JP2010036733A - タイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤモデルと路面モデルとの間の摩擦係数の値と、タイヤモデルの各要素に、タイヤのゴム材料の弾性特性を表す弾性パラメータの値とを、タイヤモデルに与えることにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を摩擦抵抗として求める。次に、タイヤモデルの複数の要素のうち、少なくとも1つの要素に弾性パラメータの値の他に、タイヤのゴム材料の粘性特性を表す粘性パラメータの値を与えることにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を第1の転がり抵抗として求める計算処理を、繰り返し行う。この計算処理を繰り返し行って得られた複数の第1の転がり抵抗の値から、摩擦抵抗の値を差し引くことにより、部分転がり抵抗の値を求め、この部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価する。
【選択図】図3
Description
このため、転がり抵抗の低減のために、ゴム材料の変更や構造変更を効果的に行うための対策を迅速に行うことはできない、といった問題がある。
また、前記第5のステップは、前記第2のステップの前に行われ、前記第2のステップでは、前記第5のステップにおいて得られたタイヤモデルの節点の変位を、タイヤモデルの節点に与えることにより、前記第5のステップにおける前記転動中のタイヤモデルの変形と、前記第2のステップにおけるタイヤモデルの転動中の変形とを略同一にすることも同様に好ましい。
また、各部位の転がり抵抗を求めるとき、タイヤモデルを略同一の変形をさせることで、より正確に各部位の転がり抵抗の寄与率を求めることができる。
図1に示すシミュレーション装置10は、概説すると以下の処理を実行する。まず、タイヤモデルを用いたシミュレーションのためのシミュレーション条件として、タイヤモデルの各要素に与える基本となる材料パラメータや、タイヤ内圧、接地荷重、走行速度等の条件が定められるとともに、タイヤの各部位のうち、オペレータの注目するタイヤの部位と、その部位に与える材料パラメータの値の組が、内部変数に応じて変化するように内部変数が設定される。内部変数とは、後述する処理計算において処理計算の中で自動的に定まる変数をいう。例えば、各内部変数の開始からの解析時間を用い、シミュレーションにおける解析時間が一定の時間を過ぎると、内部変数が自動的に1繰り上がるように設定される。
シミュレーション装置10は、タイヤを再現したタイヤモデル及び路面を再現した路面モデルを生成し、タイヤモデルに設定されたタイヤ内圧で内圧充填処理を施し、タイヤモデルが設定された接地荷重で路面モデルに接地する接地処理を施す。この後、タイヤモデルに設定された走行速度の転動処理を施して、転動中のタイヤモデルを作成し、さらに、転動中のタイヤモデルにおいて、内部変数を変化させることにより、各内部変数毎の転がり抵抗や摩擦抵抗を算出し、更にタイヤの各部位の転がり抵抗に対する寄与率を求める。
メモリ14に記憶されたプログラムを読み出すことにより、条件設定モジュール18、モデル生成モジュール20、シミュレーション演算モジュール22、および転がり抵抗算出モジュール24の各プログラムモジュール群が形成される。
CPU12は、各プログラムモジュールの動作を制御管理するとともに、各プログラムモジュールの処理内容を実質的に演算処理する部分でもある。
本発明では、具体的には、内部変数0として、内部変数に応じて材料パラメータの値を変更する注目する全部位に該当する要素A2〜Anに弾性パラメータの値のみを与える(粘性パラメータの値は0となる)ように条件が設定される。内部変数1として、注目する全部位に該当する要素A2〜Anに弾性パラメータおよび粘性パラメータの値を与えるように条件が設定される。内部変数2として、一部分の注目する部位に該当する要素A2に弾性パラメータの値と粘性パラメータの値を与え、これ以外の要素には、弾性パラメータの値しか与えない(粘性パラメータの値は0となる)ように条件が設定される。同様に、内部変数k(k=3〜nの整数)として、一部分である注目する部位に該当する要素Akに弾性パラメータの値と粘性パラメータの値を与え、これ以外の要素には、弾性パラメータの値しか与えない(粘性パラメータの値は0となる)ように条件が設定される。注目する部位は、タイヤを構成するトレッドキャップ部材、ベルト部材、サイド部材等、各タイヤ構成部材単位を注目する部位としてもよいし、タイヤ構成部材の一部分を注目する部位としてもよいし、複数のタイヤ構成部材間を跨ぐ部分を注目する部位としてもよい。
転がり抵抗または摩擦抵抗は、タイヤの回転軸周りの回転トルクが0のときの回転軸に作用する前後軸力であるので、タイヤモデルに作用する回転トルクが略0になるようにする。例えば、タイヤモデルの回転軸を回転フリー状態とし、一定の解析時間の間に走行速度に対応する距離の分だけ、タイヤモデルを変位させる。あるいは、タイヤモデルの転動処理が、タイヤモデルに並進運動と回転運動を別々に与える処理である場合、タイヤモデルの回転運動を定める角速度が変化するように定め、この角速度を変えてタイヤモデルの回転軸に作用する回転トルクの値が略0となる角速度を探す。こうして回転トルクの値が略0のとき、タイヤモデルは自由転動状態を表しており、転がり抵抗モジュール24はこのときのタイヤモデルのシミュレーション結果を、メモリ14に記憶する。
回転トルクの値が略0となる角速度の探索は、例えば、角速度を順次変更するように設定することにより可能となる。
また、上述した内部変数の設定例の場合、内部変数に応じて算出された各転がり抵抗の中から、内部変数k(kは2〜nの整数)の転がり抵抗の値から内部変数0における摩擦抵抗の値を差し引いて得られる部分転がり抵抗を求め、これらの部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各部位に応じた転がり抵抗の大きさを評価する。
さらに、内部変数1のときの転がり抵抗の値から内部変数0のときの摩擦抵抗の値を差し引いて得られる差分を、粘性に基づく転がり抵抗として求め、この粘性に基づく転がり抵抗の値を100としたときの部分転がり抵抗の占める比率を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の寄与率を求める。
算出された転がり抵抗の値や評価結果や寄与率の算出結果は、転動状態のタイヤモデルのデータとともに、入出力ユニット16を介してディスプレイ28に送られ画面表示される。あるいは、図示されないプリンタに出力される。
以上の構成のシミュレーション装置10が実行するタイヤのシミュレーション方法についてより詳細に説明する。
まず、シミュレーション条件が設定される(ステップS100)。具体的に、タイヤの注目する部位を定めるとともに、この部位に付与する材料パラメータ(弾性パラメータ、粘性パラメータ)の値が内部変数の関数として設定され、さらに、タイヤモデルや路面モデルの構成や、タイヤの走行速度および接地荷重、タイヤ内圧および摩擦係数が内部変数によらない共通の条件として、シミュレーション条件が設定される。
弾性パラメータとして、例えば、超弾性ポテンシャルのパラメータが用いられ、粘性パラメータとして、弾性率をProny級数の第1項近似の式で表すためのパラメータが用いられる。本発明における弾性パラメータや粘性パラメータは、超弾性ポテンシャルのパラメータやProny級数の第1項近似の式で表すためのパラメータに限定されない。少なくとも、弾性パラメータと粘性パラメータを別々に設定することのできる材料パラメータであればよい。
内圧充填処理は、タイヤをリム組して内圧を充填する工程を再現したもので、タイヤモデルTの内側の表面に、タイヤ内圧に相当する圧力を負荷する処理をいう。具体的には、タイヤモデルTのファイルがメモリ14から呼び出され、このファイル内のデータから、内圧充填処理のために表した行列が作成され、この行列に対して、上記所定の圧力を外力として付与して節点の変位、歪み等を算出することによって、内圧充填処理後のタイヤモデルTのデータを算出する。算出されたタイヤモデルTのデータは、メモリ14に記憶される。
このような接地処理では、内圧充填処理を施したタイヤモデルTのデータをメモリ14から呼び出して、このデータから接地処理のために表した行列を用いて接地処理の演算が行われる。演算されて得られた接地処理後のタイヤモデルTのデータはメモリ14に記憶される。
タイヤ回転軸に作用する回転トルクは、図示されないリムモデルの回転軸回りのトルクの値を算出することで得られる。
以上により、内部変数0における摩擦抵抗の値が算出される。なお、上記設定された解析時間内に確実に回転トルクが略0となるように調整する角速度が定められている。勿論、解析時間の範囲内で、回転トルクが略0となり、摩擦抵抗が算出された場合、処理計算は終了し、下記ステップS150に移る。
こうして、ステップS150における判別結果が肯定されるまで、内部変数1〜nにおける転がり抵抗の値が算出される。算出された各値は、メモリ14に記憶される。
一方、内部変数2〜nでは、タイヤの注目する一部分の部位に該当する要素に、弾性パラメータの値の他に、粘性パラメータの値を与え、それ以外の要素には、弾性パラメータの値しか付与しないので、算出される転がり抵抗には、注目する一部分の部位に該当する要素の粘性パラメータの値が転がり抵抗に与える成分と、タイヤモデルTと路面モデルGとの間の摩擦係数に基づく摩擦抵抗とが含まれる。
部分転がり抵抗は、内部変数0における摩擦抵抗の値を、内部変数2〜nにおける各転がり抵抗の値から差し引くことにより求められる。この部分転がり抵抗は、注目する一部分の部位に該当する要素に付与される粘性パラメータの値が転がり抵抗に与える成分を表す。このような処理を行うのは、従来より転動中のタイヤモデルの回転軸に作用する前後軸力として算出される転がり抵抗には、ゴム部材の粘性に基づく転がり抵抗の成分の他に、摩擦抵抗が含まれており、この摩擦抵抗を取り除くためである。これにより、部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価することができる。
具体的には、内部変数1における転がり抵抗の値から内部変数0における摩擦抵抗の値を差し引くことにより、粘性に基づく転がり抵抗の値を求め、この転がり抵抗の値に対する上述の部分転がり抵抗の値の占める比率を求めて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の寄与率が求められる。
内部変数1における転がり抵抗は、内部変数2〜nにおいて設定されたタイヤの注目する部位に該当する全要素に対して、弾性パラメータの値の他に、粘性パラメータの値を与える。このため、内部変数1で算出される転がり抵抗の値から、内部変数0における摩擦抵抗の値を差し引くことにより、粘性に基づく転がり抵抗の値を求めることができる。したがって、粘性に基づく転がり抵抗に占める部分転がり抵抗の寄与率を求めることにより、摩擦抵抗を除外した転がり抵抗の寄与率を正確に求めることができる。
本発明では、内部変数1における転動処理では、内部変数2〜nにおいて設定されたタイヤの注目する部位に該当する全要素に替えて、全要素の一部を含む複数の要素に対して、弾性パラメータの値の他に、粘性パラメータの値を与えてもよい。例えば、トレッドキャップ部材等のタイヤ構成部材の各部位を注目する部位とし、このタイヤ構成部材に対するこの構成部材中の各注目する部位の、転がり抵抗の寄与率を求めることができる。さらには、上記注目する全要素の他に、この要素以外のタイヤモデルの要素、すなわち、タイヤモデルを構成する全要素に対して、弾性パラメータの値の他に、粘性パラメータの値を与えてもよい。
内部変数に応じて材料パラメータを変更する部位は、タイヤ構成部材を単位として行い、トレッドキャップ部材、プライ部材(カーカス部材)、サイド部材、リムクッション部材、ビードフィラー部材の計5つとした。すなわち、5つのタイヤ構成部材に該当する全要素に弾性パラメータの値のみを付与する内部変数0と、5つのタイヤ構成部材に該当する全要素に弾性パラメータおよび粘性パラメータの値を付与する内部変数1と、各タイヤ構成部材に該当する要素に弾性パラメータおよび粘性パラメータの値を付与し、それ以外のタイヤ構成部材に該当する要素に弾性パラメータの値のみを付与する内部変数k(k=2〜6の整数)を設定した。
内部変数1における転がり抵抗の値から内部変数0における摩擦抵抗の値を差し引いて得られた粘性に基づく転がり抵抗の値を100%としたとき、トレッドキャップ部材は、41.2%の寄与率を示し、プライ部材(カーカス部材)は11.1%、サイド部材は、25.0%等の寄与率を示している。
このような結果は、ディスプレイ28に画面表示される。
例えば、ステップ160において与えられる、内部変数2〜nにおける弾性パラメータの値は、内部変数1における弾性パラメータの値に対して異なるように調整される。内部変数2〜nにおいて付与される粘性パラメータの値は、弾性パラメータの値と同様に、タイヤモデルTの剛性に寄与するため、内部変数1における弾性パラメータの値を用いたとき、タイヤモデルTの剛性が高くなり、この結果変形が小さくなるためである。このため、ステップS160においては、内部変数2〜nでは、内部変数1で与えられる弾性パラメータの値に対して小さな値を弾性パラメータの値として与えることが好ましい。
12 CPU
14 メモリ
16 入出力ユニット
18 条件設定モジュール
20 モデル生成モジュール
22 シミュレーション演算モジュール
24 転がり抵抗算出モジュール
26 入力操作系
28 ディスプレイ
Claims (6)
- タイヤを再現するタイヤモデルを用いて、転動中のタイヤの転がり抵抗を計算するシミュレーション方法であって、
複数の要素で構成されるタイヤモデルと路面を再現する路面モデルとの間の摩擦係数の値と、タイヤモデルの各要素に、タイヤのゴム材料の弾性特性を表す弾性パラメータの値とを、タイヤモデルに付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を摩擦抵抗として求める第1のステップと、
前記摩擦係数および前記弾性パラメータの値の付与の他に、前記タイヤモデルの複数の要素のうち、少なくとも1つの要素に、タイヤのゴム材料の粘性特性を表す粘性パラメータの値を付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を第1の転がり抵抗として求める計算処理を、前記粘性パラメータの値を付与する要素を変更しながら、繰り返し行う第2のステップと、
前記計算処理を繰り返し行って得られた複数の第1の転がり抵抗の値から、前記摩擦抵抗の値を差し引くことにより、複数の部分転がり抵抗の値を求める第3のステップと、
前記部分転がり抵抗の値を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価する第4のステップと、を有することを特徴とするタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。 - さらに、前記摩擦係数の値の付与の他に、前記第2のステップにおいて前記粘性パラメータの値を繰り返し与える複数の要素の少なくとも一部を含む複数の要素に、前記弾性パラメータの値の他に前記粘性パラメータの値を付与して、転動中のタイヤモデルにかかる前後軸力を第2の転がり抵抗として求める第5のステップと、
前記第2の転がり抵抗の値から前記摩擦抵抗の値を差し引くことにより、粘性に基づく第3の転がり抵抗の値を求める第6のステップと、を有し、
前記第4のステップでは、前記第3の転がり抵抗の値に対する前記部分転がり抵抗の値の占める比率を求めて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の寄与率を求める請求項1に記載のタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。 - 前記第2のステップにおける前記転動中のタイヤモデルの変形と、前記第5のステップにおけるタイヤモデルの転動中の変形とが略同一となるように、計算が行われる請求項2に記載のタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。
- 前記第2のステップにおいて用いる弾性パラメータの値は、前記タイヤモデルの変形が略一定となるように、前記第5のステップにおいて用いる弾性パラメータの値に対して異なるように調整される請求項3に記載のタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。
- 前記第5のステップは、前記第2のステップの前に行われ、
前記第2のステップでは、前記第5のステップにおいて得られたタイヤモデルの節点の変位を、タイヤモデルの節点に与えることにより、前記第5のステップにおける前記転動中のタイヤモデルの変形と、前記第2のステップにおけるタイヤモデルの転動中の変形とを略同一にする請求項3に記載のタイヤの転がり抵抗のシミュレーション方法。 - タイヤを再現するタイヤモデルを用いて、転動中のタイヤの転がり抵抗を計算するシミュレーション装置であって、
複数の要素で構成されるタイヤモデルと路面を再現する路面モデルとの間の摩擦係数の値と、タイヤモデルの各要素に、タイヤのゴム材料の弾性特性を表す弾性パラメータの値とを、タイヤモデルに付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を摩擦抵抗として求める手段と、
前記摩擦係数および前記弾性パラメータの値の付与の他に、前記タイヤモデルの複数の要素のうち、少なくとも1つの要素に、タイヤのゴム材料の粘性特性を表す粘性パラメータの値を付与することにより、転動中のタイヤモデルに作用する前後軸力を第1の転がり抵抗として求める計算処理を、前記粘性パラメータの値を付与する要素を変更しながら、繰り返し行う手段と、
前記計算処理を繰り返し行って得られた複数の第1の転がり抵抗の値から、前記摩擦抵抗の値を差し引くことにより、複数の部分転がり抵抗の値を求める手段と、
前記部分転がり抵抗を用いて、タイヤの各位置に応じた転がり抵抗の大きさを評価する手段と、を有することを特徴とするタイヤの転がり抵抗のシミュレーション装置。
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