JP2007027897A - 雑音抑圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 受信電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合には、音声区間と雑音区間のような区別をすることが非常に困難となり、弱電界での音声信号を音声区間としてスペクトルサブトラクション法の抑圧効果を強めるとミュージカルノイズが発生し、雑音区間として振幅抑圧を行うとミュートしていることと何ら変わりなく、弱電界での背景雑音のみを抑圧することは非常に困難であった。
【解決手段】 スペクトルサブトラクション法の雑音抑圧関数が入力信号スペクトルと推定雑音スペクトルとの類似度を表していることに着目し、入力信号スペクトルが明らかに信号成分と判別される場合に、雑音抑圧関数の値を大きくし、入力信号中の信号成分を強調することで、背景雑音を相対的に抑圧し、ミュージカルノイズの発生を抑え、雑音抑圧効果を向上させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雑音が混入した信号から、雑音成分を抑圧する雑音抑圧装置に関するものであり、特に電波通信等の受信機における雑音抑圧装置に関するものである。
従来の雑音抑圧手法において、もっともよく引き合いに出されるのはスペクトルサブトラクション法やウィナーフィルタが代表的である。一般に、スペクトルサブトラクション法やウィナーフィルタでは、音声の含まれない時間区間である雑音区間において雑音スペクトルを推定し、その雑音分だけを入力信号から減算することを基本原理として雑音の抑圧を行う。いずれの抑圧手法においても、雑音抑圧量を調整するため、推定した雑音スペクトルに倍率変数である抑圧係数αをかけあわせるのが一般的である。
|Y(f)|=|X(f)|−α|N(f)|
なお、X(f)は入力信号スペクトル、N(f)は推定雑音スペクトル、Y(f)は雑音抑圧後の信号スペクトルを表し、|X|はスペクトルXの絶対値を示す。
一方で、スペクトルサブトラクション法には、ミュージカルノイズと呼ばれる処理雑音が発生するという欠点があり、実用上の最大の課題となっている。S/N比の向上はあるものの、雑音を抑圧したあとに「しゅるしゅる」といった楽音的な雑音が残り、非常に耳障りである。
ミュージカルノイズ発生の要因は、入力信号スペクトルから推定雑音スペクトルを減算するため、雑音抑圧後の信号スペクトルが一部周波数にパワーの集中した形状となり、かつ、パワーの集中がフレーム毎に不規則に変化することで起こる。そこで、抑圧係数αを可変とし、雑音区間やもともとパワーの小さいフレームでは抑圧量を小さくしたほうがミュージカルノイズの発生を抑制できると期待されている。さらに、特許文献1に記載されているように、抑圧係数αの大きさに応じて、スペクトルサブトラクション後に振幅調整を行うことで、抑圧量を小さくした雑音区間の抑圧不足を補う手法も提案されている。
図7は、従来のスペクトルサブトラクション法を用いた雑音抑圧装置の機能ブロック図である。入力信号に対し、FFT(Fast Fourier Transform)等の処理を行なう周波数変換部101で入力信号のスペクトルを求めると同時に、雑音判定部102で音声の含まれない時間区間を検出し、雑音スペクトルの推定を行う。入力信号スペクトルから推定雑音スペクトルを減算し、周波数逆変換部105で時間信号に復元し、雑音が抑圧された出力信号を得る。スペクトルの減算時には抑圧係数αを用いて抑圧量を加減する。ミュージカルノイズが目立つ雑音区間やパワーの小さい信号区間では抑圧係数αを小さく設定し、スペクトルサブトラクション法による抑圧効果を弱め、ミュージカルノイズの発生を抑える。抑圧効果を弱めたことによる雑音抑圧不足は、振幅調整部106で出力信号の出力値を小さくすることで雑音抑圧不足を補う。
WO1999/050825号公報
しかしながら、例えば無線受信機の場合、電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合には、音声区間と雑音区間のような区別をすることが非常に困難となる。弱電界での音声信号を、音声区間としてスペクトルサブトラクション法の抑圧効果を強めるとミュージカルノイズが発生し、雑音区間として振幅調整による抑圧を行うと音声信号の振幅まで小さくしてしまい、ミュートしていることと何ら変わりないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するもので、電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合でも、スペクトルサブトラクション法適用によるミュージカルノイズの発生を目立たなくし、ノイズ感を低減することができる雑音抑圧装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の雑音抑圧装置は、入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する雑音抑圧装置であって、電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音でない信号成分を判定する信号成分判定手段と、判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅する信号成分増幅手段と、前記信号成分増幅手段によって増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧する抑圧手段とを備えることを特徴とする。
なお、本発明は、このような雑音抑圧装置として実現することができるだけでなく、この雑音抑圧装置を備えたFMおよびAM受信装置として構成してもよく、また、この雑音抑圧装置を備えた携帯電話機などとして構成してもよい。また、この雑音抑圧装置をワンチップに実装したDSPなどとして構成するとしてもよい。さらに、このような雑音抑圧装置が備える特徴的な手段をステップとする雑音抑圧方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、LSI等の半導体ICとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのは言うまでもない。
本発明の雑音抑圧装置によれば、電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合でも、スペクトルサブトラクション法適用によるミュージカルノイズの発生を抑え、かつ、ノイズ感を低減する効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態における雑音抑圧装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の雑音抑圧装置は、外部から入力される受信電界強度に応じた雑音スペクトルを、雑音が混入した信号のスペクトルから減算することによって雑音を抑圧する雑音抑圧装置であって、周波数変換部1、雑音推定部2、抑圧関数算出部3、抑圧関数補正部4、雑音抑圧部5及び周波数逆変換部6を備える。周波数変換部1は、雑音が混入した信号を入力として例えば、FFT(Fast Fourier Transform)やMDCT(Modified Discrete Cosine Transform)などにより、時系列信号を周波数スペクトルに変換する。雑音推定部2は、例えば、電界強度レベルに応じた雑音スペクトルのパターンを記憶しており、電界強度レベルを入力として、入力時系列信号に含まれる雑音スペクトルを推定する。図4は、図1に示した雑音推定部2が記憶している電界強度レベルに応じた雑音スペクトルN(f)のパターンの一例を示す図である。同図では、白色雑音を例として示している。図のように、電界強度レベルが高いときには雑音レベルが低く、例えば、雑音スペクトル73のようになる。また、電界強度レベルが低いときには雑音スペクトルのレベルが高くなり、雑音スペクトル71または雑音スペクトル72のようになる。
抑圧関数算出部3は、周波数変換部1が出力する入力信号スペクトルと雑音推定部2が出力する推定雑音スペクトルとを入力として、雑音抑圧関数G(f)を算出する。
抑圧関数補正部4は、抑圧関数算出部3が出力する雑音抑圧関数を、入力信号スペクトルの信号成分、雑音成分毎に補正をかける。
雑音抑圧部5は、入力信号スペクトルに雑音抑圧関数を乗算することで入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する。周波数逆変換部6は、雑音抑圧後の信号スペクトルを入力として周波数軸上の信号を時系列信号に再変換する。
以上のように構成された雑音抑圧装置について、その動作の詳細を説明する。AMやFMの受信機において、雑音発生の要因として電界強度の変化に対する雑音に着目した場合、電界の強度により雑音の発生要因となる回路が異なることから、電界の強度によって雑音をパターン化することができる。本実施の形態では、あらかじめ計算されて記録されている雑音パターンの読出しと1次線形補間によって雑音推定を行う構成を取った。抑圧関数算出部3では、スペクトルサブトラクションの減算式を
|Y(f)|=|X(f)|−α|N(f)|
=|X(f)|(1−α|N(f)|/|X(f)|)
と変形した式から、
G(f)=1−α|N(f)|/|X(f)|
として雑音抑圧関数G(f)を算出し、抑圧関数補正部4で雑音抑圧関数G(f)の周波数成分毎に補正をかける。抑圧関数補正部4の詳細を図2に示す。図2は、図1に示した抑圧関数補正部4の詳細な構成を示すブロック図である。同図に示すように、抑圧関数補正部4は、信号成分判定部41、信号成分強調部42および振幅調整部43を備える。雑音抑圧関数G(f)の式は、周波数成分毎の入力信号レベル|X(f)|と推定雑音レベル|N(f)|の比から求められており、ある入力信号成分が信号である場合は、|X(f)|は|N(f)|に比べて大きくなり、G(f)の値は1に近づく。また、入力信号成分が雑音である場合は、|X(f)|と|N(f)|のレベル差は小さくなり、G(f)の値は0に近づく。信号成分判定部41は、雑音抑圧関数G(f)の値が、0から1の間で、周波数成分毎の入力信号スペクトルX(f)と推定雑音スペクトルN(f)の類似度を表していることに着目し、G(f)の値が1に近い場合には、その周波数成分が信号成分であると判定し、G(f)の値が0に近い場合には、その周波数成分が雑音成分であると判定する。
電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合、入力信号スペクトルX(f)の各周波数成分に対する雑音成分の割合が増加し、多くの周波数成分がより強く抑圧されることになる。しかしながら、電界強度の極度の低下により受信が不能にまでなる状況を除いては、一部周波数成分は雑音の影響を受けず、信号成分を強く残している。その周波数成分に対して、信号成分強調部42で、G(f)の値を1以上に再設定し元信号成分よりレベルを大きくするようにする。
図5(a)は、電界強度レベルが低いときでも雑音の影響を受けずに強度を保っている信号成分が強調された場合の入力信号スペクトルの波形の一例を示す図である。同図において上向きの矢印で示される各周波数成分は、信号成分強調部42によって強調された信号成分を示している。この周波数成分に対して、抑圧関数G_signal(f)の値は1以上に設定される。これにより、入力信号スペクトルに含まれる信号成分が増幅され、強調される。
図5(b)は、電界強度レベルが低いときに、信号成分が強調された入力信号スペクトルから雑音成分を減算した場合の入力信号スペクトルの波形の一例を示す図である。同図では、抑圧関数により入力信号スペクトルから減算される雑音スペクトルの部分はハッチングで示されている。既に説明したように、電界強度レベルが低いときに、入力信号スペクトルから減算される雑音スペクトルの割合が大きいと、ミュージカルノイズの原因となる。このため、スペクトルサブトラクション法を行なうとしても、入力信号スペクトルに対して減算を行なう雑音スペクトルの割合を小さくしたほうが好ましい。従って、信号成分強調部42は、電界強度レベルが低いときには、αに小さい値を設定してノイズ成分を減算するとしてもよい。
最後に、振幅調整部43では、信号成分強調部42によって信号成分の強調を行ったのと同じゲインで、入力信号スペクトル全体のレベル調整をすることで、信号強調を行った周波数成分以外の背景雑音を相対的に抑圧することができる。図6は、図5(a)のように信号成分を強調した後に、強調された信号スペクトルの振幅を調整した場合の信号スペクトルの波形の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態によれば、このように振幅を調整することによって、入力信号スペクトルに含まれる信号成分のみを元の信号レベルに近い値として残し、雑音成分を元の信号レベルよりも低い値に抑圧することが出来る。従来では、背景雑音のレベルが増加することによって、入力信号レベル|X(f)|と推定雑音レベル|N(f)|のレベル差が小さいため、雑音成分のみを強く抑圧しようとしても、入力信号の変化に伴い抑圧されるべき成分が時々刻々と変化し、ミュージカルノイズの発生要因となっていた。しかしながら、入力信号中雑音の影響を受けないハイレベルの信号成分は短い周期(スペクトルサブトラクション適用のフレーム周期程度)では変化しないため、ミュートとは異なり、信号成分を残して背景雑音を効果的に違和感なく抑圧することができる。
図3は、図1の抑圧関数補正部4での雑音抑圧と信号強調に関する動作を示すフローチャートである。まず、上記スペクトルサブトラクションの減算式より雑音抑圧関数G(f)を算出する(1001)。続いて、雑音抑圧関数G(f)の各周波数成分に対して、あらかじめ値が定められた信号成分判定閾値Th_signalを用いて、信号成分を検出する(1002)。例えば、信号成分判定閾値Th_signalの値を、Th_signal=0.5とし、G(f)の値が0.5より1に近い(すなわち、0.5を超える)場合には、その周波数成分が信号成分であると判定し、G(f)の値が0.5より0に近い(すなわち、0.5以下)場合には、その周波数成分が雑音成分であると判定する。信号成分と判定されたG(f)の値に強調ゲインG_signal(f)を乗ずる(1003)。最後に、全帯域のG(f)の値を調整ゲインG_adjust(f)で除算する(1004)。以下、抑圧関数補正部4は、このステップ1001から1004までの処理を、単位となる周波数ごとに繰り返す。
なお、ここでは、信号成分判定閾値Th_signalの具体例として0.5という値を示したが、信号成分判定閾値Th_signalはこの値に限られず、他の値に定めてもよいことは言うまでもない。
なお、本実施の形態ではどの周波数成分についても一律の値で信号成分判定閾値Th_signalや強調ゲインG_signalを設定したが、これらの値は周波数成分毎に異なった値を設定してもよい。特に入力信号が帯域制限されている場合は、帯域制限された周波数以上の成分で強調処理を行うと、誤って雑音成分を強調することになりかねない。例えば、入力信号がFM復調信号である場合、FM信号は15kHzに帯域制限されていることから、強調処理は15kHz以下とすることが望ましい。さらに、人間の聴感特性に合わせて強調処理をさらに低域、例えば1〜4kHzまでに制限することでより違和感なく雑音抑圧を行うことが可能である。
なお、上記実施の形態では、AMやFMラジオ受信機を一例として説明したが、本発明の雑音抑圧装置は、携帯電話機などのあらゆる無線通信機器に適用することができる。また、上記実施の形態では、電界強度に応じた雑音パターンを雑音推定部2に記憶しておき、その時点での電界強度に応じた雑音パターンを雑音推定部2から読み出して抑圧関数の算出に用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、雑音(無音)区間における入力信号スペクトルを雑音スペクトルと推定し、これに基づいて抑圧関数を算出してもよい。さらに、例えば、携帯電話機などでは音声認識により無音区間を特定することができる。従って、携帯電話機などでは、特定された無音区間の信号から雑音スペクトルを推定し、抑圧関数を算出するとしてもよい。
本発明にかかる雑音抑圧装置は、電界強度の低下によって背景雑音のレベルが増加した場合でも、スペクトルサブトラクション法適用によるミュージカルノイズの発生を抑え、かつ、大きな雑音抑圧効果を得ることができる、雑音抑圧装置として有用である。本発明の雑音抑圧装置は、カーラジオ、携帯電話機などに備えられる雑音抑圧装置として有用である。
本発明の一実施の形態における雑音抑圧装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した抑圧関数補正部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1の抑圧関数補正部での雑音抑圧と信号強調に関する動作を示すフローチャートである。 図1に示した雑音推定部が記憶している電界強度レベルに応じた雑音スペクトルN(f)のパターンの一例を示す図である。 (a)は、電界強度レベルが低いときでも雑音の影響を受けずに強度を保っている信号成分が強調された場合の入力信号スペクトルの波形の一例を示す図である。(b)は、電界強度レベルが低いときに、信号成分が強調された入力信号スペクトルから雑音成分を減算した場合の入力信号スペクトルの波形の一例を示す図である。 図5(a)のように信号成分を強調した後に、強調された信号スペクトルの振幅を調整した場合の信号スペクトルの波形の一例を示す図である。 従来のスペクトルサブトラクション法を用いた雑音抑圧装置の機能ブロック図である。
符号の説明
1 周波数変換部
2 雑音推定部
3 抑圧関数算出部
4 抑圧関数補正部
5 雑音抑圧部
6 周波数逆変換部
41 信号成分判定部
42 信号成分強調部
43 振幅調整部
71、72、73 雑音スペクトル
101 周波数変換部
102 雑音判定部
103 雑音推定部
104 減算部
105 周波数逆変換部
106 振幅調整部
1001 抑圧関数算出処理
1002 信号成分判定処理
1003 信号成分強調処理
1004 振幅調整処理

Claims (9)

  1. 入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する雑音抑圧装置であって、
    電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音でない信号成分を判定する信号成分判定手段と、
    判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅する信号成分増幅手段と、
    前記信号成分増幅手段によって増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧する抑圧手段と
    を備えることを特徴とする雑音抑圧装置。
  2. 前記雑音抑圧装置は、さらに、
    入力信号を、周波数の関数である信号スペクトルに変換する周波数変換手段と、
    前記電界強度を取得する電界強度取得手段と、
    取得された前記電界強度に応じた雑音スペクトルを推定する雑音推定手段とを備え、
    前記信号成分判定手段は、前記信号スペクトルと、推定された前記雑音スペクトルとを周波数ごとに比較して、前記信号成分を判定し、
    前記信号成分増幅手段は、判定された信号成分のスペクトルを増幅し、
    前記抑圧手段は、増幅された前記入力信号スペクトルを抑圧する
    ことを特徴とする請求項1記載の雑音抑圧装置。
  3. 前記信号成分増幅手段で前記信号成分のスペクトルを増幅する第1のゲインと、前記抑圧手段で前記入力信号スペクトルを抑圧する第2のゲインとが等しい
    ことを特徴とする請求項2記載の雑音抑圧装置。
  4. 前記信号成分増幅手段は、入力信号の帯域が制限されている周波数帯域でのみ、前記信号成分の増幅を行う
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の雑音抑圧装置。
  5. 前記信号成分増幅手段で前記信号成分を増幅する第1のゲインは、周波数帯域ごとに、人間の聴感特性に応じて定められる
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の雑音抑圧装置。
  6. 入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する雑音抑圧方法であって、
    電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音ではない信号成分を判定し、
    判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅し、
    前記第1のゲインで増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧する
    ことを特徴とする雑音抑圧方法。
  7. 入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する雑音抑圧装置のためのプログラムであって、電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音ではない信号成分を判定するステップと、判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅するステップと、前記第1のゲインで増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧するステップとをコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音ではない信号成分を判定するステップと、判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅するステップと、前記第1のゲインで増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧するステップとをコンピュータに実行させるプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 入力信号に含まれる雑音成分を抑圧する集積回路であって、
    電界強度のレベルに応じて、入力信号中の雑音でない信号成分を判定する信号成分判定手段と、
    判定された前記信号成分だけを第1のゲインで増幅する信号成分増幅手段と、
    前記信号成分増幅手段によって増幅された前記入力信号を第2のゲインで抑圧する抑圧手段と
    を備えることを特徴とする集積回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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