JP2010032802A - 雑音抑制装置、雑音抑制方法、及び雑音抑制プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】周波数領域に変換された入力信号スペクトルXn(ω)から、音声信号パワースペクトル|Sn(ω)|2と雑音信号パワースペクトル|Wn(ω)|2を推定し、ミュージカル・ノイズ抑制部15において、音声信号パワースペクトルにおける平均雑音レベル以下のスペクトルのレベル変動を一定幅以内に圧縮し、圧縮音声信号パワースペクトル|SSn(ω)|2を生成する。雑音減衰係数作成部16では、圧縮音声信号パワースペクトルと雑音信号パワースペクトルに基づいて雑音減衰係数Hn(ω)を生成し、雑音抑制部17で、入力信号スペクトルにこの雑音減衰係数を乗算して出力信号スペクトルYn(ω)を生成する。
【選択図】図1
Description
・入力信号の信号対雑音比(S/N)が悪い場合、目的信号と雑音の判別が難しく、この判別に誤りが多くなると、雑音低減効果が極端に低減する。
本実施形態の雑音抑制装置は、図1に示すように、アナログの入力信号INを周期的にサンプリングし、ディジタル信号x(n)に変換して出力するアナログ/ディジタル(A/D)変換部11を有している。A/D変換部11の出力側には、周波数変換部12が接続されている。
|Sn(ω)|2=|Xn(ω)|2−|Wn(ω)|2
Hn(ω)=|SSn(ω)|2/{|SSn(ω)|2+|Wn(ω)|2}
Yn(ω)=Hn(ω)Xn(ω)
周波数逆変換部18は、周波数領域の信号である出力信号スペクトルYn(ω)に逆フーリエ変換を施し、時間領域の出力サンプル信号y(n)を生成してディジタル/アナログ(D/A)変換部19に出力するものである。
音声信号に雑音が重畳されたアナログの入力信号INが、A/D変換部11に入力されると、この入力信号INは、例えば12kHzのクロック信号に従って一定周期でサンプリングされる。サンプリングされた入力信号INは、例えば16ビットのディジタル信号x(n)に変換され、周波数変換部12に与えられる。
スペクトル圧縮曲線は、図4に一例を示すように、横軸に示す音声信号パワースペクトルの入力レベルに応じて、0〜圧縮雑音レベルα(区間A)、圧縮雑音レベルα〜平均雑音レベルβ(区間B)、平均雑音レベルβ〜信号成分判定閾値γ(区間C)、及び信号成分判定閾値γ以上(区間D)の、4つの区間に区分される。
(1) ミュージカル・ノイズ抑制部15の雑音レベル算出部15aにおいて、1フレーム毎に平均雑音レベルを算出し、ミュージカル・ノイズ抑制のための閾値作成に使用している。これにより、S/Nが悪化した状態で雑音が多くなっても、閾値が自動的に調整されるので、一定のミュージカル・ノイズ抑制効果を保つことができる。
12 周波数変換部
13 雑音パワースペクトル推定部
14 音声信号パワースペクトル推定部
15 ミュージカル・ノイズ抑制部
15a 雑音レベル算出部
15b 圧縮閾値作成部
15c 圧縮曲線作成部
15d スペクトル圧縮部
16 雑音減衰係数作成部
17 雑音抑制部
18 周波数逆変換部
19 D/A変換部
Claims (7)
- 入力信号を一定周期毎に周波数領域に変換した入力信号スペクトルから雑音信号パワースペクトルを推定する雑音パワースペクトル推定部と、
前記入力信号スペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルから音声信号パワースペクトルを推定する音声信号パワースペクトル推定部と、
前記音声信号パワースペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルに基づいて、該音声信号パワースペクトルにおける平均雑音レベル以下のスペクトルのレベル変動を一定幅以内に圧縮し、圧縮音声信号パワースペクトルを生成するミュージカル・ノイズ抑制部と、
前記圧縮音声信号パワースペクトルと前記雑音信号パワースペクトルに基づいて雑音減衰係数を生成する雑音減衰係数作成部と、
前記入力信号スペクトルに前記雑音減衰係数を乗算して出力信号スペクトルを生成する雑音抑制部と、
前記出力信号スペクトルを時間領域の出力信号に変換する周波数逆変換部とを、備えることを特徴とする雑音抑制装置。 - 前記雑音パワースペクトル推定部は、順次与えられる前記入力信号スペクトルのレベル差に応じた重み関数を用いて該入力信号スペクトルを平均化することによって、前記雑音信号パワースペクトルを算出することを特徴とする請求項1記載の雑音抑制装置。
- 前記ミュージカル・ノイズ抑制部は、
前記雑音信号パワースペクトルの平均値を算出して平均雑音レベルを出力する雑音レベル算出部と、
前記音声信号パワースペクトルが音声信号か残留雑音かを判定するための信号成分判定閾値、及び前記平均雑音レベルを予め設定された圧縮率で圧縮した圧縮雑音レベルを出力する圧縮閾値作成部と、
前記平均雑音レベル、前記信号成分判定閾値、及び前記圧縮雑音レベルに基づいて、前記音声信号パワースペクトルを圧縮して出力するためのスペクトル圧縮曲線を生成する圧縮曲線作成部と、
前記スペクトル圧縮曲線に従って前記音声信号パワースペクトルを圧縮し、圧縮音声信号パワースペクトルを生成するスペクトル圧縮部とを、有することを特徴とする請求項1または2記載の雑音抑制装置。 - 前記スペクトル圧縮曲線は、前記音声信号パワースペクトルのレベルに応じて、0〜圧縮雑音レベル、圧縮雑音レベル〜平均雑音レベル、平均雑音レベル〜信号成分判定閾値、及び信号成分判定閾値以上の、4つの区間に区分された折れ線または曲線で表されることを特徴とする請求項3記載の雑音抑制装置。
- 前記スペクトル圧縮部は、
前記音声信号パワースペクトルのレベルが、0から前記圧縮雑音レベルまでの間にあるときは、該圧縮雑音レベルを最大値として該音声信号パワースペクトルのレベルを上昇させて出力し、
前記音声信号パワースペクトルのレベルが、前記圧縮雑音レベルから前記平均雑音レベルまでの間にあるときは、該圧縮雑音レベルを最小値として該音声信号パワースペクトルのレベルを予め設定した雑音レベルの上限値まで低下させて出力し、
前記音声信号パワースペクトルのレベルが、前記平均雑音レベルから前記信号成分判定閾値までの間にあるときは、該音声信号パワースペクトルのレベルが前記設定した雑音レベルから該信号成分判定閾値の間でスムーズに上昇するように変換して出力し、
前記音声信号パワースペクトルのレベルが、前記信号成分判定閾値以上のときには、該音声信号パワースペクトルのレベルを変えずに出力する、ことを特徴とする請求項3または4記載の雑音抑制装置。 - 入力信号を一定周期毎に周波数領域に変換した入力信号スペクトルから雑音信号パワースペクトルを推定する雑音パワースペクトル推定処理と、
前記入力信号スペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルから音声信号パワースペクトルを推定する音声信号パワースペクトル推定処理と、
前記音声信号パワースペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルに基づいて、該音声信号パワースペクトルにおける平均雑音レベル以下のスペクトルのレベル変動を一定幅以内に圧縮し、圧縮音声信号パワースペクトルを生成するミュージカル・ノイズ抑制処理と、
前記圧縮音声信号パワースペクトルと前記雑音信号パワースペクトルに基づいて雑音減衰係数を生成する雑音減衰係数作成処理と、
前記入力信号スペクトルに前記雑音減衰係数を乗算して出力信号スペクトルを生成する雑音抑制処理と、
前記出力信号スペクトルを時間領域の出力信号に変換する周波数逆変換処理とを、順次行うことを特徴とする雑音抑制方法。 - コンピュータを用いて、
入力信号を一定周期毎に周波数領域に変換した入力信号スペクトルから雑音信号パワースペクトルを推定する雑音パワースペクトル推定処理と、
前記入力信号スペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルから音声信号パワースペクトルを推定する音声信号パワースペクトル推定処理と、
前記音声信号パワースペクトル及び前記雑音信号パワースペクトルに基づいて、該音声信号パワースペクトルにおける平均雑音レベル以下のスペクトルのレベル変動を一定幅以内に圧縮し、圧縮音声信号パワースペクトルを生成するミュージカル・ノイズ抑制処理と、
前記圧縮音声信号パワースペクトルと前記雑音信号パワースペクトルに基づいて雑音減衰係数を生成する雑音減衰係数作成処理と、
前記入力信号スペクトルに前記雑音減衰係数を乗算して出力信号スペクトルを生成する雑音抑制処理と、
前記出力信号スペクトルを時間領域の出力信号に変換する周波数逆変換処理とを、
順次実行させることを特徴とする雑音抑制プログラム。
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KR20220014163A (ko) * | 2020-07-28 | 2022-02-04 | 주식회사 이엠텍 | 신경망 음성 검출을 이용한 뮤지컬 노이즈 제거 장치 |
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- 2008-07-29 JP JP2008195360A patent/JP5056654B2/ja active Active
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KR102408689B1 (ko) * | 2020-07-28 | 2022-06-14 | 주식회사 이엠텍 | 신경망 음성 검출을 이용한 뮤지컬 노이즈 제거 장치 |
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