JP2010029054A - モータ駆動集積回路 - Google Patents

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城治 野家
Masahiro Nakahata
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Abstract

【課題】外部に放熱抵抗を備えるモータ駆動集積回路において、電源電圧が低下する場合に、モータコイルを駆動するとともに、前記モータコイルからの電流が供給されるトランジスタに対して供給される制御電流が不足することを防止する。
【解決手段】モータ駆動集積回路は、モータコイルを駆動するとともに、前記モータコイルからの電流が供給される第1トランジスタの制御電極に対して制御電流を供給する制御電流供給回路と、前記制御電流供給回路に対して、外部接続される放熱抵抗を介して電源電圧に応じた第1電流を供給する第1電流供給回路と、前記制御電流供給回路に対して、前記電源電圧が所定値未満であるとき、前記電源電圧が低下するにつれて増加する第2電流を供給する第2電流供給回路と、を備え、前記制御電流は、前記電源電圧が前記所定値以上であるとき、前記第1電流に応じた値となり、前記電源電圧が前記所定値未満であるとき、前記第1電流及び前記第2電流に応じた値となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータ駆動集積回路に関する。
近年、電子機器などに含まれるモータを駆動するためのモータ駆動集積回路は、小型化、高集積化され、単位体積当たりの発熱密度が増加している。発熱の影響によってモータ駆動集積回路が誤動作又は故障することを防ぐため、モータ駆動集積回路の外部に設けた放熱抵抗を介してモータ駆動集積回路の内部に電流を供給することが行われている(例えば、特許文献1)。
図3は、モータ駆動集積回路10の外部に放熱抵抗2を設けたことを示す図である。尚、図3において、モータ駆動集積回路10は、破線で囲んだモータコイル1及び放熱抵抗2を除いた構成が集積化されていることとする。モータ駆動集積回路10は、モータコイル1に駆動電流を吐出する電源側のトランジスタ11、12と、モータコイル1から電流を吸い込む接地側のトランジスタ13、14とからなるHブリッジ回路24を含んで構成される。そして、制御回路19による制御に応じて、制御電流供給回路15、18各々からトランジスタ11、14のベースに、又は、制御電流供給回路16、17各々からトランジスタ12、13のベースに、トランジスタをオンするための制御電流が相補的に供給される。よって、モータコイル1に流れる駆動電流の方向が切り替えられ、モータが駆動する。
制御電流供給回路17はトランジスタ20、21からなる電流ミラー回路を含み、出力側のトランジスタ21のエミッタ電流はトランジスタ13のベースに供給される。同様に、制御電流供給回路18はトランジスタ22、23からなる電流ミラー回路を含み、出力側のトランジスタ23のエミッタ電流はトランジスタ14のベースに供給される。制御電流供給回路17、18の電源入力であるトランジスタ21、23のコレクタは放熱抵抗2を介して電源(電源電圧Vcc)と接続される。つまり、制御電流供給回路17、18が相補的に動作する場合、トランジスタ21、23のコレクタエミッタ路を流れる電流に相当する電力は放熱抵抗2により消費され、モータ駆動集積回路10による発熱は外部に分散される。
特開2005−237055号公報
しかし、制御電流供給回路17、18は放熱抵抗2を介して電源に接続されるため、電源電圧Vccが低下した場合、モータコイル1を駆動するべくトランジスタ13、14に供給される制御電流が不足することとなる問題があった。
前述した課題を解決する主たる発明は、モータ駆動集積回路であって、モータコイルを駆動するとともに、前記モータコイルからの電流が供給される第1トランジスタの制御電極に対して制御電流を供給する制御電流供給回路と、前記制御電流供給回路に対して、外部接続される放熱抵抗を介して電源電圧に応じた第1電流を供給する第1電流供給回路と、前記制御電流供給回路に対して、前記電源電圧が所定値未満であるとき、前記電源電圧が低下するにつれて増加する第2電流を供給する第2電流供給回路と、を備え、前記制御電流は、前記電源電圧が前記所定値以上であるとき、前記第1電流に応じた値となり、前記電源電圧が前記所定値未満であるとき、前記第1電流及び前記第2電流に応じた値となる。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、外部に放熱抵抗を備えるモータ駆動集積回路において、電源電圧が低下する場合に、モータコイルを駆動するとともに、前記モータコイルからの電流が供給されるトランジスタに対して供給される制御電流が不足することを防止する。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本発明の一実施形態であるモータ駆動集積回路100の構成を示す図である。図1のモータ駆動集積回路100は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ等の電子機器において、プロセッサ等の発熱部品を冷却するためのファンモータに組み込まれており、冷却用のファンを回転させるためのモータを駆動するために用いられる。また、モータ駆動集積回路100は、単相のファンモータを電源電圧Vccのレベルに応じた回転速度となるよう駆動する回路であり、Hブリッジ回路110、制御電流供給回路120,130,140,150、信号線160、クランプ回路170、制御回路180を含んで構成される。
Hブリッジ回路110は、ファンモータを回転させるため、ファンモータのモータコイル101を直接駆動する回路であり、NPNトランジスタ111〜114を含んで構成される。NPNトランジスタ111〜114は、モータコイル101に流れる電流の方向が反転するよう、スイッチング制御される。また、本実施形態におけるNPNトランジスタ111〜114の夫々は、サイズの大きいパワートランジスタであることとする。
制御電流供給回路120は、NPNトランジスタ111のスイッチングを制御するための制御電流を、NPNトランジスタ111に供給する回路である。制御電流供給回路120は、PNPトランジスタ121,122を含んで構成される。また、PNPトランジスタ121,122は電流ミラー回路を構成する。したがって、ダイオード接続されたPNPトランジスタ121に制御回路180から供給される電流に応じた制御電流が、NPNトランジスタ111に流れることとなる。なお、前述のようにNPNトランジスタ111のサイズは大きい。したがって、本実施形態では、サイズの大きいNPNトランジスタ111を駆動できるよう、PNPトランジスタ121,122からなる電流ミラー回路のミラー比を大きく設定している。
制御電流供給回路130は、NPNトランジスタ112のスイッチングを制御するための制御電流を、NPNトランジスタ112に供給する回路である。制御電流供給回路130は、PNPトランジスタ131,132を含んで構成される。なお、本実施形態における制御電流供給回路130は、制御電流供給回路120と同様の構成である。
制御電流供給回路140(制御電流供給回路)は、NPNトランジスタ113(第1トランジスタ)のスイッチングを制御するための制御電流Idr1を、NPNトランジスタ113に供給する回路である。制御電流供給回路140は、NPNトランジスタ141,142、抵抗143,144を含んで構成される。抵抗143をエミッタ抵抗とするNPNトランジスタ141(第4トランジスタ)と、抵抗144をエミッタ抵抗とするNPNトランジスタ142(第5トランジスタ)とは電流ミラー回路を構成する。また、抵抗143,144の一端は、NPNトランジスタ113のベース電極(制御電極)に接続されている。したがって、制御電流Idr1は、NPNトランジスタ141,142から供給される電流の和となる。しかしながら、本実施形態では、消費電流を抑制しつつ、サイズの大きいNPNトランジスタ113を駆動するため、制御電流Idr1におけるNPNトランジスタ141からの電流を無視できるよう、前述の電流ミラー回路のミラー比を大きく設定している。したがって、本実施形態においては、NPNトランジスタ142のコレクタ電流が制御電流Idr1となる。なお、本実施形態において、NPNトランジスタ113を所望のタイミングでオンするための制御電流Idr1の電流値をIAとする。
制御電流供給回路150(制御電流供給回路)は、NPNトランジスタ114(第1トランジスタ)のスイッチングを制御するための制御電流Idr2を、NPNトランジスタ114に供給する回路である。制御電流供給回路150は、NPNトランジスタ151,152、抵抗153,154を含んで構成される。なお、本実施形態における制御電流供給回路150は、制御電流供給回路140と同様の構成である。したがって、本実施形態では、NPNトランジスタ152のコレクタ電流が制御電流Idr2となる。
信号線160(第1電流供給回路)は、ディスクリートの抵抗である放熱抵抗102の抵抗値Rと、放熱抵抗102の両端間の電圧とに応じた電流I1(第1電流)をNPNトランジスタ142に供給する。本実施形態においては、放熱抵抗102の一端と、NPNトランジスタ142のコレクタ電極との間を信号線160が接続する。また、本実施形態において、放熱抵抗102の抵抗値Rは、信号線160の抵抗値より十分大きいため、信号線160における電圧降下は無視できることとする。なお、本実施形態における信号線160の電圧、すなわち、NPNトランジスタ142のコレクタ電極の電圧を電圧VAとする。
クランプ回路170(第2電流供給回路)は、電圧VAのレベルが所定のレベルより低下しないようにクランプするとともに、クランプ回路170に接続された制御電流供給回路140,150の状態に応じた電流I2(第2電流)を出力する回路である。クランプ回路170は、内部電源回路171、NPNトランジスタ172、PNPトランジスタ173を含んで構成される。内部電源回路171は、電源電圧Vccから所定レベルの電圧Vregを生成する回路である。NPNトランジスタ172(第2トランジスタ)は、コレクタ電極に電源電圧Vccが印加され、ベース電極に電圧Vregが印加され、エミッタ電極にPNPトランジスタ173のエミッタ電極が接続されている。また、ダイオード接続されたPNPトランジスタ173(第3トランジスタ)のベース電極は、NPNトランジスタ142のコレクタ電極に接続されている。したがって、NPNトランジスタ172のベース電極と、NPNトランジスタ142のコレクタ電極との間には、NPNトランジスタ172によるダイオードとPNPトランジスタ173によるダイオードとの2つのダイオードが直列に接続されている構成と等価になる。ここで、例えば、NPNトランジスタ172によるダイオードと、NPNトランジスタ173によるダイオードとの夫々の順方向電圧を0.7Vとすると、PNPトランジスタ173のコレクタ電極の電圧は、NPNトランジスタ172のベース電極の電圧から、1.4Vだけ低い電圧でクランプされることとなる。本実施形態において、PNPトランジスタ173のコレクタ電極の電圧は、前述の電圧VAとなる。したがって、電圧VAは、電圧Vregから1.4V低いクランプ電圧Vclp(Vclp=Vreg−1.4)でクランプされることとなる。なお、本実施形態におけるクランプ電圧Vclpは、NPNトランジスタ142が所望の電流値IAの制御電流Idr1を流す際に、活性領域で動作できるような電圧であることとする。したがって、NPNトランジスタ142は、クランプ回路170における内部電源回路171が動作し、電圧VAをクランプする範囲においては、活性領域で動作することとなる。また、電圧VAがクランプ電圧Vclpとなると、NPNトランジスタ172、PNPトランジスタ173はともにオンする。したがって、この場合にはクランプ回路170は、クランプ回路170に接続される制御電流供給回路140,150の状態に応じた電流I2を生成可能となる。一方、電圧VAがクランプ電圧Vclpより高くなると、NPNトランジスタ172、PNPトランジスタ173はオフする。したがって、この場合には、クランプ回路170から電流I2が出力されることはない。
制御回路180は、ファンモータのロータ(不図示)の位置を示す、ホール信号VHに応じてNPNトランジスタ111〜114をスイッチング制御すべく、制御電流供給回路120〜140を駆動する。具体的には、モータコイル101に、NPNトランジスタ111、モータコイル101、NPN114の経路で電流を流す場合には、NPNトランジスタ111,114をオンし、NPNトランジスタ112,113をオフするよう制御電流供給回路120,150に電流を供給する。一方、モータコイル101に、NPNトランジスタ112、モータコイル101、NPNトランジスタ113の経路で電流を流す場合には、NPNトランジスタ111,114をオフし、NPNトランジスタ112,113をオンするよう制御電流供給回路130,140に電流を供給する。
ここで、放熱抵抗102、制御電流供給回路140、信号線160、クランプ回路170からなる回路の動作を、図2を参照しつつ説明する。図2は、電源電圧Vccと、制御電流Idr1、電流I1,I2との夫々の関係を示す図である。詳細は後述するが、図2において、電圧V1は、放熱抵抗102から流れる電流I1の電流値が電流値IAより小さくなる電圧である。また、電圧V2は、内部電源回路171が所定の電圧Vregを生成するために必要な電圧である。また、本実施形態では、電源電圧Vccが十分高い場合では、放熱抵抗102からの電流I1がNPNトランジスタ142の電流値IAの制御電流Idr1となるよう、クランプ電圧Vclpが設定されている。すなわち、電源電圧Vccが十分高い場合では、放熱抵抗102と電流I1とに応じて電源電圧Vccから電圧降下した電圧VAが、クランプ電圧Vclpよりも高くなるよう、クランプ電圧Vclpが定められている。したがって、クランプ回路170からの電流I2はゼロとなり、電圧VAは、電源電圧Vcc、抵抗値R、電流値IAの電流I1により、VA=Vcc−R×IAとなる。なお、本実施形態において、十分高い電源電圧Vccとは、例えば、ファンモータの回転速度を最大とするための電源電圧Vccであることとする。また、ここでは、NPNトランジスタ142のベース電極に、電流値IAの電流が生成されるための電圧が常に印加されていることとする。つまり、NPNトランジスタ142は、常に電流値IAの電流をシンクするよう制御されていることとする。また、図2においては、電圧V1より高い範囲では、制御電流Idr1と電流I1とが重複し、電圧V2より低い範囲で制御電流Idr1と電流I2とが重複するが、便宜上図2では、重複させずに記載している。
まず、十分高い電源電圧Vccから電源電圧Vccを低下させる場合について説明する。前述のように、電流値IA及び抵抗値Rは所定の値であるため、電圧VAは電源電圧Vccの低下に応じて低くなる。本実施形態では、電圧VAは、NPNトランジスタ142を活性領域で動作させるためのクランプ電圧Vclpより低くなることはない。そのため、電源電圧Vccを低下し続けると、VA=Vclpとなり、放熱抵抗102の両端間の電圧は減少することとなる。放熱抵抗102の両端間の電圧が減少すると、電源電圧Vccが印加された放熱抵抗102が出力可能な電流値も低下する。ただし、電源電圧Vccが低下した場合であっても、放熱抵抗102が出力可能な電流値が、電流値IAより大きい範囲においては、電流I1の電流値は電流値IAとなる。すなわち、I1=(Vcc−Vclp)/Rであり、(Vcc−Vclp)/R>IAの関係を満たす電源電圧Vccの範囲においては、電流I1の電流値は、活性領域で動作するNPNトランジスタ142のシンク電流の電流値IAとなる。
つぎに、電圧VAがクランプされた後に、さらに電源電圧Vccを低下させる場合について説明する。電源電圧Vccをさらに低下させると、放熱抵抗102の両端間の電圧がさらに減少する。そして、放熱抵抗102が出力可能な電流値が、電流値IAより小さくなると、電流I1だけでは、NPNトランジスタ142のシンク電流の全てを供給できなくなる。そこで、(Vcc−Vclp)/R<IAとなる電源電圧Vccとなると、クランプ回路170が、NPNトランジスタ142のシンク電流の電流値がIAとなるように電流I2の供給を開始する。つまり、本実施形態では、電源電圧Vccが、所定の電圧V1(所定値)が、V1=Vclp+R×IAより小さくなると、クランプ回路170が電流I2の供給を開始することとなる。
また、本実施形態において、電源電圧Vccを電圧V1より低下させると、放熱抵抗102の両端間の電圧は、電源電圧Vccの低下に応じて減少するため、電流I1も減少する。ただし、内部電源回路171が電圧Vregを生成している電圧範囲においては、電圧VAは、クランプ電圧Vclpより低くなることはない。したがって、NPNトランジスタ142のシンク電流である制御電流Idr1が電流値IAとなるよう、クランプ回路170が電流I2の供給を増加することとなる。つまり、制御電流Idr1は、電源電圧Vccが電圧V1より高い場合には、電流I2がゼロであるため、電流I1により供給され、電圧V1より低い場合は、電流I1及び電流I2により供給される。つまり、本実施形態における制御電流Idrと、電流I1,I2との間には、Idr1=I1+I2関係がある。
また、電源電圧Vccが電圧V2より低下すると、本実施形態における内部電源回路170は、所定の電圧Vregを生成することができなくなる。すなわち、電源電圧Vccが電圧V2より低下すると、電圧Vregが電源電圧Vccの低下に応じて低下することとなる。このため、クランプ電圧Vclpのレベルも低下して、NPNトランジスタ142は飽和領域で動作することとなる。その結果、電源電圧Vccが低下すると、制御電流Idr1は減少し、制御電流Idr1の電流値はゼロとなる。
なお、前述のように、制御電流供給回路140,150は同様の構成であるため、NPNトランジスタ114を制御するために制御電流供給回路150から出力される制御電流Idr2も、制御電流Idr1と同様に変化することとなる。
このため、本実施形態のモータ駆動集積回路100においては、ファンの回転速度を変化させるために電源電圧Vccを変化させた場合であっても、電源電圧Vccが電圧V2より高い範囲においては、電源電圧Vccのレベルによらず、所定の電流値IAの制御電流Idr1,Idr2で、NPNトランジスタ113,114のスイッチングすることが可能となる。なお、NPNトランジスタ111を制御する制御電流を生成する制御電流生成回路120では、PNPトランジスタ121,122のエミッタ電極は夫々電源電圧Vccに接続されている。したがって、制御回路180がNPNトランジスタ121に供給する電流が変化しない限り、PNPトランジスタ121,122のベース電極の電圧は変化しない。したがって、PNPトランジスタ122から供給される制御電流の値は、電源電圧Vccのレベルによらず一定である。NPNトランジスタ112を制御する制御電流を生成する制御電流生成回路130は、制御電流生成回路120と同様の構成のため、制御電流生成回路130からの制御電流の電流値も、電源電圧Vccのレベルによらず一定となる。
したがって、本実施形態のモータ駆動集積回路100において、Hブリッジ回路110を制御する制御電流は、電源電圧Vccが電圧V2より高い範囲においては、電源電圧Vccのレベルによらず所定の値となる。
以上に説明した構成からなる本実施形態のモータ駆動集積回路100において、電源電圧Vccが電圧V1未満となると、放熱抵抗102の一端はクランプ電圧Vclpでクランプされるため、信号線160は、放熱抵抗102を介して電源電圧Vccの低下に応じて減少する電流I1を、制御電流供給回路140に供給する。一方、電源電圧Vccが電圧V1未満となると、クランプ回路170は、制御電流Idr1が電流値IAとなるよう、電源電圧Vccの低下に応じて増加する電流I2を供給する。このように、本実施形態におけるモータ駆動集積回路100においては、電源電圧Vccが所定値の電圧V1以上の場合、制御電流Idr1には電流I1が供給され、電源電圧Vccが所定値の電圧V1未満の場合、制御電流Idr1は、電流I1と電流I2との和が供給されることとなる。そして、制御電流Idr1の電流値は、内部電源回路171が電圧Vregを生成するできる電圧V2より電源電圧Vccが高い範囲においては電流値IAとなる。したがって、本実施形態におけるモータ駆動集積回路100は、発熱を分散するための放熱抵抗102を備えつつ、電源電圧Vccが低下した際にも、NPNトランジスタ113のスイッチングを制御する制御電流Idr1の不足を防止することが可能である。
また、例えば、NPNトランジスタ172のエミッタ電極が直接信号線160に接続されている場合、モータコイル101が駆動された際に高い電圧レベルとなると、NPNトランジスタ172のエミッタ−ベース間の電圧も上昇する。本実施形態におけるクランプ回路170では、PNPトランジスタ173がNPNトランジスタ172に直列に接続されているため、モータコイル101が駆動された際に高い電圧レベルとなった場合であっても、NPNトランジスタ172のエミッタ−ベース間の電圧の上昇を抑制することができ、NPNトランジスタ172を保護することが可能となる。
なお、上記実施例は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態では、放熱抵抗102からの電流I1が供給される制御電流供給回路140が、Hブリッジ回路110のNPNトランジスタ113を制御する例を説明したが、例えば、制御電電流供給回路140が、電源に一端が接続されたモータコイルに流れる電流を制御するために、モータコイルのローサイド側に接続されたNPNトランジスタのオンオフを制御することとしても良い。ローサイド側のNPNトランジスタを制御するために、本実施形態における放熱抵抗102、制御電流供給回路140、信号線160、クランプ回路170からなる回路を用いることにより、電源電圧Vccが低下した場合であっても、ローサイド側のNPNトランジスタを制御する電流の不足を防ぐことが可能となる。
本発明の一実施形態であるモータ駆動集積回路100の構成を示す図である。 モータ駆動集積回路100の動作を説明する図である。 モータ駆動集積回路の構成を示す図である。
符号の説明
100 モータ駆動集積回路
101 モータコイル
110 Hブリッジ回路
120,130,140,150 制御電流供給回路
102 放熱抵抗
160 信号線
170 クランプ回路
180 制御回路
111〜114,141,142,151,152,162 NPNトランジスタ
121,122,131,132,163 PNPトランジスタ

Claims (3)

  1. モータコイルを駆動するとともに、前記モータコイルからの電流が供給される第1トランジスタの制御電極に対して制御電流を供給する制御電流供給回路と、
    前記制御電流供給回路に対して、外部接続される放熱抵抗を介して電源電圧に応じた第1電流を供給する第1電流供給回路と、
    前記制御電流供給回路に対して、前記電源電圧が所定値未満であるとき、前記電源電圧が低下するにつれて増加する第2電流を供給する第2電流供給回路と、を備え、
    前記制御電流は、前記電源電圧が前記所定値以上であるとき、前記第1電流に応じた値となり、前記電源電圧が前記所定値未満であるとき、前記第1電流及び前記第2電流に応じた値となる、
    ことを特徴とするモータ駆動集積回路。
  2. 前記第2電流供給回路は、所定電圧でバイアスされる第2トランジスタと、前記第2トランジスタの出力電流を前記第2電流として出力する第3トランジスタと、を含み、
    前記第3トランジスタは、前記電源電圧が前記所定値以上であるとき、動作を停止し、前記電源電圧が前記所定値未満であるとき、前記電源電圧が低下するに連れて前記第2電流が増加するように動作する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動集積回路。
  3. 前記制御電流供給回路は、ダイオード接続された第4トランジスタと第5トランジスタとからなる電流ミラー回路を含み、前記第1電流及び前記第2電流は前記第5トランジスタの入力電極に供給され、前記制御電流は前記第5トランジスタの出力電極から出力される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動集積回路。
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