JP2010033700A - ホログラフィック情報記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホログラフィック情報記録方法を提供する。
【解決手段】 体積を持つ均一なホログラフィック情報記録媒体内に、2つの光の補強/相殺干渉によって変わる屈折率分布を持って情報を表すホログラムマークと、該ホログラムマークに比べて均一な屈折率分布を持つ均一なマークとが交互に位置するように記録するホログラフィック情報記録方法。
【選択図】 図3A

Description

ホログラフィック情報記録方法に係り、より詳細には、マークの均一な記録品質を確保し、複数層記録時に記録/再生スポットの収差発生を抑制して信号品質を向上させることができるホログラフィック情報記録方法に関する。
最近、ホログラムを利用した情報保存技術が注目を集めている。ホログラムを利用した情報保存法は、情報を光学干渉紋形態で光に鋭敏な無機質結晶やあるいはポリマー材料に保存することである。光学干渉紋は、干渉性を持つ2つのレーザービームを利用して形成する。すなわち、経路を異にする参照光と信号光とが互いに干渉して形成される干渉紋が、感光性情報記録媒体に化学的あるいは物理的変化を起こして記録される。このように記録された干渉パターンから情報を再生するためには、記録する時の光と類似した参照光が情報記録媒体に記録された干渉パターンに照射される。これは、干渉パターンによる回折を起こし、これにより信号光が復元されつつ情報が再生される。関連ホログラム情報保存技術については、特許文献1に開示されている。
ホログラム情報保存技術は、ボリュームホログラフィーを利用してページ単位で記録/再生するボリュームホログラフィー方式と、マイクロホログラフィーを利用して単一ビットで記録/再生するマイクロホログラフィー方式とがある。ボリュームホログラフィー方式は、大規模な情報を同時に処理するという長所があるが、光学系が非常に精密に調整されねばならないため、一般消費者向けの情報保存装置に商用化され難いという問題点がある。
一方、マイクロホログラフィー方式は、2つの集光された光を焦点で干渉させて微細な干渉紋を形成し、これらの干渉紋を情報記録媒体の平面上で移動させて複数を記録して記録層を形成し、これらの記録層を情報記録媒体の深さ方向に重ねて複数層で形成することによって、情報記録媒体上に情報を3次元に記録する方式である。
マイクロホログラフィー方式で記録容量を増大させるためには、複数の記録層を形成するか、またはホログラムの波長選択的反射特性を利用して複数の波長を重ねて記録する方式を使用できる。
ところが、ホログラムが記録される感光性情報記録媒体(以下、ホログラフィック情報記録媒体)は、記録が進むにつれて感度が低減する。すなわち、記録が進めば、入射エネルギーに対するホログラフィック情報記録媒体の反応程度が低下して、同一エネルギーで記録してもホログラムの回折効率が初期より低下しうる。したがって、同じエネルギーで記録をする時、2つ以上のホログラムが重なる部分は効率が落ちる。したがって、多波長の記録時、前記のマークと追加で記録されるマークとが重なる部分は反射率が変化する。
また、複数層記録を行う場合、記録/再生用光が通過する空間上にホログラムマークが複数存在するが、ホログラムマークが形成された部分は、周辺と比較して屈折率差が出る。屈折率差が出るホログラムマークが存在すれば、位置による光の位相が変わるので、光の波面が屈折率分布の不均一分ほど変わる。したがって、ホログラフィック情報記録媒体の表面から遠い位置の記録層を記録/再生する時、既存に記録されたホログラムマークを通過した光の波面が歪み、これらの波面の歪曲(波面収差)が記録光に影響を与える。波面収差の増加は、焦点に結ばれる光スポットの形態を変形させ、これは、焦点に結ばれる光スポットのサイズ増大をもたらす。サイズ増大は、記録時には記録マークの形態を劣化させ、再生時には再生信号の品質を劣化させる。
特開2007−025417号公報
体積を持つ均一な媒体内に複数の記録マークを記録するマイクロホログラフィー情報記録/再生装置で、波長多重化時にマークの均一な記録品質を確保し、複数層記録時に記録/再生スポットの収差発生を抑制して信号品質を向上させるためのホログラフィック情報記録方法を提供する。
本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法は、体積を持つ均一なホログラフィック情報記録媒体内に、2つの光の補強/相殺干渉によって変わる屈折率分布を持って情報を表すホログラムマークと、前記ホログラムマークに比べて均一な屈折率分布を持つ均一なマークとが交互に位置するように記録できる。
前記均一なマークは、この均一なマークを通過した光の位相変化が前記ホログラムマークを通過した光の位相変化と類似するように、マークの厚さまたは屈折率変化量が調節される。
前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われた光源とは異なる光源により記録できる。
前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われる二つの光のうち一つの光を遮断し、残りの一つの光で記録できる。
前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われる二つの光のうち一つの光の焦点位置を変更し、干渉紋の形成を低減させて記録できる。
前記ホログラムマークと均一なマークとを同じ光源を利用して記録し、前記光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させて、前記光源が相対的に大きい可干渉性を持つように駆動される時に前記ホログラムマークが記録され、前記光源が相対的に小さな可干渉性を持つように駆動される時、前記均一なマークを記録できる。
前記ホログラフィック情報記録媒体に仮想の複数の記録層を形成し、前記ホログラムマークと均一なマークの記録は、前記仮想の複数の記録層全体にいずれも行われる。
前記ホログラフィック情報記録媒体に仮想の複数の記録層を形成し、前記仮想の複数の記録層の形成時、全体記録層のうち隣接記録層による影響をより少なく受ける少なくとも1層にはホログラムマークのみを記録し、残りの記録層には、前記ホログラムマークと均一なマークとが交互に位置するように記録できる。
本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録媒体は、体積及びその体積内に記録されたマークを持つ物質を備え、前記マークは、データを表し、二つの光ビーム間の補強/相殺干渉により形成される、変化される屈折率分布を持つ複数の記録されたホログラムマークと、前記複数のホログラムマーク間に位置し、前記ホログラムマークの屈折率分布より均一な屈折率分布を持つ複数の記録された均一なマークと、を備える。
前記体積内に複数の仮想の記録層を持ち、各記録層は、前記記録された複数のホログラムマークと前記記録された複数の均一なマークとを備え、各記録層で、前記均一なマークのうち一つを通過する光ビームの位相シフトは、前記ホログラムマークのうち一つを通過する光ビームの位相シフトと同一である。
前記体積内の前記複数の仮想の記録層を持ち、各記録層は前記記録された複数のホログラムマークと前記記録された複数の均一なマークとを備え、前記記録層のうち少なくとも一つは多重波長記録により形成されたホログラムマークを備え、前記記録層のマーク反射率は均一である。
本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録/再生装置は、光ピックアップとホログラフィック情報記録/再生制御器とを備え、前記光ピックアップは、光源と、前記光源から光を第1光ビーム及び第2光ビームに分岐する光路分離器と、前記第1光ビーム及び前記第2光ビームがそれぞれ前記ホログラフィック情報記録媒体に進む第1光路及び第2光路と、前記第1光ビーム及び前記第2光ビームをそれぞれ選択的に集束させて、前記第1及び第2光ビーム間の補強/相殺干渉により変化された屈折率分布を持つ前記ホログラムマークを、それぞれ前記ホログラフィック情報記録媒体に選択的に形成させる第1焦点可変ユニット及び第2焦点可変ユニットと、前記第1光路を選択的に遮断するシャッターと、を備え、前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記光源、前記第1焦点可変ユニット及び前記シャッターのうち一つを制御して、前記ホログラムマークの屈折率分布より均一な屈折率分布を持つ均一なマークを、前記ホログラフィック情報記録媒体に選択的に形成させるホログラフィック情報記録媒体に、ホログラムマークと均一なマークとを記録する。
前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記シャッターが選択的に第1光ビームを遮断するように制御して、前記均一なマークが、前記ホログラフィック情報記録媒体と前記第2光ビームとの反応のみによって形成される。
前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記第1光ビームの焦点位置を選択的に変化させるように前記第1焦点可変ユニットを制御し、前記第1光ビームと前記第2光ビームとの間の補強/相殺干渉を低減させる。
前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記光源を制御して、前記光源から出射される光源の可干渉性を低減させるように前記光源の駆動条件を選択的に変化させる。
本発明によれば、マークの均一な記録品質を確保し、複数層記録時に記録/再生スポットの収差発生を抑制して信号品質を向上させることができる。
記録時の累積エネルギーによるホログラフィック情報記録媒体の累積回折強度M#と記録感度変化の例を示すグラフである。 多波長記録時に、マーク重畳による追加記録マークの反射率変化を説明するための図である。 シャッターを利用する時の本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 シャッターを利用する時の本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 シャッターを利用する時の本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 シャッターを利用する時の本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 既存のホログラフィック情報記録方法によって記録マークを形成する時、ホログラムマーク間の領域を通過する光とホログラムマークを通過する光との位相変化が同一でないことを示す図である。 本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法によって記録マークを形成する時、ホログラムマーク間に均一なマークが形成されて、均一なマークを通過する光とホログラムマークを通過する光との位相変化が同じであるか、ほぼ同一であることを示す図である。 本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を実現できるホログラフィック情報記録/再生装置の光学的構成の一例を概略的に示す図である。 焦点調節素子を利用する時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 焦点調節素子を利用する時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 半導体レーザーが単一モードで発振する時のレージングスペクトル及びこの時の干渉紋可視度を示すグラフである。 半導体レーザーが単一モードで発振する時のレージングスペクトル及びこの時の干渉紋可視度を示すグラフである。 半導体レーザーが多重モードで発振する時のレージングスペクトル及びこの時の干渉紋可視度を示すグラフである。 半導体レーザーが多重モードで発振する時のレージングスペクトル及びこの時の干渉紋可視度を示すグラフである。 光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させる時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させる時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を実現できるホログラフィック情報記録/再生装置の光学的構成の他の例を概略的に示す図である。 別途の2個の光源を利用する時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 別途の2個の光源を利用する時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す図である。 本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録/再生のための制御器、光源、第1焦点可変ユニット及びシャッターを概略的に示す図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態について詳細に説明する。
既存の複数層光記録技術では、情報記録媒体に各層に該当する記録膜を積み重ね、この記録膜の光吸収を利用して記録を行う方式で記録容量の増加を達成した。しかし、これらの方法は、それぞれの記録層を作るために複数の層を積み重ねる工程が非常に複雑であり、かつその収率が低くて媒体コストアップをもたらす。
これらの既存光記録技術より低コストで大容量のデータを記録/再生する新たな方式の光記録技術として提案されているものが、均一な記録材料内に仮想の層を複数積み重ねるマイクロホログラフィック記録方法である。これらのマイクロホログラフィック記録では、実際の記録層が記録媒体に存在するものではなく、任意の高さに記録マークを記録媒体表面に平行に記録するが、この記録マークが記録される高さを変更しつつ記録を反復すれば、データが記録された複数の記録層を積み重ねることができて記録容量を増大させることができる。
マイクロホログラフィック記録に使われる記録媒体は均一な媒質からなるが、この時、記録層の高さが分かるように1つ以上の基準面を記録媒体上に形成できる。この基準面を利用して、所望の高さに記録媒体の片面または両面に入射する光で記録媒体内部に2つの互いに逆方向に進む光焦点を形成し、これを一致させて微細な干渉紋を記録する。このように記録される微細な干渉紋をホログラムマークという。
このホログラムマークを記録媒体表面と平行に、すなわち、同じ高さを持つ仮想の面に沿って記録して行く。この時、記録された仮想の面は、既存の光記録技術での情報記録媒体の記録層と類似した形態となる。1層の記録層を記録した後、光焦点の高さを適当な程度に調整して新たな記録層を記録して行く。この時、記録層間の間隔は記録方式、光焦点の大きさと信号測定方法などによって変わりうる。高密度記録のために記録層間の間隔は、数μm〜数十μmほどの間隔とすることができる。これらの過程を反復して、複数の記録層を積み重ねて記録容量を増大させることができる。また、ホログラムの波長選択的反射特性を利用して複数の波長を重ねて記録することによって容量を増大させることもできる。
ところが、ホログラムを記録できる記録媒体(以下、ホログラフィック情報記録媒体)は、媒体が反応して記録が進むにつれてその感度が落ちる。すなわち、記録が進めば、入射エネルギーに対するホログラフィック情報記録媒体の反応程度が低下して、図1から分かるように、同一エネルギーで記録してもホログラムの回折効率が初期より低減する。
図1は、記録によるホログラフィック情報記録媒体の累積回折強度M#(−◆−)と記録感度(−●−)変化の例を示す。図1では、記録が進んで入射エネルギーが累積される時、記録感度は急激に減少し、累積回折強度M#も限界値にすぐ到達することが分かる。累積回折強度M#は、ホログラフィック情報記録媒体の回折効率の自乗根の和であって、ホログラフィック情報記録媒体の記録容量を表す指標である。感度は、入射エネルギーによる累積回折強度M#の増加量に該当する。
このように、ホログラフィック情報記録媒体は、反応が進むにつれて同一エネルギーに対しても回折効率が急激に低下する。したがって、同じエネルギーで記録する時、2つのホログラムが重なる部分は効率が低下する。
例えば、405nm波長の光と450nm波長の光で同じ層に記録を行う場合、図2のように、マークの重畳によりマークの反射率が変わる部分が発生する。
図2のように、450nm波長の光で記録されたマークのうち、左側マークの一部領域は405nm波長の光で記録されたマークと重なる。この重なった部分の反射率は、図2の下段のグラフから分かるように、重なっていない部分と比較して同じエネルギーで記録するとしても反射率が減少する。このようにマークが重なる部分と重なっていない部分との反射率差によって、同一層に波長多重記録を行い難い。
波長別に層が重ならないように空間を離して記録する方法があるが、このためには、例えば、約1〜2μmほどに各波長別層間隔を維持するために、記録波長別に精密制御が可能な別途の駆動部が求められる。
また複数層記録を行う場合、記録/再生用光が通過する空間上にホログラムマークが複数存在する。これらのホログラムマークが存在する領域は、周辺と比較して屈折率に差が出る。屈折率に差が出るマークが存在すれば、位置による光の位相が変わって、光の波面が屈折率分布の不均一さほど変わる。
したがって、ホログラフィック情報記録媒体の表面から遠い位置の記録層を記録/再生する時、既存に記録されたホログラムマークを通過した光の波面が歪み、このような波面の歪曲(波面収差)は記録光に影響を与える。波面収差の増加は焦点に結ばれる光スポットの形態を変形させ、これは焦点に結ばれる光スポットのサイズ増大をもたらす。サイズ増大は、記録時にはホログラムマークの形態を劣化させ、かつ再生時には再生信号の品質を劣化させる。マイクロホログラフィー方式では、近似的にストレール比(strehl ratio:SR)は、次のように与えられると知られている。SRは、理想的なガウスビームが収差によって歪む(減少する)比率を表す。
SR=1−Mη (1)
ここで、Mは、入射光が通過する層数であり、ηは、各ホログラムマークの回折効率を表す。これらの収差は、焦点を形成する2つの光(信号光及び参照光)にいずれも適用される。
したがって、例えば、20層の記録層を記録し、各ホログラムマークの反射率が1%ならば、最上層を最後に記録する時、入射光のうち、ホログラフィック情報記録媒体の下方(ホログラフィック情報記録媒体の最初の入射面から遠い方)から上方に進む入射光は、SRが0.6しかならない。これは収差で約100mλほどに該当し、一般的な光記録技術で収差の限界と知られた値70mλより大きい。
したがって、最後の層を記録する時は、収差により記録特性が非常に悪化する。また最下層を再生する時は、前記のような理由で収差は70mλほどになって、マージンのないシステムになる。これらの問題は、記録層の数が増加すればさらに大きく発生する。単純に計算すれば、1%のホログラムマーク回折効率を持つシステムの場合、20層を超過する記録層がある時には、システムが完壁であって、最下層を再生する時は信号の劣化が発生しうる。
本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法は、体積を持つ媒体内に複数の層を記録するマイクロホログラフィック情報記録/再生装置で、波長多重化時にマークの均一な記録品質を確保し、複数層記録時に記録/再生スポットの収差発生を抑制して信号品質を向上させることができる。このために、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法では、記録層の記録時にホログラムマーク以外の部分に干渉紋がないか、またはほとんどなくて前記ホログラムマークに比べて均一な屈折率を持つマーク、すなわち、均一なマーク(無紋マーク)を記録する方法を提案する。
前述したように均一なホログラフィック情報記録媒体に複数の記録層を形成することによって、高密度の記録/再生を達成するマイクロホログラフィック技術は、入射光が2つ(あるいは既に焦点を形成した光を再使用)であって、ホログラフィック情報記録媒体の片面に入射してもよく、両面に入射してもよい。
2つの光は焦点で出合って干渉紋を形成し、この干渉紋によってホログラフィック情報記録媒体の屈折率が周期的な形態に変化して記録が行われる。マークのない部分は干渉紋を記録しなくなる。これらのマイクロホログラフィック情報記録/再生に使われる光学系は、光がホログラフィック情報記録媒体の片面に入射される単一面入射方式光学系と、両面に入射される両面入射方式光学系とに大別される。それ以外にも、逆反射器を使用する光学系(媒体を通過した光を反射させて使用)もマイクロホログラフィック情報記録/再生に使われうる。
マイクロホログラフィック情報記録機術では、基本的に媒体の屈折率変化で記録マークを形成するため、前述したように、ホログラムマークにより入射光に収差が発生しうる。
本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法では、これらの収差を低減させうる記録方法について提案するが、その基本的な原理は図3Aないし図3Dの通りである。
図3Aないし図3Dは、本発明の実施形態によるマイクロホログラフィック情報記録方法を概略的に示す。図3Aないし図3Dでは、2つの光がホログラフィック情報記録媒体の両面に入射するようになっている例を示すが、これは、説明の便宜のために例示的に示したものであって、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法は、これらの両面入射方式のホログラフィック情報記録/再生装置だけではなく、ホログラフィック情報記録媒体の片面に2つの光が入射する単面入射方式のホログラフィック情報記録/再生装置にも適用できる。
図3Aないし図3Dは、記録時に経時的な入射光の変化及び記録マークの形成を示す。すなわち、ホログラフィック情報記録媒体190の回転によって時間的に入射光を調節して情報を記録する過程の一部分を示す。図3Aないし図3Dでは、後述する図6のホログラフィック情報記録/再生装置の光学系を適用した場合を示す。したがって、第1及び第2対物レンズ160、170については後述する。
情報の記録は例えば、図3Aないし図3Dの順序で行われうる。形成された記録マークを説明すれば、2つの形態のマークが存在することが分かる。一つは、既存のマイクロホログラムと同じ形態で互いに逆方向に進む2つの光により干渉紋(ホログラム)を形成する、例えば、周期的に変わる屈折率分布を持って情報(データ)を示すマーク、すなわち、ホログラムマーク10aであり、他の一つは、ホログラフィック情報記録媒体190の屈折率がホログラムマーク10aに比べて均一なマーク10bである。
これらの2つの相異なるマーク、すなわち、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bとを形成する方法は様々ありうるが、図3Aないし図3Dでは、シャッター140を使用する例を示す。この時、説明を明確にするために、入射光がホログラフィック情報記録媒体190の両面に別途に入射する光学系を表現した。
図3A及び図3Cを参照するに、光源からの2つの光がホログラフィック情報記録媒体190の両面に入射して焦点にフォーカシングされれば、干渉紋が発生する。ホログラフィック情報記録媒体190は干渉紋の強度に比例して屈折率が変わって、ホログラフィック情報記録媒体190内に周期的な屈折率の変化形態、すなわち、ホログラムマーク10a(縞で表現)が記録される。ここで、焦点は、ホログラムマーク10aを形成しようとする仮想の記録層上に位置する。
図3B及び図3Dを参照するに、ホログラムマーク10aが形成された後には、ホログラフィック情報記録媒体190が回転して、焦点がマークが未だ形成されていない所に位置する。二つの入射光のうち一つの光をシャッター140により遮断し、一つの光をホログラフィック情報記録媒体190に入射させて焦点にフォーカシングすれば、この入射光の強度により屈折率が変わる。この時には干渉紋の形成がないので、光度のみによって屈折率が変わって均一なマーク10bが記録される。図3B及び図3Dでは、臨界反応値を持つホログラフィック情報記録媒体190で形成できる均一な屈折率変化形態を表現した。ここで、臨界反応値を持つ媒体は、一定エネルギー以上である時にのみ屈折率が変わる材質を含んで形成できる。
シャッター140の動作によって、ホログラフィック情報記録媒体190に2つのマーク、すなわち、ホログラム(干渉紋)マーク10aと均一なマーク10b、すなわち、均一な屈折率変化マークの2つのマークが交互に生成される。
ここで、図3Aないし図3Dの記録方法を変形して、まずホログラムマーク10aを記録した後、シャッター140を利用して一側光を遮断し、ホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bを再び記録する方式で記録層が形成されてもよい。
このように本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法によれば、記録層上のホログラムマーク10aが記録されていない領域に均一なマーク10bを記録する。
したがって、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を適用すれば、一般的なマイクロホログラフィック情報記録でホログラムマーク10aとホログラムマーク10aとの間が空いているのとは異なって、均一に屈折率が変わる部分、すなわち、均一なマーク10bが存在する。
ホログラフィック情報記録媒体190の屈折率変化量は非常に小さいので(一般的に0.01以下である)屈折率変化の均一なマーク10bでは、非常に低い反射率(1e−3%以下)を表す。もちろん、ホログラフィック情報記録媒体190の臨界反応が完壁でなくて、屈折率変化が境界で徐々に変わるほど光軸方向への反射率はさらに低くなる。
一方、ホログラムマーク10aでは、複数の反復的なパターンによる干渉により反射されるため、均一なマーク10bに比べて非常に高い反射率を表す。例えば、干渉紋の厚さが約3μmほどであって、屈折率変化最大値が約0.01である場合、反射率は約5%ほどとなる。したがって、再生信号の側面から見れば、均一なマーク10bはマークが存在しないのと類似している。
一方、記録時に均一なマーク10bを通過する光の位相変化がホログラムマーク10aの位相変化とほぼ類似するように、記録条件を調節して記録できる。このように記録すれば、記録層を通過しつつ発生する入射光の収差を除去できる。
図4は、既存のホログラフィック情報記録方法によって記録マークを形成する時、既に記録された層のホログラムマーク間の領域を通過する光(1)’と、ホログラムマークを通過する光(2)’との位相変化が同一でないことを示す。
図5は、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法によって記録マークを形成する時、ホログラムマークの間に均一なマークが形成されて、既に記録された層の均一なマークを通過する光(1)と、ホログラムマークを通過する光(2)との位相変化が同一であるか、またはほぼ類似していることを示す。
図4及び図5の比較から分かるように、記録時に既に記録された層の均一なマークを通過する光の位相変化が、ホログラムマークの位相変化と同一であるか、またはほぼ類似するように記録条件を調節して記録すれば、位置による位相変化がほとんど発生しないので、記録層を通過しつつ発生する入射光の収差を最小化できる。
一方、ホログラムマーク10aのない領域に均一なマーク10bを形成すれば、ホログラフィック情報記録媒体190の消耗量が、記録層内のホログラムマーク10aがある部分とない部分とで類似するので、既存の多波長重畳記録時のマーク反射率の不均一が除去されて、信号品質を向上させることができる。すなわち、記録された一つの記録層には、ホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bが形成されて、記録層のあらゆる領域に対して一回のエネルギー照射がなされたので、多波長重畳時に1波長の光で記録された記録層に他の波長の光で記録する時に、あらゆる地点に同一回数のエネルギー照射が行われるため、多波長重畳記録によるマーク反射率不均一がほとんど発生せず、これにより信号品質の向上が得られる。
本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を適用して形成される均一なマーク10bとは、図3A、図3B及び図5に完全に均一であるという意味に限定されず、干渉紋の補強/相殺部分の差がないか、ホログラムマーク10aに比べて相対的に少なくてマークでの反射率が非常に低い状態である場合いずれも表す。この均一なマーク10bの厚さや屈折率変化量は、ホログラフィック情報記録媒体190の種類や状態によって変わりうるが、基本的にはホログラフィック情報記録媒体190の消耗量がホログラムマーク10aの場合と類似しており、均一なマーク10bを通過した光の位相変化がホログラムマーク10aを通過した光の位相変化と類似するようにその屈折率や厚さが決定されねばならない。
ホログラムマーク10aは、補強/相殺干渉により周期的な屈折率変化を表すので、均一なマーク10bは、ホログラムマーク10aと類似した厚さに周期的な屈折率変化の平均値程度の屈折率変化を表すように形成される。また、均一なマーク10bは補強干渉に該当する屈折率変化を表し、その厚さがホログラムマーク10aの半分ほどに該当することもある。
一方、図3Aないし図3Dでは、本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法によって、シャッター140、例えば、音波光変調器(Acoustic−optic modulator)などを利用して二つの入射光のうち一つを通過させるか、または遮断して、通過する時にはホログラムマーク10aが形成され、遮断する時には均一なマーク10bが記録されるように調節する場合を示す。
本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を実現するために、シャッター140を利用する代わりに焦点調節素子を利用するか、単一光源から出射された光を利用しつつも光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させるか、別途の2個の光源を利用してもよい。
以下では、本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を適用できるホログラフィック情報記録/再生装置の光学的構成の多様な例について説明する。
図6は、本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を実現できるホログラフィック情報記録/再生装置の光学的構成の一例を概略的に示す。図6を参照するに、ホログラフィック情報記録/再生装置は、両面に光が照射されるホログラフィック情報記録媒体190に情報を記録し、かつ記録された情報を再生する装置であって、ホログラフィック情報記録媒体190に光を照射し、かつ照射された光を受光する光ピックアップ100と回路部(図示せず)とを備える。
光ピックアップ100は、光Lを放出する光源110と、光源110から放出された光を信号光L1及び参照光L2に分岐させる光路分離素子130と、前記信号光L1をホログラフィック情報記録媒体190に集束させる第1対物レンズ160と、参照光L2をホログラフィック情報記録媒体190に集束させる第2対物レンズ170と、ホログラフィック情報記録媒体190に反射された再生光L2r’を検出する光検出器180とを備えることができる。また、光ピックアップ100は、信号光L1及び参照光L2の焦点位置を可変させる第1及び第2焦点可変ユニット150、153をさらに備えることができる。その他に光ピックアップ100は、光源110から放出された光を平行光にするコリメートレンズ120と、光路を適切に折り曲げる第1ないし第3反射部材132、134、136とをさらに備えることができる。また光ピックアップ100には、サーボ実行のためのサーボ光学系(図示せず)がさらに設けられうる。
光源110と光路分離素子130とは、記録/再生用光を放出する光源部を形成する。
光源110としては、例えば、青色光の半導体レーザーダイオードが採用される。
コリメートレンズ120は、光源110から放出された記録/再生用光Lを平行光にコリメートするものであって、図6では、光源110と偏光変換素子125との間に位置する例を示す。コリメートレンズ120は、偏光変換素子125と光路分離素子130との間またはそれ以外の光路上に配置されうる。
光源110として採用される半導体レーザーダイオードは、通例的に一偏光成分のレーザー光を主に放出するので、この場合、光源110と光路分離素子130との間には偏光変換素子125が設けられうる。
偏光変換素子125は、例えば、1/2波長板や1/4波長板のような波長板が採用されうる。例えば、偏光変換素子125として能動型1/2波長板が採用される場合、入射される所定線偏光の光は、能動型1/2波長板を通過しつつ偏光方向が回転して、互いに直交する二つの線偏光成分、すなわち、S偏光成分とP偏光成分とを持つ光に変換できる。偏光変換素子125として能動型1/4波長板が採用される場合、入射される所定線偏光の光は円偏光の光に偏光変換される。これらの円偏光の光は、互いに直交する二つの線偏光の偏光成分に分解される。このように偏光変換素子125を経由した光のS偏光成分とP偏光成分とは、記録時にそれぞれ信号光L1と参照光L2として使われうる。
偏光変換素子125は、記録動作中には偏光変換機能を行って、再生動作中には偏光変換機能を行わない能動型でありうる。すなわち、偏光変換素子125は、能動型1/2波長板または能動型1/4波長板でありうる。このように偏光変換素子125として能動型素子を使用する場合、再生時に光源110から放出される光の大部分を再生光として使用できる。
前記ホログラフィック情報記録/再生装置は、信号光L1と参照光L2との干渉により形成される干渉紋が、各焦点ごとに単一ビットの情報を含んでいるマイクロホログラフィー方式を具現するものであって、光源110から放出される光は1ビットずつ変調されて放出される。したがって、前記信号光L1や参照光L2はいずれも記録情報を含んでいるので、記録過程において本質的に差はなく、その用語は互いに変わってもよい。便宜のため、ホログラフィック情報記録媒体190に入射される再生光L2i’の経路と同じ経路に進む光を参照光L2と表示する。
光路分離素子130は互いに直交する二つの偏光成分を分岐させて、各偏光成分の光が別個の光路を沿ってホログラフィック情報記録媒体190に照射されるようにする。光路分離素子130としては、偏光方向によって光の透過と反射とが変わる偏光ビームスプリッタが採用される。例えば、光路分離素子130は、入射されるP偏光の光はそのまま透過させ、入射されるS偏光の光は反射させることができる。光路分離素子130は、再生時にホログラフィック情報記録媒体190に入射される再生光L2i’と、ホログラフィック情報記録媒体190に反射される再生光L2r’とを分離する機能も行える。
光検出器180は光路分離素子130の一側に配され、ホログラフィック情報記録媒体190で反射されて光路分離素子130を経由した再生光L2r’を検出する。
光路分離素子130から分岐された信号光L1と参照光L2とは、集束光学系を経てホログラフィック情報記録媒体190に入射される。
ホログラフィック情報記録媒体190は、両面に信号光L1と参照光L2とが照射される透過型媒体であり、この場合、集束光学系は、信号光L1を集束させる第1集束光学系と参照光L2を集束させる第2集束光学系とに分けられうる。シャッター140、第1焦点可変ユニット150、第1及び第2反射部材132、134、第1 1/4波長板165、及び第1対物レンズ160は、信号光L1を集束させる第1集束光学系をなすことができ、第2焦点可変ユニット153、第3反射部材136、第2 1/4波長板175及び第2対物レンズ170は、参照光L2を集束させる第2集束光学系をなすことができる。
第1ないし第3反射部材132、134、136は、光学素子が適切に配されるように光路を折り曲げる光学部材であって、ミラーや全反射プリズムなどが採用される。
シャッター140は、入射される光を透過/遮断できる光学部材である。このシャッター140の動作を利用して本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現する場合、シャッター140は次のように動作できる。記録動作中には、信号光L1を、ホログラムマーク10aの記録中にはそのまま通過させ、均一なマーク10bの記録中には遮断させ、再生動作中には、再生光L2’iがホログラフィック情報記録媒体190に入射され、このホログラフィック情報記録媒体190を通過して前記信号光L1と反対経路に沿って進んで、光路分離素子130に入射されることを遮断できる。
一方、光源110から出射される光Lは完全な線偏光の光ではなく、一部の他の線偏光成分を含むことができるので、再生動作時、光源110側から光路分離素子130を透過して進む再生光L2’iだけではなく、光路分離素子130で反射される一部光も存在しうる。前記のように、再生動作時、シャッター140は入射光を遮断するように動作されるので、この一部光はシャッター140により遮断されて、ホログラフィック情報記録媒体190側に進むことができない。
ここで、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するのにシャッター140を除外した他の光学素子を利用する場合、シャッター140は、記録動作中には信号光L1をそのまま通過させ、再生動作中には再生光L2’iがホログラフィック情報記録媒体190に入射され、このホログラフィック情報記録媒体190を通過して前記信号光L1と反対経路に沿って進んで、光路分離素子130に入射されることを遮断するように動作できる。
第1及び第2焦点可変ユニット150、153は、信号光L1及び参照光L2のホログラフィック情報記録媒体190内の焦点位置を可変させる。例えば、第1焦点可変ユニット150は第1及び第2リレーレンズ151、152を備え、第1リレーレンズ151は、光軸に沿って平行移動するように機構的に駆動されて、信号光L1の焦点位置を変更させるように構成される。また、第2焦点可変ユニット153は、第3及び第4リレーレンズ154、155を備え、第3リレーレンズ154は、光軸に沿って平行移動するように駆動されて、参照光L2の焦点位置を変更させるように構成される。このように、第1及び第2焦点可変ユニット150、153を通じて信号光L1及び参照光L2の焦点位置を可変させることによって、ホログラフィック情報記録媒体190内でホログラフィック干渉紋、すなわち、ホログラムマーク10aが複数層で記録されるようにする。
第1及び第2 1/4波長板165、175は、ホログラフィック情報記録媒体190に入射される光の偏光を線偏光から円偏光に変換させ、ホログラフィック情報記録媒体190で反射される光を、円偏光から線偏光に変換させる。
シャッター140を動作させて、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法によって記録される時の前記ホログラフィック情報記録/再生装置の動作を説明すれば、次の通りである。
図3Aないし図3D、図6を参照するに、記録動作時、光源110は、記録しようとする情報によって変調される光Lを放出する。放出された光L1は、偏光変換素子125を経てS偏光成分とP偏光成分とを持つ光に変換され、光路分離素子130でP偏光の光とS偏光との光に分離される。説明の便宜のため、S偏光の光は、光路分離素子130で反射されて信号光L1になり、P偏光の光は、光路分離素子130を透過して参照光L2になると仮定する。信号光L1は、光路分離素子130で分岐されてシャッター140と、第1焦点可変ユニット150と、第1及び第2反射部材132、134とを経て、第1対物レンズ160で集束されて、ホログラフィック情報記録媒体190の一面に入射される。また、前記参照光L2は、光路分離素子130で分岐されて、第2焦点可変ユニット153と、第3反射部材136及び第2 1/4波長板175とを経て第2対物レンズ170に集束されて、ホログラフィック情報記録媒体190の他面に入射される。
このようにホログラフィック情報記録媒体190の両面に入射された信号光L1と参照光L2とは、ホログラフィック情報記録媒体190内で焦点が結ばれ、焦点が結ばれた位置にホログラフィック干渉紋による単位ビットの情報を含めたホログラムマーク10aが記録される。
所定位置にホログラムマーク10aを記録した後でシャッター140で信号光L1を遮断すれば、参照光L2のみホログラフィック情報記録媒体190に照射されて均一なマーク10bが記録される。シャッター140を、信号光L1を通過させるように動作させてホログラムマーク10aを記録し、信号光L1を遮断させるように動作させて均一なマーク10bを記録する動作を反復して、情報が記録された一つの記録層を形成できる。図13に示したように、シャッター14の作動は、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bのうちどちらが記録されるかによって、ホログラフィック情報記録/再生制御器101により制御されうる。また、第1及び第2焦点可変ユニット150、153によって集束される信号光L1と参照光L2との焦点を可変させつつ、複数層記録ができる。
ここで、前述したように、図3Aないし図3Dの記録方法を変形して、まず一層にホログラムマーク10aを記録した後、シャッター140を利用して一側の光を遮断し、ホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bを再び記録してもよい。
再生動作時、光源110は変調されない光Lを放出する。光源110自体が一線形偏光の光のみ放出するか、偏光変換素子125が能動型ならば、偏光変換素子125を経た光は一方向の線形偏光された光になる。説明の便宜のため、偏光変換素子125を経た光の偏光をP偏光と仮定する。光路分離素子130を透過したP偏光の光、すなわち、再生光L2i’は、第2焦点可変ユニット153と、第3反射部材136及び第2 1/4波長板175とを経て、第2対物レンズ170により集束されてホログラフィック情報記録媒体190に入射される。このように入射された再生光L2i’は、ホログラフィック情報記録媒体190内の情報が記録された記録層で反射され、反射された再生光L2r’は再び第2対物レンズ170、第2 1/4波長板175、第3反射部材136、第2焦点可変ユニット153を経て光路分離素子130に入射される。この時、ホログラフィック情報記録媒体190で反射された再生光L2r’はその偏光方向が変わり、したがって、光路分離素子130で反射されて光検出器180に入射される。
一方、以上では、シャッター140を利用して本発明の実施形態によるホログラフィック記録方法を実現するように、ホログラフィック情報記録/再生装置が動作する場合を例として説明したが、前述したように、これらのシャッター140を利用する代わりに焦点調節素子を利用するか、単一光源から出射された光を利用しつつも光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させるか、または別途の2つの光源を利用してもよい。
焦点調節素子を利用する場合と、単一光源を利用しつつも光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させる場合には、図6のホログラフィック情報記録/再生装置を使用することができ、他の光学的構成を持つホログラフィック情報記録/再生装置を使用してもよい。別途の2つの光源を利用する場合のホログラフィック情報記録/再生装置の光学系の例については、後述する。
図7A及び図7Bは、図6の光学系を利用し、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するために、焦点調節素子として信号光L1の経路上に位置した第1焦点可変ユニット150の第1リレーレンズ151を使用する時の、ホログラフィック情報記録媒体190の回転によって、二つの入射光のうちいずれか一つの光の焦点位置を調節して情報を記録する過程の一部分を示す。
図7Aを参照するに、光源110からの2つの光が、ホログラフィック情報記録媒体190の両面に入射して焦点にフォーカシングされれば、干渉紋が発生する。ホログラフィック情報記録媒体190は、干渉紋の強度に比例して屈折率が変わって、ホログラフィック情報記録媒体190内に周期的な屈折率の変化形態、すなわち、ホログラムマーク10a(縞で表現)が記録される。ここで、焦点は、ホログラムマーク10aを形成しようとする仮想の記録層上に位置する。
図7Bを参照するに、焦点調節素子、すなわち、第1焦点可変ユニット150の第1リレーレンズ151を駆動して、一つの光の焦点を変更すれば、記録する位置での2つの光の干渉紋の形成が微小であって、ホログラムマーク10aに比べてほぼ均一な屈折率分布を持つ均一なマーク10bが記録される。
第1リレーレンズ151の光軸に沿う位置を調節することによって、ホログラフィック情報記録媒体190に2つのマーク、すなわち、ホログラム(干渉紋)マーク10bと均一なマーク10b(均一な屈折率変化マーク)との二種のマークが交互に生成される。図13に示したように、第1焦点可変ユニット150の作動は、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bのうちどちらが記録されるかによって、ホログラフィック情報記録/再生制御器101により制御される。
ここで、前述したように、図7A及び図7Bのように、焦点調節素子を利用して記録する場合にも、記録方法は変形できる。特に、所定記録層全体に所定記録層上にホログラムマーク10aをまず記録した後、一の光の焦点を変更して記録層上での2つの光の干渉紋の形成を微少にして、ホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bを記録してもよい。
一方、図6の光源110の駆動周波数などの駆動条件を変更して可干渉性を変化させれば、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bとを交互に生成させることができる。
図8A及び図8Bは、光源110として使われる半導体レーザーが単一モードで発振する時のレージングスペクトル及び、この時の干渉紋可視度を示す。図9A及び図9Bは、光源110として使われる半導体レーザーが多重モードで発振する時のレージングスペクトル及びこの時の干渉紋可視度を示す。
図8A及び図8Bを説明すれば、単一モードで発振する時、干渉紋が均一に現れることが分かる。一方、図9A及び図9Bを説明すれば、多重モードで発振する時、干渉紋がまれに現れることが分かる。図9A及び図9Bから、多重モード発振時には可干渉性が悪くなるため、干渉紋があまり生じないことが分かる。
図10A及び図10Bは、図6の光学系を利用し、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するために、光源110から出射される光の可干渉性を変化させることによる、ホログラフィック情報記録媒体190に、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bとが交互に位置するように記録する過程の一部分を示す。
図10Aを参照するに、光源110を可干渉性の良い光が出射されるように動作させる時、光源110からの2つの光がホログラフィック情報記録媒体190の両面に入射して焦点にフォーカシングされれば、干渉紋が発生する。ホログラフィック情報記録媒体190は、干渉紋の強度に比例して屈折率が変わり、ホログラフィック情報記録媒体190内に周期的な屈折率の変化形態、すなわち、ホログラムマーク10a(縞で表現)が記録される。ここで、焦点は、ホログラムマーク10aを形成しようとする仮想の記録層上に位置する。
図10Bを参照するに、光源110を可干渉性がよくない光が出射されるように動作させる時、光源110からの2つの光がホログラフィック情報記録媒体190の両面に入射して焦点にフォーカシングされるとしても、可干渉性が良くないので干渉紋が正常に発生せず、これにより、干渉紋の形成が少なく、ほぼ均一な屈折率分布を持つ均一なマーク10bが記録される。図13に示したように、光源110の駆動は、ホログラムマーク10aと均一なマーク10bのうちどちらが記録されるかによって、ホログラフィック情報記録/再生制御器101により制御される。
図11は、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するように、光学系に別途の2つの光源を備える場合のホログラフィック情報記録/再生装置の光学系の例を概略的に示す。図12A及び図12Bは、別途の2つの光源を利用する時の本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を概略的に示す。図11では、ホログラフィック情報記録/再生装置が、均一なマーク10b形成のための光L3を出射する光源210、この光L3をコリメートするためのコリメートレンズ220、前記光L3が、例えば、信号光L1と同一経路に進むように光路を合わせるビームスプリッタ230をさらに備える点以外に、図6の光学系と実質的に同じ場合を示す。図11では、ビームスプリッタ230がシャッター140と第1焦点可変ユニット150との間に配された例を示すが、ビームスプリッタ230の配置位置がこれに限定されるものではない。一方、光源210、コリメートレンズ220、ビームスプリッタ230は、前記光L3が参照光L2の光路に沿うように配されてもよい。
ホログラムマーク10aの記録時には光源110のみ駆動して、図12Aに示したように、信号光L1及び参照光L2をホログラフィック情報記録媒体190に照射して、ホログラムマーク10aを記録できる。
均一なマーク10bの記録時には光源110はオフさせ、かつ光源210を駆動して、図12Bに示したように、均一なマーク10bの記録用光L3をホログラフィック情報記録媒体190に照射して均一なマーク10bを記録できる。
このように光学系に別途の2つの光源110210を備え、光源110210を交互に動作させて、ホログラムマーク10a及び均一なマーク10bを交互に記録できる。
前述したように、光学系に別途の2つの光源110、210を備える場合にも、一つの記録層にホログラムマーク10aをまず記録した後、光源210を動作させてホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bを記録してもよい。
以上では、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するために、シャッター140や焦点調節素子を利用するか、光源から出射される光の可干渉性を変化させるか、別途の2つの光源110、210を利用する例を説明及び図示したが、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するための方法がここで提示した方法のみに限定されるものではなく、ホログラムマーク10aの間に均一なマーク10bが位置するように記録できる方法ならば、いずれも適用できる。
また、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するためのホログラフィック情報記録/再生装置の光学系構成は、図6及び図11に限定されず、多様な光学系構成が可能である。
また、以上では本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法をあらゆる記録層に適用するという仮定下で説明したが、実際適用時には入射面から最も遠い記録層の場合、再生時にその上位記録層のみ影響を与えるため、このような記録方法を適用する必要がない。したがって、ホログラムマークと均一なマークとが交互に位置するように記録することを全体記録層にいずれも適用するか、必要に応じてさらに影響を大きく与える記録層のみに選別的に本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を適用することもできる。例えば、ホログラフィック情報記録媒体190の複数層への記録時、全体記録層のうち隣接記録層に存在するホログラムマークによる影響をあまり受けない少なくとも一つの記録層には、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を適用せず、ホログラムマークのみを記録し、残りの記録層には前記ホログラムマークと均一なマークとが交互に位置するように記録してもよい。
また、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するためのホログラフィック情報記録/再生装置が両面入射方式である場合を説明したが、これは例示的に示したものであって、本発明の実施形態によるホログラフィック情報記録方法を実現するために、単面入射方式のホログラフィック情報記録/再生装置を使用できる。
本発明は、ホログラム情報保存技術関連の技術分野に好適に用いられる。
10a ホログラムマーク
10b 均一なマーク
140 シャッター
160、170 第1及び第2対物レンズ
190 ホログラフィック情報記録媒体

Claims (15)

  1. 体積を持つ均一なホログラフィック情報記録媒体内に、2つの光の補強/相殺干渉によって変わる屈折率分布を持って情報を表すホログラムマークと、前記ホログラムマークに比べて均一な屈折率分布を持つ均一なマークとが交互に位置するように記録することを特徴とするホログラフィック情報記録方法。
  2. 前記均一なマークは、この均一なマークを通過した光の位相変化が前記ホログラムマークを通過した光の位相変化と類似するように、マークの厚さまたは屈折率変化量が調節されることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  3. 前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われた光源とは異なる光源により記録することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  4. 前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われる二つの光のうち一つの光を遮断し、残りの一つの光で記録することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  5. 前記均一なマークは、前記ホログラムマークを記録するのに使われる二つの光のうち一つの光の焦点位置を変更し、干渉紋の形成を低減させて記録することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  6. 前記ホログラムマークと均一なマークとを同じ光源を利用して記録し、前記光源の駆動条件を変更して可干渉性を変化させて、前記光源が相対的に大きい可干渉性を持つように駆動される時に前記ホログラムマークが記録され、前記光源が相対的に小さな可干渉性を持つように駆動される時、前記均一なマークを記録することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  7. 前記ホログラフィック情報記録媒体に仮想の複数の記録層を形成し、
    前記ホログラムマークと均一なマーク記録は、前記仮想の複数の記録層全体にいずれも行われることを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  8. 前記ホログラフィック情報記録媒体に仮想の複数の記録層を形成し、
    前記仮想の複数の記録層の形成時、全体記録層のうち隣接記録層による影響をあまり受けない少なくとも1層にはホログラムマークのみを記録し、残りの記録層には、前記ホログラムマークと均一なマークとが交互に位置するように記録することを特徴とする請求項1に記載のホログラフィック情報記録方法。
  9. 体積及びその体積内に記録されたマークを持つ物質を備え、
    前記マークは、
    データを表し、二つの光ビーム間の補強/相殺干渉により形成される、変化される屈折率分布を持つ複数の記録されたホログラムマークと、
    前記複数のホログラムマーク間に位置し、前記ホログラムマークの屈折率分布より均一な屈折率分布を持つ複数の記録された均一なマークと、を備えるホログラフィック情報記録媒体。
  10. 前記体積内に複数の仮想の記録層を持ち、各記録層は、前記記録された複数のホログラムマークと前記記録された複数の均一なマークとを備え、
    各記録層で、前記均一なマークのうち一つを通過する光ビームの位相シフトは、前記ホログラムマークのうち一つを通過する光ビームの位相シフトと同じであることを特徴とする請求項9に記載のホログラフィック情報記録媒体。
  11. 前記体積内の前記複数の仮想の記録層を持ち、各記録層は前記記録された複数のホログラムマークと前記記録された複数の均一なマークとを備え、
    前記記録層のうち少なくとも一つは多重波長記録により形成されたホログラムマークを備え、前記記録層のマーク反射率は均一であることを特徴とする請求項9に記載のホログラフィック情報記録媒体。
  12. 光ピックアップとホログラフィック情報記録/再生制御器とを備え、
    前記光ピックアップは、
    光源と、
    前記光源から光を第1光ビーム及び第2光ビームに分岐する光路分離器と、
    前記第1光ビーム及び前記第2光ビームがそれぞれ前記ホログラフィック情報記録媒体に進む第1光路及び第2光路と、
    前記第1光ビーム及び前記第2光ビームをそれぞれ選択的に集束させて、前記第1及び第2光ビーム間の補強/相殺干渉により変化された屈折率分布を持つ前記ホログラムマークを、それぞれ前記ホログラフィック情報記録媒体に選択的に形成させる第1焦点可変ユニット及び第2焦点可変ユニットと、
    前記第1光路を選択的に遮断するシャッターと、を備え、
    前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記光源、前記第1焦点可変ユニット及び前記シャッターのうち一つを制御して、前記ホログラムマークの屈折率分布より均一な屈折率分布を持つ均一なマークを、前記ホログラフィック情報記録媒体に選択的に形成させるホログラフィック情報記録媒体に、ホログラムマークと均一なマークを記録することを特徴とするホログラフィック情報記録/再生装置。
  13. 前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記シャッターが選択的に第1光ビームを遮断するように制御して、前記均一なマークが、前記ホログラフィック情報記録媒体と前記第2光ビームとの反応のみによって形成されることを特徴とする請求項12に記載のホログラフィック情報記録/再生装置。
  14. 前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記第1光ビームの焦点位置を選択的に変化させるように前記第1焦点可変ユニットを制御し、前記第1光ビームと前記第2光ビームとの間の補強/相殺干渉を低減させることを特徴とする請求項12に記載のホログラフィック情報記録/再生装置。
  15. 前記ホログラフィック情報記録/再生制御器は、前記光源を制御して、前記光源から出射される光源の可干渉性を低減させるように、前記光源の駆動条件を選択的に変化させることを特徴とする請求項12に記載のホログラフィック情報記録/再生装置。
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