JP2010032345A - 加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents

加速度センサおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010032345A
JP2010032345A JP2008194448A JP2008194448A JP2010032345A JP 2010032345 A JP2010032345 A JP 2010032345A JP 2008194448 A JP2008194448 A JP 2008194448A JP 2008194448 A JP2008194448 A JP 2008194448A JP 2010032345 A JP2010032345 A JP 2010032345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
layer
projecting
frame
acceleration sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008194448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4998401B2 (ja
Inventor
Katsumi Hashimoto
克美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2008194448A priority Critical patent/JP4998401B2/ja
Publication of JP2010032345A publication Critical patent/JP2010032345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998401B2 publication Critical patent/JP4998401B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

【課題】十分な強度を具備したストッパ部を有し、過度な加速度が加わっても破壊が防止される加速度センサと、このような加速度センサを簡便に製造するための製造方法を提供する。
【解決手段】シリコン層(活性層シリコン)/酸化シリコン層/シリコン層(基板シリコン)の3層構造を有するSOI基板からなる枠部23と、シリコン層(活性層シリコン)からなり、枠部の各辺から内側方向に突出する4本の梁22と、梁により支持される錘接合部21と、シリコン層(基板シリコン)からなり、錘接合部に酸化シリコン層を介して接合された基部25Aと、4本の梁と枠部で囲まれた4箇所の窓部24へ基部から突出した4個の突出部25Bと、各突出部から突出するとともに突出部の平面と段差を有する係合用凸部28とで構成される錘25と、シリコン層(活性層シリコン)からなり枠部の角部を挟む2辺に架設された板状の4個のストッパ部29と、を備え、係合用凸部28は先端側がストッパ部29下方に突出するように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加速度センサとその製造方法に係り、特に過度な加速度が加わっても破壊が防止される加速度センサとその製造方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electromechanical Systems)技術を用いた小型のセンサの開発が進んでおり、加速度を検出するセンサを携帯電話やゲーム機等の種々の用途に使用したり、また、応用の検討がなされている。このような加速度センサは、例えば、シリコン層/酸化シリコン層/シリコン層の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)ウェーハを用いて作製される。このタイプのセンサとしては、図10、図11に示すように、シリコン層52a/酸化シリコン層52b/シリコン層52cの3層構造を有するSOIウェーハ52を刳り貫くように形成された開口部54を有するフレーム53と、このフレーム53に複数の梁56を介して支持され、外力が作用したときに変位可能な錘55を備えている。この錘55は、複数の梁56に支持された基部55Aと、この基部55Aから十字型の梁56の間方向に突出している4個の突出部55Bからなっている。そして、梁56にはピエゾ抵抗素子57が配されており、錘55に外力(加速度)が加わって変位が生じると、ピエゾ抵抗素子57が梁56の撓みによる抵抗変化を検出して加速度を測定するものである。
このような加速度センサでは、過度な加速度が加わると、錘55が大きく変位して梁56に破損が生じることがある。このため、図10、図12に示すようなストッパ部59(図10では斜線を付して示す)が4ヶ所の開口部54に設けられ、過度な加速度が錘55に加わったときに、突出部55Bがストッパ部59に接触して過大な変位が阻止され、梁56の損傷が防止されるように構成されている。このようなストッパ部59はシリコン層52aからなり、酸化シリコン層52bをエッチングにより除去して、シリコン層52cからなる錘55の突出部55Bと分離する必要がある。そして、この酸化シリコン層52bのエッチング除去を容易とするために、エッチングの薬液流入用の複数の小開口を備えたストッパ部(特許文献1)、フレーム53から開口部54に斜めに架設された棒状のストッパ部(特許文献2)等が提案されている。
特開2004−198243号公報 特開2004−317478号公報
しかしながら、酸化シリコン層52bのエッチング除去の容易性を求めた従来のストッパ部は、エッチング液と酸化シリコン層52bとの接触を高めるために複数の小開口が設けられたり、棒状とされているため、強度が不十分であり、錘55の過大な変位を防止するという本来の機能が損なわれるという問題があった。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、十分な強度を具備したストッパ部を有し、過度な加速度が加わっても破壊が防止される加速度センサと、このような加速度センサを簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の加速度センサは、シリコン層(活性層シリコン)/酸化シリコン層/シリコン層(基板シリコン)の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)基板からなる枠部と、前記シリコン層(活性層シリコン)からなり、前記枠部の各辺から内側方向に突出する4本の梁と、該梁により支持される錘接合部と、前記シリコン層(基板シリコン)からなり、前記錘接合部に前記酸化シリコン層を介して接合された基部と、前記4本の梁と枠部で囲まれた4箇所の窓部へ前記基部から突出した4個の突出部と、各突出部から突出するとともに前記突出部の前記シリコン層(活性層シリコン)側の平面と段差を有する係合用凸部とで構成される錘と、前記シリコン層(活性層シリコン)からなり、前記枠部の角部を挟む2辺に架設された板状の4個のストッパ部と、を少なくとも備え、前記係合用凸部は先端側が前記ストッパ部下方に突出し、係合用凸部の頂部とストッパ部との間に所定の間隙が設けられているような構成とした。
本発明の他の態様として、前記ストッパ部は、前記枠部の角部を一点とした三角形状であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記係合用凸部の頂部と前記ストッパ部との間隙は、5〜30μmの範囲内にあるような構成とした。
また、本発明の加速度センサの製造方法は、シリコン層(活性層シリコン)/酸化シリコン層/シリコン層(基板シリコン)の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)基板のシリコン層(活性層シリコン)に、枠部と、該枠部の各辺から内側方向に突出する4本の梁と、該梁により支持される錘接合部と、前記枠部の角部を挟む2辺に架設された4個のストッパ部とを形成する工程と、前記シリコン層(基板シリコン)に、枠部と、該枠部の内側に非接触に位置する錘であって、前記錘接合部に前記酸化シリコン層を介して接合保持される基部と、前記4本の梁と枠部で囲まれた4箇所の窓部へ前記基部から突出した4個の突出部と、該突出部から突出するとともに前記ストッパ部の下方に先端部が非接触で達する係合用凸部と、からなる錘を形成する工程と、露出している酸化シリコン層を除去する工程と、を少なくともを有し、前記シリコン層(基板シリコン)に前記枠部と前記錘とを形成する工程では、前記酸化シリコン層が露出し、さらに、前記酸化シリコンに接触する前記係合用凸部にサイドエッチングが生じて前記係合用凸部の頂部が前記酸化シリコンから分離した状態となるまで、前記シリコン層(基板シリコン)側からマスクパターンを介してRIE(Reactive Ion Etching)法によるドライエッチングによって開口部を穿設するような構成とした。
このような本発明の加速度センサは、過度な加速度が錘に加わったときに、係合用凸部がストッパ部に接触して過大な変位が阻止されるとともに、ストッパ部が枠部の角部を挟む2辺に架設された板状であるため、強度が十分に高く、これにより、過度な加速度が加わっても梁の損傷等の破壊が確実に防止され、信頼性の高い加速度センサである。
また、本発明の加速度センサの製造方法は、シリコン層(基板シリコン)に枠部と錘とを形成する工程において、4個の突出部から突出するとともにストッパ部の酸化シリコン層の下方に先端部が非接触で達する係合用凸部をRIE法で形成し、かつ、形成されたストッパ部は枠部の角部を挟む2辺に架設された板状であるため強度が高く、これにより、過度な加速度が加わっても梁の損傷等の破壊が防止された信頼性の高い加速度センサを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[加速度センサ]
図1は、本発明の加速度センサの一実施形態を示す平面図であり、図2は図1に示される加速度センサのI−I線における断面図、図3は図1に示される加速度センサのII−II線における断面図である。図1〜図3において、加速度センサ1は、センサ本体2と、このセンサ本体2に接合された支持基板3とを有している。センサ本体2は、酸化シリコン層13をシリコン層12(活性層シリコン)とシリコン層14(基板シリコン)で挟持した3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)基板11からなる。尚、本発明の加速度センサは、センサ本体2からなり、支持基板3を備えていないものであってもよく、この場合、パッケージ用基板に直接搭載してもよい。
図1〜図3に示されるように、センサ本体2を構成するシリコン層12(活性層シリコン)は、錘接合部21と、この錘接合部21を支持するための4本の梁22と、枠部23と、各梁22と枠部23で囲まれた4箇所の窓部24とを備えている。また、4本の梁22には、ピエゾ抵抗素子31が配設されている。すなわち、X軸方向の外力を検出する4個のピエゾ抵抗素子31xと、Y軸方向の外力を検出する4個のピエゾ抵抗素子31yと、Z軸方向の外力を検出する4個のピエゾ抵抗素子31zが配設されている。
また、センサ本体2を構成するシリコン層12(活性層シリコン)は、枠部23の4箇所の角部に、この角部を挟む2辺に架設された板状のストッパ部29(図1では斜線を付して示している)を備えている。図示例では、ストッパ部29は枠部23の角部を一点とした三角形状であり、小開口等が存在しない板状をなしている。
また、センサ本体2を構成するシリコン層14(基板シリコン)は、錘25と、この錘25の周囲に開口部27を介して位置する枠部26とを備えている。錘25は、その厚みが枠部26よりも薄いものであり、基部25Aと、この基部25Aから十字型の梁22の間(窓部24)方向に突出している4個の突出部25Bからなる。そして、錘25の基部25Aは、酸化シリコン層13を介してシリコン層12(活性層シリコン)の錘接合部21に接合されている。
図4は図1に示される加速度センサ1を構成する錘25の平面図であり、図5は錘25を構成する突出部25Bの部分斜視図である。図1、図3〜図5に示されるように、各突出部25Bは、枠部23の角部に対向するとともに、ストッパ部29の先端部29aがなす形状に沿った形状である壁面25bを有している。そして、この壁面25bから枠部23の角部方向に突出する係合用凸部28を備えている。この係合用凸部28は、その先端部28aがストッパ部29下方に突出し、かつ、その頂部28bが突出部25Bのシリコン層12(活性層シリコン)側の平面25b′と段差を有している。したがって、係合用凸部28の頂部28bとストッパ部29との間に所定の間隙が設けられている。
係合用凸部28の先端部28aがストッパ部29下方に入り込む長さL、係合用凸部28の幅W(図1参照)は、過度な加速度が錘25に加わったときに、係合用凸部28がストッパ部29に接触する面積を規定するものであり、係合用凸部28の強度等を考慮して適宜設定することができ、例えば、長さLは20〜60μm程度、幅Wは20〜60μm程度とすることができる。また、係合用凸部28の頂部28bとストッパ部29との間の間隙G(図3参照)は、外力(加速度)が錘25に加わったときの変位の許容量を規定するものであり、梁22の強度等を考慮して適宜設定することができ、例えば、5〜30μm程度とすることができる。この間隙Gが5μm未満であると、十分な測定レンジが確保できず、また、30μmを超えると、錘25の上方(ストッパ部29方向)への変位が大きくなりすぎ、梁22の破損を招くおそれがある。
上述のような加速度センサ1は、4本の梁22で支持された錘25に、X軸、Y軸、あるいは、Z軸(図1参照)方向に外力が作用すると、錘25に変位が生じる。この変位により、梁22に撓みが生じて、錘25に作用した外力がピエゾ素子31により検出される。そして、過度な加速度が錘25に加わったときに、係合用凸部28がストッパ部29に接触して過大な変位が阻止される。このストッパ部29は、枠部23の角部を挟む2辺に架設された板状であるため、強度が十分に高いものである。したがって、本発明の加速度センサ1は、過度な加速度が加わっても梁の損傷等の破壊が確実に防止され、信頼性の高いものである。
上述の係合用凸部28は、その断面形状が長方形であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図6に例示したような種々の態様とすることができる。すなわち、係合用凸部28の形状は、その断面が台形状(図6(A))、半円形状(図6(B))であってもよい。また、突出部25Bの壁面25bに複数個(図示例では2個)の係合用凸部28を備えたもの(図6(C))とすることもできる。
また、上述のストッパ部29は、枠部23の角部を一点とした三角形状であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図7に例示したような種々の形状とすることができる。すなわち、ストッパ部29の先端部29aが弧をなすような形状(図7(A))、ストッパ部29の先端部29aが山形に突出するような形状(図7(B))であってもよい。また、ストッパ部29が枠部23と接続する部分をラウンド形状(図7(C))とし、応力集中によるストッパ部29の破損の更なる防止効果を図ってもよい。
上述の加速度センサの実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
[加速度センサの製造方法]
図8は、本発明の加速度センサの製造方法の一例を示す工程図であり、上述の加速度センサ1の製造を例としたものである。尚、図8は、図3に示した断面形状に相当する部位を示している。
本発明では、シリコン層12(活性層シリコン)、酸化シリコン層13、シリコン層14(基板シリコン)の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)ウェーハ11′に多面付けで加工を行うことができる。図8において、まず、各面付け毎に、錘接合部21、梁22、枠部23、ストッパ部29を形成するための溝部16をシリコン層12(活性層シリコン)に形成し、また、錘25の厚みを設定するための凹部17をシリコン層14(基板シリコン)に形成する(図8(A))。この溝部16、凹部17の形成は、例えば、マスクパターンを介して、シリコンの深堀エッチング手法であるRIE(Reactive Ion Etching)法により行うことができる。このRIE法としては、ICP(Inductive Coupled Plasma)方式、CCP(Capacitively Coupled Plasma)方式、ECP(Electron Coupled Plasma)方式、SWP(Surface Wave Plasma)方式、HWP(Helicon Wave Plasma)方式等を用いることができる。また、サンドブラスト法、ウエットエッチング法、フェムト秒レーザ法により溝部16、凹部17を形成することもできる。
次に、各面付け毎に、SOIウェーハ11′のシリコン層14(基板シリコン)側(凹部17側)からマスクパターン31を介して酸化シリコン層13が露出するまで開口部27を穿設して錘25(基部25A、突出部25B、係合用凸部28)と枠部26を形成する(図8(B))。開口部27の穿設による枠部26と錘25の形成は、RIE法によりマスクパターン31を介して行うことができる。そして、この工程では、係合用凸部28の先端部28aが、ストッパ部29の酸化シリコン層13の下方に非接触で達するように係合用凸部28が形成される。このような加工は、以下のように行うことができる。まず、シリコン層(基板シリコン)14側からマスクパターン31を介して酸化シリコン層13が露出するまでRIE法によりドライエッチングを行う。その後、さらに、RIE法によりドライエッチングを継続すると、図9(A)に示すように、酸化シリコン13に接触する係合用凸部28にサイドエッチングが生じる。このようなサイドエッチングが生じる原因は、プラスに帯電している酸化シリコン13と、エッチングガスのプラスイオンが反発すること、シリコン層(基板シリコン)14側からのドライエッチングが酸化シリコン13に到達すると、エッチングレートの違いからエッチングガスのプラスイオンが余剰になること、が考えられる。そして、係合用凸部28の頂部28bが酸化シリコン13から分離した状態、すなわち、係合用凸部28の頂部28bとストッパ部29の酸化シリコン層13との間に所望の間隙Gが形成されたところで(図9(B))、RIE法によるドライエッチングを終了する。
次いで、溝部16と開口部27とに露出する酸化シリコン層13を除去する(図8(C))。これによりセンサ本体2が得られ、次いで、錘25と非接触となるようにシリコン層(基板シリコン)14の枠部26に支持基板3(図示せず)を接合することにより、加速度センサ1が得られる。酸化シリコン層13の除去は、例えば、反応性ガスによるドライエッチングにより行うことができる。
尚、マスクパターン31の形成方法には特に制限はなく、例えば、感光性レジストを用いてフォトリソグラフィーによる形成する方法、樹脂層や金属層を配設し、これにレーザ描画により直接パターニングする方法等を用いることができる。
このような本発明の製造方法は、シリコン層14(基板シリコン)に枠部26と錘25とを形成する工程において、4個の突出部25Bから突出するとともにストッパ部29の酸化シリコン層13の下方に先端部28aが非接触で達する係合用凸部28をRIE法で形成するので、ストッパ部29の構造を、酸化シリコン層のエッチング除去の容易性を求めた従来のストッパ部構造(複数の小開口を備えた構造、棒状構造)とする必要がなく、板状構造とすることができ、強度が格段に向上したものとなる。これにより、過度な加速度が加わっても梁の損傷等の破壊が防止された信頼性の高い加速度センサを製造することができる。
上述の加速度センサの製造方法の実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では、ピエゾ抵抗型の加速度センサを例として説明したが、本発明は、静電容量型の加速度センサにおいても同様に適用可能である。
小型で高信頼性の加速度センサが要求される種々の分野において適用できる。
本発明の加速度センサの一実施形態を示す平面図である。 図1に示される加速度センサのI−I線における断面図である。 図1に示される加速度センサのII−II線における断面図である。 図1に示される加速度センサを構成する錘の平面図である。 図4に示される錘を構成する突出部の部分斜視図である。 係合用凸部の他の態様を説明するための図である。 ストッパ部の他の態様を説明するための図である。 本発明の加速度センサの製造方法を説明するための工程図である。 係合用凸部のサイドエッチングを説明するための図である。 従来の加速度センサの一例を示す平面図である。 図10に示される加速度センサのIII−III線における断面図である。 図10に示される加速度センサのIV−IV線における断面図である。
符号の説明
1…加速度センサ
2…センサ本体
3…支持基板
11…SOI基板
11′…SOIウェーハ
12…シリコン層(活性層シリコン)
13…酸化シリコン層
14…シリコン層(基板シリコン)
21…錘接合部
22…梁
23…枠部
24…窓部
25…錘
25A…錘の基部
25B…錘の突出部
26…枠部
27…開口部
28…係合用凸部
28a…係合用凸部の先端部
28b…係合用凸部の頂部
29…ストッパ部
31…マスクパターン

Claims (4)

  1. シリコン層(活性層シリコン)/酸化シリコン層/シリコン層(基板シリコン)の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)基板からなる枠部と、
    前記シリコン層(活性層シリコン)からなり、前記枠部の各辺から内側方向に突出する4本の梁と、該梁により支持される錘接合部と、
    前記シリコン層(基板シリコン)からなり、前記錘接合部に前記酸化シリコン層を介して接合された基部と、前記4本の梁と枠部で囲まれた4箇所の窓部へ前記基部から突出した4個の突出部と、各突出部から突出するとともに前記突出部の前記シリコン層(活性層シリコン)側の平面と段差を有する係合用凸部とで構成される錘と、
    前記シリコン層(活性層シリコン)からなり、前記枠部の角部を挟む2辺に架設された板状の4個のストッパ部と、を少なくとも備え、
    前記係合用凸部は先端側が前記ストッパ部下方に突出し、係合用凸部の頂部とストッパ部との間に所定の間隙が設けられていることを特徴とする加速度センサ。
  2. 前記ストッパ部は、前記枠部の角部を一点とした三角形状であることを特徴とする請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 前記係合用凸部の頂部と前記ストッパ部との間隙は5〜30μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の加速度センサ。
  4. 加速度センサの製造方法において、
    シリコン層(活性層シリコン)/酸化シリコン層/シリコン層(基板シリコン)の3層構造を有するSOI(Silicon On Insulator)基板のシリコン層(活性層シリコン)に、枠部と、該枠部の各辺から内側方向に突出する4本の梁と、該梁により支持される錘接合部と、前記枠部の角部を挟む2辺に架設された4個のストッパ部とを形成する工程と、
    前記シリコン層(基板シリコン)に、枠部と、該枠部の内側に非接触に位置する錘であって、前記錘接合部に前記酸化シリコン層を介して接合保持される基部と、前記4本の梁と枠部で囲まれた4箇所の窓部へ前記基部から突出した4個の突出部と、該突出部から突出するとともに前記ストッパ部の下方に先端部が非接触で達する係合用凸部と、からなる錘を形成する工程と、
    露出している酸化シリコン層を除去する工程と、を少なくともを有し、
    前記シリコン層(基板シリコン)に前記枠部と前記錘とを形成する工程では、前記酸化シリコン層が露出し、さらに、前記酸化シリコンに接触する前記係合用凸部にサイドエッチングが生じて前記係合用凸部の頂部が前記酸化シリコンから分離した状態となるまで、前記シリコン層(基板シリコン)側からマスクパターンを介してRIE(Reactive Ion Etching)法によるドライエッチングによって開口部を穿設することを特徴とするセンサの製造方法。
JP2008194448A 2008-07-29 2008-07-29 加速度センサおよびその製造方法 Expired - Fee Related JP4998401B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194448A JP4998401B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 加速度センサおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008194448A JP4998401B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 加速度センサおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010032345A true JP2010032345A (ja) 2010-02-12
JP4998401B2 JP4998401B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=41736997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008194448A Expired - Fee Related JP4998401B2 (ja) 2008-07-29 2008-07-29 加速度センサおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4998401B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10215566B2 (en) 2015-09-15 2019-02-26 Seiko Epson Corporation Oscillator, electronic device, and moving object
US10386186B2 (en) 2015-09-15 2019-08-20 Seiko Epson Corporation Physical quantity sensor, electronic device, and moving object

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004198243A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Oki Electric Ind Co Ltd 加速度センサとその製造方法
JP2006242692A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 加速度センサチップ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004198243A (ja) * 2002-12-18 2004-07-15 Oki Electric Ind Co Ltd 加速度センサとその製造方法
JP2006242692A (ja) * 2005-03-02 2006-09-14 Oki Electric Ind Co Ltd 加速度センサチップ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10215566B2 (en) 2015-09-15 2019-02-26 Seiko Epson Corporation Oscillator, electronic device, and moving object
US10386186B2 (en) 2015-09-15 2019-08-20 Seiko Epson Corporation Physical quantity sensor, electronic device, and moving object

Also Published As

Publication number Publication date
JP4998401B2 (ja) 2012-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4343965B2 (ja) 慣性センサ
US8643927B2 (en) MEMS device and method of manufacturing MEMS device
US7111513B2 (en) Physical quantity sensor having protrusion and method for manufacturing the same
JP2009276116A (ja) 加速度センサ
JP6067026B2 (ja) マイクロ電気機械システム(mems)
JP2007248147A (ja) 加速度センサの構造及びその製造方法
JP5186885B2 (ja) マスクパターンの補正方法およびそれを用いた加速度センサと角速度センサの製造方法
US20140216156A1 (en) Acceleration sensor
JP6020341B2 (ja) 容量式物理量センサおよびその製造方法
JP4998401B2 (ja) 加速度センサおよびその製造方法
JP2008224254A (ja) センサ装置、センサ装置の製造方法
JP5083635B2 (ja) 加速度センサ
TWI634330B (zh) Angular velocity acquisition device
JP4557034B2 (ja) 半導体力学量センサおよびその製造方法
JP2010210420A (ja) 加速度センサ
JP2011152592A (ja) Mems構造体
JP2011245584A (ja) Mems構造体
US9964561B2 (en) Acceleration sensor
US9382113B2 (en) Method for fabricating a self-aligned vertical comb drive structure
JP2010210418A (ja) 加速度センサ
JP2006064532A (ja) 半導体加速度センサ
JP5079527B2 (ja) 加速度センサの製造方法
JP2006105618A (ja) 3軸加速度センサおよびその製造方法
KR101361610B1 (ko) 습식 식각을 이용한 수직 구조물 제작 방법
JP2011049211A (ja) 静電容量式センサおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120430

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4998401

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees