JP2010031751A - 蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法及び排水方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蒸気タービンプラントの配管工事の際に、耐圧試験を行う蒸気配管1に接続されたベント配管2に、ベント弁3とプラグ10を設け、耐圧試験の際に、水圧試験の圧力水を排水する排水装置9を設置する。排水装置9は圧力水を一端側から排水溝6に排水するホース5と、前記ホース5の他端側に設けられ、プラグ10に着脱可能なソケット20とを備える。排水装置9は水圧試験終了後に取り外す。
【選択図】図3
Description
図1乃至図3は、本発明の配管の耐圧試験方法の一実施の形態を示すもので、図1は、本発明の配管の耐圧試験方法を適用する蒸気タービンの一部配管系統を示す系統図、図2は、本発明の配管の耐圧試験方法を適用する蒸気タービンの配管を示す斜視図、図3は、本発明の配管の耐圧試験方法に用いられる排水装置の一実施の形態を示す斜視図である。
図1において、母配管1は、蒸気タービン100から取出したタービン抽気101を給水加熱器30まで送る抽気系統の蒸気母管を示している。給水加熱器30においては、このタービン抽気101と給水の熱交換により、例えばボイラ(図示せず)に供給される給水が加熱され、タービンプラントの熱効率の向上が図られている。この母配管1には、排水溝6まで敷設されているドレン配管8と、ベント弁3が設けられたベント配管2と、母配管1内のタービン抽気101の流量を検出するためのオリフィス7とがそれぞれ1個ずつ設けられている。
図3に示すように、排水装置9は、ソケット20とプラグ10とからなる接続具としての迅速継手4と、その一端をソケット20に接続し、他端を排水溝6に敷設したホース5とを備えている。プラグ10とベント弁3との接続は、例えばめねじ取付用のプラグ10であれば、その一端をベント弁3の弁体出口に螺着することで可能となる。また、ソケット20とホース5との接続は、例えばおねじ取付用のソケット20であれば、外周にねじ加工した短管の一端を嵌挿し、短管の他端の外周にホースを嵌着することで可能となる。迅速継手4は、真鍮、鋳鉄、ステンレスなどの金属性部材で形成されているが、本実施の形態においては、最高使用圧力の関係から、ステンレス製又は鋳鉄製のものが好ましい。ホース5は、柔軟で、排水時の水圧に対して十分な強度を持つ合成樹脂部材で形成されている。
図4及び図5において、迅速継手4は、プラグ10とソケット20とで構成されている。プラグ10は、ソケット20の筒室21に挿入される胴部11の一端にソケット20のロックボール22が係合する周溝12を有している。
プラグ10とソケット20とを連結するには、まず圧縮ばね27に抗してスリーブ25を後退させて、テーパー孔23,23内のロックボール22,22を自由にして、この状態でソケット20内にプラグ10を挿入する。テーパー孔23と周溝12とが合致してからスリーブ25を解放すると、圧縮ばね27の作用でスリーブ25は前進する。この結果、スリーブ25の内周面29がロックボール21,21を求心方向に押圧してプラグ10とソケット20との接続を完了させる。さらに、この状態から、スリーブ25を圧縮ばね27に抗して後退させると、ロックボール22,22は逃げ部29aに逃避可能となるため、ソケット20よりプラグ10を離脱することができるようになる。
(1)水圧試験用の仮設配管、加圧ポンプ、加圧ヘッダ、圧力計等を母配管1等に設置し、これらの系統のリークテストを行う。
(2)試験対象配管である母配管1の両方の管端を閉止板や仮設弁等などで閉止する。
(3)ベント弁3に排水装置9を接続し、ホース5の他端を排水溝6に敷設する。
(4)水ポンプ41を運転し、ドレン配管8から母配管1の水張りを実施する。
(5)ベント弁3から空気抜きを実施する。空気抜き完了後ベント弁3を閉止する。
(6)加圧ポンプ43を起動し母配管1内の圧力水を昇圧する。規定圧力に到達した時点で元弁45を閉止する。
(7)昇圧完了後、加圧ポンプ43を停止して母配管1の溶接部などを点検する。
(8)点検完了後、ベント弁3を除徐に開放し母配管1内の圧力を降圧する。最終的には大気圧まで降圧する。
(9)排水装置9のホース5あるいは仮設の排水ライン(ドレン配管等)を用いて圧力水を排水溝6に排出する。
(10)ベント弁3から排水装置9を取り外し、ホース5も排水溝6から取り除く。
(11)水圧試験用の仮設配管、加圧ポンプ、加圧ヘッダ、圧力計等を母配管1等から取り外すとともに、母配管1の両方の管端を閉止していた閉止板等を取り外す。
上述したように水圧試験終了後に、排水装置9をベント弁3から取り外す場合、作業レバー81を取手82と共に握ると、この作業レバー81が回動支点81aを中心に回動し、この作業レバー81に係止されている係止ピン85に固定されたインナーワイヤー71が外側(反アウターチューブ72側)に引っ張られる。すると、インナーワイヤー71の一端に取り付けられたソケット20の外側のスリーブ25が、軸方向に後退することになり、プラグ10からソケット20が、離脱することができる。この結果、ベント弁3から、排水装置9を分離することができる。
2 ベント配管
3 ベント弁
4 迅速継手(接続具)
5 ホース
6 排水溝
8 ドレン配管
8a ドレン弁
9 排水装置
10 プラグ
20 ソケット
25 スリーブ
30 給水加熱器
100 蒸気タービン
Claims (5)
- 蒸気タービンプラント機器の据付及び配管工事を終了した後、配管の水圧試験を行う蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法であって、
前記配管工事の際に、耐圧試験を行う配管にベント配管を接続すると共に、該ベント配管に排水ホースの接続具と着脱可能な接続具が設けられたベント弁を設け、
前記耐圧試験を行う際に、前記ベント弁に前記接続具を介して前記排水ホースを接続する共に該排水ホースの他端を排水溝に敷設し、
前記ベント弁を開閉して空気抜きを行った後に所定の昇圧及び点検作業を行い、
前記昇圧及び点検作業の終了後、前記ベント弁の開操作を行って、前記排水ホースを介して前記配管内の水を前記排水溝に排水し、
前記排水終了後、前記排水ホースを前記ベント弁及び前記排水溝から取り外すようにしたことを特徴とする蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法。 - 請求項1において、
前記接続具は、迅速継手であることを特徴とする蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法。 - 請求項1又は2において、
前記接続具は、遠隔操作手段を有することを特徴とする蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法。 - 請求項3において、
前記接続具は、落下防止手段を有することを特徴とする蒸気タービンプラントにおける配管の耐圧試験方法。 - 発電設備における蒸気配管の耐圧試験の排水方法において、
前記蒸気配管のベント弁に接続具とホースとからなる排水装置を接続する手順と、
前記排水装置のホースの一端を排水溝に敷設する手順と、
前記耐圧試験の水張りに際して前記ベント弁を開操作して、前記蒸気配管の空気抜きを行う手順と、
前記空気抜き完了後に前記ベント弁を閉止する手順と、
前記耐圧試験における昇圧と点検の完了後に、前記ベント弁やその他のドレン弁を開操作して前記配管内の圧力水を降圧する手順と、
前記排水装置のホースやその他のドレン配管を用いて前記圧力水を前記排水溝に排水する手順と、
前記ベント弁から前記排水装置を取り外す手順と、
前記排水装置のホースの一端を前記排水溝から取り外す手順と、
を行うことを特徴とする蒸気配管の耐圧試験の排水方法。
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2008
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