JP2010032145A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工数を減らすことができる熱交換器を提供する。
【解決手段】この発明の熱交換器を適用したオイルクーラ1は、互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体2と、隣り合う扁平中空体2の両端部間、および並び方向両端に位置する扁平中空体2の並び方向外側面の両端部に配置されて扁平中空体に接合された押出形材製通風間隙形成部材3,4,5,6と、隣り合う扁平中空体2間でかつ両通風間隙形成部材3間、および並び方向両端に位置する扁平中空体2の並び方向外側でかつ両通風間隙形成部材4,6および5,6間に配置されて扁平中空体2に接合されたフィン8と、両端のフィン8の外側に配置されてフィン8に接合されたサイドプレート9,10とを備えている。通風間隙形成部材3,4に、扁平中空体2よりも外方に突出したブラケット31,37やドレンソケット33からなる付属部品を一体に押出成形する。
【選択図】図1

Description

この発明は、コンプレッサ、工作機械、油圧機器などの産業機械のオイルクーラ、アフタークーラ、ラジエータなどとして使用される熱交換器に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という用語には、純アルミニウムの他にアルミニウム合金を含むものとする。
オイルクーラ、アフタークーラ、ラジエータなどとして用いられる熱交換器として、互いに間隔をおいて並列状に配されたアルミニウム製扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側面の両端部に配置されて扁平中空体に接合されたアルミニウム押出形材製通風間隙形成部材と、隣り合う扁平中空体間でかつ両通風間隙形成部材間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側でかつ両通風間隙形成部材間に配置されて扁平中空体に接合されたアルミニウム製コルゲートフィンと、両端のコルゲートフィンの外側に配置されてコルゲートフィンおよび通風間隙形成部材に接合されたアルミニウム製サイドプレートとを備えており、隣り合う扁平中空体の両端部間に配置された第1通風間隙形成部材に、両扁平中空体を通じさせる連通穴が形成され、扁平中空体の両端部と、隣り合う扁平中空体の両端部間に配置された第1通風間隙形成部材とにより1対のタンク部が形成されているものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1記載の熱交換器においては、一方のタンク部全体が入口ヘッダ部になるとともに他方のタンク部全体が出口ヘッダ部になり、入口ヘッダ部および出口ヘッダ部を構成する全扁平中空体が、第1通風間隙形成部材に形成された連通穴を介して通じさせられている。
ところで、特許文献1記載の熱交換器においては、ドレンを排出するのに用いられるドレンソケットや、熱交換器を取り付けるのに用いられるブラケットなどの付属部品が必要となる。そこで、通常は、ドレンソケットやブラケットなどの付属部品が、扁平中空体を構成する部品、通風間隙形成部材およびコルゲートフィンを一括ろう付した後に、アルゴンアーク溶接法またはトーチろう付法によりタンク部に接合されるようになっている。しかしながら、この場合、熱交換器を製造する工数が増加するという問題がある。
特開2004−44951号公報
この発明の目的は、上記問題を解決し、特許文献1記載の熱交換器に比較して製造工数を減らすことができる熱交換器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の態様からなる。
1)互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側面の両端部に配置されて扁平中空体に接合された押出形材製通風間隙形成部材と、隣り合う扁平中空体間でかつ両通風間隙形成部材間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側でかつ両通風間隙形成部材間に配置されて扁平中空体に接合されたフィンと、両端のフィンの外側に配置されてフィンに接合されたサイドプレートとを備えている熱交換器において、通風間隙形成部材に、扁平中空体よりも外方に突出した付属部品が一体に押出成形されている熱交換器。
2)通風間隙形成部材および付属部品が、押出方向を扁平中空体の並び方向に向けて配置されている上記1)記載の熱交換器。
3)隣り合う扁平中空体の少なくとも一端部間に配置された通風間隙形成部材に、隣り合う扁平中空体を通じさせる連通穴が形成され、連通穴を有する通風間隙形成部材に、連通穴を外部に通じさせる流体通過部材としての付属部品が一体に押出成形されている上記1)または2)記載の熱交換器。
4)付属部品が、ドレンソケットである上記3)記載の熱交換器。
5)付属部品が、熱交換器取付用ブラケットである上記1)または2)記載の熱交換器。
上記1)〜5)の熱交換器によれば、通風間隙形成部材に、扁平中空体よりも外方に突出した付属部品が一体に押出成形されているので、特許文献1記載の熱交換器のように、アルゴンアーク溶接法またはトーチろう付法により付属部品をタンク部に接合する必要はなく、熱交換器を製造する工数を減らすことができる。
上記2)の熱交換器によれば、付属部品を通風方向の一部に形成することができるので、不必要な部分に扁平中空体よりも外方に突出した部分が形成されることはない。
以下、この発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態は、この発明による熱交換器をコンプレッサのオイルクーラに適用したものである。ここで、コンプレッサとしては、たとえばロードコンプレッサ、ガスタービンに用いられるコンプレッサ、鉄道車両用ブレーキに用いられるコンプレッサなどが挙げられる。
以下の説明において、図1および図13の上下、左右をそれぞれ上下、左右といい、隣り合う扁平中空体間を流れかつ扁平中空体内を流れる高温流体と熱交換する低温流体の流れ方向の下流側、すなわち図1および図13に矢印Xで示す方向を前、これと反対側を後というものとする。なお、上下、左右および前後は、便宜上定義したものであって、上下、左右および前後はそれぞれ入れ替わる場合もある。
また、以下の説明において、全図面を通じて同一部分および同一物には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1において、オイルクーラ(1)は、上下方向に間隔をおいて並列状に配されかつ左右方向にのびるアルミニウム製の高温オイル流通用扁平中空体(2)と、隣り合う扁平中空体(2)の左右両端部間、および上下両端(並び方向両端)に位置する扁平中空体(2)の上下方向外側面(並び方向外側面)の左右両端部に配置されて扁平中空体(2)にろう付されたアルミニウム押出形材製通風間隙形成部材(3)(4)(5)(6)と、隣り合う扁平中空体(2)間でかつ両通風間隙形成部材(3)(6)間、および上下両端に位置する扁平中空体(2)の上下方向外側でかつ両通風間隙形成部材(4)(5)(6)間の通風間隙(7)に配置されて扁平中空体(2)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(8)と、両端のコルゲートフィン(8)の外側に配置されてコルゲートフィン(8)および通風間隙形成部材(4)(5)(6)にろう付された上下のアルミニウム製サイドプレート(9)(10)とを備えている。
図2に示すように、扁平中空体(2)は、左右方向に長い平らな上下壁(11)と、上下壁(11)の周縁間に跨る周壁(12)と、内部を左右方向にのびる前後2つの流路(13)(14)に区切る仕切壁(15)とよりなり、上下壁(11)の右端部における仕切壁(15)の前後両側部分に、それぞれ両流路(13)(14)を外部に通じさせる2つの貫通穴(16)(17)が前後方向に間隔をおいて形成されている。また、仕切壁(15)の左端部が切除されて2つの流路(13)(14)が相互に連通させられている。連通部を(18)で示す。このような扁平中空体(2)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートよりなりかつ上下方向に間隔をおいて配された左右方向に長い2枚の長方形状平板(19)(21)と、上下両平板(19)(21)間に配されかつ両平板(19)(21)にろう付されたアルミニウム押出形材製流路形成体(22)とよりなる。
両平板(19)(21)の右端部の前後両側部分に、それぞれ貫通穴(16)(17)が形成されている。また、両平板(19)(21)の左端部は、それぞれ互いに他の平板(21)(19)側、すなわち上側の平板(19)においては下方、下側の平板(21)においては上方に曲げられ、これらの屈曲部(19a)(21a)が相互に重ね合わされてろう付されている。そして、両平板(19)(21)により上下壁(11)が形成され、両平板(19)(21)の屈曲部(19a)(21a)により周壁(12)の左壁部が形成されている。
流路形成体(22)は、上下両平板(19)(21)の前後両側縁部間にそれぞれ配されかつ左右方向にのびる2つの直線状サイドバー(23)と、両サイドバー(23)間にこれらと間隔をおいて配されかつ左右方向にのびる1つの中間バー(24)と、両サイドバー(23)および中間バー(24)に跨って高さの中間部に一体に設けられた2つの伝熱面積拡大部(25)と、両サイドバー(23)の右端にそれぞれ一体に設けられて前後方向内方にのび、かつ先端が中間バー(24)の右端部の前後両側面に当接させられてろう付されたエンドバー(26)とよりなる。両サイドバー(23)、中間バー(24)および両エンドバー(26)は上下両平板(19)(21)にろう付されている。中間バー(24)の右端部は、両平板(19)(21)における両貫通穴(16)(17)の間の部分にろう付されている。中間バー(24)の左端部は、連通部(18)を形成するように、所定長さにわたって切除されている。また、両伝熱面積拡大部(25)の右端部は、ここに両平板(19)(21)の貫通穴(16)(17)に合致する貫通穴が形成されるように、所定長さにわたって切除されている。そして、流路形成体(22)の両サイドバー(23)により周壁(12)の前後両側壁部が形成され、流路形成体(22)の両エンドバー(26)により周壁(12)の右壁部が形成されている。
伝熱面積拡大部(25)は、上方突出屈曲部(27a)と下方突出屈曲部(27b)とが、水平部(27c)を介して左右方向に交互に設けられてなる波状帯板部(27)が、前後方向に複数並べられかつ水平部(27c)において相互に一体に連結されることにより形成されたものである。また、伝熱面積拡大部(25)において、前後方向に隣接する波状帯板部(27)の上方突出屈曲部(27a)どうしおよび下方突出屈曲部(27b)どうしはそれぞれ左右方向にずれて形成されている。
図2に示すように、オイルクーラ(1)の上下に隣り合う扁平中空体(2)間の右端部に配置された第1通風間隙形成部材(3)には、扁平中空体(2)の上下壁(11)の2つの貫通穴(16)(17)に通じる前後2つの垂直状の連通穴(28)(29)が、平面から見て貫通穴(16)(17)と合致するように形成されている。
図3に示すように、すべての第1通風間隙形成部材(3)のうち適当な位置にある第1通風間隙形成部材(3)の右側面の前端部には、扁平中空体(2)よりも右方(外方)に真っ直ぐに突出したオイルクーラ取付用ブラケット(31)が一体に押出成形されている。オイルクーラ取付用ブラケット(31)の上下方向の幅は第1通風間隙形成部材(3)の上下方向の厚みと等しくなっている。オイルクーラ取付用ブラケット(31)に、前後方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(32)が貫通状に形成されている。また、図4に示すように、すべての第1通風間隙形成部材(3)のうち適当な位置にある第1通風間隙形成部材(3)の右側面の後部には、扁平中空体(2)よりも右方(外方)に真っ直ぐ突出したドレンソケット(33)(流体通過部材)が一体に押出成形されている。第1通風間隙形成部材(3)には、ドレンソケット(33)の右端面から左方にのびかつ後側連通穴(29)内に通じるドレン排出路(34)(流体通路)が形成されている。ドレンソケット(33)の上下方向の幅は第1通風間隙形成部材(3)の上下方向の厚みと等しくなっている。ここで、オイルクーラ取付用ブラケット(31)およびドレンソケット(33)が、第1通風間隙形成部材(3)と一体に押出成形された付属部品である。
図5に示すように、オイルクーラ(1)の下端の扁平中空体(2)の右端部下側に配置された第2通風間隙形成部材(4)は平面から見た外形および上下方向の高さが第1通風間隙形成部材(3)と同じであり、連通穴(28)(29)の代わりに、扁平中空体(2)の前側貫通穴(16)に通じるオイル入口(35)と、後側貫通穴(29)に通じるオイル出口(36)とが形成されている。また、第2通風間隙形成部材(4)の右側面の前端部に、扁平中空体(2)よりも右方(外方)に真っ直ぐに突出したオイルクーラ取付用ブラケット(37)が一体に押出成形されている。オイルクーラ取付用ブラケット(37)に、前後方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(38)が貫通状に形成されている。第2通風間隙形成部材(4)は扁平中空体(2)および下側のサイドプレート(10)にろう付されている。
オイルクーラ(1)の上端の扁平中空体(2)の右端部上側に配置された第3通風間隙形成部材(5)は平面から見た外形および上下方向の高さが第1通風間隙形成部材(3)と同じであり、連通穴(28)(29)は形成されておらず、中実状となっている。
第1〜第3通風間隙形成部材(3)(4)(5)を押出成形する際の押出方向は、上下方向(扁平中空体(2)の並び方向)である。
そして、扁平中空体(2)の右端部、第1通風間隙形成部材(3)、第2通風間隙形成部材(4)および第3通風間隙形成部材(5)によって、オイルクーラ(1)のタンク部(40)が形成されている。タンク部(40)において、すべての扁平中空体(2)の右端部の前側部分およびすべての第1通風間隙形成部材(3)の前側部分により入口ヘッダ部(41)が形成され、すべての扁平中空体(2)の右端部の後側部分およびすべての第1通風間隙形成部材(3)の後側部分により出口ヘッダ部(42)が形成されている(図7参照)。入口ヘッダ部(41)において、すべての扁平中空体(2)の前側流路(13)の右端部と、すべての第1通風間隙形成部材(3)の前側連通穴(28)とが上下壁(11)の前側貫通穴(16)により通じさせられている。また、出口ヘッダ部(42)において、すべての扁平中空体(2)の後側流路(14)の右端部と、すべての第1通風間隙形成部材(3)の後側連通穴(29)とが上下壁(11)の後側貫通穴(17)により通じさせられている。
図2、図5および図6に示すように、オイルクーラ(1)の上下に隣り合う扁平中空体(2)間の左端部、および上下両端の扁平中空体(2)の上下方向外側面の左端部に配置された第4通風間隙形成部材(6)の上下方向の高さは第1通風間隙形成部材(3)と同じであるとともに、左右方向の幅が流路形成体(22)の中間バー(24)の切除部、すなわち連通部(18)の左右方向の長さよりも大きくなっている。また、第4通風間隙形成部材(6)には、軽量化を目的として、左右方向にのびる複数の貫通穴(43)が前後方向に並んで形成されている。第4通風間隙形成部材(6)を押出成形する際の押出方向は、左右方向(扁平中空体(2)の長さ方向)である。
上側のサイドプレート(9)は少なくとも下面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、上端のコルゲートフィン(8)と、第3通風間隙形成部材(5)および第4通風間隙形成部材(6)の上面とにろう付されている。下側のサイドプレート(10)は少なくとも上面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、下端のコルゲートフィン(8)と、第2通風間隙形成部材(4)および第4通風間隙形成部材(6)の下面とにろう付されている。下側のサイドプレート(10)の右端部は、オイル入口(35)およびオイル出口(36)を塞がないように第2通風間隙形成部材(4)の下面にろう付されている。
上述したオイルクーラ(1)において、高温のオイルは、図7に矢印Yで示すように、第2通風間隙形成部材(4)のオイル入口(35)から入口ヘッダ部(41)内に流入し、ついですべての扁平中空体(2)に分岐してその前側流路(13)内を左方に流れ、さらに連通部(18)を通って後側流路(14)内に入り、後側流路(14)内を右方に流れて出口ヘッダ部(42)内に流入し、第2通風間隙形成部材(4)のオイル出口(36)から流出する。そして、すべての扁平中空体(2)の前側流路(13)および後側流路(14)を流れている間に、通風間隙(7)を前方に(矢印X参照)流れる低温の冷却風と熱交換して冷却される。
図8〜図10は、第1通風間隙形成部材(3)に形成されるブラケットの変形例を示す
図8に示すブラケット(50)は、第1通風間隙形成部材(3)の右側面の前後方向の中央部に一体に押出成形されており、右方に真っ直ぐに突出している。ブラケット(50)に、前後方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(51)が貫通状に形成されている。ブラケット(50)の上下方向の幅は、第1通風間隙形成部材(3)の上下方向の幅と等しくなっている。
図9に示すブラケット(55)は平面から見て略L字形であって、第1通風間隙形成部材(3)の右側面の前後方向の中央部よりも若干前側の部分に一体に押出成形されており、右方に真っ直ぐに突出した第1部分(56)と、第1部分(56)の先端に一体に形成されて後方に真っ直ぐに突出した第2部分(57)とよりなり、第2部分(57)に左右方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(58)が貫通状に形成されている。ブラケット(31)の上下方向の幅は、第1通風間隙形成部材(3)の上下方向の幅と等しくなっている。
図10に示すブラケット(60)は平面から見て略U字形であって、第1通風間隙形成部材(3)の右側面の前後方向の中間部に一体に押出成形されており、前後方向に間隔をおいて形成され、かつ右方に真っ直ぐに突出した2つの第1部分(61)と、両第1部分(61)の先端どうしを一体に連結する第2部分(62)とよりなり、第2部分(62)に左右方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(63)が貫通状に形成されている。ブラケット(60)の上下方向の幅は、第1通風間隙形成部材(3)の上下方向の幅と等しくなっている。
第2通風間隙形成部材(4)にも、図5に示すブラケット(37)に代えて、図8〜図10に示すブラケット(50)(55)(60)が一体に押出成形されていてもよい。
図11は、第1通風間隙形成部材(3)に形成されるドレンソケットの変形例を示す。
図11に示すドレンソケット(65)は、第1通風間隙形成部材(3)の後側面の左右方向の中央部に一体に押出成形されている。第1通風間隙形成部材(3)には、ドレンソケット(65)の右端面から左方にのびかつ後側連通穴(29)内に通じるドレン排出路(66)(流体通路)が形成されている。
図12は、第4通風間隙形成部材の変形例を示す。
図12に示す第4通風間隙形成部材(70)には、複数の横断面円形の貫通穴(71)が、前後方向に間隔をおいて形成されている。この第4通風間隙形成部材(70)の少なくとも1つの貫通穴(71)の内周面にめねじを形成することにより、第4通風間隙形成部材(70)を、オイルクーラ(1)の取付に利用することが可能になる。
図13および図14は、この発明の熱交換器を適用したオイルクーラの他の実施形態を示す。
図13おいて、オイルクーラ(80)は、上下方向に間隔をおいて並列状に配されかつ左右方向にのびるアルミニウム製の高温オイル流通用扁平中空体(81)と、隣り合う扁平中空体(81)の左右両端部間、および上下両端(並び方向両端)に位置する扁平中空体(81)の上下方向外側面(並び方向外側面)の左右両端部に配置されて扁平中空体(81)にろう付されたアルミニウム押出形材製通風間隙形成部材(82)(83)と、隣り合う扁平中空体(81)間でかつ両通風間隙形成部材(82)間、および上下両端に位置する扁平中空体(81)の上下方向外側でかつ両通風間隙形成部材(83)間の通風間隙(84)に配置されて扁平中空体(81)にろう付されたアルミニウム製コルゲートフィン(85)と、両端のコルゲートフィン(85)の外側に配置されてコルゲートフィン(85)および通風間隙形成部材にろう付された上下のアルミニウム製サイドプレート(86)(87)とを備えている。
図14に示すように、扁平中空体(81)は、左右方向に長い平らな上下壁(88)と、上下壁(88)の周縁間に跨る周壁(89)とよりなり、上下壁(88)の左右両端部にそれぞれ扁平中空体(81)を外部に通じさせる貫通穴(91)が形成されている。このような扁平中空体(81)は、両面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートよりなりかつ上下方向に間隔をおいて配された左右方向に長い2枚の長方形状平板(92)と、上下両平板(92)間に配されかつ両平板(92)にろう付されたアルミニウム押出形材製流路形成体(93)とよりなる。
両平板(92)の左右両端部にそれぞれ貫通穴(91)が形成されている。流路形成体(93)は、上下両平板(92)の前後両側縁部間にそれぞれ配されかつ左右方向にのびる2つの直線状サイドバー(94)と、両サイドバー(94)の高さの中間部に跨って一体に設けられた1つの伝熱面積拡大部(95)と、両サイドバー(94)の左右両端にそれぞれ一体に設けられて前後方向内方にのび、かつ先端が互いに当接させられてろう付されたエンドバー(96)とよりなる。両サイドバー(94)および両エンドバー(96)は上下両平板(92)にろう付されている。伝熱面積拡大部(95)の左右両端部は、ここに両平板(92)の貫通穴(91)に合致する貫通穴が形成されるように、所定長さにわたって切除されている。そして、両平板(92)により上下壁(88)が形成され、流路形成体(93)の両サイドバー(94)により周壁(89)の前後両壁部が形成され、流路形成体(93)の両エンドバー(96)により周壁(89)の左右両壁部が形成されている。
流路形成体(93)の伝熱面積拡大部(95)の構成は、第1の実施形態のオイルクーラ(1)の扁平中空体(2)における流路形成体(22)の伝熱面積拡大部(25)の構成と同様である。
図14に示すように、オイルクーラ(80)の上下に隣り合う扁平中空体(81)間の左右両端部に配置された第1通風間隙形成部材(82)には、扁平中空体(81)の上下壁(88)の貫通穴(91)に通じる垂直状の連通穴(97)が、平面から見て貫通穴(91)と合致するように形成されている。
上下に隣り合う扁平中空体(81)間の右端部に配置されたすべての第1通風間隙形成部材(82)のうち適当な高さ位置にある複数、ここでは2つの第1通風間隙形成部材(82)の右側面の前端部には、扁平中空体(81)よりも右方(外方)に真っ直ぐに突出したオイルクーラ取付用ブラケット(98)が一体に押出成形されている。オイルクーラ取付用ブラケット(98)の上下方向の幅は第1通風間隙形成部材(82)の上下方向の厚みと等しくなっている。オイルクーラ取付用ブラケット(98)に、前後方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(99)が貫通状に形成されている。また、上下に隣り合う扁平中空体(81)間の左端部に配置されたすべての第1通風間隙形成部材(82)のうち適当な高さ位置にある複数、ここでは2つの第1通風間隙形成部材(82)の左側面の後端部には、扁平中空体(81)よりも左方(外方)に真っ直ぐに突出したオイルクーラ取付用ブラケット(101)が一体に押出成形されている。オイルクーラ取付用ブラケット(101)の上下方向の幅は第1通風間隙形成部材(82)の上下方向の厚みと等しくなっている。オイルクーラ取付用ブラケット(101)に、前後方向にのび、かつボルト、おねじなどの締結具を通す締結具挿通穴(102)が貫通状に形成されている。さらに、上下に隣り合う扁平中空体(81)間の右端部に配置されたすべての第1通風間隙形成部材(82)のうち適当な位置にある第1通風間隙形成部材(82)の右側面の前後方向中央部には、扁平中空体(81)よりも右方(外方)に真っ直ぐ突出したドレンソケット(103)(流体通過部材)が一体に押出成形されている。当該第1通風間隙形成部材(82)には、ドレンソケット(103)の右端面から左方にのびかつ連通穴(97)内に通じるドレン排出路(104)(流体通路)が形成されている。ドレンソケット(103)の上下方向の幅は第1通風間隙形成部材(82)の上下方向の厚みと等しくなっている。ここで、オイルクーラ取付用ブラケット(98)(101)およびドレンソケット(103)が、第1通風間隙形成部材(82)と一体に押出成形された付属部品である。
オイルクーラ(80)の上下両端の扁平中空体(81)の上下方向外側に配置された第2通風間隙形成部材(83)は平面から見た外形および上下方向の高さが第1通風間隙形成部材(82)と同じであり、連通穴(97)は形成されておらず、中実状となっている。なお、オイルクーラ取付用ブラケット(98)(101)は第2通風間隙形成部材(83)に一体に押出成形されていてもよい。
第1および第2通風間隙形成部材(82)(83)を押出成形する際の押出方向は、上下方向(扁平中空体の並び方向)である。
そして、扁平中空体(81)の左右両端部、左右両端部に配置された第1通風間隙形成部材(82)、および左右両端部に配置された第2通風間隙形成部材(83)によって、オイルクーラ(80)の2つのタンク部(105)(106)が形成されている。左側タンク部(105)の全体が入口ヘッダ部(107)となり、右側タンク部(106)の全体が出口ヘッダ部(108)となっている。入口ヘッダ部(107)において、すべての扁平中空体(81)の内部空間の左端部と、第1通風間隙形成部材(82)の連通穴(97)とが上下壁(88)の左側貫通穴(91)により通じさせられている。また、出口ヘッダ部(108)において、すべての扁平中空体(81)の内部空間の右端部と、すべての第1通風間隙形成部材(82)の連通穴(97)とが上下壁(88)の右側貫通穴(91)により通じさせられている。左側タンク部(105)には入口ヘッダ部(107)内を外部に通じさせるオイル入口(図示略)が形成され、左側タンク部(105)の外面にオイル入口に通じる入口部材(109)が接合されている。右側タンク部(106)には出口ヘッダ部(108)内を外部に通じさせるオイル出口(図示略)が形成され、右側タンク部(106)の外面にオイル出口に通じる出口部材(110)が接合されている。
上側のサイドプレート(86)は少なくとも下面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、上端のコルゲートフィン(85)と、左右の第2通風間隙形成部材(83)の左右方向内面に形成された凸条(83a)とにろう付されている。下側のサイドプレート(87)は少なくとも上面にろう材層を有するアルミニウムブレージングシートからなり、下端のコルゲートフィン(85)と、左右の第2通風間隙形成部材(83)の左右方向内面に形成された凸条(83a)とにろう付されている。
上述したオイルクーラ(80)において、高温のオイルは、入口部材(109)から左側タンク部(105)のオイル入口を通って入口ヘッダ部(107)内に流入し、ついですべての扁平中空体(81)に分岐してその内部を右方に流れ、右側タンク部(106)の出口ヘッダ部(108)内に流入し、その後右側タンク部(108)のオイル出口を通るとともに出口部材(110)を通って流出する。そして、すべての扁平中空体(81)の内部を流れている間に、通風間隙(5)を前方に(矢印X参照)流れる低温の冷却風と熱交換して冷却される。
上記2つの実施形態において、この発明による熱交換器はコンプレッサのオイルクーラとして用いられているが、これに限定されるものではなく、ロードコンプレッサ、ガスタービン用コンプレッサ、鉄道車両用コンプレッサなどにおけるアフタークーラやラジエータとして用いられることもある。また、この発明による熱交換器からなるオイルクーラに、適当な構成のアフタークーラやラジエータが一体化されて用いられる場合がある。
さらに、この発明による熱交換器は、クレーン単体、デッキクレーン、クレーン車、ショベルカーなどの油圧機器や、工作機械に用いられるオイルを冷却するオイルクーラとして用いられる。
この発明による熱交換器を適用したオイルクーラの実施形態の全体構成を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの一部分を示す分解斜視図である。 図1のオイルクーラの第1通風間隙形成部材を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの図3の第1通風間隙形成部材とは異なる第1通風間隙形成部材を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの図2とは異なる一部分を示す分解斜視図である。 図1のオイルクーラの第4通風間隙形成部材を示す斜視図である。 図1のオイルクーラにおけるオイルの流れ方を示す図である。 図1のオイルクーラの第1通風間隙形成部材のブラケットの変形例を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの第1通風間隙形成部材のブラケットの他の変形例を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの第1通風間隙形成部材のブラケットのさらに他の変形例を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの第1通風間隙形成部材のドレンソケットの変形例を示す斜視図である。 図1のオイルクーラの第4通風間隙形成部材の変形例を示す斜視図である。 この発明による熱交換器を適用したオイルクーラの他の実施形態の全体構成を示す斜視図である。 図13のオイルクーラの一部分を示す分解斜視図である。
符号の説明
(1)(80):オイルクーラ
(2)(81):扁平中空体
(3)(4)(5)(6)(82)(83):通風間隙形成部材
(8)(85):コルゲートフィン
(9)(10)(86)(87):サイドプレート
(28)(29)(97):連通穴
(31)(37)(50)(55)(60)(98)(101):ブラケット(付属部品)
(33)(65)(103):ドレンソケット(流体通過部材、付属部品)

Claims (5)

  1. 互いに間隔をおいて配置された複数の扁平中空体と、隣り合う扁平中空体の両端部間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側面の両端部に配置されて扁平中空体に接合された押出形材製通風間隙形成部材と、隣り合う扁平中空体間でかつ両通風間隙形成部材間、および並び方向両端に位置する扁平中空体の並び方向外側でかつ両通風間隙形成部材間に配置されて扁平中空体に接合されたフィンと、両端のフィンの外側に配置されてフィンに接合されたサイドプレートとを備えている熱交換器において、通風間隙形成部材に、扁平中空体よりも外方に突出した付属部品が一体に押出成形されている熱交換器。
  2. 通風間隙形成部材および付属部品が、押出方向を扁平中空体の並び方向に向けて配置されている請求項1記載の熱交換器。
  3. 隣り合う扁平中空体の少なくとも一端部間に配置された通風間隙形成部材に、隣り合う扁平中空体を通じさせる連通穴が形成され、連通穴を有する通風間隙形成部材に、連通穴を外部に通じさせる流体通過部材としての付属部品が一体に押出成形されている請求項1または2記載の熱交換器。
  4. 付属部品が、ドレンソケットである請求項3記載の熱交換器。
  5. 付属部品が、熱交換器取付用ブラケットである請求項1または2記載の熱交換器。
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JP2016516974A (ja) * 2013-04-24 2016-06-09 デーナ、カナダ、コーパレイシャン 給気冷却器用のフィン支持構造

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