JP2010019037A - 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置 - Google Patents

積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010019037A
JP2010019037A JP2008182254A JP2008182254A JP2010019037A JP 2010019037 A JP2010019037 A JP 2010019037A JP 2008182254 A JP2008182254 A JP 2008182254A JP 2008182254 A JP2008182254 A JP 2008182254A JP 2010019037 A JP2010019037 A JP 2010019037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
connector
locking
unit
engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008182254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4952676B2 (ja
Inventor
Masaki Ishikawa
雅規 石川
Takanori Yugawa
賢訓 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Corp
Original Assignee
Itoki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Corp filed Critical Itoki Corp
Priority to JP2008182254A priority Critical patent/JP4952676B2/ja
Publication of JP2010019037A publication Critical patent/JP2010019037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4952676B2 publication Critical patent/JP4952676B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Assembled Shelves (AREA)

Abstract

【課題】
複数の単位パネルを上下及び左右に順次連結し、必要に応じてエンドポストあるいはコーナーポストを連結し、所望の高さ及び長さの間仕切装置を構築することができる積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置を提供する。
【解決手段】
単位パネル1の両側端面に凹溝部16を形成し、連結手段は下連結具2と上連結具3及び締結具4とからなり、下連結具と上連結具とは互いに上下方向の変位を規制して係脱可能な形状とし、左右の単位パネル間の連結部において両側凹溝部で形成される縦空間内に少なくとも締結具を配し、下連結具を両側凹溝部の下端部の下係止部17に同時に係止し、且つ上連結具を両側凹溝部の上端部の上係止部18に同時に係止し、該下連結具と上連結具を締結具で引き付けて左右の連結を行い、上段の連結手段の下連結具と下段の連結手段の上連結具とを上下に係止して連結する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置に係わり、更に詳しくは単位パネルを所望の高さに積上げて上下及び左右に連結する積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置に関するものである。
従来から間仕切パネル同士を、支柱を介在させずに順次連結する構造のパネルの組立構造は提供されている。例えば、特許文献1には、パネルの縦枠の側端に外方へ開放してなる縦方向の凹溝部を設けるとともに、該凹溝部の下部に係止片を設け、隣接するパネルの縦枠同士を接合するとともに、両係止片を引き離し不能に係合した状態で、両縦枠の相対向した凹溝部の上端に連結具のテーパー溝を上方から嵌合するとともに、連結具の下方にあって両縦枠の開口で係止された係合片に、連結具の貫通孔に上方から挿通したボルトを係合片の螺孔にネジ込むことで、互いに近接させて締め付けるパネルの組立構造が開示されている。
また、特許文献2には、側端面に複数の係合孔が上下方向に間隔をあけて穿設されている間仕切パネルと、下部の前記係合孔に係合しうる上向き傾斜のフック部を有する下部の駒部材と、上部の前記係合孔に係合しうる下向き傾斜のフック部を有する上部の駒部材と、前記下部の駒部材に螺合されるとともに、前記上部の駒部材が回転自在に遊嵌され、これを上方に抜け止めする頭を有する連結杆とからなり、前記複数の係合孔のうち、互いに対応する上下2個を選んで、その下部の係合孔に、下部の駒部材における上向き傾斜するフック部を、また上部の係合孔に、上部の駒部材における下向き傾斜するフック部をそれぞれ係合させるとともに、前記連結杆を回転させることにより、各駒部材のフック部の傾斜面を前記係合孔に深く係合させて、両間仕切パネルを互いに引き寄せ、連結する間仕切パネルの連結装置が開示されている。
しかし、特許文献1、2に記載のものは、パネルを上下に積み重ねて連結する構造ではない。尚、間仕切パネルの上部に、パネルを延長して取付けるものも存在するが、上部パネルを下部パネルの上縁に凹凸嵌合するとともに、該上部パネルを上下に貫通させたボルトを下部パネルの上端の横枠に螺合する構造のものは提案されている。
実開平05−047114号公報 特許第3673976号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、複数の単位パネルを簡単且つ強固な連結構造によって上下及び左右に順次連結し、必要に応じてエンドポストあるいはコーナーポストを連結し、所望の高さ及び長さの間仕切装置を構築することができる積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、複数の単位パネルを連結手段にて上下左右に連結し、必要に応じて前記単位パネルと同じ高さに設定した複数のエンドポストあるいはコーナーポストを該単位パネルの側端面に同じ連結手段にて上下に連結して構成する積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置であって、前記単位パネルの両側端面、エンドポスト及びコーナーポストの連結側の側面に凹溝部を形成し、前記連結手段は下連結具と上連結具及びそれらを引き付ける締結具とからなり、前記下連結具と上連結具とは互いに上下方向の変位を規制して係脱可能な形状とし、左右の単位パネル間又は単位パネルとエンドポストあるいはコーナーポスト間の連結部において両側凹溝部で形成される縦空間内に少なくとも前記締結具を配し、前記下連結具を両側凹溝部の下端部に形成した下係止部に同時に係止し、且つ前記上連結具を両側凹溝部の上端部に形成した上係止部に同時に係止するとともに、該下連結具と上連結具を前記締結具で引き付けて左右の連結を行い、更に上段の連結に供する連結手段の下連結具と下段の連結に供する連結手段の上連結具とを上下に係止して連結する積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記連結手段として、両側に前記下係止部に下方から係止する係止爪部を上部に有する下連結具と、両側に前記上係止部に上方から係止する係止爪部を下部に有する上連結具と、前記凹溝部内に位置して前記下連結具と上連結具を引き付けるネジ式の締結具とを備え、更に前記下連結具の下部と前記上連結具の上部とにそれぞれ互いに上下変位不能に係合する第1係合部と第2係合部を形成してなることが好ましい(請求項2)。
また、前記単位パネルは、下端部に下嵌合部を形成するとともに、上端部に前記下嵌合部に凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制し得る上嵌合部を形成し、複数の単位パネルを上下に積上げる際に下段の単位パネルの上嵌合部と上段の単位パネルの下嵌合部とを嵌合してなることが好ましい(請求項3)。
そして、前記下連結具の第1係合部が側面視略T字形の係合凸部であり、前記上連結具の第2係合部が係合凹部であり、それぞれパネル面内方向にスライド係合する構造であることがより好ましい(請求項4)。
また、前記下連結具の第1係合部が係合凹部であり、前記上連結具の第2係合部が側面視略T字形の係合凸部であり、それぞれパネル面内方向にスライド係合する構造であることも好ましい(請求項5)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置は、左右の単位パネル間又は単位パネルとエンドポストあるいはコーナーポスト間の連結部において両側凹溝部で形成される縦空間内に少なくとも締結具を配し、下連結具を両側凹溝部の下端部に形成した下係止部に同時に係止し、且つ上連結具を両側凹溝部の上端部に形成した上係止部に同時に係止するとともに、該下連結具と上連結具を前記締結具で引き付けるだけで左右の連結を行うことができ、しかも同じ連結手段で単位パネル同士又は他にパネルとエンドポストあるいはコーナーポストとを左右に強固に連結することができ、更に上段の連結に供する連結手段の下連結具と下段の連結に供する連結手段の上連結具とを上下に係止して連結することで、特別な連結具を用いることなく複数の単位パネルを積上げることができ、同様にエンドポストあるいはコーナーポストを上方に連設することができ、所望の高さの間仕切装置を構成でき、更に段違い等の間仕切装置を構成することも簡単である。そして、前記連結手段は、隣接する単位パネル間、単位パネルとエンドポストあるいはコーナーポスト間に、両凹溝部で形成される縦空間内に収容されるので、外観的すっきりとしたものとなる。
請求項2によれば、左右に配した両単位パネルの各凹溝部の下端部に形成した下係止部に、下連結具の両係止爪部を下方から同時に係止するとともに、各凹溝部の上端部に形成した上係止部に、上連結具の両係止爪部を上方から同時に係止し、前記凹溝部内に位置させたネジ式の締結具で前記下連結具と上連結具を引き付けることによって、左右の単位パネルを強固に連結することができ、また既に左右に連結した単位パネルの上段に単位パネルを連結するには、下段の単位パネルの連結に使用した上連結具の第2係合部に、上段の単位パネルを左右に連結するために使用する下連結具の第1係合部を上下変位不能に係合するだけで、上下に強固に連結することができる。
請求項3によれば、下段の単位パネルの上端部の上嵌合部と上段の単位パネルの下端部の下嵌合部を凹凸嵌合することにより、複数の単位パネルを上下に積上げる際に、パネル面外方向の変位を確実に規制することができる。
請求項4によれば、下段の単位パネルの左右連結に供した上連結具の第2係合部としての係合凹部に、上段の単位パネルの左右連結に使用する下連結具の第1係合部としての側面視略T字形の係合凸部を、パネル面内方向にスライド係合するだけで上下変位不能に係合することができ、上段の左右の単位パネルを連結手段で連結すると同時に上下方向の連結も達成できるので、連結作業が容易である。
請求項5によれば、下段の単位パネルの左右連結に供した上連結具の第2係合部としての側面視略T字形の係合凸部に、上段の単位パネルの左右連結に使用する下連結具の第1係合部としての係合凹部を、パネル面内方向にスライド係合するだけで上下変位不能に係合することができ、上段の左右の単位パネルを連結手段で連結すると同時に上下方向の連結も達成できるので、連結作業が容易である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1〜図8は本発明に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置の第1実施形態を示し、図中符号1は単位パネル、2は下連結具、3は上連結具、4は締結具をそれぞれ示している。
本実施形態に係る積上げ式間仕切装置は、アルミ押出し型材からなる複数の単位パネル1,…を下連結具2、上連結具3及び締結具4とからなる連結手段にて上下左右に連結して所望の高さ及び長さの間仕切装置を構成する。そして、同じくアルミ押出し型材からなる笠木ベース5、笠木カバー6及び巾木部材7が、直線状に連結して間仕切装置を構築するための最小構成となる。それ以外に、パネル終端面の処理のためのエンドポスト及び端部カバーやL字状、T字状あるいは十字状に連結するためのコーナーポスト及びポストカバー等が必要であるが、これらの構成については後述する。尚、アルミ押出し型材の代わりに、合成樹脂製の押出し型材を用いることも可能である。
先ず、図1〜図8に示すように、前記単位パネル1は、表面板8と裏面板9とが下嵌合部10と上嵌合部11及び単又は複数の連結部12,…で連結された中空形状であり、両側切断面において中央部に凹溝13を形成し、両側に切断面を覆う鍔部15と中央部に凹溝部16を設けた端部部材14を、該凹溝部16を凹溝13に嵌合するとともに、前記連結部12,…にネジ止めし、該端部部材14の凹溝部16内に下係止部17と上係止部18を形成したものである。本発明においては、単位パネル1の構造には限定されず、該単位パネル1には両側端面に前記凹溝13,13を有するとともに、上下端部に前記下嵌合部10と上嵌合部11とを有するものであれば、どのような構造のパネルも採用できる。例えば、四角のフレームの表裏両面にパネル板を取付けた構造のもの、あるいは中実構造のものでも構わない。
実際には、前記凹溝13は、下嵌合部10と上嵌合部11及び単又は複数の連結部12,…の中央部を切り欠いて形成する。そして、前記連結部12の中央部に一体形成された断面C字形の下穴19に前記端部部材14の凹溝部16の底部から貫通させたタッピンねじ20を螺合して取付ける。また、前記端部部材14は、図5に示すように、前記凹溝13に嵌合する部分は筒状になっており、複数の単位パネル1,…に跨って取付ける場合に長尺になっても十分な剛性を確保しているため、前記凹溝部16は浅くなっている。前記前記凹溝部16の底面部21の下端部を切り欠いて前記下係止部17を形成するとともに、該底面部21の上端部を切り欠いて前記上係止部18を形成している。
そして、前記単位パネル1の下嵌合部10と上嵌合部11は、互いに凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制する構造となっている。具体的には、前記下嵌合部10には下方へ開放した係合溝22,22を形成し、前記上嵌合部11には前記下嵌合部10の係合溝22に係入する上方へ突設した突部23,23を突設している。そして、前記上嵌合部11の突部23,23の間には、開口縁よりも内部が広がった嵌合溝24を形成している。更に、前記単位パネル1の表面板8と裏面板9の上下縁に沿って係止縁25,…を形成し、上下に位置する単位パネル1,1の係止縁25,25を対向させ且つその間に開口部26を設けて上下の単位パネル間に沿ってハンギング溝27を形成するようになっている。尚、前記ハンギング溝27は、前記係止縁25の他に前記下嵌合部10と上嵌合部11の一部も使用して構成され、上下の単位パネル1,1の接合線が該ハンギング溝27の開口部26の上縁に一致するように設定し、接合線が見立たないようにしている。同様に、前記笠木カバー6と単位パネル1間、前記巾木部材7と単位パネル1間にもハンギング溝27が形成される。
次に、前記単位パネル1,1を上下左右に連結する連結構造について、図2〜図4に基づいて具体的に説明する。本発明の場合、連結部には支柱を介在させず、共通の連結手段で上下方向の連結と左右方向(横方向)の連結を同時に実現することが特徴である。前記下連結具2は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記下係止部17に下方から係止する係止爪部28,228を上部に有するとともに、上部中央部に筒部を突設して角孔29を形成し、更に下部に第1係合部30を形成している。
一方、前記上連結具3は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記上係止部18に上方から係止する係止爪部31,31を下部に有するとともに、下部中央部に筒部を突設して角孔32を形成し、該角孔32の内部に上下貫通した通孔33を形成し、更に上部に第2係合部34を形成している。ここで、前記下連結具2の下方へ突設した第1係合部30が側面視略T字形の係合凸部であり、前記上連結具3の第2係合部34が内部よりも開口部が狭い係合凹部であり、前記第1係合部30と第2係合部34がパネル面内方向にスライド係合してそれぞれ互いに上下変位不能に係合する構造である。ここで、前記単位パネル1の上嵌合部11の嵌合溝24と上連結具3の第2係合部34とは断面形状を略一致させている。
そして、前記締結具4は、前記下連結具2の角孔29と前記上連結具3の角孔32に上下摺動可能に嵌入する断面正方形の連結軸35と締結ネジ36,36とからなっている。前記連結軸35の下端部は、下連結具2の角孔29に嵌合し、側方からC字形のバネピン37を筒部と連結軸35に密嵌して固定する。前記連結軸35の上端部には、軸方向に螺孔38を形成してあり、上端部を前記上連結具3の角孔32に嵌合し、締結ネジ36を上方から通孔33に通して螺孔38に螺合する。ここで、前記締結具4は、全て両端部部材14,14の凹溝部16,16内に収容されるようになっている。
そして、前記単位パネル1,…を上下左右に連結するには、下段から上段へ順次、下連結具2、上連結具3及び締結具4を用いて行う。先ず、前記連結軸35の下端部に取付けた下連結具2の両係止爪部28,28を、左右の単位パネル1,1の端部同士、具体的にはそれぞれの端部部材14,14の鍔部15,15同士を接合し、各端部部材14,14の下係止部17,17に係止する。この際に、前記連結軸35は凹溝部16,16で形成される縦孔内に立起状態で位置する。それから、上方から前記上連結具3の角孔32内に連結軸35の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部31,31を各端部部材14,14の上係止部18,18に係止し、上方から締結ネジ36を通孔33を通して挿入し、前記連結軸35の螺孔38に螺合する。この締結ネジ36を締め付けることにより、下連結具2と上連結具3を引き付けるとともに、前記係止爪部28,28及び係止爪部31,31の傾斜を利用して左右の単位パネル1,1を引き寄せて連結するのである。
ここで、前記端部部材14の一方の鍔部15には、凹溝部16の開口部に沿って突条15Aを形成するととともに、他方の鍔部15には、凹溝部16の開口部に沿って条溝15Bを形成している。そして、左右の単位パネル1,1を連結する際に、各端部部材14,14の鍔部15,15を接合すると、前記突条15Aと条溝15Bが係合し、パネル面外方向への変位を規制し、正確な位置で連結することができるようになっている。
そして、既に左右に連結した単位パネル1,…の上段に単位パネル1,1を連結するには、図1及び図2に示すように、下段の単位パネル1,1の連結に用いた上連結具3を利用する。具体的には、前記連結軸35の下端部に取付けた下連結具2の第1係合部30を、下段の連結に用いた上連結具3の第2係合部34にパネル面内方向からスライド係合させて立起状態に維持し、その状態で両単位パネル1,1の下嵌合部10を、下段の単位パネル1,1の上嵌合部11に載置して凹凸嵌合するとともに、各端部部材14,14の下係止部17,17を下連結具2の両係止爪部28,28に係合させる。その後は、前記同様に上方から前記上連結具3の角孔32内に連結軸35の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部31,31を各端部部材14,14の上係止部18,18に係止し、上方から締結ネジ36を通孔33を通して挿入し、前記連結軸35の螺孔38に螺合する。すると、前記下連結具2が引き上げられ、該第1係合部30が下方の上連結具3の第2係合部34に強く係合する。この際、前記下連結具2の両係止爪部28,28が各端部部材14,14の下係止部17,17に同時に強く接触するように寸法設定することが好ましい。
次に、前記笠木ベース5及び笠木カバー6を最上段の単位パネル1の上端、巾木部材7を最下段の単位パネル1の下端にそれぞれ連結する構造を図1、図2、図4〜図7に基づいて簡単に説明する。前記笠木ベース5、笠木カバー6及び巾木部材7は、アルミ押出し型材から作製されており、前記単位パネル1の横幅に応じて適宜長さに切断される。前記笠木ベース5の下部の嵌合部39の形状は、前記単位パネル1の下嵌合部10の形状と類似し、また前記巾木部材7の上部の嵌合部40の形状は、前記単位パネル1の上嵌合部11の形状と一致している。前記笠木カバー6は、笠木ベース5を完全に覆うように上方から外嵌する。
前記笠木ベース5を最上段の単位パネル1の上端に取付けるには、該笠木ベース5の底面を貫通させたネジ41を前記単位パネル1の上嵌合部11に形成した嵌合溝24内に側端から挿入した係止部材42に螺合して締め付ける。具体的には、前記笠木ベース5の底面に、前記ネジ41を挿通する通孔43とその両側に角穴44,44を形成する。そして、前記係止部材42は、前記嵌合溝24に上方への抜止め状態でスライド係合する長方形の板片の中央部に螺孔45を形成するとともに、その両側に前記嵌合溝24から上方へ突出し、前記笠木ベース5の角穴44,44に嵌入する突起46,46を上方へ向けて形成している。そして、前記係止部材42を単位パネル1の嵌合溝24に係合した状態で、前記笠木ベース5の嵌合部39を単位パネル1の上嵌合部11に嵌合するとともに、前記係止部材42の突起46,46を笠木ベース5の角穴44,44に嵌合し、上方から通孔43にネジ41を通して係止部材42の螺孔45に螺合して取付ける。
また、隣接する単位パネル1,1の連結部においては、両側の笠木ベース5,5にわたる長さの連結板47を用いて強固に連結する。前記連結板47の両端部には、前記笠木ベース5の通孔43と角穴44,44とに対応させて通孔48と角穴49,49をそれぞれ形成している。そして、前記笠木ベース5の角穴44,44から上方へ突出した前記係止部材42の突起46,46に、前記連結板47の角穴49,49を嵌合した状態で、該連結板47の通孔48と笠木ベース5の通孔43を通したネジ41を係止部材42の螺孔45に螺合して取付ける。前記連結板47の両側がそれぞれ隣接する笠木ベース5,5を介して単位パネル1,1に連結される。
そして、前記笠木カバー6は、断面略コ字形であり、その凹溝内上面には断面L字形の一対の係止片50,50が平行に対向形成され、合成樹脂製の嵌合部材51の上部の係止板52を回転係合できるようになっている。前記笠木カバー6には、所定数の嵌合部材51,…を装着した状態で、前記笠木ベース5に上方から嵌合すると、前記嵌合部材51の下部に形成した脚片53,53が笠木ベース5の内部に弾性的に係合する。
前記巾木部材7は、両端部に前記単位パネル1の凹溝13と同様な凹溝54を形成し、該凹溝54に上段の単位パネル1の端部部材14の下方延長部を嵌合し、前記同様にネジ止めするとともに、上部の嵌合部40を単位パネル1の下嵌合部10に凹凸嵌合する。尚、前記巾木部材7には適宜アジャスター55を設けている。
ここで、本発明に係る間仕切装置は、現場で順次積上げて構築することが特徴であるが、下部は最小限の高さが必要であるので、当該巾木部材7と1枚〜4枚の単位パネル1,…を予め工場出荷時点で連結しておくことも好ましい。その場合には、長尺の前記端部部材14,14を用いて巾木部材7と単位パネル1,…を上下に連結する。あるいは、取り扱いができる程度に、複数の単位パネル1,…を上下に凹凸嵌合するとともに、両端の各凹溝13,…に亘って長尺の端部部材14,14の凹溝部16を嵌合し、タッピンねじ20で強固に連結して一体物の複合パネルを形成し、これを単位パネル1と同様に扱って前述のように上下左右に連結することも可能である。そして、この複合パネルを左右に連結するには、上下高さに応じた長尺の連結軸35を用意するだけで良く、その他の下連結具2や上連結具3は共通のものを使用できる。
前記笠木ベース5と笠木カバー6の端部には、合成樹脂製の笠木キャップ56を嵌着して端部を閉塞している。尚、前記笠木キャップ56のフランジ部57の厚さは、前記端部部材14の鍔部15の厚さの2倍とし、左右の連結部において一方の側の笠木ベース5と笠木カバー6の端部にのみ笠木キャップ56を嵌着し、他方の側の笠木ベース5と笠木カバー6の端面はフランジ部57を当接するようになっている。前記笠木キャップ56のフランジ部57から前記笠木ベース5に上方から嵌着する装着部58を延設し、またフランジ部57の下部には前記上連結具3を収容する凹部59を設けている。
このように複数の単位パネル1,…を上下左右に連結した状態は、図1に主要部分を示している。この場合、上下の単位パネル1,1間に形成したハンギング溝27は左右に連続して目地部を兼ねている。また、左右の単位パネル1,1間には端部部材14,14の鍔部15,15が重なって存在している以外に何もなく、すっきりとした外観となっている。同様に、最上段の単位パネル1と笠木カバー6との間にも前記同様なハンギング溝27が設けられている。また、最下段の単位パネル1と前記巾木部材7との間にも前記同様なハンギング溝27が設けられている。そして、前記単位パネル1の表面板8と裏面板9、笠木カバー6及び巾木部材7の側面は、横方向に延び、上下方向に繰り返しの波形面となっており、全体として統一的な意匠を構成している。
尚、前記下連結具2の第1係合部30は、前記単位パネル1の上嵌合部11に形成した嵌合溝24にスライド係合することが可能であるので、下段の連結に供した上連結具3の第2係合部34に係合させなくても、上段に単位パネル1を積上げて連結することが可能である。
図9(a)は、左右方向に連結した単位パネル1,1で笠木ベース5を装着する前の状態を示し、図9(b)は、笠木ベース5を装着するとともに、連結板47で連結した状態を示している。図10は、終端部に位置する単位パネル1の端部に平面視コ字形の端部カバー60をエンドポスト61を介して取付けた状態を示している。図11は、直線状に連結する中間ポスト62を介して二つの単位パネル1,1を直線状に連結するとともに、段位違いで低い単位パネル1を中間ポスト62を介してT字状に連結した状態を示している。図12は、二つの単位パネル1,1をコーナーポスト63を介してL字状に連結するとともに、コーナーポスト63を平面視L字形のポストカバー64で覆ったL字状連結状態を示している。図13は、三つの単位パネル1,…をコーナーポスト65を介してT字状に連結するとともに、コーナーポスト65を平面視直線状のポストカバー66で覆ったT字状連結状態を示している。そして、図14は、四つの単位パネル1,…をコーナーポスト67を介して十字状に連結した十字状連結状態を示している。
先ず、図15及び図18に基づいて、終端部の処理を説明する。前記平面視コ字形の端部カバー60は、前記単位パネル1の表面と同じ波形面を形成したアルミ押し出し型材を加工して形成したものである。前記端部カバー60の内側の上端部と下部とに下向きの係止部68,68を形成し、上下縁には前記単位パネル1の係止縁25と同様な端縁69,69を形成している。更に、前記端部カバー60の内側の上部と下端部に上向きの係止部70,70を形成し、90度に折曲したコーナー部に係止部70を利用して合成樹脂製のL字形保形部材71を嵌合している。
前記エンドポスト61は、前記端部部材14と類似した断面形状を持つアルミ押し出し型材から作製し、凹溝部72と両側に鍔部73,73を有している。このエンドポスト61の鍔部73,73と単位パネル1の端部部材14の鍔部15,15を接合した際に、前記同様にパネル面外方向へズレないように凹凸嵌合するようにしている。そして、前記エンドポスト61の凹溝部72の内部の下端部に前記下係止部59と同様な下係止部74を形成し、上端部に前記上係止部60と同様な上係止部75を形成し、前記下連結具2、上連結具3及び締結具4を用いて端部部材14にエンドポスト61を連結できるようにしている。前記エンドポスト61の凹溝部72の上下部の底部に開口76,76を形成し、該開口76,76に係止具77を取付け、該係止具77の上向き係止片78に前記端部カバー60の係止部68,68を係止する。ここで、上下の端部カバー60,60の端縁69,69の間には、図18に示すように、前記ハンギング溝27に連続する横溝79が形成される。
また、最上段の端部カバー60の上端と前記笠木カバー6の端部の空間部には、合成樹脂製の上端キャップ80を取付け、該上端キャップ80と最上段の端部カバー60の間にも前記同様な横溝79が形成されるようになっている。前記上端キャップ80の下部には前記エンドポスト61の上端部に嵌合する嵌合突起81を形成するとともに、連結側の一側面には爪片82を突設している。そして、前記上端キャップ80の嵌合突起81をエンドポスト61の上端部に嵌合した後、前記笠木ベース5の端部に上方から嵌合した前記笠木キャップ56の凹部59で爪片82を上方から当止し、更に笠木キャップ56の上方から笠木カバー6を嵌着することにより、該笠木カバー6の端部で笠木キャップ56の装着部58を上方から当止することから、当該笠木キャップ56が上方へ抜けることを防止している。また、前記単位パネル1を左右で高さを段違いに連結する場合もあるが、その場合には、高い方の単位パネル1の側端には前記エンドポスト61と端部カバー60を連結して端部を隠蔽する。
次に、図16、図17及び図19に基づいて、L字状連結部の構造を説明する。前述のように、コーナーポスト63の隣接した二面に前述のようにそれぞれ単位パネル1,1を連結し、残りの2面の外側面に外面に平面視L字形のポストカバー64を取付けるようになっている。前記コーナーポスト63は、アルミ押し出し型材から作製し、中央部に四角形の筒部83を有し、その一つのコーナー部から矢印形断面のエッジ部84を形成し、該エッジ部84に対向する二つのコーナー部に断面略L字状の延長部85,85をそれぞれ形成し、エッジ部84と延長部85とで前記エンドポスト61の凹溝部72と同様な凹溝部86を形成するとともに、延長部85の端縁に一体形成した外側へ延びた鍔部87とエッジ部84の一面とで前記単位パネル1の端部部材14の鍔部15,15に接合するようになっている。そして、前記コーナーポスト63の外側二面の上下部に前記係止具77を嵌着する開口88,88を形成している。そして、前記コーナーポスト63の凹溝部86内の下端部と上端部にそれぞれ下係止部89と上係止部90を形成し、前記同様に下連結具2、上連結具3及び締結具4を用いて単位パネル1の端部部材14に連結できるようになっている。前記ポストカバー64は、前記端部カバー60と同一断面形状の型材を加工して、平面視L字形に成形したものであり、内面の上下部に係止部68,68を有する。また、前記同様に内側コーナー部に係止部70を利用して合成樹脂製のL字形保形部材71を嵌合して形状を維持している。
そして、前記コーナーポスト63の二対あるエッジ部84と鍔部87を有する側に単位パネル1の端部部材14を接合して前記同様に下連結具2、上連結具3及び締結具4にて連結する。前記コーナーポスト63の残りの二面の開口88,…にそれぞれ前記係止具77,…を取付け、前記ポストカバー64の係止部68を係止する。前記同様に、上下のポストカバー64,64の間には、前記ハンギング溝27に連続する横溝91が形成され、合成樹脂製の上端キャップ92と最上段のポストカバー64の間にも横溝91が形成されている。この場合も、前記上端キャップ92の下部に前記コーナーポスト63の上端部に嵌合する嵌合突起93を突設するとともに、連結側の一側面に爪片94を突設し、前記笠木キャップ56の凹部59で該爪片94を上方から当止し、抜止めを図っている。
また、図20に示すように、T字状連結部においては、前述のL字状連結部と略同じであるが、コーナーポスト65は隣接する二つのコーナー部にエッジ部84,84を有し、各エッジ部84に隣接するコーナー部にそれぞれ前記同様の延長部85を形成し、またポストカバー66が直線状の平面視形状を有している。前記コーナーポスト65の二つのエッジ部84,84を有する一面と、各エッジ部84と隣接するコーナー部の鍔部87を有する二面に、それぞれ単位パネル1の端部部材14を接合して前記同様に下連結具2、上連結具3及び締結具4にて連結する。そして、コーナーポスト65の外側一面に前記同様に形成した開口88,88に係止具77,77を嵌着し、直線状のポストカバー66の係止部68,68を係止して保持する。そして、前記同様に上下のポストカバー66,66の間には、前記ハンギング溝27に連続する横溝95が形成され、上端キャップ92と最上段のポストカバー66の間にも横溝95が形成されている。また、前記上端キャップ92の連結側三面には、それぞれ笠木ベース5に嵌着した笠木キャップ56のフランジ部57が当接している。
そして、十字状連結部の連結構造は図示しないが、この場合には前記コーナーポスト67の4つのコーナー部にエッジ部84,…を形成した構造とし、各面に単位パネル1,…を連結するので、前述のような端部カバーは不要である。つまり、前記コーナーポスト67の各エッジ部84,84に単位パネル1の端部部材14を接合して前記同様に下連結具2、上連結具3及び締結具4にて連結する。
次に、図21〜図23に基づき本発明の第2実施形態に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置を説明する。基本的な構造は前記同様であるので、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。本実施形態に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置は、下連結具2の第1係合部30が係合凹部であり、前記上連結具3の第2係合部34が側面視略T字形の係合凸部であり、それぞれパネル面内方向にスライド係合する構造である。
本実施形態では、前記端部部材14の凹溝部16の両側壁の途中部から互いに対向する方向に一対のリブ96,96を突設し、該リブ96,96の下端部を切り欠いて前記下係止部17を形成するとともに、該リブ96,96の上端部を切り欠いて前記上係止部18を形成している。そして、前記単位パネル1の下嵌合部10には下方へ開放した係合溝97,97を形成し、前記上嵌合部11には前記下嵌合部10の係合溝97に係入する上方へ突設した突片98,98を突設している。同様に、笠木部材99と単位パネル1間、前記巾木部材7と単位パネル1間にもハンギング溝27が形成される。尚、笠木部材99もアルミ押出し型材で形成し、上面の凹溝には図示しない笠木カバーが嵌着されて塞がれている。
そして、本実施形態のパネル連結装置は、図21〜図23に基づいて詳細に説明する。前記下連結具2は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記下係止部17に下方から係止する係止爪部28,28を上部に有するとともに、上部中央部に筒部を突設して角孔29を形成し、該角孔29の内部に上下貫通した通孔100を形成し、更に下部に第1係合部30を形成している。
一方、前記上連結具3は、ブロック状の金属部材であり、両側に前記上係止部18に上方から係止する係止爪部31,31を下部に有するとともに、下部中央部に筒部を突設して角孔32を形成し、該角孔32の内部に上下貫通した通孔33を形成し、更に上部に第2係合部34を形成している。ここで、前記下連結具2の第1係合部30が内部よりも開口部が狭い係合凹部であり、前記上連結具3の第2係合部34が側面視略T字形の係合凸部であり、パネル面内方向にスライド係合してそれぞれ互いに上下変位不能に係合する構造である。
そして、前記締結具4は、前記下連結具2の角孔29と前記上連結具3の角孔32に上下摺動可能に嵌入する断面正方形の連結軸35と締結ネジ36,36とからなり、前記連結軸35の両端部に軸方向に螺孔38を形成している。前記締結具4の下端部を前記下連結具2の角孔29に嵌合し、締結ネジ36を下方から通孔100に通して螺孔38に螺合する。また、前記締結具4の上端部を前記上連結具3の角孔32に嵌合し、締結ネジ36を上方から通孔33に通して螺孔38に螺合する。ここで、前記締結具4は、全て両端部部材14,14の凹溝部16,16内に収容されるようになっている。
そして、前記単位パネル1,…を上下左右に連結するには、本実施形態でも下段から上段へ順次締結具4を用いて行う。先ず、前記連結軸35の下端部を下連結具2に連結した状態で、該下連結具2の両係止爪部28,28を、左右の単位パネル1,1の端部同士、具体的にはそれぞれの端部部材14,14の鍔部15,15同士を接合し、各端部部材14,14の下係止部17,17に係止する。この際に、前記連結軸35は凹溝部16,16で形成される縦空間内に立起状態で位置する。それから、上方から前記上連結具3の角孔32を連結軸35の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部31,31を各端部部材14,14の上係止部18,18に係止し、上方から締結ネジ36を通孔33を通して挿入し、前記連結軸35の螺孔38に螺合する。この上方の締結ネジ36を締め付けることにより、下連結具2と上連結具3を引き付けるとともに、前記係止爪部28,28及び係止爪部31,31の傾斜を利用して左右の単位パネル1,1を引き寄せて連結するのである。
そして、既に左右に連結した単位パネル1,…の上段に単位パネル1,1を連結するには、図21〜図23に示すように、下段の単位パネル1,1の連結に用いた上連結具3を利用する。具体的には、前記連結軸35の下端部を下連結具2に連結した状態で、該下連結具2の第1係合部30を、下段の連結に用いた上連結具3の第2係合部34にパネル面内方向からスライド係合させて立起状態に維持し、その状態で両単位パネル1,1の下嵌合部10を、下段の単位パネル1,1の上嵌合部11に載置して凹凸嵌合するとともに、各端部部材14,14の下係止部17,17を下連結具2の両係止爪部28,28に係合させる。その後は、前記同様に前記上連結具3の角孔32内に連結軸35の上端部を嵌合するとともに、両係止爪部31,31を各端部部材14,14の上係止部18,18に係止し、上方から締結ネジ36を通孔33を通して挿入し、前記連結軸35の螺孔38に螺合する。すると、前記下連結具2が引き上げられ、該第1係合部30が下方の上連結具3の第2係合部34に強く係合する。この際、前記下連結具2の両係止爪部28,28が各端部部材14,14の下係止部17,17に同時に強く接触するように寸法設定することが好ましい。
前記笠木部材99は、単位パネル1の上嵌合部11の内部に係止した係止片(図示せず)に該笠木部材99を上方から貫通させたネジ101を螺合して取付け、該笠木部材99の端部には、合成樹脂製の笠木キャップ102を嵌着して端部を閉塞している。尚、前記笠木キャップ102のフランジ部103の厚さは、前記端部部材14の鍔部15の厚さと一致させ、また内部には前記上連結具3を収容する凹部104を設けている。
図20は、本発明のパネル連結装置の第3実施形態である。本実施形態の連結手段も、下連結具2、上連結具3及び締結具4とから構成され、下連結具2には係止爪部28,28と第1係合部30を有し、上連結具3には係止爪部31,31と第2係合部34を有する点は共通である。前述の実施形態と異なる点は、前記下連結具2の中央上部に筒部105を突設し、内部に螺孔106を形成し、前記上連結具3の中央部に通孔107を形成し、締結具4は長尺のボルト108からなり、前記上連結具3の通孔107に上方から貫通したボルト108の下端部を前記下連結具2の螺孔106に直接螺合する構造である。その他の構成は前記同様であるから、同一構成には同一符号を付してその説明は省略する。
複数の単位パネルを上下左右に直線状に連結した状態の部分斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置の要部の分解斜視図である。 単位パネルを上下に連結する構造を示す要部の分解斜視図である。 複数の単位パネルを上下左右に連結した状態の部分縦断正面図である。 単位パネルの端部の構造と笠木ベース及び笠木カバーとの関係を示す分解斜視図である。 単位パネルの端部の構造と笠木ベース、笠木カバー及び巾木部材との関係を示す分解斜視図である。 同じく単位パネルと笠木ベース、笠木カバー及び巾木部材との関係を示す縦断側面図である。 単位パネルに笠木ベースを取付ける構造と笠木カバーを保持する構造を示す平面図である。 同じく直線状連結部を示し、(a)は笠木ベースを取付ける前の直線状連結部の部分平面図、(b)は笠木ベースを取付け、連結板で連結した状態の直線状連結部の部分平面図である。 端部カバーを用いた終端部の処理構造を示す部分平面図である。 中間ポストを用いた直線連結部の部分平面図である。 L字状連結部の部分平面図である。 T字状連結部の部分平面図である。 十字状連結部の部分平面図である。 終端部の処理構造を示す分解斜視図である。 L字状連結部の構造を示す分解斜視図である。 同じくコーナーポストと端部カバーとの関係を示す分解斜視図である。 終端部の斜視図である。 L字状連結部の斜視図である。 T字状連結部の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置の要部の分解斜視図である。 単位パネルを上下に連結する構造を示す要部の分解斜視図である。 複数の単位パネルを上下左右に連結した状態の部分縦断正面図である。 本発明の第3実施形態に係る積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置の要部の分解斜視図である。
符号の説明
1 単位パネル、 2 下連結具、
3 上連結具、 4 締結具、
5 笠木ベース、 6 笠木カバー、
7 巾木部材、 8 表面板、
9 裏面板、 10 下嵌合部、
11 上嵌合部、 12 連結部、
13 凹溝、 14 端部部材、
15 鍔部、 16 凹溝部
17 下係止部、 18 上係止部、
19 下穴、 20 タッピンねじ、
21 底面部、 22 係合溝、
23 突部、 24 嵌合溝、
25 係止縁、 26 開口部、
27 ハンギング溝、 28 係止爪部、
29 角孔、 30 第1係合部、
31 係止爪部、 32 角孔、
33 通孔、 34 第2係合部、
35 連結軸、 36 締結ネジ、
37 バネピン、 38 螺孔、
39 嵌合部、 40 嵌合部、
41 ネジ、 42 係止部材、
43 通孔、 44 角穴、
45 螺孔、 46 突起、
47 連結板、 48 通孔、
49 角穴、 50 係止片、
51 嵌合部材、 52 係止板、
53 脚片、 54 凹溝、
55 アジャスター、 56 笠木キャップ、
57 フランジ部、 58 装着部、
59 凹部、 60 端部カバー、
61 エンドポスト、 62 中間ポスト、
63 コーナーポスト、 64 ポストカバー、
65 コーナーポスト、 66 ポストカバー、
67 コーナーポスト、 68 係止部、
69 端縁、 70 係止部、
71 保形部材、 72 凹溝部、
73 鍔部、 74 下係止部、
75 上係止部、 76 開口、
77 係止具、 78 係止片、
79 横溝、 80 上端キャップ、
81 嵌合突起、 82 爪片、
83 筒部、 84 エッジ部、
85 延長部、 86 凹溝部、
87 鍔部、 88 開口、
89 下係止部、 90 上係止部、
91 横溝、 92 上端キャップ、
93 嵌合突起、 94 爪片、
95 横溝、 96 リブ、
97 係合溝、 98 突片、
99 笠木部材、 100 通孔、
101 ネジ、 102 笠木キャップ、
103 フランジ部、 104 凹部、
105 筒部、 106 螺孔、
107 通孔、 108 ボルト。

Claims (5)

  1. 複数の単位パネルを連結手段にて上下左右に連結し、必要に応じて前記単位パネルと同じ高さに設定した複数のエンドポストあるいはコーナーポストを該単位パネルの側端面に同じ連結手段にて上下に連結して構成する積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置であって、前記単位パネルの両側端面、エンドポスト及びコーナーポストの連結側の側面に凹溝部を形成し、前記連結手段は下連結具と上連結具及びそれらを引き付ける締結具とからなり、前記下連結具と上連結具とは互いに上下方向の変位を規制して係脱可能な形状とし、左右の単位パネル間又は単位パネルとエンドポストあるいはコーナーポスト間の連結部において両側凹溝部で形成される縦空間内に少なくとも前記締結具を配し、前記下連結具を両側凹溝部の下端部に形成した下係止部に同時に係止し、且つ前記上連結具を両側凹溝部の上端部に形成した上係止部に同時に係止するとともに、該下連結具と上連結具を前記締結具で引き付けて左右の連結を行い、更に上段の連結に供する連結手段の下連結具と下段の連結に供する連結手段の上連結具とを上下に係止して連結することを特徴とする積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置。
  2. 前記連結手段として、両側に前記下係止部に下方から係止する係止爪部を上部に有する下連結具と、両側に前記上係止部に上方から係止する係止爪部を下部に有する上連結具と、前記凹溝部内に位置して前記下連結具と上連結具を引き付けるネジ式の締結具とを備え、更に前記下連結具の下部と前記上連結具の上部とにそれぞれ互いに上下変位不能に係合する第1係合部と第2係合部を形成してなる請求項1記載の積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置。
  3. 前記単位パネルは、下端部に下嵌合部を形成するとともに、上端部に前記下嵌合部に凹凸嵌合してパネル面外方向の変位を規制し得る上嵌合部を形成し、複数の単位パネルを上下に積上げる際に下段の単位パネルの上嵌合部と上段の単位パネルの下嵌合部とを嵌合してなる請求項1又は2記載の積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置。
  4. 前記下連結具の第1係合部が側面視略T字形の係合凸部であり、前記上連結具の第2係合部が係合凹部であり、それぞれパネル面内方向にスライド係合する構造である請求項2又は3記載の積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置。
  5. 前記下連結具の第1係合部が係合凹部であり、前記上連結具の第2係合部が側面視略T字形の係合凸部であり、それぞれパネル面内方向にスライド係合する構造である請求項2又は3記載の積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置。
JP2008182254A 2008-07-14 2008-07-14 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置 Active JP4952676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182254A JP4952676B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008182254A JP4952676B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010019037A true JP2010019037A (ja) 2010-01-28
JP4952676B2 JP4952676B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=41704203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008182254A Active JP4952676B2 (ja) 2008-07-14 2008-07-14 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4952676B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158808A (ja) * 1983-02-25 1984-09-08 松田 信一 石油を原料とする固形ブロツク構造物
JPS63152810A (ja) * 1986-12-17 1988-06-25 東芝ライテック株式会社 埋込形照明器具
JPH02129510A (ja) * 1988-11-10 1990-05-17 Agency Of Ind Science & Technol スポット光位置設定方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59158808A (ja) * 1983-02-25 1984-09-08 松田 信一 石油を原料とする固形ブロツク構造物
JPS63152810A (ja) * 1986-12-17 1988-06-25 東芝ライテック株式会社 埋込形照明器具
JPH02129510A (ja) * 1988-11-10 1990-05-17 Agency Of Ind Science & Technol スポット光位置設定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4952676B2 (ja) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6250032B1 (en) Connector arrangement for adjacent panels
US20070125016A1 (en) Wall panel with corner-connected open frame
JP5862122B2 (ja) ガラスパネルの取付構造
JP5109846B2 (ja) 積上げ式間仕切装置
JP4952676B2 (ja) 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置
JP4905418B2 (ja) 積上げ式間仕切装置におけるパネル連結装置
JP5218189B2 (ja) 積上げ式間仕切装置のパネル落下防止装置
JP5233602B2 (ja) 間仕切装置における上部組立構造
JP5274925B2 (ja) 間仕切装置における笠木構造
JP2010106624A (ja) 係止装置及びそれを用いた間仕切パネルのt字連結装置
CA3228974A1 (en) Outdoor structure design and components
JP5287014B2 (ja) 間仕切装置におけるポストカバー構造
JP4013879B2 (ja) 棚付き間仕切パネル
KR200449569Y1 (ko) 파티션 연결용 커넥터
JP2009114680A (ja) 積上げ式間仕切パネルの連結装置
JP2009102851A (ja) 間仕切装置
JP3910113B2 (ja) 間仕切装置
KR20170091909A (ko) 사무용 파티션 조립체용 커넥터 및 사무용 파티션 조립체
JP4149327B2 (ja) 連結部材構造及び間仕切り構造
JP2008024384A (ja) エレベータのかご室
KR20200001740U (ko) 조립식 다층선반
JP6051684B2 (ja) ガラスパネルの取付装置
JP2008073467A (ja) サイドパネル付き机
CN213097242U (zh) 一种挂钩配件
CN210520651U (zh) 一种屏风转接结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4952676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350