JP2010021642A - 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、およびプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 より精度の高い判定基準に基づいて逆拡散処理の制御を行うことにより、信頼性の向上を実現した無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】 無線通信システムは、パケットに含まれるシンボルの周波数が、シンボル毎にMB−OFDM方式での通信の周波数帯を分割した各サブバンドに切り替えられると共に、切り替えられた各サブバンドに対して時間領域での拡散処理が行われて送信されたパケットを受信し、このパケットに含まれるシンボルを用いて、サブバンドのSNRの推定を行い、SNR推定値に基づいて、シンボルに対する逆拡散処理を制御する無線通信装置を実現して、より精度の高い判定基準に基づいて逆拡散処理の制御を可能としている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、送信側と受信側との間でスペクトラム拡散方式により無線通信を行う無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法、およびプログラムに関する。
近年、無線通信技術の進歩により携帯端末やモバイル端末等を用いた無線通信システムで無線通信が盛んに行われている。無線通信では、送信側から送信された電波が空間を伝播していくため、有線での通信よりもノイズの発生が問題となっている。このため、空間伝播中に発生したノイズに対して耐性を備えるためにスペクトラム拡散方式を始めとする様々な技術が取り込まれている。
このような技術の1つとして挙げられる周波数ホッピング方式(FH−SS)は、キャリア(電波)の中心周波数を時間と共に高速で切り替えて送受信を行う方式である。この周波数ホッピング方式では、キャリアの中心周波数の切り替えが、予め設定されたホッピングパターンやホッピングシーケンスの規則に従って送信側および受信側間で行われる。これにより、使用するバンド帯域の一部にノイズが局在した場合でも、高速で周波数が切り替えられるため、バースト的なノイズや電波干渉への拡大を防ぎ、耐性を持たせることが可能となっている。
一方、別の方式では、TDS(Time−Domain Spreding)と呼ばれる時間領域での拡散処理によって同じシンボルを時間的に跨って複数送信し、受信側で各シンボルを足し合わせることにより逆拡散処理を行いSNRの改善を図っている。
そして、近年注目されている近距離高速無線通信を実現するUWB(Ultra Wide Band)通信では、これらの周波数ホッピング方式やTDSを含む技術を取り込んだマルチバンドOFDM(Orthogonal Frequency−Division Multiplexing)方式(以下、MB−OFDM方式として参照する。)が変調方式として検討されている。
MB−OFDM方式では、UWB通信で使用されている例えば3.1GHzから10.6GHzの周波数帯を、528MHz幅毎のサブバンドにそれぞれ分けている。また、キャリアの2次変調としてOFDMを採用し、1つのOFDMシンボルの帯域幅が各サブバンド幅である528MHzとなるように規定されている。そして、TFCとして参照されるホッピングパターンに従って、各シンボル毎の周波数を、それぞれのサブバンドに順次切り替える周波数ホッピングを行っている。
ここで、図9にMB−OFDM方式でのサブバンドの構成を示す。図9に示すように、各サブバンドは、2つまたは3つの連続したサブバンドで1つのバンドグループを形成している。そして、それぞれのバンドグループ内で周波数ホッピングが行われるようになっている。図10は、図9に示すバンドグループのうちバンドグループ#1に対するホッピングパターンを示す。このホッピングパターンでは、シンボル毎に使用するサブバンドをそれぞれBand#1,Band#2,Band#3と周期的に順次変化させながら送信を行う。
一方、データレートが例えば53.3Mbpsから200Mbpsまでの間では、TDSを行い、同じシンボルを2度、時間的に連続して送信する。受信側ではこれら2つのシンボルの逆拡散を行い、2つの同一シンボルを重畳する、即ち、足し合わせることでSNRの改善を図ることが可能となっている。
図11は、MB−OFDM方式におけるTDSを行った場合の周波数ホッピングの処理を示す。図11に示すように、MB−OFDM方式は、「A」、「B」、「C」のそれぞれのシンボルが、ホッピングパターンに従ってサブバンドを順次変化させながら、2回ずつ時間的に連続して送信される。
以上のようなMB−OFDM方式は、ノイズの影響を強く受ける場合に極めて有効であるが、周波数ホッピングやTDSを行っている分、消費電力が増大することになる。例えば、モバイル機器に無線通信システムを搭載することを考えた場合、電池などの限られた電力供給源に対しては消費電力を抑えることが重要な課題となってくる。よって通信品質が良好な状態、SNRが良好な状態においてはTDSによる改善効果よりも消費電力の低減効果の方が優先されるという状況が想定される。
このような問題に対して特許文献1では、受信パケットに対し、逆拡散処理が必要なブロック(ここでブロックとは、TDSでの2度送信される同じ内容のデータ群を示す。)かどうかの判定を行っている。そして、その判定結果に基づいて逆拡散処理の制御を行い、逆拡散処理が必要でないブロックに対するFFTやチャネル補正回路などの動作を停止させることにより無駄な消費電力の低減を図っている。その際、逆拡散処理が必要でないブロックかどうかの判定は、プリアンブルを用いたチャネル推定とSNR推定結果を使用している。
プリアンブルは、パケットのデータ構成のうち前方部分に配置され、パケットの検出、タイミング同期、周波数オフセットリカバリ、チャネル推定などを行うために利用される。ここで、MB−OFDM方式でのスタンダードなパケットフォーマットを図12に示す。プリアンブルの中でも最後の6つのOFDMシンボルがチャネル推定用のシンボルである。また、ヘッダー部には、そのシンボルのPSDU部のシンボル数を示すパラメータLENGTH情報や、データレートやホッピングパターンなどが記述されている。
特開2007−243234号公報
上述したように、特許文献1ではプリアンブルに含まれるチャネル推定用シンボルを用いてSNR推定を行っているが、通常、プリアンブルのシンボル数は限られている。図12には、従来のマルチバンドOFDM方式でのシンボル割り当てを示す。図12に示すように、マルチバンドOFDM方式では、チャネル推定用に割り当てられるシンボル数は6シンボルである。そしてさらに具体的に考えると、周波数ホッピングで使用するサブバンドの数は3であるため、各サブバンドに渡って均等に切り替えられたとすると、チャネル推定用に使用できるシンボル数は各々2シンボルのみとなる。
ここで、MB−OFDM方式を採用するUWB通信の帯域は、無線LANなどの他のシステムと共存する場合が多いが、マルチバンドOFDM方式の使用帯域が、その他のシステムで使用されている周波数帯域近辺のサブバンドに切り替えられると干渉を受けやすくなる。そして、この干渉がSNRにも影響を及ぼしているため、シンボル数が多いほど、他のシステムによる干渉の影響を受けるSNRを安定して精度良く得ることができる。しかしながら、図12に示す例では、シンボル数が2シンボルのみと少ないことから、得られるSNR推定値は送信側および受信側間の伝播空間の一時的な変動の影響を受けやすくなり、安定したSNR推定値を精度良く得ることが難しくなるという問題があった。
また、逆拡散処理のオン/オフ制御は、ヘッダー部およびPSDU部のシンボルに対して行うものであるが、プリアンブルのシンボルのみを用いた推定情報では、それらのシンボル自体に基づいていないため、SNR推定結果に対する信頼性が低くなってしまうという問題もあった。
逆拡散処理のオン/オフ制御は、受信性能を大きく左右するものであり、慎重に判断して行う必要がある。そのため、その判定基準となるチャネル推定およびSNR推定値にはより高い精度が求められていた。
以上のように、従来の技術では、精度が求められるSNR推定に対して、プリアンブルのチャネル推定用シンボルのみを用いるため精度の上で課題が残っていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、より精度の高い判定基準に基づいて逆拡散処理の制御を行うことにより、信頼性の向上を実現した無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法およびプログラムを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明は、MB−OFDM方式でパケットの通信を行う無線通信システムにおいて、パケットに含まれる各シンボル毎の周波数が、送信側で通信の周波数帯を分割した各サブバンドに順次切り替えられると共に、時間領域での拡散処理が行われて送信される。そして、このようなパケットを受信し、シンボルに基づいてサブバンドのSNRの推定を行う際に、プリアンブル以外に含まれるシンボルをサンプルとして用いてSNR推定値を求める。
このようにして推定されたSNR推定値に基づいて、予め定められた設定値以上であるか否かを判定し、時間拡散処理手段により拡散処理が行われたシンボルに対する逆拡散処理のオン/オフを制御する。このため、SNRの推定に用いるシンボル数を多くでき、また、ヘッダー部およびPSDU部のシンボルにも基づいて推定を行っているため、SNR推定値を精度良く得ることが可能である。
本発明によれば、より精度の高い判定基準に基づいて逆拡散処理の制御を行うことにより、信頼性の向上を実現した無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法およびプログラムを提供することができる。
以下、本実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の無線通信システムが備える無線通信装置100の一実施形態の概略構成図である。この図1は、無線通信装置100内部において、周波数ホッピング方式やTDSを含む技術を取り込んだMB−OFDM方式の通信により送信されたパケットの受信処理を行う構成を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、無線通信装置100は、送信側から送信されて空間を伝播した電波を受信するアンテナ101と、アンテナ101が受信した電波をベースバンド信号に変換するRF部102と、アナログ/デジタル変換処理を行うADコンバータ103とを備えている。
RF部102は、アンテナ101により受信された電波に対して周波数変換、余分な周波数成分の除去、信号レベルの調節を行い、ベースバンド信号としてADコンバータ103に出力する。ADコンバータ103は、RF部102から出力されたアナログのベースバンド信号に対して標本化および量子化を行い、デジタルに変換する。
さらに、無線通信装置100は、信号に対してタイミングの同期処理を行う同期処理部104と、信号に対して高速フーリエ変換処理を行うFFT105と、信号に含まれるプリアンブル部分を用いてチャネルの推定を行うチャネル推定部106とを備えている。
同期処理部104は、ADコンバータ103により変換されたデジタルのベースバンド信号に対してパケット検出、AGC(Auto Gain Control)、キャリア周波数オフセット補正、シンボルタイミング同期、フレームタイミング同期などを行う。
FFT105は、同期処理部104により検出されたパケット内に含まれるシンボル毎に高速フーリエ変換を行い、シンボル内に含まれるサブキャリアをそれぞれ分波する処理を行う。
チャネル推定部106は、高速フーリエ変換後のプリアンブルのチャネル推定用シンボルを使用して、MB−OFDM方式の周波数帯を分割した各サブバンド毎のチャネル情報を推定する処理を行う。
また、無線通信装置100は、イコライザ107と、バンド別SNR推定部108と、時間逆拡散制御部109と、信号からデータを復号する復号処理部111とを備えている。
イコライザ107は、高速フーリエ変換後のパケット信号に対してチャネル等化、残留キャリア周波数オフセット補正、クロック周波数オフセット補正などの処理を行う。FFT105およびイコライザ107は、これらを制御するためのイネーブル信号に従って動作する。FFT105およびイコライザ107は、時間逆拡散制御部109から出力されるイネーブル信号がハイレベルに遷移すると、これに従ってシンボルに対する動作を行い、ローレベルに遷移すると、これに従ってシンボルに対する動作を停止させる。
バンド別SNR推定部108は、上述のチャネル推定部106より得られる各サブバンドのチャネル情報を抽出する。また、バンド別SNR推定部108は、このプリアンブル以外に含まれるシンボルの既知のトレーニング信号を抽出して、これらのシンボル毎に切り替えられる各サブバンドのSNRの推定を行う。
プリアンブルの後に続くシンボルとしては、ヘッダー部およびPSDU部のシンボルを挙げることができる。また、それらのシンボルに含まれる既知のトレーニング信号としては、シンボル内の例えば所定間隔の位置に一様に配置されたパイロットサブキャリアなどを挙げることができる。なお、バンド別SNR推定部108は、本実施形態のSNR推定手段の機能を提供する。
時間逆拡散処理部110は、送信側において時間領域での拡散処理が行われた同一のシンボルのデータに対して、それらを足し合わせることにより逆拡散処理を行う。なお、逆拡散処理については、より詳細に後述する。ここで、「拡散処理」とは、同一内容のデータを有するシンボルについて、周波数軸並びに時間軸の複数の拡散位置を利用して複数回送信を行うことを意味する。また、「逆拡散処理」とは、拡散処理によって複数回送信された同一のシンボルを合成することで足し合わせ、シンボル内でノイズが発生した箇所を補間する処理を意味する。この処理により、ノイズに対する信号の比の向上を図っている。
時間逆拡散制御部109は、上述のバンド別SNR推定部108によりサブバンド毎のSNR推定値に基づいて、時間領域での逆拡散処理の必要性を判断し、時間逆拡散処理部110での逆拡散処理のオン/オフを制御する。なお、本実施形態の時間逆拡散制御部109が逆拡散制御手段、逆拡散判定手段に相当する機能を提供する。
時間逆拡散制御部109は、時間領域での拡散処理を行った同一シンボルに切り替えられたサブバンドに対して、上述のバンド別SNR推定部108により推定されたSNR推定値が予め定められた設定値以上であるか否かを判定し、設定値以上であると判定した場合に逆拡散処理をオフに制御し、時間逆拡散処理部110での逆拡散処理を行わないようにする。一方、SNR推定値が設定値以下であると判定した場合に逆拡散処理をオンに制御し、時間逆拡散処理部110での逆拡散処理を行う。
ここで、バンド別SNR推定部108が、パケットに含まれるシンボルを抽出してSNRを推定する処理を、以下詳細に説明する。MB−OFDM方式のチャネル推定用シンボルは、プリアンブルの終端部分6つのシンボルである。以下、無線通信システムが、パケット通信を、例えばバンドグループ1でのホッピングパターンで実行する場合について説明する。
図2は、各サブバンドに割り当てられるシンボルの実施形態を示す。シンボルの割り当ては、図2に示すように、シンボル1およびシンボル4からBand#1のチャネル情報が得られ、シンボル2およびシンボル5からBand#2、シンボル3およびシンボル6からBand#3のチャネル情報が得られる。ここで、Band#1、#2、#3の各サブバンドに対応するチャネル情報を、それぞれ「H1」,「H2」,「H3」とする。
バンド別SNR推定部108は、プリアンブルの後に続くn番目のOFDMシンボルのFFT後のk番目のパイロットサブキャリアをRn(k)、送信側での同じ位置のパイロットサブキャリアをTn(k)、また各サブバンド毎のチャネル情報が同じ位置のサブキャリアをHm(k)として設定する。そして、上述したRn(k)、Tn(k)、を使用し、再生信号Xn(k)を算出する処理を行う。
図3は、本実施形態による周波数ホッピングを示す。図3に示すような周波数ホッピングを行っている場合、シンボル1、4、7、・・・に対してはH1を、シンボル2、5、8、・・・に対してはH2を、シンボル3、6、9、・・・に対してはH3をチャネル情報として設定する。そして、例えばシンボル1、シンボル2、シンボル3について、以下の式(1)により再生信号Xn(k)を計算する。
Figure 2010021642
SNR(Signal to Noise Ratio)の推定値は、シンボルの再生信号Xn(k)と、サブバンドの雑音との量の比率の推定値によって得られる。バンド別SNR推定部108は、上述の処理で計算した再生信号Xn(k)に基づいて、各シンボル毎に切り替えられる各サブバンドに、以下の定義式(2)を用いてSNRの推定を行う。以下、各サブバンドに推定されるSNRを、SNRnとして参照する。
Figure 2010021642
バンド別SNR推定部108は、複数のシンボルを抽出して推定したSNRnを、シンボル毎に設定された各サブバンド毎に分け、それぞれ分けたSNRnの個数を「T」とすると、以下の式(3)を用いてそれぞれ平均値を算出する処理を行う。算出した平均値を、それぞれサブバンド別のSNR推定値として、SNR_band1,SNR_band2,SNR_band3に設定する。
Figure 2010021642
その際、バンド別SNR推定部108では、SNRの推定に用いるシンボル数を指定可能な機能を含む。当該指定機能は、本実施形態での推定指定手段の機能を提供する。推定指定手段は、例えばプロセッサのレジスタメモリにプログラミングにより予め設定しておき、バンド別SNR推定部108が処理を実行する場合に、読み出して設定する構成とすることができる。例えば、図3に示した実施形態においてシンボル数を「3」に指定すると、SNR_band1は、SNR1およびSNR4およびSNR7の3つのSNRの間の平均をとった平均値として算出される。また、SNR_band2は、SNR2およびSNR5およびSNR8の間の平均値として算出され、SNR_band3はSNR3およびSNR6およびSNR9の間の平均値として算出される。これにより、必要に応じて推定に用いるシンボル数を増やし、より精度の高いバンド別SNR推定を行うことができる。
また、バンド別SNR推定部108は、サブバンドのSNRの推定に用いることが可能なシンボル数の上限を算出する機能を含む。当該上限算出機能が、本実施形態での推定算出手段の機能を提供する。上限算出機能は、パケット内のヘッダー情報のLENGTHおよびデータレートおよびホッピングパターンに基づいて上限値の算出を行う。即ち、LENGTHおよびデータレートよりPSDU部全体のシンボル数を算出し、さらにヘッダー部のシンボル数(規格により規定される)を加える。そして、ホッピングパターンから各シンボル毎に切り替えるサブバンド数を求め、ヘッダー部やPSDU部のシンボル数の和を、この求めたサブバンド数で割った商をその上限とする。これにより、バンド別SNR推定部108において、推定に用いるシンボル数を誤って大きく指定しすぎてしまった場合に、上限以上の指定を制限することで、無限ループに入ってしまうことを防ぐことが可能となる。
図4は、サブバンド毎のホッピングパターンおよび逆拡散処理制御の実施形態を示す。図4に示したホッピングパターンの実施形態では、時間領域での拡散処理を行った2つの同一シンボルを、それぞれ2つのサブバンドに割り当てている。時間逆拡散制御部109は、上述のように推定したこれらの2つのサブバンドに対するSNR推定値が予め設定された設定値(以下、SNRthとして参照する。)以上であるか否かを判定する。そして、判定した結果、2つのサブバンドに対するSNR推定値が共にSNRth以上の場合は、逆拡散処理をオフに制御する。逆拡散処理をオフにした処理では、同一である2つのシンボルのうちSNR推定値が高い方のサブバンドに切り替えられているシンボルを用いて復号処理を行う。
例えば、バンド別SNR推定部108が各サブバンドのSNR推定値を推定した結果、図4に示すように、SNR_band1>SNR_band2>SNR_band3≧SNRthの関係を有する数値が得られた場合、シンボルAのようにBand#1とBand#2にサブバンドを切り替えて送信されている際には、これらのうちSNR推定値が高いBand#1に対して、復号処理部111により復号処理を行う。
また、シンボルBのようにBand#3とBand#1にサブバンドを切り替えて送信されている際にはBand#1に、シンボルCのようにBand#2とBand#3にサブバンドを切り替えて送信されている際にはBand#2に切り替えられているシンボルに対して、復号処理部111により復号処理を行う。
SNR推定値が高い方のシンボルのみを復号すると、シンボルAではBand#2、シンボルBではBand#3、シンボルCではBand#3の各シンボルは、復号処理が行われなくなる。
そして、復号処理を行わないシンボルは、その後の処理に必要でなくなる。従って、ヘッダー部やPSDU部のシンボルが順次送信された際、時間逆拡散制御部109は、復号処理を行わないシンボルに対するFFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をローレベルに遷移させ、これらのシンボルに対する動作も停止させる。
また、時間逆拡散制御部109は、2つのサブバンドに対するSNR推定値のうち、少なくともいずれか一方がSNRth以上でない(未満)場合は、逆拡散処理をオンに制御する。この場合、時間逆拡散処理部110によりこれらの2つのシンボルのデータに対する逆拡散処理を行い、復号処理を行っていく。
図5は、本実施形態で、バンド別SNR推定部108が実行する逆拡散制御の他の実施形態を示す。バンド別SNR推定部108は、図5に示した実施形態では、バンド別SNR推定部108が各サブバンドのSNR推定値を推定した結果、図5に示すように、SNR_band1>SNR_band2≧SNRth>SNR_band3の関係を有する数値を計算したものとする。バンド別SNR推定部108は、図5に示した実施形態で、シンボルAのようにBand#1とBand#2にサブバンドを切り替えて送信されている場合には、これらのうちSNR推定値が高いBand#1に対して、復号処理部111により復号処理を行う。これに対して、シンボルBのようにBand#3とBand#1にサブバンドを切り替えて送信されている場合、シンボルCのようにBand#2とBand#3にサブバンドを切り替えて送信されている場合には、時間逆拡散処理部110により2つのシンボルのデータに対して逆拡散処理を行い、その後に復号処理を行う。
そして、シンボルAではBand#2のシンボルは、復号処理が行われなくなる。従って、ヘッダー部やPSDU部のシンボルが順次送信された際、時間逆拡散制御部109は、復号処理を行わないシンボルに対するFFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をローレベルに遷移させ、このシンボルに対する動作も停止させる。
また、図4および図5では、時間領域での拡散処理を行った同一のシンボルが2つのサブバンドに切り替えられるホッピングパターンの場合を説明した。図6は、MB−OFDM方式で同一のシンボルが1つのサブバンドに割り当てられて拡散処理され送信される実施形態について説明する。同一のシンボルが、同一のサブバンドに割り当てられて送信されている場合には、各サブバンドのSNR推定値がSNRth以上であるか否かを判定する。当該判定の結果、SNRth以上であると判定されたサブバンドに対しては逆拡散処理をオフに制御する。そして、この場合、同一である2つのシンボルのうち、先に送信された方のシンボルを用いて復号処理を行っていく。
例えば、バンド別SNR推定部108が各サブバンドのSNR推定値を推定した結果、図6に示すように、SNR_band1>SNR_band2≧SNRth>SNR_band3の関係を有する数値が得られた場合、シンボルAのようにBand#1とBand#2にサブバンドを切り替えて送信されている実施形態では、これらのうち先に送信された方のシンボル(シンボルAの場合のシンボル1、シンボルBの場合のシンボル3)を用いて復号処理を行う。Band#3に対しては時間逆拡散処理部110により逆拡散処理(シンボルCの場合のシンボル5とシンボル6の足し合わせ)を行い、その後に復号処理を行う。
そして、シンボルA,Bではシンボル2、4は、復号処理が行われなくなる。従って、ヘッダー部やPSDU部のシンボルが順次送信された際、時間逆拡散制御部109は、復号処理を行わないシンボルに対するFFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をローレベルに遷移させ、これらのシンボルに対する動作も停止させる。
復号処理部111は、時間逆拡散処理部110による逆拡散処理が行われたシンボルや、逆拡散処理が行われずにイコライザ107から出力されたシンボルの信号に対してデマップ、デインタリーブ、誤り訂正などを行い、データを復号する処理を行う。
続いて、本実施形態における無線通信システムが備えている無線通信装置100が実行する、MB−OFDM方式の通信により送信されたパケットの受信処理の実施形態について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
無線通信装置100は、ステップS701で、送信側からMB−OFDM方式で送信されたパケットをアンテナ101により受信すると、RF部102、ADコンバータ103、同期処理部104、FFT105を介してパケット内に含まれる各シンボル毎に高速フーリエ変換し、分波する処理を行う。そして、無線通信装置100は、チャネル推定部106により、パケットに含まれるプリアンブルのチャネル推定用シンボルを使用して、各サブバンドのチャネル情報を推定する処理を行う。
その後、無線通信装置100は、ステップS702で、バンド別SNR推定部108により、ステップS701において推定した各サブバンドのチャネル情報と、パケットに含まれるシンボルを用いて、各サブバンドのSNRの推定を行う。無線通信装置100は、バンド別SNR推定部108により、各サブバンドのチャネル情報と、プリアンブルの後に続くシンボルに含まれるシンボルの既知のトレーニング信号に基づいて、各シンボル毎に切り替えられる各サブバンドのSNRnの推定を行う。
そして、無線通信装置100は、推定したこれらのSNRnを、シンボル毎に設定された各サブバンド毎に分けて、それぞれ平均値を算出しサブバンド別のSNR推定値に設定する。
さらに、無線通信装置100は、ステップS703で、時間逆拡散制御部109により、時間領域での拡散処理を行った同一シンボルに切り替えられたそれぞれのサブバンドに対して、ステップS702において推定したSNR推定値がSNRth以上であるか否かを判定する処理を行う。
無線通信装置100は、ステップS703で、同一シンボルに切り替えられたそれぞれのサブバンドに対するSNR推定値を、SNRthと比較し、SNR推定値が、SNRth以上である場合(Yes)、ステップS704でイネーブル信号をハイレベルに遷移させ、時間逆拡散処理部110での逆拡散処理をオフに制御する。そして、無線通信装置100は、同一である2つのシンボルのうちSNR推定値が高い方のサブバンドでのシンボルの方を、イコライザ107から復号処理部111に出力する。このとき、無線通信装置100は、SNR推定値が高い方のサブバンドでのシンボルに対する処理を行っている期間でのみ、FFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をハイレベルに遷移させる。一方、復号処理を行わない方のシンボルに対する処理を行っている期間では、上述のように、FFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をローレベルに遷移させる。
また、無線通信装置100は、ステップS703で、同一シンボルに切り替えられたそれぞれのサブバンドに対するSNR推定値のうち、少なくともいずれか一方がSNRth以上でない(未満)と判断した場合(No)、ステップS705に処理を分岐させ、イネーブル信号をハイレベルに遷移させて時間逆拡散処理部110での逆拡散処理をオンに制御する。そして、無線通信装置100は、時間逆拡散処理部110により同一である2つのシンボルのデータに対する逆拡散処理を行い、復号処理部111に出力する。このとき、無線通信装置100は、2つのサブバンドでのシンボルに対する処理を行っている期間で、FFT105およびイコライザ107へのイネーブル信号をハイレベルに遷移させる。
無線通信装置100は、その後、ステップS706で復号処理部111により、ステップS704、S705において出力されたシンボルに対してデマップ、デインタリーブ、誤り訂正などを行い、データを復号する処理を行う。
次に、図7に示したステップS702で無線通信装置100が含むバンド別SNR推定部108が実行する処理を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、バンド別SNR推定部108は、各サブバンドのSNRの推定に用いるシンボル数を指定する処理を行う。バンド別SNR推定部108は、外部入力または自動設定などにより、例えば「3」等の数値が入力されるとこれに応じて、SNRnの推定を行う際に用いるシンボル数として指定する。
バンド別SNR推定部108は、その後、ステップS802で各サブバンドのチャネル情報をチャネル推定部106から受け取り、また、プリアンブル以外に含まれるシンボルを抽出して、各シンボル毎に切り替えられる各サブバンドのSNRnの推定を行う。
ステップS802の処理の後、バンド別SNR推定部108は、ステップS803で、ステップS802において推定した各シンボル毎に切り替えられるサブバンドのSNRnを、各サブバンドに分けて、それぞれSNR積算値に加算していく処理を行う。
バンド別SNR推定部108は、さらにステップS804で、シンボル数が指定値に達したか否かを判断する。ステップS804の判断でシンボル数が指定値に達した場合(Yes)、処理をステップS805に渡す。また、ステップS804の判断で、シンボル数が指定値に達しない場合(No)、処理をステップS806に分岐させ、ヘッダーの復号が終了したか否かを判断する。そして、パケットに含まれるシンボルがプリアンブルから順次送信されていき、ヘッダー部に含まれるシンボルがすべて送信されて復号されたか否かを判定する。ヘッダーの復号が終了していない場合(No)、処理をステップS802に戻し、処理を反復させる。また、ステップS806でヘッダーの復号が終了した場合(Yes)、処理をステップS807に渡し、指定したシンボル数がヘッダー情報を基に算出した上限を超えているか否かを判断する。ステップS807の判断で、指定したシンボル数が上限を超えない場合(No)、処理をステップS802に分岐させ、処理を反復させる。
また、ステップS807の判断で、シンボル数が上限を超えたと判断した場合(Yes)、処理をステップS801に分岐させる。この処理において、バンド別SNR推定部108は、シンボル数の指定を再度行う旨のメッセージなどを外部表示し、設定値の入力または自動設定により、シンボル数の再設定を行い、処理を反復させ、SNRnを順次SNR積算値に加算していく。そして、バンド別SNR推定部108は、SNR積算値に加算する度に、ステップS804で、それぞれのサブバンドでSNRnを推定したシンボル数が、ステップS801において指定したシンボル数に達したか否かを判定する処理を行う。
シンボル数が指定値に達した後、ステップS805で、ステップS803において加算した各サブバンドの加算値を指定したシンボル数で除算し、平均値を算出する。そして、バンド別SNR推定部108は、算出した平均値をそれぞれサブバンド別のSNR推定値として、例えばレジスタメモリなどに設定する。
例えば図3に示すようなホッピングパターンで、シンボル数を「3」に指定している場合、各サブバンドに対するSNR積算値をSNR_acc_band1、SNR_acc_band2、SNR_acc_band3とすると、SNR積算値およびSNR推定値は、下記式(4)、(5)により算出される。
Figure 2010021642

Figure 2010021642
以上のように、本実施形態における無線通信システムでは、周波数ホッピング方式および時間領域での拡散処理を行ったデータを受信する際の処理において、チャネル情報とプリアンブルの後に続くシンボルを用いて、各サブバンドのSNRの推定を行う。各サブバンドのSNR推定値に基づいて時間領域での逆拡散処理の制御およびそれに伴うFFT105およびイコライザ107の動作の停止を制御することにより、ノイズが少なく通信品質(通信状態)が良好な状態において、拡散処理によるSNRの改善効果より消費電力の低減効果の方が優先されるという状況下で、より精度の高い判定基準に基づいて、その状況に応じてフレキシブルに逆拡散処理のオン/オフ制御を行うことができる。
なお、本実施形態ではMB−OFDM方式を取り上げたが、同様の周波数ホッピング方式および時間領域での拡散処理を行う無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法においても、本発明を適用することが可能である。
上述のように説明してきた各処理は、無線通信装置100内の図示しない記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
これまで本発明を、図1〜図8に示した本実施形態をもって説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施形態、追加、変更、削除など、本発明の要旨を変更しない範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本実施形態における無線通信装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態における無線通信装置のチャネル情報を推定する様子を示す説明図である。 本実施形態における無線通信装置のSNRを推定する様子を示す説明図である。 本実施形態における無線通信装置のSNRを推定する様子を示す説明図である。 本実施形態における無線通信装置のSNRを推定する様子を示す説明図である。 本実施形態における無線通信装置のSNRを推定する他の様子を示す説明図である。 本実施形態における無線通信装置のMB−OFDM方式で送信されたパケットを受信する処理を示すフローチャートである。 本実施形態における無線通信装置のSNRを推定するための処理を示すフローチャートである。 従来技術における無線通信装置の周波数帯を分割した各サブバンド、バンドグループの様子を示す説明図である。 従来技術における無線通信装置の周波数ホッピング方式でパケットを送信した様子を示す説明図である。 従来技術における無線通信装置の周波数ホッピング方式および時間領域での拡散処理を行ってパケットを送信した様子を示す説明図である。 従来技術における無線通信装置のMB−OFDM方式で送信されるパケットのデータ構成を示す説明図である。
符号の説明
100…無線通信装置、101…アンテナ、102…RF部、103…ADコンバータ、104…同期処理部、105…FFT、106…チャネル推定部、107…イコライザ、108…バンド別SNR推定部、109…時間逆拡散制御部、110…時間逆拡散処理部、111…復号処理部

Claims (10)

  1. パケット通信を行う無線通信システムであって、前記無線通信システムは、
    パケットに含まれるシンボルの周波数が、シンボル毎に前記通信の周波数帯を分割した各サブバンドに切り替えられると共に、前記切り替えられた各サブバンドに、前記シンボルに対して時間領域で拡散処理されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信された前記パケットに含まれるシンボルのうち、プリアンブル以外に含まれるシンボルと、前記各サブバンド毎のチャネル情報とから前記サブバンドのSNRの推定を行うSNR推定手段と、
    前記SNR推定手段により推定されたSNR推定値に基づいて、前記拡散処理が行われた前記シンボルに対する逆拡散処理を制御する逆拡散制御手段と
    を備える、無線通信システム。
  2. 前記SNR推定手段は、複数のシンボルを抽出し、抽出した前記シンボルについての前記SNR推定値の平均値を算出する、請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記SNR推定手段は、複数のシンボルに含まれる既知のトレーニング信号を用いて得られる前記SNR推定値の平均値を算出する、請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記逆拡散制御手段は、
    前記SNR推定値が設定値以上であるか否かを判定し、前記SNR推定値が前記設定値以上であると判定した場合に逆拡散処理をオフに制御し、
    前記SNR推定値が前記設定値未満であると判定した場合に、逆拡散処理をオンに制御する逆拡散判定手段を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  5. 前記SNR推定手段は、前記サブバンドのSNRの推定に用いるシンボル数を指定するための推定指定手段を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  6. 前記SNR推定手段は、前記サブバンドのSNRの推定に用いるシンボル数の上限を算出する推定算出手段を含む、請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記逆拡散制御手段は、
    前記逆拡散判定手段により設定値以上であると判定されたことに応じて、FFT回路およびイコライザ回路の動作を停止させる、請求項4〜6のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  8. パケット通信を行う無線通信装置であって、前記無線通信装置は、
    パケットに含まれるシンボルの周波数が、シンボル毎に前記通信の周波数帯を分割した各サブバンドに切り替えられると共に、前記切り替えられた各サブバンドに、前記シンボルに対して時間領域で拡散処理されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信された前記パケットに含まれるシンボルのうち、プリアンブル以外に含まれるシンボルと、前記各サブバンド毎のチャネル情報とから前記サブバンドのSNRの推定を行うSNR推定手段と、
    前記SNR推定手段により推定されたSNR推定値に基づいて、前記拡散処理が行われた前記シンボルに対する逆拡散処理を制御する逆拡散制御手段と
    を備える、無線通信装置。
  9. 無線通信装置が実行する無線通信方法であって、前記無線通信方法は、無線通信装置が、
    パケットに含まれるシンボルの周波数が、シンボル毎に前記通信の周波数帯を分割した各サブバンドに切り替えられると共に、前記切り替えられた各サブバンドに、前記シンボルに対して時間領域で拡散処理されたパケットを受信するステップと、
    前記受信された前記パケットに含まれるシンボルのうち、プリアンブル以外に含まれるシンボルと、前記各サブバンド毎のチャネル情報とから前記サブバンドのSNRの推定を行うステップと、
    前記推定されたSNR推定値に基づいて、前記拡散処理が行われた前記シンボルに対する逆拡散処理を制御するステップと
    を実行する無線通信方法。
  10. 無線通信装置がパケット通信を行うための装置実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、無線通信装置を、
    パケットに含まれるシンボルの周波数が、シンボル毎に前記通信の周波数帯を分割した各サブバンドに切り替えられると共に、前記切り替えられた各サブバンドに、前記シンボルに対して時間領域で拡散処理されたパケットを受信するパケット受信手段と、
    前記パケット受信手段により受信された前記パケットに含まれるシンボルのうち、プリアンブル以外に含まれるシンボルと、前記各サブバンド毎のチャネル情報とから前記サブバンドのSNRの推定を行うSNR推定手段と、
    前記SNR推定手段により推定されたSNR推定値に基づいて、前記拡散処理が行われた前記シンボルに対する逆拡散処理を制御する逆拡散制御手段と
    して機能させる、装置実行可能なプログラム。
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