JP2010019270A - ソレノイド弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成の弁を用いて、弁の閉状態において、流体の流れを的確に遮断するとともに、用途に応じて、容易に、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型を構成できる。
【解決手段】球状、又は半球状の第1の弁体と、円柱状で、かつ、外周に溝が形成された第2の弁体と、一端に前記第1の弁体が連結され、他端に第2の弁体が連結された連結部材と、を備えた弁体ユニットと、ソレノイドと、一端が、シャフトの先端と弁体ユニットとを介して、対向するように配置されたスプリングと、からなり、第2の弁体をシャフトの先端と対向するように、配置したときに、コイルの非通電時において、第1の弁体が流路を閉止するように動作し、コイルの通電時において、第1の弁体が、流路を開放するように動作し、第1の弁体をシャフトの先端と対向するように、配置したときに、コイルの非通電時において、第1の弁体が流路を開放するように動作し、コイルの通電時において、第1の弁体が、流路を閉止するように動作する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧制御等の流体圧力の制御を行うために用いられるソレノイド弁に関する。
例えば、電子制御自動変速機のクラッチ油圧制御などにおいては、ソレノイドコイルへの通電量と制御圧が比例する、いわゆるリニアソレノイド弁が好適に利用されている。そして、このようなリニアソレノイド弁においては、少なくともソレノイドによる推力とソレノイドの推力に抗する抗力とを含む力の釣り合い(バランス)によってプランジャー及びプランジャーに固定されたロッドのストローク位置をコントロールする方式が好適に採用されている。このような従来技術に係るソレノイド弁について図13を参照して説明する。図13は、従来技術に係るソレノイド弁の模式的断面図である。
図13において、従来技術に係るソレノイド弁200は、ソレノイド部200Aと弁部200Bとから構成される。ソレノイド部200Aにおいては、電磁力を利用してロッド201の駆動を行っている。ロッド201は弁部200Bにおける弁スリーブ207の内部まで伸びる構成である。このロッド201は、ソレノイド部200A側の大径部201aと、これに隣接する小径部201bと、これに隣接する最も先端側の大径部201cとを備えている。このような構成により、ロッド201の弁部200B側は、大径部201a,201cが弁スリーブ207の内周面に摺動可能に構成されたスプール弁として機能する。
そして、ロッド201の先端側には、ロッド201を、ソレノイドの推力が作用する方向(図中左方向)に抗する方向(図中右側)に付勢するスプリング202が設けられている。また、弁部200Bの先端には、スプリング202の端部を固定すると共に、スプリング202の位置を調整するアジャストスクリュ208が設けられている。
そして、弁スリーブ207には、先端側から順に、供給ポート204,制御ポート205,ドレンポート206が設けられ、また、アジャストスクリュ208にもドレンポート203が設けられている。入力側となる供給ポート204は、供給圧力Poの流体が供給される開口部であり、出力側となる制御ポート205は、出力側の流体圧力を制御圧力Pcに制御するために、流体を出力側に供給する開口部である。ドレンポート203,206は、余分な流体Drを排出するための開口部である。
ところが、上記の通り、スプール弁は、スプールが弁スリーブの内周面を摺動する構成であるため、スプールが好適に摺動するためには、スプールの外周面と弁スリーブの内周面との間にクリアランスが必要となる。したがって、スプール弁の場合には、一般的に閉状態であってもクリアランスの部分から流体が流れてしまうという特性を有する。
こうした問題に対応して、供給ポートと制御ポートとの間に、図11に示すようなステンレスまたは鋼材から作られたポペット弁50を設けた弁が知られている(例えば、特許文献1参照。)
また、図12に示すように、プランジャーAssy66と、鋼材からなるシートベース61と、弁部とソレノイド部とを連結する磁性材料からなるジョイント81と、磁性材料からなるベースコア86と接合する磁性材料からなるケース84と、ケース内部に設けられたコイル82と、プランジャーAssy66が摺動するフィラーリング83と、フィラーリング83からの流れを防止するOリング85とから構成されている。
また、プランジャーAssy66は、磁性材料からなるプランジャー65にカシメられて固定されたステンレス製のホルダ63と、ホルダの先端部に溶接されたボール62と、プランジャー65を付勢するスプリング64とから構成されたソレノイド弁が知られている。
このソレノイド弁は、コイルへの非通電状態では、ベースコア86の端面に設けられたスプリング64により、プランジャーAssy66がシートベース61に押しつけられ、ボール62がシートベース61に密着して、弁を閉状態とし、コイル82への通電状態では、プランジャーAssy66が、ベースコア86に吸着され、これにより、ボール62がシートベース61から離れることにより、弁を開状態とする。
特開2004−251404号公報
ところが、特許文献1に記載の技術においては、ポペット弁を精度よく作成する必要があり、製造コストが高く、しかも、ポペット弁を精度よく作成したとしても、弁内に装着したときに軸ずれを起こすと、流体が流れてしまうという状況を解決できないという問題があった。
また、図12に示すソレノイド弁では、ボールをホルダの先端部に精度よく溶接することが難しく、ボールをホルダの先端部に精度よく溶接したとしても、プランジャーとの軸ずれや、ソレノイド弁内にプランジャーAssyを装着したときの軸ずれで流体が流れてしまうという状況を解決できないという問題があった。
さらに、ソレノイド弁には、ソレノイドの非動作時に流路が開状態となっているノーマルオープン型と、流路が閉状態となっているノーマルクローズ型とがあるが、従来は、その目的に応じて、それぞれの型のソレノイド弁を別個に製造する必要があり、手間がかかるという問題もあった。
そこで、本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成の弁を用いて、弁の閉状態において、流体の流れを的確に遮断するとともに、容易に、ノーマルオープン型かノーマルクローズ型かを構成できるソレノイド弁を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の事項を提案している。
(1)本発明は、球状、又は半球状の第1の弁体と、円柱状で、かつ、外周に溝が形成された第2の弁体(例えば、図1のホルダ6に相当)と、一端に前記第1の弁体が連結され、他端に第2の弁体が連結された連結部材(例えば、図1の連結部材10に相当)と、を備えた弁体ユニットと、前記弁体ユニットの少なくとも一部がその内部に配置された流路と、摺動可能で、かつ、先端が前記弁体ユニットと接離可能に配置されたシャフトと、前記シャフトの基端側の部分が固定されるとともに、摺動可能に配置された可動鉄芯と、前記可動鉄芯と磁気回路を生成し、かつ、前記可動鉄芯が接離可能に配置された固定鉄芯と、通電時に、前記可動鉄芯が前記弁体ユニットに向かって摺動して、前記固定鉄芯に当接するような磁気回路を生成するコイルを備えたソレノイド(例えば、図1のソレノイド180に相当)と、一端が、前記シャフトの先端と前記弁体ユニットとを介して、対向するように配置されたスプリングと、からなり、前記第2の弁体を前記シャフトの先端と対向するように、配置したときに、前記コイルの非通電時において、前記第1の弁体が前記流路を閉止するように動作し、前記コイルの通電時において、前記第1の弁体が、前記流路を開放するように動作し、前記第1の弁体を前記シャフトの先端と対向するように、配置したときに、前記コイルの非通電時において、前記第1の弁体が前記流路を開放するように動作し、前記コイルの通電時において、前記第1の弁体が、前記流路を閉止するように動作することを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、第2の弁体をシャフトの先端と対向するように、配置したときに、コイルの非通電時において、第1の弁体が流路を閉止するように動作し、コイルの通電時において、第1の弁体が、流路を開放するように動作し、第1の弁体をシャフトの先端と対向するように、配置したときに、コイルの非通電時において、第1の弁体が流路を開放するように動作し、コイルの通電時において、第1の弁体が、流路を閉止するように動作する。したがって、弁体ユニットの配置の仕方に応じて、簡単に、ノーマルオープン型あるいはノーマルクローズ型のソレノイド弁を構成することができる。
(2)本発明は、(1)のソレノイド弁について、前記弁体ユニットは、前記ソレノイドと組み合わせる際に、前記第2の弁体側を前記シャフトの先端側に対して対向するように、配置可能であり、または、前記第1の弁体側を前記シャフトの先端側に対して対向するように、配置可能であることを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、弁体ユニットは、ソレノイドと組み合わせる際に、第2の弁体側をシャフトの先端側に対して対向するように、配置可能であり、または、第1の弁体側をシャフトの先端側に対して対向するように、配置可能である。つまり、弁ユニットは、弁の匡体の中心軸に直交する軸方向に対して、左右に反転して、匡体に装着可能な構造であるため、弁体ユニットの装着方向によって、簡単に、ノーマルオープン型あるいはノーマルクローズ型のソレノイド弁を構成することができる。
(3)本発明は、(1)または(2)のソレノイド弁について、前記流路は、前記第1の弁体が前記流路を閉止しているときに、流体が前記連結部材の側から流入し、前記第1の弁体と前記第2の弁体とに向かうように2つの流れとなり、2つの流れとなった流体が前記第1の弁体と前記第2の弁体とを離反する方向に押圧することを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、流路は、第1の弁体が流路を閉止しているときに、流体が連結部材の側から流入し、第1の弁体と第2の弁体とに向かうように2つの流れとなり、2つの流れとなった流体が第1の弁体と第2の弁体とを離反する方向に押圧する。したがって、推力があまり大きくないソレノイドを用いても、第1の弁体および第2の弁体を流路内で摺動させることができる。
(4)本発明は、(1)から(3)のソレノイド弁について、前記流路は、前記第2の弁体側で縮径するとともに、前記第2の弁体側の流路の径が前記第1の弁体の径よりも小さく、かつ、前記第2の弁体の径よりも大きいことを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、流路は、第2の弁体側で縮径するとともに、第2の弁体側の流路の径が第1の弁体の径よりも小さく、かつ、第2の弁体の径よりも大きい。したがって、ノーマルオープンの場合には、駆動体が非動作状態のときに、弁が開状態となり、ノーマルクローズの場合には、駆動体が非動作状態のときに、球状または半球状からなる第1の弁体の円周部が流路の一部に当接して、流路を閉状態として、的確に流体の流れを遮断することができる。
(5)本発明は、(4)のソレノイド弁について、前記流路は、縮径している部位が漏斗状の傾斜曲面になっていることを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、流路は、縮径している部位が漏斗状の傾斜曲面になっていることから、流路が閉状態の場合に、球状または半球状からなる第1の弁体の円周部が漏斗状の傾斜曲面にしっかりと当接するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
(6)本発明は、(1)から(5)のソレノイド弁について、前記シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、前記シャフトの基端側の部分と前記固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることを特徴とするソレノイド弁を提案している。
この発明によれば、シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフトの基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフトが確実に、第1の弁体あるいは第2の弁体と当接し、推力を供給することができる。
本発明によれば、弁の閉状態において、流体の流れを的確に遮断することができるという効果がある。また、弁が、第1の弁体、第2の弁体、連結部材の3つの部材からなるため、簡易な構成で弁を形成することができるという効果がある。
また、本発明によれば、弁の閉状態において、たとえ、弁体に軸ずれが発生しても、流路の閉状態時には、弁体が連結部材に設けられた自在継ぎ手構造により自在に回転するため、弁体の円周部が、例えば、流路に設けられた段部に確実に当接することにより、的確に流体の流れを遮断することができるという効果がある。
さらに、本発明によれば、本発明の製造工程において、弁体ユニットを含めた流路一式までを組み立てたところで、駆動体のシャフトの一端と組み合わせる際に、第1の弁体と対向させるか、あるいは、第2の弁体と対向させるかを選択するだけで、ノーマルオープン型か、ノーマルクローズ型かを選択することができるという効果がある。
つまり、これは、弁として、予め、ノーマルオープン型か、ノーマルクローズ型かを最初の製造工程から、分けて制作する必要はなく、最終的に、駆動体と組みわせるときに、判断すればよく、したがって、組み立てラインや部品の段取り等の変更が不要となる。また、部品点数が少なくて済み、歩留りのよい、量産性のある弁を制作できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る弁について、図面を用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1および図2を用いて、本発明に係る第1の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁100とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁100と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、ソレノイドが非動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁100は、図1に示すように、第1の流路1と、第2の流路2と、スプリング5と、ホルダ6と、ジョイント7と、開閉部材11とから構成されている。
第1の流路1及び第2の流路2には、先端側から順に、出力ポート4、図示しないドレンポートおよび入力ポート3が設けられている。第1の流路1は、入力ポート3に連結し、弁の中心部に所定の径を有する円柱状の流路を形成している。また、第1の流路1は、第1の流路1よりも径の大きな円柱状の流路である第2の流路2とともに漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部を形成し、出力ポート4と連結されて構成されている。さらに、テーパ部は、図2に示すように、後述する第1の弁体の接線方向と略平行に設けられている。
入力ポート3は、供給圧力Pの流体が供給される開口部であり、出力側となる出力ポート4は、出力側の流体圧力を制御圧力Pに制御するために、流体を出力側に供給する開口部である。また、図示しないドレンポートは、余分な流体Drを排出するための開口部である。なお、入力ポート11から流入する流体は、例えば、図1に示すように、第1の弁体、第2の弁体に対して、逆方向に、かつ、均一に圧力をかけるように作用する結果、第1の弁体と第2の弁体とが互いに引っ張りあう構造となるため、大きな推力をもつ駆動体でなくとも、第1の弁体および第2の弁体をスムーズに流路上で、動かすことができる。
スプリング5は、後述する開閉部材11の一部をなす第1の弁体に当接し、例えば、ソレノイド等の駆動体が作用する方向に抗する方向、すなわち、第2の弁体側に開閉部材11を付勢する。
ホルダ6は、第1の流路1に配置され、一端に後述する開閉部材11の一部をなす例えば、剛球体9を保持する凹部を備え、他端が、例えば、ソレノイド180と当接している。ジョイント7は、弁100とソレノイド180を結合するための連結部材である。
開閉部材11は、球状または半球状の第1の弁体と、円柱状で、かつ、外周に環状の溝が形成された第2の弁体と、第1の弁体と第2の弁体とを連結する連結部材10とから構成されている。そもそも、第1の弁体、第2の弁体および連結部材10は別部材であるため、簡易な構成をなし、しかも、開閉部材11の作成において、高い精度を必要としない。
また、流路は、第2の弁体側で縮径し、かつ、第1の弁体よりも径が小さい段部を形成している。したがって、流路が閉状態の場合に、図2に示すように、球状または半球状からなる第1の弁体の円周部が漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部にしっかりと当接するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
ここで、第1の弁体をなす第1の剛球体8および第2の剛球体9には、ベアリングボールを用いてもよい。第1の弁体をなす第1の剛球体8および第2の剛球体9をベアリングボールで構成すれば、低コストで弁体を構成できるとともに、剛球体の精度を高く維持することができる。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図1を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されていない場合、すなわち、ソレノイド180が非動作状態である場合には、スプリング5の付勢力により、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が当接される。なお、シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフトの基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフトが確実に、第1の弁体あるいは第2の弁体と当接し、推力を供給することができる。
ここで、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体8の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、ソレノイド180が非動作状態の場合には、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
一方で、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されている場合、すなわち、ソレノイド180が、動作状態である場合には、シャフト22に与えられる推力により開閉部材11およびホルダ6が直線移動し、第1の弁体をなす第1の剛球体8が、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部から離れることにより、流路を開状態とする。したがって、ソレノイド180の駆動量を制御することで、出力ポート4における流体圧力Pを制御することができる。
<第2の実施形態>
図3を用いて、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁110とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁110と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、ソレノイドが動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁110は、図3に示すように、第1の流路1と、第2の流路2と、スプリング5と、ホルダ6と、ジョイント7と、開閉部材11とから構成されている。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
スプリング5は、第2の弁体であるホルダ6に当接し、例えば、ソレノイド180が作用する方向に抗する方向にホルダ6を付勢する。
第2の弁体であるホルダ6は、第1の流路1に配置され、一端に第2の剛球体9を保持する凹部を備え、他端が、スプリング5と当接している。また、第1の弁体をなす第1の剛球体8は、ソレノイド180と当接している。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図3を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されていない場合、すなわち、ソレノイド180が非動作状態である場合には、スプリング5の付勢力により、開閉部材11が開いて、流路を開状態とする。
一方、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されている場合、すなわち、ソレノイド180が、動作状態である場合には、シャフト22に与えられる推力により開閉部材11およびホルダ6が直線移動し、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が当接される。なお、シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフトの基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフトが確実に、第1の弁体あるいは第2の弁体と当接し、推力を供給することができる。
ここで、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体8の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、駆動体の動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
<第3の実施形態>
図4を用いて、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁120とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁120と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、ソレノイド180が非動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁120は、図4に示すように、第1の流路1と、第2の流路2と、スプリング5と、ホルダ6と、ジョイント7と、開閉部材11とから構成されている。
第1の流路1及び第2の流路2には、先端側から順に、出力ポート4、図示しないドレンポートおよび入力ポート3が設けられている。第1の流路は、入力ポート3に連結し、弁の中心部に所定の径を有する円柱状の流路を形成している。また、第1の流路1は、第1の流路1よりも径の大きな円柱状の流路である第2の流路2とともに漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部を形成し、出力ポート4と連結されて構成されている。さらに、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、図2に示すように、後述する弁体の接線方向と略平行に設けられている。
入力ポート3は、供給圧力Pの流体が供給される開口部であり、出力側となる出力ポート4は、出力側の流体圧力を制御圧力Pに制御するために、流体を出力側に供給する開口部である。また、図示しないドレンポートは、余分な流体Drを排出するための開口部である。なお、入力ポート11から流入する流体は、例えば、図4に示すように、第1の弁体、第2の弁体に対して、逆方向に、かつ、均一に圧力をかけるように作用する結果、第1の弁体と第2の弁体とが互いに引っ張りあう構造となるため、大きな推力をもつ駆動体でなくとも、第1の弁体および第2の弁体をスムーズに流路上で、動かすことができる。
スプリング5は、後述する開閉部材11の一部である弁体を構成する第1の剛球体に当接し、例えば、ソレノイド180が作用する方向に抗する方向に開閉部材11を付勢する。
ホルダ6は、第2の弁体を構成し、さらに、第1の流路1に配置され、例えば、図5に示すように、一端に後述する開閉部材11の一部である第2の剛球体9の半分以上を少なくとも2箇所以上で包み込むように保持する形状を備えた自在継ぎ手構造からなり、他端が、ソレノイド180と当接している。ジョイント7は、弁100とソレノイド180を結合するための連結部材である。
開閉部材11は、第1の弁体をなす第1の剛球体8と、第1の剛球体8と一体化した連結部材10、連結部材10の他端に第2の剛球体9をも一体化して構成されている。また、開閉部材11は、第2の剛球体9を介して、第2の弁体をなすホルダ6に連結されており、ホルダ6と開閉部材11の連結部は、自在継ぎ手構造となるように構成されている。ここで、自在継ぎ手構造とは、例えば、第2の剛球体9をホルダ6に組み合わせるとき、開閉部材11が第2の剛球体9を支点として回転及び、振り子のように、振れることができるフレキシブル性を有した構造をいう。
この構造は、図4及び図5で示す構成で実現可能である。連結部材10と一体化している第2の剛球体9をホルダ6の凹部に径方向側の隙間を設けつつ挿入する。次に、ホルダ6の挿入箇所周辺をプレス等で加圧することにより、第2の剛球体9の球面部分の半分以上を覆うようにする。このとき、軸方向側にも適正なガタを設けておくことにより、連結部材10が、第2の剛球体9を支点に回転及び、振り子のように振れることができるようになる。
こうすることによって、第1の流路1、第1の流路1内を摺動するホルダ6、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される段部のテーパ部等の寸法精度に関わらず、弁としての機能を有効に発揮することが可能となる。つまり、第1の流路1の内径寸法とホルダ6の外周寸法との間にガタがあったとしても、開閉部材11は、第2の剛球体9を支点として、フレキシブルに回転及び、振り子のように振れることにより、第1の流路1と第2の流路2とで形成されるテーパ部に第1の剛球体8を密着させて高いシール効果を保つことができる。
なお、第1の弁体をなす第1の剛球体8および第2の剛球体9には、ベアリングボールを用いてもよい。第1の弁体をなす第1の剛球体8および第2の剛球体9をベアリングボールで構成すれば、低コストで構成できるとともに、弁体の精度を高く維持することができる。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図4を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されていない場合、すなわち、ソレノイド180が非動作状態である場合には、スプリング5の付勢力により、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が当接される。なお、シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフトの基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフトが確実に、第1の弁体あるいは第2の弁体と当接し、推力を供給することができる。
ここで、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、弁体をなす第1の剛球体8の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、駆動体の非動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。また、弁の閉状態において、たとえ、弁体に軸ずれが発生しても、流路の閉状態時には、弁体が半分以上をホルダに少なくとも2箇所以上で包み込むように保持された第2の弁体をなす第2の剛球体9を中心に回転及び振れることができるため、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に確実に当接することにより、より的確に流体の流れを遮断することができる。
一方で、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されている場合、すなわち、ソレノイド180が、動作状態である場合には、シャフト22に与えられる推力により開閉部材11およびホルダ6が直線移動し、第1の弁体をなす第1の剛球体8が、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部から離れることにより、流路を開状態とする。したがって、ソレノイド180の駆動量を制御することで、出力ポート4における流体圧力Pを制御することができる。
<第4の実施形態>
図6を用いて、本発明に係る第4の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁130とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁120と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、ソレノイド180が動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁130は、図6に示すように、第1の流路1と、第2の流路2と、スプリング5と、ホルダ6と、ジョイント7と、開閉部材11とから構成されている。なお、第3の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
スプリング5は、開閉部材11と自在継ぎ手構造を介して連結するホルダ6に当接し、例えば、ソレノイド等の駆動体が作用する方向に抗する方向にホルダ6を付勢する。
ホルダ6は、第1の流路1に配置され、例えば、図5に示すように、一端に後述する開閉部材11の一部である第2の剛球体9の半分以上を少なくとも2箇所以上で包み込むような自在継ぎ手構造を備え、他端が、スプリング5と当接している。また、第1の弁体をなす第1の剛球体8は、例えば、ソレノイド180のシャフト22と当接している。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図6を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されていない場合、すなわち、ソレノイド180が非動作状態である場合には、スプリング5の付勢力により、開閉部材11が開いて、流路を開状態とする。
一方、ソレノイド180のコイル21に電流が供給されている場合、すなわち、ソレノイド180が、動作状態である場合には、シャフト22に与えられる推力により開閉部材11およびホルダ6が直線移動し、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が当接される。なお、シャフト22は、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフト22の基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフトが確実に、第1の弁体あるいは第2の弁体と当接し、推力を供給することができる。
ここで、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体8の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路1と第2の流路2とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、ソレノイド180の非動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。また、弁の閉状態において、たとえ、弁体に軸ずれが発生しても、流路の閉状態時には、弁体が半分以上をホルダに少なくとも2箇所以上で包み込むように保持された別の弁体をなす第2の剛球体9を中心に回転及び振れることができるため、第1の弁体をなす第1の剛球体8の円周部が漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に確実に当接することにより、より的確に流体の流れを遮断することができる。
<第5の実施形態>
図7を用いて、本発明に係る第5の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁140とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁140と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、ソレノイド180が非動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁140は、図7に示すように、匡体30と弁ユニット40とからなっている。また、匡体30には、入力ポート31と、出力ポート32と、ジョイント34とが設けられ、弁ユニット40には、第1の流路41と、第2の流路42と、開口部43と、開閉部材47と、スプリング48と、ホルダ49とが設けられている。なお、本実施形態では、弁ユニット40が流路の一部を含む構成となっており、さらに、その流路の中に、第1の弁体44と第2の弁体49とが配置されているので、弁ユニット40の装着方向を反対方向に変えると、第1の弁体44と第2の弁体49との方向に加えて、その流路の向きも変わることになる。そこで、弁ユニット40の装着方向に応じて、その流路の構造と第1の弁体44および第2の弁体49の配置をノーマルオープン型とノーマルクローズ型になるようにしておけば、同じ弁ユニット40が両方のタイプに共用できるようになる。
弁ユニット40は、第2の弁体49をシャフトの一端と対向するように配置したとき、駆動体が非動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となり、駆動体が動作状態において、前記流路内の流体の流れを確保する開状態となる。
ここで、入力ポート31は、供給圧力Pの流体が供給される開口部であり、出力側となる出力ポート32は、出力側の流体圧力を制御圧力Pに制御するために、流体を出力側に供給する開口部である。また、図示しないドレンポートは、余分な流体Drを排出するための開口部である。ジョイント34は、弁140とソレノイド180を結合するための連結部材である。
なお、入力ポート31から流入する流体は、例えば、図7に示すように、第1の弁体44、第2の弁体49に対して、逆方向に、かつ、均一に圧力をかけるように作用する結果、第1の弁体44と第2の弁体49とが互いに引っ張りあう構造となるため、大きな推力をもつ駆動体でなくとも、第1の弁体44および第2の弁体49をスムーズに流路上で、動かすことができる。
一方、第1の流路41及び第2の流路42には、先端側から順に、出力ポート32、図示しないドレンポートおよび入力ポート31が設けられている。第1の流路41は、入力ポート31に連結し、弁の中心部に所定の径を有する円柱状の流路を形成している。
また、段部からなる開口部43が、匡体30の内壁面と当接する面およびその対向面に設けられており、この段部からなる開口部43の大きさは、入力ポート31の径よりも大きくなっている。こうした開口部43を弁ユニットに設けることにより、弁ユニットを匡体内部に組み付ける場合に、高い精度の位置決め作業を行わなくても、所望の弁を簡単に構成することができる。
また、第1の流路41は、第1の流路41よりも径の大きな円柱状の流路である第2の流路42とともに漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部を形成し、出力ポート32と連結されて構成されている。さらに、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、図2に示すように、後述する第1の弁体の接線方向と略平行に設けられている。
スプリング48は、後述する開閉部材47の一部をなす第1の弁体44に当接し、例えば、ソレノイド180が作用する方向に抗する方向、すなわち、第2の弁体49側に開閉部材47を付勢する。
ホルダ49は、第1の流路41に配置され、一端に後述する開閉部材47の一部をなす例えば、剛球体を保持する凹部を備え、他端が、ソレノイド180と当接している。ジョイント34は、弁140とソレノイド180を結合するための連結部材である。
開閉部材47は、球状または半球状の第1の弁体44と、円柱状で、かつ、外周に環状の溝が形成された第2の弁体49と、第1の弁体44と第2の弁体49とを連結する連結部材45とから構成されている。そもそも、第1の弁体44、第2の弁体49および連結部材45は別部材であるため、簡易な構成をなし、しかも、開閉部材47の作成において、高い精度を必要としない。
また、流路は、第2の弁体49側で縮径し、かつ、第1の弁体44よりも径が小さい漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部を形成している。したがって、流路が閉状態の場合に、球状または半球状からなる第1の弁体44の円周部が漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部にしっかりと当接するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
ここで、第1の弁体をなす第1の剛球体44および第2の剛球体46には、ベアリングボールを用いてもよい。第1の弁体をなす第1の剛球体44および第2の剛球体46をベアリングボールで構成すれば、低コストで弁体を構成できるとともに、剛球体の精度を高く維持することができる。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図7を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180が、非動作状態である場合には、スプリング48の付勢力により、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が当接される。なお、シャフト22は、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、シャフト22の基端側の部分と固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることから、スリーブの内径とシャフトの外径との間に、隙間が生じても、ガイド部材により、シャフト22が確実に、第1の弁体44あるいは第2の弁体49と当接し、推力を供給することができる。
ここで、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体44の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、ソレノイド180の非動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
一方で、ソレノイド180が、動作状態である場合には、開閉部材47およびホルダ49が直線移動し、第1の弁体をなす第1の剛球体44が、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部から離れることにより、流路を開状態とする。したがって、ソレノイドの駆動量を制御することで、出力ポート32における流体圧力Pを制御することができる。
<第6の実施形態>
図8を用いて、本発明に係る第6の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁150とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁150と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係るソレノイド弁は、例えば、ソレノイドが動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
本実施形態に係る弁150は、図8に示すように、その主な構成は第5の実施形態と同様である。したがって、第5の実施形態と異なる部分のみ、以下に、説明する。
弁ユニット40は、第1の弁体をシャフトの一端と対向するように配置したときに、駆動体が非動作状態において、流路内の流体の流れを確保する開状態となり、駆動体が動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となる。
なお、この弁ユニット40は、第5の実施形態のように、第2の弁体49をシャフト22の一端と対向するように配置したとき、駆動体が非動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となり、駆動体が動作状態において、前記流路内の流体の流れを確保する開状態となる。これはつまり、匡体30に対して、弁ユニット40の装着方向を変えるだけで、容易に、ノーマルオープン型かノーマルクローズ型かの弁を構成できることを意味している。
弁ユニット40を匡体30に対して、その挿入方向を変えるだけで、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型の弁を構成できるため、弁ユニット40は、部品構成を変えることなく、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型の弁を実現できる。
さらに、弁ユニット40の部品構成が同一であるため、従来のように、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型の弁とで製造工程を変える必要がなく、加えて、弁ユニット40を匡体30に挿入するときだけの違いなので、製造工数を大幅に削減することができる。
また、弁ユニット40を構成する第1の弁体44と第2の弁体49とが、別体であるため、それぞれの加工精度を向上させることができる。また、弁ユニット40が、ソレノイド180のプランジャーと一体でなく、しかも、第1の弁体44が回転自在の構造となっているため、例えば、ソレノイド180のスリーブの内径とプランジャーの外径との間に、隙間が生じても、プランジャーが確実に、第1の弁体44あるいは第2の弁体49と当接し、推力を供給することができる。
スプリング48は、第2の弁体であるホルダ49に当接し、ソレノイド180が作用する方向に抗する方向にホルダ49を付勢する。
第2の弁体であるホルダ49は、第1の流路41に配置され、一端に第2の剛球体46を保持する凹部を備え、他端が、スプリング48と当接している。また、第1の弁体をなす第1の剛球体44は、ソレノイド180のシャフト22と当接している。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図8を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180が、非動作状態である場合には、スプリング48の付勢力により、開閉部材47が開いて、流路を開状態とする。
一方、ソレノイド180が、動作状態である場合には、開閉部材47およびホルダ49が直線移動し、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が当接される。
ここで、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体44の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、駆動体の動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパがしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
<第7の実施形態>
図9を用いて、本発明に係る第7の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁160とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁160と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係る弁は、例えば、ソレノイドが非動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。また、本実施形態に係る弁160は、第5の実施形態に対して、ホルダ49の形状および第2の剛球体46の保持状態に関して、相違するため、係る相違点を中心に説明を行う。また、本実施形態に係る弁は、例えば、ソレノイド180が非動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
弁ユニット40は、第2の弁体49をシャフトの一端と対向するように配置したとき、駆動体が非動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となり、駆動体が動作状態において、前記流路内の流体の流れを確保する開状態となる。
ホルダ49は、第2の弁体を構成し、さらに、第1の流路41に配置され、例えば、図5に示すように、一端に後述する開閉部材47の一部である第2の剛球体46の半分以上を少なくとも2箇所以上で包み込むように保持する形状を備えた自在継ぎ手構造からなり、他端が、ソレノイド180のシャフト22と当接している。
開閉部材47は、第1の弁体をなす第1の剛球体44と、第1の剛球体44と一体化した連結部材45、連結部材45の他端に第2の剛球体46をも一体化して構成されている。また、開閉部材47は、第2の剛球体46を介して、第2の弁体をなすホルダ49に連結されており、ホルダ49と開閉部材47の連結部は、自在継ぎ手構造となるように構成されている。ここで、自在継ぎ手構造とは、例えば、第2の剛球体46をホルダ49に組み合わせるとき、開閉部材47が第2の剛球体46を支点として回転及び、振り子のように、振れることができるフレキシブル性を有した構造をいう。
この構造は、図5及び図9で示す構成で実現可能である。連結部材45と一体化している第2の剛球体46をホルダ49の凹部に径方向側の隙間を設けつつ挿入する。次に、ホルダ49の挿入箇所周辺をプレス等で加圧することにより、第2の剛球体46の球面部分の半分以上を覆うようにする。このとき、軸方向側にも適正なガタを設けておくことにより、連結部材45が、第2の剛球体46を支点に回転及び、振り子のように振れることができるようになる。
こうすることによって、第1の流路41、第1の流路41内を摺動するホルダ49、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部等の寸法精度に関わらず、弁としての機能を有効に発揮することが可能となる。つまり、第1の流路41の内径寸法とホルダ49の外周寸法との間にガタがあったとしても、開閉部材47は、第2の剛球体46を支点として、フレキシブルに回転及び、振り子のように振れることにより、第1の流路41と第2の流路42とで形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の剛球体44を密着させて高いシール効果を保つことができる。
また、弁ユニット40を構成する第1の弁体44と第2の弁体49とが、別体であるため、それぞれの加工精度を向上させることができる。さらに、弁ユニット40が、ソレノイド180のプランジャーと一体でなく、しかも、第2の弁体49が自在継ぎ手構造となっているため、例えば、ソレノイド180のスリーブの内径とプランジャーの外径との間に、隙間が生じても、プランジャーが確実に、第1の弁体44あるいは第2の弁体49と当接し、推力を供給することができる。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図9を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180が、非動作状態である場合には、スプリング48の付勢力により、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に弁体をなす第1の剛球体44の円周部が当接される。
ここで、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、弁体をなす第1の剛球体44の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に弁体をなす第1の剛球体44の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、ソレノイド180の非動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパがしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
また、弁の閉状態において、たとえ、弁体に軸ずれが発生しても、流路を閉状態時にするときの第1の弁体をなす剛球体44は、ホルダ49に保持された第2の剛球体46を支点に回転及び振れることができるため、第1の剛球体44の円周部が段部に確実に当接して、より的確に流体の流れを遮断することができる。
一方で、ソレノイド180が、動作状態である場合には、開閉部材47およびホルダ49が直線移動し、第1の弁体をなす第1の剛球体44が、漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部から離れることにより、流路を開状態とする。したがって、ソレノイド180の駆動量を制御することで、出力ポート32における流体圧力Pを制御することができる。
<第8の実施形態>
図10を用いて、本発明に係る第8の実施形態について説明する。
本実施形態に係るソレノイド弁は、弁170とソレノイド180とから構成されている。また、ソレノイド180は、ジョイント7により、弁170と連結され、磁性材料からなるケース20と、コイル21と、シャフト22と、磁性材料からなるベースコア23とから構成されている。なお、本実施形態に係る弁は、例えば、ソレノイドが動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。また、本実施形態に係る弁130は、第2の実施形態に対して、ホルダ39の形状および第2の剛球体26の保持状態に関して、相違するため、係る相違点を中心に説明を行う。また、本実施形態に係る弁は、例えば、ソレノイド等の駆動体が動作状態である場合に、弁を閉状態とするものである。
<弁の構成>
弁ユニット40は、第1の弁体をシャフト22の一端と対向するように配置したときに、駆動体が非動作状態において、流路内の流体の流れを確保する開状態となり、駆動体が動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となる。
なお、この弁ユニット40は、第5の実施形態のように、第2の弁体49をシャフト22の一端と対向するように配置したとき、ソレノイド180が非動作状態において、流路内の流体の流れを遮断する閉状態となり、ソレノイド180が動作状態において、前記流路内の流体の流れを確保する開状態となる。これはつまり、匡体30に対して、弁ユニット40の装着方向を変えるだけで、容易に、ノーマルオープン型かノーマルクローズ型かの弁を構成できることを意味している。
弁ユニット40を匡体30に対して、その挿入方向を変えるだけで、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型の弁を構成できるため、弁ユニット40の部品構成を変えることなく、ノーマルオープン型かノーマルクローズ型かの弁を実現できる。さらに、弁ユニット40の部品構成が同一であるため、従来のように、ノーマルオープン型とノーマルクローズ型の弁とで製造工程を変える必要がなく、加えて、弁ユニット40を匡体30に挿入するだけなので、製造工数を大幅に削減することができる。
また、弁ユニット40を構成する第1の弁体44と第2の弁体49とが、別体であるため、それぞれの加工精度を向上させることができる。また、弁ユニット40が、ソレノイド180のプランジャーと一体でなく、しかも、第1の弁体44が回転自在の構造となっているため、例えば、ソレノイド180のスリーブの内径とプランジャーの外径との間に、隙間が生じても、プランジャーが確実に、第1の弁体44あるいは第2の弁体49と当接し、推力を供給することができる。
スプリング48は、第2の剛球体46を保持するホルダ49に当接し、例えば、ソレノイド180が作用する方向に抗する方向にホルダ49を付勢する。
ホルダ49は、第1の流路41に配置され、例えば、図10に示すように、一端に後述する開閉部材47の一部である第2の剛球体46の半分以上を少なくとも2箇所以上で包み込むように保持する自在継ぎ手構造を備え、他端が、スプリング48と当接している。また、第1の弁体をなす第1の剛球体44は、例えば、ソレノイド180のシャフト22と当接している。
<ソレノイド弁の動作>
次に、図6を用いて、本実施形態に係るソレノイド弁の動作について説明する。
まず、ソレノイド180が、非動作状態である場合には、スプリング48の付勢力により、開閉部材47が開いて、流路を開状態とする。
一方、ソレノイド180が、動作状態である場合には、開閉部材47およびホルダ49が直線移動し、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が当接される。
ここで、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部は、第1の弁体をなす第1の剛球体44の接線方向と略平行な形状となっているため、第1の流路41と第2の流路42とにより形成される漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部に弁体をなす第1の剛球体44の円周部が十分に密着した状態になる。したがって、ソレノイド180の動作状態に、流路を閉状態とし、しかも、第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部と漏斗状の傾斜曲面をなすテーパ部がしっかりと密着して、高いシール効果を奏するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
また、弁の閉状態において、たとえ、開閉部材47に軸ずれが発生しても、第2の剛球体46を支点に回転及び振れることができるため、第1の弁体をなす第1の剛球体44の円周部が段部に確実に当接して、より的確に流体の流れを遮断することができる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、弁の閉状態において、流体の流れを的確に遮断することができる。また、弁体ユニットの配置の仕方に応じて、簡単に、ノーマルオープンあるいはノーマルクローズの弁を構成することができる。さらに、流路は、縮径している部位が漏斗状の傾斜曲面になっていることから、流路が閉状態の場合に、球状または半球状からなる第1の弁体の円周部が漏斗状の傾斜曲面にしっかりと当接するため、的確に流体の流れを遮断することができる。
なお、本発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
第1の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第1の剛球体と段部との位置関係を示した図である。 第2の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第3の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第2の剛球体とホルダとの関係を示した図である。 第4の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第5の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第6の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第7の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 第8の実施形態に係るソレノイド弁の断面図である。 従来例に係る弁の断面図である。 従来例に係るソレノイド弁の断面図である。 従来例に係るソレノイド弁の断面図である。
符号の説明
1、41・・・第1の流路
2、42・・・第2の流路
3、31・・・入力ポート
4、32・・・出力ポート
5、48・・・スプリング
6、49・・・ホルダ
7、34・・・ジョイント
8、44・・・第1の剛球体
9、46・・・第2の剛球体
10、45・・・連結部材
11、47・・・開閉部材
20・・・ケース
21・・・コイル
22・・・シャフト
23・・・ベースコア
43・・・開口部
100、110、120、130、140、150、160、170・・・弁
180・・・ソレノイド

Claims (6)

  1. 球状、又は半球状の第1の弁体と、円柱状で、かつ、外周に溝が形成された第2の弁体と、一端に前記第1の弁体が連結され、他端に第2の弁体が連結された連結部材と、を備えた弁体ユニットと、
    前記弁体ユニットの少なくとも一部がその内部に配置された流路と、
    摺動可能で、かつ、先端が前記弁体ユニットと接離可能に配置されたシャフトと、前記シャフトの基端側の部分が固定されるとともに、摺動可能に配置された可動鉄芯と、前記可動鉄芯と磁気回路を生成し、かつ、前記可動鉄芯が接離可能に配置された固定鉄芯と、通電時に、前記可動鉄芯が前記弁体ユニットに向かって摺動して、前記固定鉄芯に当接するような磁気回路を生成するコイルを備えたソレノイドと、
    一端が、前記シャフトの先端と前記弁体ユニットとを介して、対向するように配置されたスプリングと、からなり、
    前記第2の弁体を前記シャフトの先端と対向するように、配置したときに、前記コイルの非通電時において、前記第1の弁体が前記流路を閉止するように動作し、前記コイルの通電時において、前記第1の弁体が、前記流路を開放するように動作し、
    前記第1の弁体を前記シャフトの先端と対向するように、配置したときに、前記コイルの非通電時において、前記第1の弁体が前記流路を開放するように動作し、前記コイルの通電時において、前記第1の弁体が、前記流路を閉止するように動作することを特徴とするソレノイド弁。
  2. 前記弁体ユニットは、前記ソレノイドと組み合わせる際に、前記第2の弁体側を前記シャフトの先端側に対して対向するように、配置可能であり、または、前記第1の弁体側を前記シャフトの先端側に対して対向するように、配置可能であることを特徴とする請求項1に記載のソレノイド弁。
  3. 前記流路は、前記第1の弁体が前記流路を閉止しているときに、流体が前記連結部材の側から流入し、前記第1の弁体と前記第2の弁体とに向かうように2つの流れとなり、2つの流れとなった流体が前記第1の弁体と前記第2の弁体とを離反する方向に押圧することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のソレノイド弁。
  4. 前記流路は、前記第2の弁体側で縮径するとともに、前記第2の弁体側の流路の径が前記第1の弁体の径よりも小さく、かつ、前記第2の弁体の径よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のソレノイド弁。
  5. 前記流路は、縮径している部位が漏斗状の傾斜曲面になっていることを特徴とする請求項4に記載のソレノイド弁。
  6. 前記シャフトは、先端側が基端側よりも径が小さくなるように形成されるとともに、前記シャフトの基端側の部分と前記固定鉄芯との間に円筒状のガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のソレノイド弁。
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