JP2008079306A - アクセスポイント支援の高速ハンドオフのためのハンドオフ支援方法、アクセスポイント、端末及びシステム - Google Patents

アクセスポイント支援の高速ハンドオフのためのハンドオフ支援方法、アクセスポイント、端末及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ端末が接続先アクセスポイント(AP)から近隣の他のAPに移動する際に発生する通信中断期間を最小化する。
【解決手段】無線ローカルエリアネットワーク内の各APは主インターフェースと副インターフェースとを備え、主インターフェースはユーザ端末と通常の通信を行うと共に、その動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信し、副インターフェースは隣接APの動作チャネル上で順次、拡張ビーコンフレームを同報送信する。拡張ビーコンフレームは、少なくとも、対応する隣接APの主インターフェースのBSSID、SSID、動作チャネル等の情報を含む。ユーザ端末は、現在の通信相手である現行APから標準ビーコンを受信し、隣接APから拡張ビーコンを受信し、2種類のビーコンに基づいて、現行APの主インターフェースの信号品質と、現在の位置における隣接APの信号品質とを比較し、ハンドオフを実行すべきか決定する。
【選択図】図8

Description

本発明は概して無線通信に関し、特に、リンク層ハンドオフを高速に実行することにより、ユーザ端末(STA)が現在の接続先アクセスポイント(AP)から近隣の他のAPに移動する際に発生する通信中断期間を最小化する方法、装置、及びシステムに関する。
IEEE802.11標準は、アドホックモードとインフラストラクチャモードという2つの動作モードを定義している。アドホックモードでは、複数のSTAが互いに認識し合うので、APを介さずにピアツーピア通信を確立できる。インフラストラクチャモードでは、少なくとも1つのAPが必要とされる。APとそれによりサポートされる1つ以上のSTAは「基本サービスセット(BSS)」と呼ばれ、セルラーネットワーク環境内の1つのセルにほぼ対応する。STAは、APを介して有線ネットワークのリソースにアクセスし、同じBSSに属する他のSTAと通信する。この有線ネットワークは、APの配置場所によって、企業のイントラネットとすることも、あるいはインターネットとすることもできる。分散システム(DS)により互いに接続されたBSSの集合は、1つの拡張サービスセット(ESS)を形成する。各ESSは、サービスセット識別子(SSID)によって識別される。無線カバレッジエリアが2つのAP間で重複する場合は、STAが最初のAPのカバレッジエリアから次のAPのカバレッジエリアに移動するときハンドオフが発生する。
ハンドオフ手順では、STAと複数の隣接APとの間で一連のアクションとメッセージが交換され、それに基づいてSTAの接続が現行APから新APへ移行する。この間にはSTAと現行AP間の通信リンクが途切れるので、STAは新APとのリンクが新たに確立されるまでデータパケットの送受信を行うことができない。そのため、既存の通信リンクが切断されてから新しいリンクが確立されるまで、図1に示すような通信中断期間が生じる。STAは、現行APのリンク品質が指定されたしきい値を下回ったことを検出すると、ハンドオフ手順を開始する。
図1に示すように、通信中断期間は、スキャンプロセス(「ディスカバリプロセス」とも呼ばれる)と認証/再接続(re-association)プロセスとで構成される。STAは、スキャンプロセス中に、各無線周波数(チャネル)に順次切り替えて、各チャネル上で動作中のAPの有無を検出する必要がある。このスキャンプロセスは最大で数百ミリ秒を要し、ハンドオフレイテンシ全体の90%以上を占める。認証/再接続(re-association)プロセスはわずか数ミリ秒で完了する。
チャネルのスキャンプロセスは、パッシブとアクティブという2つのモードで実行できる。パッシブスキャンでは、STAは各候補チャネルに順次切り替えて、APから周期的に送られてくるビーコンフレームをリッスンする。APはビーコンを使って、その存在、それが動作しているチャネル、STAのアクセスに必要なBSSID等のパラメータを通知する。APは自身のビーコンを周期的(通常は100ms毎)に同報送信する。そのため、STAは、1つのチャネル上の全APに関する情報を取得するためには、少なくともビーコン期間が終了するまではそのチャネル上に留まっていなければならない。一方、アクティブスキャンでは、STAは各候補チャネル上でプローブ要求を同報送信し、動作中の隣接APから送られてくるプローブ応答を待機する。APは、プローブ要求を受信すると、STAにユニキャストでプローブ応答を送信する。プローブ応答フレームには、ビーコンフレームと同じパラメータが格納される。いずれの場合でも、STAは全候補チャネルのスキャンが完了した後に、レコードから最良APを選択して、再び認証/再接続プロセスを実行する。
BSSのカバレッジは限られているため、モバイルユーザが1つのセル内に留まる時間はせいぜい数分間であり、移動速度によっては数秒程度のこともある。リアルタイム対話型アプリケーションには厳しい品質要件が課せられ、例えばVoIPでは、エンドツーエンド遅延は250ms未満、遅延の変動またはジッタは50ms未満、パケット損失率は1%未満でなければならない。しかし、802.11の標準プロトコルで実行されるハンドオフプロセスは、以下の2つの理由によりリアルタイム対話型アプリケーションの要件を満たすことができない。
(1)通信中断期間が長すぎる(約500ms)、及び
(2)通信の中断によりパケットの損失が生じる。
VoIPを使ったテレビ会議のようなリアルタイムサービスでは、リアルタイムのハンドオフが不可欠である。WLAN環境において高速なリンク層ハンドオフを提供する方法は活発な研究を要する重要テーマであり、ハンドオフレイテンシを短縮するための従来技術がすでにいくつか発明されている。 ハンドオフ時の通信中断期間の大部分はスキャンプロセスで占められることから、これらの発明のほぼすべてはスキャンプロセスの短縮に取り組むものとなっている。これらの発明は、スキャンプロセスの上記2つのモードに基づいて、(1)アクティブスキャン及び(2)パッシブスキャンの2つに分類される。
アクティブスキャンはさらに、スキャンされるチャネル数によって、フルスキャンと選択的スキャンに分類される。フルスキャンは、すべての合法的なチャネル(例えば、802.11bに準拠する全11チャネル)をプローブする総当たり的なスキームである。一方、選択的スキャンは、スキャンの対象を合法的なチャネルのサブセットのみに限定してプローブを行う。アクティブスキャンのレイテンシは、プローブ数とプローブ待ち時間という2つのパラメータによって大きく影響される。アクティブスキャンを使用した発明のほとんどは、プローブ数を減少することで通信の中断時間の短縮を図るものである。その一例としては、特許文献1(Zhong et al.によるPCT international publication WO2004/054283A2 “System and Method for Performing a Fast Handoff in a Wireless Local Area Network”(無線LANにおいて高速ハンドオフを実行するためのシステム及び方法))が挙げられる。この発明では、事前に構成された最隣接APの表を使用して、通信中断期間中に優先順位に従ってスキャンを実行するためのシステムと方法が開示されている。また、非特許文献1(S.Shin,A.Forte,et al.”Improving the Latency of 802.11 Handoff Latency in IEEE 802.11 Wireless LANs”(IEEE802.11無線LANにおける802.11ハンドオフレイテンシの改善)、Proceedings of the Second International Workshop on Mobility Management and Wireless Access Protocols,Philadelphia,USA,2004)では、選択的スキャンと最後のスキャンのスキャン結果を記録する「APキャッシュ」を使用してリンク層高速ハンドオフが実現されている。非特許文献2(M.Shin,A.Mishra,and W.Arbaugh,“Improving the Latency of 802.11 Handoffs using Neighbor Graphs”(隣接グラフを使用した802.11ハンドオフレイテンシの改善)、Proceedings of the ACM MobiSys Conference,Boston,MA,USA,June 2004)は、隣接グラフと非重複グラフを使用して、プローブ数とプローブ待ち時間の両方を削減している。隣接グラフ構造とプローブ方法は、特許文献2(US2006/0092883A1)でも提示されている。さらに、特許文献3(US2006/0072507A1”Minimizing Handoffs and Handoff Times in Wireless Local Area Networks”(無線LANにおけるハンドオフ回数とハンドオフ時間の最小化)では、WLAN内のユーザの移動履歴を追跡することにより、ハンドオフ時にスキャンされるチャネル数が削減されている。
パッシブスキャンのパフォーマンスの向上を目指した発明もある。非特許文献3のSyncScan(Ishwar Ramani, and Stefan Savage, “SyncScan: Practical Fast Handoff for 802.11 Infrastructure Networks”(SyncScan:802.11インフラストラクチャネットワークのための実用的な高速ハンドオフ), Proceedings of the IEEE Infocom Conference 2005,Miami,FL,March 2005)は、STAの短いリスニング期間を全APからの周期ビーコンの定期送信と同期させる。この場合、STAは各チャネル上のAPがビーコンを同報送信する時期を把握しており、それに合わせてチャネルを切り替える。そのため、ビーコン期間全体にわたって待機しなくても、同期化されたAPから同報送信されるすべてのビーコンを取得することが可能になる。また、1つのチャネルをスキャンする時間は非常に短いので、STAは現行APとの現在の接続が切断される前にスキャンプロセスを終えることができる。その結果、ハンドオフレイテンシは大幅に短縮される。特許文献4(Richard L.BennettによるUS2005/0047371A1 “Passive Probing for Handoff in a Local Area Network”(LANにおけるハンドオフのためのパッシブプローブ)では、現行APが隣接APにプローブ要求を送信し、プローブ応答を送信すべき定義済みの時刻と応答間隔を通知する。STAは、現行APから、隣接APの1つについて、そのプローブ応答を検出可能な定義済み時刻、応答間隔、定義済みチャネルを通知される。STAは、このプローブ応答により、ハンドオフをいつどの隣接APに対して行うかを決定することができる。非特許文献4(Vivek Mhatre、and Konstantina Papagiannaki、”Using Smart Triggers for Improved User Performance in 802.11 Wireless Networks“(802.11無線ネットワークにおけるユーザパフォーマンス改善のためのスマートトリガの使用),Processing of the ACM MobiSys Conference, Uppsala,Sweden,June 2006)では、STAが動作チャネルに留まる間に同一または重複チャネル上の隣接APからのビーコンを検出できるメカニズムが採用されている。ビーコンの検出後、STAは相補的なアルゴリズムを使用して、どの隣接APがより高品質な品質を提供できるかを正しく判定することができる。
非特許文献5(V.Brik,A.Mishra,and S.Banerjee,“Eliminating handoff latencies in 802.11 WLANs using multiple radios:Applications,experience,and evaluation,”(複数の無線機を使用する802.11 WLANにおけるハンドオフレイテンシの解消:応用、経験、評価) in ACM/USENIX Internet Measurement Conference(IMC),Oakland,CA,October 2005)では、各STA内の2つのインターフェースによってシームレスなハンドオフを実現する、「MultiScan」と呼ばれる手法が提案されている。MultiScanノードは、(潜在的にアイドル状態の)2つめの無線インターフェースを使って日和見的にスキャンしてまず代替APと予備接続し、その後現在継続中の接続をシームレスにハンドオフする。この間、1つめのインターフェースは現行APとの通信を維持する。
非特許文献6(J.Ok,S.Komorita,A.Darmawan,H.Morikawa,and T.Aoyama,“Design and Implementation of Real−time Channel Scanning Mechanism using Shared Beacon Channel in IEEE 802.11 Wireless LAN”(IEEE802.11無線LANの共有ビーコンチャネルを使用したリアルタイムチャネルスキャニングメカニズムの設計及び実装), technical report of the Institute of Electronics,Information and Communication Engineers,Technical Committee on Information Networks(IN2005−208),pp.305−310,March 2006)では、リアルタイムチャネルスキャニングメカニズムが提案されている。この解決法は、ビーコンチャネルと呼ばれる共有チャネルを使用して(アルゴリズム内でチャネル14を利用)、時間のかかるチャネルスキャンを不要にする。各APは、追加されたインターフェースを介して、ビーコンチャネルから「eBeacon」と呼ばれる拡張フォーマットのビーコンを周期的に送信する。ビーコンチャネルに同調させた受信機が追加されていれば、STAはeBeaconを常時更新し、隣接APの信号品質を追跡することができる。
WO 2004/054283 A2 米国特許出願US 2006/0092883 A1 米国特許出願US 2006/0072507 A1 米国特許出願US 2005/0047371 A1 S.Shin,A.Forte,et al."Improving the Latency of 802.11 HandoffLatency in IEEE 802.11 Wireless LANs"(IEEE802.11無線LANにおける802.11ハンドオフレイテンシの改善)、Proceedingsof the Second International Workshop on Mobility Management and Wireless AccessProtocols,Philadelphia,USA,2004 M.Shin,A.Mishra,and W.Arbaugh,"Improving the Latency of 802.11Handoffs using Neighbor Graphs"(隣接グラフを使用した802.11ハンドオフレイテンシの改善)、Proceedingsof the ACMMobiSys Conference,Boston,MA,USA,June 2004 Ishwar Ramani, and Stefan Savage, "SyncScan: Practical Fast Handofffor 802.11 Infrastructure Networks"(SyncScan:802.11インフラストラクチャネットワークのための実用的な高速ハンドオフ), Proceedings of the IEEEInfocom Conference 2005,Miami,FL,March 2005 Vivek Mhatre、andKonstantina Papagiannaki、"UsingSmart Triggers for Improved User Performance in 802.11 Wireless Networks"(802.11無線ネットワークにおけるユーザパフォーマンス改善のためのスマートトリガの使用),Processing of the ACM MobiSys Conference,Uppsala,Sweden,June 2006 V.Brik,A.Mishra,and S.Banerjee,"Eliminating handoff latencies in802.11 WLANs using multiple radios:Applications,experience,and evaluation,"(複数の無線機を使用する802.11 WLANにおけるハンドオフレイテンシの解消:応用、経験、評価) in ACM/USENIX InternetMeasurement Conference(IMC),Oakland,CA,October 2005 J.Ok,S.Komorita,A.Darmawan,H.Morikawa,and T.Aoyama,"Design andImplementation of Real-time Channel Scanning Mechanism using Shared BeaconChannel in IEEE 802.11 Wireless LAN"(IEEE802.11無線LANの共有ビーコンチャネルを使用したリアルタイムチャネルスキャニングメカニズムの設計及び実装), technical report of theInstitute of Electronics,Information and Communication Engineers,TechnicalCommittee on Information Networks(IN2005-208),pp.305-310,March 2006
上記のアクティブスキャンを使用した方法では、いずれも、通信中断期間中にスキャンプロセスが実行される。つまり、これらの方法は図1に示したパターンを示すので、チャネルのスキャンプロセスが短縮されるとはいえ、中断期間において支配的なレイテンシの要因となっていることに変わりはない。また、これらの方法ではSTAは近隣APの信号品質を継続的に監視できないので、たとえよりよいリンク品質を提供できる近隣APが存在していたとしても、接続の中断やパフォーマンスの低下もしくは不安定化により現行APの信号がしきい値未満に劣化して初めてスキャンを開始することになる。また、STAはスキャン後に1回のサンプリング結果のみに基づいて最良のAPを選択するので、信号の一時的な変動がAPの選択に何らかの影響を及ぼす可能性があるため、接続相手として最良のAPを選択しない可能性がある。
SyncScanと特許文献4の方法では、STAは近隣APの品質を継続的に監視できるので、現在のリンクのパフォーマンスが低下して不安定になる前に、平均信号品質に基づいてAP品質を評価して最良のAPを選択することができる。しかし、いずれの従来技術においても、隣接APが適時にビーコンやプローブ応答を送信でき、かつSTAが隣接APからビーコンまたはプローブ応答が送出された瞬間にそれを検出できるようにするためには、精密な同期メカニズムが必要とされる。STA、現行AP、隣接APが互いに同期していなければ、STAは近隣のAPからのビーコンを見逃してしまうので、ハンドオフのパフォーマンスは大幅に低下し、STAが最良の隣接APを適時に検出できないという事態を招く。大規模な無線ネットワークの場合は、すべてのAPとSTAを高度に同期化することは非常に困難である。また、スキャンプロセス中のパケット損失を防止するためには、STAにバッファメカニズムを実装して、PSMデータを周期的にAPに送信できるようにする必要がある。これはSTA上での電力消費量を大幅に増大させる結果となる。
同一チャネル干渉を減少させる目的で、例えば802.11b用としてチャネル1、6、11を使用するといったように、重複しないチャネルを使用してエリアをカバーする方法が採られることがある。非特許文献4は上記の考え方とは大きく異なり、現行APと重複するチャネル上に常に複数の隣接APが存在すると想定する。そのため、非特許文献4では、重複するチャネルに隣接APが存在しなければ、STAは接続先の候補となるAPを見つけることができない。例えば、STAがチャネル1上の現行APと通信していて、隣接APがチャネル6及び11上で動作していれば、STAは802.11のハンドオフ手順を使用する。そのため、重複チャネルに隣接APが存在する状況であっても、STAは同一または重複チャネル上の隣接APに関する情報しか取得できないので、接続先として最良のAPを検出ができないケースが多々発生する。
非特許文献5のようにSTA上に2つのインターフェースを備えると、ハンドオフプロセスは完全にシームレスになるが、1つ以上の装置を追加しなければならない。また、ほとんどの携帯端末にはインターフェースが1つしか装備されていないという現状もある。さらに、STA上に2つのインターフェースを備えると、インターフェースが1つの場合よりも電力消費量が増大するだけでなく、STAのカーネルを修正して上位層のトラフィックに使用するインターフェースを選択できるようにする必要も生じる。
非特許文献6で提案される解決法も、STA上に2つのインターフェースを要する。STA上に2つのインターフェースを備えることによる制約については上述したが、それに加えて、既存の802.11システムではチャネル14をビーコンチャネルとして利用する機能が完全にサポートされていないという問題もある。また、チャネル14がIEEE802.11b用として許可されているのは日本だけであり、この方法を使用できる地域が限定されることも問題となる。
端的には、提案された解決法のいくつかはハンドオフレイテンシの短縮に成功しているが、現在普及している802.11無線システムでこれらの手法が実際に利用できるようになるまでには、展開面で高いハードルを乗り越えなければならないと言える。事実、STAは統制不能で膨大な数に上ることや、それをアップグレードする費用のことを考慮すると、端末に大幅な変更を要しない解決法でなければ現実にはそぐわない。例えば、STA上への2つのインターフェースの搭載、複雑なバッファ処理や電力消費量の多いスキャンメカニズムの導入といった変更を要することは、展開上大きな障害となる。
本発明は、前述した従来の解決法とは異なり、STAが接続先として常に信号品質が最良のAPを選択することができ、かつハンドオフ時のレイテンシとパケット損失が最小化される、リンク層ハンドオフを高速に実行するための新奇な方法とシステムを提示する。同時に、本発明の方法とシステムでは、STA上の変更は最小限でよく、スキャンプロセスによってSTAの電力消費量が大幅に増大することもない。
本発明の解決法では、APに1つの無線インターフェースを追加し、このインターフェ―スによって拡張ビーコンフレームが隣接APの各動作チャネル上で同報送信することにより、ハンドオフ機能の大部分がAP内に配置される。そのため、各APには、主インターフェース(PI)と副インターフェース(SI)という2つの無線インターフェースが搭載される。主インターフェースは標準的な802.11アクセスポイントの通常機能を実行し、副インターフェースは同じAP内で主インターフェースの通知用エージェントとして動作する。副インターフェースは、拡張ビーコンフレームを周期的に同報送信する機能のみを持つ。
本発明の技術的解決法の特徴は、大きく以下の2つにまとめることができる。
(1)各APは、副インターフェースを使用して、チャネルを周期的に切り替え、隣接リストに基づいて拡張ビーコンを同報送信する。
(2)STAは、隣接APと現行APからの拡張ビーコンを継続的に監視することにより、ハンドオフの実行を的確に決定できる。STAでは、インターフェースの追加や複雑なスキャンメカニズムは不要である。
現行APを離れつつあるSTAは、隣接APと現行APのビーコンを検出できる。このとき、動作チャネルを変更する必要はなく、現在継続中の通信も中断されない。APの副インターフェースと主インターフェースは近い距離に配置されているので、副インターフェースから送出された拡張ビーコンの経路減衰は、主インターフェースから送出されたビーコンとほぼ同じとなる。STAは、隣接APの拡張ビーコンを受信すると直ちに、隣接APの主インターフェースの信号品質を計算することができる。また、隣接APの主インターフェースのBSSIDと動作チャネルの情報を取得することもできる。さらに、STAがハンドオフの実行を決定した場合、実際に実行されるハンドオフプロセスに含まれるのは「認証/再接続」プロセスのみであり、これはわずか数ミリ秒で完了する。
本発明の方法によれば、ハンドオフ遅延は従来の手法に比較して1オーダー以上減少する。ハンドオフ遅延がこれだけ減少すると、対話型の音声アプリケーションで必要とされる通話の連続性(の錯覚)は十分に維持できる。しかも、本発明の解決法とシステムは展開が容易である。上記に加えて、本発明には以下の効果がある。
(1)常時監視の実装により、STAはハンドオフをより的確に実行でき、接続先APの信号が最低しきい値未満に劣化する前に、常に近隣の中で最良のAPに接続できる。
(2)スキャンプロセス中のインバウンドデータとアウトバウンドデータのいずれにも、バッファメカニズムが不要である。
(3)パッシブスキャンを使用しているため、STAはパケットを送信する必要がなく、ポータル端末のスキャンプロセスによる電力消費が最小化される。
(4)ハンドオフ機能の大部分はAPが実行するため、STA上で必要とされる最小限の変更は単純でオープン性のものとなる。これにより、STAのソフトウェアを頻繁に更新するための費用が削減される。
本発明は、無線ネットワークのAP間における無線サービスの高速リンク層ハンドオフを実行するための方法、装置、及びシステムを提供する。
本発明は、概して、無線通信装置もしくは手段と無線通信システムに関する。前者はクライアント局(STA)とも呼ばれ、ラップトップ、PDA、WLANインターフェース付きスマートフォン等がこれに含まれる。後者は「アクセスポイント(AP)とその背後のネットワーク」とも呼ばれ、STAへの映像・音声・データ通信等のサービスを提供する。具体的には、本発明の様々な発明的概念とそれに使用される方法は、APベースの切断前スキャンにより無線ネットワークのアクセスポイント間の映像・音声・データ通信でのハンドオフを提供することを目的として、STA及びアクセスポイント内に具現化される。APベースの切断前スキャンは、「2つの無線インターフェースを搭載したAPが、副インターフェースを使用して隣接APの動作チャネル上で周期的に拡張ビーコンフレームを同報送信し、STAが現行APとの通信を継続しながらこれらのビーコンを監視できる手段」として定義される。
本発明が特に対象とする通信システム及びSTAは、一般にWLAN機能と呼ばれる、短距離通信を提供または支援する通信システム及びSTAである。WLAN機能の例としては、IEEE802.11、Bluetooth、HiperLAN等が挙げられる。WLAN機能は、直交周波数分割多重(OFDM)技術、符号分割多重アクセス(CDMA)技術、及び周波数ホッピングアクセス技術を利用するのが望ましい。
このようなシステムで、限られた周波数域内でユーザ容量をできるだけ多く確保するためには、複数のAPを使用して多数の低出力セルを形成し、サービスエリアをきめ細かくカバーする必要がある。この場合、各セルのカバレッジは小さいため、STAが1回のセッション中に移動して別のセルに入る状況が頻繁に発生する。そのため、次のAPを識別して継続中のセッションを移行するハンドオフプロセスが必要になる。現行APのカバレッジから別のAPのカバレッジへとSTAをハンドオフするには、2つのAPのカバレッジが図2のように重複していなければならない。つまり、2つのAPのカバレッジに、STAが選択的に接続を確立して一方のAPと通信できる共通のエリアがなければならないのである。本発明では、2つのAPが重複している場合には、一方が他方の隣接APとして呼び出される。
従来のハンドオフメカニズムが孕む根本的な問題は、接続が失われるかパフォーマンスが低品質または不安定になってはじめてSTAがハンドオフイベントをトリガすること、及びスキャンプロセスが通信中断期間の大部分を占めること、という2つの原因に帰すことができる。STAがハンドオフを開始して現在の接続を切断する時点にパフォーマンスはすでに劣化しており、切断後には、全チャネルをスキャンして隣接APに関する情報を収集しなければならない。図2に示すように、STAが現行APを離れるにつれて、現行APの受信信号強度インジケータ(RSSI)は徐々に低下する。そして、現行APのRSSIがしきい値Thresbreak(STAが通信を維持できるRSSIの最低値)を下回ると、STAはハンドオフをトリガし、現在継続中の接続を切断して、隣接APのスキャンを開始する。Thresbreakは、APのカバレッジの境界でもある。
本発明の方法は、STAは、接続の切断やパフォーマンスの低下が発生するのを待った上で代替APの探索を開始すべきではないとの観点に立つ。これは、STAはパフォーマンスの低下に対して事後対応的ではなく、事前対応的に機能すべきである、とも表現できる。チャネルのスキャン、スキャン結果の評価、最良の候補APの選択は、現在の接続が切断される前に完了していなければならない。そうすれば、STAは、現行APよりも良好なリンク品質を提供できる隣接APが存在する場合に、現在のリンク品質が極端に悪い状態にまで低下する前にそのAPを検出し、接続することができる。この場合、STAが現行APよりも良好なAPを検出したときにハンドオフで実行されるのは、現行APからの離脱(すなわち、切断)、チャネルの切り替え、新APの認証/再接続のみとなり、ハンドオフは最小限にまで短縮化される。
標準的な802.11インフラストラクチャネットワークでは、APはビーコンフレームの送信を行う。基本サービスエリアは、ビーコンフレームが出現するエリアによって決まる。インフラストラクチャネットワークにおけるすべての通信はAPを介して行われるので、ネットワーク上のSTAはビーコンを検出できるほどに近い距離に存在しなければならない。ビーコンは、STAが基本サービスエリアを発見してそれを識別できるように、一定の間隔で同報送信される。図3に、標準的な802.11ビーコンフレームを示す。通常、APは1つの無線インターフェースを備えており、これを介してデータフレーム、制御フレーム、管理フレーム(ビーコンフレームを含む)のすべてを送受信する。そのため、ビーコンフレーム内のBSSIDはAP上のこの無線インターフェースのMACアドレス、DSパラメータフィールドに含まれる現在のチャネルはこの無線インターフェースの動作チャネル、という単純な内容となる。
図4に、本発明によるAP支援切断前スキャンを使用したシステムの例を示す。図4に示すように、システム上の各AP(AP1、AP2、Ap3、AP4)は、主インターフェース(PI)と副インターフェース(SI)という2つのインターフェースを備える。各APは主インターフェースPIを使用してBSSを作成し、主インターフェースは、標準ビーコン同報送信、認証と接続の管理、データトラフィックのブリッジといった標準的な802.11アクセスポイントの通常の機能を実行する。一方、副インターフェースSIは、同じAP上の主インターフェースの通知用エージェントとし、データトラフィックのブリッジや、ビーコンを周期的に同報送信する以外の管理機能には携わらない。データフレームと、ビーコン以外の管理フレームは、副インターフェースを介して送受信することはできない。副インターフェースは、主インターフェースの通知用エージェントとして主インターフェースのBSSID、容量情報、SSID、動作チャネル等の情報を同報送信するのみで、自身の情報は送信しないので、副インターフェースが送出するビーコンフレームは図5に示すように修正される。
図5に、本発明の一実施例による副インターフェースからの拡張ビーコンフレームを示す。標準的な802.11ビーコンフレームのBSSID、容量情報、SSIDの各フィールドには、それぞれ、主インターフェースのMACアドレス、主インターフェースがサポートするデータ転送速度、主インターフェースが自身のBSSを識別するために使用するSSIDが格納される。DSパラメータフィールドについては、新たに、主インターフェースの動作チャネルを示すサブフィールド(プライマリのチャネル)が付加される。そのため、DSパラメータフィールド内の長さ値は1から2に変更される。ただし、本発明において適用可能な拡張ビーコンは図5に示す例に限定されず、主インターフェースに関する必要な情報が格納されさえすれば、個々の使用条件に適した任意の拡張ビーコンを設計することができる。
図4に戻ると、各APの副インターフェースは、同一チャネル上ではなく、チャネルを周期的に切り替えて拡張ビーコンを同報送信する。これにより、現行APと他のAPの重複エリア内に存在する隣接APと接続しようとしているSTAが拡張ビーコンを検出できるようになる。主インターフェースは、一定の間隔(デフォルトは100msビーコン期間)で802.11の標準ビーコンを同報送信し続ける。
例えば、図4に示すように、アクセスポイントAP1〜AP4の動作チャネル(主インターフェースの動作チャネル)はそれぞれCHI〜CH4である。AP1の主インターフェースPIはAP1の動作チャネルCH1上で標準ビーコンを同報送信し、副インターフェースSIは隣接アクセスポイントAP2、AP3、AP4の動作チャネルCH2、CH3、CH4上で拡張ビーコンを順次同報送信する。ここでは4つのAPを示しているが、本発明のシステムは任意の数のAPを備えることができ、動作チャネルはAP間で異なっていても、あるいは重複していてもよい。
現行APと隣接AP間で共通する重複エリアに入ると、STAは現行APの主インターフェースからの標準ビーコンだけでなく、隣接APの副インターフェースからの拡張ビーコンも検出できるようになる。例えば、図4に示すように、現在AP1と通信しているSTAは、AP1の動作チャネル上で、AP1の主インターフェースからの標準ビーコンだけでなく、AP2及びAP3の副インターフェースからの拡張ビーコンも検出することができる。
APの副インターフェースと主インターフェースは互いに近い距離に配置されているので、副インターフェースから送出された拡張ビーコンの経路減衰は、主インターフェースから送出されたビーコンとほぼ同じとなる。そのため、STAは隣接APの副インターフェースから拡張ビーコンを受信した後、その隣接APの主インターフェースの信号品質を判定することができる。また、拡張ビーコンフレームから、隣接APの主インターフェースのBSSID、SSID、容量情報、動作チャネルを取得することもできる。
STAは、現行APから送られてきた標準ビーコンから現行APのRSSIをサンプリングし、十分な数のサンプルが集まったら、現行APの移動平均RSSI値(RSSIcurr)を計算できるようになる。同様に、STAは各隣接APから送られてきた拡張ビーコンからサンプリングして、それぞれの移動平均RSSI値を計算することもできる。
現行APの信号品質が低下してハンドオフの準備が必要になったら、STAは上記の計算結果に基づいて候補APを選択し、ハンドオフを実行するかどうかを決定できる。特に、現行APの信号品質が事前に決定したしきい値(しきい値は上記のThresbreakより大きい)を下回ったときには、各隣接APの平均RSSIを比較して最良の隣接AP(平均RSSIがRSSlbest)を選択できる。サンプリングと平均値計算の結果を調べて、隣接APと現行APのRSSIが以下の条件を満たすことが判明した場合(Δはマージン。マージンは、複数のAPがSTAに同程度に良好な通信品質を提供できる場合に、不必要なハンドオフが実行されて「ピンポン」現象に陥る危険を回避するために必要とされる)、

RSSlbest−RSSlcurr>Δ 式(1)

STAはそれを最良の隣接APと判定し、接続先候補のAPとして選択する。そして、候補APの選択結果に基づいて、現行APとの接続を切断し、最良の隣接APに対して認証と再接続を行う。これにより、ハンドオフプロセスの総レイテンシの構成は、チャネル切り替えと伝送(CS&T)、認証(tauth)、再接続(tassoc)という3つの部分だけになる。

handoff=CS&T+tauth+tassoc 式(2)

ここで、CS&TはWLANカードに固有な値(約5〜7ms)である。認証は、STAが特定のAPを使用する権利を付与されるために必要とされる。オープニングシステムでは、認証(tauth)は約3〜5msで完了する。tassocは、STAが新APとの接続関係を再構築するために消費する時間である。これには、約3〜5msを要する。したがって、この方法を使うと、ハンドオフの総レイテンシを20ms未満に削減することができる。
図6に、本発明の一実施例によるAPの構成を示す。AP600は、主要コンポーネントとして、主インターフェース601、副インターフェース602、標準ビーコンフレーム生成手段603、及び拡張ビーコンフレーム生成手段604を備える。標準ビーコンフレーム生成手段603と拡張ビーコンフレーム生成手段604は、それぞれ、標準ビーコンフレームと拡張ビーコンフレームを生成するために使用される。AP600は主インターフェース601を介してカバレッジエリア内でSTAと通常の通信を実行し、動作チャネル上で主インターフェース601を介して標準ビーコンを同報送信する。AP600は、副インターフェース602を使って、各隣接APの動作チャネル上で拡張ビーコンを順次同報送信する。AP600は、データを記憶するための記憶装置や、各部の動作を制御するための制御装置等の、アクセスポイントのための他の既知のコンポーネントを備えることもできる(図示せず)。
図7は、本発明の一実施例によるユーザ端末の構成を示す図である。図7に示すように、STA700は、ビーコンフレーム受信手段701、現行AP品質計算手段704、隣接AP品質計算手段705、ハンドオフ手段706、及び拡張ビーコンフレームパラメータ抽出手段707を主要構成要素とする。
図8は、本発明の一実施例によるユーザ端末の動作のフローチャートである。STAが現行APと通信している間に(ステップS801)、STAのビーコンフレーム受信手段701はSTA700の現行APの動作チャネル上でビーコンフレームを受信する(ステップS802)。受信されるビーコンフレームは、現行APの主インターフェースからの標準ビーコンフレームだけでなく、隣接APの副インターフェースからの拡張ビーコンフレームも受信する。標準ビーコンフレームはビーコンフレーム受信手段701内の標準ビーコンフレーム取得部702によって取得され、拡張ビーコンフレームはビーコンフレーム受信手段701内の拡張ビーコンフレーム取得部703によって取得される。続いて、現行AP品質計算手段704は取得された標準ビーコンフレームから現行APの信号品質を計算し、隣接AP品質計算手段705は取得された拡張ビーコンフレームから隣接APの信号品質を計算する(ステップS803)。ハンドオフ手段706は現行APの信号品質を監視する(ステップS80)。現行APの信号品質が良好であれば(ステップS804で「N」)、STAはハンドオフを実行せずに現行APとの通信を継続し、プロセスはステップS802に戻る。現行APの信号品質がしきい値を下回ると(ステップS804で「Y」)、ハンドオフ手段706は隣接AP品質計算手段705の計算結果に基づいて最良の隣接APを選択する(ステップS805)。その後、ハンドオフ手段706は最良の隣接APと現行APの信号品質が事前に決定した関係(例えば、最良の隣接APの信号品質が事前に決定したマージン分において現行APの信号品質を上回る)を満たすかどうかを判定する(ステップS806)。この条件が満たされる場合、ハンドオフ手段706は現在の現行APから最良の隣接APへのハンドオフを実行する(ステップS807)。この条件が満たされない場合、STAは現行APとの通信を維持し、プロセスはステップS802に戻る。
式(1)を意味あるものとするためには、STA上では、現行APからの標準ビーコンの受信間隔と隣接APからの拡張ビーコンの受信間隔とを同じにする必要がある。主インターフェースは一定の間隔(デフォルトは、100msビーコン間隔)で標準ビーコンを同報送信するが、副インターフェースは複数のチャネル上で順次同報送信しなければならないので、副インターフェースが拡張ビーコンを同報送信する頻度はこれよりもはるかに高くなる。現行APの副インターフェースが各隣接APの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームを送信する頻度として望ましいのは、各隣接AP上の1回の標準ビーコンフレーム送信期間につき1回である。
ネットワーク全体が802.11b/g技術に準拠しており、かつ非重複チャネルのみ(1、6、11)を使用してカバレッジが提供される場合には、APは、主インターフェースの動作チャネルとは異なる2つのチャネル上で拡張ビーコンフレームを送信するのみでよい。しかし、802.11b/gの全チャネルが使用される場合や、ネットワークが802.1la技術をベースとしている場合には、副インターフェースが各チャネルで標準ビーコンと同じ間隔で拡張ビーコンを同報送信することは難しい。また、非常に短い間隔で拡張ビーコンを送信すると、APのCPUに多大なオーバーヘッドが生じる。各隣接APがどのチャネル上で動作しているかを把握できれば、拡張ビーコンを同報送信する頻度を少なくすることができる。
本発明の改良型実施例によれば、隣接リストを使って副インターフェースが拡張ビーコンを同報送信するチャネル数が削減され、拡張ビーコンの送信間隔が適応的に調整される。
図6に隣接リストの例を示す。各APの隣接リストは、隣接APのレコードを作成して維持する。各レコードには、少なくとも、隣接APを識別する第1のフィールド(隣接APのBSSID、すなわち、主インターフェースのMACアドレス)と、隣接APの動作チャネル(すなわち、主インターフェースのチャネル)を識別する第2のフィールドが格納される。隣接リストにはさらに、標準ビーコン期間のような、隣接APの他の情報を含めることもできる。図6の例では、3つの隣接APが存在し、それぞれチャネル2、6、9上で動作している。隣接リストは、現行APやその背後のバックボーンインフラストラクチャ(Ethernetスイッチ、専用サーバ等)によって作成される。隣接リストを作成する方法としては、手動による事前構成、STAの過去の移動とハンドオフ履歴、現在策定中の802.11kプロトコル標準の採用等が挙げられる。
APは、隣接リストにより、隣接APの動作チャネルの集合を把握することができる。APは、副インターフェースを、隣接リスト内に記載される主インターフェースの動作チャネルに順次切り替える。非特許文献4によると、隣接APの情報を使用することにより、プローブすべき隣接AP数は平均3.15台(最大6台)に減少し、隣接チャネル数は平均2.25本になる。そのため、副インターフェースが拡張ビーコンの同報送信を行う平均チャネル数は、802.11標準で使用可能なチャネル数よりも大幅に少なくなる。
本発明の一実施例によれば、APは、隣接Aの標準ビーコン期間、隣接APの動作チャネルの総数に従って適応的に拡張ビーコンの送信間隔を調整する構成とすることができる。すなわち、現行APの副インターフェースは、各隣接APでの1回の標準ビーコンフレーム送信期間中に、その隣接APの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームを送信する。例えば、全隣接APの主インターフェースから標準ビーコンが送信される間隔がT(デフォルトは約100ms)で、隣接リストを作成することにより隣接APが動作するチャネル数Mが得られた場合には、現行APの副インターフェースから拡張ビーコンが送られてくる間隔は「T/M」の式で計算できる。また、隣接APの主インターフェースからの標準ビーコン送信期間が互いに異なる場合は、必要な計算を行うことにより、副インターフェースが各隣接APの標準ビーコンフレームの1回の期間中に、各隣接APの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームを送信できるようになる。
図10に、本発明の一実施例による隣接リストを使用する場合のAPの構成を示す。図10では、図6と同じ構成要素は同じ参照番号で示されている。図10のAP1000には、隣接リストを記憶するための隣接リスト記憶手段1001と、拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を調整するための同報送信間隔設定手段1002とが追加され、この2つの手段は副インターフェース602と連結されている。
図11は、AP1000の動作のフローチャートである。図11に示すように、AP1000は起動後に隣接リスト記憶手段1001から隣接リストを読み込む(ステップS1101)。続いて、副インターフェース602が隣接リストから隣接AP動作チャネルを取得する(ステップS1102)。同報送信間隔設定手段1002は、隣接APの動作チャネルの総数と、隣接APの標準ビーコンの間隔とに基づいて、拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を計算する(ステップS1103)。標準ビーコンフレーム生成手段603と拡張ビーコンフレーム生成手段604によって標準及び拡張ビーコンフレームが生成された後(ステップS1104)、AP1000は、主インターフェース601を介してSTAと通信し、自身の動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信し、さらに副インターフェース602を介して隣接リストに基づき決定された各隣接APの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを順次同報送信する(ステップS1105)。
要約すると、本発明の適用により以下の効果が達成される。
APはもう1つの無線インターフェースを搭載することにより異なるチャネル上で自身のビーコンを継続的に同報送信でき、STAは通信チャネルを切り替えることなく現行APと隣接APからのビーコンを監視できる。そのため、ハンドオフ時には、STAが現在の接続を切断する前に時間のかかるスキャンプロセスが実現され、ハンドオフレイテンシが20ms未満にまで減少される。
ハンドオフのタスクの大部分はAPに移行されるので、クライアント端末上では最小限の変更を行うだけでよい。これにより、システムの展開が容易になる。
副インターフェースが主インターフェースのBSSID、容量情報、SSID、動作チャネル等の情報を同報送信できる、新しいフォーマットのビーコンフレームが提案される。
隣接リストの使用により、副インターフェースが拡張ビーコンを同報送信する際の切り替え先となるチャネル数が削減される。そのため、APのCPUオーバーヘッドが削減される。
STAは、パッシブモード(現行APと隣接APからのビーコンを監視する)を使用してスキャンプロセスを実現する。そのため、ハンドオフによる電力消費量が最小化される。
本発明の各要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその組み合わせで実装でき、システム、サブシステム、そのコンポーネントもしくはサブコンポーネント内で利用することができる。ソフトウェアで実装された場合、本発明の各要素はプログラムもしくはコードセグメントとして必要なタスクを実行するために使用される。プログラムまたはコードセグメントは、機械読取り可能な媒体に格納することも、あるいは、伝送媒体もしくは通信リンクを介して搬送波内に具現化されたデータ信号により伝送することもできる。「機械読取り可能な媒体」には、情報を格納または伝送できるあらゆる媒体が含まれる。機械読取り可能な媒体の例としては、電子回路、半導体記憶装置、ROM、フラッシュメモリ、消去可能書き込み可能ROM(EROM)、フロッピーディスク、CD−ROM、光ディスク、ハードディスク、光ファイバー媒体、無線周波数(RF)リンク等が挙げられる。コードセグメントは、インターネット、イントラネット等のコンピュータネットワークを介してダウンロードすることもできる。
上記では本発明を特定の実施例を参照して説明したが、本発明は上記の特定の実施例や、図面に示した特定の構成に限定されるものではない。例えば、図示した一部のコンポーネントは、互いに組み合わせて1つのコンポーネントとしたり、1つのコンポーネントを複数のサブコンポーネントに分割したり、他の既知のコンポーネントを追加したりすることもできる。また、動作プロセスも同様に、例に示されたものに限定されない。例えば、図10に示したステップS1104をステップS1101の前に実行してもよい。本発明はその精神と主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形態で実装できることは、当該技術に精通した当業者により理解されるであろう。したがって、本発明の実施例はあらゆる点において例示的であり、限定的なものではない。本発明の範囲は前述の説明よりむしろ付記した特許請求の範囲に示されており、各請求項と等価な意味と範囲に含まれるあらゆる変更がそれに包含される。
本発明の上記及び他の目的、特長、利点は、下記の説明と添付図面から完全に理解されるであろう。なお、添付図面では、共通する部品は同じ参照番号を使用して示されている。添付図面は以下とおりである。
従来の802.11ハンドオフにより発生する通信の中断を示す図である。 2つのAPの重複カバレッジを示す概略図である。 標準的な802.11ビーコンフレームを示す図である。 本発明によるAP支援切断前スキャンを使用した無線通信システムの例を示す概略図である。 本発明による拡張ビーコンの例を示す概略図である。 本発明の一実施例によるAPの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施例によるユーザ端末の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施例によるユーザ端末の動作を概略的に示すフローチャートである。 隣接グループリストの例である。 本発明の一実施例によるAPの構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施例によるAPの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
601:主インターフェース
602:副インターフェース
603:標準ビーコンフレーム生成手段
604:拡張ビーコンフレーム生成手段
701:ビーコンフレーム受信手段
702:標準ビーコンフレーム取得部
703:拡張ビーコンフレーム取得部
704:現行AP品質計算手段
705:隣接AP品質計算手段
706:ハンドオフ手段
707:拡張ビーコンフレームパラメータ抽出手段
S801:現行APとの通信
S802:現行APの動作チャネル上で標準及び拡張ビーコンフレームを受信
S803:受信した標準及び拡張ビーコンに基づいて、現行及び隣接APの信号品質を計算
S804:現行APの信号品質はしきい値より低い?
S805:最良隣接APを選択
S806:最良隣接APと現行APの信号品質は事前に決定した条件に合致?
S807:最良隣接APへハンドオフ
1001:隣接リスト記憶手段
1002:同報送信間隔設定手段
S1101:隣接リストの読み込み
S1102:隣接リストから隣接APの動作チャネルを取得
S1103:拡張ビーコンの同報送信間隔を計算
S1104:標準拡張ビーコンの生成
S1105:ユーザ端末と通信し、主インターフェースを介して自動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信、及び副インターフェースを介して隣接APの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを順次同報送信

Claims (40)

  1. アクセスポイントにおいて無線通信ネットワーク内のユーザ端末の高速ハンドオフを支援するハンドオフ支援方法であって、
    主インターフェースを介して前記アクセスポイントのカバレッジエリア内でユーザ端末と通信するステップと、
    前記主インターフェースを介して前記アクセスポイントの動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信するステップと、
    副インターフェースを介して前記アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを同報送信するステップとを備えることを特徴とするハンドオフ支援方法。
  2. 前記拡張ビーコンフレームが基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、前記主インターフェースの動作チャネルの情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項1に記載のハンドオフ支援方法。
  3. 拡張ビーコンフレームを同報送信するステップが、隣接リストに基づいて前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルを決定するステップと、決定した前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルに順次切り替えて前記拡張ビーコンフレームを同報送信するステップとを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオフ支援方法。
  4. 前記隣接リスト内の各レコードが、隣接アクセスポイントを識別する第1のフィールドと、その隣接アクセスポイントの動作チャネルを識別する第2のフィールドとを少なくとも含むことを特徴とする請求項3の方法。
  5. 前記拡張ビーコンフレームを同報送信する頻度は前記標準ビーコンフレームを同報送信する頻度よりも高いことを特徴とする請求項1に記載のハンドオフ支援方法。
  6. 各隣接アクセスポイントの1回の標準ビーコンフレーム送信期間中にその隣接アクセスポイントの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームが送信されるように、前記拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル数と前記1つ以上の隣接アクセスポイントの標準ビーコンの送信間隔とに基づいて調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のハンドオフ支援方法。
  7. 前記無線通信ネットワークは、802.11標準に準拠した無線ローカルエリアネットワークであることを特徴とする請求項1の方法。
  8. 無線通信ネットワーク内のアクセスポイントであって、
    標準ビーコンフレームを生成するように構成された標準ビーコンフレーム生成手段と、
    拡張ビーコンフレームを生成するように構成された拡張ビーコンフレーム生成手段と、
    前記標準ビーコン生成手段と連結された主インターフェースであって、前記アクセスポイントのカバレッジエリア内でユーザ端末との通信を実行し、前記アクセスポイントの動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信することを特徴とする主インターフェースと、
    前記拡張ビーコン生成手段と連結された副インターフェースであって、前記アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを同報送信することを特徴とする副インターフェースとをさらに備えることを特徴とするアクセスポイント。
  9. 前記拡張ビーコンフレームが基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、前記主インターフェースの動作チャネルの情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項8に記載のアクセスポイント。
  10. 前記副インターフェースと連結された隣接リスト記憶手段をさらに備え、前記隣接リスト記憶手段が前記アクセスポイントの隣接リストを記憶し、前記副インターフェースは、前記隣接リストに基づいて前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルを決定し、決定した前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルに順次切り替えて前記拡張ビーコンフレームを同報送信することを特徴とする請求項8に記載のアクセスポイント。
  11. 前記隣接リスト内の各レコードが、隣接アクセスポイントを識別する第1のフィールドと、その隣接アクセスポイントの動作チャネルを識別する第2のフィールドとを少なくとも含むことを特徴とする請求項10に記載のアクセスポイント。
  12. 前記副インターフェースが前記拡張ビーコンフレームを同報送信する頻度は主インターフェースが前記標準ビーコンフレームを同報送信する頻度よりも高いことを特徴とする請求項8に記載のアクセスポイント。
  13. 前記副インターフェースと連結された同報送信間隔設定手段をさらに備え、前記同報送信間隔設定手段は、各隣接アクセスポイントの1回の標準ビーコンフレーム送信期間中にその隣接アクセスポイントの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームが送信されるように、前記拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル数と前記1つ以上の隣接アクセスポイントの標準ビーコンの送信間隔とに基づいて調整することを特徴とする請求項8に記載のアクセスポイント。
  14. 前記アクセスポイントは、802.11標準に準拠した無線ローカルエリアネットワークのアクセスポイントであることを特徴とする請求項8に記載のアクセスポイント。
  15. 無線通信ネットワーク内のユーザ端末のためのハンドオフ方法であって、
    現行アクセスポイントの動作チャネル上で前記現行アクセスポイントの主インターフェースから標準ビーコンフレームを受信するステップと、
    前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で1つ以上の隣接アクセスポイントの副インターフェースから拡張ビーコンフレームを受信するステップと、
    前記受信した標準ビーコンフレームから前記現行アクセスポイントの信号品質を計算するステップと、
    前記受信した拡張ビーコンフレームから前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算するステップと、
    前記現行アクセスポイントと前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質の計算結果に基づいてハンドオフを選択的に実行するステップとを備えることを特徴とするハンドオフ方法。
  16. いずれか1つの前記拡張ビーコンフレームから、基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、対応する隣接アクセスポイントの前記主インターフェースの動作チャネルとを少なくとも取得するステップをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  17. 前記現行アクセスポイントの信号品質を計算するステップは、複数の標準ビーコンフレームに基づいて、前記現行アクセスポイントの受信信号強度インジケータの移動平均を計算するステップを備えることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  18. 前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算するステップは、各隣接アクセスポイントに対応する複数の拡張ビーコンフレームに基づいて、その隣接アクセスポイントの受信信号強度インジケータの移動平均を計算するステップを備えることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  19. ハンドオフを選択的に実行するステップは、
    前記現行アクセスポイントの信号品質が事前に決定されたしきい値を下回る場合に、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質に基づいて最良の隣接アクセスポイントを選択するステップと、
    前記最良の隣接アクセスポイントの信号品質が前記現行アクセスポイントの信号品質を事前に決定されたマージン分において上回る場合に、前記現行アクセスポイントから前記最良の隣接アクセスポイントへのハンドオフを実行するステップを備えることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  20. 前記標準ビーコンフレームと前記拡張ビーコンフレームが同じインターフェースによって受信されることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  21. 前記無線通信ネットワークは、802.11標準に準拠した無線ローカルエリアネットワークであることを特徴とする請求項15に記載のハンドオフ方法。
  22. 無線通信ネットワーク内で使用される端末であって、
    前記端末の現行アクセスポイントの動作チャネル上でビーコンフレームを受信するビーコンフレーム受信手段であって、
    受信したビーコンフレームから、前記現行アクセスポイントの主インターフェースから送られてきた標準ビーコンフレームを取得する標準ビーコンフレーム取得部と、
    受信したビーコンフレームから、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの副インターフェースから送られてきた拡張ビーコンフレームを取得する拡張ビーコンフレーム取得部と、
    前記標準ビーコンフレーム取得部と連結された現行アクセスポイント品質計算手段であって、取得された標準ビーコンフレームから前記現行アクセスポイントの信号品質を計算することを特徴とする現行アクセスポイント品質計算手段と、
    前記拡張ビーコンフレーム取得部と連結された隣接アクセスポイント品質計算手段であって、取得された拡張ビーコンフレームから前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算することを特徴とする隣接アクセスポイント品質計算手段と、
    前記現行アクセスポイント品質計算手段と前記隣接アクセスポイント品質計算手段とに連結されたハンドオフ手段であって、前記現行アクセスポイント品質計算手段と前記隣接アクセスポイント品質計算手段とによって計算された前記現行アクセスポイント及び前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質に基づいて、ハンドオフを選択的に実行するハンドオフ手段とを備えることを特徴とする端末。
  23. いずれか1つの前記拡張ビーコンフレームから、基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、隣接アクセスポイントに対応する前記主インターフェースの動作チャネルとを少なくとも取得するために、前記拡張ビーコンフレーム取得部と前記ハンドオフ手段とに連結された拡張ビーコンフレームパラメータ抽出手段をさらに備えることを特徴とする請求項22に記載の端末。
  24. 前記現行アクセスポイント品質計算手段は、複数の標準ビーコンフレームに基づいて、前記現行アクセスポイントの受信信号強度インジケータの移動平均を計算することを特徴とする請求項22に記載の端末。
  25. 前記隣接アクセスポイント品質計算手段は、1つの隣接アクセスポイントに対応する複数の拡張ビーコンフレームに基づいて、その隣接アクセスポイントの受信信号強度インジケータの移動平均を計算することを特徴とする請求項22に記載の端末。
  26. 前記ハンドオフ手段は、前記現行アクセスポイントの信号品質が事前に決定されたしきい値を下回る場合に、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質に基づいて最良の隣接アクセスポイントを選択し、前記最良の隣接アクセスポイントの信号品質が前記現行アクセスポイントの信号品質を事前に決定されたマージン分において上回る場合に、前記現行アクセスポイントから前記最良の隣接アクセスポイントへのハンドオフを実行することを特徴とする請求項22に記載の端末。
  27. 前記ビーコンフレーム受信手段は、前記標準ビーコンフレームと前記拡張ビーコンフレームを同じインターフェースによって受信することを特徴とする請求項22に記載の端末。
  28. 前記端末は802.11標準に準拠した無線ローカルエリアネットワークで使用されるユーザ端末であることを特徴とする請求項22に記載の端末。
  29. 複数のアクセスポイントと少なくとも1つのユーザ端末とを備え、前記複数のアクセスポイントの各々は主インターフェースと副インターフェースとを備える無線通信システムのための方法であって、
    前記ユーザ端末が現在接続されている現行アクセスポイントによって、その主インターフェースを介して前記ユーザ端末との通信を実行するステップと、
    前記現行アクセスポイントによって、前記現行アクセスポイントの動作チャネル上でその主インターフェースを介して標準ビーコンフレームを同報送信するステップと、
    前記現行アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントによって、前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で前記1つ以上の隣接アクセスポイントの副インターフェースを介して拡張ビーコンフレームを同報送信するステップと、
    前記ユーザ端末によって、前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で現行アクセスポイントから前記標準ビーコンフレームを受信するステップと、
    前記ユーザ端末によって、前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で前記1つ以上の隣接アクセスポイントから前記拡張ビーコンフレームを受信するステップと、
    前記ユーザ端末によって、前記受信した標準ビーコンフレームから前記現行アクセスポイントの信号品質を計算するステップと、
    前記ユーザ端末によって、前記受信した拡張ビーコンフレームから前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算するステップと、
    前記ユーザ端末によって、前記現行アクセスポイントと前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質の計算結果に基づいてハンドオフを選択的に実行するステップとを備えることを特徴とする方法。
  30. 前記拡張ビーコンフレームが基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、前記主インターフェースの動作チャネルの情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 拡張ビーコンフレームを同報送信するステップは、隣接リストに基づいて前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルを決定するステップと、決定した前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルに順次切り替えて前記拡張ビーコンフレームを同報送信するステップとを備えることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  32. 前記現行アクセスポイントによって、各隣接アクセスポイントの1回の標準ビーコンフレーム送信期間中にその隣接アクセスポイントの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームが送信されるように、前記拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル数と前記1つ以上の隣接アクセスポイントの標準ビーコンの送信間隔とに基づいて調整するステップをさらに備えることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  33. 802.11標準に準拠した無線ローカルエリアネットワーク内で使用されることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  34. 無線通信システムであって、
    複数のアクセスポイントと少なくとも1つのユーザ端末とを備え、前記複数のアクセスポイントの各々は、
    前記アクセスポイントのカバレッジエリア内でユーザ端末との通信を実行し、前記アクセスポイントの動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信する主インターフェースと、
    前記アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを同報送信する副インターフェースとを備え、
    前記ユーザ端末は、前記複数のアクセスポイントのうち1つの現行アクセスポイントに無線を使って連結され、
    前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で、前記現行アクセスポイントの主インターフェースから標準ビーコンフレームを受信し、かつ前記現行アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントの副インターフェースから拡張ビーコンフレームを受信するビーコンフレーム受信手段と、
    前記標準ビーコンフレームから前記現行アクセスポイントの信号品質を計算する現行アクセスポイント品質計算手段と、
    前記拡張ビーコンフレームから前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算する隣接アクセスポイント品質計算手段と、
    前記現行アクセスポイントと前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質の計算結果に基づいてハンドオフを選択的に実行するハンドオフ手段とを備えることを特徴とする無線通信システム。
  35. 前記拡張ビーコンフレームが基本サービスセット識別子と、サービスセット識別子と、対応するアクセスポイントの前記主インターフェースの動作チャネルの情報を少なくとも含むことを特徴とする請求項34に記載の無線通信システム。
  36. 前記複数のアクセスポインの各々は、前記アクセスポイントの隣接リストを記憶する隣接リスト記憶手段を備え、前記副インターフェースは、前記隣接リストに基づいて前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルを決定し、決定した前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネルに順次切り替えて前記拡張ビーコンフレームを同報送信することを特徴とする請求項34に記載の無線通信システム。
  37. 前記複数のアクセスポインの各々は、各隣接アクセスポイントの1回の標準ビーコンフレーム送信期間中にその隣接アクセスポイントの動作チャネル上で1つの拡張ビーコンフレームが送信されるように、前記拡張ビーコンフレームの同報送信間隔を、前記1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル数と前記1つ以上の隣接アクセスポイントの標準ビーコンの送信間隔とに基づいて調整する同報送信間隔設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項34に記載の無線通信システム。
  38. 前記無線通信のために802.11標準を採用することを特徴とする請求項34に記載の無線通信システム。
  39. 無線通信システム内のアクセスポイントによって実行された場合、実行されるべき指示が記録されたコンピュータ読取り可能な媒体に格納されるプログラムであって、
    前記アクセスポイントに、
    主インターフェースを介して前記アクセスポイントのカバレッジエリア内でユーザ端末と通信させ、
    前記主インターフェースを介して前記アクセスポイントの動作チャネル上で標準ビーコンフレームを同報送信させ、
    副インターフェースを介して前記アクセスポイントの1つ以上の隣接アクセスポイントの動作チャネル上で拡張ビーコンフレームを同報送信させる製品。
  40. 無線通信システム内のユーザ端末によって実行された場合、実行されるべき指示が記録された機械読取り可能な媒体を備える製品であって、前記ユーザ端末に、
    現行アクセスポイントの動作チャネル上で前記現行アクセスポイントの主インターフェースから標準ビーコンフレームを受信させ、
    前記現行アクセスポイントの動作チャネル上で1つ以上の隣接アクセスポイントの副インターフェースから拡張ビーコンフレームを受信させ、
    前記受信した標準ビーコンフレームから前記現行アクセスポイントの信号品質を計算させ、
    前記受信した拡張ビーコンフレームから前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質を計算させ、
    前記現行アクセスポイントと前記1つ以上の隣接アクセスポイントの信号品質の計算結果に基づいてハンドオフを選択的に実行させるプログラム。
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