JP2010039048A - 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 - Google Patents
図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010039048A JP2010039048A JP2008199635A JP2008199635A JP2010039048A JP 2010039048 A JP2010039048 A JP 2010039048A JP 2008199635 A JP2008199635 A JP 2008199635A JP 2008199635 A JP2008199635 A JP 2008199635A JP 2010039048 A JP2010039048 A JP 2010039048A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove angle
- angle range
- symbols
- normal
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Abstract
【解決手段】セルグループ形成手段23は、図柄ごとにセルグループを形成する。法線情報記録手段25は、図柄に係る三次元形状を投影面に投影し、投影された各画素の法線方向に係る仰角および方位角を法線情報として記録する。法線情報変換手段27は、法線情報に係るベクトルを、図柄ごとに特定の方位角を持つ法線投影面に投影し、投影されたベクトルに係る仰角を変換法線情報とする。条溝角度範囲割当手段29は、図柄ごとに条溝角度範囲を割り当てる。版下データ作成手段31は、条溝角度範囲に基づいて、変換法線情報のスケール変換を行い、セルごとの条溝角度を決定し、決定された条溝角度に基づいて、全てのセルグループに含まれるセル群の凹凸を表現する版下データを作成する。
【選択図】図3
Description
尚、異方性反射現象とは、媒体の平滑な表面に対し、向きの揃った細かい傷をつけると、媒体の表面に対して入射した光が正反射方向ではない方向に強く反射する現象をいう。以下、異方性反射現象を起こす性質を異方性反射特性ということとする。また、異方性反射現象が生じる表面を持つ媒体を異方性反射媒体ということとする。
このように、複数の図柄を多重化することで、特殊な視覚効果のある異方性反射媒体を作製することができる。
図柄多重化装置1は、制御部3、記憶部5、メディア入出力部7、通信制御部9、入力部11、表示部13、周辺機器I/F部15等が、バス17を介して接続される。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部5、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部3が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
これらの各プログラムコードは、制御部3により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
入力部11を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
図2は、異方性反射特性を有するセルの一例を示す図である。
図3は、図柄多重化装置1の機能の概要を示すブロック図である。図4は、セルグループの形成例を示す図である。図5は、投影面S1上の法線ベクトルN1を示す図である。図6は、法線ベクトルN1の法線投影面S2への投影を示す図、図7は、2つの図柄の条溝角度範囲のスケール変換の一例を示す図、図8は、2つの図柄を多重化した異方性反射媒体の条溝角度範囲の割当の第1の例を示す図、図9は、2つの図柄を多重化した異方性反射媒体の条溝角度範囲の割当の第2の例を示す図、図10は、2つの図柄を多重化した異方性反射媒体の条溝角度範囲の割当の第3の例を示す図である。
尚、必ずしも複数の図柄に係るセルが異方性反射媒体上で均等に分布させる必要はなく、演出意図等により各図柄に係るセルの割合を調整しても良い。この場合、各図柄はそれぞれの図柄に係るセル数の割合に応じた明るさで再現されることとなる。また、この場合でも、単一のセルグループに属するセルの分布は偏りなく、空間的に均一に配置することが好ましい。
ここで、三次元形状の隠面は投影されないから、法線ベクトルN1の向きは、必ず点Pから見て投影面S1の表の方向になる。従って、仰角tは180度(−90度≦t≦90度)の範囲を取り得るが、立体形状に含まれる最も形状の異なる部分が最も異なる角度を継承するために、90度(−45度≦θ≦45度)の範囲に線形変換を施して、図柄の条溝角度範囲とする。
版下データ作成手段31は、図11の説明にて後述するように、セルグループ形成手段23、法線情報記録手段25、法線情報変換手段27、条溝角度範囲割当手段29等で決定された情報に基づいて、版下データの作成を行う。
図11は、図柄多重化装置1が行う版下データ作成処理の流れを示すフローチャートである。
S106に係る法線投影面の方位角は、入力部11を介してユーザが指定した値でも良いし、記憶部5にデフォルト値として保持する値でも良い。
処理が終了していない場合、S110から繰り返す(S112のNo)。
処理が終了している場合、S113に進む(S112のYes)。
処理が終了していない場合、S103から繰り返す(S113のNo)。
処理が終了している場合、S114に進む(S113のYes)。
以上のとおり、図柄多重化装置1は、異方性反射媒体の作製に用いる版下データを作成する。
図12は、異方性反射媒体の作製工程を示す図である。
図12に示すように、異方性反射媒体の作製工程は、S201の版下データ作成工程、S202の原版作製工程、およびS203の媒体作製工程が含まれる。
版下データに表現された凹凸を原版に形成する方法としては、フォトリソグラフィによりフォトレジストを形成してエッチングを施したり、NC工作機械で切削するなどによりエンボス原版とすることができる。また、回折格子を対象とした場合、2光束干渉による方法、グレーティングプロット法、電子線描画装置を用いる方法等がある。これらの中では、セルの描画の精度が高く、ノイズが少ないことから、電子線描画装置を用いると良い。
媒体作製工程では、原版に形成された凹凸をPET(ポリエチレンテレフタレート)等の基材に転写する装置、凹凸に反射層を蒸着する装置、粘着剤や接着剤を塗工する装置等を用いる。
3………制御部
5………記憶部
7………メディア入出力部
9………通信制御部
11………入力部
13………表示部
15………周辺機器I/F部
17………バス
19………ネットワーク
21………三次元形状設計手段
23………セルグループ形成手段
25………法線情報記録手段
27………法線情報変換手段
29………条溝角度範囲割当手段
31………版下データ作成手段
41………セル
43………セル41の一辺の長さ
45………条溝
47………条溝角度
49………条溝45の線幅
51………条溝45同士の間隔
53………条溝ピッチ
Claims (10)
- 異方性反射特性を有するセルの集合により形成され、複数の図柄が多重化される異方性反射媒体の作製に用いる図柄多重化装置であって、
前記図柄ごとにセルグループを形成するセルグループ形成手段と、
前記図柄に係る三次元形状を投影面に投影し、投影された各画素の法線方向に係る仰角および方位角を法線情報として記録する法線情報記録手段と、
前記法線情報に係るベクトルを、前記図柄ごとに特定の方位角を持つ法線投影面に投影し、投影されたベクトルに係る仰角を変換法線情報とする法線情報変換手段と、
前記セルグループごとに条溝角度範囲を割り当てる条溝角度範囲割当手段と、
前記条溝角度範囲に基づいて、前記変換法線情報をスケール変換することでセルごとに条溝角度を決定し、全てのセルグループに含まれるセル群の凹凸を表現する版下データを作成する版下データ作成手段と、
を具備することを特徴とする図柄多重化装置。 - 前記条溝角度範囲割当手段は、複数の前記図柄に対応する条溝角度範囲が互いに重複しないように割り当てることを特徴とする請求項1に記載の図柄多重化装置。
- 前記条溝角度範囲割当手段は、複数の前記図柄に対応する条溝角度範囲の一部が互いに重複するように割り当てることを特徴とする請求項1に記載の図柄多重化装置。
- 前記条溝角度範囲割当手段は、一方の前記図柄に対応する条溝角度範囲が他方の前記図柄に対応する条溝角度範囲に含まれるように割り当てることを特徴とする請求項1に記載の図柄多重化装置。
- 異方性反射特性を有するセルの集合により形成され、複数の図柄が多重化される異方性反射媒体の作製に用いる図柄多重化方法であって、
前記図柄ごとにセルグループを形成するステップと、
前記図柄に係る三次元形状を投影面に投影し、投影された各画素の法線方向に係る仰角および方位角を法線情報として記録するステップと、
前記法線情報に係るベクトルを、前記図柄ごとに特定の方位角を持つ法線投影面に投影し、投影されたベクトルに係る仰角を変換法線情報とするステップと、
前記セルグループごとに条溝角度範囲を割り当てるステップと、
前記条溝角度範囲に基づいて、前記変換法線情報をスケール変換することでセルごとに条溝角度を決定し、全てのセルグループに含まれるセル群の凹凸を表現する版下データを作成するステップと、
を含むことを特徴とする図柄多重化方法。 - 前記条溝角度範囲を割り当てるステップは、複数の前記図柄に対応する条溝角度範囲が互いに重複しないように割り当てることを特徴とする請求項5に記載の図柄多重化方法。
- 前記条溝角度範囲を割り当てるステップは、複数の前記図柄に対応する条溝角度範囲の一部が互いに重複するように割り当てることを特徴とする請求項5に記載の図柄多重化方法。
- 前記条溝角度範囲を割り当てるステップは、一方の前記図柄に対応する条溝角度範囲が他方の前記図柄に対応する条溝角度範囲に含まれるように割り当てることを特徴とする請求項5に記載の図柄多重化方法。
- コンピュータを請求項1から請求項4のいずれかに記載の図柄多重化装置として機能させるプログラム。
- 請求項5から請求項8のいずれかに記載の図柄多重化方法によって作成された版下データに基づいて、前記セルの集合が形成され、複数の図柄が多重化された異方性反射媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008199635A JP2010039048A (ja) | 2008-08-01 | 2008-08-01 | 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008199635A JP2010039048A (ja) | 2008-08-01 | 2008-08-01 | 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010039048A true JP2010039048A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42011703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008199635A Pending JP2010039048A (ja) | 2008-08-01 | 2008-08-01 | 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010039048A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06337622A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム記録媒体ならびにその作成方法および作成装置 |
JP2007272329A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Univ Nihon | 3次元コンピュータグラフィックス上で任意のグレーティングパターンを持つホログラム画像の作成方法、該任意のグレーティングパターンを持つホログラムのシミュレーション方法及びそのホログラム並びにそのホログラムの認証方法及びその認証装置 |
JP2008084056A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像、印刷物、画像生成装置、及び、プログラム |
-
2008
- 2008-08-01 JP JP2008199635A patent/JP2010039048A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06337622A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-12-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラム記録媒体ならびにその作成方法および作成装置 |
JP2007272329A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Univ Nihon | 3次元コンピュータグラフィックス上で任意のグレーティングパターンを持つホログラム画像の作成方法、該任意のグレーティングパターンを持つホログラムのシミュレーション方法及びそのホログラム並びにそのホログラムの認証方法及びその認証装置 |
JP2008084056A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像、印刷物、画像生成装置、及び、プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4998120B2 (ja) | 印刷物製造方法及び印刷物 | |
US20160125642A1 (en) | Efficient Computation of Shadows for Circular Light Sources | |
Zeng et al. | Lenticular objects: 3D printed objects with lenticular lens surfaces that can change their appearance depending on the viewpoint | |
JP4973207B2 (ja) | 立体模様が表現された回折格子記録媒体の作成方法 | |
JP5181598B2 (ja) | 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 | |
JP4924194B2 (ja) | 媒体、媒体作製装置、媒体作製方法及びそのプログラム | |
JP7077958B2 (ja) | 記録方法、光学フィルム、および位相変調構造体 | |
JPWO2020096009A1 (ja) | モアレ顕像化パターンの生成方法、モアレ顕像化パターンの生成装置、及びモアレ顕像化パターンの生成システム | |
JP6252691B2 (ja) | 面材模様仕上がりシミュレーション装置及び面材模様仕上がりシミュレーション方法 | |
JP2010039048A (ja) | 図柄多重化装置、図柄多重化方法、プログラムおよび異方性反射媒体 | |
JP5229132B2 (ja) | 異方性反射媒体作成装置、異方性反射媒体作成方法、モザイク画像作成装置、モザイク画像作成方法、およびプログラム | |
JP2009069324A (ja) | 動画記録装置、動画記録方法、プログラムおよび異方性反射媒体 | |
JP4826298B2 (ja) | 光学異方性媒体作成システム、および、その方法 | |
JPH08161449A (ja) | 回折格子記録媒体およびその作成方法 | |
JP5104040B2 (ja) | 媒体、媒体作製装置、媒体作製方法及びそのプログラム | |
JP2023075584A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
KR101374344B1 (ko) | 3d 엔진을 이용한 입체 광고 생성 방법 | |
JP2010066418A (ja) | 異方性反射媒体作成装置、異方性反射媒体作成方法、およびプログラム | |
JP2009075218A (ja) | 色再現装置、色再現方法、プログラムおよび回折格子媒体 | |
JP2010139673A (ja) | ホログラム作成方法、それによって作成されたホログラム及びホログラム作成装置 | |
JP5205946B2 (ja) | 回折格子パターンおよび回折格子記録媒体 | |
JP3578820B2 (ja) | 回折格子パターンの疑似表示装置 | |
WO2022050022A1 (ja) | モアレ表示体、モアレ顕像化パターンの生成装置、モアレ顕像化パターンの生成システム及びモアレ顕像化パターンの生成方法 | |
JP5494131B2 (ja) | 版下データ作成装置、版下データ作成方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP5488581B2 (ja) | 立体模様が表現された回折格子記録媒体の作成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110520 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120612 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130527 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130603 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20130628 |