JP2010020089A - 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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JP2010020089A JP2008180374A JP2008180374A JP2010020089A JP 2010020089 A JP2010020089 A JP 2010020089A JP 2008180374 A JP2008180374 A JP 2008180374A JP 2008180374 A JP2008180374 A JP 2008180374A JP 2010020089 A JP2010020089 A JP 2010020089A
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Abstract

【課題】簡単な構成で効果的に装置を小型化することができる原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】板状部材を折り曲げることにより形成された第1保持部34によって、反射光ミラー32の両端部を保持する。第1保持部34は、反射光ミラー32の中央部に対して原稿側とは反対側(下方)に板状部材が存在しないように形成される。これにより、反射光ミラー32をより原稿側とは反対側に配置することができるので、簡単な構成で原稿読取装置の高さを低くすることができ、効果的に原稿読取装置又は画像形成装置を小型化することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光源から原稿に向けて光を照射するとともに、当該原稿からの反射光を反射光ミラーに反射させて受光部へと導き、当該受光部で上記反射光を受光することによって、原稿の画像を読み取る原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
原稿読取装置には、原稿に向けて光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光する受光部と、原稿からの反射光を反射させて受光部へと導く反射光ミラーとが備えられている。原稿は、ガラス板上に置かれた状態で読み取ることができるようになっており、ガラス板を挟んで原稿とは反対側に、上記光源、受光部及び反射光ミラーが配置されている。
通常、原稿読取装置には、キャリッジと呼ばれるそれぞれ移動可能な2つの保持部(第1保持部及び第2保持部)が備えられており、これらの保持部により光源及び複数の反射光ミラーが保持される。具体的には、第1保持部に光源及び反射光ミラーが保持されるとともに、第2保持部には反射光ミラーのみが保持される。受光部は、例えば原稿読取装置内に一列に並べられた複数のCCDからなる。
光源は長尺状に形成され、その長手方向がCCDの配列方向(主走査方向)に対して平行に延びるように、第1保持部に保持されている。各反射光ミラーは、光源と同程度の長さを有する長尺状に形成され、その長手方向が主走査方向に対して平行に延びるように、第1保持部及び第2保持部にそれぞれ保持されている。光源及び反射光ミラーは、各長手方向がガラス板に対して平行に延びており、当該ガラス板上に置かれた原稿に対して、ガラス板を挟んで対向するように配置される。
図6は、第1保持部134の従来例を示した部分斜視図であり、第1保持部134の一端部の構成のみを示している。また、図7は、図6における第1保持部134のC2−C2断面図である。この例では、第1保持部134は、板状部材を折り曲げることにより形成されており、当該第1保持部134により光源130及び反射光ミラー132が保持されている。なお、図6では、光源130を省略して示している。
光源130は、主走査方向に沿って水平方向に延びるように設けられ、この例では、光源130の上方に設けられたガラス板(図示せず)上に置かれた原稿に対して、下方から光を照射するようになっている。反射光ミラー132は、光源130に対して平行に延びるように設けられ、原稿から下方に向かう反射光を副走査方向に沿って水平方向に反射させる。第1保持部134は、光源130及び反射光ミラー132の下方を水平方向に延びるように設けられる。
第1保持部134における主走査方向の両端部には、それぞれ上方に向かって延びるように折り曲げられた反射光ミラー取付部154が形成されている。各反射光ミラー取付部154には、反射光ミラー132を嵌め込むための取付凹部155が形成されており、各取付凹部155内に反射光ミラー132の各端部を嵌め込むことにより、反射光ミラー132を保持することができるようになっている。
光源130は、その両端部が取付部材159を介して第1保持部134に固定されている。第1保持部134における主走査方向の両端部には、上記取付部材159を取り付けるための取付領域156が形成されており、当該取付領域156に取付部材159がねじなどの固定具を介して取り付けられる。取付部材159は、上下方向に所定の高さを有しており、当該取付部材159に取り付けられた光源130は、反射光ミラー132よりも高い位置、すなわち反射光ミラー132よりも原稿に近い位置に配置される。
第1保持部134における主走査方向の両端部には、各反射光ミラー取付部154に対して光源130とは反対側に、上方に向かって延びる折曲部が形成され、各折曲部の上端部同士が、主走査方向に沿って水平方向に延びる照射光ミラー取付部158により連結されている。当該照射光ミラー取付部158は、光源130とほぼ同じ高さに位置しており、当該照射光ミラー取付部158に取り付けられた照射光ミラー133により、光源130からの照射光の一部を原稿に向かって反射させることができるようになっている。
従来から、原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置の小型化が望まれており、そのための構成の一例として、原稿読取装置の高さをより低くすることができるような構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−148730号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されているような構成では、装置を小型化するために、光源及び反射光ミラーの配置を大幅に変更しなければならず、構成が複雑になるといった問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で効果的に装置を小型化することができる原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
第1の本発明に係る原稿読取装置は、光源から原稿に向けて光を照射するとともに、当該原稿からの反射光を反射光ミラーに反射させて受光部へと導き、当該受光部で上記反射光を受光することによって、原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、板状部材を折り曲げることにより形成され、上記反射光ミラーの両端部を保持し、上記反射光ミラーの中央部に対して上記原稿側とは反対側に上記板状部材が存在しないように形成されるとともに、上記原稿に対して平行方向に移動可能な保持部を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、保持部を形成している板状部材が、反射光ミラーの中央部に対して原稿側とは反対側には存在しないため、反射光ミラーをより原稿側とは反対側に配置することができる。
反射光ミラーの中央部に対して原稿側とは反対側に保持部が存在している場合には、当該保持部に対して所定の間隔を隔てて反射光ミラーを配置する必要がある。しかし、上記のように、反射光ミラーの中央部に対して原稿側とは反対側に保持部が存在しないような構成であれば、少なくとも上記間隔分は反射光ミラーの位置を低くすることができる。また、反射光ミラーの高さ方向の位置が保持部と重複するまで、反射光ミラーの位置をさらに低くすれば、反射光ミラーの位置を板厚分だけさらに低くすることができる。このように、簡単な構成で原稿読取装置の高さを低くすることができ、効果的に原稿読取装置を小型化することができる。
また、保持部を形成している板状部材のうち、反射光ミラーの中央部に対して原稿側とは反対側の部分が存在しないため、保持部をより軽量化することができ、これにより、原稿読取装置をより軽量化することができる。
第2の本発明に係る原稿読取装置は、上記板状部材が、上記反射光ミラーに対して、当該反射光ミラーによる光の反射方向とは反対側から上記原稿側に向かって折り曲げられた第1折曲部と、当該第1折曲部から上記反射方向に向かって、上記原稿に対して平行方向に延びるように折り曲げられた第2折曲部とを有し、上記第2折曲部により上記光源が保持されることを特徴とする。
このような構成によれば、保持部を形成している板状部材の一部で光源を保持することができるため、光源を保持部に取り付けるための取付部材を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を減らすことができるので、原稿読取装置の製造コストを低減することができる。
また、光源を保持部に取り付けるための取付部材を別途設けた場合には、当該取付部材を保持部及び光源にそれぞれ固定する必要があるため、取付部材の高さが必然的に高くなってしまう。しかし、上記のように、保持部を形成している板状部材の一部で光源を保持するような構成であれば、保持部に対する光源の取付構造が簡略化され、反射光ミラーの位置をより低くすることができる。そのため、簡単な構成で効果的に原稿読取装置を小型化することができる。
第3の本発明に係る原稿読取装置は、上記第2折曲部が、上記反射光ミラーよりも上記反射方向に延びており、上記光源からの照射光の一部を上記原稿に向かって反射させるための照射光ミラーを保持することを特徴とする。
このような構成によれば、光源を保持する第2折曲部の一部で照射光ミラーを保持することができる。これにより、光源及び照射光ミラーを保持する部分を別々に形成するような構成と比較して、より簡単な構成にすることができる。また、光源及び照射光ミラーを同一の第2折曲部で保持することにより、光源と照射光ミラーの相対的な位置関係がずれるのを効果的に防止することができるため、原稿に対してより良好に光を照射することができる。
第4の本発明に係る画像形成装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の原稿読取装置と、上記原稿読取装置で読み取った原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、第1〜3のいずれかの本発明に係る原稿読取装置と同様の効果を奏する画像形成装置を提供することができる。すなわち、簡単な構成で原稿読取装置の高さを低くすることができ、効果的に画像形成装置を小型化することができるとともに、画像形成装置をより軽量化することができる。
本発明によれば、反射光ミラーをより原稿側とは反対側に配置することができるので、簡単な構成で原稿読取装置の高さを低くすることができ、効果的に原稿読取装置又は画像形成装置を小型化することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示した概略断面図である。この画像形成装置1は、自動原稿送り装置(ADF)2、原稿読取部3、画像形成部4及び給紙部5を備えた複写機である。
ADF2は、原稿トレイ2aを備えており、当該原稿トレイ2a上に1枚の原稿を置き、又は、2枚以上の原稿を積層した状態で置くことができるようになっている。ADF2は、ピックアップローラ2b及び分離手段(分離ローラとリタードローラの対)2cにより、原稿トレイ2a上に置かれた原稿を1枚ずつ送り出す。送り出された原稿は、複数の搬送ローラ2d、2e、2fにより搬送路2gを搬送され、当該搬送路2gの途中に位置する読取位置Aにおいて、原稿読取部3により画像が読み取られる。画像が読み取られた後の原稿は、排出ローラ2hにより原稿排出トレイ2i上に順次排出される。
原稿読取部3には、複数のCCD(Charge Coupled Devices)が、原稿の搬送方向に対して直交する水平方向(主走査方向)に並べて配置されている。原稿読取部3は、静止した状態で読取位置Aに光を照射し、原稿からの反射光をCCDで受光することによって、ADF2により搬送される原稿を読み取ることができる。また、原稿読取部3は、主走査方向に直交する水平方向(副走査方向)に光源を移動させながらガラス板3d上に置かれた原稿に光を照射し、原稿からの反射光をCCDで受光することによって、原稿を読み取ることもできる。
ADF2により1枚ずつ搬送される原稿を読取位置Aで読み取る場合には、各CCDで原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、読取位置Aを原稿が搬送されることにより副走査が行われる。一方、ガラス板3dに置かれた原稿を読み取る場合には、各CCDで原稿からの反射光を受光することにより主走査が行われるとともに、光源が副走査方向に移動することにより副走査が行われる。
画像形成部4は、感光体ドラム4a、帯電器4b、光書込みユニット4c、現像器4d、転写器4e及び定着器4fを備え、電子写真方式により記録紙Pに画像を形成する。感光体ドラム4aの表面には感光体が形成されており、画像形成時には、回転駆動される感光体ドラム4aの表面が帯電器4bにより一様に帯電される。光書込みユニット4cは、原稿読取部3で読み取った原稿の画像データなどに基づいて、LED(Light-Emitting Diode)又はレーザ光源から光を出力する。帯電器4bにより一様に帯電された感光体ドラム4aの表面には、光書込みユニット4cから出力される光で露光されることにより、静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体ドラム4aの表面には、現像器4dから供給されるトナーが付着することによりトナー像が形成され、このトナー像が転写器4eを用いて記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは、定着器4fにより加熱処理及び加圧処理が施された後、排出ローラ4gから排出トレイ4h上に排出される。
給紙部5は、記録紙Pを収容するための記録紙カセット6を備えており、この記録紙カセット6内に設けられた支持板9上に、記録紙Pを積層した状態で収容することができるようになっている。支持板9は、その一端部に設けられた支軸9aを中心に回転可能となっており、支軸9a側とは反対側の端部が圧縮ばね9bによって上方へ付勢されることにより、最上部の記録紙Pが給紙ローラ21に対して押圧される。この状態で給紙ローラ21が回転駆動されることにより、記録紙カセット6内に収容されている記録紙Pが、搬送路12に1枚ずつ送り出される。
搬送路12には、1つ又は複数の搬送ローラ13が設けられている。記録紙カセット6から1枚ずつ送り出される記録紙Pは、搬送ローラ13により搬送路12内を搬送され、画像形成部4へと送られる。そしてレジストローラ14により、記録紙Pは感光体ドラム4aの直前で一旦停止され、感光体ドラム4aに形成されるトナー像を転写させるタイミングに合わせて送り出される。
上記のような画像形成部4及び給紙部5は、筐体1a内に配置されており、当該筐体1aの上面に上記ガラス板3dが形成されている。ADF2は、筐体1aの上面に対して上下に開閉可能に取り付けられている。したがって、ガラス板3d上に置かれた原稿を原稿読取部3で読み取る場合には、ADF2を閉じることにより、当該ADF2とガラス板3dとの間に原稿を挟むことができるようになっている。
図2は、原稿読取部3の構成を示した概略平面図であり、ガラス板3d上に置かれた原稿を原稿読取部3で読み取る際の状態を示している。図3は、原稿読取部3の構成を示した概略側面図であり、ADF2により搬送される原稿を読取位置Aで読み取る際の状態を示している。原稿読取部3には、原稿に向けて光を照射する光源30と、原稿からの反射光を受光する受光部としての上記CCD31と、原稿からの反射光を反射させてCCD31へと導く反射光ミラー32とが備えられている。
この例では、筐体1a内に2つの保持部(第1保持部34及び第2保持部35)が副走査方向に移動可能に取り付けられており、これらの保持部34,35に光源30及び反射光ミラー32が保持されている。より具体的には、第1保持部34には光源30及び反射光ミラー32が1つずつ保持されており、第2保持部35には2つの反射光ミラー32が上下に並べて保持されている。
光源30及び各反射光ミラー32は、主走査方向に延びるように各保持部34,35により保持されており、各保持部34,35も主走査方向に長尺形状を有している。筐体1a内には、第1保持部34を挟んで第2保持部35とは反対側に、主走査方向に並べて複数のCCD31が配列されている。
このような構成により、第1保持部34に保持されている光源30から原稿に向けて光が照射されたときには、原稿からの反射光が当該第1保持部34に保持されている反射光ミラー32に反射して、第2保持部35側へ水平に導かれる。そして、原稿からの反射光は、第2保持部35に保持されている一方の反射光ミラー32に反射して下方に向かい、さらに第2保持部35に保持されている他方の反射光ミラー32に反射して、CCD31へ水平に導かれる。このようにしてCCD31へと導かれた原稿からの反射光を当該CCD31で受光することによって、原稿の画像を読み取ることができる。
なお、この例では、光源30からの照射光の一部を原稿に向かって反射させるための照射光ミラー33が、第1保持部34により保持されている。これにより、光源30から照射された光のうち、読取位置Aとは異なる方向へ向かう照射光の一部が、照射光ミラー33により読取位置Aへと反射されるため、原稿に対してより良好に光を照射することができる。
第1保持部34の主走査方向の一端部には、原稿の画像を読み取る際に、当該第1保持部34を移動させるために駆動される第1ベルト36が取り付けられている。当該第1保持部34の主走査方向の他端部(第1ベルト36が取り付けられている側とは反対側の端部)には、ガイド部(図示せず)が形成されており、当該ガイド部が筐体1aに形成された対応するガイド部(図示せず)に対して、副走査方向にスライド可能に取り付けられている。また、第2保持部35の主走査方向の一端部には、原稿の画像を読み取る際に、当該第2保持部35を移動させるために駆動される第2ベルト37が取り付けられている。当該第2保持部35の主走査方向の他端部(第2ベルト37が取り付けられている側とは反対側の端部)には、ガイド部(図示せず)が形成されており、当該ガイド部が筐体1aに形成された対応するガイド部(図示せず)に対して、副走査方向にスライド可能に取り付けられている。第1ベルト36及び第2ベルト37は、それぞれ保持部34,35に対して直交方向、すなわち保持部34,35の移動方向である副走査方向に沿って延びている。
第1ベルト36は、第1プーリ38に掛け回され、第2ベルト37は、第2プーリ39に掛け回されている。これらのプーリ38,39には、1つ又は複数のギア(図示せず)を介してモータ40が連結されている。これにより、モータ40が駆動されたときには、プーリ38,39が回転し、当該プーリ38,39に掛け回されているベルト36,37が駆動されることにより、当該ベルト36,37に取り付けられている保持部34,35が副走査方向に移動するようになっている。
モータ40及び第1プーリ38を連結するギアと、モータ40及び第2プーリ39を連結するギアとのギア比は、2:1である。したがって、モータ40の駆動に伴って移動する第1保持部34と第2保持部35との速度比は、2:1となり、これにより、原稿からの反射光がCCD31に到達するまでの光路長が、保持部34,35の位置に関わらず一定に保たれるようになっている。
図4は、第1保持部34の構成を示した部分斜視図であり、第1保持部34の一端部の構成のみを示している。また、図5は、図4における第1保持部34のC1−C1断面図である。この例では、第1保持部34は、金属板からなる板状部材を折り曲げることにより形成されており、当該第1保持部34により、上述の光源30、反射光ミラー32及び照射光ミラー33が保持されている。なお、図4では、光源30を省略して示している。
第1保持部34には、反射光ミラー32の両端部を保持する1対の下板51と、各下板51を連結し、当該下板51から上方に向かって延びる垂直板52と、垂直板52から各下板51の上方に対向して水平方向に延びる1対の上板53とが一体的に形成されている。各下板51には、上方に向かって延びるように折り曲げられた反射光ミラー取付部54が形成されており、各反射光ミラー取付部54に形成されている取付凹部55内に反射光ミラー32の両端部が嵌め込まれることにより、反射光ミラー32が第1保持部34に保持される。反射光ミラー32は、第1保持部34に保持された状態で、上方から入射する原稿からの反射光を副走査方向に沿った水平な反射方向Dに向かって反射させる。
垂直板52は、反射光ミラー32に対して、当該反射光ミラー32による光の反射方向Dとは反対側から原稿側に向かって折り曲げられた第1折曲部を構成している。また、上板53は、垂直板52から上記反射方向Dに向かって、原稿に対して平行方向に延びるように折り曲げられた第2折曲部を構成している。
各上板53には、光源30を取り付けるための取付領域56が形成されており、当該取付領域56にねじなどの固定具57を介して光源30の両端部が固定される。これにより、光源30が、反射光ミラー32に対して平行に延びるように、第1保持部34により保持される。なお、光源30は、下板51に対して上方に所定間隔を隔てて対向する上板53に取り付けられることにより、反射光ミラー32よりも高い位置、すなわち反射光ミラー32よりも原稿に近い位置に配置される。
各上板53は、反射光ミラー32よりも反射方向Dに延びており、上方に向かって折り曲げられることにより、照射光ミラー33を取り付けるための照射光ミラー取付部58が形成されている。当該照射光ミラー取付部58は、光源30及び反射光ミラー32に平行な主走査方向に延びており、各上板53を反射光ミラー32よりも高い位置で連結している。当該照射光ミラー取付部58に取り付けられた照射光ミラー33は、光源30に対向し、光源30からの照射光の一部を原稿に向かって反射させる。
上記のような構成により、1対の下板51間には空間が形成されており、反射光ミラー32の中央部(両端部を除く部分)に対して原稿側とは反対側(下方)に、第1保持部34を形成している板状部材が存在しないような構成となっている。
反射光ミラー32の中央部に対して原稿側とは反対側に第1保持部が存在している場合には、当該第1保持部に対して所定の間隔を隔てて反射光ミラー32を配置する必要がある。しかし、上記のように、反射光ミラー32の中央部に対して原稿側とは反対側に第1保持部34が存在しないような構成であれば、少なくとも上記間隔分は反射光ミラー32の位置を低くすることができる。また、反射光ミラー32の高さ方向の位置が第1保持部34と重複するまで、すなわち反射光ミラー32が1対の下板51間の空間内に入り込むまで、反射光ミラー32の位置をさらに低くすれば、反射光ミラー32の位置を板厚分だけさらに低くすることができる。このように、簡単な構成で原稿読取部3の高さを低くすることができ、効果的に画像形成装置1を小型化することができる。
また、第1保持部34を形成している板状部材のうち、反射光ミラー32の中央部に対して原稿側とは反対側の部分が存在しないため、第1保持部34をより軽量化することができ、これにより、画像形成装置1をより軽量化することができる。
さらに、本実施形態では、第1保持部34を形成している板状部材の一部(上板53)で光源30を保持することができるため、光源30を第1保持部34に取り付けるための取付部材を別途設ける必要がない。これにより、部品点数を減らすことができるので、画像形成装置1の製造コストを低減することができる。
また、光源30を第1保持部34に取り付けるための取付部材を別途設けた場合には、当該取付部材を第1保持部34及び光源30にそれぞれ固定する必要があるため、取付部材の高さが必然的に高くなってしまう。しかし、上記のように、第1保持部34を形成している板状部材の一部で光源30を保持するような構成であれば、第1保持部34に対する光源30の取付構造が簡略化され、反射光ミラー32の位置をより低くすることができる。そのため、簡単な構成で効果的に画像形成装置1を小型化することができる。
また、本実施形態では、光源30を保持する上板53の一部で照射光ミラー33を保持することができる。これにより、光源30及び照射光ミラー33を保持する部分を別々に形成するような構成と比較して、より簡単な構成にすることができる。また、光源30及び照射光ミラー33を同一の上板53で保持することにより、光源30と照射光ミラー33の相対的な位置関係がずれるのを効果的に防止することができるため、原稿に対してより良好に光を照射することができる。
以上の実施形態では、光源30及び照射光ミラー33が同一の上板53により保持されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、光源30及び照射光ミラー33を保持する部分が別々に形成されたような構成であってもよい。
また、以上の実施形態では、第1保持部34が照射光ミラー33を保持するような構成について説明したが、このような構成に限らず、第1保持部34が照射光ミラー33を保持しないような構成であってもよい。この場合、照射光ミラー33が別の部材により保持されるような構成であってもよいし、照射光ミラー33が備えられていないような構成であってもよい。
以上の実施形態では、本発明が複写機などの画像形成装置1に適用された場合について説明したが、このような構成に限らず、本発明は、画像形成部4及び給紙部5などを備えていない原稿読取装置にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示した概略断面図である。 原稿読取部の構成を示した概略平面図であり、ガラス板上に置かれた原稿を原稿読取部で読み取る際の状態を示している。 原稿読取部の構成を示した概略側面図であり、ADFにより搬送される原稿を読取位置で読み取る際の状態を示している。 第1保持部の構成を示した部分斜視図であり、第1保持部の一端部の構成のみを示している。 図4における第1保持部のC1−C1断面図である。 第1保持部の従来例を示した部分斜視図であり、第1保持部の一端部の構成のみを示している。 図6における第1保持部のC2−C2断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
3 原稿読取部
30 光源
32 反射光ミラー
33 照射光ミラー
34 第1保持部
35 第2保持部
51 下板
52 垂直板
53 上板
54 反射光ミラー取付部
55 取付凹部
58 照射光ミラー取付部

Claims (4)

  1. 光源から原稿に向けて光を照射するとともに、当該原稿からの反射光を反射光ミラーに反射させて受光部へと導き、当該受光部で上記反射光を受光することによって、原稿の画像を読み取る原稿読取装置であって、
    板状部材を折り曲げることにより形成され、上記反射光ミラーの両端部を保持し、上記反射光ミラーの中央部に対して上記原稿側とは反対側に上記板状部材が存在しないように形成されるとともに、上記原稿に対して平行方向に移動可能な保持部を備えたことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 上記板状部材が、上記反射光ミラーに対して、当該反射光ミラーによる光の反射方向とは反対側から上記原稿側に向かって折り曲げられた第1折曲部と、当該第1折曲部から上記反射方向に向かって、上記原稿に対して平行方向に延びるように折り曲げられた第2折曲部とを有し、
    上記第2折曲部により上記光源が保持されることを特徴とする請求項1に記載の原稿読取装置。
  3. 上記第2折曲部が、上記反射光ミラーよりも上記反射方向に延びており、上記光源からの照射光の一部を上記原稿に向かって反射させるための照射光ミラーを保持することを特徴とする請求項2に記載の原稿読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の原稿読取装置と、
    上記原稿読取装置で読み取った原稿の画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2008180374A 2008-07-10 2008-07-10 原稿読取装置及びこれを備えた画像形成装置 Pending JP2010020089A (ja)

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