JP2010026452A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を長時間維持し続けることが可能な電気析出型の表示装置を提供する。
【解決方法】電気めっきを電極に形成し、調光に用いる表示装置において、前記電極上に、内部に空隙を有する絶縁体と該空隙内に分散した導電性微粒子とを有する層が形成されてなること特徴とする表示装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関する。特に、電気めっきを調光に利用した表示装置に関する。
現在、視認性が高く消費電力の少ない表示装置として、電子ペーパーの開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1には、導電性又は半導体性粒子からなる層を用いて、電気的なめっきを利用した高精細かつ低コスト化が可能なエレクトロデポジション型表示素子が記載されている。
特開2005−092183号公報 特開2004−170850号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置おいては、高コントラスト比及び高精細な表示ができるが、時間の経過とともに表示コントラストが低下する傾向にあるという問題があった。電気的なめっきを利用したエレクトロデポジション型表示素子は、ある程度の表示メモリー性を持っており、表示電極と対向電極を開放電圧にすることで、数十分から数時間程度、表示を保持することができる。しかしながら、実際には、時間とともに析出した金属が溶液中に溶解し、表示コントラストが低下していく傾向にあった。従来技術では、表面積効果により、実効表面積が非常に大きいため、析出する亜鉛の量が圧倒的に多くなり、着色したように見える。しかし逆に、溶液との接触する面積も増大するため、金属の再溶解を低下させる効果は十分ではなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、画像を長時間維持し続けることが可能な電気析出型の表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、電気めっきを電極に形成し、調光に用いる表示装置において、前記電極上に、内部に空隙を有する絶縁体と該空隙内に分散した導電性微粒子とを有する層が形成されてなることを特徴とする。
本発明によれば、表示コントラストをより高くし、かつ、析出させた金属の再溶解による表示コントラストの低下を抑制し、表示保持期間の向上が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。この実施の形態に記載されている構成はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
図1に示されているのは、本発明の表示装置の一実施形態の断面図である。本形態の表示装置は、パッシブマトリックス駆動でもアクティブマトリックス駆動でもよい。図1では、パッシブマトリックス駆動とアクティブマトリックス駆動との共通の構成を示す。
これより、図1を用いて本形態の表示装置の構造を説明する。ここで、本形態の表示装置は電気的なめっきを調光に利用した表示装置である。
本形態の表示装置は、表面を保護する透明な支持基板101と、電極(第1の電極)102と、電解質溶液104を挟んで電極102に対向している対向電極(第2の電極)105と、支持基板106と、を少なくとも有する。ここで、電解質溶液104は金属イオンを含有している。そして、前記電極102には、その表面に、内部に空隙を有する絶縁体の該空隙中に導電性微粒子が分散してなる層103が設けられている。この層103については後で詳述する。
支持基板106と導電性粒子が分散した層103との間隔は、スペーサー107によって一定に保たれる。スペーサー107は円柱や球体、四角柱を含む任意の形状で作成される。
ここで、前記第1の電極102、電解質溶液104及び対向電極105は、調光層を構成する。第1の電極102の材料としては、ITO(In−SnO)、In、SnO、MgO、ZnO等を挙げることができ、これらは支持基板101上にスパッタ法や真空蒸着法等を用いて成膜することが好ましい。支持基板101及び電極102は、可視光に対して透明であることが望ましいが、光透過性を有していればよいので半透明であってもよい。対向電極105は反射率の高い部材を用いることができる。
次に、本形態の表示装置の動作について説明する。第1の電極102を陰極とし第2の電極105を陽極として電流を流すと、電解質溶液104に含まれる金属イオンが第1の電極102の表面に還元析出して、電気めっきが析出される。析出される電気めっきである金属の色によって表示が可能になる。この際、析出する電気めっきの色は第1の電極102の組成や電解質溶液104の組成などの影響を受ける。
そして、第1の電極102に電気めっきが析出された状態で、第2の電極105を陰極とし第1の電極102を陽極として電流を流すと、電解質溶液104に含まれる金属イオンが第2の電極105の表面に還元析出して、電気めっきが析出される。この際、第1の電極102の表面に析出している金属は全て溶解し、電気めっきがない状態となるため、表面からは第2の電極105上に堆積した電気めっきの色が視認される。
このとき、第1の電極102と第2の電極105に析出される電気めっきは同一の金属であっても、形成される膜の表面状態の違い等によって、視認される色が異なることを利用した表示装置とすることが可能となる。例えば、電気めっきの膜色は、電流密度によって制御することが可能である。例えば、電極をITOで構成し、該ITO表面に亜鉛を電気めっきとして析出する場合、30mA/cm程度の低い電流密度で電気めっき処理をすると白色の膜が析出するが、100mA/cmで電気めっき処理をすると黒色の膜が析出する。この現象は拡散限界電流密度の概念を用いて、次のように説明される。電気めっき液と接する電極表面の電気二重層に注目すると、電気二重層内の金属イオン濃度は、電析による消費と、溶液内部からの拡散による供給の、バランスによって規定される。イオンの消費速度は電流密度に比例する。充分低い電流密度では、イオンの消費よりも拡散による供給が優っているため、イオンは電極表面近傍に豊富に存在し、電気めっきの表面エネルギーを極小にするサイトから優先的に電析する。結果として、電気めっきは平滑になり、白色の金属ならば、白色を呈することになる。しかしある電流密度では、イオンの消費速度が供給速度と等しくなる。この電流密度を拡散限界電流密度と称する。拡散限界電流密度では、電気二重層内のイオン濃度はほぼゼロとなり、電気二重層は常にイオン欠乏状態にあるため、拡散によって供給されたイオンは、析出サイトを選択する余地も無く、すぐに電析することになる。結果、電気めっきは疎になり、黒色を帯びる。このように黒色を帯びる現象は拡散限界電流密度に近い電流密度でも生ずる。このように、電流密度を変えることで、視認される色が異なる電気めっきを形成することができる。
また、第2の電極105の下部に不図示の反射板を設けて、任意の色を反射するようにしてもよい。この場合は、第2の電極105は透明であるか、又は画素に占める面積が小さく、表面からの反射板の視認を妨げにくい構造とする。そういった反射板としては、例えば、着色した紙を支持基板上に積層して用いることができる。また、反射板を赤、緑、青の3色とし、ベイヤー配列でマトリクス状に配置することで、カラー表示が可能な反射型表示装置を形成することができる。画素の駆動はトランジスタを用いたアクティブマトリックス駆動で行なう。なお、反射板の色配列はベイヤー配列に限るものではない。配色も上記に限るものではなく、シアン、マゼンダ、イエローの構成でもよい。また、駆動は交差電極を用いたパッシブマトリックス駆動でもよい。なお、反射板の色配列はベイヤー配列に限るものではない。配色も上記に限るものではなく、シアン、マゼンダ、イエローの構成でもよい。また、駆動は交差電極を用いたパッシブマトリックス駆動でもよい。
これより、内部に空隙を有する絶縁体と該空隙内に分散した導電性微粒子とを有する層103について、図を参照しながら詳細に説明するが、まず、本形態の特徴を説明する前に、比較例の透明電極について説明する。
図3に、第1の比較例として、表面上に何も形成されていない第1の電極102の断面模式図を示す。ここで、図3は電気めっき処理を行って電気めっきとして金属が析出した状態を表している。この従来の構成の場合、応答速度を高めるため比較的高い電圧を印加すると、電気めっきとなる金属イオンは電極102上に粒子状に析出する。そのため、着色効率及びコントラストが低くなる。また、析出した金属203と溶液との接触面積が大きいため、放置しておくと、該金属203が再溶解し、表示が薄くなってコントラストが低下する問題があった。
次に、第2の比較例として、特許文献1に示されている、電極上に導電性微粒子202からなる層が形成された場合の模式図を、図4(A)、(B)に示す。図4(A)はめっきを行なう前の状態を、図4(B)は電気めっき処理を行った後で電気めっきとして金属が析出した状態を表している。この場合、導電性微粒202による表面積効果によって、金属203の析出が多くなり、コントラストが高くなる。しかし、この場合においても、析出した金属203が溶液と接触する面積が大きいため、放置しておくと析出した金属203が再溶解し、表示が薄くなってコントラストが低下する。このような現象は、第一に、導電性粒子が溶液に接触して密に存在するため、印加した電圧により導電性粒子内を電流が流れやすく、金属粒子の析出が主に電極の最表面で起こることから生じる。また、第2に、析出した金属粒子の溶液との接触を妨げるものがないことにより、金属の再溶解が容易であることから生じる。
以上のような構成に対して、本形態の透明電極102上には、内部に空隙を有する絶縁体201の該空隙中に導電性微粒子202が分散してなる層103が形成されている。図2(A)、(B)に示されているのが、該透明電極102上に内部に空隙を有する絶縁体の該空隙中に導電性微粒子が分散してなる層103の拡大図である。ここで、図2(A)はめっきを行なう前の状態を、図2(B)はめっきを行った後で金属が析出した状態を表している。図2(A)に示されているように、絶縁体内にある空隙に導電性微粒子202が分散していることから、上記従来技術のように導電性微粒子202が密に存在してはいない。また、導電性微粒子202がそのような空隙間にあることで、該導電性微粒子と溶液との接触が大幅に減少している。
ここで、絶縁体201によって作られる層の体積全体に対する空隙の割合(空隙率)が低すぎると、空隙に析出し得る電気めっきの量が少なくなるため充分な遮光性が得られない可能性がある。そうなると、十分な遮光性を得るためには絶縁体201を厚くしなくてはならず、好ましくない。というのも、絶縁体201が厚すぎると光散乱が多くなり、透過表示時に充分な透過性が得られないためである。よって、空隙率は、好ましくは5%以上、より好ましくは50%以上である。ただし、空隙の大きさ(空隙サイズ)については、画素の大きさと比べて充分に小さいことが求められる。空隙サイズが画素と比べて大きいと、画素内の電流密度が均一にならないためである。例えば、隔壁が極端に薄い多孔質などは、空隙率が大きくかつ空隙サイズが小さいため採用することが可能である。
そして、図2(B)に示されているように、透明電極102が、内部に空隙を有する絶縁体201の該空隙中に導電性微粒子202が分散してなる層を有する場合、めっきを行なうと、金属イオンが導電性微粒子202上に該空隙を埋めるように粒子状に析出する。これは以下の理由による。表面に絶縁体201の微粒子と導電性微粒子202を混合して焼結した電極では、導電性微粒子201同士が互いに触れあい相互に導通している。また、その導電性微粒子201と透明電極102が接している箇所もある。そのため、画素内の複数の位置で、透明電極102から複数個の導電性微粒子201に至る電気的な結合が存在し、電流は透明電極102から複数の導電性微粒子201を経てめっき液に流れる。よって、めっきは導電性微粒子201の先端近傍で起こる。さらに、めっきにより成長した金属203の微粒子が近傍の別の導電性微粒子201と結合するなどの連鎖反応により、めっきの起こる部位が刻々変化し、多孔質内の複数の位置で金属203の微粒子の析出が起こる。
また、ここで、絶縁体201は導電性微粒子201を支持するための言わば足場の役割をしている。よって、これが導電性を持つと前記微粒子析出過程が成立しないので、絶縁性であることが求められるのである。前記過程で電界析出した金属203は、電位を切れば拡散の法則に従って自然に再溶解してしまうが、周囲の溶液中の金属濃度が高ければ溶解が抑制される。多孔質内では、溶液の循環が抑制されるため、再溶解した金属イオンが溶液全体に拡散しにくく、結果として溶液中の金属濃度が高く保たれる。結果、多孔質を用いることで再溶解を抑制できることになる。ちなみに電界析出の際にも、同じメカニズムで多孔質による「電界析出の抑制」が起こるが、これは析出電位を高くすることで解決できる。
以上のような理由により、電解液と析出した電気めっきである金属の接触を抑制することができ、その結果、溶液への金属203の溶解を低下させることが可能となる。
内部に空隙を有する絶縁体201としては、次のものを好適に用いることができる。例えば、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化アルミニウムなどの無機絶縁物やこれらの混合物や、ガラスなどである。また、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、シリコーン、セルロース、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの有機絶縁物なども用いることができる
コントラストを高めるためには、内部に空隙を有する絶縁体201に導電性微粒子202が分散した層は透明であることが望ましいので、絶縁体201は、可視光に対して光透過性を有しかつ屈折率が電解質溶液に近いことがより好ましい。通常、電解質溶液に用いられる、水、プロピレンカーボナート、ガンマーブチロラクトン、ジメチルホルムアミドなどは屈折率が1.5以下と小さいので、内部に空隙を有する絶縁体201の屈折率は、2以下程度であることが望ましい。このような特徴を有する無機絶縁物は酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどであり、よって、これらを主成分とする混合物やガラスなどを用いることがより好ましい。また、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、シリコーンなどの有機絶縁物も屈折率が小さいので好適である。
内部に空隙を有する絶縁体201の層の構造としては、絶縁性微粒子を積層した構造、ゾルゲル法によって多孔質ガラス中に導電性粒子202を分散させた構造、又は多孔質樹脂中に導電性微粒子202を分散させた構造を用いることができる。特に、絶縁性微粒子を積層体は、絶縁性微粒子と導電性微粒子202を溶媒中に分散混合して、電極上に塗布及び焼結することによって容易に作製することができるので好適である。
以上のような絶縁性微粒子を積層する構造において、該絶縁性微粒子としては、酸化チタン、酸化ケイ素、酸化亜鉛、アルミナなどの無機絶縁物やこれらの混合物、ガラスなどを用いることができる。また、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、シリコーン、セルロース、ポリカーボネートなどの有機絶縁物を用いることもできる。なかでも、有機溶媒への溶解がない点、及び屈折率が小さい点で、特に、酸化ケイ素、酸化アルミニウムなどや、これらを主成分とする混合物や、ガラスや、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリスチレン、シリコーンが好適である。
導電性微粒子202としては、白金などの金属微粒子や一般的な金属酸化物からなる粒子を用いることができるが、コントラストの観点から、内部に空隙を有する絶縁体201の該空隙中に導電性微粒子202が分散してなる層103は透明であることが望ましい。よって、導電性微粒子202は、金属酸化物からなることが望ましい。具体的には、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫などや、これらに不純物をドープしたもの、具体的には、ITOやFドープ酸化錫など、又はこれらの混合物などが挙げられる。特に、めっきによって、酸化還元されにくい酸化インジウムや酸化錫が望ましい。
また、絶縁体201内部の空隙に導電性微粒子202が分散することによって、めっき時に空隙中に金属203が析出するので、導電性微粒子202の平均粒径は絶縁体201内部の空隙よりも十分小さいことが望ましい。したがって、絶縁性微粒子を積層する方法において、導電性微粒子の平均粒径は絶縁性微粒子の平均粒径よりも小さいことが好ましい。
また、導電性微粒子は比較的屈折率が大きく光を散乱しやすいので、100nm未満が望ましい。
電気めっき処理によって析出する金属203の元素としては、電解質中にイオンとして溶解するものがよく、発色及び消色の可逆的な反応を容易に進めることが可能な、ビスマス、銅、銀などを用いることができ、中でもメモリー性が良好な銀が好適である。
次に、図8に、表示装置をアクティブマトリックス駆動する場合の回路構成図の一例を示す。本図は画素を正面から見た構成である。
アクティブマトリックス駆動型の表示装置の場合は、次のように作動する。ゲート線801によってトランジスタである第2のスイッチ805をオンし、データ線802の電圧をコンデンサ807に蓄積することで、制御端子を介して該第2のスイッチに接続された、トランジスタである第1のスイッチ806をオフにする。以上のように電流の導通を制御することで、共通線803の電圧が画素の対向電極804にかかる。ここで、対向電極804は図1における電極105である。対向電極804と図1における電極102との間の電位差で電気めっきがなされる。このとき、電極102と対向電極804の電極間に印加する電圧を変えることによって、析出する金属の析出形態を変化させることができ、それによって色を変えることができる。例えば、銀のめっき液を用いる場合、共通線803を4V、電極102を0Vにすると、該電極102には白色の銀の電気めっきが析出される。10秒を超えない一定の保持時間の後、データ線802の電位を0Vとして第2のスイッチ805をオンすることでコンデンサ807を放電させ、第1のスイッチ806をオフする。以上の処理を繰り返し行ない、繰り返し回数で電極102へ析出する白色の電気めっきの厚さを制御する。また、共通線803の電位を7Vとして、3秒を超えない保持時間で同様の駆動を行なうことで、黒色の電気めっきの厚さも制御することができる。
図6に示されているのは、表示装置の別の例である。本形態の表示装置は、図1に示されている表示装置の第1の電極102の対向側に特定の波長帯域を反射する反射板601、602、603を設けたものである。このような構成にすることで、反射型表示装置として用いることができる。本形態の表示装置では、層103内に析出した金属が溶液と接触することが少ないので析出金属が溶解しにくく、よって表示メモリー性が良好であることから、再書込みを行なう頻度が低下する。
図7に示されているのは、表示装置のさらに別の例である。本形態では、図1に示されている表示装置に、第3の電極701がさらに設けられた構成をしており、該第3の電極701と前記第1の電極102は互いに対向して配置されている。この第3の電極701に正電圧、前記第1の電極102又は第2の電極105に負電圧をかけることで、第1の電極102又は第2の電極105に選択的に金属イオンを析出することが可能となる。ここで、第1の電極又は第2の電極上に、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を形成しておくことによって、表示色を変えることができる。例えば、第1の電極102にITOを用い、その上に電極上に内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を形成し、第2の電極105にITOを用いる構成としたとする。電解質に銀を含む溶液中で、第3の電極701に対し、第1の電極102を負電圧とする電圧をかけることによって、銀粒子が層103内に析出する。すると、層103内に入射した光は乱反射して層103内に閉じ込められることにより、吸収されて黒色の表示となる。また、電解質に銀を含む溶液中で、第3の電極701に対し、第2の電極105を負電圧とする比較的に低い電圧を印加することによって、第2の電極105上に平坦に銀が析出し、反射率の高い銀白色となる。いずれの場合も、逆方向に電圧をかけることによって析出した金属を再溶解することができる。以上によって、白表示、黒表示、透明表示をおこなうことができ、さらに、特定の波長帯域を反射する反射板をさらに設けることによって、白表示、黒表示、カラー表示が可能となる。また、平坦な銀白色の膜は溶液との接触面積が小さく、比較的表示メモリー性が高い。したがって、黒表示のメモリー性が良好となることによって、白色と黒色、及び、透明色の3色とも、表示メモリー性が良好となる構成とすることができる。色の経時変化の少ない明るいカラー表示装置が可能となる。
表示装置の画素サイズは、特に限定されず用途に応じて適宜設定されるが、例えば画素サイズは10μm程度から数十mmに設定することができる。
なお、以上の表示装置では、画素を区切るバリアを設けていないが、必要に応じてかかるバリアを設けてもよい。ただし、画素間にかかる電圧が臨界電圧以下であれば電気めっきは起こらず、隣接画素の影響が出ないように設定できる。これは、例えば特開2004−170850号公報にも記載されている。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は以下の例に限定されることはない。
(実施例1)
本実施例では、図1に示されている装置構造を製造した。
支持基板101には厚さ0.7mmのガラスを、透明電極102としてスパッタリング法により成膜した厚さ150nmのITOを用いた。電解質溶液104として炭酸プロピレン(PC)を溶媒とし、メッキ種として硫酸銀を0.033mol/L、電解質としてテトラエチルアンモニウムブロマイド(TEAB)を0.267mol/Lと、光沢剤を含む溶液を用いた。画素サイズは0.7mm×0.7mmとし、電解質溶液104の厚さは0.1mmとした。対向電極105としては、銀を用いた。支持基板106にはガラスを用いた。ここで、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103は、酸化ケイ素の微粒子と酸化錫の微粒子から形成した。これには、酸化ケイ素として扶桑化学工業株式会社製のコロイダルシリカPL−20(粒径220nm)、酸化錫として山中産業株式会社製の酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用いた。その作製方法を以下に示す。
まず、コロイダルシリカ PL−20 2ml、酸化錫ゾルEPS−6 2mlを混合し、スターラーにて10分程度、液を混合した。その後、ポリエチレングリコール(分子量20000)を3g添加し、粘度を調整し、そのペーストを10分程度良く練った。次に、ITO基板上をポリイミドテープ(商品名カプトン)テープで両端をマスクするように貼り、固定した。次に、前記ペーストを滴下し、スライドガラスで伸ばすことによって、ポリイミドテープの厚さ50μm程度のペーストを塗布した。これを、160℃から200℃で20分乾燥した。それから、室温から450℃まで30分で昇温させ、450℃で30分焼結を行ない、その後、室温まで自然に序冷を行なった。
以上のようにして作成した膜は、空気中では光が散乱して白濁した外観を示すが、溶液中では液が浸透しほぼ透明の外観を示していた。
これに対して、比較例1として、従来の粒子状に銀が析出するテクスチャーSnO電極(旭硝子株式会社製 太陽電池用TCO基板 A10U80)を備えた装置を用意した。また、比較例2として、別の従来の電極を備えた装置も用意した。その電極の製造方法について説明する。まず、導電性微粒子(石原産業株式会社製 FS−10P)3.7gを純水16mlに混合し、その後、ポリエチレングリコール(分子量20000)を0.37g添加し、粘度を調整した。それから、このペーストを10分程度、よく練り、その後、実施例1と同様にITO基板上に塗布し、乾燥、焼結を行なった。
次に、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を表面に形成した本実施例の透明電極102と、銀からなる対向電極105とを用いて、めっきを行なった。比較例1及び2の電極でも同様にして、電気めっき処理を行なった。具体的には、めっき液に透明電極102が負になるように、3.5Vの電圧を20秒間印加し、電気めっきを析出した。
そうして形成された本実施例の電気めっきに対して断面SEM観察を行った。すると、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103内の絶縁体内部の空隙に、導電性微粒子を起点として、100〜200nmの銀粒子が析出していることがわかった。また、外観は反射率が低く良好な黒であった。
次に、比較例1及び比較例2のめっき膜についても同様の観察を行った。すると、それらの電気めっきの色は黒であり、その透過率、反射率ともに低いことがわかった。また、比較例1の電気めっきは、電極の表面に100〜200nmの銀粒子が粒子状に分布する構造であることがわかった。また、比較例2の電気めっきは、導電性微粒子が作る空隙の内部にはあまり銀が析出せず、表面付近に100〜200nmの銀粒子が粒子状に分布する構造であることがわかった。
次に、これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を調べた。図5(a)、(b)はそれぞれめっき溶液中への浸漬時間に対する透過率、反射率の変化をプロットしたものである。図5(a)及び(b)から、実施例1(実線)では初期の透過率が4%、反射率が10〜12%程度と良好な黒色が表示できていることがわかる。一方、比較例1(一点鎖線)、比較例2(点線)はいずれも時間の経過とともに、透過率が上昇し、銀が溶液中に溶解していることが示されている。それに対し、実施例1のめっき膜は比較例1、2に比べ、経時的な透過率の上昇が少なく、また反射率の上昇は同等であることから、表示メモリー性が良好であることがわかる。
(実施例2)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を酸化アルミニウムの微粒子と酸化錫の微粒子から製造した。
前記膜103として、酸化アルミニウムとして大明化学工業株式会社製 易焼結性アルミナ TM−5(粒径200nm)、酸化錫として山中産業株式会社製 酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用いて、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例3)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103をポリメチルメタクリレートの微粒子と酸化錫の微粒子から製造した。
まず、ポリメチルメタクリレートとして日本触媒株式会社製 エポスター(登録商標)MX MX100W(粒径150〜200nm)、酸化錫として山中産業製 酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用意した。それらを用いて、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、温度150℃で焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例4)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103をポリスチレンの微粒子と酸化錫の微粒子から製造した。
ポリスチレンとしてモリテックス製 マイクロスフィア 3200A(粒径200nm)、酸化錫として山中産業株式会社製 酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用い、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、温度150℃で焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例5)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103をシリコーンの微粒子と酸化錫の微粒子から製造した。
シリコーンとして信越化学工業株式会社製 シリコンレジンパウダー X−52−854(粒径800nm)、酸化錫として山中産業株式会社製 酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用い、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、温度300℃で焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例6)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を酸化ケイ素の微粒子と酸化インジウムを主たる成分とするITOの微粒子から製造した。
酸化ケイ素として扶桑化学製 コロイダルシリカ PL−20(粒径220nm)、ITOとしてシーアイ化成株式会社製 NANOTEK ITO(粒径30nm)を用い、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、温度450℃で焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例7)
本実施例では、内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103を酸化ケイ素の微粒子と酸化亜鉛の微粒子から製造した。
酸化ケイ素として扶桑化学工業株式会社製 コロイダルシリカ PL−20(粒径220nm)、酸化亜鉛としてシーアイ化学製 NANOTEK ITO(粒径34nm)を用い、実施例1と同様に混合、塗布、乾燥、温度450℃で焼成を行った。これらをめっき溶液中に保存し、電気めっきの透過率と反射率の変化を観察したところ、実施例1同様、比較例1及び2に比べ、透過率の上昇が少なく、表示メモリー性が良好であることがわかった。
(実施例8)
本実施例では、実施例1の表示装置に、赤、緑、青の3色の、ベイヤー配列でマトリックス状に配置された反射板601、602、603を設けることで、カラー表示が可能な反射型表示装置を製造した。
画素の駆動はトランジスタを用いたアクティブマトリックス駆動で行なう。回路の一例を図8に示す。ゲート線801によってトランジスタ805をオープン(オン)にし、データ線802の電圧をコンデンサ807に蓄積することで、トランジスタ806をオープンにする。ここで、符号808はグランド線を示している。これにより、共通線803の電圧が画素の対向電極804にかかる。電極804は図6における対向電極105であり、電極102との間の電位差で電気めっきが析出される。例えば、共通線803を4V、電極102を0Vにすると、電極102上の内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103には黒色の電気めっきが析出される。10秒を超えない一定の保持時間の後、データ線802の電位を0Vとしてトランジスタ805をオープンにすることでコンデンサ807を放電させ、トランジスタ806をオフする。以上の処理を繰り返し行ない、繰り返し回数で透明電極102へ析出する黒色の電気めっきの厚さを制御する。また、共通線803の電位を7Vとして、3秒を超えない保持時間で同様の駆動を行なうことで、黒色の電気めっきの厚さも制御することができる。
なお、反射板の色配列はベイヤー配列に限るものではない。配色も上記に限るものではなく、シアン、マゼンダ、イエローの構成でもよい。また、駆動は交差電極を用いたパッシブマトリックス駆動も可能である。時間が経過しても内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103の析出しためっき膜は透過率の上昇が少なく、色の変化が小さい。よって、表示メモリー性が良好な、カラー表示が可能となる。
(実施例9)
本実施例では、図7に示されている表示装置を製造した。
支持基板101には厚さ0.7mmのガラスを用い、第1の電極102としてスパッタリング法により成膜した厚さ150nmのITOを用いた。電解質溶液104として炭酸プロピレン(PC)を溶媒とし、メッキ種として硫酸銀を0.033mol/L、支持電解質としてテトラエチルアンモニウムブロマイド(TAB)を0.267mol/Lと、光沢剤を含む溶液を用いた。画素サイズは0.7mm×0.7mmとし、電解質溶液105の厚さは0.1mmとした。第2の電極108として、ITO150nmを用いた。第3の電極708として銀を用いた。支持基板106にはガラスを用いた。内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103は酸化ケイ素の微粒子と酸化錫の微粒子からできている。酸化ケイ素として扶桑化学工業株式会社製 コロイダルシリカ PL−20(粒径220nm)、酸化錫として山中産業株式会社製 酸化錫ゾルEPS−6(粒径5nm)を用いた。
第1の電極102を陰極とし、第2の電極105及び第3の電極701を陽極として1.5Vの電位をかけると10mA/cmの電流が流れ、黒色の電気めっきが第1の電極表面に形成されるため、表面からは黒色が視認された。また、第2の電極105を陰極とし第1の電極102及び第3の電極701を陽極とする1.5Vの電位をかけると、10mA/cmの電流が流れ、第2の電極105上に白い電気めっきが形成されるため、表面からは白色が視認された。また、第3の電極701を陰極とし第1の電極102及び第2の電極105を陽極とする1.5Vの電位をかけると10mA/cmの電流が流れ、第1の電極102及び第2の電極105表面の電気めっきが溶解して消滅するため透明と視認される。したがって、支持基板106の下部に不図示の反射板を設けることによって、任意の反射色を表現することができる。
時間が経過しても内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層103に析出しためっき膜は透過率の上昇が少なく、色の変化が小さい。よって、表示メモリー性が良好な、白、黒表示、透明色、又はカラー表示が可能となる。
本発明は、画像を長時間維持し続けることが求められる電気析出型の表示装置、例えば、広告装置、デジタルカメラ等の写真を表示する画像表示装置、メッセージボード、電子ペーパー等に用いることができる。
本発明の一実施形態の表示装置の断面図である。 本発明の内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層の模式図である。 第1の比較例の電極の模式図である。 第2の比較例の電極の模式図である。 本発明の一実施形態の表示装置の表示メモリー性を示す図である。 本発明を適用できる表示装置の一実施形態である。 本発明を適用できる表示装置の一実施形態である。 表示装置をアクティブマトリックス駆動する場合の回路構成図である。
符号の説明
101 支持基板
102 透明電極(第1の電極)
103 内部に空隙を有する絶縁体に導電性微粒子が分散した層
104 電解質溶液
105 対向電極(第2の電極)
106 支持基板
107 スペーサー
201 絶縁体
202 導電性粒子
203 金属
601、602、603 反射板
701 第3の電極
801 ゲート線
802 データ線
803 共通線
804 対向電極(第2の電極)
805 トランジスタ
806 トランジスタ
807 コンデンサ
808 グランド線

Claims (16)

  1. 電気めっきを電極に形成し、調光に用いる表示装置において、
    前記電極上に、内部に空隙を有する絶縁体と該空隙内に分散した導電性微粒子とを有する層が形成されてなること特徴とする表示装置。
  2. 前記内部に空隙を有する絶縁体は、可視光に対して光透過性を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記内部に空隙を有する絶縁体の屈折率は、2以下であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記内部に空隙を有する絶縁体は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、該酸化ケイ素若しくは酸化アルミニウムを主成分とする混合物、ガラス、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、又はシリコーンであることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記内部に空隙を有する絶縁体は、絶縁性微粒子の積層体であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記絶縁性微粒子は、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、該酸化ケイ素若しくは酸化アルミニウムを主成分とする混合物、ガラス、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、又はシリコーンを主たる成分としてなることを特徴とすると請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記導電性微粒子の平均粒径は、前記絶縁性微粒子の平均粒径よりも小さいことを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置。
  8. 前記導電性微粒子の平均粒径は、100nm未満であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の表示装置。
  9. 前記導電性微粒子は、金属酸化物の微粒子であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の表示装置。
  10. 前記金属酸化物の微粒子は、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、これらに不純物をドープしたもの、又はこれらの混合物が主たる成分であることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
  11. 前記電気めっきとして析出される金属は、銀であることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の表示装置。
  12. 電気めっきが析出される第1の電極と第2の電極とを電解質溶液に接して有するとともに、
    前記第1の電極は光透過性を有しており、
    前記第1の電極又は前記第2の電極に電気めっきが析出されるように、該第1の電極と該第2の電極の間に電圧がかけられてなることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の表示装置。
  13. 第3の電極をさらに有し、
    前記第2の電極は光透過性を有しており、
    前記第1の電極又は前記第2の電極に電気めっきが析出されるように、前記第3の電極と該第1の電極の間又は該第3の電極と該第2の電極の間のいずれかに電圧がかけられてなることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第1の電極と前記第2の電極とでは、析出される電気めっきの色が異なることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記第2の電極に隣接して、反射板を設けたことを特徴とする請求項12から14のいずれかに記載の表示装置。
  16. 前記第2の電極はマトリックス状に配列され、
    マトリックス状に配された前記第2の電極のそれぞれと接続される第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチの制御端子に接続され、前記第1のスイッチの導通を制御する第2のスイッチとが設けられ、
    前記第2の電極、前記第1及び第2のスイッチは画素ごとに設けられていることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の表示装置。
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