JP2010021765A - 通信装置、通信プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローミングによる通信時間の損失を低減することができる通信装置を提供する。
【解決手段】接続している中継装置を識別する装置識別情報を記憶する識別情報記憶部131と、接続可能な中継装置からの応答を要求する要求メッセージを送信し、要求メッセージを受信した中継装置のそれぞれから中継装置の装置識別情報を含む応答メッセージを受信する送受信部121aと、受信した応答メッセージに、識別情報記憶部131に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定するスキャン結果判定部122と、受信した応答メッセージのいずれもが、識別情報記憶部131に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求部124と、を備えた。
【選択図】 図8

Description

この発明は、無線通信を中継するアクセスポイントへのローミングを行う通信装置、通信プログラムおよび記憶媒体に関する。
無線LAN(Local Area Network)の規格であるIEEE802.11では、基地局(アクセスポイント(以下、APという))と端末局(ステーション(以下、STAという))とが相互に無線通信を行うシステムが規定されている。APは、配置された空間を管理する親局であり、APに接続するSTAを複数台管理して、APとSTAとの間の通信を制御する。
APからの電波の届く物理的範囲に限界が存在するため、STAがAPを見失わないようにするために、境界付近で電波範囲がオーバーラップするように、複数のAPが設置されるのが一般的である。これにより、例えばモバイル用途のPC(パーソナルコンピュータ)が、あるAP(AP1)から別のAP(AP2)の方向に移動しながらデータ通信を行う場合に、APを切り替えるローミングを行って、データ通信が途切れないようにすることができる。
各APはSSID(Service Set Identifier)と呼ばれる識別情報を所持している。このSSIDは、STAが接続可能な無線通信ネットワークを識別する識別情報である。複数のAPは、同一のSSIDを使用することが可能である。例えば、あるビルの3階で使用するネットワークに対して「Floor3」というSSIDを決定し、この階に設置するすべてのAPに「Floor3」を付与することが可能である。
この例のように、あるビルの階ごとにSSIDを定めている場合、その階内で移動するのみであれば、ローミング機能を使用して問題なく接続が維持できる。一方、別の階に移動した場合は、SSIDが異なるためローミングできず、接続が保持できなくなる。このような場合は、移動先の階のSSIDを指定して再接続処理を実行する必要がある。しかし、再接続処理の間はデータ通信が停止するため望ましくない。
そこで、これを避けるために、例えばビル全体で一つのSSIDを使用することがある。これにより、別の階に移動した場合であってもローミングによって接続が保持される。
なお、ローミングは、一般に以下のような手法で行われる。まず、STAは、データ通信中、定期的に接続可能なAPをスキャンするために、接続可能なAPからの応答を要求する要求メッセージ(ProbeRequestフレーム)を送信する。そして、STAは、その応答メッセージ(ProbeResponseフレーム)をAPから受信することにより、ローミングによる接続先の候補となるAPを検出する。
このようにして検出した複数のAPのうちローミングにより接続先とするAPを決定する技術としては、受信したメッセージの電波強度が大きいAPを優先する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この方法では、STAは、ProbeResponseフレームに含まれるSSIDが一致しているかどうかを判定し、一致する場合は、電波強度が大きいAPに対してローミングする。例えば、AP1と接続中、AP1よりAP2からの電波強度の方が大きければAP2へのローミングを行う。また、AP1の電波強度の方が大きければそのままAP1との接続を保持する。
特開2001−352569号公報
しかしながら、このように電波強度によってローミング先を決定する方法では、ローミングが頻繁に発生することによりデータ通信時間の損失が生じる場合があった。
例えば、あるビルのすべての階で同一のSSIDを使用し、3階に設置されたSTAがビルの窓際に配置されていると仮定する。このような場合、このSTAに対してガラス越しに別の階からの電波が紛れ込むことがある。一般に、このようにしてビルの外部を回って検出される電波は、マルチパス、反射、フェージングなどのさまざまな外的要因により電波強度が安定しない。このため、電波強度のみで判定すると、3階のAPと別の階のAPとの間のローミングが高頻度で生じる場合がある。そしてこのような場合、再接続処理による停止時間に比べれば短いが、ローミング動作自体によりデータ通信が停止する。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ローミングによる通信時間の損失を低減することができる通信装置、通信プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、無線通信を中継する複数の中継装置に接続可能な通信装置であって、接続している中継装置を識別する装置識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、接続可能な中継装置からの応答を要求する要求メッセージを送信する送信手段と、前記要求メッセージを受信した中継装置のそれぞれから、前記要求メッセージを受信した中継装置の装置識別情報を含む応答メッセージを受信する受信手段と、受信した前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定する受信結果判定手段と、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記中継装置は、無線通信のネットワークを識別するネットワーク識別情報が付与されており、前記識別情報記憶手段は、接続している中継装置の前記装置識別情報と、接続している前記中継装置に付与された前記ネットワーク識別情報とを記憶し、前記送信手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された前記ネットワーク識別情報を含む前記要求メッセージを送信し、前記受信手段は、前記要求メッセージを受信した中継装置のうち、前記要求メッセージに含まれる前記ネットワーク識別情報と一致する前記ネットワーク識別情報が付与された中継装置のそれぞれから前記応答メッセージを受信すること、を特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記ネットワーク識別情報は、IEEE801.11に準拠したSSID(Service Set Identifier)であること、を特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記送信手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された前記ネットワーク識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶された前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを送信し、前記受信手段は、さらに、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを受信した中継装置のうち、前記要求メッセージに含まれる前記ネットワーク識別情報と一致する前記ネットワーク識別情報が付与された中継装置から前記応答メッセージを受信し、前記受信結果判定手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージに対する前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定し、前記接続要求手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージに対する前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記装置識別情報は、IEEE801.11に準拠したBSSID(Basic Service Set Identifier)およびMACアドレスの少なくとも一方であること、を特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4にかかる発明において、前記識別情報記憶手段は、さらに、接続している中継装置との無線通信で利用するチャンネルを記憶し、前記送信手段は、無線通信で利用可能なすべてのチャンネルで前記ネットワーク識別情報のみを含む前記要求メッセージを送信し、前記識別情報記憶手段に記憶されたチャンネルで前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを送信すること、を特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記応答メッセージを受信したときの電波強度を検出する電波強度検出手段をさらに備え、前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度が予め定められた第1閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、を特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7にかかる発明において、前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記電波強度の平均値を算出する算出手段をさらに備え、前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記電波強度の平均値が前記第1閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7にかかる発明において、前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度が前記第1閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記応答メッセージを受信したときの電波強度と雑音強度とを検出する強度検出手段と、前記電波強度と前記雑音強度との比を算出する算出手段と、をさらに備え、前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度と前記雑音強度とに対して算出された前記比が予め定められた第2閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、を特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項10にかかる発明において、前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、前記算出手段は、さらに、同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記比の平均値を算出し、前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記比の平均値が前記第2閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項10にかかる発明において、前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージに対して算出された前記比が前記第2閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記応答メッセージを受信したときの受信信号の品質尺度を検出する品質尺度検出手段をさらに備え、前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記品質尺度が予め定められた第3閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、を特徴とする。
また、請求項14にかかる発明は、請求項13にかかる発明において、前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記品質尺度の平均値を算出する算出手段をさらに備え、前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記品質尺度の平均値が前記第3閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項15にかかる発明は、請求項13にかかる発明において、前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージに対して算出された前記品質尺度が前記第3閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、を特徴とする。
また、請求項16にかかる発明は、無線通信を中継する複数の中継装置に接続可能な通信装置で実行される通信プログラムであって、前記通信装置は、接続している中継装置を識別する装置識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、前記通信装置を、接続可能な中継装置からの応答を要求する要求メッセージを送信する送信手段と、前記要求メッセージを受信した中継装置のそれぞれから、前記要求メッセージを受信した中継装置の装置識別情報を含む応答メッセージを受信する受信手段と、受信した前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定する受信結果判定手段と、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、として機能させる通信プログラムである。
また、請求項17にかかる発明は、請求項16に記載の通信プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体である。
本発明によれば、接続中の中継装置(AP)から応答メッセージが受信できなかった場合にのみ他のAPへのローミングを行うため、ローミングによる通信時間の損失を低減することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ネットワークの識別情報(SSID)を指定したスキャンと、ネットワークの識別情報およびAPの識別情報(BSSID)を指定したスキャンとを行い、後者の結果から、接続中の中継装置(AP)から応答メッセージが受信できたか否かを判断するため、ネットワークの識別情報を指定したスキャンのみを実行する場合と比較してメモリサイズを低減できるという効果を奏する。
また、本発明によれば、接続中の中継装置(AP)からの応答メッセージの電波強度、電波強度と雑音強度との比、および受信信号品質のいずれかを検出し、検出した値が閾値より小さい場合には、他のAPへのローミングを行うため、データ通信の安定化を実現できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる通信装置の最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
上述のように、電波強度のみでローミングを判定する場合、ローミングが頻繁に発生することによりデータ通信時間の損失が生じる可能性があった。また、別の問題として、SSIDが一致するAPにローミングする方法では、「成りすまし」に対する脆弱性の問題が存在する。例えば、窓際に設置されたSTAに対して、成りすましのAPが強い電波強度でビルの外部から近寄ってきたとする。この場合、従来の方法のように電波強度のみでローミング先を判定すると、成りすましのAPに対して簡単にローミングし、データが流出するという弊害が生じうる。これはセキュリティ上、非常に危険である。
これらを解決するため、接続後にID情報をAPとSTAとの間で交換し、AP側で適否判定を行いながら接続を維持する方法も提案されている。しかし、このような方法では、AP側もSTAに対応した管理用ソフトを準備して移植しなければならない。したがって、これまで運用されてきた古いAP(特に生産・保守が終了したAP)では対応できない場合がある。
そこで、第1の実施の形態にかかる通信装置は、ProbeRequestフレームの送信、その応答であるProbeResponseフレームの受信により接続可能なAPをスキャンする。そして、接続可能なAPの中に現在接続中のAPが含まれる場合には、電波強度によらず接続を維持し、接続可能なAPの中に現在接続中のAPが含まれない場合に、他のAPにローミングする。これにより、AP側の対応を行わなくてもセキュリティや利便性の低下を招くことなく、APおよびSTA間の接続・ローミングを実現することができる。
まず、第1の実施の形態にかかる通信装置であるSTAと、無線通信を中継する中継装置であるAPとを含む通信システムの構成例について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる通信システムの構成図である。
同図に示すように、本実施の形態の通信システムは、STA10と、2つのAP20a、20bとを含んでいる。
STA10は、IEEE802.11に準拠した端末局である。STA10は、例えば携帯型のノートPCなどによって構成することができる。STA10の構成の詳細については後述する。
AP20a、20bは、IEEE802.11に準拠した無線LANの基地局である。同図に示すように、AP20aおよび20bは、それぞれ電波範囲31および32を電波の届く範囲としている。なお、AP20a、20bは同様の構成を備えるため、以下では単にAP20という場合がある。
同図の例では、STA10はAP20aの電波範囲31内に存在するため、AP20aとの間でProbeRequestフレームの送信、および、ProbeResponseフレームの受信を行い、接続を確立する。
次に、STA10とAP20との間の接続確立処理について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施の形態にかかる接続確立処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、STA10は、ProbeRequestフレームを送信する(ステップS201)。ProbeRequestフレームを受信したAP20は、応答としてProbeResponseフレームを返信する(ステップS202)。
図3は、ProbeRequestフレームのデータ構造の一例を示す図である。図3に示すようにProbeRequestフレームは、IEEE802.11に準拠し、MACアドレス(Src.AddressおよびDes.Address)、BSSID、およびSSIDなどを含んでいる。MACアドレスは、デバイスごとに一意で決まるアドレスであり、AP20を識別する識別情報の一つとして使用可能である。Src.Addressには、STA10のMACアドレスが設定される。Des.Addressには、IEEE802.11規格に準拠し、Broadcastフレームとして送信することを表す“FF:FF:FF:FF:FF:FF”が設定される。なお、後述するように、Des.AddressにAP20のMACアドレスを設定するように構成してもよい。
なお、ProbeRequestフレームにSSIDを指定し、BSSIDを指定しない場合は、SSIDが一致するAP20からProbeResponseフレームが返される。また、ProbeRequestフレームにSSIDおよびBSSIDを共に指定した場合は、SSIDおよびBSSIDが一致するAP20からProbeResponseフレームが返される。
図4は、ProbeResponseフレームのデータ構造の一例を示す図である。図4に示すようにProbeResponseフレームは、IEEE802.11に準拠し、MACアドレス(Src.AddressおよびDes.Address)、BSSID、およびSSIDなどを含んでいる。Src.Addressには、AP20のMACアドレスが設定される。Des.Addressには、STA10のMACアドレスが設定される。なお、ProbeResponseフレームは、この他に、使用可能なチャンネル、接続プロトコル、国情報などのAP20に関する多数の情報が含まれる。
図2に戻り、STA10およびAP20は、相互認証のためのメッセージ(Authentication)を相互に送受信する(ステップS203、ステップS204)。認証された場合、STA10は、ProbeResponseフレームで返されたSSIDを使用して、AP20との接続確立を試みる。具体的には、STA10は、SSIDを含むAssociationRequestをAP20に送信する(ステップS205)。受信したむAssociationRequestによって接続が可能な場合は、AP20は、AssociationResponseで接続の成功(Success)を返信する(ステップS206)。
これにより、STA10とAP20との間の接続が確立し、データ通信が可能となる。なお、データ通信の暗号化が必要な場合は、この後に暗号認証のためのメッセージ送受信が行われる場合もある。また、この後、接続を維持するためのローミングが行われる。
ここで、ローミングのために接続可能なAP20をスキャンする方法について説明する。通常、接続可能なAP20をスキャンするときには、SSIDが検索キーとされる。また、通常、BSSIDとしてAP20のMACアドレスが使用される。すなわち、BSSIDは、AP20を個々に識別可能な識別情報(装置識別情報)に相当する。ただし、AP20を使用しないAdHocモードでは、BSSIDは固定の値にならない。本実施の形態では、AP20を使用するインフラモードでのローミングを対象とするため、BSSIDとしてMACアドレスを使用するものとする。
スキャン方法には、アクティブスキャンとパッシブスキャンとが存在する。アクティブスキャンは、STA10がProbeRequestフレームを送出し、これに応答してAP20によって返信されたProbeResponseフレームから、AP20に関する情報(AP情報)を取得する方法である。パッシブスキャンは、STA10がProbeRequestフレームを送出することなく、AP20により一定間隔で送出されるビーコン(Beacon)フレームを受信して、ビーコンフレームに含まれるAP情報を取得する方法である。
アクティブスキャンは、STA10が所望のタイミングでProbeRequestフレームを送出し、それに対してAP20が応答するため、スキャン時間が短い。一方、パッシブスキャンは、ビーコンフレームが送出されるのを待ってAP情報を得る方法である。そして、通常、ビーコンフレームは100msに一回しか送出されないため、スキャン時間が長くなる。
ビーコンフレームやProbeResponseフレームに含まれる情報はほぼ同等である。したがって、両方式では、AP情報が取得できるまでの時間のみが異なる。以下では、アクティブスキャンを使用することを前提として説明するが、パッシブスキャンを使用することもできる。したがって、以下では単にスキャンと表現して説明する。
次に、STA10を移動させた場合の処理について、図1および図5を用いて説明する。
データ通信が行われている状態でSTA10が物理的な移動を開始した場合に、現在接続しているAP20から離れることによって電波状態が悪化することがある。そこで、STA10は、データ通信中でも定期的にスキャンを行う。これは、接続しているAP20の電波状態を捕捉すること、および、電波状態が悪化した場合に別の電波状態の良好なAP20が周辺に存在するか否かを検出することを目的としている。
具体的には、図1に示すように、STA10は、AP20aと接続を確立してデータ通信中のときも、ProbeRequestフレームを任意の時間間隔で送信する。そして、STA10は、接続しているAP20aからのProbeResponseフレームの応答を待つ。
STA10がAP20aの電波範囲31内に存在すれば、AP20aからProbeResponseフレームを受信できる。しかし、電波状態によっては、AP20aからのProbeResponseフレームを受信できない場合が生じうる。例えば、STA10が、電波範囲31から電波範囲32へ向かって移動している状況では、AP20aからの電波が弱くなり、AP20aからProbeResponseフレームを受信できなくなる可能性がある。
図5は、STA10が移動している状況の一例を示す図である。ProbeRequestフレームは、AP20aのみではなく、Broadcastフレームとして、すべてのAP20に対して送出されている。したがって、図5に示すように、STA10が移動してAP20bに接近した場合には、AP20bからもProbeResponseフレームが返信される。
ここで、SSIDの管理形態の例について図6および図7を用いて説明する。図6は、ビルの階ごとに異なるSSIDを割り当てる例を示す図である。同図では、ビルの4階に設置されたAP20a、20bに対してSSID=“Floor4”が割り当てられ、ビルの3階に設置されたAP20c、20dにSSID=“Floor3”が割り当てられた例が示されている。
図7は、ビル全体で1つのSSIDを割り当てる例を示す図である。例えばビル全体が一つの会社で構成されている場合に会社名を表すSSIDを割り当てる場合などが該当する。同図では、ビルの4階に設置されたAP20a、20b、および、ビルの3階に設置されたAP20c、20dのいずれに対してもSSID=“CompanyName”が割り当てられた例が示されている。
なお、第1の実施の形態の方法は、図6および図7のいずれの管理形態に対しても適用できる。
次に、STA10の構成の詳細について図8を用いて説明する。図8は、第1の実施の形態にかかるSTA10のブロック図である。同図に示すように、STA10は、アンテナ101と、RF(Radio Frequency)部102と、ベースバンド信号処理部110と、プロトコル制御部120と、を備えている。
アンテナ101は、AP20などの外部装置との間で無線通信を行うための電波を送受信する。RF部102は、周波数変換および電力増幅などを行う。
ベースバンド信号処理部110は、IEEE802.11に準拠した直交周波数分割多重方式などにより周波数変復調処理を実行する制御部である。直交周波数分割多重方式は、多数の搬送波を使用し、変調する信号波の位相が隣り合う搬送波間で直交するように搬送波の帯域を一部重ね合わせて周波数帯域を有効利用する方式であり、無線LANの規格であるIEEE802.11a、およびIEEE802.11gに採用されている。ベースバンド信号処理部110は、さらに詳細な構成として、復調処理を行う復調部111と、変調処理を行う変調部112とを備えている。
プロトコル制御部120は、IEEE802.11に準拠したプロトコルにより、外部装置との間の無線によるメッセージ(フレーム)の送受信を制御する。プロトコル制御部120は、さらに詳細な構成として、識別情報記憶部131と、スキャン結果記憶部132と、スキャン処理部121と、スキャン結果判定部122と、ローミング判定部123と、接続要求部124とを備えている。
識別情報記憶部131は、現在接続中のAP20のSSIDと、BSSIDとを記憶する。STA10は、例えば、図2に示すような接続シーケンスによりAP20との接続を確立したときに、接続したAP20のSSIDとBSSIDとを識別情報記憶部131に記憶する。
スキャン結果記憶部132は、ProbeRequestフレームの送信、およびProbeResponseフレームの受信による接続可能なAP20のスキャン結果を表す2つのリストを記憶する。図9および図10は、スキャン結果記憶部132に記憶されるリストのデータ構造の一例を示す図である。
図9は、スキャンされたAP20のうち、SSIDが識別情報記憶部131に記憶されたSSIDと一致するAP20のリスト(以下、リスト1という)を表している。同図に示すように、リスト1には、スキャンされたAP20の名称(AP名)と、AP20に割り当てられたSSIDと、AP20の識別情報であるBSSIDと、AP20のMACアドレスを表すSrcAddressと、受信パワーと、Supported Ratesとが含まれる。
受信パワーは、AP20からの受信信号のパワーを表す。Supported Ratesは、AP20がサポートする通信レートを表す。Supported Ratesは、ProbeResponseフレームから取得することができる。なお、ProbeResponseフレームに含まれる他の情報をリストに格納するように構成してもよい。
図10は、スキャンされたAP20のうち、SSIDおよびBSSIDが、それぞれ識別情報記憶部131に記憶されたSSIDおよびBSSIDと一致するAP20のリスト(以下、リスト2という)を表している。同図に示すように、リスト2は、リスト1と同様のデータ構造となっている。なお、リスト2をリスト1と異なるデータ構造としてもよい。
図8に戻り、スキャン処理部121は、接続可能なAP20をスキャンするための処理を実行する。スキャン処理部121は、AP20などの外部装置との間でメッセージを送受信する送受信部121aを備えている。
例えば、スキャン処理部121は、ProbeRequestフレームを生成し、送受信部121aによって送信する。また、スキャン処理部121は、AP20から送信されたProbeResponseフレームを送受信部121aによって受信する。そして、スキャン処理部121は、受信したProbeResponseフレームを元に、リスト1およびリスト2を生成してスキャン結果記憶部132に保存する。
なお、スキャン処理部121は、利用可能なすべてのチャンネルでスキャンを実行する。チャンネルは、IEEE802.11でも規定されているように、各国の法律にしたがって利用可能な帯域が規定されている。日本国では、2.4GHz帯で14チャンネル(2.412〜2.484GHz)、5GHz帯では12チャンネル(5.17GHz〜5.32GHz)の中から1チャンネルを使用して一つの無線LANネットワークを構築することができる。したがって、スキャン処理部121は、2.4GHz帯と5GHz帯とを合わせて26チャンネルをスキャンする。
スキャン結果判定部122は、スキャン結果記憶部132のリストを参照し、接続中のAP20との接続が維持できるかを判定する。上述のように、リスト2は、スキャンされたAP20のうち、識別情報記憶部131に記憶されている接続中のAP20のSSIDおよびBSSIDと一致するAP20のリストを表す。したがって、スキャン結果判定部122は、リスト2に情報が保存されているか否かを判定することによって、接続中のAP20との接続が維持できるかを判定することができる。
ローミング判定部123は、接続中のAP20と接続が維持できないと判定された場合に、ローミング先となるAP20を判定する。例えば、ローミング判定部123は、接続可能なAP20のリストであるリスト1から、受信パワーが最大のAP20を、ローミング先として決定する。
接続要求部124は、ローミング判定部123により決定されたAP20に対して接続を要求してローミングを行う。
なお、同図では省略しているが、STA10は、システム全体を制御するプロセッサ(CPU)、CPUがワークエリアとして利用可能なSRAM(Static Random Access Memory)、およびCPUで実行されるプログラムを格納する記憶部であるROMなどを備えている。
そして、例えば、SRAMを、同図のスキャン結果記憶部132および識別情報記憶部131として機能させてもよい。また、ROMに保存されたプログラムをロードして実行することにより、CPUを、同図のスキャン処理部121、スキャン結果判定部122、ローミング判定部123、および接続要求部124として機能させてもよい。すなわち、上記の各機能をソフトウェアで実現してもよいし、各機能をハードウェア回路で実現してもよい。
次に、このように構成された第1の実施の形態にかかるSTA10によるローミング処理について説明する。図11は、第1の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。
なお、上述のように、接続時に取得したAP情報のうち、現在接続中のAP20のSSIDとBSSIDとが予め識別情報記憶部131に保存されているものとする。
まず、スキャン処理部121は、接続可能なAP20をスキャンする(ステップS1101)。具体的には、スキャン処理部121は、まず、接続中のAP20のSSIDを指定してProbeRequestフレームを生成し、送受信部121aによって送信する。そして、スキャン処理部121は、送受信部121aによって、ProbeRequestフレームを受信したAP20のそれぞれから、ProbeResponseフレームを受信する。
次に、スキャン処理部121は、受信したProbeRequestに含まれる情報を参照し、現在接続中のAP20とSSIDが一致するAP20のリストであるリスト1を作成する(ステップS1102)。
また、スキャン処理部121は、受信したProbeRequestに含まれる情報を参照し、現在接続中のAP20とSSIDおよびBSSIDが一致するAP20のリストであるリスト2を作成する(ステップS1103)。なお、ステップS1102とステップS1103の実行順序を逆にしてもよいし、並列に実行してもよい。
次に、スキャン結果判定部122が、接続中のAP20の情報がリスト2に存在するか否かを判断する(ステップS1104)。通常、接続中のAP20の情報は、リスト2に格納される。しかし、電波状態が悪化した場合などには、接続中のAP20からのProbeResponseフレームが受信できず、リスト2に接続中のAP20の情報が格納されないことがある。
接続中のAP20の情報がリスト2に存在する場合は(ステップS1104:YES)、プロトコル制御部120は、接続中のAP20との接続を維持する(ステップS1105)。
接続中のAP20の情報がリスト2に存在しない場合は(ステップS1104:NO)、ローミング判定部123が、接続可能なAP20がリスト1に存在するか否かを判断する(ステップS1106)。
存在しない場合は(ステップS1106:NO)、ローミング可能な他のAP20が存在しないため、プロトコル制御部120は、接続中のAP20との接続を維持する(ステップS1105)。これにより、例えば、電波の干渉などでフレーム取得ができずにスキャンに失敗した場合などであっても接続を維持することができる。
接続可能なAP20がリスト1に存在する場合は(ステップS1106:YES)、接続要求部124が、接続可能なAP20に対して接続を要求してローミングする(ステップS1107)。なお、複数の接続可能なAP20がリスト1に格納されている場合は、接続要求部124は、例えば、リスト1に含まれる受信パワーが最大のAP20に対してローミングする。
このように、第1の実施の形態にかかる通信装置(STA)では、所定のメッセージを送受信すること等により接続可能なAPをスキャンする。そして、接続可能なAPの中に現在接続中のAPが含まれる場合には、電波強度によらず接続を維持し、接続可能なAPの中に現在接続中のAPが含まれない場合に、他のAPにローミングする。
これにより、電波強度でローミングする従来方法と比較して、ローミングによる通信時間の損失を低減することができる。また、AP、STAのインタフェースや特殊な制御フレームを追加することなく、STA側の追加改修のみによって、意図するAPと接続することが可能となる。また、その結果、セキュリティ面での頑強さが向上する。例えば偽りのSSIDを所持したAPが強い電波強度で近づいてきたとしても、電波強度のみによってローミングをしないことにより無線接続の頑強さが増す。さらに、AP側のソフト改修が不要となるため、従来の古いバージョンで構成されているAPに対しても無線接続の頑強さを増加させることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態にかかる通信装置は、SSIDを指定したスキャンと、SSIDおよびBSSIDを指定したスキャンの2回のスキャンを実行し、後者のスキャン結果から、接続中のAPとの接続を維持できるか否かを判断する。そして、接続を維持できない場合は、前者のスキャン結果からローミング先とするAPを決定する。
図12は、第2の実施の形態にかかるSTA1200の構成を示すブロック図である。同図に示すように、STA1200は、アンテナ101と、RF部102と、ベースバンド信号処理部110と、プロトコル制御部1220と、を備えている。
第2の実施の形態では、識別情報記憶部1231に記憶する情報、スキャン処理部1221の機能、および、プロトコル制御部1220にチャンネル選択部1225を追加したことが第1の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第1の実施の形態にかかるSTA10の構成を表すブロック図である図8と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
識別情報記憶部1231は、現在接続中のAP20のSSIDとBSSIDに加え、現在接続中のAP20が使用するチャンネルを記憶する。なお、識別情報記憶部1231と異なる記憶部(図示せず)にチャンネルを記憶するように構成してもよい。
スキャン処理部1221は、接続可能なAP20をスキャンするために2回のスキャン処理を実行する。スキャン処理部1221は、1回目は、接続中のAP20のSSIDのみを指定してスキャンを行う。また、スキャン処理部1221は、2回目は、接続中のAP20のSSIDおよびBSSIDを指定してスキャンを行う。なお、1回目のスキャンと2回目のスキャンの実行順序に意味はなく、任意の順序で2種類のスキャンを行えばよい。
これにより、1回目のスキャンでは、SSIDが一致するすべてのAP20の情報が取得できる。この中には現在接続しているAP20とローミング可能な別のAP20がリストアップされる。2回目のスキャンでは、SSIDとBSSIDとが一致するAP20の情報が取得される。すなわち、現在接続中のAP20のみがリストアップされる。
ここで、スキャンを2回行う理由について説明する。上述のように、1回目のスキャンではSSIDが一致するすべてのAP20の情報が取得される。該当するAP20が多数存在する場合には、スキャン結果を格納するメモリサイズが不足することにより、現在接続中のAP20の情報が格納できないことも想定される。AP情報は、100byte〜200byte程度のデータサイズであるため、例えば、8件のAP情報を記憶するためであっても、合計1kByteの記憶容量が必要となる。
そこで、本実施の形態では、1回目のスキャンでは、接続可能なAP20の上位8件をリストアップし、2回目のスキャンで、接続しているAP20をリストアップする。これにより、メモリサイズを増大させなくても、接続中のAP20が接続可能か否かを判定すること、および、ローミングするAP20を判定することが可能となる。すなわち、メモリサイズを小さくできると同時に必要なAP情報を効率よく取得できるようになる。
なお、スキャン処理部1221は、次に説明するチャンネル選択部1225によって接続中のAP20のチャンネルとして選択されたチャンネルのみを用いて2回目のスキャンを実行する。
チャンネル選択部1225は、スキャン処理部1221の2回目のスキャンで使用するチャンネルを選択する。具体的には、チャンネル選択部1225は、識別情報記憶部1231に記憶されているチャンネルを、2回目のスキャン用のチャンネルとして選択する。
このようにチャンネルを限定して2回目のスキャンを実行することにより、スキャン結果を短時間で取得し、ローミングが必要な場合にローミングを迅速に実行できる。なお、このように動作させることで、例えば以下のようなケースで効果がある。
例えば、5GHz帯のチャンネルでは、法律で規制された動作が存在する。具体的には、W53といわれるチャンネル帯では、気象レーダや航空レーダの帯域と重なっているため、レーダが存在しないことをWLAN管理者が確認できるまで電波を送出することができない。これはW53チャンネルでAP20の存在が確認できない限りアクティブスキャンが実行できないことを意味する。
上述のように、アクティブスキャンは、スキャン結果を高速に取得することができる。しかし、アクティブスキャンが実行できない場合は、パッシブスキャンを実行するしかない。そして、パッシブスキャンを実行する場合、ビーコンフレームの受信を待たなければならない。また、通常は、ビーコンフレームの取得ミスを防止するために、複数回のビーコンフレームの受信を待つ必要がある。受信を4回待つとすると、1チャンネル当たり0.4秒(=ビーコン間隔100ms×4)が必要となる。W53では4チャンネルが使用可能であるため、パッシブスキャンの場合は、1.5〜2秒間程度待たないとスキャンが完了しない。
すなわち、2回目のスキャンで全チャンネルをスキャンする場合には、2秒近くのスキャン時間がかかることになる。これに対し、上述のようにチャンネルを限定して2回目のスキャンを実行すれば、50ms程度でスキャンを完了できるため、ローミング動作をスムーズに行うことができる。
次に、このように構成された第2の実施の形態にかかるSTA1200によるローミング処理について説明する。図13は、第2の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。
まず、スキャン処理部1221は、SSIDが一致する接続可能なAP20をスキャンする(ステップS1301)。具体的には、スキャン処理部1221は、まず、接続中のAP20のSSIDを指定してProbeRequestフレームを生成し、送受信部121aによって送信する。そして、スキャン処理部1221は、送受信部121aによって、ProbeRequestフレームを受信したAP20のそれぞれから、ProbeResponseフレームを受信する。なお、スキャン処理部1221は、使用可能なすべてのチャンネルでSSIDを指定したスキャンを実行する。
次に、スキャン処理部1221は、受信したProbeRequestに含まれる情報を参照し、現在接続中のAP20とSSIDが一致するAP20のリストであるリスト1を作成する(ステップS1302)。
次に、スキャン処理部1221は、SSIDおよびBSSIDが一致する接続可能なAP20をスキャンする(ステップS1303)。具体的には、スキャン処理部1221は、まず、接続中のAP20のSSIDおよびBSSIDを指定してProbeRequestフレームを生成し、送受信部121aによって送信する。そして、スキャン処理部1221は、送受信部121aによって、ProbeRequestフレームを受信したAP20のそれぞれから、ProbeResponseフレームを受信する。
なお、2回目のスキャンでは、スキャン処理部1221は、接続中のAP20が使用するチャンネルでSSIDを指定したスキャンを実行する。具体的には、まず、チャンネル選択部1225が、識別情報記憶部1231から現在接続中のAP20が使用するチャンネルを、2回目のスキャンで使用するチャンネルとして取得する。そして、スキャン処理部1221は、チャンネル選択部1225が取得したチャンネルで2回目のスキャンを実行する。
次に、スキャン処理部1221は、受信したProbeRequestに含まれる情報を参照し、現在接続中のAP20とSSIDおよびBSSIDが一致するAP20のリストであるリスト2を作成する(ステップS1304)。
ステップS1305からステップS1308までの、接続性判定処理は、第1の実施の形態にかかるSTA10におけるステップS1104からステップS1107までと同様の処理なので、その説明を省略する。
このように、第2の実施の形態にかかるSTA1200は、SSIDを指定したスキャンと、SSIDおよびBSSIDを指定したスキャンの2回のスキャンを実行し、後者のスキャン結果から、接続中のAPとの接続を維持できるか否かを判断する。これにより、メモリサイズを増大させずに、必要なAP情報を効率よく取得できる。
(変形例1)
スキャンに使用されるProbeRequestフレームは、一般的には、Broadcastフレームとして送信される。Broadcastフレームでは、図3のDesAddressを“FF:FF:FF:FF:FF:FF”とすることが、IEEE802.11規格で規定されている。
そして、第2の実施の形態では、接続中のAP20と接続可能か否かを確認するために、接続中のAP20を識別する識別情報としてBSSIDを指定してProbeRequestフレームを送信し、2回目のスキャンを実行していた。
しかし、AP20によっては、ブロードキャストフレームを受信したときに、BSSIDを無視してProbeResponseフレームを返す場合がある。すなわち、2回目のスキャンでBSSIDのみを指定した場合には、BSSIDが一致しないAP20から応答メッセージが返信される場合がある。
そこで、本変形例では、2回目のスキャンでBSSIDの代わりにMACアドレスを指定する。すなわち、本変形例では、接続中のAP20のMACアドレスを、ProbeRequestフレームのDesAddressに指定して2回目のスキャンを実行する。このProbeRequestフレームは、接続中のAP20に対する限定されたスキャン要求となる。接続中のAP20は、このProbeRequestフレームを受信すれば、応答を返せばよい。受信できなければ無応答となる。また、接続中のAP20以外のAP20がこのProbeRequestフレームを受信しても、自分宛てのフレームでもなく、またブロードキャストフレームでもないので、応答することはない。なお、ローミング処理の全体の流れは第2の実施の形態の図13と同様である。
このように、本変形例によれば、DesAddressを指定しているので、ターゲットとなる接続中のAP20のみからProbeResponseフレームが返信されることが保障できる。
(変形例2)
変形例2では、2回目のスキャンで、BSSIDとMACアドレスとを共に指定する。BSSIDおよびDesAddressに指定するMACアドレスの両方を使用することで、接続中のAP20の応答が確実になる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態にかかる通信装置は、各APからの電波強度を検出し、電波強度が所定の閾値より小さい場合には、接続中のAPであっても他のAPへローミングする。
図14は、第3の実施の形態にかかるSTA1400の構成を示すブロック図である。同図に示すように、STA1400は、アンテナ101と、RF部102と、ベースバンド信号処理部1410と、プロトコル制御部1420と、を備えている。
第2の実施の形態では、ベースバンド信号処理部1410に電波強度検出部1413を追加したこと、プロトコル制御部1420に算出部1426を追加したこと、スキャン処理部1421の機能、およびスキャン結果判定部1422の機能が第2の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第2の実施の形態にかかるSTA1200の構成を表すブロック図である図12と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
スキャン処理部1421は、2回目のスキャンを複数回実行する点が、第2の実施の形態のスキャン処理部1221と異なっている。
電波強度検出部1413は、AP20から受信した信号の強度を表す電波強度を検出する。電波強度検出部1413は、電波強度を、例えばRSSI(Receive Signal Strength Indicator)のAD(Analog to Digital)変換値で表すことができる。
算出部1426は、複数回実行した2回目のスキャンのそれぞれで電波強度検出部1413により検出された電波強度の平均値を算出する。これにより、ローミング判定に関わる重要なスキャンである2回目のスキャンの信頼性を高め、性能を改善することができる。なお、第2の実施の形態と同様に2回目のスキャンを1回のみ実行し、算出部1426を省略するように構成してもよい。
スキャン結果判定部1422は、接続中のAP20との接続が維持できるかを判定することに加え、接続が維持できる場合であっても電波強度が所定の閾値より小さい場合は、接続中のAP20から他のAP20にローミングすると判定する。
次に、このように構成された第3の実施の形態にかかるSTA1400によるローミング処理について説明する。図15は、第3の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。
ステップS1501からステップS1505までの、リスト作成処理、およびリスト判定処理は、第2の実施の形態にかかるSTA1200におけるステップS1301からステップS1305までと同様の処理なので、その説明を省略する。
ただし、本実施の形態では、2回目のスキャン(ステップS1503)を複数回実行し、そのときの電波強度を検出し、算出部1426が、複数の電波強度の平均値を算出するものとする(同図では省略)。
ステップS1505で、接続中のAP20の情報がリスト2に存在すると判断された場合(ステップS1505:YES)、スキャン結果判定部1422は、さらに、接続中のAP20から受信した電波の電波強度の平均値が予め定められた閾値より大きいか否かを判断する(ステップS1506)。そして、電波強度の平均値が閾値より大きい場合は(ステップS1506:YES)、プロトコル制御部1420は、接続中のAP20との接続を維持する(ステップS1507)。
一方、電波強度の平均値が閾値より大きくない場合は(ステップS1506:NO)、ローミング判定部123が、接続可能なAP20がリスト1に存在するか否かを判断する(ステップS1508)。
接続可能なAP20がリスト1に存在しない場合は(ステップS1508:NO)、ローミング可能な他のAP20が存在しないため、プロトコル制御部1420は、接続中のAP20との接続を維持する(ステップS1507)。
接続可能なAP20がリスト1に存在する場合は(ステップS1508:YES)、接続要求部124が、接続可能なAP20に対して接続を要求してローミングする(ステップS1509)。
このように、第3の実施の形態では、接続中のAP20からの電波の電波強度が予め設定した閾値を下回る場合には、接続中のAP20がSTA1400から遠ざかっている(実際にはSTA1400がAP20から離れている)と判断してローミングを積極的に行うように動作させることができる。これにより、データ通信の安定化を実現できる。
(変形例3)
第3の実施の形態では、電波強度でローミングを判定していた。これに対し、本変形例では、電波強度と雑音レベル(雑音強度)との比を表すS/N比を使用する。例えば、電波強度検出部1413に代わり、電波強度と雑音レベルとを検出する強度検出部を備え、強度検出部が、電波を受信していない無信号状態のRSSIのAD変換値で表した値を雑音レベルとして検出するように構成する。そして、算出部1426が、電波強度と雑音レベルとの比をS/N比として算出する。なお、上述のように2回目のスキャンを複数回実行し、算出部1426が、対応する複数のS/N比の平均値を算出するように構成してもよい。また、2回目のスキャンを1回実行し、算出部1426がS/N比の平均値を算出しないように構成してもよい。
(変形例4)
本変形例では、電波強度やS/N比の代わりに、EVM(Error Vector Magnitude)のような受信した信号の品質を表す尺度を使用してもよい。例えば、本変形例では、電波強度検出部1413に代わり、EVMを検出する品質尺度検出部を備える。EVMは、受信した信号がIQ平面での理想点からどれだけ離れているかを示す値である。EVMの値が悪化すると信号品質が悪いと判断できる。なお、EVMの詳細は、IEEE802.11規格書の17.3.10に記載されている。
EVMを用いる場合も、2回目のスキャンを複数回実行してEVMの平均値を求め、平均値と閾値とを比較するように構成してもよいし、2回目のスキャンを1回のみ実行し、EVMと閾値とを比較するように構成してもよい。
(変形例5)
本変形例では、電波強度が所定の閾値より小さい場合に、他のAPのうち、電波強度が閾値より大きいAPへローミングする。図16は、第3の実施の形態の変形例5にかかるSTA1600の構成を示すブロック図である。同図に示すように、STA1600は、アンテナ101と、RF部102と、ベースバンド信号処理部1410と、プロトコル制御部1620と、を備えている。
本変形例では、プロトコル制御部1620のローミング判定部1623の機能が第3の実施の形態と異なっている。その他の構成および機能は、第3の実施の形態にかかるSTA1400の構成を表すブロック図である図14と同様であるので、同一符号を付し、ここでの説明は省略する。
ローミング判定部1623は、リスト1に含まれるAP20のうち、電波強度が所定の閾値より大きいAP20をローミング先として決定する。
次に、このように構成された第3の実施の形態の変形例5にかかるSTA1600によるローミング処理について説明する。図17は、第3の実施の形態の変形例5におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。
本変形例は、ステップS1608のローミング先判定処理が、第3の実施の形態のローミング処理を表す図15のステップS1508と異なっている。他の処理は、第3の実施の形態にかかるSTA1400と同様の処理なので、その説明を省略する。
ステップS1608では、ローミング判定部1623が、電波強度>閾値を満たす接続可能なAP20がリスト1に存在するか否かを判断する(ステップS1608)。
このように、本変形例では、1回目のスキャンで検出したローミング候補となるAPの電波強度を、ローミング先の判定に使用している。すなわち、2回目のスキャンの結果に応じてローミングを試みる場合、ローミング候補のAPの電波強度が閾値に達した場合にのみローミングを行うようにする。そして、ローミング候補のAPの電波強度が閾値に達しない場合にはローミングしない。これにより、さらにデータ通信を安定化させることができる。
なお、電波強度を判定する代わりに、電波強度と雑音レベルとの比(S/N比)、または、EVMなどの受信信号の品質尺度を閾値と比較し、ローミング先のAPを判定するように構成してもよい。また、第2の実施の形態の変形例と同様に、BSSIDの代わりに、MACアドレスを利用してもよいし、BSSIDとMACアドレスとを共に利用してもよい。
次に、第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置のハードウェア構成について説明する。
第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置で実行される通信プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置で実行される通信プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置で実行される通信プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、第1〜第3の実施の形態の通信プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1〜第3の実施の形態にかかる通信装置で実行される通信プログラムは、上述した各部(スキャン処理部、スキャン結果判定部、ローミング判定部、および接続要求部等)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から通信プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、上記各部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上のように、本発明にかかる通信装置、通信プログラムおよび記憶媒体は、無線通信を中継するアクセスポイントへのローミングを行う通信装置、通信プログラムおよび記憶媒体に適している。
第1の実施の形態にかかる通信システムの構成図である。 第1の実施の形態にかかる接続確立処理の流れを示すシーケンス図である。 ProbeRequestフレームのデータ構造の一例を示す図である。 ProbeResponseフレームのデータ構造の一例を示す図である。 STAが移動している状況の一例を示す図である。 ビルの階ごとに異なるSSIDを割り当てる例を示す図である。 ビル全体で1つのSSIDを割り当てる例を示す図である。 第1の実施の形態にかかるSTAのブロック図である。 スキャン結果記憶部に記憶されるリストのデータ構造の一例を示す図である。 スキャン結果記憶部に記憶されるリストのデータ構造の一例を示す図である。 第1の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるSTAの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかるSTAの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態の変形例5にかかるSTAの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態の変形例5におけるローミング処理の全体の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 STA
20a〜20d AP
31、32 電波範囲
101 アンテナ
102 RF部
110 ベースバンド信号処理部
111 復調部
112 変調部
120 プロトコル制御部
121 スキャン処理部
121a 送受信部
122 スキャン結果判定部
123 ローミング判定部
124 接続要求部
131 識別情報記憶部
132 スキャン結果記憶部
1220 プロトコル制御部
1221 スキャン処理部
1225 チャンネル選択部
1231 識別情報記憶部
1410 ベースバンド信号処理部
1413 電波強度検出部
1420 プロトコル制御部
1421 スキャン処理部
1422 スキャン結果判定部
1426 算出部
1620 プロトコル制御部
1623 ローミング判定部

Claims (17)

  1. 無線通信を中継する複数の中継装置に接続可能な通信装置であって、
    接続している中継装置を識別する装置識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
    接続可能な中継装置からの応答を要求する要求メッセージを送信する送信手段と、
    前記要求メッセージを受信した中継装置のそれぞれから、前記要求メッセージを受信した中継装置の装置識別情報を含む応答メッセージを受信する受信手段と、
    受信した前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定する受信結果判定手段と、
    受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記中継装置は、無線通信のネットワークを識別するネットワーク識別情報が付与されており、
    前記識別情報記憶手段は、接続している中継装置の前記装置識別情報と、接続している前記中継装置に付与された前記ネットワーク識別情報とを記憶し、
    前記送信手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された前記ネットワーク識別情報を含む前記要求メッセージを送信し、
    前記受信手段は、前記要求メッセージを受信した中継装置のうち、前記要求メッセージに含まれる前記ネットワーク識別情報と一致する前記ネットワーク識別情報が付与された中継装置のそれぞれから前記応答メッセージを受信すること、
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記ネットワーク識別情報は、IEEE801.11に準拠したSSID(Service Set Identifier)であること、
    を特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記送信手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された前記ネットワーク識別情報と、前記識別情報記憶手段に記憶された前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを送信し、
    前記受信手段は、さらに、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを受信した中継装置のうち、前記要求メッセージに含まれる前記ネットワーク識別情報と一致する前記ネットワーク識別情報が付与された中継装置から前記応答メッセージを受信し、
    前記受信結果判定手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージに対する前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定し、
    前記接続要求手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージに対する前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記装置識別情報は、IEEE801.11に準拠したBSSID(Basic Service Set Identifier)およびMACアドレスの少なくとも一方であること、
    を特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記識別情報記憶手段は、さらに、接続している中継装置との無線通信で利用するチャンネルを記憶し、
    前記送信手段は、無線通信で利用可能なすべてのチャンネルで前記ネットワーク識別情報のみを含む前記要求メッセージを送信し、前記識別情報記憶手段に記憶されたチャンネルで前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを送信すること、
    を特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  7. 前記応答メッセージを受信したときの電波強度を検出する電波強度検出手段をさらに備え、
    前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度が予め定められた第1閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、
    前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、
    同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記電波強度の平均値を算出する算出手段をさらに備え、
    前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記電波強度の平均値が前記第1閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度が前記第1閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記応答メッセージを受信したときの電波強度と雑音強度とを検出する強度検出手段と、
    前記電波強度と前記雑音強度との比を算出する算出手段と、をさらに備え、
    前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記電波強度と前記雑音強度とに対して算出された前記比が予め定められた第2閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  11. 前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、
    前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、
    前記算出手段は、さらに、同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記比の平均値を算出し、
    前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記比の平均値が前記第2閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージに対して算出された前記比が前記第2閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記応答メッセージを受信したときの受信信号の品質尺度を検出する品質尺度検出手段をさらに備え、
    前記接続要求手段は、さらに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージを受信したときの前記品質尺度が予め定められた第3閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、
    を特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  14. 前記送信手段は、前記ネットワーク識別情報と前記装置識別情報とを含む前記要求メッセージを複数回送信し、
    前記受信手段は、複数回送信された前記要求メッセージに対する前記応答メッセージを複数回受信し、
    同一の装置識別情報を含む前記応答メッセージの前記品質尺度の平均値を算出する算出手段をさらに備え、
    前記接続要求手段は、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれる前記応答メッセージに対して算出された前記品質尺度の平均値が前記第3閾値より小さい場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  15. 前記接続要求手段は、受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージに含まれる装置識別情報の中継装置のうち、対応する前記応答メッセージに対して算出された前記品質尺度が前記第3閾値より大きい中継装置に対して接続を要求すること、
    を特徴とする請求項13に記載の通信装置。
  16. 無線通信を中継する複数の中継装置に接続可能な通信装置で実行される通信プログラムであって、
    前記通信装置は、
    接続している中継装置を識別する装置識別情報を記憶する識別情報記憶手段を備え、
    前記通信装置を、
    接続可能な中継装置からの応答を要求する要求メッセージを送信する送信手段と、
    前記要求メッセージを受信した中継装置のそれぞれから、前記要求メッセージを受信した中継装置の装置識別情報を含む応答メッセージを受信する受信手段と、
    受信した前記応答メッセージに、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報が含まれるか否かを判定する受信結果判定手段と、
    受信した前記応答メッセージのいずれもが、前記識別情報記憶手段に記憶された装置識別情報と一致する装置識別情報を含まない場合に、受信した前記応答メッセージのいずれかに含まれる装置識別情報の中継装置に対して接続を要求する接続要求手段と、
    として機能させる通信プログラム。
  17. 請求項16に記載の通信プログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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