JP2010039025A - 撮像装置 - Google Patents

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進 伊藤
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照祥 陳
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Abstract

【課題】 被写体に対して良好な照明を行うと共に簡素な構造を有する撮像装置を提供する。
【解決手段】 撮影レンズ6を介した被写体光を撮像する撮像素子と、前記被写体を照明する照明光を射出する発光部40と、発光部40から射出された照明光を前記被写体に向けて反射させると共に、その配置の状態が可変である反射部材と、撮影レンズ6の物理的な形状に関するレンズ情報に基づいて、反射部材の前記配置に関する位置情報を生成する位置情報生成部とを備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、発光部から射出される照明光を反射させる反射部材を備える撮像装置に関するものである。
従来、カメラに内蔵された発光部から射出された照明光を、該カメラに装着された照射方向変更部材によって反射し、被写体を間接的に照明するカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、効率良く被写体を照明できる位置と角度に、カメラが備える発光部を自動的に配置する駆動機構を備えるフラッシュシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−308786号公報 特開平8−54669号公報
ところで、特許文献1記載のカメラでは、照明光を反射する照射方向変更部材がレンズキャップ等であるため、該照射方向変更部材を配置する位置や角度が限定される。従って、被写体や撮影環境に応じて照明光の反射態様を適宜変更して良好な照明を行うことができない場合がある。また、特許文献2記載のフラッシュシステムは、駆動機構によって発光部を移動させる構成を有しているため、該駆動機構により重量のある発光部を支持し、更に、発光部に対して電力を供給する手段を備える必要があり、撮像装置の小型化、軽量化に不利であると共に製造コストも上昇する。
本発明の目的は、被写体に対して良好な照明を行うと共に、簡素な構造を有する撮像装置を提供することである。
以下に本発明の構成を実施の形態の符号を付して説明するが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
本発明の撮像装置(2)は、撮影レンズ(6)を介した被写体光を撮像する撮像素子(110)と、前記被写体を照明する照明光を射出する発光部(40)と、発光部(40)から射出された照明光を前記被写体に向けて反射させると共に、その配置の状態が可変である反射部材と、撮影レンズ(6)の物理的な形状に関するレンズ情報に基づいて、反射部材の前記配置に関する位置情報を生成する位置情報生成部(140)とを備えることを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、照明光を反射する反射部材を、撮影レンズのレンズ情報に基づいて生成された位置情報で示される配置状態に配置させることにより、被写体に対して良好な照明を行うことができる。また、反射部材のみを位置情報で示される位置に配置させればよいので、撮像装置の構造を簡素にして製造コストを低下させることができる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。なお、この第1の実施の形態においては、照明光を射出するストロボ装置を内蔵した撮影レンズ交換式のデジタルカメラを例として説明する。図1は、この実施の形態に係るカメラにおいて、ストロボ装置を使用していないときの外観を示す斜視図である。カメラ2は、金属やプラスチック等からなるカメラ本体4を備え、カメラ本体4の前面には、着脱可能な撮影レンズ6が装着されている。カメラ本体4の上面の略中央部には、後述する反射板30(図4参照)及び発光部40(図3参照)を備えるストロボ装置8が設けられている。また、カメラ本体4の上面には、カメラ2の電源のオン・オフを切り替える電源スイッチ10、レリーズ動作を指示するシャッタボタン12及びストロボ装置8を使用するストロボ撮影モードに切り替えるモード切替スイッチ14が設けられている。
ストロボ装置8の上面には、発光部40から射出されるストロボ光が透過するストロボ窓80と、ストロボ撮影時にカメラ本体4内から繰り出される反射板30が通過する開口82が設けられている。なお、図1に示すように、ストロボ装置8を使用しない状態では、開口82は開口カバー84によって閉塞されている。
図2は、この実施の形態に係るカメラの背面の構成を示す図である。カメラ本体4の背面には、反射板30の配置状態に関する位置情報や、撮影条件、被写体のスルー画像等を表示するLCDパネル20及びLCDパネル20に表示されるメニュー画面の項目選択に使用するマルチセレクタ22等が設けられている。
図3は、この実施の形態に係るストロボ装置未使用時のカメラの模式断面図である。なお、図3は、撮影レンズの光軸を含む鉛直面によるカメラの模式断面図である。カメラ本体4に設けられているストロボ装置8の上面に設置されたストロボ窓80の直下には、ストロボ撮影時にストロボ光を発光する発光部40が設置されている。カメラ本体4内には、発光部40を図3中の上下方向へ移動させる図示しない発光部移動機構が設置されており、ストロボ光発光時の発光部40の位置を変化させることで、ストロボ窓80を透過したストロボ光の射出角度を変化させる。なお、発光部40は、ストロボ発光を行わないときには、図3に示される初期位置に配置されている。また、反射板30の保持機構を構成するアーム34、スライドレール36及びスライドガイド38は、図3に示されるような状態でカメラ本体4内に完全に収納されており、ストロボ装置8の開口82は開口カバー84によって閉塞されている。
図4は、この実施の形態に係るカメラが備える反射板及び保持機構がカメラ本体4内に収納されているときの状態を示す斜視図である。図4に示すように、ストロボ光を反射する反射板30は、表面に表反射面30aを有し、裏面に裏反射面30b(図9,10参照)を有している。反射板30は、反射板30の一端部近傍(図3における上端部近傍)に挿通された回動軸32(図10参照)を介して、反射板30の両側に設けられたアーム34,34に対して回動自在かつ任意あるいは所定の角度において固定可能に取り付けられている。アーム34,34の外側面(反射板30が設置されている側の面と反対側の面)には、断面コ字状のスライドレール36,36が設けられており、アーム34,34は、アーム34,34の外側面の下端近傍部分に突設された支持部(不図示)を介して、スライドレール36,36に対してスライド自在かつ任意あるいは所定の位置において固定可能に取り付けられている。また、アーム34,34は、スライドレール36,36上の固定された位置において、当該支持部を回動軸として保持機構の前方へ張り出すように(図7に示す矢印A方向に)回動することができる。また、スライドレール36,36の外側には、カメラ本体4に対して固定された断面コ字状のスライドガイド38,38が設けられており、スライドレール36,36は、スライドガイド38,38によってスライド自在かつ任意あるいは所定の位置において固定可能に支持されている。なお、アーム34,34、スライドレール36,36及びスライドガイド38,38が反射板30の保持機構を構成している。
次に、この実施の形態に係るカメラのストロボ撮影に係るシステムの構成について説明する。図5は、この実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。カメラ2が備えるカメラCPU100には、カメラCPU100への電力供給のオン・オフを切り替える電源スイッチ10、レリーズ動作を指示するシャッタボタン12、ストロボ撮影モードの設定を行うモード切替スイッチ14、LCDパネル20に表示されているメニュー画面等の項目を選択する際に用いるマルチセレクタ22、撮影レンズ6を介して入射した被写体光を撮像信号に変換する撮像素子110、LCDパネル20の表示制御を行うLCD表示制御部120、被写体までの距離を測定する測距部130が接続されている。また、カメラCPU100には、カメラ2に装着された撮影レンズ6が備えるレンズCPU600から出力されるレンズ情報を取得するレンズ情報取得部160が接続されている。ここで、レンズ情報には、長さや直径等の撮影レンズ6の物理的形状に係る情報が含まれている。更に、カメラCPU100には、測距部130により計測された被写体までの距離(被写体距離)と、レンズ情報取得部160により取得されたレンズ情報に基づいて、反射板30の配置に関する位置情報を生成する位置情報生成部140が接続されている。ここで、反射板30の位置情報には、反射板30の発光部40に対する距離及び角度、即ち、アーム34のスライドレール36に対するスライド量、スライドレール36のスライドガイド38に対するスライド量、及び反射板30とアーム34の回動角度の情報が含まれる。また、位置情報生成部140は、取得した被写体距離とレンズ情報に基づいて、発光部40のカメラ本体4内部での上下方向の配置に関する発光部位置情報も生成する。カメラCPU100に接続された発光制御部150は、発光部40から射出されるストロボ光の光量や発光のタイミングを制御すると共に、位置情報生成部140において生成された発光部位置情報に基づき、発光部移動機構を駆動して発光部40の配置制御を行う。
次に、図6のフローチャートを参照して、カメラ2のストロボ撮影時に実行される処理について説明する。カメラ2の電源オン時に、モード切替ボタン14の操作によってストロボ撮影モードが選択されると(ステップS10)、カメラCPU100は、カメラ2に装着されている撮影レンズ6のレンズCPU600から、レンズ情報取得部160を介して撮影レンズ6のレンズ情報を取得する(ステップS12)。次に、カメラCPU100は、測距部130を用いて被写体までの距離を計測する(ステップS14)。
レンズ情報の取得及び被写体距離の計測が完了すると、カメラCPU100は、位置情報生成部140を用いて当該レンズ情報及び被写体距離に基づいて、被写体に対して良好な照明を行うことができる反射板30の配置状態を計算し、当該配置状態に関する位置情報、即ち、アーム34のスライドレール36に対するスライド量、スライドレール36のスライドガイド38に対するスライド量及び反射板30とアーム34の回動角度の情報を生成する(ステップS16)。
次に、カメラCPU100は、表示制御部120を介して位置情報生成部140によって生成された反射板30の配置に関する位置情報をLCDパネル20に表示する(ステップS18)。LCDパネル20には、例えば「スライドレール:高さ2、アーム:高さ3、反射板角度:45度」と表示されるため、カメラの使用者は当該表示に従って、後述する各目盛り(数字は不図示ではあるが数字付きの目盛り)の数字を、LCDパネル20に表示されている数字に合わせるように、スライドレール36及びアーム34を上方へスライドさせ、反射板30を回動させればよい。
ここで、図7〜図10を参照して、反射板30の配置操作について説明する。なお、図7は、LCDパネル20に表示された反射板30の配置に関する位置情報に従って、反射板30の表反射面30aによってストロボ光を反射させるように反射板30を配置した場合のカメラの模式断面図であり、図8は、このときの反射板及び保持機構の状態を示す斜視図である。
反射板30を位置情報で示される配置状態に配置する際には、まず、反射板30、アーム34及びスライドレール36を、スライドガイド38に沿って上方へスライドさせて、開口カバー84が開放された開口82からストロボ装置8の上面に突出させる。即ち、スライドレール36の側面に設けられた高さ目盛り36aを確認しながら、LCDパネル20に表示されている位置情報で示される高さまでスライドレール36をスライドさせ、当該位置にスライドレール36を固定する。
次に、反射板30及びアーム34をLCDパネル20に表示されている位置情報で示される高さまで、アーム34の側面に設けられた高さ目盛り34aを確認しながら、スライドレール36に沿ってスライドさせて当該位置に固定する。次に、図7に示す矢印Aの方向に、スライドレール36の側面に設けられた角度目盛り36bを確認しながら、位置情報で示される角度だけアーム34を回動させて当該角度において固定させることにより、反射板30を位置情報で示される配置状態に配置させることができる。
図7に示すように、反射板30を位置情報で示される配置状態に配置すると、反射板30の表反射面30a(図8参照)が、発光部40に対してステップS16で算出された距離及び角度を有する位置に配置された状態になる。
また、図9は、LCDパネル20に表示された反射板30の配置に関する位置情報に従って、反射板30の裏反射面30bによってストロボ光を反射させるように反射板30を配置した場合のカメラの模式断面図であり、図10は、このときの反射板及び保持機構の状態を示す斜視図である。
反射板30を位置情報で示される配置状態に配置する際には、上述の図7及び図8に示す場合と同様に、LCDパネル20に表示されている位置情報に基づいて、スライドレール36をスライドガイド38に沿って所定の高さまでスライドさせ、アーム34をスライドレール36に沿って所定の高さまでスライドさせる。次に、図9に示す矢印Bの方向に、アーム34の側面に設けられた角度目盛り34bを確認しながら、位置情報で示される角度だけ反射板30を回動させて当該角度において固定させることにより、反射板30を位置情報で示される配置状態に配置させることができる。
図9に示すように、反射板30を位置情報で示される配置状態に配置させると、反射板30の裏反射面30b(図10参照)が、発光部40に対してステップS16で算出された距離及び角度を有する位置に配置された状態になる。
次に、位置情報生成部140は、取得したレンズ情報、被写体距離や撮影条件等を考慮して、発光部40のカメラ本体4内における配置に関する発光部位置情報を生成し(ステップS20)、発光制御部150が、発光部移動機構を駆動して、当該発光部位置情報で示される位置に発光部40を配置させる(ステップS22)。即ち、発光部40のカメラ本体4内における発光時の位置を変化させて、ストロボ窓80を透過するストロボ光の射出角度を変化させる。発光部40の移動が完了すると、ストロボ発光準備の完了を知らせる表示がLCDパネル20内に表示される。なお、発光部40の移動が完了するまでは、シャッタボタン12が操作されてもレリーズ動作が実行されることはない。
反射板30の配置が終了し、ストロボ発光準備の完了表示が表示された後に、シャッタボタン12が使用者によって操作されると(ステップS24)、発光部40からストロボ光が上方に、即ち撮影レンズ6の光軸に対して垂直な方向に発光される。発光されたストロボ光は、ストロボ窓80を透過した後に反射板30の表反射面30aまたは裏反射面30bによって被写体に向けて反射されて被写体を照明し、照明された被写体からの被写体光が撮像素子110によって画像信号に変換されて被写体の撮影が行われる(ステップS26)。
ストロボ撮影の終了後、モード切替ボタン14の操作によってストロボ撮影モードが終了されると(ステップS28)、発光制御部150が発光部移動機構を駆動して発光部40を初期位置まで移動し(ステップS30)、ストロボ撮影モードが終了される。所定の位置に配置されていた反射板30の格納は、使用者によって手動で行われる。なお、ステップS28においてストロボ撮影モードの終了が選択されない場合には、ステップS14に戻り、測距部130による被写体距離の計測を再び開始する。
この第1の実施の形態に係るカメラによれば、撮影レンズのレンズ情報及び被写体までの距離に基づいて生成された位置情報で示される配置状態にカメラが備える反射板を配置させることにより、カメラに内蔵された発光部より射出されたストロボ光を反射させて、被写体に対して良好な照明を行うことができる。また、反射部材のみを当該位置情報で示される位置へ配置させればよいので、撮像装置の構造を簡素にして製造コストを低下させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。なお、第2の実施の形態に係るカメラは、反射部材を配置制御する駆動機構を有している点で第1の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第2の実施の形態に係るカメラの説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行う。
図11は、第2の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。この実施の形態に係るカメラ102は、第1の実施の形態に係るカメラ2のシステム構成と同様の構成を有し、更に反射板30の配置状態を制御する保持機構制御部170が接続されている。保持機構制御部170には、反射板30の保持機構であるアーム34及びスライドレール36のスライド量や、反射板30及びアーム34の回動角度を変化させることのできる駆動機構172が接続されている。保持機構制御部170は、位置情報生成部140により生成された位置情報に基づいて駆動機構172を駆動し、発光部40に対する所定の距離及び角度で示される位置に反射板30を配置制御する。
次に、図12のフローチャートを参照して、カメラ102のストロボ撮影時に実行される処理について説明する。なお、図12におけるステップS10〜S16、ステップS20〜S28までの処理は、第1の実施の形態のカメラ2において実行される処理(図6参照)と同一であるため説明を省略する。
位置情報生成部140において反射板30の配置に関する位置情報が生成されると、カメラ102の保持機構制御部170が駆動機構172を駆動し、反射板30を当該位置情報で示される状態に配置制御する(ステップS180)。即ち、生成された位置情報には、アーム34のスライドレール36に対するスライド量、スライドレール36のスライドガイド38に対するスライド量、反射板30及びアーム34の回動角度の情報が含まれているため、反射板30、アーム34及びスライドレール36が、これらの情報で示される状態に配置されるように、保持機構制御部170により駆動機構172を駆動させる。具体的には、まず、駆動機構172は、保持機構制御部170の指令に基づいて、位置情報によって示される高さまでスライドレール36をスライドガイド38に沿って上方へスライドさせる。図7及び図8に示されるような状態に反射板30を配置する場合には、駆動機構172は、アーム34をスライドレール36の所定高さまでスライド移動させた後に、アーム34を位置情報によって示される角度だけ回動駆動する。このようにして、アーム34を位置情報で示される配置状態に配置することで、反射板30を当該配置状態に配置して、反射板30の表反射面30aによって発光部40から射出されるストロボ光を反射できる状態にする。
一方、反射板30を図9及び図10に示されるような状態に配置する場合には、駆動機構172は、位置情報によって示される高さまでアーム34をスライドレール36に沿ってスライド移動させた後に、位置情報によって示される角度だけ、回動軸32を中心に反射板30を前方へ張り出すように回動させる。このようにして反射板30を配置することで、反射板30の裏反射面30bによって発光部40から射出されるストロボ光を反射できる状態にする。
そして、反射板30の配置完了後、発光部40の配置が完了すると、ストロボ発光準備の完了表示が表示され、シャッタボタンの操作があると、ストロボ光が発光され被写体の撮影が行われる。
ストロボ撮影の終了後、モード切替ボタン14の操作によってストロボ撮影モードが終了されると(ステップS28)、保持機構制御部170により駆動機構172を駆動制御して、反射板30をカメラ本体4内に収納する(ステップS280)。そして、発光制御部150により発光部移動機構を駆動して発光部40を初期位置まで移動させ(ステップS30)、ストロボ撮影モードを終了する。
この第2の実施の形態に係るカメラによれば、撮影レンズのレンズ情報及び被写体までの距離に基づいて生成された位置情報で示される配置状態にカメラが備える反射板を自動的に配置させることにより、カメラに内蔵された発光部より射出されたストロボ光を反射させて、被写体に対して良好な照明を行うことができる。また、反射板を当該配置状態に自動的に配置することができるので、操作が簡便になり、反射板の配置を誤ることがない。更に、反射部材のみを当該位置情報で示される位置へ配置させればよいので、撮像装置の構造を簡素にして製造コストを低下させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置としてのカメラについて説明する。なお、第3の実施の形態に係るカメラは、カメラ本体の上面にホットシューを備え、当該ホットシューに着脱可能なストロボ装置が装着される点、及び当該ストロボ装置にストロボ光を反射させる反射板及び反射板の保持機構が内蔵される点で第1の実施の形態に係るカメラとは異なるが、これらの点以外は、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成を備えている。従って、第3の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成については説明を省略する。また、この第3の実施の形態に係るカメラの説明においては、第1の実施の形態に係るカメラと同一の構成には第1の実施の形態で用いた符号と同一の符号を付して説明を行う。
図13は、第3の実施の形態に係るストロボ装置に設けられた反射板の裏反射面によってストロボ光を反射させるときのカメラの模式側面図である。カメラ202のカメラ本体4の上面には、着脱可能な外付けストロボ装置204が装着されるホットシュー206が設けられている。外付けストロボ装置204は、長手方向の一端面にストロボ窓80、開口82(不図示)、開口カバー84を備えると共に、内部に発光部40、反射板30、アーム34、スライドレール36及びスライドガイド38(不図示)を備えている。外付けストロボ装置204を使用して通常のストロボ撮影、即ちカメラ202の撮影レンズ6の光軸に対して略平行な方向に射出されるストロボ光により被写体を照明する場合には、図13に破線によって示すような状態で外付けストロボ装置204をホットシュー206に装着させる。このようにして外付けストロボ装置204を装着させると、外付けストロボ装置204に内蔵された発光部40から発光されたストロボ光は、ストロボ窓80を透過して撮影レンズ6の光軸に対して略平行な方向に射出される。
一方、反射板30によって反射されたストロボ光によって被写体を照明する場合には、図13に実線によって示すように、ストロボ装置204をストロボ窓80が上方に向くように回動させる。ストロボ撮影時には、カメラ202が備える位置情報生成部140により生成された反射板30の配置に関する位置情報がLCDパネル20に表示されるため、当該位置情報に従って、第1の実施の形態における操作と同様に、外付けストロボ装置204内からスライドレール36及びアーム34を所定の高さまで繰り出し、反射板30を所定の角度まで回動させればよい。このようにして反射板30を当該位置情報によって示される配置状態に配置すると、発光部40から射出されるストロボ光を反射板30の表反射面30aまたは裏反射面30bによって反射させることができる。
なお、外付けストロボ装置204内に、第2の実施の形態と同様に保持機構制御部170及び駆動機構172を設けて、配置に関する位置情報によって示される配置状態に、反射板30が自動的に配置制御されるようにしてもよい。
この第3の実施の形態に係るカメラによれば、撮影レンズのレンズ情報及び被写体までの距離に基づいて生成された位置情報で示される配置状態に反射板を配置させることにより、カメラに内蔵された発光部より射出されたストロボ光を反射させて、被写体に対して良好な照明を行うことができる。
なお、上述の実施の形態においては、交換式の撮影レンズを備えるカメラを例として説明したが、固定式の撮影レンズを備えるカメラであってもよい。
また、上述の実施の形態においては、表反射面30a及び裏反射面30bは、共に平面状のミラーから形成されているが、反射率や反射光の拡散角を変更するべく、白色板等の他の反射部材や曲面形状等の異なる形状で形成してもよい。
なお、第1実施形態において、キャッチライト撮影を行う場合には、図14に示すように、アーム34をスライドレール36に沿ってスライドさせることにより反射板30をカメラ上面に突出させる。このように反射板30を撮影レンズ6の光軸にほぼ垂直な方向に突出させることで、発光部40から発光された光は表反射面30aで反射されてキャッチライトとして作用する。
なお、この図14の状態に反射板30を配置する動作は、使用者に配置操作させるのではなく、上述の第2実施形態と同様に、カメラ側に設けた駆動機構により自動的に行われるようにしても良い。
第1の実施の形態に係るカメラのストロボ装置未使用時の外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカメラの背面の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係るストロボ装置未使用時のカメラの模式断面図である。 第1の実施の形態に係るカメラが備える反射板及び保持機構がカメラ本体内に収納されているときの状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るカメラのストロボ撮影時に実行される処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る反射板の表反射面によってストロボ光を反射させるときのカメラの模式断面図である。 第1の実施の形態に係る反射板の表反射面によってストロボ光を反射させるときの反射板及び保持機構の状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る反射板の裏反射面によってストロボ光を反射させるときのカメラの模式断面図である。 第1の実施の形態に係る反射板の裏反射面によってストロボ光を反射させるときの反射板及び保持機構の状態を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係るカメラのシステム構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係るカメラのストロボ撮影時に実行される処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るストロボ装置に設けられた反射板の裏反射面によってストロボ光を反射させるときのカメラの模式断面図である。 第1の実施の形態におけるキャッチライト撮影を行う際のカメラの模式断面図である。
符号の説明
2,102,202…カメラ、4…カメラ本体、6…撮影レンズ、8…ストロボ装置、14…モード切替スイッチ、20…LCDパネル、30…反射板、30a…表反射面、30b…裏反射面、32…回動軸、34…アーム、36…スライドレール、38…スライドガイド、40…発光部、80…ストロボ窓、82…開口、100…カメラCPU、110…撮像素子、120…表示制御部、130…測距部、140…位置情報生成部、150…発光制御部、160…レンズ情報取得部、170…保持機構制御部、204…外付けストロボ装置、206…ホットシュー、600…レンズCPU

Claims (11)

  1. 撮影レンズを介した被写体光を撮像する撮像素子と、
    前記被写体を照明する照明光を射出する発光部と、
    前記発光部から射出された照明光を前記被写体に向けて反射させると共に、その配置の状態が可変である反射部材と、
    前記撮影レンズの物理的な形状に関するレンズ情報に基づいて、前記反射部材の前記配置に関する位置情報を生成する位置情報生成部と
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記レンズ情報を取得するレンズ情報取得部を備え、
    前記位置情報生成部は、前記レンズ情報取得部により取得したレンズ情報に基づいて、前記配置に関する位置情報を生成することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記被写体までの距離を測定する測距部を備え、
    前記位置情報生成部は、前記被写体までの距離を更に考慮して、前記配置に関する位置情報を生成することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記配置に関する位置情報は、前記反射部材の前記発光部に対する距離及び角度の情報を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記配置に関する位置情報を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記反射部材を前記配置に関する位置情報で示される配置状態に保持する保持機構を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記配置に関する位置情報に基づいて、前記反射部材を配置制御する駆動機構を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記発光部は、該撮像装置に内蔵されることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記発光部は、該撮像装置に外付けされることを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記発光部は、前記撮影レンズの光軸に対して略垂直な方向に前記照明光を発光することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記レンズ情報は、前記撮影レンズの長さ及び直径の情報を含むことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の撮像装置。
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