JP2010020771A - 目標値経路識別のための方法およびシステム - Google Patents

目標値経路識別のための方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2010020771A
JP2010020771A JP2009163409A JP2009163409A JP2010020771A JP 2010020771 A JP2010020771 A JP 2010020771A JP 2009163409 A JP2009163409 A JP 2009163409A JP 2009163409 A JP2009163409 A JP 2009163409A JP 2010020771 A JP2010020771 A JP 2010020771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
value
plan
graph
goal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009163409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010020771A5 (ja
JP5204052B2 (ja
Inventor
Lukas Kuhn
クーン ルーカス
Tim Schmidt
シュミッド ティム
Robert R Price
アール プライス ロバート
Johan Dekleer
デクリアー ヨハン
Rong Zhou
ジョウ ロン
Minh Binh Do
ビン ドウ ミン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Palo Alto Research Center Inc
Original Assignee
Palo Alto Research Center Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Palo Alto Research Center Inc filed Critical Palo Alto Research Center Inc
Publication of JP2010020771A publication Critical patent/JP2010020771A/ja
Publication of JP2010020771A5 publication Critical patent/JP2010020771A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5204052B2 publication Critical patent/JP5204052B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"

Abstract

【課題】目標値に最も近い値を有する経路を識別する。
【解決手段】複数のノードおよびノード対の間の複数のエッジを含む開始グラフを提供するステップであって、前記ノードは個々に1つのプロパティ値を含み、機械またはシステムの物理的ロケーションまたは動作状態を表すステップと、開始グラフおよび開始ノードに基づいて後続グラフを構成するステップと、開始グラフおよびゴールノードに基づいて先行グラフを構成するステップと、後続および先行グラフに基づいて接続グラフを構成するステップと、接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を、所定のノードからゴールノードに到るすべての残りの経路の加重値に基づいて決定するステップと、非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する開始ノードからゴールノードに到る経路を識別するために、上界および下界値を使用して最良優先探索を実行するステップを含む。
【選択図】図1

Description

例示的な本実施形態は、生産計画システムおよび消費者に目標とする探索結果を提供するシステムのためのオンライン診断などの様々な環境で使用され得る目標値探索のためのシステムおよび方法に関する。
下記の特許文献1には、複数のモジュールを備え、再構成可能な生産システムのワークフローを自動的に計画しスケジューリングするためのシステムが開示されている。システムは、システムコントローラと、通常及び診断のワークユニットの同時生成を計画する計画機能、通常及び診断のワークユニットの同時生成をスケジューリングするスケジューリング機能を備える。
米国特許第7233405号
本発明は、設定目標値に最も近い値を有する、グラフ内の1つまたは複数の経路を識別するためのシステムおよび方法を提供する。
本発明は、目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別するための方法であって、複数のノードおよびノード対の間の複数のエッジを含む開始グラフを提供するステップであって、各エッジは、少なくとも1つの正の有向加重値を有し、前記ノードは個々に、少なくとも1つのプロパティ値を含み、機械またはシステムの物理的ロケーションまたは動作状態を表すステップと、前記開始グラフおよび開始ノードに少なくとも部分的に基づいて後続グラフを構成するステップと、前記開始グラフおよび少なくとも1つのゴールノードに少なくとも部分的に基づいて先行グラフを構成するステップと、前記後続および先行グラフに少なくとも部分的に基づいて接続グラフを構成するステップと、前記接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を、前記所定のノードから前記少なくとも1つのゴールノードに到るすべての残りの経路の加重値に少なくとも部分的に基づいて決定するステップと、非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する前記開始ノードから前記ゴールノードに到る少なくとも1つの経路を識別するために、前記上界および下界値を使用して最良優先探索を実行するステップを含む。
また、本発明は、機械またはシステムの物理的ロケーションまたは動作状態を表し、少なくとも1つのプロパティ値を有する複数のノードと、各エッジが少なくとも1つの正の有向加重値を有するノード対の間の複数のエッジとを含む開始グラフにおいて、目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別するためのシステムであって、前記システムは、目標値探索コンポーネントを有し、前記目標値探索コンポーネントが、前記開始グラフ、開始ノード、および少なくとも1つのゴールノードに少なくとも部分的に基づいて接続グラフを構成するように動作するグラフ構成コンポーネントと、前記接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を、前記所定のノードから前記少なくとも1つのゴールノードに到るすべての経路の前記加重値に少なくとも部分的に基づいて決定するように動作する計算コンポーネントと、非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する前記開始ノードから前記ゴールノードに到る少なくとも1つの経路を識別するために、前記上界および下界値を使用して最良優先探索を実行するように動作する探索コンポーネントとを備える。
本発明は、消費者プリファレンス探索システム、オンライン診断を提供する生産計画システム、および非ゼロ目標値を有する経路が識別される他のアプリケーションにおいて有用性を見出す。
目標値探索コンポーネントを備える、目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別するための例示的なシステムを示す図である。 目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別する例示的な方法を示す図である。 例示的な開始ノードおよびゴールノードを含む、ノードおよびエッジを有する例示的な開始グラフを示す図である。 図3の開始グラフ内の開始ノードに基づいて構成された例示的な後続グラフ(successor graph)を示す図である。 図3および図4の開始および後続グラフ内のゴールノードに基づいて構成された例示的な先行グラフ(predecessor graph)を示す図である。 図4および図5の後続および先行グラフの合併として構成された例示的な接続グラフ(connection graph)を示す図である。 開始ノードs、ゴールノードg、介在ノードa、b、および対応する有向加重値を有するエッジe〜eを示す、図6の例示的な接続図を簡略形式で示す図である。 開始ノードからゴールノードに到る3つの可能な経路を示す、図5および図6の接続図から構成された例示的な拡張ツリーを示す図である。 ノードs、a、b、gについての上界値および下界値を含む、図5および図6の例示的な接続図を示す図である。 2つの経路が除外され、非ゼロ目標値に最も近い例示的な経路が識別された、図8の拡張ツリーを示す図である。 生産システムと、プランナ、プラントモデル、および目標値探索システムを有する診断エンジンを備えるモデルベース制御システムとを示す図である。 図11の生産システム内の例示的なモジュラ印刷システムプラントをさらに詳細に示す図である。 図11および図12の制御システム内の例示的なプランナおよび診断エンジンをさらに詳細に示す図である。 生産および診断計画を含む、生産システムのための計画空間(plan space)を示す図である。 生産システムで実施される計画を構成するための例示的な方法を示す図である。 探索を使用して、プラントで実施される計画を評価および生成する例示的な方法を示す図である。 システム状態を開始状態からゴール状態まで遷移させるための可能な計画を示す例示的な状態/アクション図である。
最初に図1〜図3を参照すると、図1には、本開示の1つ以上の態様による、目標値探索コンポーネント43を含む、目標値Tに最も近い値を有する1つまたは複数の経路を識別するための例示的なシステム500が示されている。図2は、図1のシステム500または他のシステムにおいて実施され得る、目標値に最も近い経路を識別するための例示的な方法600が示されている。
図1のシステム500は、以下の図11〜図13に示されるような生産制御システム2のコンポーネントを構成することができ、あるいは探索コンポーネント43は、例えば、ユーザ入力の期間および/またはコストもしくはその範囲を有する、休暇計画または1つ以上のユーザ定義目的地までの地図およびドライブ指図をユーザに提示するための消費者探索システム500の部分を構成または形成することができる。図3には、少なくとも1つのプロパティ値を有する状態を表す複数のノードと、ノード対の間の複数のエッジとを含む、例示的なグラフ502が示されており、各エッジは、少なくとも1つの正の有向加重値を有する。
図1に示されるように、例示的なシステム500は、図示の実施形態では、グラフ構成コンポーネント43aと、計算コンポーネント43bと、探索コンポーネント43cとを有する、目標値探索コンポーネント43を含む。また図2を参照すると、システム500には、少なくとも1つのプロパティ値を有する状態を表す、図3のノードs、a、b、gなどの複数のノード510を含む開始グラフ502が(図2の602において)提供される。プロパティ値は、以下の図11〜図13の生産プラント20などの機械またはシステムの動作状態を表すことができ、または旅行計画システム500における物理的(地理的)ロケーションを表すことができ、または他の任意のタイプまたは形式の状態を表すことができる。さらに、各ノード510は、2つ以上のプロパティ値を有することができ、例えば、第1のノード510は、第1の時刻における所定のロケーションを表すことができ、また別のノード510は、第2の時刻における同じロケーションを表すことができる。
開始グラフ502は、ノード510の対の間の複数のエッジ512も含み、各エッジは、少なくとも1つの正の有向加重値を有する(図1)。グラフ502内の所定のエッジ512についての1つまたは複数の加重値は、目標値に関連付け得る表現で有向アクションまたは状態遷移を定量化するために使用できるプロパティを表す。例えば、加重値は、開始ノード状態510から後続ノード状態510まで所定のエッジ512に沿って遷移するのに必要とされる時間量などの期間を表すことができる。別の例では、エッジ加重値は、(第1のノード510における)1つのロケーションから(第2のノード510における)別のロケーションまで移動するコストなどのコストを表すことができる。他の例では、グラフ502内の個々のエッジ512は、第1の状態ノード510から別の状態ノード510まで遷移するための期間およびコストなど、多数の正の加重値を有することができる。また別の例では、所定のエッジ512についての加重値は、第1のグラフノード510における第1のシステム状態から第2のノード510における後続システム状態までシステム(例えば、以下の図11〜図13のプラント20)を遷移させる際の、生産システム失敗の確率を定量化する0以上1以下の値など、確率を表すことができる。
図3の例示的な開始グラフ502は、いくつかの説明的なノード510およびエッジ512を含むが、実際には、グラフ502は、多数のノード510およびエッジ512を含むことができる。図3の例では、「s」とラベル付けされた例示的な開始ノード510と、「g」とラベル付けされた例示的なゴールノード510と、2つの介在ノード「a」、「b」とを含むわずか6つの例示的なノード510が、これらの例示的なノード510を相互接続する様々なエッジ512とともに示されており、これらの例示的なノード510の間の有効な経路を形成しない図中のエッジ512は、図示されていないノード510でこれらのエッジ512が開始または終了することを示す二重交差線を付して示されている。さらに、エッジ512は、本質上有向であり、したがって、すべてが正(例えば、ゼロを含む非負)の加重値を有する、一方向だけのノード/状態遷移を表す。図3〜図10では、エッジ512は、加重値に対応する方向性を示す矢印端をもって示されている。
所定の目標値T(図1の目標508)に最も近く接近する1つ以上の経路を見出す際、目標値探索コンポーネント43は、入力として、(例えば、図2の604において)開始ノード「s」、および1つ以上のゴールノード「g」(図2の606)、ならびに1つ以上の目標値「T」(図2の608)を受け取る。2つ以上のゴールノードは、例えば、消費者がヨーロッパへの旅行を検討中であり、5日〜7日という所定の期間にわたる、コストが所定の金額範囲の旅行計画の選択を望んでおり、いくつかの目的地都市/国/地域の1つ(例えば、バルセロナまたはベルリンまたはローマ)への旅行を検討したいと思っている場合に提供することができる。また、2つ以上の目標値は、(例えば、旅行計画システムアプリケーションのための)時間的期間もしくはコストに関する範囲を指定するため、または生産計画生成失敗確率の範囲などのために提供することができる。
グラフ構成コンポーネント43aは、これらの入力を受け取り、それらを使用して、(図2の612において)開始グラフ502および開始ノード「s」に少なくとも部分的に基づいて後続グラフ520を構成する。図4は、図3の開始グラフ502から構成された例示的な後続グラフ520を示しており、指定された開始ノード「s」510から究極的に生じ得るエッジだけを含み、図中の他のエッジ512は、後続グラフ520に含まれないので、点線で示されている。グラフ構成コンポーネント43aは、ノード510およびそのプロパティ、ならびに関連ノード、方向、および加重値を伴ったエッジ512を示すデータを有する、システム500のメモリにセーブされるリストなど、任意の適切な形式またはフォーマットで、構成された後続グラフ520を保存することができる。同様の保存は、最初の開始グラフ502にも提供することができ、またはシステム500は、別個に保存された開始グラフ502に基づいて動作することができる。
図2の614において、構成コンポーネント43aは、開始グラフ502および少なくとも1つのゴールノード「g」に少なくとも部分的に基づいて、先行グラフ522(図5)を構成する。ある実施では、614において、指定された各ゴールノード510に関して、別個の先行グラフ522が生成される。先行グラフは、究極的にゴールノード「g」で終了し得るノード510およびエッジ512を含み、先行グラフ522は、保存することができる。616において、構成コンポーネント43aは、後続グラフ520および先行グラフ522にそれぞれ少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の接続グラフ524(図6および図7)を構成する。一例では、対応する各先行グラフ522について、したがって、入力によって指定された対応する各ゴールノード「g」について、別個の接続グラフ524が生成される。さらに、構成コンポーネント43aは、開始グラフ502、開始ノード「s」510、および1つ以上のゴールノード510「g」に少なくとも部分的に基づいて、任意の適切な手段によって、1つ以上の接続グラフ524を構成することができ、それは単一のプロセスもしくはステップとして実行することができ、または複数のプロセスもしくはステップを介して実行することができる。構成コンポーネント43aは、後続グラフ520および先行グラフ522の合併として、接続グラフ524を構成する。図6は、図4の後続グラフおよび図5の先行グラフの合併として構成された接続グラフ524を示しており、図7では、この接続グラフ524は、開始ノードs、ゴールノードg、介在ノードa、b、および対応する有向加重値を有するエッジe〜eをより良く説明するために簡略形式で示されており、構成コンポーネント43aは、探索コンポーネント43cによるさらなる処理のために、任意の適切な方法で、接続グラフ524を保存することができる。
図8は、1つ以上の介在ノード「a」、「b」を介して開始ノード「s」からゴールノード「g」に到る3つの可能な経路を示す、図6および図7の接続図から構成された例示的な拡張ツリーを示しており、開始ノード510は、開始目標値T=5を示し、各ブランチの各後続ノード510は、先行エッジ512の加重値が減算された後の残りの値を示している。
接続グラフ524を使用して、計算コンポーネント43bは、そのノードからゴールノード「g」までのすべての経路の加重値に少なくとも部分的に基づいて、接続グラフ524の所定の各ノード510の上界値および下界値527を決定する(図2の628)。図9および図10は、ノードs、a、b、gの上界値および下界値527[上界,下界]を含む、この簡略化された例の接続グラフ524および拡張ツリー800をそれぞれ示しており、図10は、本開示のシステムおよび方法を使用する第1の探索を介する、2つの経路の選択的除去と、非ゼロ目標値T=5に最も近い例示的な経路s、a、b、gの識別とを示している。図2の説明的な実施形態の618における境界値決定は、(図9に示されるように)ゴールノード「G」の上界値および下界値527をゼロに初期化する計算コンポーネント43bを必要とする。ゴールノード「g」から開始ノード「s」へと逆方向に辿りながら、計算コンポーネント43bは、以下の式に従って、接続グラフ524の所定の各ノードn 510に所定のノードの先行ノードm 510から到着するエッジ512に沿って上界値527(USm)および下界値527(LSm)を決定する。

ここで、v(aSM,SN)は、先行ノードmから所定のノードnへのエッジ512の有向加重値である。したがって、図9のノード「b」では、ゴールノード「g」に到着するために、(2の加重値を有する)エッジ512 eだけを辿るので、両方の境界値527は2である。他方、ノード「a」はゴールノード「g」に到る2つの可能なルートを有する。ノード「b」を経由する第1のサブ経路は、エッジe(2の加重)およびエッジe(2の加重)を辿り、合計は4である。第2のサブ経路は、3の加重を有するエッジeを直接辿る。したがって、ノード「a」の場合、下界値LSm=3であり、上界値USm=4である。図9に示される境界値527を計算するために、同様の計算が、ゴールノード「g」から開始ノード「s」へと逆方向に辿りながら、接続グラフ524の各ノード510について実行される。
上界値および下界値527を使用して、探索コンポーネント43cは、非ゼロ目標値T 508(または多数の目標値Tによって指定される範囲)に最も近い経路値を有する、開始ノード「s」からゴールノード「g」に到る少なくとも1つの経路530を識別するために、最良優先探索(best first search)を(図2の620において)実行する。これは、所定の各ノードnについてメモリ内に保存できる1組の後続ノード(図1の後続ノード集合528)を生成することによって、開始ノード「s」からゴールノード「g」へと順方向に辿りながら、以下のノード評価に従って、620において所定の各ノードnのノード評価を実行するステップを含む。所定の集合528の各後続ノードについて、探索コンポーネント43cは、後続ノード値


を決定し、ここで、


は、所定のノードnから所定の後続ノード510へのエッジ512の加重値である。所定の集合528の各後続ノードについて、探索コンポーネント43cは、以下のように、後続ノード510の上界値および下界値527を使用して、関数Fを評価する。


ここで、


および


である。関数Fの値は、システムメモリに保存することができる。その後、探索コンポーネント43cは、関数Fがゼロまたは最小となる1つ以上のノード510をそのまま残し、他のすべての後続ノード510を削除して、集合528から非最小後続ノード510を選択的に除去する。その後、探索コンポーネント43cは、後続ノード集合528に少なくとも部分的に基づいて、非ゼロ目標値Tに最も近い値を有する、開始ノード「s」からゴールノード「g」に到る経路を識別する。探索コンポーネント43cは、最良優先探索をスピードアップするために、後続ノード集合528を選択的に刈り込む、刈り込みコンポーネント529をさらに含むことができる。
上述の技法は、目標値探索問題をAなどのヒューリスティック探索が利用できる構成要素に分解するアルゴリズム526を提供する。一般的な状況では、v(p)が開始ノード「s」から1つ以上のゴールノード「g」に到る経路pの値である、加重有向非循環グラフ(weighted directed acyclic graph)などの、開始グラフG=(V,E)が提供され、グラフノード510は、代替として、頂点と呼ばれることもある。非最小/非最大目標値「T」を与えると、説明されたシステム500および方法600は、目標値Tに最も近い経路値「v」を有する、開始ノードsからゴールノードgに到る1つまたは複数の経路を識別する。目標値経路問題は、所定のノード510における最良経路完成が、開始ノードsから現在のノード510までそれまでに辿られた経路に依存する点で、非順序保存的である。
各ノード510が計画プレフィックスを表す図8および図10に示されるような拡張ツリーを構成し、目標Tに最も近い値を有する経路を識別するためにすべての経路値を評価するよって、接続グラフ524を用いて、問題を解くことができる。説明的な実施形態では、所定のノード510からゴールノード「g」に到るすべての可能な経路の上界値および下界値527を使用する、最良優先探索技法が利用される。


が、有限非循環有向グラフ502であると仮定し、ここで、


は、有向頂点510の集合であり、


は、正のエッジ加重を有するエッジ512の集合である。経路は、

である場合かつその場合に限って、G内のノードsからsへの列

として定義される。経路長‖p‖は、列内の要素の数から1を減算したもの、すなわち、ノード遷移の数である。開始およびゴールノードs、g∈Vは、グラフ502内のノード510であり、


は、G内におけるsからgに到るすべての経路の組である。先行ノードであるという関係


および後続ノードであるという関係


を、

および


のようなグラフの頂点における関係として定義すると、それぞれの補集合(complement)は、


および


である。


は、各エッジを正の実数値に写像する関数であり、値関数(value function)と呼ばれる。以下の説明では、G内のいくつかの経路について、v(p)が、p内のエッジ512の値の和として定義され、v(p)を経路の値と呼ぶ。
ある目標値


について、経路


が存在して、目標値経路と呼ばれ、その値v(p)は、s、g、およびTに関して、目標値Tに最も近く、これらの経路の集合を


と表し、これは以下で与えられる。
例示的な目標値探索の非決定論的バージョンは、ある目標値経路


を返す。決定論的バージョンへの拡張は簡単であり、以下の考察から、それの異なるところが略述される。具体的には、以下の点である。
したがって、この探索は、経路値と目標値Tの間の差を最小化する経路を見出す。目標値経路集合は、反復的または再帰的に


集合を構成し、上記の式(1)を評価することによって、入力s、g、およびTに関して、計算することができる。グラフG502は有限であるので、集合


も、


について有限であり、各経路


は、長さが有限であり、そのため、常に集合を構成することができ、したがって、式(A)を評価することができる。
argminが関数


であることに留意されたい。


を、ある経路の値とある値の差として定義された関数

とすると、目標値経路の集合は、再帰的に
と定義することができる。
ここで、Ts’=T−v(<s、s’>)であり、目標値と経路

の値の差である。写像


は、頂点とGにおいて定義される集合内の各経路の第1の要素との間にエッジ512が存在するように、(頂点,経路の集合)対に対して定義される。この写像は、それらの対を、sと各経路の連結から成る集合に写像するように作用して、G内の経路をもたらす。式(C)は、


の再帰的定義を示している。目標値経路の集合は、s=gである場合かつその場合に限って、単集合

であり、


である場合かつその場合に限って、空集合φであり(このケースは、頂点s,g∈VGのすべての対について


が定義されることを保証する)、またはグラフG内の完成のs「最良」(後続ノードのそれぞれ目標値

に関して)集合への連結からもたらされる経路の集合である。経路

および値t,t’=t−v(〈s,s〉)について、δ(p,t)=δ(p’,t’)であることに留意されたい。したがって、第3のケースでは、直後の後続ノード

の目標値経路集合の合併、およびそのそれぞれの目標値

において、常に最適完成を見出すことができる。したがって、argminの第1の引数において、定義はツリー再帰である。
さらに、この再帰は、終了することが保証される。その結果、上記の分解によって簡単な方法で


を計算することができる。しかし、このアルゴリズムのツリー再帰の性質により、特にファンアウトが大きいグラフ502では、計算が非常に高価になり得る。例えば、平均ファンアウトが3である、おおよそ40のノードを有するグラフ502は、約2万のノードの再帰ツリーをもたらす。しかし、目標値経路集合を計算するためのコストを著しく低減させる方法が存在する。
図3に示されるようなグラフ502


の抽出を仮定すると、頂点

の後続グラフ520


(図4)は、G内のvのすべての後続ノードと、G内のこれらの後続ノード間のすべてのエッジ512とから成るサブグラフ520として定義される。
頂点v∈Gの先行グラフ522


(図5)は、G内のvのすべての先行ノード510と、G内のこれらの先行ノード間のすべてのエッジ512とから成るサブグラフである。
頂点v,v∈Gの接続グラフ524


(図6)は、G内のvの後続グラフ520と、G内のvの先行グラフ522の共通部分である。
上記の分解アルゴリズムは、接続グラフ


を有向ツリーに拡張し、(s,T)をルートノードとして開始し、各ノード(n,t)について、


内のnの各後続ノードn’の子を反復的に生成し、ノードに

というラベルを付することと考えることができる。


の構造のため、この拡張は、すべてのリーフがgとある値tiでラベル付けされたツリーで終了するが、それは、gが(構成によって)


内に後続ノードをもたない唯一のノードだからである。これらのリーフノードは各々、目標値との絶対差を表すそれぞれのtiを、すなわち形式的にはTに関する経路の|d|−関数の絶対値を有する、sとgの間の可能な経路の1つを表す。その結果、拡張ツリーのルートノードから最小|ti|を有するリーフに到る経路は、所望の目標値経路集合

を構成する。以下に掲げる擬似コード例は、tvsアルゴリズムを与える。
上記の図7および図8は、エッジ加重を有する例示的な接続グラフ524(図7)と、目標値が5である対応する拡張ツリー(図8)を表し、目標値経路集合は、


である。

および

を関数とし、

であるとすると、上記のツリーの生成中のノードのT値の下界は、それぞれのサフィックス経路の目標値を表す。所定のノード(n,t)について、t≦l(n)が成り立つ場合、他のどの完成も目標値Tからのより大きなオフセットをもたらすので、このノードについての最良の完成が、


における最短経路である。t=u(n)である類似ケースでは、最良の完成が、


における最長経路である。結果として、これらの条件のいずれかがノード510について成り立つ場合、このノード510についてのグラフ拡張は、停止することができ、その完成は、

における最短(最長)経路探索によって計算することができる。どちらの場合も、これは、ヒューリスティックlおよびuをそれぞれ用いるAアルゴリズムを使用して、効率的に実行することができる。

はGのサブグラフであるので、それは非循環(cycle free)でもあり、したがって、最長経路探索が修正Aを用いて実行できることにさらに留意されたい。
結果として、例示的なヒューリスティック目標値探索アルゴリズム526は、2つのフェーズで動作する。第1のフェーズは、グラフ拡張であり、リーフレベル(すなわちn=g)に達したか、またはtが[l(n),u(n)]区間から外れたかしない限り、ノード(n,t)の後続ノードが生成される。これらのノードは、その後の処理のための候補リスト内に保存される。このフェーズの終わりに、アルゴリズムは、最小t値を有するリーフノードを決定する。アルゴリズム526は、より良い経路を見出すことができない場合は直ちに終了すべきであり、そのため、生成されたリーフノードが最適(すなわち、そのt値がゼロ)である場合、アルゴリズム526は終了し、対応する経路を返す。
さもなければ、アルゴリズム526は、フェーズ2に進み、フェーズ1で見出された最良解(またはリーフノードに達しなかった場合は∞)を記録し、tおよびtがl(n)(またはu(n))より小さく(または大きく)なるような、対(n,t)、(n,t)を求めて候補リストを探索する。そのような場合、より大きな(または小さな)tを有するノードは、対応する経路が常により悪いので、刈り込まれる。最後に、アルゴリズム526は、保持された集合内の各ノード(n,t)について、特定のグラフ


におけるnからgまでの最短(または最長)経路A探索を初期化し、初期コストは、対応するtiに設定される。プレフィックス空間におけるツリー拡張とは反対に、これらの探索がはるかに小さなグラフ空間で実行されることに留意されたい。


DAGは非循環であり、そのため、A最長経路探索は簡単である。アルゴリズムは、今度は各ステップにおいて、現在の最良解のt値は開いている待ち行列内のすべての第1の要素の中間t値以下かという終了条件を最初にチェックする。中間t値は、A探索のF関数の値に最初の候補ノードのt値を加算したものである。この条件が満たされる場合、最良経路は存在することができず、アルゴリズムは、現在の最良解を返す。さもなければ、最小の中間t値を用いた探索が進められる(ノードが1つ拡張される)。選択されたAが終了した場合、その解は現在の最良解と比較され、最終的にそれに取って代わる。すべてのA探索が終了した場合、現在の最良解が返される。このヒューリスティック目標値探索は非決定論的であり、すなわち、


の単一の代表を計算するだけであることに留意されたい。しかし、決定論的バージョンへの拡張は簡単である。このヒューリスティック目標探索アルゴリズムについて、以下の擬似コードが提供される。
探索では、ヒューリスティックを人手を介してまたは自動的に生成することができる。1つの適切な技法は、実際の経路完成コストを計算するために動的プログラミングを利用し、完全な動的プログラミングは、問題を解くために使用することができる。しかし、疎形式(sparse form)の動的プログラミングは、各頂点の正確な下界および上界を提供する。ゴール頂点gに到るnを通過する経路についてグラフの各頂点nの値境界を計算するために、グラフ構造およびエッジ値を使用して、探索ヒューリスティックまたはアルゴリズム526を計算することができる。ヒューリスティックは、横型探索(BFS:breadth−first search)と同様に、グラフを探索(explore)することによって構成することができる。ゴール頂点gから開始して、逆方向に辿りながら、計算コンポーネント43bは、gへの経路値の境界区間を計算することによって、すべての直前の頂点を検査する。その後、それらの直前の頂点の各々について、計算コンポーネント43bは、それらの直前の頂点を再帰的に検査し、開始ノードsまで遡りながら、全接続グラフ524が評価されるまで、それを続ける。
これらの境界値527を計算するために使用されるデータ構造は、頂点の待ち行列、およびキーが頂点で、値が区間である、写像map(n)=(l(n),u(n))として実施することができる。区間に関連付けられる各頂点nについて、(l(n),u(n))は、下界l(n)および上界u(n)を有する、nからgに到る経路の最良値境界を表す。ゼロ長経路の値はゼロであるので、gに関連付けられる区間の境界は、ゼロに初期化される。他のすべての境界値527は、下界については正の無限大におよび上界についてはゼロに初期化される。ヒューリスティックの構成は、ゴール頂点gを待ち行列に入れることによって開始し、待ち行列が空になるまで、待ち行列スタックをポップして待ち行列からの最初の頂点を検査することによって続行する。頂点nの検査は、(1)頂点nのすべての直前の頂点を待ち行列の最後に追加し、(2)それらの境界を更新するという、2つの動作を含む。先行頂点mの境界更新は、以下のように定義される。

待ち行列が空である場合、グラフのすべての頂点の境界は固定値に達している。計算された写像(例えば、図1の値527)は、経路値についての上界および下界527を含み、その後、写像は、探索をガイドするために使用される。
探索のノード評価は、先に説明されたように関数Fの評価を含む。

最初のグラフ502では、ゴールノードは[0;0]に初期化され、ノードへの到着エッジに沿って境界を伝播させる。これは動的プログラミングを用いて効率的に実行することができる。

説明的な実施形態は、図1のコンポーネント529によって探索空間の選択的な刈り込みも提供することができる。

また図11〜図17を参照すると、開始グラフ502は、生産プラント20を動作させて1つ以上の生産ゴールを達成するために計画54を構成するための、モデルベース制御システム2内の診断エンジン40(図11〜図13)のビリーフモデル42とすることができる。このアプリケーションでは、開始グラフ502は、生産プラント20の状態を表す複数のノード510と、プラント状態を1つのグラフノード510から別のグラフノードに遷移させるための、1つ以上のプラントリソース21〜24によるアクションを表す複数のエッジ512とを含み、各エッジ512は、0以上1以下の値を有するアクションに関連する失敗確率を定義する、少なくとも1つの正の有向加重値を有する。この場合、目標値探索コンポーネント43は、診断エンジン40に組み込まれ、目標値探索コンポーネント43のうちの探索コンポーネント43cは、最良優先探索を実行して、非ゼロ目標値に最も近い失敗確率値を有する所定の生産ゴールを達成するための少なくとも1つの生産計画54を識別する。さらに、以下の例では、プラントリソース21〜24における障害の診断について最適学習可能性を有する計画を識別するために、目標値は、0.5またはその周辺のある範囲に有利に設定される。
図11〜図13の例示的なプランナドリブンシステムでは、システムのモデルは、プラント20内のすべての主要なコンポーネントまたはリソース21〜24と、コンポーネント間の接続と、コンポーネントがとり得るすべてのアクションとを説明する。プランナ30のタスクは、要求された出力を生成するためにシステム20を通してシートを移動させる、計画と呼ばれるアクション列を見出すことである。図11〜図13は、本開示の様々な態様が実施され得るそのようなシステム1について示している。
図11に最もよく示されるように、生産システム6は、生産ジョブ49をカスタマ4から受け取るプロデューサコンポーネント10と、プロデューサ10によってカスタマ4に提供される1つ以上の製品52を生産するために、1つ以上の計画54に従って始動および動作させ得る、複数のリソース21〜24を有するプラント20とを含んで示され、ここで、製品の「生産」は、限定することなく製品のパッケージングまたはラッピングを含む、製品、物体などの変形を含むことができる。図12は、1つの例示的なプラント20をさらに詳細に示しており、図13は、例示的なモデルベース制御システム2に関してさらに詳細に示している。プロデューサ10は、カスタマジョブ49を満たすために出力製品52を実際に生産する1つ以上のプラント20を管理する。この実施形態では、プロデューサ10は、ジョブおよび目標51をモデルベース制御システム2の多目標プランナ30に提供し、生産システム6は、プラント20で実施される計画54をプランナ30から受け取る。ジョブ54は、生産ゴールおよび診断ゴールの一方または両方を含むことができる。図11に示されるように、制御システム2はさらに、プラント20のモデルを有するプラントモデル50と、ビリーフモデル42を有する診断エンジン40と、上述された目標値探索コンポーネント43とを含む。診断エンジン40は、1つ以上の以前に実施された計画54、プラント20からの対応する観測56、およびモデル50に基づいて、プラントコンディション推定/更新コンポーネント44(図13)を介して、現在のプラントコンディション58を決定および更新する。診断エンジン40はまた、現在のプラントコンディション58およびモデル50に基づいて、1つ以上の可能な計画54についての予想情報獲得データ70をプランナ30に提供する。
目標値探索コンポーネント43およびその他のコンポーネントを含む、モデルベース制御システム2は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、プログラマブルロジック、またはそれらの組合せとして実施することができ、一体方式または分散方式で実施することができる。可能な一実施では、プランナ30、診断エンジン40、探索コンポーネント43、およびモデル50は、ソフトウェアコンポーネントであり、1つ以上のプロセッサ、データストア、メモリなどを含む1つ以上のコンピュータなど、1つ以上のハードウェアプラットフォーム上で動作する、コンピュータ実行可能命令およびコンピュータ可読データを含む、1組のサブコンポーネントまたはオブジェクトとして実施することができる。コンポーネント30、40、43、50およびそれらのサブコンポーネントは、同一コンピュータ上で動作させることができ、または本明細書で説明される機能および動作を提供するために互いに動作可能に結合された2つ以上の処理コンポーネントにおいて分散方式で動作させることができる。同様に、プロデューサ10は、単一のシステムコンポーネントにおいて、または多数の相互運用可能なコンポーネントにおいて分散方式で、任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ロジック、またはそれらの組合せで実施することができる。制御システム2は、デバッグおよびテストをより容易にし、最新モジュールを任意の役割に結び付ける能力を促進し、多数のサーバ、コンピュータ、ハードウェアコンポーネントなどへの動作の分散を容易にするために、モジュラソフトウェアコンポーネント(例えば、モデル50、プランナ30、診断エンジン40、および/またはそれらのサブコンポーネント)を使用して実施することができる。
図11の実施形態は、制御システム2の他のコンポーネントが実施される、コンピュータまたは他のプラットフォームにおいて実施される、任意選択のオペレータインタフェース8も含む。例示的なオペレータインタフェース8は、オペレータ観測56aを診断エンジン40に提供するために、診断エンジン40に動作可能に結合され、診断エンジン40は、ある実施ではオペレータ観測56aに少なくとも部分的に基づいて、現在のプラントコンディション58を決定する。さらに、例示的なオペレータインタフェース8は、オペレータが診断ジョブ記述言語8aを使用して診断ジョブ8bを定義することを可能にし、診断エンジン40は、診断ジョブ60をプロデューサ10に提供する。診断エンジン40は、1つ以上の自己生成診断ジョブ60および/またはオペレータ定義診断ジョブ8bをプロデューサ10に選択的に提供するように動作し、それを受けて、プロデューサ10は、ジョブおよび目標51をプランナ30に提供する。
また図12および図13を参照すると、プランナ30は、少なくとも1つの出力目標34(図13)、およびプロデューサ10からの到着ジョブ51によって指示される生産ゴールに基づいて、プラント20で実施される1つ以上の計画54を生産システム6に提供する。プランナ30は、生産目標34aおよび診断目標34bを含む計画54を構成する際に、ジョブおよび目標51から導き出された1つ以上の出力目標34を選択的に考慮する。生産目標34aは、生産システム6から取得されたジョブおよび目標51に従って生成され、それらに従って更新され、診断目標34bは、診断エンジン40によって提供される現在のプラントコンディション58および予想情報獲得データ70から導き出され、それらに従って更新される。生産目標34aは、生産される製品52(図11)の順序のスケジューリングに関係することができ、生産の優先順位、在庫の最小化、ならびに大部分はコストおよびカスタマの必要に起因する他の考慮および制約を含むことができる。生産目標34aの例は、所定の製品出力ゴール(単純な生産基準)の達成、ならびに単純な時間効率のよい生産、コスト効率のよい生産、および堅牢な生産など、2次的な考慮の達成に関する、計画構成/生成の優先順位付けを含む。例えば、コスト効率のよい生産目標34aは、プロデューサ10から受け取ったジョブ51によって指示される生産ゴールを満たす計画のうちで最もコスト効率のよい計画54の構成/生成をもたらす。診断目標34bは、所定の生産関係タスクを実行し、プラント20の動作における保守および修理コストを最小化し、間欠的または持続的な障害を引き起こすリソース21〜24を識別するためなどの、生成された計画54における好ましいアクションシーケンスの決定に関する目標を含むことができる。
制御システム2は、1つ以上の生産目標または診断目標34を容易にするために、プランナ30によって選択可能なプラント20で実施される計画54を保存するために使用される計画データストアまたはデータベース36を任意選択で含むことができ、本明細書で使用される計画54の構成/生成は、1つ以上の事前保存された計画54をデータストア36から選択することを含むことができる。プランナ30は、情報獲得の可能性を改善するために、ジョブ待ち行列を選択的に並べ直すことができる。計画データストア36は、プランナ30と動作可能に結合される1つ以上の別個のコンポーネントにおいて提供することができ、プランナ30は、そこから1つ以上の(全体および/または部分)計画54を取得することができる。代替として、プランナ30は、所定の生産目標および/または診断目標34を容易にするために必要とされる状態およびアクションを決定するために、プラントモデル50と、プロデューサ10および診断エンジン40からの情報とを使用して、必要とされる1つ以上の計画54を合成(例えば、構成または生成)することができる。
プランナ30は、プラント20で実施される計画54を生成し、提供する。計画54は、ジョブ51に従って生産ゴールを達成しながら、1つ以上の生産目標および/または診断目標34を容易にするための一連のアクションを含み、その中には所定のアクションが1回以上出現し得る。アクションは、例えば、図2に示されるように、所定の基板を開始状態から終了状態までモジュラ印刷システム20の中を配送するために、プラント20のモデル50において定義された状態およびリソース21〜24に関して取られる。動作中、プランナ30は、診断目標34bと、診断エンジン40からの予想情報獲得データ70とに少なくとも部分的に基づいて、所定の生産ゴールを達成する計画54を生成または構成する。図示の実施形態におけるプランナ30は、プラント20で実施される計画54を生成する際に、診断エンジン40からの現在のプラントコンディション58を評価するゴールベース計画構成コンポーネント32を含む。コンポーネント32は、観測56と、システム障害の原因であることが疑われる1つ以上のプラントコンポーネント21〜24を指示する現在のプラントコンディション58とに基づいて、計画54を構成する際に障害コンポーネント21〜24またはそれらの組の識別を容易にすることもできる。
また図14を参照すると、システムは、生産計画102および診断計画104の両方を含む計画空間100内における、プラント20で実施される計画54を生成する。計画集合102および104の合併は、(例えば、図3の1つ以上の診断目標34bを容易にすることができる)診断値を有する生産計画106を含み、プランナ30は、診断目標34bに従って有用な診断情報を取得しながら生産ゴールを達成する計画106を優先的に構成するために、診断エンジン40からの情報を有利に利用する。
診断エンジン40は、プラント20の現在の状態を表すビリーフモデル42と、以前の計画54および対応するプラント観測56に基づいてプラント20の現在のコンディションをプランナ30に提供するコンポーネント44とを含む。コンポーネント44はまた、プラント観測56、プラントモデル50、および以前に実施された計画54に従って、ビリーフモデル42のプラントコンディションを推定し、更新する。インタフェース8からのオペレータ観測56aも、コンポーネント44による現在のプラントコンディションの推定および更新を補足するために使用することができる。推定/更新コンポーネント44は、プラント20(図11)の1つ以上のリソース21〜24または他のコンポーネントの確認されたまたは疑わしいコンディションについてプランナ30に通知するために、コンディション情報58を提供する。このコンディション情報58は、所定の生産ジョブまたはゴール51を実施するための計画54を提供する際に、生産目標34aおよび診断目標34bに鑑みて、プラントモデル50からのプラント20についての情報と一緒に、計画構成コンポーネント32によって検討することができる。診断エンジン40は、モデル50およびビリーフモデル42に基づいて、予想情報獲得データ70をプランナ30に提供するコンポーネント46も含む。予想情報獲得データ70は、オペレータインタフェース8からのオペレータ定義診断ジョブ8bに鑑みて、任意選択で決定することができる。
図1の開始グラフ502は、診断エンジン40のビリーフモデル42を構成し、またはビリーフモデル42内に含まれ、複数のノード510は、生産プラント20の状態を表し、複数のエッジ512は、プラント状態を1つのグラフノード510から別のグラフノードに遷移させるための、1つ以上のプラントリソース21〜24によるアクションを表す。この実施形態では、各エッジ512は、0以上1以下の値を有するアクションに関連する失敗確率を定義する、少なくとも1つ正の有向加重値を含む。診断エンジン40の目標値探索コンポーネント43は、最良優先探索を実行して、非ゼロ目標値Tに最も近い失敗確率値を有する所定の生産ゴールを達成するための少なくとも1つの生産計画54を識別するために上述のように動作し、一実施では、システムの動作における診断ゴールに関して予想情報獲得を最適化するために、非ゼロ目標値Tは、好ましくは0.5である。
図12は、生産システム6における例示的なモジュラ印刷システムプラント20をさらに詳細に示しており、モジュラ印刷システムプラント20は、2つの供給源21a、21bの一方から印刷可能なシート基板を提供する材料供給コンポーネント21と、複数の印刷またはマーキングエンジン22と、出力仕上げステーション23と、(図12では点線の円で示される)複数の双方向基板輸送/配送コンポーネント24を含むモジュラ基板輸送システムと、輸送システム24と仕上げ23の間に配置される1つ以上の出力センサ26と、プラント20の様々なアクチュエータリソース21〜24を動作させるための制御信号を提供するコントローラ28とを含む。例示的な印刷システムプラント20は、4つの印刷エンジン22a、22b、22c、22dを含むが、そのようなマーキングエンジンはいくつ含まれてもよく、また印刷システムプラント20はさらに、個々の基板シートを供給21から(双方向両面印刷のために反転されるまたは反転されない)1つ以上のマーキングエンジン22を介して最終的に所定の印刷ジョブが出力製品52として提供される出力仕上げステーション23まで輸送するために、3つの双方向基板輸送経路25a、25b、25cを有する多経路輸送ハイウェイを、コントローラ28からの適切な配送信号によって動作可能な輸送コンポーネント24に提供する。さらに、印刷エンジン22の各々は、ローカル双方向配送および媒体反転を個別に提供することができ、またコントローラ28からの信号を介して動作可能な単色または多色印刷エンジンとすることができる。モデルベース制御システム2は、ある実施形態では、プラントコントローラ28に組み込むことができる。
ここで図11〜図13を参照すると、動作中、プランナ30は、例えば、計画を形成するための一連のアクションの区分的(piece−wise)決定によって、ならびに/または1つ以上の生産目標34aおよび診断目標34bに鑑みて到着ジョブ51から導き出される出力生産ゴールの記述に基づいて、印刷システムプラント20のコンポーネントリソース21〜24のための全体もしくは部分計画54をデータストア36から取得することによって、計画54を自動的に生成する。特に、所望の製品52を生産するために2つ以上の可能な計画54が使用できる場合など、どのように出力ゴールを達成できるか(例えば、どのように所望の製品52を作成し、変形し、パッケージし、ラップできるかなど)について、プラント20が柔軟性を有する場合、診断エンジン40は、最も情報提供的な観測56をもたらすことが期待される計画54を生成するために、プランナ30の計画構成動作を変更すること、または計画構成動作に影響を及ぼすことができる。構成された計画54は、この点に関して、(例えば、ジョブ時間の増加、または僅かな品質の低下など)短期生産目標34aを損なう計画をもたらすこともあり、またはもたらさないこともあるが、それにも関わらず、システムが学習するために、生産を停止させる必要はない。構成された計画54の実施から獲得される付加的情報は、障害コンポーネントリソース21〜24に対処するため、効果的な修理/保守をスケジュールするため、および/またはシステム状態をさらに診断するため(例えば、あるシステムリソース21〜24をセンサ26によって以前に検出された障害の発生源として確認もしくは除外するため)、プロデューサ10によって、ならびに/またはプランナ30および診断エンジン40によって使用することができる。このようにして、構成された計画54から収集された情報(例えば、プラント観測56)は、現在のビリーフモデル42の正確性をさらに改善するために、推定および更新コンポーネント44によって使用することができる。
さらに、プラント20が限定されたセンシング能力しか含まない場合(例えば、印刷エンジン22の下流の輸送システム24の出力にのみセンサ26を有する図12のシステムなど)、パッシブ診断は、システム20で起こり得るすべての障害を曖昧さなしに識別することができず、それに対して、ダイレクト診断法の試みは、システム休止時間と、生産性の観点からそれに関連するコストをもたらす。他方、本開示の制御システム2は、プラントコンディション58および/または予想情報獲得70に従って拡張診断情報を提供する計画54の構成および実施を介した、インテリジェントオンライン診断の選択的な利用を有利に容易にし、少なくとも1つの診断目標34bおよびプラントコンディション58に基づいた、プラント20で実施される1つ以上の専用診断計画54の生成をさらに有利に容易にすることができ、専用診断計画54および生産計画54は、現在のプラントコンディション58に従い、生産目標および診断目標34に基づいて、インテリジェントに交互実施される。特に、計画から獲得された情報70が、将来における生産性の著しい増大、障害リソース21〜24を識別する能力の増強、または他の長期生産性目標34aおよび/もしくは診断目標34bをもたらすことが予想される場合、プランナ30は、生産停止を伴うエクスプリシット診断計画54の実施を引き起こすことができる。
さらに、専用診断計画54を利用しなくても、制御システム2は、生産の最中に本開示のパーベイシブ診断態様によってオンラインで行うことができる診断の範囲を著しく(例えば、システムの純粋にパッシブな診断能力を超えて)拡大し、それによって、停止時間、サービス来訪(service visit)の数、および実際にはセンサによる完全なカバーを必要とせず動作するシステム20内のコンポーネント21〜24の不要な取替えコストを軽減することによって、診断情報の全体的コストを低下させる。プランナ30はさらに、プラント20で実施される計画54を生成する際に、生産目標34aと診断目標34bの間でトレードオフを行う場合、現在のプラントコンディション58を使用するように動作し、プラント20の障害リソース21〜24を分離するにあたって診断を実行する場合、コンディション58を考慮することもできる。
診断エンジン40のプラントコンディション推定および更新コンポーネント44は、限定されたセンサ26から取り出された観測56の形の情報から少なくとも部分的に、プラント20の内部コンポーネント21〜24のコンディションを推論し、一実施形態では、診断エンジン40は、プラント20の個々のリソース21〜24またはコンポーネントのコンディション(例えば、正常、消耗、故障)および現在の動作状態(例えば、オン、オフ、使用中、空きなど)の両方を表すプラントコンディション58を構成し、ビリーフモデル42は、リソースまたはコンポーネント21〜24のコンディションおよび/または状態の信頼性を表すために、しかるべく更新することができる。プロデューサ10が1つ以上の計画54の生産を開始すると、診断エンジン40は、実施計画54および対応する観測56のコピーを(任意のオペレータ入力観測56aとともに)受け取る。コンディション推定および更新コンポーネント44は、内部コンポーネント/リソース21〜24のコンディション58を推論および推定するために、プラントモデル50とともに観測56、56aを使用し、ビリーフモデル42をしかるべく更新する。推論されたプラントコンディション情報58は、障害中であることが知られている(もしくは高い確率で信じられる)1つ以上のリソース/コンポーネント21〜24の使用を回避する計画54を選択的に構成することなどによって、システム20の生産性を直接的に改善するために、プランナ30によって使用され、および/またはプロデューサ10は、障害リソース21〜24のそのような回避を達成するようにジョブ51をスケジュールする際に、コンディション情報58を利用することができる。例示的な診断エンジン40は、多数の冗長コンポーネント21〜24に利用負荷を拡散させて、耐久性(wear)さえ生み出し、または他の長期目標34を容易にするために、プランナ30によって使用され得る、診断目標34bを更新するための将来の予測情報も提供する。
さらに、将来の生産性を向上させるため、診断エンジン40は、様々な可能な生産計画54の予想情報獲得に関するデータ70をプランナ30に提供する。プランナ30は、それを受けて、最も診断的な(例えば、診断値が最も高い情報をもたらす可能性が最も高い)生産計画54を構成するために、このデータ70を使用することができる。このようにして、プランナ30は、生産中の情報を増大させるために慎重に生成または変更された生産計画54を使用する(例えば、「診断的」生産計画を使用する)ことによって、アクティブ診断法またはアクティブ監視を実施することができる。一実施では、プロデューサ10は、要求されたカスタマジョブ49および診断ジョブ60を並べたジョブ待ち行列を操作することができ、プロデューサ10は、コンポーネントコンディション更新58を診断エンジン40から受け取る。プロデューサ10は、カスタマジョブ49と診断ジョブ60の間で選択を行うため、生産計画54において生産効率と診断値とをトレードオフするため、また互いに互換性がある場合、カスタマジョブ49と専用診断ジョブ60を合併(例えば交互実施)するためにコンディション58を使用し、ジョブを合併する場合、それらのスケジューリングは、1つ以上の診断目標および生産目標34を容易にすることができる。診断エンジン40は、ある基準に関する計画54の質の向上を助けるために、予測情報もプランナ30に提供することができる。
また図15を参照すると、1つ以上の生産ゴールを達成ために、複数のリソース21〜24を有するプラント20を備えた生産システム6で実施される計画54を構成するための、例示的な方法200が示されている。202において、診断目標34bが受け取られ、204において、プラントモデル50を使用して、以前に実施された計画54と、プラント20からの少なくとも1つの対応する観測56とに少なくとも部分的に基づいて、現在のプラントコンディション58が決定される。206において、現在のプラントコンディション58と、モデル50とに基づいて、予想情報獲得データ70が決定される。プランナ30は、208において、プラントコンディション58を診断エンジン40から受け取り、210において、生産ジョブおよび目標51をプロデューサ10から受け取る。212において、プランナ30は、診断目標34bと、予想情報獲得データ70とに少なくとも部分的に基づいて、計画54を構成する。214において、プランナ30は、構成された計画54を実施のためにプラント20に送り、216において、診断エンジン40は、計画54およびプラント観測56を受け取る。218において、診断エンジン40は、プラントコンディション58を更新し、また予想情報獲得データ70を更新し、その後で、さらなるジョブおよび目標51が提供され、プロセス200は、210から再び上述のように継続される。
212における計画構成は、現在のプラントコンディション58に少なくとも部分的に基づくことができ、現在のプラントコンディション58に少なくとも部分的に基づいて、生産目標34aと診断目標34bの間でトレードオフを行うことを含むことができる。さらに、212における計画構成は、現在のプラントコンディション58に少なくとも部分的に基づいて、プラント20内の障害リソース21〜24を分離するために、予測を実行することを含むことができる。プラント20で実施される専用診断計画54は、少なくとも1つの診断目標34bと、診断ジョブ60、8bと、現在のプラントコンディション58とに少なくとも部分的に基づいて、構成することができ、計画構成は、少なくとも1つの生産目標34aと、少なくとも1つの診断目標34bとに基づいて、専用診断および生産計画54の選択的な交互実施を提供することができる。方法200はまた、オペレータが診断ジョブ記述言語8aを使用して診断ジョブ8bを定義することを可能にすることと、オペレータ観測56aを受け取ることとを含むことができ、216における計画選択/生成は、オペレータ観測56aに少なくとも部分的に基づいている。
ここで図16および図17を参照すると、一実施形態では、診断生産計画54を構成する際に、ヒューリスティック探索が、プランナ30によって利用される。図16は、A探索を使用して、プラント20で実施される計画を評価および構成するための例示的な方法300を示している。一実施形態では、コンポーネント44が、プラントコンディションについてビリーフモデル42内のビリーフを確立および更新し、またプラントモデル50を更新する。コンポーネント44は、図16の302において、プラント20における各障害仮説について失敗または障害確率を導き出し、304において、ビリーフモデル42と現在のプラントコンディション58とに基づいて、上界および下界計画失敗確率ヒューリスティック(upper and lower plan failure probability bounding heuristic)を生成するために、動的プログラミングを利用する。306において、プランナ30は、好ましくはA探索手法を使用して、最も情報提供的な計画54を構成するために、ヒューリスティックを使用して部分計画54を評価する。その後、308において、診断エンジン40は、構成された計画54と、プラント20における構成された計画54の実施から取得された出力観測56とを使用して、ビリーフモデル42を更新する。
診断エンジン40は、システム20の診断にとって価値ある情報を取り出すために、プランナ30による探索に入力を有利に提供する。単一持続的障害のための診断値に関して最良の計画54は、成功または失敗について等しい確率を有する計画である。診断エンジン40は、プラント20で実施される計画54を構成するために部分計画54を評価する際に、この概念を使用して、プランナ30による探索を導くためのヒューリスティックを開発する。加えて、計画構成探索は、探索パフォーマンスを改善するために、刈り込み技法を利用することができる。制御システム2は、プランナ30における効率的なヒューリスティックターゲット探索を使用して、診断エンジン40におけるモデルベースの確率的推論と、所定の計画54の実施に関連する情報獲得の分解(decomposition of information gain)との組合せを通して、プラント20を制御する際に、効率的なオンラインアクティブまたはパーベイシブ診断を実施する。このアクティブ診断技法では、制御されるシステムプラント20から取得される診断情報の量および/または品質を最大化または増大させるために、計画54の形の特定の入力または制御アクションが、診断エンジン40の助けを借りて、プランナ30によって構成される。情報生産(アクティブまたはパーベイシブ診断)技法は、生産ゴールを達成する部分計画の組を、潜在的な情報獲得によって構成プロセスにおける任意の所定のポイントにランク付け、プランナ30は、他の可能な生産目標34aおよび診断目標34bに鑑みて、その点に関して最も有望な戦略を選択的に生成するように動作する。
プランナ30は、計画構成を支援するためのパーベイシブ診断を使用して、基板シートをシステム20を通して移動させて、所定の印刷ジョブについて要求された出力を生成する(例えば、生産ゴールを満たす)、アクションの列(計画54)を構成するように動作する。このシステム20における1つの特定の生産目標34aは、印刷エンジン22のいくつかが故障を起こし、または用紙処理モジュール24のいくつかが故障もしくは紙詰まりを起こしたとしても、印刷を継続することである。この印刷システム20では、仕上げ23の手前に出力タイプセンサ26が存在するだけであり、結果として、多くのアクションから成る計画54は、有益な観測56が行われ得る前に実施されなければならない。診断エンジン40は、実施された計画54および観測56に一致するように、そのビリーフモデル42および現在のコンディション58を更新する。診断エンジン40は、更新されたコンディション情報58および予想情報獲得データ70をプランナ30に転送する。
例示的なプランナ30では、計画54を見出し、構成するために、探索アルゴリズムを利用することができる。モデル50は、プラントシステム20を、プラント20が対応できるすべての可能なアクションAを有する状態機械として記述する。アクションは、システム状態に関する事前条件および事後条件によって定義される。そのため、アクションは、実行可能であるために、ある状態にあることをシステム20に要求し、実行された場合、システム状態を変更する。システム20は、可能なアクションの集合

から取り出された一連のアクション

から成る計画p(54)によって制御される。アクションの実行は、システム状態を変化させる可能性があり、アクションが生産計画54の部分である場合は特に、システム状態の部分は、任意の所与の時間における製品52の状態を表すことができる。さらに、システム20の内部制約が、計画54の集合を、すべての可能な列の部分集合(例えば、上述の図14の計画空間100)に制限する。さらに、システム20における所定の計画pについてのアクションの実行は、ただ1つの観測可能な計画結果または観測O(例えば、センサ26からの観測56)をもたらすことができる。
観測結果56の1つのタイプは、異常として定義されて、

と表記され、その場合、計画54はその生産ゴールの達成に失敗する。別のタイプは、正常(非異常)結果であって、

と表記され、その場合、計画54は関連する生産ゴールを達成する。例示的な制御システム2では、プラント20についての情報は、ビリーフモデル42内に構成された、様々な可能な仮説についての診断エンジンのビリーフによって表すことができ、そのような仮説
は、例えば、

のような、システムアクションの各々に対する異常または正常の割り当てである。単一のプラントリソース/コンポーネントにおける障害の事例(単一障害事例)では、正確に1つのアクションが異常となる。すべてのアクションが正常である状況のための1つの仮説(「障害なし」仮説h)を除外した仮説の集合として

を定義すると、すべての仮説は、各アクションへの異常性の割り当ての全体であり、すべては一意的で、相互に排他的(例えば、∀h,h∈ Hsys,h≠h)である。ビリーフモデル42内のシステムのビリーフは、仮説空間Hsys上の確率分布Pr(H)として表すことができ、ビリーフモデル42は、観測Oと計画Pが与えられた場合に未知の仮説Hに関する事後分布を取得するために、ベイズの公式Pr(H|O,P)=αPr(O|H,P)Pr(H)を使用して、過去の観測56から、診断エンジン40によって更新される。
計画pは、診断エンジンのビリーフ42に情報を与える(例えば、その不確実性を低下させる)場合、診断エンジン40およびプランナ30によって、情報提供的と見なされ、情報値は、システムビリーフPr(H)と実施された計画に左右される計画結果I(H;O|P=p)の間の相互情報として測定することができる。この相互情報は、確率分布によって暗示されるエントロピまたは不確実性の観点から定義することができ、一様確率分布は高い不確実性を有し、決定論的分布は低い不確実性を有する。診断的な情報値の文脈では、情報提供的な計画54は、システムのビリーフ42の不確実性を低下させ、したがって、予測が困難な結果を有する計画54は、最も情報提供的であり、一方、成功することが分かっている(または失敗することが分かっている)計画54の実施は、診断的な情報獲得をもたらさない。この点に関して、予想情報値に関して計画54を格付けするために、最適な(例えば「ターゲット」)不確実性Tを使用することができ、それによって、診断エンジン40は、計画54をしかるべく評価することができ、計画選択/生成に影響を与えて、情報提供的な計画54を優先的に選択/生成するために、予想情報獲得データ70をプランナ30に提供することができる。
持続的な単一障害の場合、結果についての最適な不確実性として、T=0.5という値を使用することができ、間欠的障害の場合の不確実性は、例示的な一実施では、約0.36≦T≦0.5の範囲内で最大化させることができる。所定量の不確実性Tを有する計画54を見出す際、診断エンジン40は、所与の計画p=[a,a,...,a]に関連する不確実性を予測するように動作し、計画内の一意的なアクションの集合は、A=U{a∈p}である。失敗が観測されたと仮定すると、以下の式(1)に示されるように、1つ以上のアクションが異常である場合に、計画54は異常ab(p)となる。
(1)


ここで、a∈Aであり、pは計画である。異常である計画54のアクションの予測確率は、すべての関連する仮説に割り当てられた確率の関数であり、計画pの結果の不確実性に影響を与える仮説の集合は、Hで表され、以下の式(2)で定義される。
(2)

仮説に関する分布と、所定の計画pの説明的な仮説の集合Hが与えられると、計画pが失敗する確率を計算することが可能である。すべての仮説h∈Hは、計画p内のものでもある少なくとも1つの異常アクションを含むので、仮設hが真であることは、ab(p)を含意する。
(3)

仮説は定義により相互に排他的であるので、計画失敗確率Pr(ab(p))は、以下の式(4)のように、計画が失敗することを含意する仮説のすべての確率の総和として定義することができる。
(4)

情報提供的でもありながら、生産ゴールを達成する計画を見出すため、プランナ30は、確率Tの観点から計画54を評価し、これと現在のプラントコンディション58を使用して、正の失敗確率を有しながら、生産ゴールを達成する計画54を優先的に構成する。短期的には、これはシステム20の生産性をより低下させる可能性があるが、獲得した情報が、長期的な生産性の向上を可能にする。さらに、プランナ30は、個々には最も情報提供的でなくても、一緒にすれば最も情報提供的となり得る、プラント20で実施される一連の計画54を構成することができる。
上述したように、本開示の範囲内においては、有用な診断情報をもたらしながら、所定の生産ゴールを達成する適切な計画から区分的選択/生成を行うプランナ30において、任意の形態の探索が利用できる。すべての可能なアクション列を生成するために、単純な力づく探索が利用でき、以下の式(5)のように、情報提供的でありながら、生産ゴールを達成する計画54をもたらすために、結果リストをフィルタリングすることができる。
(5)

しかし、計画空間Pが非常に大きい場合、リアルタイム制御アプリケーションでは、これは非現実的なこともある。例示的なシステム2で利用される別の可能な手法は、初期状態Iから中間状態S,S,...,Sに進む部分計画の集合


を使用するAターゲット探索を利用することなどによって、構造を共用する計画54の集合またはファミリをプランナ30がそれによって考えるヒューリスティックを、診断エンジン40が確立することである。この手法では、ステップ毎に、プランナ30は、最良の(例えば、最も情報提供的な)方法で生産ゴールを達成する可能性が最も高くなるよう計画の拡張を試みるために、Aターゲット探索を使用する。この点に関して理想的な計画pは、システム20を状態Sにするプレフィックス(prefix)


で開始し、状態Sからゴール状態Gに到るサフィックス(suffix)計画


を続行する。このA技法は、診断エンジン40によって提供されるヒューリスティック関数f(S)を使用して拡張するために、部分計画


を選択し、ヒューリスティック関数f(S)は、以下の式(6)によって、計画プレフィックス


の品質(g(S)と書かれる)に、サフィックス


の予測品質(h(S)と書かれる)を加算したものとして全経路品質を推定する。
(6)

ヒューリスティック関数f(S)が全計画の真の品質を決して過大に推定しない場合、ヒューリスティックf(S)は、容認可能であると言われ、プランナ30によるAターゲット探索は、最適な計画54を返すべきである。この点に関して、過少な推定は、不確実性にも関わらず、A探索手法を最適なものにし、それによって、品質が高いことが知られている完全な計画にかかわる前に、不確実な計画が探索されることを保証する。結果として、ヒューリスティック関数がより正確になるほど、Aターゲット探索は、高度に情報提供的な計画54により多くの焦点をおく。したがって、示された実施形態では、プランナ30は、プラントモデル50におけるシステムアーキテクチャおよびダイナミクスの記述に少なくとも部分的に基づいて、診断エンジン40によって導き出されたヒューリスティック関数を利用する。
図17は、プラント20においてシステム状態を開始状態Sからゴール状態Gまで遷移させるための可能な計画を表す、例示的な状態/アクション図400を示している。システム状態ノード402は、開始状態S 402s、ゴール状態G 402g、およびノードA〜Dにそれぞれ対応する4つの中間状態402a〜402dを含む。この例のための所定の計画54は、最終的にゴールG 402gに到達する図400の以下のアクション404によって進行する。そのような生産ゴールを満たす1つの可能な計画54は、図17に示されるように、アクション404sa、404ac、および404cgを通る状態列[S,A,C,G]によってシステムを動かす。説明目的で、この計画54が、システムリソース21〜24の1つにおける単一持続的障害に起因する、ノードAとノードCの間の障害アクション404ac(アクションaA,C)によって引き起こされる異常結果をもたらすと仮定すると、診断エンジン40は、計画54および結果の障害観測56から、計画経路沿いのアクション404sa、404ac、および404cgのすべては、(さらなる情報なしに)障害を起こしていることが疑われると決定する。単一持続的障害が仮定されるので、疑わしいアクション{{aS,A},{aA,C},{aC,G}}に対応する3つの正の確率の仮説が存在する。付加的な情報が存在しない場合、診断エンジン40は最初、3つの疑わしいアクションに等しい確率{1/3}、{1/3}、{1/3}を割り当てる。
診断エンジン40は、この例では、図17において右から左にヒューリスティックを構築することによって、任意の計画サフィックスによって計画に与えることができる、不確実性のヒューリスティック境界を構成するために、グラフ構造および確率推定を使用する。特に、例示的な診断エンジン40は、図17に示されるように、下界および上界[L,U]をノード402に割り当て、一実施では、これらの境界値は、プランナ30に送られる。説明的な一例として、図13において状態Dからゴール状態Gに到るアクションaD,Gは、失敗した観測された計画54の部分ではなく、したがって、候補仮説ではなく、このアクションは、仮定された単一持続的システム障害の発生源であることに関してゼロ確率を有する。結果として、任意のプレフィックス計画54を延長して、アクションaD,Gを有する状態Dで終わらせても、アクションaD,Gは異常であることに関してゼロ確率を有するので、延長された計画54の失敗確率は増加しない。この例では、DからGへの他の可能な計画54は存在しないので、状態Dで終わる任意の計画の上界および下界はともにゼロであり、したがって、図7では、ノードDは、[0,0]とラベル付けされる。状態Bを通過する計画54は、疑わしいアクション404を使用せず、ゼロ下界を有する状態Dで終わる、アクションaB,D 404bdによって完成することができるので、状態B 402bも同様に、ゼロの下界を有する。状態Bは、状態C 402cに到る疑わしくないアクションaB,C 404bcによって完成することができ、状態C 402cは、異常であることに関して1/3の確率を有する上界および下界の両方を有するので、この例の状態Bは、1/3の上界を有する。診断エンジン40は、サフィックスサブ計画が異常である確率の境界を決定するために、この解析を再帰的に継続し、これらを情報獲得データ70の部分としてプランナ30に送る。
プランナ30は、ターゲット確率Tを達成する、またはそれに最もよく接近する計画54を識別し、構成するために、これらの境界を前方Aターゲット探索とともに使用する。1つの可能な計画54は、開始ノードS 402sから開始し、異常であることが観測された計画54の部分である第1のアクションaS,Aを含む。アクションaS,A 404saが部分計画に追加される場合、それ自体が候補であるので、それは失敗の可能性に1/3の確率を追加しなければならない。aS,Aの後、システム20は状態Aにあり、計画54は、ゴール状態G 402gに到達するためにアクション404adおよび404dgを含むことによって、Dを経由して完成することができる。アクションaA,D自体は、以前に観測された障害のある計画に含まれないので、異常であることに関してゼロ確率を有する。したがって、ヒューリスティック境界を使用することで、状態ノードD 402dを経由する完成は、異常であることに関してゼロ確率を追加する。ノードA 402aから、計画54は、代替として、最初に観測された計画54でのように、ノードCを経由して完成することができる。対応するアクションaA,C 404acは、1/3の失敗確率をそのような計画に追加し、ヒューリスティック境界に基づいて、ノードC 402cを経由する完成は、異常であることに関して別の1/3の確率を追加しなければならない。
ヒューリスティックは、システム20を状態ノード列[S,A,C,G]または[S,A,D,G]を経由して動かす可能な計画54についての全計画異常性確率の予測を可能にする。全計画の下界は、aS,Aからの1/3と完成aA,D、aD,Gからの0との和によって決定される1/3であり、上界は、aS,Aからの1/3とaA,C、aC,Gの各々からの1/3との和に等しい3/3である。この計画が[aA,C,aC,G]経由で計算される場合、確率1となって、全計画54は失敗し、したがって、そのような計画完成を構成することからは何も学べない。代わりに、計画54がサフィックス[aA,D,aD,G]経由で完成される場合、全計画の失敗確率は1/3であり、それは最適な情報提供的確率T=0.5により近い。この場合、プランナ30は、プラント20で実施される計画54[S,A,D,G]を構成する。計画54は、成功しても、または成功しなくてもよく、いずれの場合でも、診断的な観点から何かを学ぶことができる。例えば、計画[S,A,D,G]が失敗した場合、診断エンジン40は、(単一持続的障害のシナリオを仮定した場合)アクションaS,Aが失敗アクションであったことを学び、計画54が成功した場合、エンジン40は、アクション404saを障害容疑ありとして排除することによって、ビリーフモデル42をさらに改良することができる。
境界の間に任意の所与の値の計画54が存在することの保証はないことに留意されたい。診断エンジン40は、すべてのゴール状態から開始してヒューリスティック境界を再帰的に計算し、ゴール状態は空集合のサフィックス計画
=φを有し、したがって、L=0の設定下界と、U=0の設定上界を有する。新しい各状態Sについて、診断エンジン40は、すべての可能な後続状態SUC(S)の境界と、Sと後続状態Sの間の接続アクションaSmSnの失敗確率とに少なくとも部分的に基づいて、対応する境界を計算する。状態Sの後続状態Sは、状態Sから開始する単一ステップで到達し得る任意の状態である。単一障害が仮定される場合、アクション


を連結することによって計画


に追加される失敗確率は、

である場合、計画


から独立である。診断エンジン40は、Sをその直接の後続状態に連結するアクション確率と、これらの後続状態の下界によって、Sの下界を決定し、診断エンジン40は、LSm=minSn∈SUC(Sm)[Pr(ab(aSm,Sn))+LSn]と類似した方法であるUSm=maxSn∈SUC(Sm)[Pr(ab(aSm,Sn))+USn]で上界を計算する。
プランナ30による情報提供的生産計画の探索は、初期開始状態S 402sから開始し、ゴール状態402gへと順方向に再帰的に作業する。初期状態Sで開始する空計画の異常性確率は、ゼロと最良完成の和である。プランナ30は、現在の状態までの計画確率と最良完成ルートの異常性確率の和として異常性確率を計算する。プランナ30は最初は完成について確信がないので、異常性の確率は、下界および上界と、その間の値を含む区間である。結果として、全異常性確率も、以下の式(7)で示される区間である。
(7) I(pI→Sn)=[Pr(ab(pI→Sn))+LSn,Pr(ab(pI→Sn))+USn)]
最も情報提供的な計画54は、全失敗確率がTである計画であり、持続的な単一障害が仮定される好ましい実施では、T=0.5である。計画の全異常性確率に関する境界を表す区間


が与えられた場合、したがって、プランナ30は、以下の式(8)に従って、異常性確率がTにどれだけ近いかを表す区間を構成することができる。
(8)

式(8)のこの絶対値は、Tの周りの範囲を折り畳んでおり、計画54の推定全異常性確率がターゲット確率Tを跨ぐ場合、区間


はゼロを跨ぎ、区間はゼロから


の絶対最大値にわたる。例示的なプランナ30は、予想情報獲得データ70の部分として、診断エンジン40によって提供される探索ヒューリスティック


を使用するが、ターゲット探索が相対的に高い情報値を有する計画54を構成することを可能にする他のヒューリスティックも、開示の範囲内で企図されている。例示的な関数Fは、いくつかの有利な特性を有する。例えば、予測全計画異常性確率がLとUの間に存在する場合、Fはゼロである。また、異常性確率が正確にターゲット確率Tを達成する計画54が存在できる。さらに、すべての場合で、


は、状態Sを通過する任意の最も近い計画が、ターゲット異常性確率Tに正確になり得ることを表す。
プランナ30は、(例えば、プランナ30、データストア36、もしくはシステム2内の他のどこか、またはプランナ30によってアクセス可能な外部データストアに保存された)部分計画の集合全体


から探索することができる。部分計画毎に、プランナ30は、


を評価し、最低値を用いて計画を拡張する。


は過少推定であるので、この推定を使用するA探索は、生産ゴールを達成する最も情報提供的な計画を返す。
開示のさらなる態様では、プランナ30は、選択的な刈り込みを使用して、目標計画探索の効率を改善するように動作することができる。この点に関して、上述の探索ヒューリスティックは多くの場合、同じ値、すなわちゼロを返すことができ、それは選択を行う際にプランナ30に僅かなガイダンスしか提供しない。プランナ30は、1つ以上の技法を使用して、探索を集束させるようにしかるべく適合させることができる。第1の集束手法では、プランナ30は、探索空間の優勢な部分を刈り込む。例えば、ターゲット値Tを跨がない異常性確率区間を有する所定の部分計画


を、プランナ30によって識別することができる。この区間内の最良の可能な計画は、ターゲット値Tに最も近い、区間の2つの境界の一方の上にある。例えば、


および


を異常性確率区間


の下界および上界とする。プランナ30は、そのような場合、最良計画の値


を以下の式(9)に従って決定する。
(9)

計画


は、

である場合、すべての計画


より優勢である。プランナ30は、いくつかの計画または好ましくはすべての優勢な計画をA探索空間から刈り込む(さらなる考察から除外する)ようにしかるべく動作する。
プランナ30は、他の集束技法を使用することもできる。ヒューリスティック値は、どの状態ノードが次に拡張されるかを決定するが、2つ以上のノードが同じヒューリスティック値を受け取ることも可能である。したがって、プランナ30は、規則を利用して、どのノードを最初に拡張すべきかを決定することができる。これに関する1つの適切な規則は、単にノードを無作為に選ぶことである。
開示のこの態様によれば、プランナ30におけるさらなる改善は、(上記の式(9)の)


は、プレフィックスとしての部分計画


で開始する全計画
についての保証された下界を表すという事実を使用して、実施することができる。上界および下界は実現可能であるが、区間の内点はどれも存在することを保証されない。したがって、プランナ30は、2つの部分計画のどちらが最も近い実現可能解であるかを決定するために、有利にVを比較することができる。2つの部分計画がこのパラメータについても同一である場合、情報獲得は同じであり、したがって、プランナ30は、失敗する可能性がより低い部分計画を選択し、それによって、短期生産性を促進する。プランナ30は、順次決定手順において、これら2つの手法を組み合わせることができる。


および


が、同じ最小値、すなわち


を有する2つの部分計画である場合、プランナ30は、以下の規則リストに基づいて適用する第1の規則を選択することによって、均衡を破ることができる。



ならば


を最初に拡張する。



ならば


を最初に拡張する。



ならば


を最初に拡張する。



ならば


を最初に拡張する。



ならば


を最初に拡張する。



ならば


を最初に拡張する。
7 それ以外ならば、無作為に選ぶ。
プランナ30は、生産中に観測された障害の発生源の決定を助けるための計画54の生成ばかりでなく、コンポーネント32bを介して、プラント20内の既知の障害リソース21〜24の選択的回避も容易にすることができる。
1 システム、 2 モデルベース制御システム、 4 カスタマ、 6 生産システム、 8 オペレータインタフェース、 8a 診断ジョブ記述言語、 8b オペレータ定義診断ジョブ、 10 プロデューサ、 20 プラント、 21 リソース、材料供給、 21a 供給1、 21b 供給2、 22 リソース、マーキングエンジン、 23 出力仕上げ、 24 リソース、双方向基板輸送/配送コンポーネント、 25 双方向基板輸送経路、 26 センサ、 28 コントローラ、 30 多目標プランナ、 32 ゴールベース計画構成、 34 出力目標、 34a 生産目標、 34b 診断目標、 36 計画DB、 38 SATソルバ、 40 診断エンジン、 42 ビリーフモデル、 43 目標値探索コンポーネント、 43a グラフ構成コンポーネント、 43b 計算コンポーネント、 43c 最良優先探索コンポーネント、 44 プラントコンディション推定/更新、 46 予想情報獲得決定/更新、 49 生産ジョブ、 50 プラントモデル、 51 ジョブ&目標、 52 製品、 54 計画、 56 観測、 56a オペレータ観測、 58 コンディション、 60 診断ジョブ、 70 情報獲得データ 500 システム、 502 開始グラフ、 504 開始ノード「s」、 506 ゴールノード「g」、 508 目標値「T」、 510 ノード、 512 エッジ、 520 後続グラフ、 522 先行グラフ、 524 接続グラフ、 526 アルゴリズム、 527 境界値、 528 後続ノード集合、 529 刈り込みコンポーネント、 530 経路。

Claims (5)

  1. 目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別するための方法であって、
    複数のノードおよびノード対の間の複数のエッジを含む開始グラフを提供するステップであって、各エッジは、少なくとも1つの正の有向加重値を有し、前記ノードは個々に、少なくとも1つのプロパティ値を含み、機械またはシステムの物理的ロケーションまたは動作状態を表すステップと、
    前記開始グラフおよび開始ノードに少なくとも部分的に基づいて後続グラフを構成するステップと、
    前記開始グラフおよび少なくとも1つのゴールノードに少なくとも部分的に基づいて先行グラフを構成するステップと、
    前記後続および先行グラフに少なくとも部分的に基づいて接続グラフを構成するステップと、
    前記接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を、前記所定のノードから前記少なくとも1つのゴールノードに到るすべての残りの経路の加重値に少なくとも部分的に基づいて決定するステップと、
    非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する前記開始ノードから前記ゴールノードに到る少なくとも1つの経路を識別するために、前記上界および下界値を使用して最良優先探索を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記接続グラフが、前記後続および先行グラフの合併として構成されることを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を決定するステップが、
    前記少なくとも1つのゴールノードの前記上界および下界値をゼロに初期化するステップと、
    前記ゴールノードから前記開始ノードへと逆方向に辿りながら、式

    に従って、前記接続グラフの所定の各ノードnに前記所定のノードの先行ノードmから到着するエッジに沿って上界値USmおよび下界値LSmを決定するステップであって、式中のv(aSM,SN)は、前記先行ノードmから前記所定のノードnへの前記エッジの前記少なくとも1つの有向加重値であるステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記最良優先探索を実行するステップが、
    前記開始ノードから前記ゴールノードへと順方向に辿りながら、以下のノード評価に従って、
    (1)所定の各ノードnについて、後続ノードの集合を生成するステップと、
    (2)所定の集合の後続各ノードについて、後続ノード値

    を決定するステップであって、

    は、前記所定のノードnから所定の後続ノードまでの前記エッジの前記加重値であり、Tは、前記目標値である、決定するステップと、
    (3)所定の集合の各後続ノードついて、前記後続ノードの上界値USmおよび下界値LSmを使用して、以下のように、

    のように関数Fを評価するステップであって、ここで、

    および

    である、評価するステップと、
    (4)すべての評価された後続ノードをリスト内に保持するステップであって、リスト内ではすべてのノードが関数Fの結果によってソートされる、保持するステップと、
    (5)前記後続ノード集合に少なくとも部分的に基づいて、非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する前記開始ノードから前記ゴールノードに到る少なくとも1つの経路を識別するために、最小関数Fを有する1つのノードを選択し、前記選択されたノードがゴールノードになるまで、ステップ(1)から続行するステップと、
    に従って、所定の各ノードnのノード評価を実行するステップ
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 機械またはシステムの物理的ロケーションまたは動作状態を表し、少なくとも1つのプロパティ値を有する複数のノードと、各エッジが少なくとも1つの正の有向加重値を有するノード対の間の複数のエッジとを含む開始グラフにおいて、目標値に最も近い値を有する少なくとも1つの経路を識別するためのシステムであって、
    前記システムは、目標値探索コンポーネントを有し、
    前記目標値探索コンポーネントが、
    前記開始グラフ、開始ノード、および少なくとも1つのゴールノードに少なくとも部分的に基づいて接続グラフを構成するように動作するグラフ構成コンポーネントと、
    前記接続グラフの所定の各ノードの上界および下界値を、前記所定のノードから前記少なくとも1つのゴールノードに到るすべての経路の前記加重値に少なくとも部分的に基づいて決定するように動作する計算コンポーネントと、
    非ゼロ目標値に最も近い経路値を有する前記開始ノードから前記ゴールノードに到る少なくとも1つの経路を識別するために、前記上界および下界値を使用して最良優先探索を実行するように動作する探索コンポーネントと、
    を備えることを特徴とするシステム。

JP2009163409A 2008-07-10 2009-07-10 目標値経路識別のための方法およびシステム Expired - Fee Related JP5204052B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US7945608P 2008-07-10 2008-07-10
US61/079,456 2008-07-10
US12/409,235 2009-03-23
US12/409,235 US8266092B2 (en) 2008-07-10 2009-03-23 Methods and systems for target value path identification

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010020771A true JP2010020771A (ja) 2010-01-28
JP2010020771A5 JP2010020771A5 (ja) 2012-08-23
JP5204052B2 JP5204052B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=41055134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009163409A Expired - Fee Related JP5204052B2 (ja) 2008-07-10 2009-07-10 目標値経路識別のための方法およびシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8266092B2 (ja)
EP (1) EP2144196A1 (ja)
JP (1) JP5204052B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013038785A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 株式会社日立製作所 保守計画システム、保守計画システムサーバ、及び保守計画システムクライアント端末
JP2013072858A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Panasonic Corp 移動体位置推定装置、移動体位置推定方法、及び、移動体位置推定プログラム
JP2014115867A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd ポリマーの製造方法
JP2019149565A (ja) * 2019-04-18 2019-09-05 株式会社荏原製作所 スケジューラ、基板処理装置、及び基板搬送方法
KR20200079169A (ko) * 2018-12-21 2020-07-02 베이징 바이두 넷컴 사이언스 앤 테크놀로지 코., 엘티디. 데이터를 처리하기 위한 방법, 장치 및 시스템

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9733625B2 (en) 2006-03-20 2017-08-15 General Electric Company Trip optimization system and method for a train
US10308265B2 (en) 2006-03-20 2019-06-04 Ge Global Sourcing Llc Vehicle control system and method
US10569792B2 (en) 2006-03-20 2020-02-25 General Electric Company Vehicle control system and method
US9950722B2 (en) 2003-01-06 2018-04-24 General Electric Company System and method for vehicle control
US9828010B2 (en) 2006-03-20 2017-11-28 General Electric Company System, method and computer software code for determining a mission plan for a powered system using signal aspect information
US9126608B2 (en) * 2012-10-17 2015-09-08 General Electric Company Systems and methods for operating a vehicle system in response to a plan deviation
US9834237B2 (en) 2012-11-21 2017-12-05 General Electric Company Route examining system and method
US8265777B2 (en) * 2009-06-02 2012-09-11 Palo Alto Research Center Incorporated Pervasive model adaptation: the integration of planning and information gathering in dynamic production systems
US8364629B2 (en) * 2009-07-02 2013-01-29 Palo Alto Research Center Incorporated Depth-first search for target value problems
US8392455B2 (en) * 2009-07-02 2013-03-05 Palo Alto Research Center Incorporated Multi-interval heuristics for accelerating target-value search
US8456472B2 (en) 2010-01-08 2013-06-04 International Business Machines Corporation Ranking nodes in a graph
US8655472B2 (en) * 2010-01-12 2014-02-18 Ebara Corporation Scheduler, substrate processing apparatus, and method of transferring substrates in substrate processing apparatus
US8904241B2 (en) * 2011-07-27 2014-12-02 Oracle International Corporation Proactive and adaptive cloud monitoring
US9702715B2 (en) 2012-10-17 2017-07-11 General Electric Company Distributed energy management system and method for a vehicle system
US9669851B2 (en) 2012-11-21 2017-06-06 General Electric Company Route examination system and method
US9519461B2 (en) * 2013-06-20 2016-12-13 Viv Labs, Inc. Dynamically evolving cognitive architecture system based on third-party developers
JP6310721B2 (ja) * 2014-02-19 2018-04-11 国立大学法人京都大学 関係性グラフ評価システム
US11386154B2 (en) * 2016-04-11 2022-07-12 Kpit Technologies Limited Method for generating a graph model for monitoring machinery health
US10885118B2 (en) * 2017-05-12 2021-01-05 Futurewei Technologies, Inc. Incremental graph computations for querying large graphs
US10884804B2 (en) * 2017-10-23 2021-01-05 International Business Machines Corporation Information gathering command generator
CN109961237B (zh) * 2019-04-02 2023-03-31 哈尔滨理工大学 动态局部最优树的综合调度方法
JP7360047B2 (ja) * 2020-02-26 2023-10-12 富士通株式会社 検索処理プログラム、検索処理方法および検索処理装置
CN112013866A (zh) * 2020-08-31 2020-12-01 电子科技大学 一种基于智能导览系统的路径规划方法
US11543806B2 (en) * 2021-01-04 2023-01-03 Palo Alto Research Center Incorporated System and method to facilitate a search for a hybrid-manufacturing process plan

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534038A (ja) * 2003-09-12 2007-11-22 ボルボ・エアロ・コーポレーション 逐次的組み合わせプロセスの最適化に関する発明

Family Cites Families (89)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864503A (ja) 1981-10-14 1983-04-16 Hitachi Ltd 装置の異常状態に対する原因推定方法
US5006992A (en) 1987-09-30 1991-04-09 Du Pont De Nemours And Company Process control system with reconfigurable expert rules and control modules
US5070468A (en) 1988-07-20 1991-12-03 Mitsubishi Jukogyo Kabushiki Kaisha Plant fault diagnosis system
US5009833A (en) 1989-01-11 1991-04-23 Westinghouse Electric Corp. Expert system for surveillance, diagnosis and prognosis of plant operation
JPH0660826B2 (ja) 1989-02-07 1994-08-10 動力炉・核燃料開発事業団 プラントの異常診断方法
US5315502A (en) 1989-06-09 1994-05-24 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Plant operation support apparatus and method using expert systems
JP3224226B2 (ja) 1989-09-22 2001-10-29 株式会社リコー 故障診断エキスパートシステム
JPH03223933A (ja) 1989-12-18 1991-10-02 Hitachi Ltd 情報処理システム
JPH0481616A (ja) 1990-07-24 1992-03-16 Mitsubishi Electric Corp 故障診断装置
US5581459A (en) 1990-09-26 1996-12-03 Hitachi, Ltd. Plant operation support system
US5214577A (en) 1990-10-24 1993-05-25 Osaka Gas Co., Ltd. Automatic test generation for model-based real-time fault diagnostic systems
JP3043897B2 (ja) 1991-05-15 2000-05-22 株式会社東芝 プラント運転支援装置
US5268834A (en) 1991-06-24 1993-12-07 Massachusetts Institute Of Technology Stable adaptive neural network controller
US5586021A (en) 1992-03-24 1996-12-17 Texas Instruments Incorporated Method and system for production planning
CA2118885C (en) 1993-04-29 2005-05-24 Conrad K. Teran Process control system
JP3169036B2 (ja) 1993-06-04 2001-05-21 株式会社日立製作所 プラント監視診断システム、プラント監視診断方法および非破壊検査診断方法
US5486995A (en) 1994-03-17 1996-01-23 Dow Benelux N.V. System for real time optimization
ATE199188T1 (de) 1994-03-17 2001-02-15 Dow Benelux System zur echtzeit optimierung und darstellung des gewinns
CN1105341C (zh) 1996-01-11 2003-04-09 株式会社东芝 一种对设备的异常源进行推断的设备异常诊断方法及装置
US6012152A (en) 1996-11-27 2000-01-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Software fault management system
US7043414B2 (en) 1997-06-20 2006-05-09 Brown Peter G System and method for simulating, modeling and scheduling of solution preparation in batch process manufacturing facilities
US6272483B1 (en) 1997-10-31 2001-08-07 The State Of Oregon Acting By And Through The State Board Of Higher Education On Behalf Of The University Of Oregon Cost-optimizing allocation system and method
US6052969A (en) 1998-02-20 2000-04-25 F. R. Drake Patty loader and method
US6415276B1 (en) 1998-08-14 2002-07-02 University Of New Mexico Bayesian belief networks for industrial processes
US6326758B1 (en) 1999-12-15 2001-12-04 Reliance Electric Technologies, Llc Integrated diagnostics and control systems
US6725208B1 (en) 1998-10-06 2004-04-20 Pavilion Technologies, Inc. Bayesian neural networks for optimization and control
US6113256A (en) 1998-11-09 2000-09-05 General Electric Company System and method for providing raw mix proportioning control in a cement plant with a fuzzy logic supervisory controller
US7346404B2 (en) 2001-03-01 2008-03-18 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Data sharing in a process plant
US6947797B2 (en) 1999-04-02 2005-09-20 General Electric Company Method and system for diagnosing machine malfunctions
US6535865B1 (en) 1999-07-14 2003-03-18 Hewlett Packard Company Automated diagnosis of printer systems using Bayesian networks
US6651048B1 (en) 1999-10-22 2003-11-18 International Business Machines Corporation Interactive mining of most interesting rules with population constraints
US7464147B1 (en) 1999-11-10 2008-12-09 International Business Machines Corporation Managing a cluster of networked resources and resource groups using rule - base constraints in a scalable clustering environment
US6411908B1 (en) 2000-04-27 2002-06-25 Machinery Prognosis, Inc. Condition-based prognosis for machinery
US6917839B2 (en) 2000-06-09 2005-07-12 Intellectual Assets Llc Surveillance system and method having an operating mode partitioned fault classification model
US6263277B1 (en) 2000-08-07 2001-07-17 Alpine Electronics, Inc. Route searching method
US6643592B1 (en) 2000-10-05 2003-11-04 General Electric Company System and method for fault diagnosis
US6853930B2 (en) 2001-02-27 2005-02-08 Hitachi, Ltd. System for aiding the preparation of operation and maintenance plans for a power generation installation
EP1364262B1 (en) 2001-03-01 2005-11-02 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Creation and display of indices within a process plant
US6795798B2 (en) 2001-03-01 2004-09-21 Fisher-Rosemount Systems, Inc. Remote analysis of process control plant data
US6795799B2 (en) 2001-03-07 2004-09-21 Qualtech Systems, Inc. Remote diagnosis server
US6560552B2 (en) 2001-03-20 2003-05-06 Johnson Controls Technology Company Dynamically configurable process for diagnosing faults in rotating machines
US6965887B2 (en) 2001-03-21 2005-11-15 Resolutionebs, Inc. Rule processing methods for automating a decision and assessing satisfiability of rule-based decision diagrams
US6735549B2 (en) 2001-03-28 2004-05-11 Westinghouse Electric Co. Llc Predictive maintenance display system
JP2004527860A (ja) 2001-05-25 2004-09-09 パラメトリック・オプティミゼーション・ソリューションズ・リミテッド 改善されたプロセス制御
US6865562B2 (en) 2001-06-04 2005-03-08 Xerox Corporation Adaptive constraint problem solving method and system
US8417360B2 (en) 2001-08-10 2013-04-09 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US6847854B2 (en) 2001-08-10 2005-01-25 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US20090210081A1 (en) 2001-08-10 2009-08-20 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US8914300B2 (en) 2001-08-10 2014-12-16 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US9729639B2 (en) 2001-08-10 2017-08-08 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US20090204237A1 (en) 2001-08-10 2009-08-13 Rockwell Automation Technologies, Inc. System and method for dynamic multi-objective optimization of machine selection, integration and utilization
US7469185B2 (en) 2002-02-04 2008-12-23 Ocimum Biosolutions, Inc. Primary rat hepatocyte toxicity modeling
US7062478B1 (en) 2002-03-20 2006-06-13 Resolutionebs, Inc. Method and apparatus using automated rule processing to configure a product or service
DE10215982A1 (de) 2002-04-11 2003-11-06 Siemens Ag Röntgeneinrichtung
US7230736B2 (en) 2002-10-30 2007-06-12 Palo Alto Research Center, Incorporated Planning and scheduling reconfigurable systems with alternative capabilities
US7233405B2 (en) 2002-10-30 2007-06-19 Palo Alto Research Center, Incorporated Planning and scheduling reconfigurable systems with regular and diagnostic jobs
US8315898B2 (en) * 2002-10-30 2012-11-20 Palo Alto Research Center, Incorporated Planning and scheduling reconfigurable systems around off-line resources
US7574334B2 (en) 2003-02-11 2009-08-11 Sri International Formal methods for modeling and analysis of hybrid systems
US7139629B2 (en) * 2003-04-28 2006-11-21 Palo Alto Research Center Incorporated Planning and scheduling for failure recovery system and method
US6895292B2 (en) 2003-04-28 2005-05-17 Palo Alto Research Center Inc. Predictive and preemptive planning and scheduling for different job priorities system and method
US7194320B2 (en) 2003-06-05 2007-03-20 Neuco, Inc. Method for implementing indirect controller
US7206771B2 (en) 2003-11-11 2007-04-17 International Business Machines Corporation Automated knowledge system for equipment repair based on component failure history
US7451003B2 (en) 2004-03-04 2008-11-11 Falconeer Technologies Llc Method and system of monitoring, sensor validation and predictive fault analysis
US7260501B2 (en) 2004-04-21 2007-08-21 University Of Connecticut Intelligent model-based diagnostics for system monitoring, diagnosis and maintenance
US7216018B2 (en) 2004-05-14 2007-05-08 Massachusetts Institute Of Technology Active control vibration isolation using dynamic manifold
US6898475B1 (en) 2004-05-27 2005-05-24 Palo Alto Research Center Inc. System and method utilizing temporal constraints to coordinate multiple planning sessions
US7043321B2 (en) 2004-05-27 2006-05-09 Palo Alto Research Center Incorporated Exception handling in manufacturing systems combining on-line planning and predetermined rules
US7356383B2 (en) 2005-02-10 2008-04-08 General Electric Company Methods and apparatus for optimizing combined cycle/combined process facilities
US7499777B2 (en) 2005-04-08 2009-03-03 Caterpillar Inc. Diagnostic and prognostic method and system
US20070043607A1 (en) 2005-08-22 2007-02-22 Raytheon Company Method to incorporate user feedback into planning with explanation
US7162393B1 (en) 2005-09-01 2007-01-09 Sun Microsystems, Inc. Detecting degradation of components during reliability-evaluation studies
GB2430771A (en) 2005-09-30 2007-04-04 Motorola Inc Content access rights management
US7711674B2 (en) 2005-11-01 2010-05-04 Fuji Xerox Co., Ltd. System and method for automatic design of components in libraries
US7533073B2 (en) 2005-12-05 2009-05-12 Raytheon Company Methods and apparatus for heuristic search to optimize metrics in generating a plan having a series of actions
JP4618185B2 (ja) 2006-04-07 2011-01-26 富士ゼロックス株式会社 故障診断システム及び故障診断プログラム
JP4711077B2 (ja) 2006-06-09 2011-06-29 富士ゼロックス株式会社 故障診断システム、画像形成装置および故障診断プログラム
US20080010230A1 (en) 2006-07-06 2008-01-10 Smith Curtis L Hybrid assessment tool, and systems and methods of quantifying risk
US20080039969A1 (en) 2006-08-14 2008-02-14 Husky Injection Molding Systems Ltd. Control schema of molding-system process, amongst other things
US20080071716A1 (en) 2006-08-31 2008-03-20 Kay Schwendimann Anderson Apparatus and method of planning through generation of multiple efficient plans
US7467841B2 (en) 2006-09-07 2008-12-23 Kabushiki Kaisha Toshiba Maintenance scheduling system, maintenance scheduling method and image forming apparatus
US8145335B2 (en) 2006-12-19 2012-03-27 Palo Alto Research Center Incorporated Exception handling
US7725857B2 (en) 2007-04-19 2010-05-25 International Business Machines Corporation Method for optimizing organizational floor layout and operations
US7689309B2 (en) 2007-07-03 2010-03-30 Delphi Technologies, Inc. Method for generating an electro-hydraulic model for control design
US8038076B2 (en) 2008-01-22 2011-10-18 Delphi Technologies, Inc. System and method for dynamic solenoid response adjust control
US8725667B2 (en) 2008-03-08 2014-05-13 Tokyo Electron Limited Method and system for detection of tool performance degradation and mismatch
US8396582B2 (en) 2008-03-08 2013-03-12 Tokyo Electron Limited Method and apparatus for self-learning and self-improving a semiconductor manufacturing tool
US8078552B2 (en) 2008-03-08 2011-12-13 Tokyo Electron Limited Autonomous adaptive system and method for improving semiconductor manufacturing quality
US7937175B2 (en) 2008-07-10 2011-05-03 Palo Alto Research Center Incorporated Methods and systems for pervasive diagnostics
US20100222897A1 (en) 2009-03-02 2010-09-02 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Distributed fault diagnosis

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534038A (ja) * 2003-09-12 2007-11-22 ボルボ・エアロ・コーポレーション 逐次的組み合わせプロセスの最適化に関する発明

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013038785A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 株式会社日立製作所 保守計画システム、保守計画システムサーバ、及び保守計画システムクライアント端末
JP2013072858A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Panasonic Corp 移動体位置推定装置、移動体位置推定方法、及び、移動体位置推定プログラム
JP2014115867A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Sumitomo Rubber Ind Ltd ポリマーの製造方法
KR20200079169A (ko) * 2018-12-21 2020-07-02 베이징 바이두 넷컴 사이언스 앤 테크놀로지 코., 엘티디. 데이터를 처리하기 위한 방법, 장치 및 시스템
KR102338208B1 (ko) 2018-12-21 2021-12-13 베이징 바이두 넷컴 사이언스 앤 테크놀로지 코., 엘티디. 데이터를 처리하기 위한 방법, 장치 및 시스템
US11277498B2 (en) 2018-12-21 2022-03-15 Beijing Baidu Netcom Science And Technology Co., Ltd. Method, apparatus and system for processing data
JP2019149565A (ja) * 2019-04-18 2019-09-05 株式会社荏原製作所 スケジューラ、基板処理装置、及び基板搬送方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP2144196A1 (en) 2010-01-13
US8266092B2 (en) 2012-09-11
US20100010952A1 (en) 2010-01-14
JP5204052B2 (ja) 2013-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5204052B2 (ja) 目標値経路識別のための方法およびシステム
JP5113127B2 (ja) 生産計画を構成するための方法およびシステム
JP5107974B2 (ja) パーベイシブ診断法のための方法およびシステム
Gini Multi-robot allocation of tasks with temporal and ordering constraints
JP5266153B2 (ja) 生産リソースの持続的失敗確率および間欠的失敗確率を継続的に推定するための方法およびシステム
Malus et al. Real-time order dispatching for a fleet of autonomous mobile robots using multi-agent reinforcement learning
US9460053B2 (en) Depth-first search for target value problems
JP2019200792A (ja) マルチエージェントシステムにおけるロボットの動作方法、ロボット及びマルチエージェントシステム
US8359110B2 (en) Methods and systems for fault diagnosis in observation rich systems
Hamacher et al. Algorithms for time-dependent bicriteria shortest path problems
Pyrga et al. Experimental Comparison of Shortest Path Approaches for Timetable Information.
Kechadi et al. Recurrent neural network approach for cyclic job shop scheduling problem
JP2010282619A (ja) パーベイシブ・モデル適応:動的生産システムにおける計画と情報収集の統合
Hazon et al. Physical search problems with probabilistic knowledge
Enders et al. Hybrid multi-agent deep reinforcement learning for autonomous mobility on demand systems
Bernardini et al. A universal error measure for input predictions applied to online graph problems
Eneh et al. Comparative analysis and implementation of dijkstra's shortest path algorithm for emergency response and logistic planning
Elalouf et al. Routing and dispatching of multiple mobile agents in integratedenterprises
Kuhn et al. Heuristic search for target-value path problem
JP2018085017A (ja) 計算装置、方法、及びプログラム
Shi et al. Pheromone based self-routing of intelligent products in dynamic manufacturing system
Kasturi et al. Tracking the Transhipment of Goods Using Cognitive Agents
Usbeck Network-Centric Automated Planning and Execution
Barzegar et al. A hybrid approach for adaptive car navigation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120710

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120710

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120711

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees