JP2010022480A - ティシュペーパーの製造方法 - Google Patents

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公明 森野
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Abstract

【課題】不良品の発生を早期に発見できるティシュペーパーの製造方法を提供する。
【解決手段】ティシュペーパー原紙が複数枚重ねられて形成される一次プライを原反ロールから巻き出し、巻き出された一次プライを幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断して複数の二次プライを形成し、形成された二次プライのうち幅方向両端に位置する二次プライのティシュペーパー原紙枚数を検出する工程を含むティシュペーパーの製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティシュペーパーの製造方法に関し、より詳しくは不良品の発生を早期に発見できるティシュペーパーの製造方法に関するものである。
ティシュペーパーは一般に抄紙工程、仕上工程および加工工程を経て製造される。図5および図6はティシュペーパーの製造過程を示す一連の概略図である。図5は抄紙工程を示し、図6は仕上工程を示す。
図5に示すとおり、供給された紙料はワイヤーパート21において、網の上で繊維がからみ合わされながら脱水され、紙層が形成される。次いで、プレスパート23において、形成された紙層がフェルトに乗せられて、2本の圧搾ロールの間を通過させられ、脱水される。脱水された紙層は、ドライヤーパート25において、高温の空気と蒸気で加熱した鉄製のシリンダーに押し付けられて乾燥される。以上のようにして抄紙されたティシュペーパー原紙はスプールロール27に巻き取られる。
抄紙工程を経てスプールロール27に巻き取られたティシュペーパー原紙は次の仕上工程に受け渡される。図6に示す仕上工程においては、まず、スプールロール27からティシュペーパー原紙が巻き出される。巻き出されたティシュペーパー原紙は、2枚重ね合わされて一次プライが形成され、原反ロール3に巻き取られる。一次プライは、形成されてから原反ロール3に巻き取られるまでの間に、必要に応じてエンボス加工が施される場合もある。
原反ロール3はその後、幅約2m程度に裁断され、加工工程に供給される。加工工程においては、原反ロール3から巻き出された一次プライが、幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断され、製品であるティシュペーパーの幅と同幅の複数の二次プライとされる。この後、この二次プライは折り畳まれ、積み重ねられる。このようにして製造された折り畳み積層物は、後段設備において長手方向に所定の間隔をおいて裁断され、箱詰め、包装等の処理を経て製品となる(特許文献1参照)。
特開2004−338415号公報
ところが原反ロール3が裁断される際に切断面に切断不良部分が発生する場合があった。この切断不良部分は、原反ロール3から一次プライを巻き出した際にプライの幅方向端部のめくれ、破れ、欠損等を引き起こす場合がある。
本発明は、このような従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その課題とするところは、上記のような二次プライのめくれ、破れ、欠損等を早期に発見でき、対処を可能とすることにより、不良品の発生を抑制できるティシュペーパーの製造方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、以下の方法によって、上記課題を達成することが可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、以下に示すティシュペーパーの製造方法が提供される。
[1] ティシュペーパー原紙が複数枚重ねられて形成される一次プライを原反ロールから巻き出し、巻き出された一次プライを幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断して複数の二次プライを形成し、形成された二次プライのうち幅方向両端に位置する二次プライのティシュペーパー原紙枚数を検出する工程を含むティシュペーパーの製造方法。
[2] ティシュペーパー原紙が複数枚重ねられて形成される一次プライを原反ロールから巻き出し後、巻き出された一次プライを幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断する前に、一次プライを形成する複数枚のティシュペーパー原紙を互いに接合するプライボンド工程をさらに含む上記[1]に記載のティシュペーパーの製造方法。
[3] 二次プライのティシュペーパー原紙枚数の検出を、光を照射する照光手段と光を受光する受光手段とからなる検出手段で行う上記[1]または[2]に記載のティシュペーパーの製造方法。
本発明によれば、二次プライのめくれ、破れ、欠損等を早期に発見できることから、これらの異常に対する早期の対処が可能となり、不良品の発生を抑制できる。また、前記の二次プライのめくれ、破れ、欠損等は、主に原反ロールが裁断される際の切断不良に起因するものと考えられることから、一次プライの幅方向両端に位置する部位のみを検査することで効率的かつ経済的に異常を検出することができる。
以下、本発明の実施の最良の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対し適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
[1.装置]
図1および図2を用いて本発明の一実施形態に係る方法を実施する装置を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る製造方法における加工工程を示す模式的側面図である。また、図2は、図1中点線で囲まれた部分を上から見た平面拡大図である。
図1において、原反ロール3から巻き出された一次プライ1はエンボスロール5aおよび5bからなるプライボンダ5に供給される。プライボンダ5は供給された一次プライ1を構成するティシュペーパー原紙同士を互いに接合させる。その後一次プライ1は、スリッター7により、幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断され、複数の二次プライ17が形成される。複数の二次プライ17のうち、両端の二次プライ17aの原紙枚数が1プライセンサ9により検出される。その後二次プライ17は折り機13にかけられて、折り畳まれる。
図2中、矢印方向に二次プライ17は流されている。ガイドローラー11の駆動により平行に流されている二次プライ17のうち両端の二次プライ17aの上方には、二次プライ17aに近接してプライセンサ9の発光素子9aがセンサ取付金具により配設されている。
上記のとおり、一般に一次プライはプライボンダを経た後にスリッターにかけられる。これは、一次プライを構成するティシュペーパー原紙同士をスリッターで切断する前にプライボンダにより接合させておいた方が切断が良好に進行することによる。そして、1プライセンサによる二次プライの検査は、プライボンダ工程、スリッター工程の後に行うのが好ましい。これは、プライボンダ工程を経ることにより、1次プライのペーパーランは安定し、次いで、スリッター工程を経ることにより、2次プライのペーパーランがさらに安定するからである。プライのペーパーランが安定していれば、1プライセンサの感度および取り付け調整等が容易となる。
[2.1プライセンサ]
1プライセンサ9は、少なくとも発光素子9aおよび受光素子9bを含むのが好ましい。発光素子9aは所定の波長の所定の光量の光を照射する素子であり、受光素子9bは発光素子9aが照射する所定の波長の光の光量を計量できる素子である。発光素子9aと受光素子9bとはプライ1を挟んで対向するように配設される。発光素子9aから照射された光はプライ1を透過して減衰した後、受光素子9bにより光量が計量される。計量された光量から光の減衰量が算出され、光の減衰量からプライ1を構成するティシュペーパー原紙の枚数が算出される。プライ1を構成するティシュペーパー原紙のうちのいずれかが、やぶれ、めくれ等何らかの理由で欠落した場合には、所定の光量を超える光が受光素子9bにより検出され、プライ1の原紙のうちのいずれかの欠落を検出することができる。
1プライセンサとしては、竹中電子(株)製のファイバーセンサFT5BC等が適用可能であり、そのコントローラとしては、竹中電子(株)製のコントローラF70Rあるいは(株)キーエンス製のコントローラFS−V33等が適用可能である。
[3.制御方法]
次に図3および図4を参照して制御方法を説明する。図3に示されるとおり、この制御により、1プライセンサ、タッチセンサ、中央制御装置、液晶表示器および駆動原を備えた装置が制御される。なお、図3の機能ブロック図は、タッチセンサおよび液晶表示器を備えたタッチパネルをユーザーインターフェースとして採用した例を示す。駆動原は図1に示す加工工程を実現する装置全体の駆動原であり、図1中、原反ロール3、プライボンダ5およびガイドローラ11等を駆動している。
1プライセンサ、タッチセンサ、液晶表示器および駆動原は中央制御装置と、公知の通信手段により通信可能に接続されている。これらの通信手段は有線でも無線でもよく、通信手順は公知の通信プロトコルを採用することができる。
中央制御装置としては、演算機能、記憶機能および計時機能等を備えた公知の中央処理装置を採用することができる。具体的には汎用のコンピュータやワンチップマイコン等を採用することができる。
次に図4を参照して、制御手順を説明する。ステップ1(S1)において、中央制御装置は1プライセンサから検出信号を取得する。この検出信号には、受光素子9b(図1参照)が受光した光の光量のデータが含まれる。
次に中央制御装置は1プライセンサから取得した検出信号の光量が閾値以下であるか否か判定する。閾値以下の場合(Y)には、二次プライ17a(図1参照)は所定の枚数のティシュペーパー原紙により構成されており、問題がないものとして、ステップ1(S1)に戻る。また、閾値を超える場合(N)には、二次プライ17aは、所定の枚数未満のティシュペーパー原紙により構成されており、異常が発生したものとして、ステップ3(S3)に進む。なお、この際、液晶表示器に異常が発生した旨表示させても良い。
ステップ3(S3)において、中央制御装置は、駆動原の運転開始から所定時間が経過したか否か判定する。所定時間が経過している場合(Y)には、定常状態に至っているものとして、ステップ4(S4)に進み、駆動原を停止する。一方、運転開始から所定時間が経過していない場合(N)には、定常運転に至っていないものとして、ステップ5(S5)に進み、駆動原を減速する。
なお、定常運転に至っている場合には駆動原を停止する一方、定常運転に至っていない場合には、駆動原を減速することとしているのは、定常運転に至っていない場合には、運転速度も高速ではなく、装置の点検が容易であること、装置全体の各処理が安定しておらず、1プライセンサにおいても、誤検出が発生する可能性も高いことによる。
以上、本発明を図1〜4を用いて具体的に説明したが、本発明はこれらの特定の実施の形態に限定されない。各種の変形・変更が可能である。
本発明は、ティシュペーパーを製造する際に使用することができる。
加工工程を示す模式的側面図である。 図1の点線部の拡大平面図である。 本発明の方法を実施するための装置の一実施形態に係る機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフローチャートである。 抄紙工程を示す模式的斜視図である。 仕上工程を示す模式的斜視図である。
符号の説明
1:一次プライ、3:原反ロール、5:プライボンダ、5a,5b:エンボスローラー、7:スリッター、9:1プライセンサ、9a:発光素子、9b:受光素子、11:ガイドローラー、13:折り機、15:センサ取付金具、17:二次プライ、17a:両端の二次プライ、21:ワイヤーパート、23:プレスパート、25:ドライヤーパート、27:スプールロール。

Claims (3)

  1. ティシュペーパー原紙が複数枚重ねられて形成される一次プライを原反ロールから巻き出し、巻き出された一次プライを幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断して複数の二次プライを形成し、形成された二次プライのうち幅方向両端に位置する二次プライのティシュペーパー原紙枚数を検出する工程を含むティシュペーパーの製造方法。
  2. ティシュペーパー原紙が複数枚重ねられて形成される一次プライを原反ロールから巻き出し後、巻き出された一次プライを幅方向に所定の間隔をおいて長手方向に平行に切断する前に、一次プライを形成する複数枚のティシュペーパー原紙を互いに接合するプライボンド工程をさらに含む請求項1に記載のティシュペーパーの製造方法。
  3. 二次プライのティシュペーパー原紙枚数の検出を、光を照射する照光手段と光を受光する受光手段とからなる検出手段で行う請求項1または2に記載のティシュペーパーの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4981180B1 (ja) * 2011-02-22 2012-07-18 大王製紙株式会社 ティシュペーパー製品の製造方法及びティシュペーパー製品
JP2012213910A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Daio Paper Corp ティシュペーパーの製造方法及びティシュペーパー製品

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