(LUT:LookUp Table)である。
入力ダイレクトマッピング部505は、色空間を統一するため、入力されたRGB信号からデバイス内のRGB信号に変換する三次元のLUTである。この三次元LUTは、CCDセンサ501のRGBフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、sRGBなどの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ501の感度特性や照明ランプのスペクトル特性等の諸特性なども吸収することができる。
BEサンプリング部506(下地除去:Background Erase)では、原稿の下地を検出するため、指定された矩形領域の画素を離散的にサンプリングし、輝度のヒストグラムを作成し、これをプリント時の下地除去に利用する。
下地除去部507では、スキャナで読み取ったRGB画像データに対してBEサンプリング部506の結果に基づき、下地部を除去する為の非線形変換を行う。次に出力ダイレクトマッピング部508において、RGB画像データからCMYK画像データに変換される。変換においては、RGBそれぞれの値をルックアップテーブルに入力し、その出力値の総和からC(Cyan)成分を作る。同様に、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(blacK)それぞれの成分もルックアップテーブルとその加算演算で形成している。
出力ガンマ補正部509は、プリンタに対応した出力画像の濃度補正を行っている。出力ガンマ補正部509は、あらかじめ記憶してあるCMYKの一次元ルックアップテーブルに基づき、画像形成ごとに異なる出力画像データのリニアリティを保つ役割をもつ。前述の濃度センサ、記憶部及び演算部は、このCMYKの1次元LUTを作成するために備えられている。
上記CMYKの一次元LUTは、トナーパッチP濃度送信部が新たに作成した一次元LUTを出力ガンマ補正部へ送信したタイミングで更新される。CPU51が行う処理詳細については、後述フローチャートの中で説明する。
ハーフトーン処理部510は、機能に応じて異なる種類のスクリーニングを択一的に適用することができる。一般に、複写動作などでは、モアレの起きにくい誤差拡散系のスクリーニングを利用し、プリント動作では、文字や細線の再現性を考えてディザマトリクスなどを利用した多値スクリーン系のスクリーニングを用いることが多い。前者は注目画素とその周辺画素に対して誤差フィルタで重み付けし、階調数を保ちながら多値化の誤差を配分して補正していく方法である。一方後者は、ディザマトリクスの閾値を多値に設定し擬似的に中間調を表現する方法で、本実施形態ではCMYK独立に変換し、低線数と高線数の切り替えが可能となっている。
ここで、本実施形態に係る画像形成装置におけるトナーパッチPの濃度補正方法について説明する。本実施形態に係る画像形成装置では、以下の手順で行われる。[1]CPU51は、中間転写ベルト27の1周を電源投入後に検知させる。さらに、所定枚数の印刷が完了するより前に、連続的に印刷されているページ画像間の中間転写ベルト27の一部を検知させる。そして、所定枚数印刷後、CPU51はトナーパッチPを形成させ、トナーパッチをセンサ41に検知させる。[2]検知結果に基づいて、中間転写ベルト27の任意の位置における反射光出力を特定する。本実施形態では、任意の位置をトナーパッチPが形成される位置とし、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する。[3]トナーパッチPの反射光出力と下地の反射光出力とに基づいて、トナーパッチPの濃度を算出する。[4]算出されたトナーパッチPの濃度に基づいて補正条件を作成し、補正条件に基づいて入力画像データを補正する。
まず、上記の[1]について詳しく説明する。
CPU51は、中間転写ベルト27の1周プロファイルを得るために、トナーパッチPを形成しない状態で中間転写ベルト27を1回転させて、センサ41に中間転写ベルト27の1周の表面状態を読み取らせる。そのときのセンサ41からのデータを中間転写ベルト27の1周プロファイルとしてRAM53(記憶手段)に記憶する。本実施形態の画像形成装置では、中間転写ベルト27の回転速度が246mm/sec、周長が895mm、センサ41の検知間隔が4msec(単位時間あたりの検知回数は250回/sec)であるため、以下の式から、
Figure 2010039126
910個のデータが得られる。つまり、図6に示すように、1周プロファイルは910個の連続する複数のデータにより構成される。図6の横軸は、これらの複数のデータそれぞれのデータナンバーnを示している。
続いて、中間転写ベルト27の一部の基準プロファイルについて説明する。基準プロファイルを得るために、センサ41に中間転写ベルト27の一部の表面状態を読み取らせ、センサ41からの反射光出力をRAM53に記憶させる。
この基準プロファイルを得るために、CPU51は、センサ41に第1の記録紙に形成される画像と第2の記録紙に形成される画像との間のトナー像が形成されない領域、あるいは紙間などの非画像形成領域を検知させる。連続プリントを行う場合、第1の記録紙と第1の記録紙に後続する第2の記録紙の間にはスペースが存在する。このスペースには画像が形成されず、中間転写ベルト27の表面が露出している。センサ41は、このページ画像間のスペースからの反射光出力を読み取る。
本実施形態では、センサ41は、99枚目のページ画像J99と100枚目のページ画像J100との間の中間転写ベルト27に光を照射して、その反射光を検知する。図7は、中間転写ベルト27からの反射光に応じてセンサ41から出力される反射光出力を示している。
本実施形態における画像形成装置において、最も狭い紙間の長さは79mmを想定している。中間転写ベルト27の回転速度が246mm/sec、センサ41の検知間隔が4msecであるため、以下の式から、
Figure 2010039126
80個のデータが得られる。つまり、基準プロファイルは少なくとも80個の連続するデータにより構成される。
1周プロファイル及び基準プロファイルの検知は、同一のセンサ41で行われるため、1周プロファイル及び基準プロファイルは、中間転写ベルト27の回転方向において同一のラインを検知した結果である。そのため、1周プロファイルを検知してから基準プロファイルを検知するまでの間に、中間転写ベルト27に傷がつくなどの変化がなければ、1周プロファイルの中に基準プロファイルと一致する、あるいは近似するデータ群が存在する。このような2つのデータ群同士の対応関係を特定するために、本実施形態の画像形成装置では、1周プロファイルと基準プロファイルとのパターンマッチング処理を行う。
続いて、[2]検知結果に基づいて、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する方法について説明する。本実施形態の画像形成装置は、上述の1周プロファイルと基準プロファイルとのパターンマッチングを行い、1周プロファイルの中に基準プロファイルと一致するデータ群を特定する。特定されたデータ群とトナーパッチPが形成される位置との中間転写ベルト27上における位置関係及び1周プロファイルに基づいて、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する。以下、その方法について詳しく説明する。
パターンマッチングは、1周プロファイルと基準プロファイルとの相関関数を求めることによって行う。XiとYiの離散的なデータの相関性を考える場合、両データ間の相関係数S(i)の値が1に近いものほどXiとYjとの相関性が高く、かつ近似性が高いことを意味する。それぞれがN個のデータからなる2つの離散データ群Xi、Yi(i=0〜N−1)の相関係数S(i)は以下のようにして求められる。
Figure 2010039126
本実施形態の場合、Xiは、910個のデータから構成される1周プロファイルから抽出された80個の連続するデータ、Xaveは抽出される80個の検出結果の平均値に相当する。また、Yiは、基準プロファイルを形成する80個の連続するデータ、Yaveは80個の検出結果の平均値に相当する。つまり、1周プロファイルを構成するデータ群をX(i)(i=0〜909)としたときに、910個のX(i)の中から80個(例えば、X(0)〜X(79))の連続するデータ群を抽出する。
相関係数S(0)は、基準プロファイルを構成するデータ群Y(j)(j=0〜79)と1周プロファイルから抽出されたデータ群X(i)(i=0〜79)とから以下の式から算出される。
Figure 2010039126
同様に、以下の(数5)から(数7)に示すように、1周プロファイルを構成する連続する各データ群と基準プロファイルとの相関係数S(i)(i=0〜910)を算出する。
Figure 2010039126
Figure 2010039126
Figure 2010039126
中間転写ベルト27は無端状のベルトであるため、S(832)からS(910)におけるX(i)の中から抽出される80個のデータは一部のデータが先頭に戻る。つまり、S(832)を求めるときに抽出されるデータ群は、X(832)からX(910)までの79個のデータとX(0)との合計80個である。また、S(910)を求めるときに抽出されるデータ群は、X(910)とX(0)からX(78)までの79個のデータ群との合計80個のデータ群である。上述のS(910)の式では、「910+79」と表記したが、X(911)はX(0)、X(912)はX(1)に、X(989)はX(79)に相当する。
前述したように、相関係数S(i)の値1に近いものほどXiとYjとの相関性が高く、かつ近似性が高いことを意味する。この場合の近似性とは1周プロファイルから抽出されたデータ群と基準プロファイルとのパターンが実質的に一致することを意味する。本実施形態に係る画像形成装置は、これらS(i)(i=0〜909)の中で値が最も1に近い1周プロファイルから抽出されたデータ群を基準プロファイルに対する近似性が最も高いと判断する。つまり、相関係数の値が最も1に近い1周プロファイルから抽出されたデータ群と基準プロファイルとが同一の位置であると判断する。
上述のように基準プロファイルとパターンが一致する1周プロファイルの一部分を基準位置として設定する。この基準位置とトナーパッチPが形成される位置関係及び1周プロファイルに基づいて、下地のデータを特定する。基準位置のデータの先頭に相当するデータを抽出する。このデータをX(n)(0≦n≦910)とする。このX(n)は、基準プロファイルの先頭のデータX´(n)に相当する。トナーパッチPは、X´(n)の検知が開始されてからT秒後に形成される。つまり、X´(n)の検知が開始される位置から所定距離離れた位置にトナーパッチPが形成される(トナーパッチPは、X´(n)の検知が開始される位置に対して所定位置に形成される)。
図8は、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する方法を示す概念図である。横軸はデータナンバーを示し、データX(n)のnに相当する。上述したように、nは0≦n≦910の範囲を取るため、横軸の最大値は909としている。タイマ55は、基準反射光データの検知開始とともにオンされ、トナーパッチPの読み取りが開始されるまでの時間を計測する(図8参照)。CPU51は、タイマ55の計測結果、センサ41の単位時間あたりの検知回数、及び1周プロファイルに基づいて、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する。
例えば、基準プロファイルの先頭の反射光出力がX(n)、タイマが計測を開始してからT秒後にトナーパッチPの読み取りが行われた場合を例に説明する。トナーパッチPの下地の先頭の反射光出力をX(m)としたとき、センサの検知間隔が4msecであるので、m=n+1000T/4と表すことができる。したがって、トナーパッチPの下地の先頭の反射光出力X(m)は以下のように求められる。
Figure 2010039126
(数8)の「A mod B」は、整数AのBを法とする剰余を表す。これは、中間転写ベルト27が無端状のベルトであることから、トナーパッチPの形成位置が、X(910)とX(0)とに跨って形成される可能性があり、これを考慮するためである。
1つのトナーパッチPは4msecの時間間隔で10回検知するので、トナーパッチPの下地の反射光出力は、X((n+1000T/4) mod 910)からX(((n+1000T/4) mod 910)+9)までの10個のデータとなる。これらのデータとトナーパッチPからの反射光出力とに基づいてトナーパッチPの濃度を算出する。
続いて、[3]トナーパッチPの反射光出力と下地の反射光出力とに基づいて、トナーパッチPの濃度を算出する。本実施形態では、トナーパッチPの反射光出力を下地の反射光出力で除算することによって、トナーパッチPの濃度を算出する。具体的には、センサ41によるトナーパッチPの反射光出力をP(i)と、下地の反射光出力をR(i)としたときに、トナーパッチPの濃度DENS(i)(トナーパッチPの濃度)は以下の式に基づいて算出される。
Figure 2010039126
なお、トナーパッチPに対して、中間転写ベルト27の表面状態が影響する度合いは、トナー濃度に応じて異なる。つまり、濃度が低いトナーパッチは、単位面積当たりにおけるトナーが中間転写ベルト27を覆う面積が小さいため、下地が露出するため反射光を反射し易くなる。一方、濃度が高いトナーパッチは、単位面積当たりにおけるトナーが中間転写ベルト27を覆う面積が大きいため、下地が露出するため反射光を反射し難くなる。
図9は中間転写ベルト27にパッチを形成し、中間転写ベルト27を一周させたときの反射光量分布を示す図である。図9よりわかるように、低濃度トナーパッチにおいて、中間転写ベルト27の表面光沢ムラがトナーパッチの反射光量にあらわれている様子が確認できる。中間転写ベルト27の表面光沢のムラは、トナーが下地(中間転写ベルト27)を覆ってしまう程の高濃度トナーパッチにおいては反射光量にあらわれない。しかしながら、低濃度トナーパッチにおいては中間転写ベルト27表面の一部がトナーの隙間から露出するため、センサ41によって検知される低濃度トナーパッチからの反射光には中間転写ベルト27からの反射光が含まれる。
この為、低濃度パッチから高濃度トナーパッチまで複数のトナーパッチを読み取る際は、P(i)について、閾値(PTH)を設け、P(i)<PTHならば、以下の式でトナーパッチの濃度を算出する。
Figure 2010039126
なお、P(i)>PTHならば(数9)にて算出する。また、PTHに関しては用いるスクリーンによって異なる(中間転写体表面の一部がパッチ内から露出する画像信号レベルはスクリーンによって異なる)。本実施形態においてはPTH=0.5に設定する。
上記のように、低濃度トナーパッチと高濃度トナーパッチとでは濃度の算出方法が異なる。以下の説明において、低濃度トナーパッチ(P(i)<PTH(=0.5))を例に実施形態を説明するが、P(i)>PTH=0.5の場合、(数10)に基づいてパッチ濃度DENS(i)を算出する。
R(i)はトナーパッチP直下の中間転写ベルト27の表面状態であるので、R(i)=X((X+1000T/4) mod 910)である。したがって、トナーパッチPの濃度DENS(i)は以下のように求められる。
Figure 2010039126
本実施形態ではセンサ41は同一濃度のトナーパッチPを10回検知するため、得られる10個のデータの平均値をトナーパッチPの検知結果とする。最終的なトナーパッチPの濃度DENS_aveはDENS(i)からDENS(i+9)の平均値が採用される。
以上のようにしてトナー濃度を算出する。(数11)で得られるトナーパッチPの濃度は中間転写ベルト27の表面状態のムラを考慮して得られた濃度であり、このような補正方式により高精度にトナー濃度を算出することができる。
続いて、[4]算出されたトナーパッチPの濃度に基づいて補正データを作成し、画像データを補正する方法について説明する。出力ガンマ補正部509は、この補正データに基づいて画像データを補正する。
まず、トナーパッチPの濃度の検出結果に基づいて更新される補正データとしての1次元LUTについて説明をする。なお、ここでは、シアン色の階調補正についてのみ説明するが、マゼンタ、イエロー、ブラックに関しても同様の方法で補正が行われる。
図10は、RAM53に記憶される1次元LUTである。1次元LUTは入力画像データと出力画像データの濃度と出力画像の濃度とを直線関係にするための入力画像データを補正するための補正データである。図10中の横軸は入力画像データ、縦軸はセンサ41でトナーパッチPを検知した時の濃度検出値を表している。同図の直線TARGETは、本実施形態における画像濃度制御の目標階調特性である。
また、図10中のC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8はシアンのトナーパッチPを示しており、曲線γは各トナーパッチPの検出濃度値を表している。本実施形態では、曲線γは、画像濃度制御を実施前の状態における階調特性をあらわしている。なお、パッチを形成していない階調の濃度については、原点及びC1、C2、C3、C4、C5、C6、C7、C8を通るようにスプライン補間を行い算出される。
曲線Dは、本制御で算出される1次元LUTを表しており、補正前の曲線γの目標階調特性TARGETに対する対称ポイントを求めることにより算出される。検出濃度値を曲線Dに基づいて補正をすることで、入力画像の濃度に対する出力画像の濃度の階調性をTARGETに近づけることができる。算出される1次元LUT(曲線D)は、RAM53に記憶されている、以前に作成された1次元LUTと置き換えられ、更新が完了する。
以後、入力画像データを更新された1次元LUTで補正し、補正された画像データに基づいて画像形成することによって、目標濃度の画像を得ることができる。
次に、本実施形態における画像形成装置の濃度制御について図11のフローチャートを用いて説明する。
プリンタ電源がオンされた後、CPU51は中間転写ベルト27をトナーが乗っていない状態で回転動作を1周以上させる(S1)。このとき、センサ41は中間転写ベルト27表面1周の正反射光を読み取る。読み取られた結果はRAM53に送信され、1周プロファイルとして記憶される(S2)。
ステップS2後、ユーザーからプリンタへの電子データ投入に応じてジョブスタートとなる。ジョブがスタートすると、CPU51はプリント枚数のカウントを開始する。(S3)、プリント枚数に応じて枚数カウンタのパラメータCを増加させる(S4)。
続いて、CPU51はパラメータCが所定値であるか否か判定する(S5)。実施形態1においては、プリント枚数が100枚に達したタイミングでトナーパッチPを形成する設定となっており、上記所定値は99に設定されている。本ステップでは、画像形成中のジョブが99枚目のジョブであるか否かを判定する。
ステップS5での判定結果、画像形成中のジョブが99枚目でない場合、CPU51はプリンタに次ジョブの画像形成を行わせる(S6)。
ステップS5での判定結果、画像形成中のジョブが99枚目である場合、CPU51は99枚目のジョブ終了直後よりセンサ41にページ画像間の像担持体表面を検知させる(S7)。また、検知の開始と同時にタイマ55をオンにし、時間の測定を開始する。
ステップS7でのセンサ41の検知結果はRAM53に送信され、RAM53では基準プロファイルとして記憶される(S8)。そして、CPU51は、1周プロファイルと基準プロファイルとの相関性を導くために、前述の(数5)により複数の相関係数(本実施形態では910個)を算出し、1周プロファイルと基準プロファイルとのパターンマッチングを行う(S9)。パターンマッチングの結果から、トナーパッチPの下地の反射光出力を特定する(S10)。
続いて、CPU51は、100枚目の画像が形成された後、その後にトナー像形成部に中間転写ベルト上にトナーパッチPを形成させる(S11)。トナーパッチPは、S7おいてタイマ55がオンされてからT秒後にセンサ41の検知位置に到達する位置に形成される。CPU51は、1周プロファイルの中の基準プロファイルに相当するデータの位置とトナーパッチPの形成位置及び1周プロファイルに基づいて、トナーパッチPの下地データを特定する(S12)。
ステップS10で特定されたトナーパッチPの下地データとセンサ41で測定されたトナーパッチPの検知データとに基づいて、CPU51はトナーパッチPの濃度(DENSave)を算出する(S13)。濃度算出方法は前述したとおりである。
算出された濃度に基づいて、CPU51は、画像処理を行うために設けられた1次元ルックアップテーブル(LUT)を作成し、RAM53に記憶されていた1次元LUTを更新する(S14)。その後、ジョブが終了しているか否かを判断し(S15)、ジョブが終了せず継続して画像形成される場合、CPUは枚数カウンタをリセット(S16)し、ステップS3に戻る。ジョブが終了している場合、プリンタを待機状態にする(S17)。
なお、本実施形態における1周プロファイルは、画像形成装置の電源投入直後に検知され、記憶手段に記憶される。また、所定枚数画像形成後(例えば、1000枚画像形成後)に中間転写ベルト27を1周させて、1周プロファイルを再検出し、ROM52に記憶されている1周プロファイルを更新する。図12に示すように、中間転写ベルト27は、残留するトナーを回収するクリーニング機構を始めとするベルトに接触する部材によりその表面が磨耗されるため、繰り返し画像が形成されると、中間転写ベルト27の表面状態は光沢が増す。この中間転写ベルト27の表面状態の経時変化に対応するために、本実施形態の画像形成装置では記録枚数に応じて1周プロファイルを検出し直す処理を行う。
なお、本実施形態では99枚目直後に基準プロファイルを検知する構成とした。しかしながら、99枚目直後に基準プロファイルを検知するとともに99枚目以前に基準プロファイルを検知する構成とし、複数の基準プロファイルと1周プロファイルとのパターンマッチングを行う構成としても良い。一つの基準プロファイルと1周プロファイルとのパターンマッチングを行う場合、パターンが一致する領域が複数特定される場合がある(1に近い相関係数が複数特定される)。しかしながら、複数の基準プロファイルを用いてパターンマッチングを行えば、相関係数を求めるためのデータ群を多く取ることができるため、より正確な相関係数を求めることができ、パターンマッチングの精度が向上する。
(実施形態2)
本実施形態では実施形態1とは異なる方法でのパターンマッチングを行う。実施形態2におけるパターンマッチングは、まず1周プロファイルから抽出した80個のデータ群と基準プロファイルとの差分の絶対値を算出する。その絶対値の総和が最小になるデータ群が基準プロファイルとパターンが一致するデータ群であると判断する。
以下、詳細を説明する。なお、パターンマッチング以外の濃度算出フロー、制御フローなどは実施形態1と同様であるので説明は省略する。
まず、910個の1周プロファイルから80個の連続するデータを抽出する。抽出された80個の連続データとその80個のデータに対応する基準プロファイル80個との差分をとる。つまり、抽出されたデータがD(0)〜D(79)であるとき、D(0)とD(0)に対応するd(0)との差分の絶対値を求める。同様に、D(1)に対応するd(1)とD(1)との差分の絶対値を求める。絶対値は80個算出され、これらの総和を求める。総和が最も小さい抽出データ群が基準プロファイルとパターンが一致すると判断する。
実施形態1と実施形態2におけるパターンマッチングはどちらか一方を採用することもできるし、2つの方法を採用して両者のパターンマッチングの結果が一致しない場合、再度パターンマッチングをやり直すようにしてもよい。複数のパターンマッチングの方法を採用することにより、より正確なパターンマッチングを行うことができる。
本実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 中間転写ベルト27に形成されるトナーパッチPを示す図である。 中間転写ベルトに形成されるトナーパッチPをセンサ41で検知する。 センサ41の概略図を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 像担持体1周のプロファイルを示す図である。 像担持体一部のプロファイルを示す図である。 1周プロファイルのうち基準プロファイルに相当する反射光出力とトナーパッチP形成位置との位置関係を示す図である。 中間転写ベルト27にトナーパッチを形成し、中間転写ベルト27を一周させたときの反射光量分布を示す図である。 RAM53に記憶される、濃度補正に用いる1次元LUTである。 CPU51が実行する制御フローを示す図である。 経時変化による中間転写ベルト27の表面光沢の変化の様子を表した概略図である。
符号の説明
22 感光ドラム
23 現像器
24 レーザ光源
27 中間転写ベルト
41 濃度センサ
51 CPU
52 ROM
53 RAM
55 タイマ
P トナーパッチ

Claims (7)

  1. 記録材に形成されるべき画像を担持する像担持体と、
    画像データに基づいて前記記録材に形成されるべき前記画像を前記像担持体上に形成する像形成手段と、
    前記像担持体に対して光を照射し、その反射光を検知する検知手段と、
    前記像形成手段により画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果を記憶する記憶手段と、
    前記像形成手段により画像を形成する際に、前記像担持体上に前記画像が形成されない画像間における前記像担持体からの反射光を前記検知手段に検知させ、この検知結果と前記記憶手段に記憶された検知結果に基づいて、前記像担持体の任意の位置における反射光の検知結果を特定する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記像形成手段に予め決められた濃度の濃度画像を形成させ、前記濃度画像からの反射光を前記検知手段により検知させ、前記画像間における前記像担持体からの反射光の検知結果と前記記憶手段に記憶された検知結果とに基づいて、前記濃度画像が検知される位置における像担持体からの反射光の検知結果を特定し、前記濃度画像の検知結果と前記濃度画像が形成される位置における前記像担持体からの反射光の検知結果とに基づいて、前記像形成手段により形成される前記画像の濃度を補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果と前記像担持体上に形成された前記画像間における前記像担持体からの反射光の検知結果とのパターンマッチングを行い、前記パターンマッチングの結果に基づいて、画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果と前記像担持体上に形成された前記画像間における前記像担持体からの反射光の検知結果との対応関係を求め、前記対応関係に基づいて前記像担持体上の任意の位置における前記像担持体からの反射光の検知結果を特定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果と前記画像間における前記像担持体からの反射光の検知結果との相関係数を求め、前記相関係数に基づいて前記パターンマッチングを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記画像形成装置の電源がオンされてから前記画像が形成されるまでに、前記検知手段に画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光を検知させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知手段が前記画像間における前記像担持体からの反射光の検知を開始してから前記濃度画像を検知するまでの時間を計測する計時手段を有し、
    前記制御手段は、前記計時手段の計測結果と前記検知手段の単位時間あたりの検知回数とに基づいて、前記濃度画像が形成される位置における前記像担持体からの反射光の検知結果を特定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、画像形成されていない状態での前記像担持体の複数の位置における反射光の検知結果と前記像担持体上に形成された画像間における前記像担持体からの反射光の検知結果との差分を算出し、算出された差分の絶対値の和に基づいてパターンマッチングを行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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