JP2010030371A - 車室内の状態認識装置 - Google Patents

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JP2010030371A JP2008192956A JP2008192956A JP2010030371A JP 2010030371 A JP2010030371 A JP 2010030371A JP 2008192956 A JP2008192956 A JP 2008192956A JP 2008192956 A JP2008192956 A JP 2008192956A JP 2010030371 A JP2010030371 A JP 2010030371A
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Abstract

【課題】本発明は、車室内の状態認識装置において、車両停車中の走行開始前に、赤外線を照射して、乗員の状態を検出するにあたり、できるだけ阻害要因の影響を抑えて、正確に乗員の状態を検出できる車室内の状態認識装置を提供することを目的とする。
【解決手段】S7で、ドアが開放状態であると判断(YES判断)した場合には、S8に移行する。このS8では、撮像したデータを一旦キャンセルする。そして、その後、リターンに移行する。このように制御するのは、ドアが開いていることで、乗員Pの車室C内への出入りや荷物の積み込み等、画像認識を阻害する阻害要因が発生するおそれがあり、この阻害要因が発生することで、正確な状態認識判定ができない可能性があるからである。
【選択図】図3

Description

この発明は、車室内の状態認識装置に関し、特に、車室内に着座する乗員の状態を検出する車室内の状態認識装置に関する。
従来より、エアバッグ装置等の車両の制御装置において、車室内に着座する乗員の状態を検出して、その検出状態に基づいて制御を行なうものが知られている。
例えば、下記特許文献1には、乗員の着座状態を検出するために、車室内に赤外線を照射して、その照射された車室内の状態を、撮像手段で撮像することで、乗員に照射状態を認識させることなく、精度よく安定した検出信号を得ることができる車室内の状態認識装置が開示されている。
特開2007−198929号公報
ところで、車室内の状態認識装置においては、車両停車中の走行開始前に、乗員の状態を検出したい要求がある場合がある。
この点、前述の特許文献1では、車両の走行開始後に、乗員の状態を検出しており、走行開始前に検出したいという要求に応えることができない。
もっとも、車両停車中の走行開始前に、乗員の状態を検出しようとする場合には、車両の走行開始前ということで、様々な検出阻害要因が存在し、正確に乗員の状態を検出できないおそれがある。
そこで、本発明は、車室内の状態認識装置において、車両停車中の走行開始前に、赤外線を照射して、乗員の状態を検出するにあたり、できるだけ阻害要因の影響を抑えて、正確に乗員の状態を検出できる車室内の状態認識装置を提供することを目的とする。
この発明の車室内の状態認識装置は、車室内に設置されて、赤外線により車室内の状態を撮像する撮像手段と、該撮像手段により撮像された室内画像に基づいて車室内の画像を認識する画像認識手段とを備えた車室内の状態認識装置であって、車両の停車状態であって走行直前状態を検出する走行直前検出手段と、前記撮像手段により撮像された室内画像による認識が阻害される状態を判定する阻害判定手段と、前記画像認識手段が、少なくとも走行直前中に画像認識処理を行なうと共に、走行直前中に前記阻害判定手段で室内画像の認識が阻害される状態を判定した時に、画像認識処理を抑制するものである。
上記構成によれば、画像認識手段によって走行直前において画像認識処理を行いつつも、室内画像の認識が阻害される状態、例えば、車室内への人の出入りがある場合や、後方車両のヘッドライト照射により、いわゆるハレーションが生じる場合等には、画像認識処理を抑制することになる。
このため、走行直前において画像認識処理を行いつつも、阻害される状態では画像認識処理を抑制することで、画像認識の誤判定を防止することができる。
この発明の一実施態様においては、前記阻害判定手段は、車体の開口部を開閉する開閉体の開放時に、阻害状態と判定するものである。
上記構成によれば、開口部を開閉する開閉体、例えば、ドアやサンルーフの開放時を阻害状態と判定することになる。
このように、ドアやサンルーフの開放時を阻害状態として判定することで、ドアを開放した際の人の出入りの影響や、夜間の車両のライト等の侵入等を防いで画像認識の誤判定を防ぐことができる。
よって、開閉体の開放時に、画像認識処理を抑制することで、より正確に乗員の状態を検出することができる。
この発明の一実施態様においては、前記画像認識手段は、座席のシートバック部材の形態を認識可能に構成して、前記撮像手段の撮像方向が、撮像された画像上においてシートバック部材の基準特定部位が後方のウィンド開口下端よりも下方に位置するように設定されたものである。
上記構成によれば、画像認識手段が撮像する画像上において、シートバック部材の基準特定部位(例えば、シートバックの上端部やヘッドレストの下端部)が後方のウィンド開口下端よりも下方に位置するように、画像認識手段の設置位置や、ウィンド開口の大きさ、又はシートバック部材の形状等を、適切に設定することになる。
このため、撮像した画像上において、バックドア等のウィンド開口の下縁より、下側にシートバック部材の基準特定部位が、後方のウィンド開口から侵入する後方車両のヘッドライトの光により、認識できなくなるのを防ぐことができ、画像認識処理が阻害されるのを防止することができる。
よって、後方に位置する他の車両の影響を受けにくい配置構造等にすることにより、画像認識処理の精度を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、車両が車室後方に荷室空間を備えるワゴンタイプ又はバンタイプであり、前記開閉体が前記荷室空間を開放するバックドアであると共に、前記画像認識手段が乗員の位置を認識するように設定したものである。
上記構成によれば、画像認識手段が乗員の位置を認識するように設定されていることで、バックドアから荷室空間に出入りする人やバックドア周辺に位置する人を、乗員と誤って認識するのを防止することができる。
よって、バックドアを備えるワゴンタイプやバンタイプの車両において、誤認識を防止して、正確に乗員の状態を検出することができる。
この発明の一実施態様においては、前記撮像手段は、可視光により車室内の状態を撮像する機能を有し、前記阻害判定手段は、撮像手段でのハレーションによる認識阻害状態を判定するものであり、該阻害判定手段により赤外線による画像認識が不可能と判定された場合には、撮像手段による可視光による車室内状態の撮像に切り替えて、画像認識を行なうように制御するものである。
上記構成によれば、赤外線での画像認識の際に、いわゆるハレーションが生じた場合には、可視光に切り替えて画像認識を行うことになる。
このため、ハレーションにより画像認識ができなくなった場合でも、可視光によって画像認識を行うことができる。
よって、画像認識を行なえる場面を多くすることができ、より長期間且つ確実に乗員の状態を検出することができる。
この発明の一実施態様においては、車室内の室内灯を作動させる室内灯作動手段を備え、該室内灯作動手段は、前記可視光での撮像が行われる際に室内灯を作動させるものである。
上記構成によれば、可視光での撮像が行われる際には、室内灯が作動するため、室内灯によって可視光の撮像を行うことができる。
よって、夜間等で自然光による撮像が困難な場合であっても、可視光での撮像を行うことができる。
この発明によれば、走行直前において画像認識処理を行いつつも、阻害される状態では画像認識処理を抑制することで、画像認識の誤判定を防止することができる。
よって、車室内の状態認識装置において、車両停車中の走行開始前に、赤外線を照射して、乗員の状態を検出するにあたり、できるだけ阻害要因の影響を抑えて、正確に乗員の状態を検出できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳述する。
図1は本発明を採用した実施形態の車室内の状態認識装置を制御ブロックも兼ねて示した全体模式図、図2は小型カメラで撮像した車室内の画像図である。
図1に示すように、この実施形態を採用した車両Vは、車室C内に車両前後方向に三列のシートを備えたワゴンタイプの車両であり、後部には荷室空間Tと、その荷室空間Tを開閉するバックドアBとを備えている。
一列目シート1、二列目シート2、三列目シート3には、それぞれシートベルト装置(図示せず)のバックルセンサ4,5,6が設けられている。このバックルセンサ4,5,6は、乗員がシートベルト装置を装着することによって、シートベルト装着信号を、後述するECU7に送信するように構成している。
また、車室C前部のインストルメントパネル(図示せず)には、シートベルト装置の装着を促すシートベルトリマインダー等のワーニング表示を行なうモニタ8Aと、シートベルト装置の装着を促す警報音を出すスピーカ8Bを設置している。さらに、一列目シート1の近傍には、イグニッションキーシリンダーのON・OFF信号を出力するパワースイッチ9(IGスイッチ)と、自動変速機のDレンジ等の変速操作信号を出力するシフトセンサ10と、を設置している。
また、各シート1,2,3の側方には、図示しないサイドドアが設置されており、この開閉状態を検出するドアスイッチ11を設けている。そして、バックドアBの上部には、車室C内から車両後方側を視認できるように、バックウィンドBaを設けている。
なお、このバックドアBは、上端に回動ヒンジBbを備えており、車両後方側から作業者WがバックドアBを自由に開閉できるように構成している。また、作業者Wが荷室空間Tに自由に出入りできるように構成している。
車室C上方の天井前部C1には、撮像手段である小型カメラ12を設置している。この小型カメラ12は、近赤外線及び可視光兼用のカメラであり、車室C内の乗員等を撮影するために、撮像方向Zが車室C後方側に向くように設置されている。
また、天井中央部C2には、近赤外線(近赤外光)を車室C内に照射する近赤外線ランプ13を設置している。この近赤外線ランプ13を、小型カメラ12の撮影と同時に作動させることで、車室C内の乗員等を近赤外線(近赤外光)で照射することができ、乗員等を明確に撮像することができる。特に、夜間等で自然光が少ない場合でも、乗員に撮影されていることを気付かせることなく、車室C内を撮影することができる。
そして、この近赤外線ランプ13に隣接して、室内灯14を設置している。この室内灯14は周知のように、ドアの開閉等に連動して車室C内を照射するもので、従来の室内灯14と同様である。但し、後述するように、室内灯CPU15からの作動信号によって、点灯状態が変化するように設定している。
図2の画像図に示すように、天井前部に設置した小型カメラ12で撮影すると、二列目シート2と三列目シート3、それに各シートに着座する乗員P…が、撮影されることになる(なお、乗員Pが着座していない場合も含めて示すため、乗員Pは一点鎖線で示している)。
そして、三列目シート3の後方には、略台形状のバックウィンドBaが位置して、二列目シート2及び三列目シート3の側方には、サイドウィンド20…が位置するように撮影される。
このとき、画像図では、各シート2,3のシートバック2A,3Aとヘッドレスト2B,3Bが認識される。そして、各シートバック2A,3Aの上縁端21,31とシートバック2B,3Bの下縁端22,32とが、各々の位置が基準位置と比較して記憶される基準特定部位として設定される。
すなわち、シートバック2A,3Aの上縁端21,31を基準特定部位とすることで、シートバックの上縁端21,31が、基準位置(基準範囲)にない場合には、シートバック2A,3Aが大きく後倒されている場合や前傾されている場合であり、乗員が正しい姿勢で着座できない状態と判断できる。
また、ヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32を、基準特定部位とすることで、ヘッドレストの下縁端22,32が、基準位置(基準範囲)にない場合には、ヘッドレスト2B,3Bの位置が低い場合や高い場合で、後突された際にムチ打ちの危険がある状態であると判断できる。例えば、図2の二列目左側のシート2′の場合には、ヘッドレスト2B´の位置が乗員Pの頭部P1の位置に比較して低いため、ムチ打ちの危険があると判断できる。この場合には、後述するように、「二列目左側シートのヘッドレストが低い」というワーニング(警報)を行なうことになる。
また、このシート2,3の各基準特定部位21,22,31,32は、小型カメラ12の画像上で、バックウィンドBaの下縁Ba1よりも下方位置に位置するように設定している(三列目シートの左右のヘッドレストは、装着位置を考慮して上方位置に示している)。
具体的には、小型カメラ12の設置位置、小型カメラ12の撮像角度、三列目シート3のシートバック3Aの高さ、さらにはバックウィンドBaの開口等の関係を、適切に設定することで、バックウィンドBaの下縁Ba1よりも下方に、シート2,3の各基準特定部位(21,22,31,32)が位置するように設定している。
このような位置関係に設定することで、例えば、図1に示すように、車両後方にヘッドライトRを照射した車両V1が位置して、バックウィンドBaからヘッドライトRの光が車室C内に入ってきたとしても、基準特定部位21,22,31,32が「ハレーション」によって認識できなくなるおそれを回避できる。
ここで、「ハレーション」とは、画像に強い光が侵入した場合に、その光の周囲が白くぼやける状態のことをいう。このハレーションが発生すると、その周辺の画像認識が、全くできなくなってしまう。
そこで、この実施形態では、「ハレーション」による影響を避けるために、バックウィンドBaの下縁Ba1よりも下方に、各基準特定部位21,22,31,32が位置するように設定しているのである。
なお、この実施形態のヘッドレスト2B,3Bは、シートバック2A,3Aから上方に突出した一般的なヘッドレストで構成しているが、ヘッドレストをいわゆる鞍型形状としてもよい。このようにヘッドレストを鞍型形状とした場合でも、ヘッドレストの下端縁を、基準特定部位とすることで、ヘッドレストの位置が基準位置(基準範囲)にあるか否かについて判定することができる。
次に、この実施形態の制御ブロックについて、図1を利用して説明する。
この実施形態の車室内の状態認識装置を制御するECU(電子制御中央処理装置)7には、入力手段として、前述のパワースイッチ9と、シフトセンサ10と、複数のバックルセンサ4,5,6と、複数のドアスイッチ11と、小型カメラ12と、をそれぞれ連結しており、各入力手段の入力信号を受信するように構成している。
また、このECU7には、出力手段として、前述のモニタ8Aと、スピーカ8Bと、室内灯14と、近赤外線ランプ13と、をそれぞれ連結しており、ECU7で演算処理して得た出力信号等を、各出力手段に出力するようにしている。なお、室内灯14との間には、室内灯14を独自に制御する室内灯CPU15を設けている。
このECU7では、後席乗員(P)のシートベルト装着状態を検出して、後席乗員(P)にシートベルト装置の装着を促す制御システムを構成しており、以下のような制御方法で制御を行なう。
次に、図3〜図5により、この実施形態の制御方法について説明する。図3は実施形態の制御のメインフローチャート、図4は走行時サブルーチンのフローチャート、図5は室内灯制御のフローチャートである。
図3に示すように、まず、S1では、各種センサの信号を入力する。前述したパワースイッチ9と、シフトセンサ10と、複数のバックルセンサ4,5,6と、複数のドアスイッチ11と、小型カメラ12とから得た検出信号等を入力する。
次に、S2では、パワースイッチ9がONか否かを判定する。すなわち、運転者がエンジンを始動しようとしているのかを判断するのである。なお、このパワースイッチ9の代わりに、ドア開放信号を判定信号としても良いし、ドアロック解除信号を判定信号としても良い。
このように、このS2では、乗員が車両に乗り込み、エンジン等を始動するまでの乗員操作をきっかけとして、状態認識制御の制御開始を判断する。
このS2で、パワースイッチ9がONでないと判断(NO判断)した場合には、そのまま、リターンに移行する。一方、パワースイッチ9がONと判断(YES判断)した場合には、S3に移行する。
S3では、車室C内を近赤外線で撮像する。具体的には、近赤外線ランプ13で近赤外線を照射して、同時に車室C内を小型カメラ12で撮影する。このとき、小型カメラ12は、近赤外線のみが通過する赤外線フィルタ等を介して、乗員(P)等を撮像する。この撮像は、静止画を数秒毎に1ショットで撮像しても良いし、動画状態で撮像しても良い。
そして、S4では、ヘッドレスト2B,3Bの高さ判定を行なう。具体的には、各ヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32が、それぞれ、どの位置にあるのかを判定する。
その後、S5では、着座している乗員Pを判定する。具体的には、乗員Pの頭部P1を判別して、どのシート2,3に乗員Pが着座しているかを判定する。また、頭部P1の位置を判別することで、どのような体型の乗員Pが、着座しているのかも判定する。
そして、S6では、シフトセンサ10からの信号でDレンジか否かを判定する。すなわち、運転者がDレンジに入れて車両を発進させようとしているか否かを判断するのである。
なお、Dレンジの代わりに、ブレーキペダルOFFやクラッチペダルON(踏込み)を検出して、運転者が車両を発進させようとしているのかを判断してもよい。
その後、S7では、ドアが開放状態か否かを判定する。すなわち、運転者が車両を発進させようとしているにも関わらず、ドアが開放したという状況を検出するのである。なお、このドアには、バックドアBも含まれる。
S7で、ドアが開放状態であると判断(YES判断)した場合には、S8に移行する。このS8では、撮像したデータを一旦キャンセルする。そして、その後、リターンに移行する。
このように、ドアが開放している場合に、撮像したデータをキャンセルしてリターンに移行するのは、ドアが開いていることで、乗員Pの車室C内への出入りや荷物の積み込み等、画像認識を阻害する阻害要因が発生するおそれがあり、この阻害要因が発生することで、正確な状態認識判定ができない可能性があるからである。
一方、S7で、ドアが開放状態でないと判断(NO判断)した場合には、S9に移行する。このS9では、撮像データのハレーション判定を行なう。すなわち、撮像した画像データに、ハレーションが発生しているか否かを判定するのである。
そして、S10では、このハレーションで画像認識ができないか否かを判定する。この画像認識ができない場合とは、乗員Pの頭部P1の位置と、ハレーションの位置が重なってしまい乗員Pの頭部P1が明確に判断できないような場合や、各ヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32の位置とハレーションの位置が重なってヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32の位置が判断できないような場合である。
S10で、ハレーションで画層認識ができないと判断(YES判断)した場合には、S11に移行する。このS11では、室内灯14がONか否かを判断する。すなわち、ここでは、近赤外線による画像認識ができないため、自然光による画像認識を行なうべく、室内灯14の点灯状態を確認しているのである。
S11で、室内灯14がONでないと判断(NO判断)した場合には、S12に移行する。このS12では、室内灯作動信号を室内灯CPU15に出力する。この室内灯CPU15における制御フローについては後述する。一方、室内灯14がONであると判断(YES判断)した場合には、S13に移行する。なお、S12に移行した後も、S13に移行する。
S13では、可視光で撮像及び判定を行なう。すなわち、可視光により撮影できるように設定された小型カメラ12で、車室C内を撮像して、その撮像した画像データにより、乗員Pの頭部P1やシートバック2A,3A、ヘッドレスト2B,3B等の判定を行なうのである。
このように、可視光により撮像及び判定を行なうことにより、ハレーションで近赤外線では画像認識できない場合であっても、乗員Pの着座状態等を判定することができる。
そしてその後、S14に移行する。また、S10でハレーションで認識できないことはないと判断(NO判断)した場合も、そのまま、S14に移行する。
S14では、バックルセンサ4,5,6の信号と着座したシート2,3及びヘッドレスト2B,3Bの高さが一致するかを判定する。すなわち、どのシート2,3に乗員Pが着座しているか、その乗員Pがシートベルト装置を装着しているか、さらには、ヘッドレスト2B,3Bの高さがその乗員Pに適切であるかを判定するのである。
そして、S15では、全ての乗員Pの着座状態に対して、シートベルト装置の装着と、ヘッドレスト2B,3Bの高さが、全て一致するか否かを判定する。
全てが一致するといえないと判断(NO判断)した場合には、S16に移行する。このS16では、不一致シートに対してワーニングを行なう。
例えば、二列目左側シート2′の乗員Pがシートベルト装置を装着していない場合には、「二列目左側シートの方はシートベルトを装着して下さい」と、モニタ8Aに、いわゆるシートベルトリマインダーの表示がなされると共に、スピーカ8Bで警報がなされる。
また、二列目左側シート2′の乗員Pのヘッドレスト2Bの位置が、頭部P1の位置に比較して低い場合には、「二列目左側シートの方はヘッドレストを上げて下さい」と、モニタ8Aに表示がなされると共に、スピーカ8Bで警報がなされる。
このように警報を行なうことで、後部シート2,3に着座する乗員Pに対して、シートベルトの装着や、ヘッドレストの適正位置への操作を促すことができる。
一方、S15で全てが一致すると判断(YES判断)した場合には、S20の走行時サブルーチンへ移行する。この走行時サブルーチンについては、後述する。
そして、S20の走行時サブルーチンが終了すると、今回の制御は終了して、次の制御に備えるため、リターンに移行する。
図4で、この走行時サブルーチンについて説明する。
まず、S21では、各種センサからの信号を入力する。このときの信号は、前述のS1と同様の信号を入力する。なお、走行中であるとの判断を行なうために、車速信号を取り入れるようにしてもよい。
次に、S22では、パワースイッチ9がONか否かを判断する。このS22は、車両走行後に、乗員がエンジン等を切って車両を降りるか否かを判断するために、設けている。
このため、S22で、パワースイッチ9がONでないと判断(NO判断)した場合には、エンドに移行してこのルーチンが終了する。一方、S22で、パワースイッチ9がONであると判断(YES判断)した場合、すなわち、エンジンを駆動している場合には、そのまま、S23に移行する。
S23では、近赤外線で撮像して判定を行なう。すなわち、前述したS3〜S5と同様に、近赤外線を近赤外線ランプ13で照射して、小型カメラ12で乗員等を撮像することで、ヘッドレスト2B,3Bの高さや乗員Pの頭部P1等を判定する。
このように、近赤外線で撮像することで、撮像していることを乗員に気付かれることなく、撮像を行なうことができる。
S24では、ハレーションで画像認識ができないか否かを判断する。このステップでの画像認識ができない場合も、S10の場合と同様、乗員Pの頭部P1の位置とハレーションの位置が重なってしまい、乗員Pの頭部P1位置が明確に判断できないような場合や、各ヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32の位置とハレーションの位置が重なってしまい、ヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32の位置が判断できないような場合である。
S24で、ハレーションで画像認識ができないと判断(YES判断)した場合には、そのまま、以後のステップ(S25〜S28)を飛ばして、次の制御に移行する。すなわち、ハレーションにより認識できない場合は、そのまま判定処理を行なうことなく、次の制御に備えるのである。
これは、近赤外線で撮像できなかった場合には、S13のように可視光で撮像することなく制御を終了することを意味する。
このように、可視光で撮像せずに制御を終了することで、運転者は、室内灯14が急に点灯して車室C内が明るくなることもないため、安全に運転を継続することができる。
一方、S24で、ハレーションで画像認識できないことはないと判断(NO判断)した場合には、S25に移行する。このS25では、バックルセンサ4,5,6の信号と着座したシート2,3及びヘッドレスト2B,3Bの高さが一致するかを判定する。すなわち、S14と同様に、どのシート2,3に乗員Pが着座しているか、その乗員Pがシートベルト装置を装着しているか、さらには、ヘッドレスト2B,3Bの高さがその乗員Pにとって適切かを判定する。
そして、S26では、全て一致するか否かを判断する。
ここで、全てが一致するといえないと判断(NO判断)した場合には、S27に移行する。このS27では、不一致シートに対してワーニングを行なう。このワーニングも、モニタ8Aにシートベルトリマインダーの表示がなされると共に、スピーカ8Bで警報がなされる。
一方、全てが一致するといえると判断(YES判断)した場合には、そのまま制御を終了して、次の制御に移行する。すなわち、ワーニングを行なうことなく次の制御に備えるのである。
以上のような、走行時サブルーチンを、走行中に繰り返すことで、走行中に乗員Pがシートベルト装置を取り外した際には、即座にワーニングがなされ、シートベルトの装着が促される。このため、走行中における衝突安全性を高めることができる。
次に、室内灯CPU15が行なう室内灯14の制御について、図5の室内灯の制御フローチャートで説明する。
まず、S31でドア開放かを判断する。ここでドア開放であると判断(YES判断)した場合には、S32に移行する。S32では室内灯14をONにする。すなわち、ドアの開放操作に連動して、室内灯14が点灯するようにしているのである。
一方、S31でドア開放でないと判断(NO判断)した場合には、S33に移行する。S33では、ドア閉鎖直後で所定時間経過前か否かを判断する。
ここで、所定期間経過前と判断(YES判断)した場合には、S32に移行して室内灯14をONにしておく。すなわち、ドア閉鎖後所定時間経過前には、室内灯14をそのまま点灯させておく、いわゆる「残灯制御」を行なうのである。なお、ここでの所定時間とは、5秒〜10秒前後である。
一方、S33で、所定期間経過後と判断(NO判断)した場合には、S34に移行する。S34では、室内灯作動信号が入力されたか否かを判断する。この室内灯作動信号は、前述のS12によってECU7から出力される信号であり、この室内灯作動信号によって、室内灯14を点灯させて可視光による撮像を行なうのである。
S34で室内灯作動信号が入力されたと判断(YES判断)した場合には、S32に移行する。そして、S32で室内灯14をONにすることで、車室C内を可視光によって撮像できるようにする。
一方、S34で室内灯作動信号が入力されていないと判断(NO判断)した場合には、S35に移行する。S35では、室内灯14をOFFにして、室内灯14を消灯する。なお、このS35によって、通常時ドアを閉鎖した状態では、ほとんどの場合が室内灯14が消灯することになる。
そして、今回の制御でS32やS35を終了した後には、全てリターンに移行して、次の制御に備える。
このように、室内灯14を制御することにより、本実施形態では、室内灯作動信号が入力された場合には、必ず室内灯14が点灯するため、確実に可視光による撮像を行なうことができる。
次に、このように構成した本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態では、車室C内に設置されて、近赤外線により車室C内の状態を撮像する小型カメラ12と、この小型カメラ12により撮像された室内画像に基づいて車室C内の画像を認識する車室C内の状態認識装置であって、車両の停車状態であって走行直前状態を検出するシフトセンサ10と、小型カメラ12により撮像された室内画像による認識が阻害される状態を判定するドアスイッチ11等と、ECU7が、少なくとも走行直前中に画像認識処理を行なうと共に、走行直前中にドアスイッチ11等で室内画像の認識が阻害される状態を判定した時に、画像認識処理を行なわないようにしている。
これにより、ECU7によって、走行直前において画像認識処理を行いつつも、室内画像の認識が阻害される状態、例えば、車室C内への人の出入りがある場合や、後方車両のヘッドライト照射により、いわゆるハレーションが生じる場合等には、画像認識処理を抑制することになる。
このため、走行直前において画像認識処理を行いつつも、阻害される状態では画像認識処理を抑制することで、画像認識の誤判定を防止することができる。
よって、車室C内の状態認識装置において、車両停車中の走行開始前に、近赤外線を照射して、乗員Pの状態を検出するにあたり、できるだけ阻害要因の影響を抑えて、正確に乗員Pの状態を検出できる。
また、この実施形態では、ドアスイッチ11で、ドア開放時を認識阻害状態と判定している。
このように、ドア開放時を阻害状態として判定することで、ドアを開放した際の人の出入りの影響や、夜間の車両のライト等の侵入等を防いで画像認識の誤判定を防ぐことができる。
よって、ドア開放時に、画像認識処理を抑制することで、より正確に乗員Pの状態を検出することができる。
なお、ドア以外にも、サンルーフ開放状態を、阻害状態として判定してもよい。
また、この実施形態では、小型カメラ12の撮像方向が、撮像された画像上において、シートバック2A,3Aの上縁端21,31とヘッドレスト2B,3Bの下縁端22,32の基準特定部位がバックウィンドBaの下縁Ba1よりも下方に位置するように設定されている。
これにより、撮像した画像上において、シートバックの上縁端21,31とヘッドレストの下縁端22,32の基準特定部位が、バックウィンドBaから侵入する後方車両V1のヘッドライトRの光により、認識できなくなるのを防ぐことができ、画像認識処理が阻害されるのを防止することができる。
よって、後方に位置する他の車両V1の影響を受けにくい配置構造等にすることにより、画像認識処理の精度を高めることができる。
また、この実施形態では、車両Vが車室C後方に荷室空間を備えるワゴンタイプであり、バックドアBの開放時を認識阻害状態と判定する共に、乗員Pの位置を認識することで、画像認識を行なうようにしている。
これにより、バックドアBから荷室空間Tに出入りする人やバックドアB周辺に位置する人を、乗員Pと誤って認識するのを防止することができる。
よって、バックドアBを備えるワゴンタイプにおいて、誤認識を防止して、正確に乗員Pの状態を検出することができる。なお、車両Vのタイプは、後部に荷室空間Tを備えるものであれば、バンタイプであってもよい。
また、この実施形態では、小型カメラ12は、可視光により車室C内の状態を撮像する機能を有しており、ハレーションによる認識阻害状態を判定して、近赤外線による画像認識が不可能と判定された場合には、可視光による撮像に切り替えて、画像認識を行なうように制御している。
これにより、近赤外線での画像認識の際に、ハレーションが生じた場合には、可視光に切り替えて画像認識を行うことになる。
このため、ハレーションにより画像認識ができなくなった場合でも、可視光によって画像認識を行うことができる。
よって、画像認識を行なえる場面を多くすることができ、より長期間且つ確実に乗員の状態を検出することができる。
また、この実施形態では、室内灯14を作動させる室内灯CPU15を備え、室内灯CPU15は、可視光での撮像が行われる際に、室内灯作動信号を受けて、室内灯14を作動するように制御している。
これにより、可視光での撮像が行われる際には、室内灯14によって可視光の撮像を行うことができる。
よって、夜間等で自然光による撮像が困難な場合であっても、可視光での撮像を行うことができる。
以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、
この発明の撮像手段は、実施形態の小型カメラ12に対応して、
以下、同様に、
画像認識手段は、ECU7に対応し、
走行直前検出手段は、シフトセンサ10に対応し、
阻害判定手段は、ドアスイッチ11、ECU7(S9)に対応し、
シートバック部材は、シートバック2A,3A、ヘッドレスト2B,3Bに対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車室内の状態認識装置に適用する実施形態を含むものである。この実施形態では、シートベルト装置の状態認識装置で説明したが、エアバッグ装置の状態認識装置等で実施してもよい。
本発明を採用した実施形態の車室内の状態認識装置を制御ブロックも兼ねて示した全体模式図。 小型カメラで撮像した車室内の画像図。 車室内の状態認識装置の制御方法を示す制御のメインフローチャート。 走行時サブルーチンのフローチャート。 室内灯制御のフローチャート。
符号の説明
V…車両
B…バックドア
2…シート
3…シート
4…バックルセンサ
5…バックルセンサ
6…バックルセンサ
7…ECU
8A…モニタ
8B…スピーカ
9…パワースイッチ
10…シフト
11…ドアスイッチ
12…小型カメラ

Claims (6)

  1. 車室内に設置されて、赤外線により車室内の状態を撮像する撮像手段と、
    該撮像手段により撮像された室内画像に基づいて車室内の画像を認識する画像認識手段とを備えた車室内の状態認識装置であって、
    車両の停車状態であって走行直前状態を検出する走行直前検出手段と、
    前記撮像手段により撮像された室内画像による認識が阻害される状態を判定する阻害判定手段と、
    前記画像認識手段が、少なくとも走行直前中に画像認識処理を行なうと共に、走行直前中に前記阻害判定手段で室内画像の認識が阻害される状態を判定した時に、画像認識処理を抑制する
    車室内の状態認識装置。
  2. 前記阻害判定手段は、車体の開口部を開閉する開閉体の開放時に、阻害状態と判定する
    請求項1記載の車室内の状態認識装置。
  3. 前記画像認識手段は、座席のシートバック部材の形態を認識可能に構成して、
    前記撮像手段の撮像方向が、撮像された画像上においてシートバック部材の基準特定部位が後方のウィンド開口下端よりも下方に位置するように設定された
    請求項1記載の車室内の状態認識装置。
  4. 車両が車室後方に荷室空間を備えるワゴンタイプ又はバンタイプであり、
    前記開閉体が前記荷室空間を開放するバックドアであると共に、
    前記画像認識手段が乗員の位置を認識するように設定した
    請求項2又は3記載の車室内の状態認識装置。
  5. 前記撮像手段は、可視光により車室内の状態を撮像する機能を有し、
    前記阻害判定手段は、撮像手段でのハレーションによる認識阻害状態を判定するものであり、
    該阻害判定手段により赤外線による画像認識が不可能と判定された場合には、撮像手段による可視光による車室内状態の撮像に切り替えて、画像認識を行なうように制御する
    請求項4記載の車室内の状態認識装置。
  6. 車室内の室内灯を作動させる室内灯作動手段を備え、
    該室内灯作動手段は、前記可視光での撮像が行われる際に室内灯を作動させる
    請求項5記載の車室内の状態認識装置。
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