JP2010035623A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010035623A
JP2010035623A JP2008198755A JP2008198755A JP2010035623A JP 2010035623 A JP2010035623 A JP 2010035623A JP 2008198755 A JP2008198755 A JP 2008198755A JP 2008198755 A JP2008198755 A JP 2008198755A JP 2010035623 A JP2010035623 A JP 2010035623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dust
collection chamber
vacuum cleaner
dust collection
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008198755A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Machida
幸雄 町田
Yusuke Kinoshita
祐介 木下
Masamichi Une
正道 宇根
Ayumi Sasaki
歩 佐々木
Takeshi Oshikiri
剛 押切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp
Toshiba Home Appliances Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp, Toshiba Home Appliances Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008198755A priority Critical patent/JP2010035623A/ja
Publication of JP2010035623A publication Critical patent/JP2010035623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Abstract

【課題】塵埃の収容効率を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸気口41と、電動送風機24の吸込側に連通する排気口43とを備えた第1集塵室22を掃除機本体13に設ける。第1集塵室22に対して連通する第2集塵室23を掃除機本体13に設ける。第1集塵室22と第2集塵室23との間に隔壁45を開閉可能に設ける。第1集塵室22の塵埃Dを隔壁45との間で圧縮しつつ第2集塵室23に移動させる塵埃押出体68を設けることで、塵埃の収容効率を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1集塵室に捕集した塵埃を第2集塵室に移動させる電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して集塵部が形成され、この集塵部は、吸気口および排気口を有し塵埃を一時的に捕集する第1集塵室と、この第1集塵室の排気口に連通する第2集塵室とを有している。そして、第1集塵室には、第1集塵室に捕集した塵埃を選択的に第2集塵室に移動させる移動手段が配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−248868号公報(第3−5頁、図1および図4)
しかしながら、上述の電気掃除機では、捕集した塵埃を移動手段により選択的に移動させるに過ぎないため、例えば綿ごみなどの、体積に対して量が少ない塵埃であってもそのまま収容することしかできず、収容効率が良好でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、塵埃の収容効率を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、吸気口と、電動送風機の吸込側に連通する排気口とを備え、掃除機本体に形成された第1集塵室と、この第1集塵室に対して連通する第2集塵室と、第1集塵室と第2集塵室との間に開閉可能に設けられた隔壁と、第1集塵室の塵埃を隔壁との間で圧縮しつつ第2集塵室に移動させる圧縮手段とを具備したものである。
本発明によれば、第1集塵室内の塵埃を圧縮手段により圧縮しつつ第2集塵室へと移動させることで、塵埃の収容効率を向上できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図4および図5において、11は電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される基端側に対して先端側が前方へ屈曲した接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた把持部17と、この把持部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
また、掃除機本体13は、図1ないし図3に示すように、上下方向に沿って軸方向を有する合成樹脂製の略円柱状の本体ケース21を備え、この本体ケース21には、上側の位置に第1集塵室22が区画され、この第1集塵室22の下側に第2集塵室23が区画され、これら第1集塵室22と第2集塵室23との後部に上下方向に沿って、電動送風機24などを収容する風路室25が区画され、この風路室25の側方に図示しない電源コードを巻回したコードリール装置を収納するコードリール室が区画され、左右幅方向両側部に収納室27,28が区画されている。この本体ケース21の上部には、第1集塵室22の両側の位置に把持用のハンドル31がそれぞれ取り付けられているとともに、第1集塵室22の前側の位置にホース体16(接続管部15)の基端部が着脱可能に連通接続される本体吸込口32が開口形成されている。さらに、本体ケース21の上部には、第1集塵室22の上部を開閉可能な蓋体としての上蓋35が回動可能に軸支され、本体ケース21の下側前部には、第2集塵室23に挿脱可能な塵埃受けとしてのダストカップ36が配置され、また、本体ケース21の両側部には、各収納室27,28を開閉する開閉蓋としての横蓋38,39が回動可能に軸支されている。そして、本体ケース21の下部には、この本体ケース21を被掃除面である床面上で走行可能とする車輪である図示しないキャスタが複数配置されている。
第1集塵室22は、本体ケース21の中心軸に対応する位置に平面視で略円形状に凹設された空間部であり、前部に開口された吸気口41と本体吸込口32とを連通する連通風路42を介して本体吸込口32と連通しているとともに、複数の排気口43を介して風路室25と連通している。また、この第1集塵室22の底部には、第2集塵室23と連通する平面視略円形状の連通開口44が形成されており、この連通開口44には、第1集塵室22と第2集塵室23との間に位置する隔壁45が形成されている。
吸気口41は、第1集塵室22の周方向に沿って開口形成され、電動送風機24の駆動により本体吸込口32から吸い込んだ空気を連通風路42から第1集塵室22の内周壁に沿って旋回させるように導く導風開口となっている。
排気口43は、第1集塵室22の後側の両側にそれぞれ開口形成されており、フィルタ部であるプリーツフィルタ体46がそれぞれ取り付けられている。
プリーツフィルタ体46は、山部と谷部とが前後へと交互に突出するように形成されたプリーツ部48aを有するフィルタであるプリーツフィルタ48と、このプリーツフィルタ48を保持して排気口43に着脱可能に取り付けられる保持枠部49とを有し、プリーツフィルタ48のプリーツ部48aが左右幅方向(水平方向)に沿うように排気口43に取り付けられている。すなわち、プリーツフィルタ48のプリーツ部48aは、第1集塵室22内の空気の旋回方向に沿って配置されている。
隔壁45は、連通開口44全体を閉塞可能な1つの円板を互いに略等しい大きさに分割した扇形状の複数の弁体45aにより構成されている。これら弁体45aは、中心角側が自由端状に形成されており、それぞれ閉じて平坦状の状態では、連通開口44を閉塞するとともに、それぞれ第2集塵室23側へと開いた状態では、連通開口44を開いて第1集塵室22と第2集塵室23とを連通するように構成されている。また、これら弁体45aは、図示しない係止手段により、所定条件以外では連通開口44を開かないように係止されている。
第2集塵室23は、第1集塵22にて分離した塵埃を移動させるための空間部であり、上端側が平面視で第1集塵室22と略等しい円形状に形成されているとともに、上下方向の略中間位置に前方に向けて下側に円弧状に湾曲した湾曲部51が形成され、かつ、前側が、ダストカップ36を挿脱可能な挿脱開口52を介して本体ケース21の外部に連通している。また、この第2集塵室23は、第1集塵室22とよりも上下方向に長手状に形成されており、この第1集塵室22よりも容積が大きく設定されている。
電動送風機24は、風路室25内に上下方向に沿ってリブ状に形成されたインデューサ55の下端部に、吸込側である上端側がシール部材であるパッキン56を介して気密に接続されており、下端側が、風路室25内で本体ケース21の底部上に形成された保持部57に保持されている。また、この電動送風機24は、制御手段としての制御部58により駆動が制御される。
制御部58は、基板上にマイコンおよび制御素子などが実装されて構成され、例えば本体ケース21の風路室25内に収容されている。また、この制御部58は、上記係止手段を操作することにより、隔壁45の各弁体45aの係止を解除可能に構成されている。
風路室25は、本体ケース21の後部に設けられたスリット状の複数の排気孔59を介して本体ケース21(掃除機本体13)の外部と連通している。この結果、管部12から、本体吸込口32、連通風路42、第1集塵室22、プリーツフィルタ48、排気口43、風路室25および電動送風機24と連通する吸気風路61(図2)が形成されるとともに、電動送風機24および排気孔59と連続する排気風路62(図2)が形成されている。したがって、第1集塵室22は吸気風路61内に位置しているものの、第2集塵室23は吸気風路61内に位置していない。
コードリール室は、本体ケース21の後部に設けられたコード導出口を介して本体ケース21(掃除機本体13)の外部と連通し、このコード導出口から電源コードを出し入れ可能となっている。
電源コードは、図示しないコンセントなどに接続され、電動送風機24などに商用電源から給電するためのものである。
一方の収納室27は、例えば本体ケース21の一側部に形成されており、上記ホース体16を蛇行するように屈曲させた状態で保持する保持腕部64が複数配置され、これら保持腕部64に保持したホース体16を収納可能となっている。
他方の収納室28は、例えば本体ケース21の他側部に形成されており、縮めた状態の上記延長管18と床ブラシ19とを保持する図示しない保持腕部が設けられ、この保持腕部に保持した延長管18および床ブラシ19を収納可能となっている。
各ハンドル31は、前側から後側へと連続するようにループ状に形成され、互いに左右対称な位置に配置されている。
本体吸込口32は、本体ケース21の第1集塵室22の前方に凹設されたホース嵌合部66にて上方に向けて開口形成されており、ホース体16(接続管部15)の基端側が周方向に回動可能に接続される。
ホース嵌合部66は、連通風路42(図1ないし図3)の上方にて本体ケース21の外周に沿って略水平状に形成され、一方の収納室27へと連通している。そして、このホース嵌合部66は、本体吸込口32に基端側を接続したホース体16を周方向に巻き付けるように嵌合させることで、一方の横蓋38を開いた状態で一方の収納室27にホース体16をそのまま屈曲させて収納できるように構成されている。
上蓋35は、第1集塵室22の上方を開閉する蓋体本体としての上蓋本体67と、この上蓋本体67の略中央部に摺動可能に保持された圧縮手段としての塵埃押出体68とを備えている。
上蓋本体67は、前後に長手状に形成され、後端部が本体ケース21の後部上側のヒンジ部71に回動可能に軸支され、前端部にこの上蓋本体67と本体ケース21とを係脱させるための係止部であるクランプ部72が設けられている。したがって、上蓋35は、上下に回動可能となっている。また、この上蓋本体67には、図示しないが、電動送風機24のオンオフおよび動作モードなどを制御部58(図1ないし図3)に設定するための設定ボタンが設けられている。
塵埃押出体68は、突出部としての略有蓋円筒状の押圧部75と、この押圧部75と連結された略有底円筒状の圧縮部76とを有しており、上蓋本体67の中央部に形成された圧縮手段嵌合部としての平面視円形状の凹部77に嵌着され、この凹部77の底部に開口形成された挿通孔部78に挿通されている。また、この塵埃押出体68は、付勢手段としてのコイルばね81により上方に向けて付勢されているとともに、ガイド手段としてのローラ82により上下方向に移動可能にガイドされている。さらに、この塵埃押出体68は、凹部77に対して通常の状態では、図2に示すように圧縮部76の下端側が僅かに突出し、コイルばね81の付勢に抗して軸方向に移動した状態では、図1に示すように圧縮部76の上端近傍までが挿通孔部78から突出するように構成されている。そして、この塵埃押出体68は、圧縮手段固定部としての図示しないロック部により、上蓋本体67に対する下方への摺動をロック可能となっており、このロック部は、上蓋本体67から突出した圧縮手段固定部操作体であるロック部操作体83により操作可能となっている。
押圧部75は、上蓋本体67の上部に突出し、例えば掃除作業者によってコイルばね81の付勢に抗して直接押圧される部分であり、平面視で円形状の上蓋部85の外周縁部から下方へと押圧部側面部86が突出している。
圧縮部76は、略円筒状の中心軸部である被ガイド部91の下端側に圧縮面部92が連続して形成され、この圧縮面部92の外周縁部から上方へ圧縮部側面部93が突出している。
被ガイド部91は、上端が押圧部75の上蓋部85の下側に連結されている。また、この被ガイド部91は、外周面にローラ82が当接しており、これらローラ82によって上下方向にガイドされている。
圧縮面部92は、塵埃押出体68を下方へと押圧した際に、隔壁45の各弁体45aとの間で第1集塵室22内の綿ごみなどの粗塵である塵埃Dを圧縮するとともに、隔壁45の各弁体45aが開いた状態でこの圧縮された塵埃Dを第2集塵室23のダストカップ36内に押し出す部分であり、上側へと円弧面状に湾曲して形成されている。また、この圧縮面部92の中央部、すなわち圧縮面部92で最も窪んでいる部分には、センサである圧力センサ96の上側を収容した筒状の収容部97が凹設されている。
圧力センサ96は、下側が圧縮部76の下端に対して若干突出するように収容部97に取り付けられており、図3に示すように、塵埃押出体68を下方へと押圧した状態で第1集塵室22内の圧縮された塵埃Dに接触することで、この塵埃Dによる押圧力を検出して、この検出した圧力を制御部58に出力可能に構成されている。
凹部77は、下端側が上蓋本体67の下面から突出し、上蓋35を閉じた状態で第1集塵室22の底部である隔壁45の各弁体45aの上面に対して離間された位置となっており、この凹部77の外周面と第1集塵室22の内周面との間に、吸気風が旋回する旋回空間を形成する、旋回中心部の機能を有している。また、この凹部77は、挿通孔部78の周囲に、塵埃押出体68の押圧部75の押圧部側面部86の下端側との当接によりこの塵埃押出体68の下方への突出を規制する規制部である規制面部98が形成されている。
コイルばね81は、上蓋本体67の凹部77の内方にこの上蓋本体67と一体的に形成された圧縮手段支持部である支持部99側と塵埃押出体68側である押圧部75の上蓋部85との間に亘って配置されており、支持部99に形成された略有底円筒状の複数のガイド筒部101と、上蓋部85の下部から下方に向けてそれぞれ突出し各ガイド筒部101に挿入された各ガイド棒部102とのそれぞれの外周側に位置している。
支持部99は、上蓋本体67に対して塵埃押出体68を支持する部分であり、この塵埃押出体68の押圧部75の押圧部側面部86と圧縮部76の圧縮部側面部93との間に形成された空間部104内に位置している。
ガイド筒部101は、塵埃押出体68側のガイド棒部102を介してこの塵埃押出体68を上下方向にガイドしている。
ローラ82は、支持部99に回動可能に軸支されており、上下に離間されて配置されている。
ロック部操作体83は、塵埃押出体68の側方に対をなして配置され(図5)、ロック部により塵埃押出体68をロックするロック位置と、このロックを解除する解除位置との間で、塵埃押出体68の周方向に移動可能となっている。そして、このロック部操作体83をロック位置とすることで、この塵埃押出体68がロックされ、電動送風機24の駆動による第1集塵室22内の負圧によって塵埃押出体68が第1集塵室22側へとコイルばね81の付勢に抗して吸い込まれることを防止可能となっている。
また、ダストカップ36は、上部に円形状の集塵開口106を有する箱状の本体部であるカップ本体107を備え、このカップ本体107の前側に、このダストカップ36を第2集塵室23に取り付けた状態で挿脱開口52を気密に閉塞し本体ケース21の外郭と連続して円筒面を形成するように湾曲した湾曲板部108が一体に形成されている。そして、このダストカップ36の内部には、布あるいはポリエチレンなどにより形成した袋体109が取り付け可能となっている。
集塵開口106は、周囲が円筒リブ状のリブ部111により囲まれており、ダストカップ36を第2集塵室23に取り付けた状態で連通開口44と略同軸上に位置してこの連通開口44の下方に近接して対向するように形成されている。また、この集塵開口106は、連通開口44よりも若干径寸法が小さく、かつ、各弁体45aが開いた状態でこれら各弁体45aの自由端側が挿入されるように構成されている。
リブ部111の外周側には、袋体109の開口縁部を取り付け可能な取付部である取付溝113が略全周に亘って形成されている。この取付溝113の前側には、袋体109の開口縁部を取付溝113に保持するための保持体であるクランプ114が径方向に沿って複数取り付けられている。
カップ本体107は、図4に示すように、両側部に、側面部115(一方のみ図示)が形成され、図1ないし図3に示すように、後部に、集塵開口106の下方に位置する湾曲後面部116と、この湾曲後面部116に対して下方に連続する後面部117とが形成され、下部に、両側面部115、後面部117および湾曲板部108と連続する底面部118が形成されて、上側が開放した箱状となっている。
湾曲後面部116は、第2集塵室23の湾曲部51に対応して略球面状に湾曲して形成されている。
底面部118は、前側へと下方に若干傾斜して形成されている。また、この底面部118の下部には、第2集塵室23の底面部との間に、回転体であるローラ体119が取り付けられている。このローラ体119は、ダストカップ36の挿脱開口52からの挿脱を補助するものである。
湾曲板部108には、ダストカップ36を挿脱開口52から引き出す際に指を掛ける指掛け部121が前側に凹設されている。また、この湾曲板部108の周縁部には、閉塞部であるフランジ部122が突出して形成されている。このフランジ部122は、ダストカップ36を挿脱開口52に挿入して第2集塵室23に取り付けた状態で挿脱開口52の縁部の封止凹部である嵌合凹部123に嵌合することで、挿脱開口52を気密に封止する部分である。
また、図4に示すように、横蓋38,39は、閉じた状態で本体ケース21の外郭と連続して円筒面を形成するように湾曲して形成されている。また、これら横蓋38,39は、それぞれ後側が本体ケース21に対して回動可能に軸支されている。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
掃除の際には、まず、挿脱開口52から第2集塵室23に取り付けるダストカップ36に袋体109を取り付ける。すなわち、クランプ114をリブ部111から離間させるように移動させて取付溝113に袋体109の開口縁部を挿入し、クランプ114をリブ部111側へと移動させてクランプ114とリブ部111とで袋体109の開口縁部を挟持する。この後、ダストカップ36を挿脱開口52から第2集塵室23に挿入して取り付ける。
なお、袋体109がダストカップ36に既に取り付けられている場合には、上記作業は不要である。
次いで、上蓋35を閉じ、横蓋38,39を開き、本体吸込口32に接続管部15が接続されたホース体16の先端の把持部17に、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続し、横蓋38,39を閉じる。
このとき、図2に示すように、塵埃押出体68は、第1集塵室22と同軸上に位置し、圧縮部76が隔壁45に対して離間された位置となっている。
そして、電源コードをコンセントに接続して、掃除機本体13の設定ボタンを操作すると、この設定ボタンの操作により設定された動作モードで制御部58が電動送風機24を駆動させる。このとき、ロック部操作体83をロック位置とすることによりロック部が塵埃押出体68をロックする。
この電動送風機24の駆動により、本体ケース21内には、吸気風路61と排気風路62とが形成され、負圧が管部12側へと作用する。
掃除作業者は、把持部17を把持しつつ床ブラシ19を床面上で前後に走行させ、この床ブラシ19の先端側から床面上の塵埃を空気とともに吸い込む。
この吸い込まれた空気は、吸気風となり、床ブラシ19から、延長管18、ホース体16、本体吸込口32および連通風路42を経由して、吸気口41から第1集塵室22の内周に沿って塵埃とともに流入する。
このとき、上蓋35の凹部77の外周と第1集塵室22の内周との間の旋回風路に沿って吸気風が旋回することにより、この吸気風に含まれる塵埃Dが遠心分離(サイクロン分離)され、第1集塵室22内に分離される。
この塵埃Dが分離された吸気風は、第1集塵室22の各排気口43を通過する際に、これら排気口43に取り付けられたプリーツフィルタ体46のプリーツフィルタ48により、遠心分離されなかった粉ごみなどの微細な塵埃(微細塵)が捕集される。
排気口43を通過した吸気風は、風路室25内を下方へと通過し、インデューサ55により電動送風機24の吸込側へと導かれ、この電動送風機24に吸い込まれる。
この後、吸気風は、電動送風機24を通過して排気風となり、風路室25から排気孔59を介して掃除機本体13(本体ケース21)の外部へと排気される。
掃除が終了すると、掃除作業者は設定ボタンを操作して電動送風機24の駆動を停止させ、ロック部操作体83をロック解除位置とした後、図3に示すように、塵埃押出体68の押圧部75をコイルばね81の付勢に抗して下方へと押圧する。
すると、塵埃押出体68がローラ82およびガイド筒部101およびガイド棒部102によりガイドされつつ第1集塵室22内で下方へと摺動し、圧縮面部92が隔壁45の各弁体45aとの間で塵埃Dを圧縮する。
このとき、塵埃押出体68の下端に位置する圧力センサ96が塵埃Dに接触し、この塵埃Dからの押圧力を検出して制御部58に出力する。
そして、制御部58は、この圧力センサ96により検出した押圧力が予め設定された所定値以上となるなどの所定条件時に、係止手段による各弁体45aの係止を解除することで、図1に示すように、これら各弁体45aの自由端側が第2集塵室23側、すなわち下方へと、塵埃押出体68からの押圧力によって開き、連通開口44および集塵開口106を介して、圧縮された塵埃Dがダストカップ36内の袋体109内に送り込まれる。
掃除作業者が塵埃押出体68の押圧を解除すると、コイルばね81の付勢により、塵埃押出体68が上方へと移動して元の状態に復帰し、圧縮面部92および圧力センサ96が隔壁45側から離間される。
なお、上記の塵埃Dの圧縮作業は、電動送風機24の運転動作中(掃除中)に行ってもよい。
掃除作業者は、ダストカップ36を適宜挿脱開口52から引き出し、袋体109内に溜まった塵埃Dの量を確認し、塵埃Dが充分に溜まっている場合には、塵埃Dを廃棄する。このとき、掃除作業者は、クランプ114をリブ部111から離間させて袋体109をダストカップ36のカップ本体107から取り外して塵埃Dを収容したまま袋体109ごと廃棄してもよいし、袋体109をカップ本体107に取り付けたまま、ごみ箱などの上方でダストカップ36を逆さにして集塵開口106から内部の塵埃Dのみを廃棄してもよい。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、第1集塵室22で分離した塵埃Dを塵埃押出体68により隔壁45との間で圧縮しつつ第2集塵室23(ダストカップ36)へと移動させることにより、例えば塵埃を圧縮することなく捕集する場合と比較して、塵埃Dの収容効率、換言すれば第2集塵室23の容量(体積)に対する塵埃Dの収容量を向上することができる。
すなわち、第1集塵室22で分離する塵埃Dは、体積に対して量(重量)が少ない綿ごみなどの粗塵が殆どであるため、塵埃押出体68により塵埃Dを圧縮して第2集塵室23に溜めることで、容量に対して効率よく塵埃Dを溜めることができる。
このため、ダストカップ36からこまめに塵埃Dを廃棄することなく長期に亘って電気掃除機11を継続的に使用できるので、掃除作業が煩雑になることがない。
また、第2集塵室23は、吸気風路61内から外れた位置に形成されているので、第1集塵室22で分離した塵埃Dを第2集塵室23に移動させることで、塵埃Dからの臭気が排気風に混入しにくくなり、臭気フィルタなどを別途設けることなく排気風に混入する悪臭を抑制できる。したがって、塵埃Dをダストカップ36から廃棄することなく電気掃除機11を長期に亘って継続的に使用した場合でも、電気掃除機11の運転時に悪臭などが発生しにくい。
さらに、隔壁45を、塵埃押出体68によって塵埃Dを圧縮した状態で所定値以上の圧力で押圧されると開く複数の弁体45aにより構成することで、塵埃Dを塵埃押出体68と隔壁45との間で確実に圧縮できる。
具体的に、圧縮された塵埃Dによる押圧力を圧力センサ96により検出し、この検出した押圧力が所定値以上である場合に制御部58が弁体45aを開くので、所定値以上の圧力が塵埃Dに加わるまで弁体45aを確実に閉塞させて塵埃Dを確実に圧縮でき、所定値以上の圧力が加わると弁体45aを確実に開放させて、圧縮された塵埃Dを第2集塵室23へと確実に送り込むことができる。
また、ダストカップ36は、底面部118を集塵開口106から離間される前方に向けて傾斜させているので、第2集塵室23側へと送り込まれた塵埃Dが集塵開口106から離間されたダストカップ36(袋体109)の前側へと順次溜まるので、ダストカップ36(袋体109)内に塵埃を効率よく溜めることができる。
さらに、上側に第1集塵室22を形成し、この第1集塵室22の下側に第2集塵室23を形成することにより、塵埃押出体68により圧縮された塵埃Dを、第2集塵室23側へと容易に送り込むことができる。
しかも、ダストカップ36は、電気掃除機11を使用しない状態で挿脱開口52から引き出せば、ごみ箱として機能させることも可能になるので、電気掃除機11を使用しない状態でも、掃除機本体13を収納することなく、ごみ箱として部屋内に置いておくことができる。また、管部12を構成するホース体16、延長管18および床ブラシ19は、それぞれ掃除機本体13の各収納室27,28に収納できるので、管部12用の収納スペースも別途必要としない。したがって、電気掃除機11は、使用・不使用に拘らず収納の必要がないので、掃除をしたいときでも、すぐに使用することができる。
そして、プリーツフィルタ体46を、プリーツフィルタ48のプリーツ部48aが第1集塵室22内の吸気風の旋回方向に沿うように取り付けることにより、このプリーツフィルタ48のプリーツ部48aが第1集塵室22内で旋回する吸気風の抵抗となりにくく、第1集塵室22内において、乱流が発生したり、吸気風の速度が低下したりしにくく、プリーツフィルタ48による吸込効率の低下を抑制できる。
次に、第2の実施の形態を図6ないし図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、図6に示すように、上記第1の実施の形態の各排気口43に対して、各プリーツフィルタ体46が、プリーツフィルタ48のプリーツ部48aが上下方向、すなわち塵埃押出体68の移動方向に沿うように取り付けられているものである。
また、図7に示すように、塵埃押出体68の圧縮部76の圧縮部側面部93のプリーツフィルタ体46に対向する後側面には、プリーツフィルタ体46に対応する複数の清掃体126が取り付けられている。
各清掃体126は、櫛歯状の複数の清掃部126aを水平方向に沿って有し、上蓋35を閉じた状態で、図8に示すように、これら清掃部126aがプリーツフィルタ48のプリーツ部48aに上端側の位置で、これらプリーツ部48aの上流側に嵌合する。
そして、上記第1の実施の形態と同様に掃除をした後、掃除作業者は設定ボタンを操作して電動送風機24の駆動を停止させ、塵埃押出体68の押圧部75をコイルばね81の付勢に抗して下方へと押圧することで、塵埃押出体68の圧縮面部92が隔壁45の各弁体45aとの間で塵埃Dを圧縮するとともに、塵埃Dに接触した圧力センサ96により検出した押圧力が予め設定された所定値以上となるなどの所定条件時に、制御部58が係止手段による各弁体45aの係止を解除することで、各弁体45aの自由端側が第2集塵室23側へと、塵埃押出体68からの押圧力によって開き、連通開口44および集塵開口106を介して、圧縮された塵埃Dがダストカップ36内の袋体109内に送り込まれる。
このように、第1集塵室22に捕集した塵埃Dを塵埃押出体68により隔壁45との間で圧縮しつつ第2集塵室23に移動させるなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、この圧縮の際に、プリーツフィルタ48の各プリーツ部48aの上流側に付着した塵埃を清掃体126の清掃部126aによって掻き取ることができ、プリーツフィルタ48の目詰まりを解消でき、プリーツフィルタ48の目詰まりに起因する吸込力の低下を防止できる。
また、塵埃押出体68による塵埃Dの圧縮動作によって同時にプリーツフィルタ48を掃除できるので、それぞれ別個に作業をする必要がなく、作業性が良好になる。
しかも、このプリーツフィルタ48から清掃体126が掻き取った塵埃は、圧縮された塵埃Dとともに連通開口44および集塵開口106を介して第2集塵室23のダストカップ36(袋体109)に移動させることができ、第1集塵室22内に溜まることもない。
なお、上記各実施の形態において、塵埃押出体68は、掃除作業者が自ら動作させたが、例えば塵埃押出体68をコイルばね81の付勢に抗して下方へと移動させる電動部などを設けて、掃除作業者が設定ボタンにより電動送風機24を停止させるなどの所定の操作をした際に、制御部58などが電動部を動作させて自動的に塵埃押出体68を動作させて塵埃Dを圧縮するように構成してもよい。
また、ダストカップ36内には、袋体109を取り付けず、ダストカップ36自体を塵埃Dの収容に利用してもよい。
さらに、ダストカップ36の形状、あるいは挿脱開口52への着脱の形態などは、上記構成に限定されるものではない。
そして、隔壁45は、圧力センサ96により検出した塵埃Dの押圧力に応じて開く構成だけでなく、塵埃押出体68によって所定値以上の圧力で押圧されることにより自動的に開く構成などとしてもよい。
また、電気掃除機11としては、電源コードを用いる構成の他に、例えば二次電池などの電源を内蔵した構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の圧縮手段を動作させて隔壁を開き第1集塵室の塵埃を第2集塵室へと移動させる状態を示す縦断面図である。 同上電気掃除機の通常の掃除状態を示す縦断面図である。 同上電気掃除機の圧縮手段により第1集塵室内の塵埃を圧縮した状態を示す縦断面図である。 同上電気掃除機の掃除機本体の各部を開いた状態を示す斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の掃除機本体の要部を示す斜視図である。 同上電気掃除機の圧縮手段を示す斜視図である。 同上電気掃除機の要部を後方から示す斜視図である。
符号の説明
11 電気掃除機
13 掃除機本体
22 第1集塵室
23 第2集塵室
24 電動送風機
41 吸気口
43 排気口
45 隔壁
45a 弁体
48 フィルタであるプリーツフィルタ
58 制御手段としての制御部
68 圧縮手段としての塵埃押出体
96 センサである圧力センサ

Claims (4)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    吸気口と、前記電動送風機の吸込側に連通する排気口とを備え、前記掃除機本体に形成された第1集塵室と、
    この第1集塵室に対して連通する第2集塵室と、
    前記第1集塵室と前記第2集塵室との間に開閉可能に設けられた隔壁と、
    前記第1集塵室の塵埃を前記隔壁との間で圧縮しつつ前記第2集塵室に移動させる圧縮手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 隔壁は、圧縮手段により塵埃が圧縮された状態でこの圧縮手段によって所定値以上の圧力で押圧されることにより開く弁体を備えている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 圧縮された塵埃による押圧力を検出するセンサと、
    このセンサが所定値以上の圧力を検出すると弁体を開く制御手段と
    を具備したことを特徴とした請求項2記載の電気掃除機。
  4. 排気口に設けられたフィルタを具備し、
    圧縮手段は、第1集塵室内の塵埃の圧縮動作により前記フィルタの表面の塵埃を掻き落とす
    ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか一記載の電気掃除機。
JP2008198755A 2008-07-31 2008-07-31 電気掃除機 Pending JP2010035623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198755A JP2010035623A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008198755A JP2010035623A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010035623A true JP2010035623A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42008789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008198755A Pending JP2010035623A (ja) 2008-07-31 2008-07-31 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010035623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102648465B1 (ko) * 2022-11-21 2024-03-18 이동민 청소기 및 그 작동 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102648465B1 (ko) * 2022-11-21 2024-03-18 이동민 청소기 및 그 작동 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4251655B2 (ja) 電気掃除機
WO2010001674A1 (ja) 電気掃除機
CN110662471B (zh) 电动吸尘装置
CN113163998A (zh) 具有可移除容器的真空吸尘器
JP4738064B2 (ja) 電気掃除機
JP6270422B2 (ja) 電気掃除機
JP6430112B2 (ja) 電気掃除機
JP5911230B2 (ja) 電気掃除機
JP2010035623A (ja) 電気掃除機
JP5086859B2 (ja) 電気掃除機
JP6271220B2 (ja) 電気掃除機
JP6271219B2 (ja) 電気掃除機
JP3859082B2 (ja) 電気掃除機
JP4738063B2 (ja) 電気掃除機
JP6254436B2 (ja) 電気掃除機
JP5172415B2 (ja) 電気掃除機
JP4664744B2 (ja) 電気掃除機
JP4286879B2 (ja) 電気掃除機
JP5801131B2 (ja) 電気掃除機
JP2006334220A (ja) 電気掃除機およびその集塵装置
JP5818558B2 (ja) 電気掃除機
JP2013188381A (ja) 電気掃除機
JP2007061437A (ja) 電気掃除機用集塵装置および電気掃除機
JP2013027547A (ja) 電気掃除機
JP2010022575A (ja) 電気掃除機