JP2017019419A - 車輛用ドア開閉制御装置およびドア開閉制御システム、ドア開閉予告システム - Google Patents

車輛用ドア開閉制御装置およびドア開閉制御システム、ドア開閉予告システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は安全支援機能を搭載した自動車に関するもので、自動車の搭乗者がドアを開扉する際に、開扉したドアと自転車やバイク等との衝突事故を防止するための装置を提供することを目的とするものである。【解決手段】走行状態センサ101と、顔認識装置102と、シートベルト装着センサ105と、搭乗者重心センサ106と、前記装置およびセンサで検出された搭乗者の顔の向き、座り位置、シートベルト装着状態という情報を基に搭乗者が車外に注意して開扉を行おうとしているか否かを判断してドアロックの制御を行う開閉制御装置104を備えることで、搭乗者の不注意でのドア開扉動作を防止でき、開扉したドアとの衝突事故を防止できるようになる。【選択図】図1

Description

本発明は、所定の条件を検知した際に車輛のドアの開閉制御を行うための装置である車輛用ドア開閉制御装置およびドア開閉制御システム、ドア開閉予告システムに関するものである。
従来、道路脇に停車した自動車の扉を不用意に開放することによる事故を未然に防止するため、自動車用扉に設けられる投射素子と受入素子とから成り、上記扉の後方の障害物の有無を確認する障害物確認センサを上記扉のヒンジ部に設て作動時にこの扉の開放状態への街道を阻止する扉ロック手段と、上記障害物確認センサから送られて来る障害物確認の信号に基づいて上記扉ロック手段を作動させる制御器とから成る自動車用扉の安全装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
また、車輛のドアが開く前から運転者が操作することなく停止表示灯を点灯または点滅状態を維持する、あるいは、ドアとは無関係なシートベルトの解放をもってドア開閉の予備操作と認識し、確実な扉開閉予告を行う、車輛ドアの開閉予告装置あるいは自動車の扉開閉予告装置が知られている(例えば特許文献2、特許文献3参照)
実開昭62‐88618号公報 実開平3‐33735号公報 実開昭62‐189250号公報
しかしながら、上記従来の例においては自転車やバイクがすでに車輛付近に接近している状態でないと安全装置が動作しなかったり、外部へのドア開扉通知が車輛の搭乗者がドアを開ける直前と遅すぎたり、同搭乗者がドア開扉しようとしていない場合にも無駄に外部へドア開扉することを通知してしまうという問題があった。
本発明は上記の問題を解決し、後方確認等を怠った不用意な車輛ドア開扉を防止することができる装置およびシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車輛用ドアのドアロックを制御する車輛用ドア開閉制御装置であって、前記車輛の走行状態を検出する走行状態センサと前記車輛の室内に搭乗する搭乗者の顔の向きを認識する顔認識装置と第1の信号に応じて前記車輛用ドアを施錠し第2の信号に応じて前記車輛用ドアを開錠するドアロック装置とに接続される接続部と、前記接続部から入力された信号を演算処理し、演算結果に基づいて前記第1の信号または前記第2の信号を出力する制御部と、を備える。
本発明によれば、顔の向きが開くドア側を向いていない等の不注意の状態では、ドアをロックして危険な開扉操作を防止する効果を奏する。
本発明の実施形態1における開扉動作を検出する機能を搭載した自動車のブロック図 本発明の実施形態1における顔認識装置のブロック図 本発明の実施形態1における開閉制御装置のブロック図 本発明の実施形態1における搭乗者重心センサの取り付け位置を説明するための図 本発明の実施形態1における顔認識装置の取り付け位置を説明するための図 本発明の実施形態1における予告表示装置の取り付け位置を説明するための図 本発明の実施形態1における開閉制御装置の処理フローチャート
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態1における車輛用ドア開閉制御装置を適用した車輛用ドア開閉制御システムおよびドア開閉予告システムを網羅的に示すブロック図である。ただし、説明の理解を助けるためにこれら装置およびシステムを搭載する車輛(自動車)100の外形も記載している。
図1に示す通り、本発明の車輛用ドア開閉制御装置としての開閉制御装置104は、車輛用ドア開閉制御システム(以下、開閉制御システムと称する)110およびドア開閉予告システム(以下、開閉予告システムと称する)120全体を統括的に制御する装置である。
開閉制御システム110は、開閉制御装置104、走行状態センサ101、顔認識装置102、シートベルト装着センサ105、搭乗者重心センサ106、ドアロック装置103を備える。
開閉予告システム120は、開閉制御システム110に対して更に予告表示装置107が含まれて構成される。
本実施の形態において、走行状態センサ101は、車輛100の走行状態を検出し、この検出結果を情報として出力するものである。本実施の形態においては、所謂車速パルスなどを用いて車輛100の車速を検出するものであり、現時点の車輛100の車速を「走行状態を示す情報」(以下、走行状態情報)として、開閉制御装置104へ出力する。
ただし、走行状態として車輛100が停車中か走行中であるかを判定できれば良い場合もあり、この場合、パーキングブレーキの状態を示す情報やAT( Automatic Transmission)車輛のセレクトレバーの位置(PレンジやNレンジなど)を示す情報を単独あるいは組み合わせて用いることも可能である。これらの意味において、パーキングブレーキやセレクトレバーも走行状態センサ101に含まれる。
顔認識装置102は詳細後述するとおり、カメラなどの撮像機器および撮像機器で撮像したデータを演算処理することによって、車輛100に搭乗する搭乗者の顔を認識するものである。本実施の形態において顔認識装置102は、搭乗者の顔の向きや視線方向を認識し、少なくとも搭乗者の顔が認識できたか否かの情報を出力する。
搭乗者の顔が認識できたか否かは次のように定める。すなわち、搭乗者の目(少なくとも左目右目のいずれか一方)、鼻、口の3つの部位がカメラ映像に映っていれば、「搭乗者の顔が認識できた」とし、搭乗者の両目、鼻、口の3つの部位のうち少なくともいずれ
か1つが、カメラ映像に映らなければ「搭乗者の顔が認識できない」とする。
ただし、搭乗者がサングラスをかけていたりマスクをしている場合においても、顔をいくつかの部分に分け、その単位でパターン・マッチングすることで類似度を判定できる公知の技術を適用することによって、顔認識の精度をあげて対処することも可能である。
ドアロック装置103は、電磁ロックなどが用いられ、開閉制御装置104からの制御信号に基づいて車輛100のドアを施錠と開錠を切り替えるものであり、従来から存在する一般的なドア錠を用いて、第1の信号を受付けた場合に施錠するよう動作させ、第2の信号を受付けた場合に開錠するよう動作させることにより実現する。
また、本実施の形態において、ドアロック装置103は一般的なワゴン車等に搭載されるチャイルドロックのように、施錠されている際は、車内からは搭乗者が開錠できない仕組みが用いられる。
シートベルト装着センサ105は、搭乗者がシートベルトを装着しているか否かの情報(以下、シートベルト装着情報)を開閉制御装置104へ出力するものである。これは、シートベルトの固定側の金具内にスイッチを設け、シートベルトの可動側の差し込み側金具を挿入するとにより該スイッチが押下されるように設置されることで、High/Lowの信号レベルを区別可能な2値を採る信号で示される、シートベルト装着情報を出力する。
搭乗者重心センサ106は、搭乗者の重心位置情報(以下、重心位置情報)を開閉制御装置104へ出力するものである。重心位置情報とは、車輛100の座席(シート)上において、少なくとも搭乗者の重心が搭乗者の右側に傾いているか左側に傾いているかを示す情報である。これは、車輛100の各シートの座面下部に荷重センサを配置することで実現でき、詳細後述するとおり、シートの中心位置に対してドア側とその反対側の最低2か所に荷重センサを設置し、各荷重センサに掛かる重さを比較することにより、搭乗者の重心を検出する。
開閉制御装置104は、走行状態センサ101、顔認識装置102、シートベルト装着センサ105、搭乗者重心センサ106、ドアロック装置103、更に予告表示装置107に電気的に接続され、開閉制御システム110および開閉予告システム120を統括的に制御する。
具体的には、開閉制御装置104は、少なくとも走行状態センサ101および顔認識装置102が出力した信号に基づいて演算処理を行い、この演算処理結果に基づいてドアロック装置103へ制御信号を出力することによって車輛100のドアの施錠/開錠を制御する。
ただし、本実施の形態においては、走行状態センサ101および顔認識装置102が出力した信号に基づく演算処理に加え、シートベルト装着センサ105の検出結果であるシートベルト装着情報、および/または、搭乗者重心センサ106の検出結果である重心位置情報に基づく演算処理結果を用いてドアロック装置103の制御信号を出力する構成にしている。これは、ユーザの挙動をより精度を上げて判断するためである。
開閉制御装置104は、上記した接続先からの入力信号あるいは接続先への出力信号を入出力するための端子と、一般的なCPU、RAM、ROMを備えたマイコンとから構成される。したがって、開閉制御装置104は、車輛100の内外に単独の装置として設けられてもよく、あるいは、カーナビゲーション装置など他の電子機器内に設置されてもよ
い。
次に図2を用いて顔認識装置102の詳細を説明する。図2は、顔認識装置102の機能ブロックを示すブロック図である。顔認識装置102は、撮像部201、演算処理部202、接続端子203を備える。
撮像部201は、一般的にカメラに用いられるレンズとCCDやCMOSセンサからなり、撮影した画像データを演算処理部202に伝達する。
演算処理部202は、一般的なCPU、RAM、ROMを備えたマイコンが用いられ、ROMに格納された画像処理プログラムをRAMを作業領域として用いてCPUが演算処理する。
一般的な画像処理として、時系列に記憶した複数の画像のうち、顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻やほお骨やあごの形などを特徴として利用して顔の向きを推定したり、顔の画像から目の輪郭画像を切り出し、その映像の中から瞳孔の中心位置を求めて視線方向を計算処理する方法がある。本実施の形態においても画像処理プログラムはこれらの方法が用いられる。
顔認識装置102は、上述のように、撮像部201とこの撮像部201で撮影した被写体の顔の特徴とを直接幾何学的に比較することで顔認識を行って得られた情報のうち、少なくとも顔認識装置102で搭乗者の顔を認識可能か否かの情報(以下、顔認識情報)を接続端子203を介して開閉制御装置104へ出力する。
次に図3を用いて開閉制御装置104の詳細を説明する。図3は、開閉制御装置104の機能ブロックを示すブロック図である。開閉制御装置104は、制御部301、接続部302を備える。
制御部301は、演算部311としての一般的なCPU、記憶部312としてのRAM、ROMを備えたマイコンが用いられ、ROMに格納されたプログラムをRAMを作業領域として用いてCPUが演算処理する。演算処理された情報に基づいて本実施の形態において説明する各種の判定が判定部313にて行われる。判定部313にて行った判定結果は、記憶部312に一旦記憶されて、または、判定処理後すぐに入出力部314を介して接続部302へ送信される。
制御部301は、接続部302における入力端子302aを介して前記装置とセンサから情報を得て処理を行い、さらに接続部302が備える出力端子302bを介して制御信号をドアロック装置103へ出力する。
また、開閉制御装置104にはユーザー設定を行うためディスプレイやその設定を保持するための不揮発メモリを搭載してもよいものとする。
以上のように構成された開閉制御システム110では、開閉制御装置104が、走行状態センサ101から入力された走行状態情報、顔認識装置102から入力された顔認識情報、シートベルト装着センサ105から入力されたシートベルト装着情報、搭乗者重心センサ106から入力された重心位置情報に基づいて、ドアロックを制御するものである(動作の詳細はフローチャートを用いて後述する)。
また開閉予告システム120は、上記開閉制御システム110の構成に加え、予告表示装置107を含む構成からなる。開閉予告システム120は、開閉制御装置104からの制御信号に基づいて、予告表示装置107が詳細後述する表示動作を行う。
予告表示装置107は、一般的なLCD(Liquid Crystal Display)などを用いて表示内容を変更できるよう構成されたディスプレイ600や、あらかじめ表示内容が固定されて、制御信号に応じて点灯あるいは点滅などの動作をする表示灯601が用いられる。
予告表示装置107の表示内容を予め設定しておくことによって、装置を動作(表示または点灯あるいは点滅)させるための第3の信号を予告表示装置107へ送信するだけの簡単な制御によって予告表示機能を実現できる。
この場合の第3の信号とは、High/Lowの2値を採る信号であればHighかLowのいずれか一方を指し、装置あるいはシステムの設計上の都合によって設定すればよい。
次に、上述の説明におけるセンサや装置などについて、それらの車輛100内における取り付け位置(配置)の詳細について、以下に説明する。
図4は、図1における搭乗者重心センサ106の配置(取り付け位置)を示す図である。搭乗者重心センサ106は、所謂、荷重センサ402を複数用いて構成される。荷重センサ402は、図4に示すように搭乗者シート400の下の最低2か所(荷重センサ402aおよび402b)に配置される。
このとき2つの荷重センサ402は、搭乗者シート400を正面視した場合に縦方向に延在する仮想の中央線(図4の一点鎖線C)に対して線対照の位置に配置される。この様に配置されて荷重センサ402aおよび402bのそれぞれにかかる荷重を検出し、検出したこれらの重さの比率を検出することにより、搭乗者の重心がドア401側に偏っているのか否かが判断ができる。
荷重センサ402から出力された情報は、開閉制御装置104に設けられた演算部311で演算処理して搭乗者の重心がドア側に偏っているのか否かを判断する構成としてもよい。
図5は、図1における顔認識装置102の取り付け図である。図5(a)は、搭乗者が搭乗者シートに着座して車輛100の進行方向(図5に示す矢印F)を向いている状態における顔認識装置102と搭乗者500と車輛100のドア401との位置関係を示す。図5(b)は、搭乗者が搭乗者シートに着座して開扉する対象のドア401の方向(図5に示す矢印Dに示す方向)に顔を向けている状態における顔認識装置102と搭乗者500と車輛100のドア401との位置関係を示す。いずれの図も顔認識装置102は車室内に固定されて配置されている。
なお、図5に示される搭乗者500は、車輛100が所謂右ハンドルの自動車である場合における助手席(側)に搭乗している者である。
図5に示すように、車輛100の前席のドア401を開閉制御の対象とする場合、例えばルームミラー付近など、運転席と助手席との間などに設けられ、顔認識装置102の撮像方向(図5(a)の矢印R)が顔認識装置102から見て開扉する対象のドア側の搭乗者シートに向かうよう設置される。
このように顔認識装置102を配置して、搭乗者500の顔の向きを判断できるように取り付けることによって、図5(a)に示すように搭乗者500が開扉する対象のドア401とは反対を向いている際は顔認識でき、図5(b)に示すように搭乗者500が開扉する対象のドア401越しに車外の状況を確認をする際には、顔認識できない位置となる。
すなわち、顔認識できる場合というのは、被撮影対象の搭乗者500が車輛100の進行方向を向いているため、搭乗者500がドア401を開ける意図が無いと判断することができ、顔認識できない場合というのは、被撮影対象の搭乗者500が車輛100のドア側に向いているため、搭乗者500がドアを開けようとする意図があると判断できる。
顔認識装置102における顔認識情報は、顔認識装置102に設けられた演算処理部で演算処理して搭乗者の顔が認識できるか否かを判定し、その顔認識情報を開閉制御装置104へ伝達して搭乗者の顔の向きがドア側に向いているのか否かを判断する構成としてもよい。
図6は、図1における予告表示装置107を車輛100の車外側の後部に取り付けた場合の図である。
図6に示すように予告表示のための予告表示装置107として、ディスプレイ600および表示灯601を車輛100の後部の左右にそれぞれ配置し、開扉動作を検出したドア側の予告表示装置107に開扉予告が表示できるように取り付けるものである。
例えば、図5の紙面に向かって左側に座っている搭乗者の開扉動作を検知した場合は、ディスプレイ600aもしくは表示灯601aにて開扉予告を行い、図6に向かって右側に座っている搭乗者の開扉動作を検出した場合は、ディスプレイ600bもしくは表示灯601bにて開扉予告を行う。開扉予告の表示は、ユーザーにより設定された一定時間で消灯するものとしてもよい。
次に、開閉制御装置104、開閉制御システム110、開閉予告システム120の動作について以下にその処理動作を説明する。ただし、装置およびシステムを個別に説明するのではなく、すべての構成要素を含む開閉制御システム110、開閉予告システム120としての全体の処理動作を説明する。
図7は本発明の実施の形態1における開閉制御装置104が実行する判定処理フローを示すフローチャートである。
以下の説明において、開閉制御装置104における判定処理の開始は、走行状態センサ101から得られた走行状態情報に基づいて車輛100が停車した(車速がゼロまたはあらかじめ設定された一定速度以下に落ちた)ことと、搭乗者重心センサ106により搭乗者が居ることを検知していることと、予告表示装置107における開扉予告が非表示状態であることが全て成立することを条件としている。
上記条件がすべて成立した場合、最初の判定処理として、シートベルト装着センサ105によりシートベルトの装着状態の判定を行う(ステップS701)。
ステップS701においてシートベルトが装着されていると判定された場合(ステップS701のY)、ドアロックをオン状態にして、あるいはオン状態を維持する(ステップS706)。そしてシートベルトの状態監視を継続する(ステップS701)。
また、ステップS701においてシートベルトが装着されていない状態であると判定されれば(ステップS701のN)、次の状態判定処理であるステップS702に移る。つまり、ステップS701においては、搭乗者が降車する際の必須状態であるシートベルトが装着されていないことを確認している。
次の判定処理は、搭乗者重心センサ106により搭乗者の重心位置の判定を行う(ステップS702)。ステップS702において、搭乗者の重心位置がドア側でないと判定された場合(ステップS702のN)、ドアロックをオン状態にして、あるいはオン状態を維持する(ステップS706)。そして、最初の判定処理(ステップS701)から再度判定をやり直す。
また、ステップS702において搭乗者の重心位置がドア側であると判定されれば(ステップS702のY)、次の状態判定処理であるステップS703に移る。つまり、ステップS702においては、搭乗者が開扉するドアを開ける前に後方確認が可能な位置に座っているかを確認している。
最後の判定処理は、顔認識装置102により搭乗者の顔の向きに関する判定を行う(ステップS703)。ステップS703において、搭乗者の顔認識が可能と判定された場合(ステップS703のY)、ドアロックをオン状態にして、あるいはオン状態を維持する(ステップS706)。そして、最初の判定処理(ステップS701)から再度判定をやり直す。
また、ステップS703において、搭乗者の顔認識が不可と判定されれば(ステップS703のN)、次の処理であるステップS704もしくはステップS705に移る。つまり、ステップS703においては、搭乗者が開扉するドア越しに車外の状況確認を行っているかを確認している。
ステップS704においては、ステップS701とS702とS703により搭乗者が開扉動作を行うと判定されたため、即時に予告表示装置107に開扉予告を行いステップS705へ移る。なお、ステップ704は開閉予告システム120の場合のみ行う処理であり、開閉制御システム110の場合は処理せず次のステップS705へ移る。ステップS705においては、ドアロックをオフ状態にして、開扉可能な状態にする。
以上のように本実施形態よれば、開閉制御装置104は、車輛100が停車した状態において、搭乗者の顔を認識可能か否かの検出結果に応じたドアロックのオン/オフ制御を行うため、降車しようとしている搭乗者が車外の状況確認を行っているか否かを予測することができ、不注意による開扉操作を防止することが可能となる。
また、シートベルト装着センサ105、搭乗者重心センサ106を備え、これらの検出結果も加味してドアロックのオン/オフ制御を実行することにより、上記不注意による開扉操作の防止に加え、タイミングよく早期の車外への開扉予告を行うことが可能となる。
また、一度開扉動作を検出した後で車内に残った場合でも開扉予告表示が消灯した段階で開閉制御装置104における判定処理が開始されるため、前記同様安全に降車することが可能となる。
本発明のドア開閉制御装置は、搭乗者の車外状況確認を含めた開扉動作を正確に予測し、不注意での開扉操作防止と早期の車外への開扉予告ができるため、降車時の安全支援装置として有用である。
100 車輛
101 走行状態センサ
102 顔認識装置
103 ドアロック装置
104 開閉制御装置
105 シートベルト装着センサ
106 搭乗者重心センサ
107 予告表示装置
110 開閉制御システム
120 開閉予告システム
201 撮像部
202 演算処理部
203 接続端子
301 制御部
302 接続部
311 演算部
312 記憶部
313 判定部
314 入出力部
400 搭乗者シート
401 ドア
402、402a、402b 荷重センサ
500 搭乗者
600、600a、600b ディスプレイ
601、601a、601b 表示灯

Claims (6)

  1. 車輛用ドアのドアロックを制御する車輛用ドア開閉制御装置であって、
    前記車輛の走行状態を検出する走行状態センサと前記車輛の室内に搭乗する搭乗者の顔を認識する顔認識装置と第1の信号に応じて前記車輛用ドアを施錠し第2の信号に応じて前記車輛用ドアを開錠するドアロック装置とに接続される接続部と、
    前記接続部から入力された信号を演算処理し、演算結果に基づいて前記第1の信号または前記第2の信号を出力する制御部と、を備えた車輛用ドア開閉制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記走行状態センサから受信した信号が前記車輛が停車中であることを示す信号であると判定し、かつ、前記顔認識装置から受信した信号が前記搭乗者の顔が認識できないことを示す信号であると判定した場合に、前記第2の信号を前記ドアロック装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の車輛用ドア開閉制御装置。
  3. 前記車輛の搭乗者がシートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルト装着センサが前記接続部に接続され、
    前記制御部は、前記走行状態センサから受信した信号が前記車輛は停車中であることを示す信号であると判定し、かつ、前記顔認識装置から受信した信号が前記搭乗者の顔は認識できないことを示す信号であると判定し、前記シートベルト装着センサから受信した信号が前記搭乗者はシートベルトを装着していないと判定した場合に、前記第2の信号を前記ドアロック装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の車輛用ドア開閉制御装置。
  4. 前記車輛の搭乗者の重心を検出する搭乗者重心センサが前記接続部に接続され、
    前記制御部は、前記走行状態センサから受信した信号が前記車輛は停車中であることを示す信号であると判定し、かつ、前記顔認識装置から受信した信号が前記搭乗者の顔は認識できないことを示す信号であると判定し、かつ、前記シートベルト装着センサから受信した信号が前記搭乗者はシートベルトを装着していないと判定し、かつ、前記搭乗者重心センサから受信した信号が前記搭乗者の重心は前記車輛のドア側に偏っていることを示す信号であると判定した場合に、前記第2の信号を前記ドアロック装置へ送信することを特徴とする請求項3記載の車輛用ドア開閉制御装置。
  5. 車輛用ドアのドアロックを制御するドア開閉制御システムであって、
    第1の信号に応じて前記車輛用ドアを施錠し第2の信号に応じて前記車輛用ドアを開錠するドアロック装置と、
    前記車輛の走行状態を検出する走行状態センサと、
    前記車輛の室内に搭乗する搭乗者の顔の向きを認識する顔認識装置と、
    前記走行状態センサの検出結果および前記顔認識装置の認識結果に応じて前記第1の信号または前記第2の信号を出力する車輛用ドア開閉制御装置とを備え、
    前記走行状態センサが前記車輛は停車中であることを検出し、前記顔認識装置が前記搭乗者の顔が認識できない場合に、前記第2の信号を前記ドアロック装置へ送信することを特徴とするドア開閉制御システム。
  6. 車輛に搭載されるドア開閉予告システムであって、
    第1の信号に応じて前記車輛用ドアを施錠し第2の信号に応じて前記車輛用ドアを開錠するドアロック装置と、
    第3の信号に応じてあらかじめ設定された表示内容を表示する開閉予告表示装置と、
    前記車輛の走行状態を検出する走行状態センサと、
    前記車輛の室内に搭乗する搭乗者の顔の向きを認識する顔認識装置と、
    前記走行状態センサの検出結果および前記顔認識装置の認識結果に応じて前記第1の信
    号または前記第2の信号を出力する車輛用ドア開閉制御装置と、を備え、
    前記走行状態センサが前記車輛は停車中であることを検出し、前記顔認識装置が前記搭乗者の顔が認識できない場合に、前記第3の信号を前記開閉予告表示装置へ送信し、前記第3の信号を送信した後に前記第2の信号を前記ドアロック装置へ送信することを特徴とするドア開閉予告システム。
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