JP2010038116A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】還元剤として噴射した燃料を効率的に利用し、燃費の悪化を防止する。
【解決手段】機関排気通路内に、NOx吸蔵還元触媒15を配置すると共にNOx吸蔵還元触媒の上流の機関排気通路内に酸化触媒13を配置し、酸化触媒の上流の機関排気通路内に燃料供給弁24を配置し、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときには、燃料供給弁により排気通路内に燃料を噴射する排気系噴射を行いNOx吸蔵還元触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比又はリッチにするようにした内燃機関の排気浄化装置において、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときの酸化触媒の触媒温度が予め定められた温度より低いとき、ポスト噴射を行う機関サイクルを開始し、ポスト噴射を行う機関サイクルの開始時期を排気系噴射の開始時期よりも予め定められた先行時間だけ早く設定し、先行時間は酸化触媒の温度が低いほど長く設定する。
【選択図】図1
【解決手段】機関排気通路内に、NOx吸蔵還元触媒15を配置すると共にNOx吸蔵還元触媒の上流の機関排気通路内に酸化触媒13を配置し、酸化触媒の上流の機関排気通路内に燃料供給弁24を配置し、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときには、燃料供給弁により排気通路内に燃料を噴射する排気系噴射を行いNOx吸蔵還元触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比又はリッチにするようにした内燃機関の排気浄化装置において、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときの酸化触媒の触媒温度が予め定められた温度より低いとき、ポスト噴射を行う機関サイクルを開始し、ポスト噴射を行う機関サイクルの開始時期を排気系噴射の開始時期よりも予め定められた先行時間だけ早く設定し、先行時間は酸化触媒の温度が低いほど長く設定する。
【選択図】図1
Description
本発明は内燃機関の排気浄化装置に関する。
機関排気通路内にNOxを還元浄化する触媒を配置し、排気上死点近傍で燃焼室内に還元剤となる燃料(例えば、軽油)を噴射し、NOxを還元浄化するようにした内燃機関の排気浄化装置が公知である(特許文献1参照)。燃焼室内に噴射される還元剤としての軽油は、排気行程における熱によって可能な限り熱分解させた方が、触媒におけるNOxの浄化効率にとって望ましい。
しかしながら、軽油は沸点が高いため、排気行程における熱では十分に熱分解されず、噴射された軽油を効率的に利用することができない。そのため、NOxの還元浄化に必要な噴射すべき軽油を確保するため、多めに噴射しなければならず、燃費が悪化するという問題がある。
そこで本発明は、還元剤として噴射した燃料を効率的に利用し、燃費の悪化を防止することができる内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1に記載の発明によれば、機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを還元浄化するNOx吸蔵還元触媒を配置すると共にNOx吸蔵還元触媒の上流の機関排気通路内に酸化触媒を配置し、酸化触媒の上流の機関排気通路内に燃料供給弁を配置し、主噴射よりも後の圧縮行程又は排気行程中に燃焼室内に燃料を噴射するポスト噴射を行う機関サイクルとポスト噴射を行わない機関サイクルとを切替可能であり、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときには、燃料供給弁により排気通路内に燃料を噴射する排気系噴射を行いNOx吸蔵還元触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比又はリッチにするようにした内燃機関の排気浄化装置において、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときの酸化触媒の触媒温度が予め定められた温度より低いとき、ポスト噴射を行う機関サイクルを開始し、前記ポスト噴射を行う機関サイクルの開始時期を排気系噴射の開始時期よりも予め定められた先行時間だけ早く設定し、該先行時間は酸化触媒の温度が低いほど長く設定する内燃機関の排気浄化装置が提供される。
即ち、請求項1に記載の発明では、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときの酸化触媒の触媒温度が予め定められた温度より低い場合に、排気系噴射を行う前にポスト噴射を行う機関サイクルで運転することによって燃料を酸化触媒上で燃焼させることができ、酸化触媒を昇温させることができる。それによって、排気系噴射によって噴射された燃料を十分に熱分解させることが可能となり、供給された燃料を効率的にNOxの還元浄化に利用することが可能となる。その結果として、燃費の悪化も防止することができる。更に、先行時間は、酸化触媒の触媒温度に応じた最適値を用いるため、不要なポスト噴射を行うことによる燃料の浪費がないという利点もある。
また、請求項2に記載の発明によれば請求項1に記載の発明において、ポスト噴射を行う機関サイクルの終了時期と排気系噴射の終了時期とを同時に設定する内燃機関の排気浄化装置が提供される。即ち、請求項2に記載の発明では、ポスト噴射は、排気系噴射が行われるときまでに、酸化触媒13の触媒温度TCを昇温させ維持することを目的とするため、ポスト噴射を行う機関サイクルの終了時期を、排気系噴射の終了時期と同時にすることによって、不要なポスト噴射を行うことによる燃料の浪費がないという利点がある。
各請求項に記載の発明によれば、還元剤として噴射した燃料を効率的に利用し、燃費の悪化を防止することができるという共通の効果を奏する。
図1に圧縮着火式内燃機関の全体図を示す。図1を参照すると、1は機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内にそれぞれ燃料を噴射するための電子制御式燃料噴射弁、4は吸気マニホルド、5は排気マニホルドをそれぞれ示す。吸気マニホルド4は吸気ダクト6を介して排気ターボチャージャ7のコンプレッサ7aの出口に連結され、コンプレッサ7aの入口は吸入空気量を検出するためのエアフローメータ8を介してエアクリーナ9に連結される。吸気ダクト6内にはステップモータにより駆動されるスロットル弁10が配置され、更に吸気ダクト6周りには吸気ダクト6内を流れる吸入空気を冷却するための冷却装置11が配置される。図1に示される実施形態では機関冷却水が冷却装置11内に導かれ、機関冷却水によって吸入空気が冷却される。
一方、排気マニホルド5は排気ターボチャージャ7の排気タービン7bの入口に連結され、排気タービン7bの出口は排気管12を介して酸化触媒13の入口に連結される。また、酸化触媒13の出口は排気管14を介してNOx吸蔵還元触媒15に連結される。排気マニホルド5内には排気ガス中に還元剤としての燃料、即ち軽油を噴射するための燃料供給弁24が取り付けられる。なお、燃料供給弁24を排気管12内に取り付けるようにしてもよい。
排気マニホルド5と吸気マニホルド4とは排気ガス再循環(以下、EGRと称す)通路16を介して互いに連結され、EGR通路16内には電子制御式EGR制御弁17が配置される。また、EGR通路16周りにはEGR通路16内を流れるEGRガスを冷却するための冷却装置18が配置される。図1に示される実施形態では機関冷却水が冷却装置18内に導かれ、機関冷却水によってEGRガスが冷却される。一方、各燃料噴射弁3は燃料供給管19を介してコモンレール20に連結される。このコモンレール20内へは電子制御式の吐出量可変な燃料ポンプ21から燃料が供給され、コモンレール20内に供給された燃料は各燃料供給管19を介して燃料噴射弁3に供給される。
電子制御ユニット(ECU)30はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス31によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、CPU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35及び出力ポート36を具備する。酸化触媒13には酸化触媒13の触媒温度TCを検出するための温度センサ22が取り付けられ、NOx吸蔵還元触媒15にはNOx吸蔵還元触媒15の触媒温度を検出するための温度センサ23が取り付けられる。これら温度センサ22,23及びエアフローメータ8の出力信号はそれぞれ対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
アクセルペダル40にはアクセルペダル40の踏込み量Lに比例した出力電圧を発生する負荷センサ41が接続され、負荷センサ41の出力電圧は対応するAD変換器37を介して入力ポート35に入力される。更に入力ポート35にはクランクシャフトが例えば15°回転する毎に出力パルスを発生するクランク角センサ42が接続される。一方、出力ポート36は対応する駆動回路38を介して燃料噴射弁3、スロットル弁10駆動用ステップモータ、燃料供給弁24、EGR制御弁17及び燃料ポンプ21に接続される。
まず、NOx吸蔵還元触媒15について説明すると、NOx吸蔵還元触媒15は三次元網目構造のモノリス担体或いはペレット状担体上に担持されているか、又はハニカム構造をなすパティキュレートフィルタ上に担持されている。このようにNOx吸蔵還元触媒15は種々の担体上に担持させることができるが、以下NOx吸蔵還元触媒15をパティキュレートフィルタ上に担持した場合について説明する。
図2(A)及び(B)は、NOx吸蔵還元触媒15を担持したパティキュレートフィルタ15aの構造を示している。図2(A)はパティキュレートフィルタ15aの正面図を示しており、図2(B)はパティキュレートフィルタ15aの側面断面図を示している。
図2(A)及び(B)に示されるようにパティキュレートフィルタ15aはハニカム構造をなしており、互いに平行をなして延びる複数個の排気流通路60,61を具備する。これら排気流通路は下流端が栓62により閉塞された排気ガス流入通路60と、上流端が栓63により閉塞された排気ガス流出通路61とにより構成される。なお、図2(A)においてハッチングを付した部分は栓63を示している。従って排気ガス流入通路60及び排気ガス流出通路61は薄肉の隔壁64を介して交互に配置される。言い換えると排気ガス流入通路60及び排気ガス流出通路61は各排気ガス流入通路60が4つの排気ガス流出通路61によって包囲され、各排気ガス流出通路61が4つの排気ガス流入通路60によって包囲されるように配置される。
パティキュレートフィルタ15aは例えばコージライトのような多孔質材料から形成されており、従って排気ガス流入通路60内に流入した排気ガスは図2(B)において矢印で示されるように周囲の隔壁64内を通って隣接する排気ガス流出通路61内に流出する。
このようにNOx吸蔵還元触媒15をパティキュレートフィルタ15a上に担持させた場合には、各排気ガス流入通路60及び各排気ガス流出通路61の周壁面、即ち各隔壁64の両側表面上及び隔壁64内の細孔内壁面上には例えばアルミナからなる触媒担体が担持されており、図3はこの触媒担体45の表面部分の断面を図解的に示している。図3に示されるように触媒担体45の表面上には貴金属触媒46が分散して担持されており、更に触媒担体45の表面上にはNOx吸収剤47の層が形成されている。
本発明による実施形態では貴金属触媒46として白金Ptが用いられており、NOx吸収剤47を構成する成分としては例えばカリウムK、ナトリウムNa、セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、イットリウムYのような希土類から選ばれた少なくとも一つが用いられている。
機関吸気通路、燃焼室2及びNOx吸蔵還元触媒15上流の排気通路内に供給された空気及び燃料(炭化水素)の比を排気ガスの空燃比と称すると、NOx吸収剤47は排気ガスの空燃比がリーンのときにはNOxを吸収し、排気ガス中の酸素濃度が低下すると吸収したNOxを還元放出するNOxの吸収放出作用を行う。
即ち、NOx吸収剤47を構成する成分としてバリウムBaを用いた場合を例にとって説明すると、排気ガスの空燃比がリーンのとき、即ち排気ガス中の酸素濃度が高いときには排気ガス中に含まれるNOは図3に示されるように白金Pt46上において酸化されてNO2となり、次いでNOx吸収剤47内に吸収されて炭酸化バリウムBaCO3と結合しながら硝酸イオンNO3 -の形でNOx吸収剤47内に拡散する。このようにしてNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。排気ガス中の酸素濃度が高い限り白金Pt46の表面でNO2が生成され、NOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和しない限りNO2がNOx吸収剤47内に吸収されて硝酸イオンNO3 -が生成される。
これに対し、還元剤として燃料を供給することによって排気ガスの空燃比をリッチ又は理論空燃比にすると排気ガス中の酸素濃度が低下するために反応が逆方向(NO3 -→NO2)に進み、こうしてNOx吸収剤47内の硝酸イオンNO3 -がNO2の形でNOx吸収剤47から放出される。次いで放出されたNOxは排気ガス中に含まれる未燃HC,COによって還元される。
このように排気ガスの空燃比がリーンであるとき、即ちリーン空燃比のもとで燃焼が行われているときには排気ガス中のNOxがNOx吸収剤47内に吸収される。しかしながらリーン空燃比のもとでの燃焼が継続して行われるとその間にNOx吸収剤47のNOx吸収能力が飽和してしまい、こうしてNOx吸収剤47によりNOxを吸収できなくなってしまう。そこで本発明による実施形態ではNOx吸収剤47の吸収能力が飽和する前に還元剤として燃料を噴射することによって、排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比又リッチ空燃比にし、それによってNOx吸収剤47からNOxを還元放出させるようにしている。
ところで、上述のように、NOx吸蔵還元触媒15において、吸蔵したNOxの浄化効率を上げるため、還元剤として供給される燃料は予め高温にされ、十分熱分解されている方が好ましい。従って、本発明では、NOx吸蔵還元触媒15の上流の排気通路内に配置された酸化触媒13を十分に昇温させておき、供給された燃料が酸化触媒13内で十分に熱分解されるようにする。
これを実現するために、酸化触媒13の昇温を目的とする燃料噴射と、NOx吸蔵還元触媒15におけるNOxの還元浄化を目的とする燃料噴射と2種類の燃料噴射を組み合わせて行う。以下、燃料供給弁24によって排気通路内へ行う燃料噴射を「排気系噴射」と称し、主噴射よりも後の圧縮行程又は排気行程中に燃焼室2内に行う燃料噴射を「ポスト噴射」と称す。本発明における内燃機関では、ポスト噴射を行う機関サイクルとポスト噴射を行わない機関サイクルとを切り替えて実行することが可能である。
排気系噴射は、複数回に分割して行われ、それによって噴射された燃料は、専らNOx吸蔵還元触媒15におけるNOxの還元浄化に使用される。従って、排気系噴射をすることによって、NOx吸蔵還元触媒15に流入する排気ガスが理論空燃比又はリッチ空燃比にされる。ポスト噴射によって噴射された燃料は、専ら酸化触媒13の昇温に用いられる。これら噴射に用いられる燃料は同じものを使用するが、異なる燃料を用いてもよい。
図4を参照しながら各燃料噴射の時期について説明する。図4は、ポスト噴射を行う機関サイクルの時期と、排気系噴射の時期との関係を示す図である。NOx吸蔵還元触媒15からNOxを放出すべきとき、排気系噴射を実行時間Δt1だけ行う。このとき、酸化触媒13の触媒温度TCが、予め定められた温度TC0よりも低い場合、即ち供給された燃料を十分に熱分解することができる温度よりも低い場合(例えば、300℃)には、酸化触媒13の触媒温度TCを昇温させると共に昇温後触媒温度TCを維持すべく、排気系噴射より先行してポスト噴射を行う機関サイクルを実行時間Δt2だけ行う。なお、上述のようなポスト噴射の役割を考慮すると、NOx吸蔵還元触媒15からNOxを放出すべきとき以外のときは、ポスト噴射を行う機関サイクルを実行する必要はない。
ポスト噴射を行う機関サイクルの開始時期が排気系噴射の開始時期に先行する時間を先行時間Δtpreとすると、先行時間Δtpreは、酸化触媒13の触媒温度TCに対応して図5のように示される。図5に示される関係は、排気系噴射の開始時期までに酸化触媒13の触媒温度TCを、供給された燃料を十分に熱分解できる温度まで昇温させるのに必要なポスト噴射を行う機関サイクルの実行時間である。この関係は、予め実験又は計算によって求められ、マップ又は計算式としてROM32に保存される。
ポスト噴射は、排気系噴射が行われるときまでに、酸化触媒13の触媒温度TCを昇温させ維持することを目的とするため、ポスト噴射を行う機関サイクルの終了時期は、排気系噴射の終了時期と同時であることが望ましい。即ち、この場合において、ポスト噴射を行う機関サイクルの実行時間Δt2は、先行時間Δtpreと排気系噴射の実行時間Δt1との和となる。
図5は、ポスト噴射を行う機関サイクルの実行時間等を制御する、ポスト噴射制御操作のフローチャートである。この操作は、電子制御ユニット(ECU)30によって予め定められた設定時間毎の割り込みによって実行されるルーチンとして行われる。
まず、ステップ100において、NOx吸蔵還元触媒15からNOxを放出すべきときか否かが判定される。NOxを放出すべきときではない場合には、以下の処理を行わずにルーチンを終了する。
一方、ステップ100において、NOx吸蔵還元触媒15からNOxを放出すべきときである場合には、ステップ101へと進む。次いで、ステップ101では、酸化触媒13の触媒温度TCが読み込まれ、ステップ102へと進む。次いで、ステップ102では、ステップ101で読み込まれた触媒温度TCが、予め定められた温度TC0よりも低いか否かが判定される。触媒温度TCが温度TC0以上の場合には、供給された燃料を十分に熱分解することができるので、触媒温度TCを更に昇温させる必要がないため、ポスト噴射を行わずルーチンを終了する。
一方、ステップ102において、触媒温度TCが温度TC0よりも低い場合には、ステップ103へと進む。次いで、ステップ103では、図5に示される関係に基づいて、ステップ101で読み込まれた触媒温度TCに対応する先行時間Δtpreが算出され、ステップ104へと進む。次いで、ステップ104では、ステップ103で算出された先行時間Δtpreに基づいてポスト噴射を行う機関サイクルを実行し、ルーチンを終了する。
4 吸気マニホルド
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
13 酸化触媒
15 NOx吸蔵還元触媒
24 燃料供給弁
5 排気マニホルド
7 排気ターボチャージャ
13 酸化触媒
15 NOx吸蔵還元触媒
24 燃料供給弁
Claims (2)
- 機関排気通路内に、流入する排気ガスの空燃比がリーンのときには排気ガス中に含まれるNOxを吸蔵し流入する排気ガスの空燃比が理論空燃比又はリッチになると吸蔵したNOxを還元浄化するNOx吸蔵還元触媒を配置すると共にNOx吸蔵還元触媒の上流の機関排気通路内に酸化触媒を配置し、酸化触媒の上流の機関排気通路内に燃料供給弁を配置し、主噴射よりも後の圧縮行程又は排気行程中に燃焼室内に燃料を噴射するポスト噴射を行う機関サイクルとポスト噴射を行わない機関サイクルとを切替可能であり、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときには、燃料供給弁により排気通路内に燃料を噴射する排気系噴射を行いNOx吸蔵還元触媒に流入する排気ガスの空燃比を一時的に理論空燃比又はリッチにするようにした内燃機関の排気浄化装置において、NOx吸蔵還元触媒からNOxを放出すべきときの酸化触媒の触媒温度が予め定められた温度より低いとき、ポスト噴射を行う機関サイクルを開始し、前記ポスト噴射を行う機関サイクルの開始時期を排気系噴射の開始時期よりも予め定められた先行時間だけ早く設定し、該先行時間は酸化触媒の温度が低いほど長く設定する内燃機関の排気浄化装置。
- ポスト噴射を行う機関サイクルの終了時期と排気系噴射の終了時期とを同時に設定する請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
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JP2008204634A JP2010038116A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 内燃機関の排気浄化装置 |
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JP2008204634A JP2010038116A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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