JP2010026590A - 取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リコールされた商品を客から回収した後は、その客に対して引き続きリコール通知がなされるのを確実に防ぐ。
【解決手段】入力部を介して顧客コードが入力されると、顧客別履歴ファイルで当該顧客コード別に記憶された販売取引の商品情報を検索して、リコール商品ファイルに記憶された情報で特定されるリコール商品の販売情報があるか否かを判断する。リコール商品の販売情報があると判断されると、顧客別履歴ファイルで当該顧客コード別に記憶された当該リコール商品の販売取引時点より後の返品取引の商品情報を検索して、当該リコール商品の返品情報があるか否かを判断する。返品情報なしと判断されると、当該リコール商品に関するリコール情報を出力する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、POS(Point Of Sales)端末、電子式キャッシュレジスタ等の取引処理装置に関する。
店舗で販売中の商品、あるいは販売済の商品について、何らかの不具合が発見された場合、商品製造元若しくは販売元は、その商品をリコールして、回収、交換または無償修理等の対策を講じる必要がある。そこで従来、リコール商品の購入に関連付けられた顧客識別情報を特定し、その顧客識別情報に関連付けられた個人に対してリコールを通知する技術は、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2005−521973号公報
しかしながら、従来の技術では、リコールされた商品が客から回収された後も、その客に対して引き続きリコール通知がなされる蓋然性があった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、リコールされた商品を客から回収した後は、その客に対して引き続きリコール通知がなされるのを確実に防ぐことができる取引処理装置を提供しようとするものである。
本発明は、商品を売り捌く販売取引及び商品の返品を受付ける返品取引に関わる商品情報を処理する取引処理装置において、顧客を識別するための顧客識別情報の入力部と、顧客識別情報別に、当該顧客識別情報で識別される顧客との販売取引及び返品取引で処理された商品情報を蓄積する顧客別取引履歴記憶部と、リコール商品を特定する情報を記憶するリコール商品記憶部と、入力部を介して顧客識別情報が入力されると、リコール商品記憶部に記憶された情報で特定されるリコール商品の販売情報があるか否か、顧客別取引履歴記憶部で当該顧客識別情報別に記憶された販売取引の商品情報を検索するリコール商品検索手段と、このリコール商品検索手段によりリコール商品の販売情報が検出されると、該リコール商品の返品情報があるか否か、顧客別取引履歴記憶部で当該顧客識別情報別に記憶された当該リコール商品の販売取引時点より後の返品取引の商品情報を検索する返品商品検索手段と、この返品商品検索手段により返品情報が検出されないと、当該リコール商品に関するリコール情報を出力するリコール情報出力手段とを備えたものである。
かかる手段を講じた本発明によれば、リコールされた商品を客から回収した後は、その客に対して引き続きリコール通知がなされるのを確実に防ぐことができる取引処理装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、POS(Point Of Sales)システムを構成するPOS端末を、本発明の取引処理装置の一態様とした場合である。
本実施の形態におけるPOSシステム1の概略構成を、図1に示す。POSシステム1は、複数台のPOS端末2を、LAN(Local Area Network)等の通信回線3で接続してなる。通信回線3には、さらに、ファイルサーバ4を接続している。ファイルサーバ4は、商品情報ファイル5、顧客別履歴ファイル6、リコール商品ファイル7等の種々のデータファイルを管理する。
商品情報ファイル5は、各商品に関する情報として、商品コード、商品名、単価等を記憶する。商品コードは、各商品を識別するために商品毎に設定される固有のコードである。
顧客別履歴ファイル6は、図2に示すように、顧客コード別に、取引日時、取引種別及び取引商品情報を記憶する。顧客コードは、各顧客を識別するために顧客毎に設定される固有のコードである。取引日時は、商取引の実施日時である。取引種別は、商取引が、商品を売り捌く販売取引なのか、商品の返品を受付ける返品取引なのかを区分するデータである。取引商品情報は、その商取引で処理された商品の商品コード、商品名、単価、点数、価格、合計金額、税額、支払種別等である。ここに、顧客別履歴ファイル6は、顧客識別情報(顧客コード)別に、当該顧客識別情報で識別される顧客との販売取引及び返品取引で処理された商品情報を蓄積する顧客別取引履歴記憶部として機能する。
リコール商品ファイル7は、リコールされた商品に関する情報として、商品コード、販売期間、回収関連情報等を記憶する。回収関連情報は、リコールされた商品を回収した際の対処を指定する情報であり、例えば、代金返還、商品交換、無償修理等である。ここに、リコール商品ファイル7は、リコール商品を特定する情報を記憶するリコール商品記憶部として機能する。
ファイルサーバ4は、図示しないパソコン等の端末を介して商品情報ファイル5及びリコール商品ファイル7の追加、削除、変更などの更新データが入力されると、商品情報ファイル5及びリコール商品ファイル7を更新する。また、各POS端末2で処理された取引情報を、通信回線3を通じて受信する毎に、顧客別履歴ファイル6に、その取引情報を顧客別に蓄積する。こうして、ファイルサーバ4は、各データファイル5,6,7にて常に最新の情報を記憶保持するように管理する。
各POS端末2の要部構成を、図3のブロック図で示す。各POS端末2は、同一構成である。すなわちPOS端末2は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、時計部14、通信インターフェイス15、ドロワ16、モードスイッチ17.キーボード18、オペレータ用ディスプレイ19、客用ディスプレイ20、プリンタ21、スキャナ22、リーダライタ23等を備えている。
CPU11は、制御部本体を構成する。ROM12は、プログラム等の固定的データを記憶する。RAM13は、各種のデータを書換自在に記憶する。時計部14は、現在の日付及び時刻を計時する。通信インターフェイス15は、通信回線3を介して接続されたファイルサーバ4等との間のデータ通信を司る。ドロワ16は、現金等を収容する。モードスイッチ17は、販売取引モード、返品取引モード、点検モード、精算モード等の種々の動作モードを切り替える。キーボード18は、置数キー、小計キー、預/現計キー等の各種キーを備えている。オペレータ用ディスプレイ19は、当該POS端末2のオペレータであるキャッシャに対する情報を表示する。客用ディスプレイ20は、当該POS端末2で取引処理中の顧客に対する情報を表示する。プリンタ21は、レシート等を印字する。スキャナ22は、商品などに付されたバーコードを光学的に走査して読み取る。リーダライタ23は、顧客識別媒体8に記録されている情報を読み取ったり、顧客識別媒体8に情報を書き込んだりする。
顧客識別媒体8は、各顧客がそれぞれ携帯可能な記憶媒体であり、例えば携帯電話、ICカード、RFID(Radio Frequency Identification)カード等を適用することができる。携帯電話の場合は、例えば近距離無線の通信インターフェイスがリーダライタ23となり得、ICカードの場合は、ICカードリーダライタがリーダライタ23となり得、RFIDカードの場合は、RFIDリーダライタがリーダライタ23となり得る。
顧客識別媒体8は、その記憶部に、その媒体8の所有者を識別するコードを記憶している。この識別コードが、顧客別履歴ファイル6において顧客を識別するための顧客コードとなる。ここに、リーダライタ23は、顧客を識別するための顧客識別情報(顧客コード)の入力部を構成する。
各POS端末2は、図4の流れ図に示す手順でCPU11が動作するようにプログラムを構成している。はじめに、CPU11は、モードスイッチ17によって選択されているモードを判別する。ST(ステップ)1として、商品を売り捌く販売取引を処理する販売取引モードが選択されていた場合には、CPU11は、ST2〜ST11の販売取引処理を実行する。ST12として、販売した商品の返品を受付ける返品取引を処理する返品取引モードであった場合には、ST14〜ST23の返品取引処理を実行する。
販売取引処理について説明する。販売取引処理に入ると、CPU11は、ST2として商品販売データ登録処理を実行する。この処理は、キーボード18またはスキャナ22等の入力手段を介して客が購入する商品の商品コード,点数等のデータが入力されるのを待機し、入力されたならば、商品情報ファイル5に設定されている商品情報を参照して、当該商品の商品コード,商品名,単価,販売点数,販売金額などからなる商品販売データを算出し、RAM13の取引メモリに登録する処理である。また、この商品の商品名,販売金額等をオペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる処理も含む。なお、取引メモリは、1品目の商品販売データが登録される前にクリアしている。
商品販売データ登録処理が終了すると、CPU11は、ST3として取引終了が宣言されたか否かを判断する。取引終了が宣言されていない場合には(ST3のNO)、ST2に戻る。すなわちCPU11は、一人の客が購入する商品のデータが入力される毎に、ST2の商品販売データ登録処理を繰り返し実行する。
例えばキーボード18の預/現計キーが入力されると、CPU11は、1人の客との販売取引終了が宣言されたと判断する(ST3のYES)。そして、ST4として支払い処理を実行する。この処理は、例えばキーボードの置数キーにより客からの預かり金額が入力されると、この預かり金額から取引メモリに登録された各販売商品の合計金額を減算して釣銭額を算出し、オペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる処理である。また、ドロワ16をオープンさせる処理も含む。
支払い処理が終了すると、CPU11は、ST5として顧客コードを取得できるか否かを判断する。顧客コードを取得できない場合には(ST5のNO)、顧客識別媒体8を所持していない客との販売取引である。この場合、CPU11は、後述するST11の買上レシート発行処理に進む。
リーダライタ23を介して顧客識別媒体8に記録されている顧客コードを読取っている場合には(ST5のYES)、CPU11は、ST6としてファイルサーバ4にリコール商品情報の問合せを行う(リコール商品検索手段)。このときの問合せコマンドには、リーダライタ23を介して読取った顧客コードが含まれる。リコール商品情報の問合せに対するファイルサーバ4側の処理については、後述する。
リコール商品情報を問い合わせた後、CPU11は、ST7としてファイルサーバ4からリコール商品情報の応答があるか否かを判断する。リコール商品情報の応答がない場合には(ST7のNO)、後述するST10の販売取引情報送信処理に進む。
ファイルサーバ4からの応答にリコール商品情報が含まれる場合には(ST7のYES)、CPU11は、ST8としてそのリコール商品情報をオペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる(リコール情報出力手段)。また、CPU11は、ST9としてリーダライタ23を介して顧客識別媒体8にリコール商品情報を書き込む。リコール商品情報の一表示例を図6に示す。
しかる後、CPU11は、ST10として販売取引情報送信処理を実行する。この処理は、顧客識別媒体8から読取った顧客コード、時計14で計時されている取引日時、及び取引メモリに記憶されている商品販売データに、販売取引情報であることを識別するフラグを付して、ファイルサーバ4に送信する処理である。この販売取引情報を受信したファイルサーバ4は、その販売取引情報に含まれる顧客コードで顧客別履歴ファイル6を検索する。そして、同一顧客コードが設定されたレコードに、取引日時及び取引種別[販売]とともに、取引商品情報、すなわち商品販売データを追加する。
販売取引情報を送信すると、CPU11は、ST11として買上レシート発行処理を実行する。この処理は、プリンタ21を駆動して、取引メモリに記憶された商品販売データ等をレシート用紙に印字し、買上レシートとして発行する処理である。買上レシートを発行すると、1客に対する販売取引処理が終了する。
返品取引処理について説明する。返品取引処理に入ると、CPU11は、ST13として商品返品データ登録処理を実行する。この処理は、キーボード18またはスキャナ22等の入力手段を介して客が返品する商品の商品コード,単価,返品点数等のデータが入力されるのを待機し、入力されたならば、当該商品の商品コード,返品点数,返品金額などからなる商品返品データを算出し、RAM13の取引メモリに登録する処理である。また、返品金額等をオペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる処理も含む。なお、取引メモリは、1品目の商品返品データが入力される前にクリアされている。
商品返品データ登録処理が終了すると、CPU11は、ST14として取引終了が宣言されたか否かを判断する。取引終了が宣言されていない場合には(ST14のNO)、ST13に戻る。すなわちCPU11は、一人の客が返品する商品のデータが入力される毎に、ST13の商品返品データ登録処理を繰り返し実行する。
例えばキーボード18の預/現計キーが入力されると、CPU11は、1人の客との返品取引終了が宣言されたと判断する(ST14のYES)。そして、ST15として返金処理を実行する。この処理は、取引メモリに登録された各返品商品の合計金額を返金額としてオペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる処理である。また、ドロワ16をオープンさせる処理も含む。
返金処理が終了すると、CPU11は、ST16として顧客コードを取得できるか否かを判断する。顧客コードを取得できない場合には(ST16のNO)、顧客識別媒体8を所持していない客との返品取引である。この場合、CPU11は、後述するST23の返品レシート発行処理に進む。
リーダライタ23を介して顧客識別媒体8に記録されている顧客コードを読取っている場合には(ST16のYES)、CPU11は、ST17としてファイルサーバ4にリコール商品情報の問合せを行う(リコール商品検索手段)。このときの問合せコマンドには、リーダライタ23を介して読取った顧客コードが含まれる。リコール商品情報の問合せに対するファイルサーバ側の処理については、後述する。
リコール商品情報を問い合わせた後、CPU11は、ST18としてファイルサーバ4からリコール商品情報の応答があるか否かを判断する。リコール商品情報の応答がない場合には(ST18のNO)、後述するST22の返品取引情報送信処理に進む。
ファイルサーバ4からの応答にリコール商品情報が含まれる場合には(ST18のYES)、CPU11は、ST19としてそのリコール商品情報の中に、今回の返品取引と処理で返品された商品が含まれるか否かを判断する(返品有無判断手段)。この判断は、リコール商品情報の中の商品コードと取引メモリに登録されている商品コードとを照合して。取引メモリに登録されている商品コードのなかにリコール商品情報の中の商品コードが存在する場合には、返品に含まれると判断する。返品に含まれないと判断した場合には(ST19のNO)、CPU11は、後述するST22の返品取引情報送信処理に進む。
返品に含まれると判断した場合には(ST19のYES)、CPU11は、ST20としてその返品に含まれる商品の情報からリコール回収情報を生成し、この情報を、オペレータ用ディスプレイ19及び客用ディスプレイ20に表示させる(回収情報出力手段)。また、CPU11は、ST21としてリーダライタ23を介して顧客識別媒体8にリコール回収情報を書き込む。リコール回収情報の一表示例を図7に示す。
しかる後、CPU11は、ST22として返品取引情報送信処理を実行する。この処理は、顧客識別媒体8から読取った顧客コード、時計14で計時されている取引日時、取引メモリに記憶されている商品返品データに、返品取引情報であることを識別するフラグを付して、ファイルサーバ4に送信する処理である。この返品取引情報を受信したファイルサーバ4は、その返品取引情報に含まれる顧客コードで顧客別履歴ファイル6を検索する。そして、同一顧客コードが設定されたレコードに、取引日時及び取引種別[返品]とともに、取引商品情報、すなわち商品返品データを追加する。
返品取引情報を送信すると、CPU11は、ST11として返品レシート発行処理を実行する。この処理は、プリンタ21を駆動して、取引メモリに記憶された商品返品データ等をレシート用紙に印字し、返品レシートとして発行する処理である。返品レシートを発行すると、1客に対する返品取引処理が終了する。
次に、リコール商品情報の問合せに対するファイルサーバ側の処理について、図5の流れ図を用いて説明する。
ファイルサーバ4は、ST31として通信回線3を介して接続されたいずれかのPOS端末2からリコール商品情報の問合せを受けると、ST32としてその問合せコマンドに含まれる顧客コードで顧客別履歴ファイル6を検索する。そして、当該顧客コード別に蓄積されている取引履歴情報を、顧客別履歴ファイル6から取り込む。
次に、ファイルサーバ4は、ST33としてリコール商品ファイル7の登録されているリコール商品情報を1品ずつ読み込む。そして、顧客別履歴ファイル6から取り込んだ取引履歴情報と照合して、当該リコール商品情報で特定される商品の販売履歴があるか否かを判断する。この判断は、当該リコール商品情報の販売期間内の取引日時が設定された、取引種別が[販売]の取引履歴情報の取引商品情報(商品販売データ)のなかに、そのリコール商品情報で特定される商品の商品コードが含まれるかいなかを検索する(リコール商品検索手段)。含まれる場合には、リコール商品の販売履歴があると判断する。リコール商品の販売履歴がない場合には(ST34のNO)、ファイルサーバ4は、リコール商品ファイル7から次のリコール商品情報を読み込んで上記検索処理を行う。
リコール商品の販売履歴が見つかった場合には(ST34のYES)、ファイルサーバ4は、ST35としてこのリコール商品が未回収か否かを判断する。この判断は、リコール商品の販売履歴以後の、取引種別が[返品]の取引履歴情報の取引商品情報(商品返品データ)のなかに、そのリコール商品の商品コードが含まれるかいなかを検索する(返品商品検索手段)。含まれない場合には、リコール商品は未回収であると判断する。
リコール商品が未回収であった場合には(ST35のYES)、ファイルサーバ4は、ST36としてそのリコール商品情報を一時メモリに記憶する。リコール商品が回収済であった場合には(ST35のNO)、ファイルサーバ4は、ST36の処理を実行しない。
ファイルサーバ4は、リコール商品ファイル7に登録されている全てのリコール商品情報について、上記検索処理を実行する。検索処理を終了した場合には(ST37のYES)、ファイルサーバ4は、ST38として一時メモリにリコール商品情報が記憶されているか否かを判断する。リコール商品情報が記憶されていない場合には(ST38のNO)、当該問合せに該当する顧客が過去に購入した商品の中にリコールされている商品は存在しない。あるいは、存在していても、それはすでに回収済である。この場合、ファイルサーバ4は、ST39として問合せ元のPOS端末2に対してリコール商品なしの応答を返す。
これに対し、一時メモリにリコール商品情報が記憶されている場合には(ST38のYES)、当該問合せに該当する顧客が過去に購入した商品の中にリコールされている商品は存在しており、かつその商品はまだ回収されていない。この場合、ファイルサーバ4は、ST40として問合せ元のPOS端末2に対して一時メモリ内のリコール商品情報を含む応答を返す。
このように、本実施の形態のPOSシステムにおいては、ファイルサーバ4によって管理される顧客別履歴ファイル6に、各POS端末2で処理された販売取引及び返品取引に関わる商品情報が、顧客コード別に区分されて、蓄積保存されている。また、リコール商品ファイル7には、最新のリコール商品に関する情報が記憶されている。
このような状態下において、今、顧客識別媒体8を所持する顧客との販売取引が発生したとする。この場合、販売取引を処理するPOS端末2のリーダライタ23によって、顧客識別媒体8に記憶された顧客コードが読み取られると、当該POS端末2からファイルサーバ4に、リコール商品情報の問合せが行われる。
この問合せを受けたファイルサーバ4では、当該顧客コードで特定される顧客の販売取引の商品情報のなかに、リコール商品ファイル7に記憶された情報で特定されるリコール商品の販売情報があるか否か、顧客別履歴ファイル6が検索される。ここで、リコール商品の販売情報がある場合には、当該リコール商品の販売取引時点より後の当該顧客コードで特定される顧客の返品取引の商品情報のなかに、当該リコール商品の返品情報があるか否か、顧客別履歴ファイル6がさらに検索される。ここで、返品情報が無い場合には、当該リコール商品のリコール情報が問合せ元のPOS端末2に送信される。これに対し、返品情報がある場合には、当該リコール商品のリコール情報が問合せ元のPOS端末2に送信されない。
リコール商品情報を受信したPOS端末2では、例えば図6に示すような内容のリコール商品情報が表示される。したがって、リコール商品情報として表示される情報は、当該客が過去に購入した商品であり、かつ未だ返品していない商品に限られる。よって、リコールされた商品を客から回収した後は、その客に対して引き続きリコール通知がなされるのを確実に防ぐことができる。
次に、顧客識別媒体8を所持する顧客との返品取引が発生したとする。この場合も、返品取引を処理するPOS端末2のリーダライタ23によって、顧客識別媒体8に記憶された顧客コードが読み取られると、当該POS端末2からファイルサーバ4に、リコール商品情報の問合せが行われる。
この問合せを受けたファイルサーバ4では、販売登録時の問合せ受け時と同様に動作する。すなわち、過去に購入履歴のあるリコール商品で、未だ返品履歴の無いリコール商品の情報が問合せ元のPOS端末2に送信される。
リコール商品情報を受信したPOS端末2では、今回の返品取引の中に当該リコール商品の返品情報が含まれるか否かが判断される。そして、含まれる場合には、例えば図7に示すような内容のリコール返品情報が表示される。したがって、今回の返品商品の中にリコール商品が含まれていることを、客及びキャッシャは確実に認識することができる。回の返品商品の中にリコール商品が含まれることを認識したキャッシャは、画面の表示に従い、回収後の対応を取ればよい。例えば、代金返還と表示されたならば代金を返還し、商品交換と表示されたならば商品を交換する。このように、キャッシャはリコール商品回収時の対応をスムーズに取ることができるので、客との無用なトラブルを防止することができる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば前記実施の形態では、リコール商品情報及びリコール回収情報の出力手段として表示手段を例示したが、出力手段は表示手段に限定されるものではなく、例えばレシート用紙への印字手段や、音声による報知手段であってもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態であるPOSシステムの全体構成図。 同実施形態において、顧客別履歴ファイルのデータ構造を示す模式図。 同実施形態において、POS端末の要部構成を示すブロック図。 同実施形態において、POS端末のCPUが実行する主要な制御手順を示す流れ図。 同実施形態において、POS端末からのリコール問合せコマンドを受信したファイルサーバが実行する処理手順の要部を示す流れ図。 同実施形態において、POS端末のディスプレイに表示されるリコール商品情報の一例を示す図。 同実施形態において、POS端末のディスプレイに表示されるリコール返品情報の一例を示す図。
符号の説明
2…POS端末、4…ファイルサーバ、5…商品情報ファイル、6…顧客別履歴ファイル、7…リコール商品ファイル、8…顧客識別媒体、11…CPU、17…モードスイッチ、18…キーボード、19…オペレータ用ディスプレイ、20…客用ディスプレイ、21…プリンタ、22…スキャナ、23…リーダライタ。

Claims (3)

  1. 商品を売り捌く販売取引及び商品の返品を受付ける返品取引に関わる商品情報を処理する取引処理装置において、
    顧客を識別するための顧客識別情報の入力部と、
    前記顧客識別情報別に、当該顧客識別情報で識別される顧客との販売取引及び返品取引で処理された商品情報を蓄積する顧客別取引履歴記憶部と、
    リコール商品を特定する情報を記憶するリコール商品記憶部と、
    前記入力部を介して前記顧客識別情報が入力されると、前記リコール商品記憶部に記憶された情報で特定されるリコール商品の販売情報があるか否か、前記顧客別取引履歴記憶部で当該顧客識別情報別に記憶された販売取引の商品情報を検索するリコール商品検索手段と、
    このリコール商品検索手段により前記リコール商品の販売情報が検出されると、当該リコール商品の返品情報があるか否か、前記顧客別取引履歴記憶部で当該顧客識別情報別に記憶された当該リコール商品の販売取引時点より後の返品取引の商品情報を検索する返品商品検索手段と、
    この返品商品検索手段により返品情報が検出されないと、当該リコール商品に関するリコール情報を出力するリコール情報出力手段と、
    を具備したことを特徴とする取引処理装置。
  2. 前記リコール商品検索手段、返品商品検索手段及びリコール情報出力手段は、販売取引に関わる商品情報の処理時に実行することを特徴とする請求項1記載の取引処理装置。
  3. 前記リコール商品検索手段は、さらに返品取引に関わる商品情報の処理時においても実行し、
    このリコール商品検索手段により前記リコール商品の販売情報が検出されると、今回の返品取引の中に当該リコール商品の返品情報が含まれるか否かを判断する返品有無判断手段と、
    この返品有無判断手段により当該リコール商品の返品情報が含まれると判断されると、当該リコール商品に対する回収情報を出力する回収情報出力手段と、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項2記載の取引処理装置。
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