JP2010032941A - 楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】短距離無線通信が可能なオーディオ機器であっても、遠距離の機器に楽曲やAVのデータ配信が可能な楽曲データ配信システムを提供する。
【解決手段】電話回線を用いて遠隔の通信機器例えば携帯電話機2と通話を行っている携帯端末例えば携帯電話機1の利用者が、楽曲等を再生するオーディオ機器10の電源をオンした際に、機器検出部10aで短距離無線通信方式例えばBluetooth通信方式による無線通信範囲内の近傍に携帯電話機1が存在することを検出し、当該携帯電話機1が楽曲やAVのデータを転送すべき携帯端末としてあらかじめ登録されていることを機器照合部10bで判別した場合、オーディオ機器10から携帯電話機1へ通信ポート11を介してBluetooth通信方式により楽曲やAVのデータを転送することによって、オーディオ機器10から転送されてきたデータを携帯電話機1から電話回線を介して遠隔の携帯電話機2へ配信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法に関し、特に、Bluetooth(登録商標)通信方式に代表される短距離無線通信方式を用いた楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法に関する。
従来より、Bluetooth(登録商標)と称される短距離無線通信方式を利用して、近距離の無線通信を行う通信形態が各種提案されている。例えば、特許文献1の特開2007−251745号公報「ハンズフリー電話装置」や特許文献2の特開2004−140731号公報「車載用ハンズフリー電話装置」などにおいては、図4に示すように、車内に設置する車載機40に、スピーカ42やマイク43の他に、Bluetooth通信方式1aに準拠した通信ポート41を搭載し、該通信ポート41に携帯電話機1を無線接続することによって、携帯電話機1をハンズフリーで使用して車外の携帯電話機2や固定電話機と通話を行うことができる仕組みを提案している。図4は、Bluetooth通信方式を用いた従来の通信形態の一例を示す接続構成図であり、携帯電話機と車載機とをBluetooth通信方式によって無線接続して、ハンズフリー通話を可能としている例を示している。
つまり、図4においては、運転者が、携帯電話機1を用いて車外の携帯電話機2や固定電話機と通話を行う場合、Bluetooth通信方式を用いて無線接続されている車両内の車載機40を、運転者が操作することにより、携帯電話機1と通話相手の車外の携帯電話機2や固定電話機との間の電話回線が確立されて、車載機40に接続された送話用のマイク43と受話用のスピーカ42とを用いて、通話相手とハンズフリー通話を行うことができるように構成されている。
また、特許文献3の特開2004−361838号公報「曲情報伝達方法と音楽データ送信装置および音楽データ受信装置」には、図5に示すように、Bluetooth通信方式1aを利用して、或るオーディオ機器50から近距離にある別のオーディオ機器40Aに対して、楽曲データを転送して、別のオーディオ機器40Aのスピーカ42から楽曲を再生することができるとともに、楽曲データの他に、曲情報データを伝達し、別のオーディオ機器40Aの表示部44に表示することができる仕組みが提案されている。図5は、Bluetooth通信方式を用いた従来の通信形態の他の例を示す接続構成図であり、2台のオーディオ機器をBluetooth通信方式によって無線接続して、一方のオーディオ機器に蓄積されている楽曲データを他方のオーディオ機器に転送して他方のオーディオ機器にて再生することを可能としている例を示している。
特開2007−251745号公報(第4−5頁) 特開2004−140731号公報(第4−6頁) 特開2004−361838号公報(第8−10頁)
従来は、前記特許文献3に記載のように、Bluetooth通信方式を利用して、近距離のオーディオ機器間で楽曲を配信することはできたが、遠距離にある楽曲設備へ楽曲配信を手軽に行うことができなかった。
本発明は、Bluetooth通信方式に代表されるような近距離で無線通信を行うことができる短距離無線通信方式を利用して、遠く離れた場所にある機器に対しても楽曲配信を行うことを可能とする楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)楽曲を再生するオーディオ機器および電話回線を介して遠隔の通信機器と通信を行う携帯端末からなる楽曲データ配信システムであって、前記オーディオ機器と前記携帯端末とが、短距離無線通信方式により無線接続される通信ポートを備え、前記オーディオ機器から前記携帯端末へ前記通信ポートを介して短距離無線通信方式による無線通信により楽曲データまたはAVデータを転送することによって、転送されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から電話回線を介して遠隔の前記通信機器へ配信する楽曲データ配信システム。
(2)前記オーディオ機器は、楽曲データまたはAVデータを転送すべき携帯端末をあらかじめ登録し、短距離無線通信方式による無線通信範囲内に、前記オーディオ機器にあらかじめ登録されている前記携帯端末を検出した場合に、楽曲データまたはAVデータを当該携帯端末へ転送する上記(1)の楽曲データ配信システム。
(3)前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から遠隔の前記通信機器へ電話回線を介して配信する楽曲配信形式として、音声信号またはAV信号、あるいは、メールに添付した楽曲データファイルまたはAVデータファイルのいずれかの形式によって配信する上記(1)または(2)の楽曲データ配信システム。
(4)遠隔の前記通信機器が、携帯端末または固定電話機から、あるいは、携帯端末または固定電話機および該携帯端末または固定電話機と短距離無線通信方式により無線接続されることが可能なオーディオ機器から構成され、配信されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを、当該携帯端末または固定電話機により、または、当該携帯端末または固定電話機に無線接続された前記オーディオ機器により再生出力する上記(1)ないし(3)のいずれかの楽曲データ配信システム。
(5)前記短距離無線通信方式が、Bluetooth(登録商標)通信方式である上記(1)ないし(4)のいずれかの楽曲データ配信システム。
(6)楽曲を再生するオーディオ機器および電話回線を介して遠隔の通信機器と通信を行う携帯端末からなり、楽曲データまたはAVデータを前記オーディオ機器から遠隔の前記通信機器へ配信する楽曲データ配信方法であって、前記オーディオ機器と前記携帯端末とに備えられている短距離無線通信方式準拠の通信ポートを介して、前記オーディオ機器から前記携帯端末へ短距離無線通信方式による無線通信により楽曲データまたはAVデータを転送することによって、転送されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から電話回線を介して遠隔の前記通信機器へ配信する楽曲データ配信方法。
(7)前記オーディオ機器は、楽曲データまたはAVデータを転送すべき携帯端末をあらかじめ登録し、短距離無線通信方式による無線通信範囲内に、前記オーディオ機器にあらかじめ登録されている前記携帯端末を検出した場合に、楽曲データまたはAVデータを当該携帯端末へ転送する上記(6)の楽曲データ配信方法。
(8)前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から遠隔の前記通信機器へ電話回線を介して配信する楽曲配信形式として、音声信号またはAV信号、あるいは、メールに添付した楽曲データファイルまたはAVデータファイルのいずれかの形式によって配信する上記(6)または(7)の楽曲データ配信方法。
(9)遠隔の前記通信機器が、携帯端末または固定電話機から、あるいは、携帯端末または固定電話機および該携帯端末または固定電話機と短距離無線通信方式により無線接続されることが可能なオーディオ機器から構成され、配信されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを、当該携帯端末または固定電話機により、または、当該携帯端末または固定電話機に無線接続された前記オーディオ機器により再生出力する上記(6)ないし(8)のいずれかの楽曲データ配信方法。
本発明の楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
本発明により、Bluetooth通信方式に代表される短距離無線通信方式に対応するオーディオ機器と携帯電話機とがあれば、オーディオ機器によって現在鑑賞している楽曲を、電話回線を利用して、電話音声として、あるいは、メールの添付ファイルとして送信して、遠距離の通話相手の携帯電話機にて再生させて、通話相手と同時に楽曲を楽しむことができたり、さらには、通話相手側も、当該短距離無線通信方式に対応するオーディオ機器と携帯電話機という同じ環境を備えていれば、通話相手のオーディオ機器によって手軽に再生させたりすることができる。
以下、本発明による楽曲データ配信システムおよび楽曲データ配信方法の好適な実施例について添付図を参照して説明する。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。従来技術においては、前記特許文献1や特許文献2のように、Bluetooth通信機能に代表される短距離無線通信機能を搭載した車載用音声機器つまりオーディオ機器を介して車内での携帯電話機のハンズフリー通話を実現していたが、本発明は、逆に、オーディオ機器(音響機器)によって再生される種々の楽曲をBluetooth通信方式のような短距離無線通信方式を介して携帯電話機に転送し、該携帯電話機から電話回線を利用して遠距離の通話相手の携帯電話機やオーディオ機器に配信することによって、遠隔地の通話相手にも同じ楽曲を聴かせることを可能とする点に特徴がある。
以下の実施形態の説明においては、短距離無線通信方式としてBluetooth通信方式を用いる場合を例にとって説明する。ここで、オーディオ機器と携帯電話機との間で楽曲データをBluetooth通信方式により転送する際には、例えば、Bluetooth AVプロファイルとして規格化されているA2DP(Advanced Audio Distribution Profile:楽曲配信に関する通信規約)、AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile:リモート機器制御に関する通信規約)に準拠して行う。
(第1の実施形態)
本発明による第1の実施形態のシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、本発明による楽曲データ配信システムの第1の実施形態のシステム構成を示すシステム構成図である。図1の楽曲データ配信システム100は、従来技術における図4の場合と同様、オーディオ機器10とBluetooth通信方式1aを用いて無線接続された携帯電話機1が電話回線によって遠隔地の携帯電話機2と接続されて構成されている。
オーディオ機器10は、CD、DVD、MDあるいはカセットテープなどの楽曲記録媒体から楽曲データを取得して、あるいは、AM/FMラジオ放送を受信して、スピーカ12から再生出力する機能を少なくとも有している。
さらに、オーディオ機器10には、Bluetooth通信規格に準拠した無線通信を行う通信ポート11が備えられており、該通信ポート11を介して、近傍に存在する携帯電話機1などと無線接続することができ、該携帯電話機1に対して楽曲データをA2DPやAVRCPなどのBluetooth AVプロファイルを用いて転送することができる。
また、オーディオ機器10には、Bluetooth通信方式に基づいて、近傍に存在する携帯電話機1を自動的に検出する機器検出部10a、機器検出部10aにて検出した携帯電話機1があらかじめ登録されている携帯電話機であるか否かを照合する機器照合部10b、機器照合部10bによりあらかじめ登録されている携帯電話機であることを識別した場合に楽曲記録媒体からの楽曲データやAM/FMラジオ放送の放送内容を、Bluetooth通信方式により無線接続された携帯電話機1へ転送する楽曲データ転送部10cを少なくとも備えている。
ここで、機器照合部10bにて照合するために登録されている携帯電話機に関する情報として、携帯電話機1に関するBDアドレス(Bluetooth Device Address)、機器種別情報が少なくとも登録されており、機器検出部10aにより検出された携帯電話機から返送されてくるBDアドレス、機器種別情報と照合することを可能としている。
なお、ここでは、オーディオ機器10として、音声情報のみを扱う場合を示しているが、本発明は、オーディオ機器10の代わりに、ビデオ情報も扱うことができるAV機器を用いるようにしても構わなく、かかる場合には、楽曲データ転送部10cではなく、楽曲データの代わりに、AVデータを携帯電話機1へ転送するAVデータ転送部を備えることになる。
また、携帯電話機1は、電話回線によって、離れた通信相手の携帯電話機2や固定電話機との間、あるいは、情報端末との間で、通話したり情報を送受信したりする機能の他に、Bluetooth通信方式による近距離の無線通信機能を有しており、Bluetooth通信方式により無線接続されたオーディオ機器10の機器検出部10aからの探索情報を受信した際に、当該携帯電話機1のBDアドレス、機器種別情報等の機器に関する情報を返送する機器情報返送部1b、オーディオ機器10から転送されてくる楽曲データを受け取って、電話回線を用いて接続されている通信相手の携帯電話機2や固定電話機あるいは情報端末に配信する楽曲データ受信配送部1cを備えている。
ここで、楽曲データ受信配送部1cは、通信相手の携帯電話機2などに楽曲データを配信する際に、電話音声信号として送信するようにしても良いし、あるいは、音声ファイル(楽曲データファイル)として例えばメールに添付して配信するようにしても良い。また、Bluetooth通信方式により、楽曲データではなく、AVデータを受け取る場合には、楽曲データ受信配送部1cではなく、AVデータを受け取って配信するか、あるいは、AVデータファイルとして例えばメールに添付して配信するAVデータ受信配信部を備えることになる。
また、ここでは、オーディオ機器10に無線接続する機器(携帯端末)として、携帯電話機1を用いる場合について示しているが、遠隔地の通信端末と通信回線によって接続可能な携帯端末であれば如何なる形態のものであっても良く、PHS(Personal Handy-Phone System)端末、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)、携帯音楽プレーヤ、携帯ノートPC(Personal Computer)などであっても構わない。
遠隔地にある通信相手の携帯電話機2は、通常の一般的な携帯電話機で良く、電話回線を介して携帯電話機1から配信されてくる楽曲データを再生して図示していない内蔵スピーカから出力する機能を有している。なお、電話回線により接続される遠隔地の通信機器として、本実施形態においては、携帯電話機2の場合を示しているが、遠隔地の該通信機器についても、楽曲配信元の携帯電話機1の場合と同様、PHS端末、PDA、携帯音楽プレーヤ、携帯ノートPCなどであっても良いし、あるいは、固定電話機であっても良い。
次に、図1のようなシステム構成の楽曲データ配信システム100の動作について、図2のフローチャートを用いてさらに説明する。図2は、図1の楽曲データ配信システム100の動作の一例を示すフローチャートであり、ステップS1〜S5は、オーディオ機器10側の動作を、ステップS11〜S15は、携帯電話機1側の動作を示している。
まず、オーディオ機器10側の動作について説明する。図1のオーディオ機器10の電源をオンにすると、図2のフローチャートが起動され、オーディオ機器10の機器検出部10aにより、近傍に存在している機器を探索する探索用の信号が、Bluetooth通信方式1aに準拠する通信ポート11から送信される(ステップS1)。オーディオ機器10の近傍に存在している機器から、該探索用の信号に応答した応答パケットを受信すると、オーディオ機器10の機器照合部10bは、該応答パケットに含まれているBDアドレス、機器種別情報を抽出して、楽曲データ転送用の携帯電話機としてあらかじめ登録されている携帯電話機1のBDアドレス、機器種別情報と合致しているか否かを照合する(ステップS2)。
あらかじめ登録されている情報と合致せず、楽曲データ転送用の携帯電話機として登録済みの携帯電話機1を検知していない場合には(ステップS2のNo)、ステップS1に戻って、近傍に存在する機器の探索動作を繰り返す。
あらかじめ登録されている情報と合致し、登録済みの携帯電話機1を検知した場合には(ステップS2のYes)、当該携帯電話機1へ楽曲データを転送する転送形式を確認する(ステップS3)。携帯電話機1から、電話回線の通信相手に対して、音声データファイル(楽曲データファイル)を添付したメールとして配信する旨が設定されていた場合には、楽曲データの携帯電話機1への転送形式が、音声データファイル(楽曲データファイル)として登録されている場合であり(ステップS3の「音声データ」の場合)、スピーカ12から再生出力される楽曲をあらかじめ定めた符号化方式で符号化した音声データファイル(楽曲データファイル)として、楽曲データ転送部10cにより携帯電話機1へ転送する(ステップS4)。
一方、携帯電話機1から、電話回線の通信相手に対して、電話音声として配信する旨が設定されていた場合には、楽曲データの携帯電話機1への転送形式が、再生音声(音声信号)として登録されている場合であり(ステップS3の「再生音声」の場合)、スピーカ12から再生出力されている楽曲をそのまま再生音声(音声信号)として、楽曲データ転送部10cにより携帯電話機1へ転送する(ステップS5)。
次に、携帯電話機1側の動作について説明する。携帯電話機1を用いて、遠隔の携帯電話機2と電話回線により通話する利用者が、楽曲を再生しようとしているオーディオ機器10の近傍にまで移動して、オーディオ機器の電源をオンにすることにより、当該携帯電話機1がオーディオ機器10から機器探索用の信号を受信すると(ステップS11のYes)、機器情報返送部1bにより、当該携帯電話機1のBDアドレス、機器種別情報等の当該機器に関する情報を少なくとも含む応答パケットを作成して、オーディオ機器10へ返送する(ステップS12)。
しかる後、当該携帯電話機1は、あらかじめ設定登録されている楽曲の転送形式として、遠隔の携帯電話機2に対して、オーディオ機器10が再生中の楽曲をそのまま電話音声として配信しようとしているか、メールの添付ファイルとして配信しようとしているかによって、異なる動作を行う。つまり、再生中の楽曲をそのまま電話音声として配信しようとしている場合には(ステップS13のNo)、オーディオ機器10の通信ポートからの音声情報をそのまま音声信号として電話回線の接続ポートに重畳させて配信するような接続経路を形成して、オーディオ機器10から転送されてくる再生音声(楽曲)を、電話回線を介して、遠隔の携帯電話機2へ配信する。
一方、オーディオ機器10にて再生中の楽曲を音声データファイル(楽曲データファイル)としてメールに添付して配信しようとしている場合には(ステップS13のYes)、オーディオ機器10の通信ポートから転送されてきた音声データファイル(楽曲データファイル)を、メールの添付ファイルとして編集して(ステップS14)、送信相手の携帯電話機2のメールアドレス宛に配信する(ステップS15)。ここで、メールの送信相手は、携帯電話機1の通話相手として電話回線で接続されている携帯電話機2のみに限るものではなく、携帯電話機1にあらかじめ設定登録されている送信相手であっても構わない。
携帯電話機1からの楽曲を電話音声として、あるいは、メールの添付ファイルとして受け取った携帯電話機2側においては、受け取った楽曲を、携帯電話機2に内蔵のスピーカやイヤホンから再生出力する。
以上のような動作を行うことにより、利用者は、オーディオ機器10にて再生させたい楽曲ソースを選択し、オーディオ機器10とBluetooth通信方式1aにて無線接続された携帯電話機1を介して、選択した楽曲を聴かせたい相手の携帯電話機2に電話をかけることにより、遠距離の相手であっても、同時に離れた場所で同じ楽曲を互いに楽しむことが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態のシステム構成について、図3を用いて説明する。図3は、本発明による楽曲データ配信システムの第2の実施形態のシステム構成を示すシステム構成図である。図3の楽曲データ配信システム101は、図1の場合と同様、オーディオ機器10とBluetooth通信方式1aを用いて無線接続された携帯電話機1が電話回線によって遠隔地の携帯電話機2と接続されて構成されているが、さらに、本実施形態においては、遠隔地の携帯電話機2に、携帯電話機1側と同様に、Bluetooth通信方式1aを用いて無線接続されたオーディオ機器20が接続されている場合を示している。
図3の楽曲データ配信システム101の場合、楽曲データの配信元となるオーディオ機器10、携帯電話機1側の動作は、図1の楽曲データ配信システム100にて説明した図2のフローチャートと同様の楽曲の配信動作を行う。一方、Bluetooth通信方式にてオーディオ機器20が無線接続されている楽曲配信先の携帯電話機2側においては、携帯電話機1から電話回線を介して配信されてきた楽曲を受け取ると、当該携帯電話機2に内蔵のスピーカなどから再生出力することもできるが、さらに、無線接続されているオーディオ機器20の通信ポート21に対して、Bluetooth通信方式準拠の無線信号として、携帯電話機1から受け取った楽曲を転送して、オーディオ機器20のスピーカ22から再生出力することができる。
かくのごとく、本実施形態においては、配信元の携帯電話機1、オーディオ機器10と同様の環境を、配信先に、携帯電話機2、オーディオ機器20として備えることによって、遠隔の配信先のオーディオ機器20において、配信元のオーディオ機器10のスピーカ12から再生出力している楽曲と同じ楽曲ソースの楽曲を、手軽に音質や音量を調整してスピーカ22から再生出力することが可能となる。
以上の各実施形態にて説明したように、Bluetooth通信方式に対応するオーディオ機器と携帯電話機とがあれば、電話回線を利用して、現在鑑賞している楽曲を携帯電話機にて通話している通話相手の携帯電話機や固定電話機に対して配信して、遠距離の通話相手と同時に同じ楽曲ソースの楽曲を楽しむことができ、さらに、通話相手側にも配信元と同様にBluetooth通信方式に対応するオーディオ機器と携帯電話機とが備えられている環境であれば、通話相手のオーディオ機器を用いて手軽に再生させることができる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
本発明による楽曲データ配信システムの第1の実施形態のシステム構成を示すシステム構成図である。 図1の楽曲データ配信システム100の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明による楽曲データ配信システムの第2の実施形態のシステム構成を示すシステム構成図である。 Bluetooth通信方式を用いた従来の通信形態の一例を示す接続構成図である。 Bluetooth通信方式を用いた従来の通信形態の他の例を示す接続構成図である。
符号の説明
1 携帯電話機
1a Bluetooth通信方式
1b 機器情報返送部
1c 楽曲データ受信配送部
2 携帯電話機
10 オーディオ機器
10a 機器検出部
10b 機器照合部
10c 楽曲データ転送部
11 通信ポート
12 スピーカ
20 オーディオ機器
21 通信ポート
22 スピーカ
40 車載機
40A オーディオ機器
41 通信ポート
42 スピーカ
43 マイク
44 表示部
50 オーディオ機器
100 楽曲データ配信システム
101 楽曲データ配信システム

Claims (9)

  1. 楽曲を再生するオーディオ機器および電話回線を介して遠隔の通信機器と通信を行う携帯端末からなる楽曲データ配信システムであって、前記オーディオ機器と前記携帯端末とが、短距離無線通信方式により無線接続される通信ポートを備え、前記オーディオ機器から前記携帯端末へ前記通信ポートを介して短距離無線通信方式による無線通信により楽曲データまたはAVデータを転送することによって、転送されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から電話回線を介して遠隔の前記通信機器へ配信することを特徴とする楽曲データ配信システム。
  2. 前記オーディオ機器は、楽曲データまたはAVデータを転送すべき携帯端末をあらかじめ登録し、短距離無線通信方式による無線通信範囲内に、前記オーディオ機器にあらかじめ登録されている前記携帯端末を検出した場合に、楽曲データまたはAVデータを当該携帯端末へ転送することを特徴とする請求項1に記載の楽曲データ配信システム。
  3. 前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から遠隔の前記通信機器へ電話回線を介して配信する楽曲配信形式として、音声信号またはAV信号、あるいは、メールに添付した楽曲データファイルまたはAVデータファイルのいずれかの形式によって配信することを特徴とする請求項1または2に記載の楽曲データ配信システム。
  4. 遠隔の前記通信機器が、携帯端末または固定電話機から、あるいは、携帯端末または固定電話機および該携帯端末または固定電話機と短距離無線通信方式により無線接続されることが可能なオーディオ機器から構成され、配信されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを、当該携帯端末または固定電話機により、または、当該携帯端末または固定電話機に無線接続された前記オーディオ機器により再生出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の楽曲データ配信システム。
  5. 前記短距離無線通信方式が、Bluetooth(登録商標)通信方式であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の楽曲データ配信システム。
  6. 楽曲を再生するオーディオ機器および電話回線を介して遠隔の通信機器と通信を行う携帯端末からなり、楽曲データまたはAVデータを前記オーディオ機器から遠隔の前記通信機器へ配信する楽曲データ配信方法であって、前記オーディオ機器と前記携帯端末とに備えられている短距離無線通信方式準拠の通信ポートを介して、前記オーディオ機器から前記携帯端末へ短距離無線通信方式による無線通信により楽曲データまたはAVデータを転送することによって、転送されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から電話回線を介して遠隔の前記通信機器へ配信することを特徴とする楽曲データ配信方法。
  7. 前記オーディオ機器は、楽曲データまたはAVデータを転送すべき携帯端末をあらかじめ登録し、短距離無線通信方式による無線通信範囲内に、前記オーディオ機器にあらかじめ登録されている前記携帯端末を検出した場合に、楽曲データまたはAVデータを当該携帯端末へ転送することを特徴とする請求項6に記載の楽曲データ配信方法。
  8. 前記楽曲データまたは前記AVデータを前記携帯端末から遠隔の前記通信機器へ電話回線を介して配信する楽曲配信形式として、音声信号またはAV信号、あるいは、メールに添付した楽曲データファイルまたはAVデータファイルのいずれかの形式によって配信することを特徴とする請求項6または7に記載の楽曲データ配信方法。
  9. 遠隔の前記通信機器が、携帯端末または固定電話機から、あるいは、携帯端末または固定電話機および該携帯端末または固定電話機と短距離無線通信方式により無線接続されることが可能なオーディオ機器から構成され、配信されてきた前記楽曲データまたは前記AVデータを、当該携帯端末または固定電話機により、または、当該携帯端末または固定電話機に無線接続された前記オーディオ機器により再生出力することを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載の楽曲データ配信方法。
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