JP2010018966A - 建築空間の間仕切り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】避難安全性に優れた建築空間1の間仕切り方法を提供する。
【解決手段】建築物内の略閉じた建築空間1を、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁41で仕切って複数の室に区画する建築空間1の間仕切り方法である。前記建築空間1は、避難空間10への出入口21を有する基準室20と、前記基準室20への出入口31を有する付属室30とに区画される。前記基準室20は、基準室内主部22と、前記基準室内主部22を前記付属室30につなぐ基準室内通路部26とに区画される。前記基準室内通路部26と前記基準室内主部22とは、境界部24において煙の流通可能に接続される。前記境界部24から、前記基準室内通路部26及び前記付属室30の出入口31を通って前記付属室30の最も遠方の部分33までに至る煙の流通経路の長さを求めて、求められた前記流通経路の長さが、所定値以下になるように前記建築空間1を区画する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物の室等の建築空間の間仕切り方法に関する。
建築物の各階の略閉じた建築空間1を、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁41で仕切って複数の室に区画することが通常行われている(特許文献1を参照)。
特開2007−334683号
この間仕切りパターンとしては、例えば、図1の見取図に示すように、共用廊下等の避難空間10への出入口21を有する基準室20と、この基準室20への出入口31を有する打ち合わせ室等の付属室30とに区画するとともに、更に、前記基準室20を、執務室等の基準室内主部22と、この基準室内主部22を前記付属室30につなぐ基準室内通路部26とに区画することが考えられる。
この間仕切りパターンにおいて付属室30で出火した場合には、先ず、図中点線矢印で示すように、付属室30の煙が基準室内通路部26に流れ込み、同基準室内通路部26を通って基準室内主部22へ流入する。
ここで、一般に基準室内主部22は、基準室内通路部26よりも床面積を広く設計することが多く、これに伴い、基準室内通路部26よりも容積が大きくなって、その蓄煙可能容量も大きくなる。また、天井等に排煙口が設けられる場合には、その排煙風量は、法令上、床面積の広さに基づいて設定され、もって、基準室内主部22の排煙風量は、基準室内通路部26よりも多くなる。従って、この間仕切りパターンの場合には、付属室30の煙を、基準室内通路部26経由で基準室内主部22へと導くことが、避難安全上、有効である。
しかしながら、付属室30から基準室内主部22までの煙の流通経路が長いと、基準室内主部22に到達するまでに煙が冷える等して煙の流動性が悪くなり、つまり、煙が基準室内主部22へ到達し難くなる。その結果、基準室内主部22の大きな蓄煙可能容量又は排煙風量を有効に利用できずに、煙が基準室内通路部26に滞留してしまい、付属室30から避難する居室者が、基準室内通路部26の煙に巻かれる危険性が高くなる。
また、基準室内主部22において出火した場合についても、付属室30から基準室内主部22までの距離が遠いと、前記付属室30の居室者の火災覚知が遅れる虞がある。
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、間仕切り壁によって建築空間が、基準室内主部と、付属室と、前記基準室内主部を前記付属室につなぐ基準室内通路部とに区画された場合に、前記付属室の出火による前記基準室内通路部の煙の滞留を抑制可能であり、且つ、前記付属室の居室者が、前記基準室内主部の出火を覚知し易く、避難安全性に優れた建築空間の間仕切り方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1に示す建築空間の間仕切り方法は、
建築物内の略閉じた建築空間を、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁で仕切って複数の室に区画する建築空間の間仕切り方法であって、
前記建築空間は、避難空間への出入口を有する基準室と、前記基準室への出入口を有する付属室とに区画され、
前記基準室は、基準室内主部と、前記基準室内主部を前記付属室につなぐ基準室内通路部とに区画され、
前記基準室内通路部と前記基準室内主部とは、境界部において煙の流通可能に接続され、
前記境界部から、前記基準室内通路部及び前記付属室の出入口を通って前記付属室の最も遠方の部分までに至る煙の流通経路の長さを求めて、
求められた前記流通経路の長さが、所定値以下になるように前記建築空間を区画することを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、前記境界部から前記付属室の最も遠方の部分までに至る煙の流通経路の長さを求めて、当該長さが前記所定値以下になるように前記建築空間を区画する。よって、前記付属室の火災で生じた煙は、前記基準室内通路部経由で前記基準室内主部へと流入し易くなり、その結果、前記基準室内通路部での煙の滞留を有効に抑制可能となる。
また、前記流通経路の長さを前記所定値以下にしているので、前記付属室内の居室者は、基準室内主部へ到達し易くなり、基準室内主部の出火を覚知し易くなる。
さらに、建築空間の各部分から避難空間に至る避難経路は、「付属室→基準室(基準室内通路部→基準室内主部)→避難空間」もしくは「基準室(基準室内主部)→避難空間」の何れかに限定されることになるので、避難経路が明快で、迷路状の避難経路となることを有効に防止することができる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記基準室内主部は、前記境界部から、前記基準室内主部の過半を見渡せる一連の空間であることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、前記境界部から前記基準室内主部の過半を見渡せるので、前記基準室内主部の出火を早期に発見できて、火災覚知及び状況把握を迅速に行える。また、前記基準室内主部内の避難方向も認識し易い。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記流通経路は、前記基準室内通路部における流通経路の長さと、前記付属室における流通経路の長さとの和として求められ、
前記基準室内通路部における前記流通経路の長さは、該基準室内通路部の幅方向の中心位置に沿う経路の長さとして求められ、
前記付属室における前記流通経路の長さは、前記付属室の出入口から前記最も遠方の部分までの直線距離として求められることを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、求められた前記流通経路の長さは、実際の煙の流通経路の長さよりも長めになるので、避難安全性上、安全側に設計される。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記境界部が複数存在する場合には、
前記最も遠方の部分は、前記複数の境界部のなかで最も近い境界部を起点として決められることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、上述の前記流通経路の長さが前記所定値以下であるという条件を、前記最も遠方の部分は複数の境界部のうちの一つについて満足していれば良いので、間仕切り設計の条件緩和を図れて、その設計自由度を高めることができる。
請求項5に示す発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記付属室の出入口から前記境界部までに至る前記基準室内通路部の平面形状が、屈曲部を一つだけ有するL字状又は一直線状となるような前記出入口を、全ての前記付属室について配置することを特徴とする。
一般に、基準室内主部で出火した場合には、付属室の居室者は、火災覚知に時間がかかる。この点につき、上記請求項5に示す発明によれば、付属室の出入口から前記境界部までに至る前記基準室内通路部の平面形状を一直線状又はL字状にしているので、付属室の居室者は容易に前記境界部まで到達できて、基準室内主部の火災状況を速やかに確認可能となる。
請求項6に示す発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記避難空間への出入口が前記境界部から目視できる平面位置関係に、前記境界部及び前記出入口を設定することを特徴とする。
一般に基準室内主部で出火した場合には、付属室の居室者は、火災覚知に時間がかかることに加え、避難方向を認識し難いという問題がある。この点につき、上記請求項6に示す発明によれば、前記避難空間への出入口を前記境界部から目視確認できる。よって、付属室の居室者は、前記境界部に到達しさえすれば、避難方向を容易に把握可能となる。
請求項7に示す発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記基準室内通路部の床面積を前記付属室の設計収容人数に応じて決めることを特徴とする。
一般に付属室の居室者全員が一斉に避難開始すると、基準室内通路部において避難が滞る虞がある。特に、付属室が火災室の場合、その居室者が基準室内通路部に一時的に避難できないと人命に影響を及ぼす。
この点につき、上記請求項7に示す発明によれば、基準室内通路部の床面積を前記付属室の設計収容人数に応じて決めるので、付属室の居室者全員が前記基準室内通路部へ一時避難できるようになり、避難安全性に優れる。
請求項8に示す発明は、請求項1乃至7の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記基準室内通路部における床面から1.8m以上の部分の高さと、前記基準室内通路部の通路幅との積を、前記付属室の床面積の50分の1以上の値に設定することを特徴とする。
上記請求項8に示す発明によれば、基準室内通路部での煙の滞留を有効に抑制可能となる。
請求項9に示す発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記基準室内主部の容積は、前記基準室内通路部の容積よりも大きいことを特徴とする。
上記請求項9に示す発明によれば、前記基準室内主部に対して大きな蓄煙可能容量を期待できる。よって、前記付属室の火災により基準室内通路部へ漏出した煙を、前記基準室内主部へと導いても問題なく、これにより、前記基準室内通路部の煙の滞留を有効に抑制可能となる。
請求項10に示す発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記基準室内主部には、火災時の煙を外部へ排出するための排煙口が設けられ、
前記基準室内通路部には、火災時の煙を外部へ排出するための排煙口が設けられ、
前記基準室内主部の排煙口の排煙風量は、前記基準室内通路部の排煙口の排煙風量よりも多いことを特徴とする。
上記請求項10に示す発明によれば、基準室内通路部にも排煙口が設けられていて、当該基準室内通路部でも排煙できるので、当該基準室内通路部の煙の滞留を有効に抑制可能となる。
また、前記基準室内主部の排煙口の排煙風量は、前記基準室内通路部の排煙口の排煙風量よりも多いので、前記基準室内通路部で排煙し切れない分の煙を前記基準室内主部の排煙口で確実に排煙することができる。
請求項11に示す発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
前記所定値は30mであることを特徴とする。
上記請求項11に示す発明によれば、前記所定値は30mである。そして、一般に煙の発生地点から30m以内であれば、煙自体の浮力を有効に利用して排煙口から煙を排出できる、あるいは、基準室内主部で蓄煙できる。よって、上記構成によれば、前記付属室の火災で生じた煙を有効に前記境界部を通じて前記基準室内主部へ排出できて、あるいは、基準室内主部で有効に蓄煙できて、その結果、前記基準室内通路部での煙の滞留をより有効に抑制可能となる。
本発明に係る建築空間の間仕切り方法によれば、間仕切り壁によって建築空間が、基準室内主部と、付属室と、前記基準室内主部を前記付属室につなぐ基準室内通路部とに区画された場合に、前記付属室の出火による前記基準室内通路部の煙の滞留を抑制可能であり、且つ、前記付属室の居室者が、前記基準室内主部の出火を覚知し易くなる。
===第1実施形態===
以下、第1実施形態に係る間仕切り方法を、図1の建築空間1の見取図を参照しながら説明する。なお、この見取図は、ビル等の建築物の所定階の一角を平面視で示している。
この建築空間1は、その上下を不図示の天井と床とに挟まれ、且つ、四方側方を側壁11に囲まれてなる略閉空間である。そして、これら側壁11のうちの一辺の側壁11を介して共用廊下10が隣接しており、この側壁11には共用廊下10への出入口21が設けられている。
共用廊下10は、不図示の非常階段等の避難ルートに繋がっており、もって、前記建築空間1内で火災が生じた場合にそこから避難するための避難空間10に相当する。また、その側壁11の高さは、床から天井までに亘っており、これにより、共用廊下10と建築空間1とは、前記出入口21を除き煙の流通不能に遮断されている。なお、図示例では、出入口21にドアが設けられているが、設けずに単に開口状になっていても良い。
前記建築空間1は、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁41によって、先ず、基準室20と、1つ以上(図示例では8つ)の付属室30とに区画されている。ここで、基準室20とは、前記避難空間たる共用廊下10への出入口21を有する室のことであり、付属室30とは、共用廊下10への出入口21を有さず基準室20への出入口31のみを有する例えば打ち合わせ室等の室のことである。各付属室30は、それぞれ間仕切り壁41によって、その出入口31以外からの煙の流通は不能に区画されている。なお、図示例では出入口31にドアが設けられているが、設けずに単に開口状になっていても良い。
前記基準室20は、更に、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁41によって、基準室内主部22と、この基準室内主部22を前記付属室30につなぐ通路状の空間たる基準室内通路部26とに区画されている。ここで、基準室内主部22と言うのは、例えば、前記境界部24に立った人がそこから前記基準室内主部22内の過半(基準室内主部22内の半分以上の空間)を見渡せるような一連の空間のことであり、謂わば執務室等のメインの部屋のことである。よって、基準室内主部22の床面積は、前記基準室内通路部26や各付属室30の床面積よりも広くなっている。
また、基準室内主部22と基準室内通路部26とは、前記間仕切り壁41の一部に床から天井までに至る高さで形成された開口部を境界部24として連通している。つまり、当該境界部24を介して煙の流通や人の通行可能に接続されている。但し、この境界部24以外の部分では、基準室内主部22と基準室内通路部26との間には間仕切り壁41が存在し、これにより、人の通行は勿論のこと、煙の流通も不能に遮断されている。
火災時に煙を外部へ排出する排煙口(不図示)は、基準室内主部22の天井及び基準室内通路部26の天井に、それぞれ1台以上設置されている。基準室内主部22の排煙口の排煙風量(m/分)の合計値、及び基準室内通路部26の排煙口の排煙風量の合計値は、それぞれに、その床面積の大きさに応じて決められる。ここでは、前述のように基準室内主部22の床面積の方が基準室内通路部26よりも広いことから、基準室内主部22の排煙口の排煙風量の合計値を、基準室内通路部26の排煙口の排煙風量の合計値よりも多くしている。また、上記床面積の大小関係に基づいて、基準室内主部22の容積は、基準室内通路部26の容積よりも大きくなっている。
よって、付属室30で出火した場合には、付属室30の煙は、図中の点線矢印で示すように、先ず、基準室内通路部26に流れ込んで、基準室内通路部26の天井の排煙口により排煙されるが、排煙し切れない分は、前記境界部24を通じて、蓄煙可能容量の大きな基準室内主部22へと漏出するとともに、同基準室内主部22の前記排煙口により外部へ排煙されることになる。
但し、煙の流動性は、その温度による浮力等に基づいている。よって、出火地点からの水平距離が離れる程に、煙の温度降下に起因して煙の流動性が低下する。つまり、上述の建築空間1の場合には、付属室30の出火地点から境界部24までの距離が遠いと、基準室内主部22で蓄煙もしくは排煙すべき煙の流動性が、前記境界部24に到達するまでに低下してしまい、もって、基準室内主部22の大きな蓄煙可能容量又は排煙風量を有効に利用できなくなる。その結果、煙が基準室内通路部26に滞留してしまい、付属室30から避難する居室者が、基準室内通路部26の煙に巻かれる危険性が高くなる。
この点につき、この第1実施形態の間仕切り方法では、上述のようなレベルでレイアウトの一次案が決まった時点で、以下のチェックを行い、このチェックを満足するまで、レイアウト変更を繰り返すようにしている。
すなわち、先ず、前記境界部24から最も遠方の付属室30の部分までの煙の流通経路の長さ(水平長さ)を、基準室内通路部26及び付属室30の出入口31経由で求め、そして、求められた長さを、既定の限界値(特許請求の範囲の「所定値」に相当)と比較する。この限界値は、後述するように建築基準法施行令第126条の3を参考にして、例えば30mと予め定められている。そして、求められた流通経路の長さが、前記限界値以下であれば、安全であると判定し、レイアウト検討作業は終了するが、他方、前記限界値を超えている場合には、危険であると判定し、レイアウト変更して、変更後のレイアウト案に対して上述のチェックを繰り返す。
以下、このチェックの内容を具体例で説明する。この図1の例の場合、境界部24から最も遠方の付属室30の部分33(以下、最遠方部33と言う)というのは、黒三角記号で示す部分33となるが、その場合に、当該最遠方部33と境界部24とを結ぶ煙の流通経路は、図1の点線矢印で示す経路となる。
よって、先ず、この流通経路の長さを求めるのであるが、その求め方の一例としては、基準室内通路部26における流通経路の長さについては、基準室内通路部26の幅方向の中心位置に沿う経路の長さとして求めるとともに、付属室30における流通経路の長さについては、前記最遠方部33から付属室30の出入口31までの直線距離として求め、これら求められた長さの和として前記煙の流通経路の長さを求める方法が挙げられる。ここで、実際の煙の流通経路は、出火点から同心円状に広がるため、基準室内通路部26に平行に沿った線を辿らずに同通路部26を斜めに横断する等の近道をすると考えられるので、上記算定方法によれば、実際に煙が辿る流通経路よりも長めに算定され、つまり、避難安全性上安全側に算定されるので何等支障ない。
そうしたら、求められた長さを、上記限界値(30m)と比べて、限界値以下の場合には、「避難安全上問題無し」と判定して、レイアウト検討作業を終了する。
他方、限界値を超える場合には、「避難安全上問題有り」と判定してレイアウト変更を行う。例えば、この例では、図2に示すように新たな境界部24bを追設する。
そして、この新たな境界部24bが追設された条件の下、上記チェックを繰り返す。なお、この時には、境界部からの最遠方部を、複数の境界部24,24bのなかで最も近い境界部を起点として決め直す。これは、元々の最遠方部は、境界部24起算であったため図2の部分33となっていたが、この部分33は、もう一方の境界部24bの方により近く、当該近い方の境界部24b起算で流通経路の長さを求めると、前記限界値内に十分収まってしまい、その場合には、最遠方部となり得る部分が別の位置に生じる虞があるからである。
よって、各境界部24,24bからの最遠方部を、これら複数の境界部24,24bのなかで最も近い境界部を起点として決め直すと、先ず、境界部24bよりも境界部24の方が近い最遠方部としては、図2中の部分33aが新たに選択される。一方、境界部24よりも境界部24bの方が近い最遠方部としては、図2中の部分33bが選択される。そして、これら境界部24から最遠方部33aまでの流通経路の長さ、及び、境界部24bから最遠方部33bまでの流通経路の長さのうちで最も長い長さに係る最遠方部33bが、境界部からの最遠方部であると再決定される。よって、当該最遠方部33bから境界部24bまでの流通経路の長さが、前記限界値以下であれば、レイアウト変更を終了し、そうでなければ、上記のレイアウト変更及びチェックを繰り返す。ちなみに、上述のように新たな境界部を追設せずに、レイアウト全体を見直しても良いのは言うまでもない。
===第2実施形態===
この第2実施形態の間仕切り方法では、上述の第1実施形態に係る「境界部24から最遠方部33までの煙の流通経路の長さを前記限界値以下にする」という条件以外に、更に、以下の四つの条件を考慮して間仕切り設計を行うようにしている。勿論、全条件を考慮すれば最良ではあるが、必ずしも全条件を満たす必要はなく、何れか一つでも構わない。
(1)第1条件
第1条件は、「付属室30の出入口31から境界部24までに至る基準室内通路部26の平面形状が、一直線状又はL字状となるような出入口31を、全ての付属室30について配置する」というものである。
これは、例えばレイアウトの一次案が図3Aに示すような場合、つまり、付属室30から境界部24までに至るルートがクランク状に複数回曲がっている場合には(点線矢印を参照)、当該付属室30の居室者が、基準室内主部22まで到達し難くなり、その結果、基準室内主部22内の火災覚知に時間がかかるという問題があって、この問題を解消するための条件である。
ここで、図3Aの一次案に対して第1条件を満足させるには、図3Bの変更案に示すように、境界部24を塞いで境界部24aに移設するとともに新たに境界部24bを追設すれば良い。そうすれば、全ての付属室30について、各付属室30が具備する出入口31から少なくとも境界部24a及び境界部24bの何れか一方までに至る基準室内通路部26の平面形状が、屈曲部を一つだけ有するL字状又は一直線状になり、その結果、何れの付属室30の居住者も容易に境界部24a又は境界部24bにまで到達できて、基準室内主部22の火災状況を速やかに確認可能となる。
なお、この例の場合は、境界部24aの移設及び境界部24bの追設によって、間接的に付属室30の出入口31を配置し直したのと同じ効果を発揮させたが、図3Aの境界部24をいじらずに付属室30の出入口31自体の移設や追設等によって第1条件を満足させても良い。
(2)第2条件
第2条件は、「避難空間10としての共用廊下への出入口21が何れの境界部24a,24bからでも目視できるような平面位置関係に、境界部24a,24b及び前記出入口21を設定する」というものである。
これは、一般に基準室内主部22で出火した場合には、付属室30の居室者は、火災覚知に時間がかかることに加え、避難方向を認識し難いという問題があって、この問題を解消するための条件である。
すなわち、図4Aの一次案では、一方の境界部24aからは避難空間10への出入口21は見えるが、もう一方の境界部24bからは間仕切り壁41が邪魔になって同出入口21が見えず、当該境界部24bからは、基準室内主部22での避難方向を認識し難い。よって、変更案では、図4Bに示すように避難空間10への出入口21を、前記境界部24bからでも見える位置に移設しており、これにより、上記第2条件を満たすようにしている。なお、前記出入口21を移設せずに追設することにより上記第2条件を満足させても良いのは言うまでもない。
(3)第3条件
第3条件は、「基準室内通路部26の床面積を前記付属室30の設計収容人数に応じて決める」というものである。
一般に付属室30の居室者全員が一斉に避難開始すると、基準室内通路部26において避難が滞る虞がある。特に、付属室30が火災室の場合に、その居室者が基準室内通路部26に一時的に避難できないと、人命に影響を及ぼす虞がある。よって、これを解消すべく、第3条件が規定されている。
ここで、この第3条件に係る基準室内通路部26の床面積A[m]は、付属室30の設計収容人数C[人]、一人当たりの必要滞留面積A[m/人]を用いて、下式により算出できる。
A≧A×C
なお、上式中の必要滞留面積Aは、避難安全検証法(平成12年建設省告示第1441号)に基づいて、0.3[m/人]と与えられる。
(4)第4条件
第4条件は、「前記付属室30が複数有る場合に、前記基準室内通路部26における床面から1.8m以上の部分の高さと、前記基準室内通路部26の通路幅との積を、前記付属室30の床面積の最大値の50分の1以上の値に設定する」というものである。
上記の第4条件は、以下の考え方に基づいている。
先ず、排煙設備の基準(建築基準法施行令第126条の3)によれば、排煙口の面積は火災室の床面積の50分の1以上であることが必要とされている。
また、付属室30で出火した際の煙発生量は、その付属室30の床面積が大きい程に大きくなると考えられるので、複数の付属室30のなかで床面積が最大となる付属室に着目するのが適当である。
更に、避難安全検証法(平成12年建設省告示第1441号)においては、限界煙層高さ1.8m以上の部分を排煙口とみなしているので、これに倣って、基準室内通路部26内における限界煙層高さ1.8m以上の部分を模擬排煙口とみなす。
そして、これら3つの考え方を考慮すると、冒頭の排煙設備の基準(建築基準法施行令第126条の3)は、基準室内通路部26の通路高さH、同通路部26の通路幅D、及び付属室30の床面積の最大値Amaxを用いて、下式で表される(図5の基準室内通路部26の縦断面図を参照)。
D(H−1.8)≧Amax/50
そして、上式を言葉で表現したものが、上記の第4条件である。よって、この第4条件を満足すれば、基準室内通路部26での煙の滞留をより有効に抑制できて、避難安全性能を高めることができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の第1実施形態では、境界部24から最遠方部33までの煙の流通経路の長さを求める方法の一例として、「前記基準室内通路部26における前記流通経路の長さを、該基準室内通路部26の幅方向の中心位置に沿う経路の長さとして求める」という方法を示したが、何等これに限るものではなく、煙の流通経路の実情に即して適宜算定方法を変更しても良い。
例えば、煙の流通経路の長さを、図6の点線で示すように、境界部24から最遠方部33までの煙の流通経路における最短距離(最短ルートでの距離)として求めても良い。なお、この方法によれば、上述の第1実施形態よりも危険側に設計されるが、間仕切り設計の自由度を高めることができる。
上述の第1実施形態では、限界値の一例として30mを例示したが、この30mという値は、限界値の明瞭化目的で、建築基準法施行令第126条の3の考え方に基づき一例として定めたものであり、実際の状況や前提条件等に応じて適宜変更しても良い。すなわち、基準室内主部22の排煙口のうちで前記境界部24に最も近い排煙口から前記境界部24までの水平距離や、その排煙口の排煙風量に応じて上記限界値を変更しても良い。
例えば、「建築基準法施行令第126条の3第1項3号に規定された水平距離」である30mは、平面形状を問わない規準であるため、平面的に大きい空間で発生した煙が4方に拡散する状態、すなわち温度低下が生じやすい状況を想定した限界値と考えることができる。一方で、基準室内通路部26のような通路状の空間は一般に2方向が壁で覆われ、煙の拡散が残りの2方向に限定されるので、温度低下が生じにくい。従って、通路状の空間においては限界値を30mより大きくすることも可能である。また、基準室内通路部26における流通経路の長さを煙の流動上の有効長さとして算定しても良い。
なお、上述の第126条の3の考え方とは、次のとおりである。先ず、上記第126条の3(最終改正:平成19年8月3日政令第235号)には、次のように規定されている。
「排煙口は、防煙壁で区画された部分(防煙区画部分)のそれぞれについて、当該防煙区画部分の各部分から排煙口の一に至る水平距離が30メートル以下となるように、天井又は壁の上部に設けること」
そして、当該第126条の3に従えば、出火地点からの水平距離が30m以内の範囲内の天井に排煙口が配置されていれば、その排煙口から問題なく排煙可能である、と言えて、これが、上述の限界値30mの設定根拠である。よって、上記の「30m」という記載に代えて、前記限界値の表記を、「建築基準法施行令第126条の3第1項3号に規定された水平距離」と言い替えることもできる。
上述の実施形態では、間仕切りパターンの一例として、図1乃至図4に示すように、基準室内通路部26の屈曲部の平面形状が直角になっている例を示したが、その形状は何等これに限るものではなく、例えば、鋭角でも鈍角でも構わない。
上述の実施形態では、付属室30への排煙口の設置の有無については言及していないが、付属室30に排煙口を設けても良いし、設けなくても良い。但し、設けた方が避難安全性を向上できる。
上述の第1実施形態では、基準室内主部22のことを、「前記境界部24から前記基準室内主部22の過半を見渡せる一連の空間」と定義したが、何等これに限るものではなく、これに代えて、例えば、「火災時の煙の流動を妨げる固定物の無い一連の空間」または「用途上固定物の無い一連の空間」と定義しても良い。ここで、「煙の流動を妨げる固定物」とは、例えば、床から天井までに亘る高さの物のことであり、もって、机や椅子、床から天井までに亘らない高さの間仕切り壁等は、これに該当しない。そして、このような固定物の無い空間であれば、煙の流動を阻害せずに蓄煙を行え、また、排煙口がある場合には排煙を有効に行える。
第1実施形態に係る間仕切り方法を説明するための建築空間1の見取図ある。 第1実施形態に係る間仕切り方法を説明するための建築空間1の見取図ある。 第2実施形態に係る間仕切り方法を説明するための建築空間1の見取図であって、図3Aにはレイアウトの一次案を示し、図3Bには同変更案を示している。 第2実施形態に係る間仕切り方法を説明するための建築空間1の見取図であって、図4Aにはレイアウトの一次案を示し、図4Bには同変更案を示している。 第2実施形態に係る間仕切り方法を説明するための基準室内通路部26の縦断面図である。 その他の実施の形態を説明するための建築空間1の見取図である。
符号の説明
1 建築空間、10 共用廊下(避難空間)、11 側壁、
20 基準室、21 出入口、22 基準室内主部、
24 境界部、24a 境界部、24b 境界部、
26 基準室内通路部、30 付属室、31 出入口、
33 最遠方部(付属室の最も遠方の部分)、
33a 最遠方部(付属室の最も遠方の部分)、
33b 最遠方部(付属室の最も遠方の部分)、
41 間仕切り壁

Claims (11)

  1. 建築物内の略閉じた建築空間を、床から天井までに亘る高さの間仕切り壁で仕切って複数の室に区画する建築空間の間仕切り方法であって、
    前記建築空間は、避難空間への出入口を有する基準室と、前記基準室への出入口を有する付属室とに区画され、
    前記基準室は、基準室内主部と、前記基準室内主部を前記付属室につなぐ基準室内通路部とに区画され、
    前記基準室内通路部と前記基準室内主部とは、境界部において煙の流通可能に接続され、
    前記境界部から、前記基準室内通路部及び前記付属室の出入口を通って前記付属室の最も遠方の部分までに至る煙の流通経路の長さを求めて、
    求められた前記流通経路の長さが、所定値以下になるように前記建築空間を区画することを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  2. 請求項1に記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記基準室内主部は、前記境界部から、前記基準室内主部の過半を見渡せる一連の空間であることを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  3. 請求項1又は2に記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記流通経路は、前記基準室内通路部における流通経路の長さと、前記付属室における流通経路の長さとの和として求められ、
    前記基準室内通路部における前記流通経路の長さは、該基準室内通路部の幅方向の中心位置に沿う経路の長さとして求められ、
    前記付属室における前記流通経路の長さは、前記付属室の出入口から前記最も遠方の部分までの直線距離として求められることを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記境界部が複数存在する場合には、
    前記最も遠方の部分は、前記複数の境界部のなかで最も近い境界部を起点として決められることを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記付属室の出入口から前記境界部までに至る前記基準室内通路部の平面形状が、屈曲部を一つだけ有するL字状又は一直線状となるような前記出入口を、全ての前記付属室について配置することを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記避難空間への出入口が前記境界部から目視できる平面位置関係に、前記境界部及び前記出入口を設定することを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記基準室内通路部の床面積を前記付属室の設計収容人数に応じて決めることを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  8. 請求項1乃至7の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記基準室内通路部における床面から1.8m以上の部分の高さと、前記基準室内通路部の通路幅との積を、前記付属室の床面積の50分の1以上の値に設定することを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記基準室内主部の容積は、前記基準室内通路部の容積よりも大きいことを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記基準室内主部には、火災時の煙を外部へ排出するための排煙口が設けられ、
    前記基準室内通路部には、火災時の煙を外部へ排出するための排煙口が設けられ、
    前記基準室内主部の排煙口の排煙風量は、前記基準室内通路部の排煙口の排煙風量よりも多いことを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の建築空間の間仕切り方法であって、
    前記所定値は30mであることを特徴とする建築空間の間仕切り方法。
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