JP2010016783A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することができ、実質的に失敗撮影を防止する。
【解決手段】
合焦確認モードは、再生画像のどの位置にどの程度合焦しているかを撮影者に認知させることによって、撮影者が容易に合焦状態を把握できるようにする。カメラプロセッサ104は、CPUブロック104−3等において実行される機能として、合焦確認モードにおいては、原再生画像からエッジ成分の画像を抽出し、抽出されたエッジ成分に必要に応じて彩色するなどの強調処理を施して、そのエッジ成分画像を原再生画像と重ね合わせる。このようにして、原再生画像のエッジ部が強調された画像が形成され、この画像をLCDモニタ10等の画像表示装置に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】
合焦確認モードは、再生画像のどの位置にどの程度合焦しているかを撮影者に認知させることによって、撮影者が容易に合焦状態を把握できるようにする。カメラプロセッサ104は、CPUブロック104−3等において実行される機能として、合焦確認モードにおいては、原再生画像からエッジ成分の画像を抽出し、抽出されたエッジ成分に必要に応じて彩色するなどの強調処理を施して、そのエッジ成分画像を原再生画像と重ね合わせる。このようにして、原再生画像のエッジ部が強調された画像が形成され、この画像をLCDモニタ10等の画像表示装置に表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被写体を撮像して電子的な画像データを取得し且つ該画像データを再生する撮像装置に係り、特に撮像された画像データにおける合焦状態の視認性を考慮した撮像装置に関するものである。
いわゆるディジタルカメラや、カメラ内蔵型の携帯電話のようなカメラ機能を有する携帯電子機器等のように、被写体を撮像して電子的な画像データを取得し且つ該画像データを再生する撮像装置においては、多くの場合、撮影した画像を液晶ディスプレイ(LCD)や有機EL(エレクトロルミネセンス)ディスプレイ等を用いた画像表示手段で再生して確認する機能を持っている。
この種の携帯電子機器等の撮像装置における画像表示手段は、年を追うごとに、画面サイズを大型化する傾向にはあるものの、携帯性が重視される機器であるために画像表示手段の大型化にも限界がある。したがって、画像表示手段の画面サイズを充分な大きさとすることができないので、撮影した画像を再生した場合に、撮影した画像を詳細に確認することは難しい。
また、撮影した画像を再生する場合に、確認のために画像の一部分を拡大して表示する機能を有する機器もあるが、撮像素子の多画素化の傾向もあり、撮影画像サイズは非常に大きくなっているため、このような部分拡大によって画像の細部を確認するためには、多くの時間と手間とが必要となる。さらに、このように、画像の一部分を拡大して確認することによって問題ないと判断した場合にも、その後にPC(パーソナルコンピュータ、いわゆるパソコン)等に取り込んで大きな画面で確認してみると、拡大して確認した部分以外の部分でフォーカスが合っていなかったり、手振れ等により画像がボケてしまっていたりすることも少なくない。
この種の携帯電子機器等の撮像装置における画像表示手段は、年を追うごとに、画面サイズを大型化する傾向にはあるものの、携帯性が重視される機器であるために画像表示手段の大型化にも限界がある。したがって、画像表示手段の画面サイズを充分な大きさとすることができないので、撮影した画像を再生した場合に、撮影した画像を詳細に確認することは難しい。
また、撮影した画像を再生する場合に、確認のために画像の一部分を拡大して表示する機能を有する機器もあるが、撮像素子の多画素化の傾向もあり、撮影画像サイズは非常に大きくなっているため、このような部分拡大によって画像の細部を確認するためには、多くの時間と手間とが必要となる。さらに、このように、画像の一部分を拡大して確認することによって問題ないと判断した場合にも、その後にPC(パーソナルコンピュータ、いわゆるパソコン)等に取り込んで大きな画面で確認してみると、拡大して確認した部分以外の部分でフォーカスが合っていなかったり、手振れ等により画像がボケてしまっていたりすることも少なくない。
このような場合、撮影画像は、ディジタル画像であるので、後からPC等で編集して修正することができるとしても、フォーカスが合っていない画像を適正に且つ効果的に修正することは、極めて困難である。
そこで、撮影画像の合焦状態を確認するための画像表示手段の画面サイズが小さくても容易に且つ適確に合焦状態の確認を行えるようにすることが望ましい。従来より、撮影画像を単に表示すること以外に撮影画像の状態を表示する手法として、いくつかの方法が提案されている。
例えば、特許文献1(特許第3812824号公報)には、マニュアル操作でフォーカシングを行って撮像用のレンズの合焦位置を探す際に、コントラスト値に基づく合焦評価値を求め、レンズ位置に応じた合焦評価値の分布グラフを表示して、ユーザーが合焦位置を認識し易いようにすることが開示されている。また、特許文献2(特開2007−311962号公報)には、撮影画像に対してコントラスト情報を算出し、コントラスト情報が所定値以上の画素については、コントラスト情報が所定値未満の画素と異なる態様で表示することが開示されている。そして、特許文献3(特開2004−219943号公報)には、継続的にフォーカシングを行ういわゆるスルー画像表示やマニュアル操作にてフォーカシングを行う、マニュアルフォーカシングなどにおいてレンズの合焦位置を探す際に、周囲画素との輝度差が所定値よりも大きい画素については強調表示として、画像表示手段に表示することが開示されている。
そこで、撮影画像の合焦状態を確認するための画像表示手段の画面サイズが小さくても容易に且つ適確に合焦状態の確認を行えるようにすることが望ましい。従来より、撮影画像を単に表示すること以外に撮影画像の状態を表示する手法として、いくつかの方法が提案されている。
例えば、特許文献1(特許第3812824号公報)には、マニュアル操作でフォーカシングを行って撮像用のレンズの合焦位置を探す際に、コントラスト値に基づく合焦評価値を求め、レンズ位置に応じた合焦評価値の分布グラフを表示して、ユーザーが合焦位置を認識し易いようにすることが開示されている。また、特許文献2(特開2007−311962号公報)には、撮影画像に対してコントラスト情報を算出し、コントラスト情報が所定値以上の画素については、コントラスト情報が所定値未満の画素と異なる態様で表示することが開示されている。そして、特許文献3(特開2004−219943号公報)には、継続的にフォーカシングを行ういわゆるスルー画像表示やマニュアル操作にてフォーカシングを行う、マニュアルフォーカシングなどにおいてレンズの合焦位置を探す際に、周囲画素との輝度差が所定値よりも大きい画素については強調表示として、画像表示手段に表示することが開示されている。
しかしながら、これら特許文献1〜特許文献3等に示された方法は、いずれも輝度差等のコントラスト情報に基づくものである。そして、特許文献1に示された技術は、単にレンズ位置、つまり距離に対する合焦評価値の分布グラフの表示であり、画像空間における合焦状態を具体的に確認することはできない。
また、特許文献2に示された技術は、撮影画像の表示に際し、コントラスト値が所定値以上の画素と所定値以下の画素とで表示態様を異ならせるものであり、特許文献3に示された技術は、フォーカシングが行われている際に周囲画素との輝度差、すなわちコントラスト値が所定値よりも大きい画素を強調表示として、その他の画素と表示態様を異ならせるものであって、いずれも単にコントラスト値が大きい個所とそうでない個所とを異ならせて表示させるだけである。したがって、これら特許文献2および特許文献3の技術によれば、表示画像からある程度合焦状態にある部分とそうでない部分とを見分けることができると考えられるが、各部における合焦の度合いを詳細に且つ具体的に認識することはできない。
また、特許文献2に示された技術は、撮影画像の表示に際し、コントラスト値が所定値以上の画素と所定値以下の画素とで表示態様を異ならせるものであり、特許文献3に示された技術は、フォーカシングが行われている際に周囲画素との輝度差、すなわちコントラスト値が所定値よりも大きい画素を強調表示として、その他の画素と表示態様を異ならせるものであって、いずれも単にコントラスト値が大きい個所とそうでない個所とを異ならせて表示させるだけである。したがって、これら特許文献2および特許文献3の技術によれば、表示画像からある程度合焦状態にある部分とそうでない部分とを見分けることができると考えられるが、各部における合焦の度合いを詳細に且つ具体的に認識することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することができ、実質的に失敗撮影を防止することを可能とする撮像装置を提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、エッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、比較的簡単な構成および処理で、エッジ成分を撮影画像上に表示することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、さらにエッジ成分の大きさに対応する合焦の度合いを容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、エッジ成分により撮影画像が阻害されることなく撮影画像をも適切に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、合焦の度合いを容易に且つ適確に視認するとともに、撮影画像をも適切に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項1の目的は、エッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項2の目的は、特に、比較的簡単な構成および処理で、エッジ成分を撮影画像上に表示することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、さらにエッジ成分の大きさに対応する合焦の度合いを容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、エッジ成分により撮影画像が阻害されることなく撮影画像をも適切に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、合焦の度合いを容易に且つ適確に視認するとともに、撮影画像をも適切に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、主要なエッジ成分のみを用いて、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、撮影シーンの種類に応じて適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況をさらに容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、比較的簡単な構成および処理で、撮影シーンの種類に応じた適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を一層容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、撮影シーンの種類に応じて適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況をさらに容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、比較的簡単な構成および処理で、撮影シーンの種類に応じた適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を一層容易に且つ適確に視認することを可能とする撮像装置を提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る撮像装置は、上述した目的を達成するために、
被写体を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮影画像を再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生された再生画像を表示するための画像表示手段と
を有する撮像装置において、
前記再生画像から、該再生画像のエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理手段と、
前記撮影画像におけるレンズ合焦位置を確認するための合焦確認モードを含む動作モードをユーザー操作に応じて選択設定するとともに、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択された場合には、前記エッジ抽出処理手段のエッジ抽出処理によって再生画像のエッジ成分を抽出し、且つ抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させるためのモード選択制御手段と、
をさらに含むことを特徴としている。
被写体を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮影画像を再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生された再生画像を表示するための画像表示手段と
を有する撮像装置において、
前記再生画像から、該再生画像のエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理手段と、
前記撮影画像におけるレンズ合焦位置を確認するための合焦確認モードを含む動作モードをユーザー操作に応じて選択設定するとともに、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択された場合には、前記エッジ抽出処理手段のエッジ抽出処理によって再生画像のエッジ成分を抽出し、且つ抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させるためのモード選択制御手段と、
をさらに含むことを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1の撮像装置であって、
前記エッジ抽出処理手段は、前記再生画像に対して空間フィルタによるエッジ抽出フィルタ処理を行って該再生画像のエッジ成分を抽出する手段を含むことを特徴としている。
前記エッジ抽出処理手段は、前記再生画像に対して空間フィルタによるエッジ抽出フィルタ処理を行って該再生画像のエッジ成分を抽出する手段を含むことを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置であって、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段を含むことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置であって、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段を含むことを特徴としている。
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段を含むことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置であって、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段を含むことを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1または請求項2の撮像装置であって、
前記モード選択制御手段は、
前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段と、
前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段と、
を含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項5のいずれか1項の撮像装置であって、
前記エッジ抽出処理手段は、エッジ抽出における抽出レベルのオフセット値を予め設定し、設定されたオフセット値以上のエッジのみをエッジとして抽出するオフセット処理手段を含むことを特徴としている。
前記モード選択制御手段は、
前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段と、
前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段と、
を含むことを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項5のいずれか1項の撮像装置であって、
前記エッジ抽出処理手段は、エッジ抽出における抽出レベルのオフセット値を予め設定し、設定されたオフセット値以上のエッジのみをエッジとして抽出するオフセット処理手段を含むことを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置であって、
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、撮影シーンに応じてエッジ抽出処理のエッジ抽出特性を変更する手段を含むことを特徴としている。
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、撮影シーンに応じてエッジ抽出処理のエッジ抽出特性を変更する手段を含むことを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る撮像装置は、請求項7の撮像装置であって、
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、エッジ抽出フィルタ処理のフィルタ係数を撮影シーンに応じて変更する手段を含むことを特徴としている。
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、エッジ抽出フィルタ処理のフィルタ係数を撮影シーンに応じて変更する手段を含むことを特徴としている。
本発明によれば、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することができ、実質的に失敗撮影を防止することが可能な撮像装置を提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の撮像装置によれば、
被写体を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮影画像を再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生された再生画像を表示するための画像表示手段と
を有する撮像装置において、
前記再生画像から、該再生画像のエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理手段と、
前記撮影画像におけるレンズ合焦位置を確認するための合焦確認モードを含む動作モードをユーザー操作に応じて選択設定するとともに、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択された場合には、前記エッジ抽出処理手段のエッジ抽出処理によって再生画像のエッジ成分を抽出し、且つ抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させるためのモード選択制御手段と、
をさらに含むことにより、エッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することが可能となる。
すなわち、本発明の請求項1の撮像装置によれば、
被写体を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮影画像を再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生された再生画像を表示するための画像表示手段と
を有する撮像装置において、
前記再生画像から、該再生画像のエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理手段と、
前記撮影画像におけるレンズ合焦位置を確認するための合焦確認モードを含む動作モードをユーザー操作に応じて選択設定するとともに、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択された場合には、前記エッジ抽出処理手段のエッジ抽出処理によって再生画像のエッジ成分を抽出し、且つ抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させるためのモード選択制御手段と、
をさらに含むことにより、エッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することが可能となる。
また、本発明の請求項2の撮像装置によれば、請求項1の撮像装置において、
前記エッジ抽出処理手段は、前記再生画像に対して空間フィルタによるエッジ抽出フィルタ処理を行って該再生画像のエッジ成分を抽出する手段を含むことにより、
特に、比較的簡単な構成および処理で、エッジ成分を撮影画像上に表示することが可能となる。
本発明の請求項3の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段を含むことにより、特に、さらにエッジ成分の大きさに対応する合焦の度合いを容易に且つ適確に視認することが可能となる。
前記エッジ抽出処理手段は、前記再生画像に対して空間フィルタによるエッジ抽出フィルタ処理を行って該再生画像のエッジ成分を抽出する手段を含むことにより、
特に、比較的簡単な構成および処理で、エッジ成分を撮影画像上に表示することが可能となる。
本発明の請求項3の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段を含むことにより、特に、さらにエッジ成分の大きさに対応する合焦の度合いを容易に且つ適確に視認することが可能となる。
本発明の請求項4の撮像装置によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項の撮像装置において、
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段を含むことにより、特に、エッジ成分により撮影画像が阻害されることなく撮影画像をも適切に視認することが可能となる。
本発明の請求項5の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記モード選択制御手段は、
前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段と、
前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段とを含むことにより、特に、合焦の度合いを容易に且つ適確に視認するとともに、撮影画像をも適切に視認することが可能となる。
前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段を含むことにより、特に、エッジ成分により撮影画像が阻害されることなく撮影画像をも適切に視認することが可能となる。
本発明の請求項5の撮像装置によれば、請求項1または請求項2の撮像装置において、
前記モード選択制御手段は、
前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段と、
前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段とを含むことにより、特に、合焦の度合いを容易に且つ適確に視認するとともに、撮影画像をも適切に視認することが可能となる。
本発明の請求項6の撮像装置によれば、請求項1〜請求項5のいずれか1項の撮像装置において、
前記エッジ抽出処理手段は、エッジ抽出における抽出レベルのオフセット値を予め設定し、設定されたオフセット値以上のエッジのみをエッジとして抽出するオフセット処理手段を含むことにより、特に、主要なエッジ成分のみを用いて、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することが可能となる。
本発明の請求項7の撮像装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置において、
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、撮影シーンに応じてエッジ抽出処理のエッジ抽出特性を変更する手段を含むことにより、特に、撮影シーンの種類に応じて適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況をさらに容易に且つ適確に視認することが可能となる。
前記エッジ抽出処理手段は、エッジ抽出における抽出レベルのオフセット値を予め設定し、設定されたオフセット値以上のエッジのみをエッジとして抽出するオフセット処理手段を含むことにより、特に、主要なエッジ成分のみを用いて、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を容易に且つ適確に視認することが可能となる。
本発明の請求項7の撮像装置によれば、請求項1〜請求項6のいずれか1項の撮像装置において、
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、撮影シーンに応じてエッジ抽出処理のエッジ抽出特性を変更する手段を含むことにより、特に、撮影シーンの種類に応じて適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況をさらに容易に且つ適確に視認することが可能となる。
本発明の請求項8の撮像装置によれば、請求項7の撮像装置において、
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、エッジ抽出フィルタ処理のフィルタ係数を撮影シーンに応じて変更する手段を含むことにより、特に、比較的簡単な構成および処理で、撮影シーンの種類に応じた適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を一層容易に且つ適確に視認することが可能となる。
前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、エッジ抽出フィルタ処理のフィルタ係数を撮影シーンに応じて変更する手段を含むことにより、特に、比較的簡単な構成および処理で、撮影シーンの種類に応じた適切なエッジ成分を撮影画像上に表示し、小さな画面サイズの画像表示手段でも撮影画像の合焦個所および合焦状況を一層容易に且つ適確に視認することが可能となる。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の撮像装置を詳細に説明する。
図1〜図4は、本発明の一つの実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラの要部の構成を示している。図1は、ディジタルカメラの制御系のシステム構成の概要を示すブロック図である。図2、図3および図4は、図1のディジタルカメラの外観構成を示しており、それぞれ、このディジタルカメラの平面図、正面図および背面図である。
図2〜図4に示すディジタルカメラは、サブLCD(サブ液晶ディスプレイ)1、レリーズボタン2、ストロボ発光部3、撮影/再生切り換えダイヤル4、測距ユニット5、リモコン(リモートコントロール)受光部6、鏡胴ユニット7、AF表示用LED(オートフォーカス表示用発光ダイオード)8、ストロボ表示用LED(ストロボ表示用発光ダイオード)9、LCDモニタ(液晶ディスプレイモニタ)10、光学ファインダ11(対物面側11a、接眼部側11b)、ズームボタン12、電源スイッチ13、操作キー部14およびメモリカード装填部15を、カメラボディCB外面に覗かせて、備えている。
図1〜図4は、本発明の一つの実施の形態に係る撮像装置としてのディジタルカメラの要部の構成を示している。図1は、ディジタルカメラの制御系のシステム構成の概要を示すブロック図である。図2、図3および図4は、図1のディジタルカメラの外観構成を示しており、それぞれ、このディジタルカメラの平面図、正面図および背面図である。
図2〜図4に示すディジタルカメラは、サブLCD(サブ液晶ディスプレイ)1、レリーズボタン2、ストロボ発光部3、撮影/再生切り換えダイヤル4、測距ユニット5、リモコン(リモートコントロール)受光部6、鏡胴ユニット7、AF表示用LED(オートフォーカス表示用発光ダイオード)8、ストロボ表示用LED(ストロボ表示用発光ダイオード)9、LCDモニタ(液晶ディスプレイモニタ)10、光学ファインダ11(対物面側11a、接眼部側11b)、ズームボタン12、電源スイッチ13、操作キー部14およびメモリカード装填部15を、カメラボディCB外面に覗かせて、備えている。
また、図1に示す制御系は、図2〜図4に示されたサブLCD1、測距ユニット5、リモコン受光部6、鏡胴ユニット7、AF表示用LED8、ストロボ表示用LED9およびLCDモニタ10に加えて、撮像素子101、フロントエンド部102、SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)103、カメラプロセッサ104、RAM(ランダムアクセスメモリ)107、ROM(リードオンリメモリ)108、サブCPU(サブ中央処理部)109、操作部110、サブLCDドライバ111、ブザー113、ストロボ回路114、音声記録ユニット115、音声再生ユニット116、LCDドライバ117、ビデオアンプ(ビデオ増幅器)118、ビデオコネクタ119、内蔵メモリ120、メモリカードスロット121、USB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ122およびシリアルインタフェース部123を備えている。
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ7−1aおよびズームモータ7−1bを含むズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2aおよびフォーカスモータ7−2bを含むフォーカス光学系7−2、絞り7−3aおよび絞りモータ7−3bを含む絞りユニット7−3、シャッタ7−4aおよびシャッタモータ7−4bを含むシャッタユニット7−4、並びにモータドライバ7−5を有している。
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ7−1aおよびズームモータ7−1bを含むズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2aおよびフォーカスモータ7−2bを含むフォーカス光学系7−2、絞り7−3aおよび絞りモータ7−3bを含む絞りユニット7−3、シャッタ7−4aおよびシャッタモータ7−4bを含むシャッタユニット7−4、並びにモータドライバ7−5を有している。
フロントエンド部102は、CDS(相関2重サンプリング部)102−1、AGC(自動利得制御部)102−2、A/D(アナログ−ディジタル)変換部102−3およびTG(タイミングジェネレータ)102−4を有している。
カメラプロセッサ104は、第1の撮像信号処理ブロック104−1、第2の撮像信号処理ブロック104−2、CPU(中央処理部)ブロック104−3、ローカルSRAM(ローカルスタティックランダムアクセスメモリ)104−4,USB処理ブロック104−5、シリアル処理ブロック104−6、JPEGコーデック(CODEC)ブロック104−7、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8、ビデオ信号表示ブロック104−9およびメモリカードコントローラブロック104−10を有している。
カメラプロセッサ104は、第1の撮像信号処理ブロック104−1、第2の撮像信号処理ブロック104−2、CPU(中央処理部)ブロック104−3、ローカルSRAM(ローカルスタティックランダムアクセスメモリ)104−4,USB処理ブロック104−5、シリアル処理ブロック104−6、JPEGコーデック(CODEC)ブロック104−7、リサイズ(RESIZE)ブロック104−8、ビデオ信号表示ブロック104−9およびメモリカードコントローラブロック104−10を有している。
操作部110は、図2〜図4に示すレリーズボタン2、撮影/再生切り換えダイヤル4、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14を含んでいる。
音声記録ユニット115は、音声記録回路115−1、マイクアンプ115−2およびマイク(マイクロフォン)115−3を有しており、音声再生ユニット116は、音声再生回路116−1、オーディオアンプ(オーディオ増幅器)116−2およびスピーカ116−3を有している。シリアルインタフェース部123は、シリアルドライバ回路123−1およびシリアルコネクタ123−2を有している。
図2に示すように、カメラボディCBの上面には、サブLCD1、レリーズボタン2および撮影/再生切り換えダイヤル4が配置されている。サブLCD1は、例えば、撮影可能枚数等を表示するための表示部として用いられる。また、図3に示すように、カメラボディCBの正面には、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモコン受光部6、鏡胴ユニット7および光学ファインダ11の対物面側11aが配置されている。カメラボディCBの物体(被写体)側から見て左側面には、メモリカードMCを装填するためのメモリカード装填部15が配設されている。このメモリカード装填部15の内部にメモリカードスロット121が設けられていて、このメモリカードスロット121にメモリカードMCを挿入することによってメモリカードMCを装填する。さらに、図4に示すように、カメラボディCBの背面には、AF表示用LED8、ストロボ表示用LED9、LCDモニタ10、光学ファインダ11の接眼部側11b、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14が配置されている。
次に、図1〜図4を参照してディジタルカメラの基本的な動作を説明する。図1〜図4において、ストロボ発光部3およびストロボ回路114は、被写体における自然光等の光量が足りない場合に光量を補うために用いる。すなわち、暗い場所の撮影や被写体が暗い場合の撮影には、カメラプロセッサ104からストロボ回路114にストロボ発光信号を送信することによって、ストロボ回路114は、ストロボ発光部3を発光させて被写体を照明する。測距ユニット5は、カメラ本体と被写体との間の距離、つまり被写体距離、を計測する。現在、この種のディジタルカメラにおける自動フォーカシング(AF)には、鏡胴ユニット7の光学系によって撮像素子101に結像された被写体像のコントラスト情報を検出し、最もコントラスト値の高い位置に光学系、すなわちフォーカスレンズ7−2aを移動させてフォーカスを合わせる、いわゆるCCD−AF方式が用いられている。しかしながら、このCCD−AF方式は、フォーカスレンズ7−2aを少しずつ移動させつつコントラスト値を求めているため、フォーカシング動作が遅いという問題があった。そこで、測距ユニット5を用いて、被写体距離情報を常に取得し、被写体距離情報に基づいて、被写体距離近傍に対応する位置までフォーカスレンズ7−2aを一気に移動させて、フォーカス動作を高速化するようにしている。
温度センサ(図示せず)は、環境温度を測定するものであり、カメラボディCB内外の温度を測定し、温度が異常に上昇している場合には、カメラの電源を落として保護するなど、温度センサの測定データを参照し、それに応じて当該カメラの制御内容を変更する。
鏡胴ユニット7は、被写体の光学像を取り込み撮像素子101に結像する撮像光学系における焦点距離を変更させるためのズームレンズ7−1aおよびこのズームレンズ7−1aを駆動するズームモータ7−1bを含むズーム光学系7−1と、撮像光学系における合焦点を移動させるためのフォーカスレンズ7−2aおよびこのフォーカスレンズ7−2aを駆動するフォーカスモータ7−2bを含むフォーカス光学系7−2と、撮影光学系における開口口径を絞るための絞り7−3aおよびこの絞り7−3aを駆動する絞りモータ7−3bを含む絞りユニット7−3と、撮影光学系の光路を機械的に開閉するメカニカルシャッタからなるシャッタ7−4aおよびこのシャッタ7−4aを開閉駆動するシャッタモータ7−4bを含むシャッタユニット7−4と、各モータ7−1b〜7−4bを駆動するモータドライバ7−5とを有している。そして、モータドライバ7−5は、リモコン受光部6からの入力や操作部110の操作入力に基づく、カメラプロセッサ104内のCPUブロック104−3からの駆動指令によって駆動制御される。
鏡胴ユニット7は、被写体の光学像を取り込み撮像素子101に結像する撮像光学系における焦点距離を変更させるためのズームレンズ7−1aおよびこのズームレンズ7−1aを駆動するズームモータ7−1bを含むズーム光学系7−1と、撮像光学系における合焦点を移動させるためのフォーカスレンズ7−2aおよびこのフォーカスレンズ7−2aを駆動するフォーカスモータ7−2bを含むフォーカス光学系7−2と、撮影光学系における開口口径を絞るための絞り7−3aおよびこの絞り7−3aを駆動する絞りモータ7−3bを含む絞りユニット7−3と、撮影光学系の光路を機械的に開閉するメカニカルシャッタからなるシャッタ7−4aおよびこのシャッタ7−4aを開閉駆動するシャッタモータ7−4bを含むシャッタユニット7−4と、各モータ7−1b〜7−4bを駆動するモータドライバ7−5とを有している。そして、モータドライバ7−5は、リモコン受光部6からの入力や操作部110の操作入力に基づく、カメラプロセッサ104内のCPUブロック104−3からの駆動指令によって駆動制御される。
ROM108には、CPUブロック104−3にて解読可能なプログラムコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータ等が格納されている。操作部110の電源スイッチ13の操作によって、このディジタルカメラの電源がオン状態になると、制御プログラムがSDRAM103にロードされ、CPUブロック104−3は、その制御プログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM107およびカメラプロセッサ104内のローカルSRAM104−4に保存する。ROM108を、書き換え可能なフラッシュメモリを用いて構成すれば、制御プログラムや制御するためのパラメータ等を変更することが可能となり、機能のバージョンアップを容易に行うことができる。
撮像素子101は、典型的には、CCD(電荷結合素子)撮像素子またはCMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子等の固体撮像素子を用いて構成され、光学像を光電変換して電子的な画像信号に変換する。
撮像素子101は、典型的には、CCD(電荷結合素子)撮像素子またはCMOS(相補型金属酸化物半導体)撮像素子等の固体撮像素子を用いて構成され、光学像を光電変換して電子的な画像信号に変換する。
フロントエンド部102は、CDS102−1、AGC102−2、A/D変換部102−3およびTG102−4を有し、これら各部は、カメラプロセッサ104のCPUブロック104−3によって制御される。CDS102−1では、撮像素子101より得られた画像信号の相関二重サンプリングを行って画像ノイズを除去し、AGC102−2では、画像ノイズが除去された画像信号の利得調整を行い、A/D変換部102−3では、利得調整された画像信号をA/D変換(アナログ−ディジタル変換)によりディジタル信号に変換して、カメラプロセッサ104の第1の撮像信号処理ブロック104−1に与える。これらCDS102−1、AGC102−2、A/D変換部102−3の信号処理動作は、カメラプロセッサ104の第1の撮像信号処理ブロック104−1から出力されるVD・HD(垂直駆動・水平駆動)信号により、TG102−4を介して制御される。TG102−4は、第1の撮像信号処理ブロック104−1から出力されるVD・HD信号に応動して、フロントエンド部102のCDS102−1、AGC102−2およびA/D変換部102−3に駆動タイミング信号を与えるとともに、撮像素子101に駆動タイミング信号を与える。この場合、フロントエンド部102は、CDS102−1、AGC102−2、A/D変換部102−3およびTG102−4を同一IC(集積回路)チップ上に実装して、フロントエンドICとして構成したものを用いることが望ましいが、個別回路で構成してもよい。
カメラプロセッサ104の第1の撮像信号処理ブロック104−1は、上述したようにフロントエンド部102のTG102−4にVD信号およびHD信号を供給するとともに、撮像素子101からフロントエンド部102を介して与えられたディジタル撮像信号データに対してホワイトバランス調整およびガンマ調整等の信号処理を行う。カメラプロセッサ104の第2の撮像信号処理ブロック104−2は、ディジタル撮像信号データに対してフィルタリング処理を施すことによって、原RGB(RAW−RGB)データから輝度および色差データ、すなわちYUV(YCbCr)データ、等への変換を行う。カメラプロセッサ104のCPUブロック104−3は、当該カメラ内各部の動作を適正に制御する。カメラプロセッサ104のローカルSRAM104−4は、上述したように、CPUブロック104−3による制御に必要なデータ等を、一時的に保存する。
さらに、カメラプロセッサ104においては、USB処理ブロック104−5は、USB規格に従ってPC等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのUSB信号処理を行い、シリアル処理ブロック104−6は、RS−232C等のシリアル通信規格に従ってPC等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのシリアル信号処理を行い、JPEGコーデックブロック104−7は、画像データに対するJPEG圧縮/伸張を行い、リサイズブロック104−8は、外挿/内挿等の補間処理により画像データのサイズを拡大/縮小し、ビデオ信号表示ブロック104−9は、画像データをLCDモニタ10やTV等の外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換し、メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカード装填部15内のメモリカードスロット121に装填されたメモリカードMCに、撮影された撮像画像データを記録し、メモリカードMCに記録された撮像画像データを再生するためのメモリカードMCの書き込み/読み出し制御を行う。
さらに、カメラプロセッサ104においては、USB処理ブロック104−5は、USB規格に従ってPC等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのUSB信号処理を行い、シリアル処理ブロック104−6は、RS−232C等のシリアル通信規格に従ってPC等の外部機器と接続し、外部機器との間で通信を行うためのシリアル信号処理を行い、JPEGコーデックブロック104−7は、画像データに対するJPEG圧縮/伸張を行い、リサイズブロック104−8は、外挿/内挿等の補間処理により画像データのサイズを拡大/縮小し、ビデオ信号表示ブロック104−9は、画像データをLCDモニタ10やTV等の外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換し、メモリカードコントローラブロック104−10は、メモリカード装填部15内のメモリカードスロット121に装填されたメモリカードMCに、撮影された撮像画像データを記録し、メモリカードMCに記録された撮像画像データを再生するためのメモリカードMCの書き込み/読み出し制御を行う。
SDRAM103は、カメラプロセッサ104において画像データに各種の処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、撮像素子101からフロントエンド部102を介して取り込んだ画像データに、第1の撮像信号処理ブロック104−1にてホワイトバランス調整およびガンマ調整が行われた状態の原RGB画像データや、同様に取り込んだ画像データが第2の撮像信号処理ブロック104−2にて輝度データ(Y)と色差データ(U(Cb),V(Cr))に変換された状態のYUV(YCbCr)画像データや、JPEGコーデックブロック104−7にて、JPEG圧縮エンコードされたJPEG画像データなどである。
メモリカードスロット121は、撮影した画像データを記憶するためのメモリカードMCを着脱可能に装填するためのコネクタスロットであり、装填されたメモリカードMCは、このメモリカードスロット121を介してメモリカードコントローラブロック104−10による書き込み/読み出し制御が行われる。内蔵メモリ120は、撮影した画像データを記憶するためのメモリであり、メモリカードスロット121にメモリカードがMC装着されていない場合であっても、撮影した画像データを記憶することができるようにするために設けられている。
メモリカードスロット121は、撮影した画像データを記憶するためのメモリカードMCを着脱可能に装填するためのコネクタスロットであり、装填されたメモリカードMCは、このメモリカードスロット121を介してメモリカードコントローラブロック104−10による書き込み/読み出し制御が行われる。内蔵メモリ120は、撮影した画像データを記憶するためのメモリであり、メモリカードスロット121にメモリカードがMC装着されていない場合であっても、撮影した画像データを記憶することができるようにするために設けられている。
LCDドライバ117は、LCDモニタ10を駆動するドライブ回路であり、ビデオ信号表示ブロック104−9から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ10に表示するための信号に変換する機能をも有している。LCDモニタ10は、撮影前に被写体の状態を監視するための画像表示、撮影した画像を確認するための撮像画像表示、そしてメモリカードMCや内蔵メモリ120に記録された画像データの表示、などを行うためのモニタである。
ビデオアンプ118は、ビデオ信号表示ブロック104−9から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス出力にインピーダンス変換する。ビデオジャック119は、ビデオアンプ118の75Ωインピーダンス出力をTV等の外部表示機器に接続するためのコネクタである。
USBコネクタ122は、PC等の外部機器にUSB接続するためのコネクタである。シリアルドライバ回路123−1およびシリアルコネクタ123−2を備えるシリアルインタフェース部123は、標準化されたシリアル通信規格、例えばRS−232C規格等、に従ってPC等の外部機器とシリアル通信を行うためのインタフェースを構成している。シリアルドライバ回路123−1は、シリアル処理ブロック104−6の出力信号を電圧変換する回路であり、シリアルコネクタ123−2は、シリアルドライバ回路123−1で電圧変換されたシリアル出力をPC等の外部機器に接続する。
ビデオアンプ118は、ビデオ信号表示ブロック104−9から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス出力にインピーダンス変換する。ビデオジャック119は、ビデオアンプ118の75Ωインピーダンス出力をTV等の外部表示機器に接続するためのコネクタである。
USBコネクタ122は、PC等の外部機器にUSB接続するためのコネクタである。シリアルドライバ回路123−1およびシリアルコネクタ123−2を備えるシリアルインタフェース部123は、標準化されたシリアル通信規格、例えばRS−232C規格等、に従ってPC等の外部機器とシリアル通信を行うためのインタフェースを構成している。シリアルドライバ回路123−1は、シリアル処理ブロック104−6の出力信号を電圧変換する回路であり、シリアルコネクタ123−2は、シリアルドライバ回路123−1で電圧変換されたシリアル出力をPC等の外部機器に接続する。
サブCPU109は、例えば同一チップ上にROM・RAMを内蔵したマイクロプロセッサ等のCPUであり、操作部110やリモコン受光部6等の出力信号をユーザーの操作情報として、カメラプロセッサ104のCPUブロック104−3に与えたり、CPUブロック104−3から出力されるカメラの状態情報に基づいて、サブLCD1、AF表示用LED8、ストロボ表示用LED9およびブザー113に制御信号を供給したりする。
サブLCD1は、例えば、撮影可能枚数等を表示するための表示部であり、サブLCDドライバ111は、サブCPU109の出力信号に基づいてサブLCD1を駆動する回路である。AF表示用LED8は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボ表示用LED9は、ストロボ発光用コンデンサの充電が完了して発光可能となっているか否か等の発光準備状態を表示するためのLEDである。なお、これらAF表示用LED8とストロボ表示用LED9とを、他の表示用途、例えば、メモリカードMCのアクセス中を示す表示に使用するなどしても良い。操作部110は、ユーザーが操作する操作キー、操作スイッチおよび操作ボタン等であり、この場合、レリーズボタン2、撮影/再生切り換えダイヤル4、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14等を含んでいる。
サブLCD1は、例えば、撮影可能枚数等を表示するための表示部であり、サブLCDドライバ111は、サブCPU109の出力信号に基づいてサブLCD1を駆動する回路である。AF表示用LED8は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボ表示用LED9は、ストロボ発光用コンデンサの充電が完了して発光可能となっているか否か等の発光準備状態を表示するためのLEDである。なお、これらAF表示用LED8とストロボ表示用LED9とを、他の表示用途、例えば、メモリカードMCのアクセス中を示す表示に使用するなどしても良い。操作部110は、ユーザーが操作する操作キー、操作スイッチおよび操作ボタン等であり、この場合、レリーズボタン2、撮影/再生切り換えダイヤル4、ズームボタン12、電源スイッチ13および操作キー部14等を含んでいる。
リモコン受光部6は、ユーザーが操作するリモコン送信機(図示していない)からの赤外線のような光信号を受信する。
音声記録ユニット115は、ユーザーが音声信号を入力するためのマイク115−3、マイク115−3に入力された音声信号を増幅するマイクアンプ115−2、マイクアンプ115−2で増幅された音声信号を記録する音声記録回路115―1を有している。また、音声再生ユニット116は、記録された音声信号をスピーカから出力再生するための信号に変換する音声再生回路116−1、音声再生回路116−1で変換された音声信号を増幅してスピーカー116−3を駆動するためのオーディオアンプ116−2および音声信号を出力するスピーカー116−3を有している。
次に、上述のように構成されたディジタルカメラにおける本発明の特徴となる構成および動作について具体的に説明する。
音声記録ユニット115は、ユーザーが音声信号を入力するためのマイク115−3、マイク115−3に入力された音声信号を増幅するマイクアンプ115−2、マイクアンプ115−2で増幅された音声信号を記録する音声記録回路115―1を有している。また、音声再生ユニット116は、記録された音声信号をスピーカから出力再生するための信号に変換する音声再生回路116−1、音声再生回路116−1で変換された音声信号を増幅してスピーカー116−3を駆動するためのオーディオアンプ116−2および音声信号を出力するスピーカー116−3を有している。
次に、上述のように構成されたディジタルカメラにおける本発明の特徴となる構成および動作について具体的に説明する。
〔本発明の動作フロー〕
図5に本発明の一つの実施の形態の合焦確認モードにおける動作のフローチャートを示す。操作部110の画像の再生を指示する再生ボタンがユーザーによって押されると(ステップS1)、ディジタルカメラは、画像再生モードに移行し画像を再生する(ステップS2)。
次に、ユーザーにより合焦確認モードが選択されているか否かが判定され(ステップS3)、ユーザーにより合焦確認モードが選択されていると、本発明の特徴となる合焦位置を表示するモードに移行する。合焦確認モードの選択には、画像再生モード時に操作部110に含まれる操作キー部14の1つのキーを合焦確認モード選択スイッチとして割り当てる。ステップS3において、合焦確認モードが選択されていない場合には、通常の画像再生のままとなり、画像再生が終了すれば処理を終了して待機状態となる。
図5に本発明の一つの実施の形態の合焦確認モードにおける動作のフローチャートを示す。操作部110の画像の再生を指示する再生ボタンがユーザーによって押されると(ステップS1)、ディジタルカメラは、画像再生モードに移行し画像を再生する(ステップS2)。
次に、ユーザーにより合焦確認モードが選択されているか否かが判定され(ステップS3)、ユーザーにより合焦確認モードが選択されていると、本発明の特徴となる合焦位置を表示するモードに移行する。合焦確認モードの選択には、画像再生モード時に操作部110に含まれる操作キー部14の1つのキーを合焦確認モード選択スイッチとして割り当てる。ステップS3において、合焦確認モードが選択されていない場合には、通常の画像再生のままとなり、画像再生が終了すれば処理を終了して待機状態となる。
〔エッジ抽出方法〕
ステップS3において、合焦確認モードが選択されていると、再生画像からエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理を行う(ステップS4)。この場合、エッジ抽出の方法としては、例えばエッジ抽出フィルタを用いてエッジを抽出する方法を用いる。
現在、ディジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置で撮影される画像データのファイルフォーマットは、JPEG形式が主流であり、画像データは、Y、Cb、Crの各信号からなる、いわゆるYUV信号で記録されたJPEGデータとなっている。この場合、Y信号は、輝度信号で明るさを示しており、Cb(U)信号およびCr(V)信号は、色差信号でそれぞれ異なる色味を示している。
一種の空間フィルタであるエッジ抽出フィルタを用いるフィルタリングによるエッジ抽出処理においては、再生画像の輝度信号Yを使用する。
図6は、画像撮影時の画像処理に使用されるエッジ強調処理を模式的に示す機能ブロック図を示している。
ステップS3において、合焦確認モードが選択されていると、再生画像からエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理を行う(ステップS4)。この場合、エッジ抽出の方法としては、例えばエッジ抽出フィルタを用いてエッジを抽出する方法を用いる。
現在、ディジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮像装置で撮影される画像データのファイルフォーマットは、JPEG形式が主流であり、画像データは、Y、Cb、Crの各信号からなる、いわゆるYUV信号で記録されたJPEGデータとなっている。この場合、Y信号は、輝度信号で明るさを示しており、Cb(U)信号およびCr(V)信号は、色差信号でそれぞれ異なる色味を示している。
一種の空間フィルタであるエッジ抽出フィルタを用いるフィルタリングによるエッジ抽出処理においては、再生画像の輝度信号Yを使用する。
図6は、画像撮影時の画像処理に使用されるエッジ強調処理を模式的に示す機能ブロック図を示している。
エッジ強調処理部40は、エッジ抽出フィルタ部41、ゲイン乗算部42、ローパスフィルタ(LPF)部43およびデータ加算部44とを有しており、再生画像の輝度信号Yを受けて、エッジ成分を強調した輝度信号Yを得る。エッジ抽出フィルタ部41は、画像の輝度信号Yからエッジ部分を抽出する空間フィルタである。ゲイン乗算部42は、エッジ抽出フィルタ部41により抽出されたエッジ成分を所定のゲインで増幅するが、この処理は、当該エッジ成分に強調の度合いを決定するゲインを乗じることに相当する。ローパスフィルタ部43は、エッジ抽出フィルタ部41およびゲイン乗算部42によるエッジ抽出およびエッジ強調と並行して画像における比較的高周波のノイズを除去する。データ加算部44は、ゲイン乗算部42によるゲイン乗算後のエッジ抽出データとローパスフィルタ部43によるローパスフィルタ処理後の画像データとを加算合成する(ステップS5)。
エッジ抽出フィルタ部41およびローパスフィルタ部43におけるフィルタは、それぞれ図7および図8に示すように5×5および3×3のマトリクスの空間フィルタである。図7のエッジ抽出フィルタは、図示のように、フィルタ係数を、中央を4、その外側の上下左右を2、斜め方向四隅を0、さらにその外側の四隅を除く上下左右3マトリクスずつを−1、残った四隅を0として、全体のフィルタ係数の合計が0となり、図8のローパスフィルタは、図示のように、フィルタ係数を、中央を4/12、その外側の上下左右を2/12、斜め方向四隅を0として、全体のフィルタ係数の合計が1となるのが特徴である。エッジ抽出フィルタは、フィルタ係数によってエッジの検出方向やエッジの抽出量が変わるため、フィルタ係数は重要なパラメータである。
ゲイン乗算部42では、エッジ抽出フィルタ部41により抽出されたエッジ成分にゲインを乗算してエッジ成分の強調度を調整する機能がある。すなわち、ゲインが大きい場合には、エッジ成分が大きく強調され、ゲインが小さい場合には、エッジ強調が弱くなる。また、ゲイン乗算部42は、エッジ強調度に所定のリミット値を設けて、ゲイン乗算によりエッジ量が大きくなりエッジ強調度がリミット値に達した場合には、エッジ強調度を所定値にクリップして飽和させる機能も有している。
ゲイン乗算部42では、エッジ抽出フィルタ部41により抽出されたエッジ成分にゲインを乗算してエッジ成分の強調度を調整する機能がある。すなわち、ゲインが大きい場合には、エッジ成分が大きく強調され、ゲインが小さい場合には、エッジ強調が弱くなる。また、ゲイン乗算部42は、エッジ強調度に所定のリミット値を設けて、ゲイン乗算によりエッジ量が大きくなりエッジ強調度がリミット値に達した場合には、エッジ強調度を所定値にクリップして飽和させる機能も有している。
データ加算部44では、エッジ抽出フィルタ部41により抽出され、ゲイン乗算部42でゲインが乗算されたエッジ成分と、ローパスフィルタ部43によりノイズが除去されたベース画像成分とを加算する。また、データ加算部44は、加算時にエッジ成分とベース画像成分の加算比率を変更できる機能をも有している。すなわち、エッジ成分の加算比率を変更することによって、エッジ強調レベルを変更することができる。
合焦確認モード時においてもこのエッジ強調処理部40を用いるのであるが、その場合、エッジ抽出フィルタ部41の機能を有効にし、ゲイン乗算部42は等倍処理、ローパスフィルタ部43は全ての係数を0として輝度信号を遮断し、エッジ成分だけが抽出されるようにする。
すなわち、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS4においてエッジ抽出フィルタ部41によって原再生画像からエッジ成分の画像を抽出した後、必要に応じてゲイン乗算部42でエッジ成分の強調度合いを調整する。
合焦確認モード時においてもこのエッジ強調処理部40を用いるのであるが、その場合、エッジ抽出フィルタ部41の機能を有効にし、ゲイン乗算部42は等倍処理、ローパスフィルタ部43は全ての係数を0として輝度信号を遮断し、エッジ成分だけが抽出されるようにする。
すなわち、図5に示すフローチャートにおいて、ステップS4においてエッジ抽出フィルタ部41によって原再生画像からエッジ成分の画像を抽出した後、必要に応じてゲイン乗算部42でエッジ成分の強調度合いを調整する。
このエッジ強調処理部40は、機能ブロックとして示したが、ソフトウェアによってもハードウェアによっても構成することができ、カメラプロセッサ104内の専用の機能ブロックとして構成しても良く、第1の撮像信号処理ブロック104−1および第2の撮像信号処理ブロック104−2の少なくとも一方を同様の機能を達成するように構成しても良く、(ROM108から読み出されて)CPUブロック104−3によって実行される制御プログラムに含まれるソフトウェア処理によって構成しても良い。
図9は再生画像の一例を示しており、図10は図9の再生画像からエッジ強調処理部40を用いてエッジ成分を抽出した画像の一例を示している。図10に示すエッジ抽出後の画像においては、リンゴの輪郭部分はエッジ成分が大きいためはっきりした太い線となっている。一方、リンゴの表面部分は所々に大きなエッジがあるものの、リンゴの輪郭部分に比べてエッジ成分が小さいため細かく細い点や線となっている。また、リンゴの周辺はエッジ成分が無いため黒くなっておりエッジ成分は検出されていない。
図9は再生画像の一例を示しており、図10は図9の再生画像からエッジ強調処理部40を用いてエッジ成分を抽出した画像の一例を示している。図10に示すエッジ抽出後の画像においては、リンゴの輪郭部分はエッジ成分が大きいためはっきりした太い線となっている。一方、リンゴの表面部分は所々に大きなエッジがあるものの、リンゴの輪郭部分に比べてエッジ成分が小さいため細かく細い点や線となっている。また、リンゴの周辺はエッジ成分が無いため黒くなっておりエッジ成分は検出されていない。
〈オフセット処理〉
本発明に係る合焦確認モードは、再生画像のどの位置にどの程度合焦しているかを撮影者に認知させることによって、撮影者が容易に合焦状態を把握できるようにすることを実質的な目的としている。そのため、ある程度大きなエッジ成分のみが必要であって、細かなエッジ成分はあまり重要ではない。
図11に示すエッジ成分の画像は、図10のエッジ抽出画像におけるエッジ成分のうちで大きさが所定の値以上であるエッジ成分のみを抜き出した画像であり、微細なエッジ成分を除去した画像の例を示している(以下、この処理を「オフセット処理」と称する)。図11から明らかなように、リンゴのヘタ付近にエッジ成分が強く出ており、この近傍が合焦位置であることを推定することができる。また、図10と図11とを比較すると、図11のほうは、大きなエッジ成分しか示されておらず、主要なエッジ成分のみに整理されて全体としての情報量が少ないため、容易にエッジ成分が大きな部分を見つけることができる。
本発明に係る合焦確認モードは、再生画像のどの位置にどの程度合焦しているかを撮影者に認知させることによって、撮影者が容易に合焦状態を把握できるようにすることを実質的な目的としている。そのため、ある程度大きなエッジ成分のみが必要であって、細かなエッジ成分はあまり重要ではない。
図11に示すエッジ成分の画像は、図10のエッジ抽出画像におけるエッジ成分のうちで大きさが所定の値以上であるエッジ成分のみを抜き出した画像であり、微細なエッジ成分を除去した画像の例を示している(以下、この処理を「オフセット処理」と称する)。図11から明らかなように、リンゴのヘタ付近にエッジ成分が強く出ており、この近傍が合焦位置であることを推定することができる。また、図10と図11とを比較すると、図11のほうは、大きなエッジ成分しか示されておらず、主要なエッジ成分のみに整理されて全体としての情報量が少ないため、容易にエッジ成分が大きな部分を見つけることができる。
なお、オフセット処理に使用する所定の値、すなわちしきい値、については、エッジ抽出フィルタ部41によって抽出されるエッジ成分量が異なるため、エッジ抽出フィルタ部41のフィルタに対応させて使用する。また、オフセット処理に使用する所定のしきい値をユーザーが設定できるようにするために、オフセットしきい値設定モードを設けてもよい。この場合、図4に示す操作キー部14に含まれるいわゆる十字キーの上キーおよび下キー等の操作によって、オフセットしきい値を変更できるようにすれば、直感的な操作が可能となり、調整設定の操作性が向上する。
〔画像の重ね方〕
次に、原再生画像とエッジ抽出画像とを重ね合わせるが(ステップS5)、この場合の原再生画像とエッジ抽出画像との重ね合わせの方法について説明する。
図11に示すような、オフセット処理を施したエッジ抽出画像に対して、エッジ抽出されたエッジ成分部分、すなわち図11の画像における白色の部分、に、例えば赤色や青色などの色をつけることにより、エッジ部を強調した強調エッジ画像を形成する。
次に、図9のような原再生画像と強調エッジ画像とを重ね合わせる。ここで、原再生画像の画素をSxy、強調エッジ画像の画素をExyとする(例えば、xは画像左上を0としたときの水平方向の列番号、yは左上を0としたときの垂直方向の行番号とする)。
画像を重ね合わるときに、強調エッジ画像側の画素Exyにエッジ成分がある場合(Exy≠0)には、強調エッジ画像の画素Exyを使用し、強調エッジ画像側の画素Exyにエッジ成分がない場合(Exy=0)には、再生画像の画素Sxyを使用する。
このような方法により、原再生画像のエッジ部が強調された図12のような画像が形成され、合焦確認モード時には、この図12の画像をLCDモニタ10等の画像表示装置に表示する(ステップS6)。
次に、原再生画像とエッジ抽出画像とを重ね合わせるが(ステップS5)、この場合の原再生画像とエッジ抽出画像との重ね合わせの方法について説明する。
図11に示すような、オフセット処理を施したエッジ抽出画像に対して、エッジ抽出されたエッジ成分部分、すなわち図11の画像における白色の部分、に、例えば赤色や青色などの色をつけることにより、エッジ部を強調した強調エッジ画像を形成する。
次に、図9のような原再生画像と強調エッジ画像とを重ね合わせる。ここで、原再生画像の画素をSxy、強調エッジ画像の画素をExyとする(例えば、xは画像左上を0としたときの水平方向の列番号、yは左上を0としたときの垂直方向の行番号とする)。
画像を重ね合わるときに、強調エッジ画像側の画素Exyにエッジ成分がある場合(Exy≠0)には、強調エッジ画像の画素Exyを使用し、強調エッジ画像側の画素Exyにエッジ成分がない場合(Exy=0)には、再生画像の画素Sxyを使用する。
このような方法により、原再生画像のエッジ部が強調された図12のような画像が形成され、合焦確認モード時には、この図12の画像をLCDモニタ10等の画像表示装置に表示する(ステップS6)。
〔表示の仕方〕
〈表示色〉
上述においては、図11のオフセット処理を施したエッジ抽出画像に対して、抽出したエッジ成分部分に赤色や青色等の単色の色をつけるものとして説明したが、エッジ成分部分に対する彩色には、単色に限らず複数色を使用してもよい。例えば、エッジ成分の大きさ(強さ)に応じて、黄色、橙色および赤色と3色を階調的に使用したり、あるいは黄色、橙色および赤色の3色だけでなく、これらの中間のレベルに対応する部分を中間階調に相当する色として、エッジ成分の大きさをグラデーションによって視覚的に判断できるようにしてもよい。
〈表示色〉
上述においては、図11のオフセット処理を施したエッジ抽出画像に対して、抽出したエッジ成分部分に赤色や青色等の単色の色をつけるものとして説明したが、エッジ成分部分に対する彩色には、単色に限らず複数色を使用してもよい。例えば、エッジ成分の大きさ(強さ)に応じて、黄色、橙色および赤色と3色を階調的に使用したり、あるいは黄色、橙色および赤色の3色だけでなく、これらの中間のレベルに対応する部分を中間階調に相当する色として、エッジ成分の大きさをグラデーションによって視覚的に判断できるようにしてもよい。
〈点滅〉
さらに、抽出したエッジ成分部分が目立つようにするために、強調エッジ画像を重ね合わせていない原再生画像(図9)と、原再生画像に強調エッジ画像を重ね合わせた再生画像(図12)とを所定の一定周期で交互に表示するようにしてもよい。このように、交互に表示することによって、ユーザーにはエッジ成分部分が点滅しているように見え、エッジ成分部分を目立ち易くすることができる。
上述における抽出したエッジ成分部分の色の変更処理と、原再生画像と強調エッジ画像とを合成した画像を交互に表示する処理とは、それぞれ個別に行ってもよいし、2つを組み合わせて行ってもよい。
さらに、抽出したエッジ成分部分が目立つようにするために、強調エッジ画像を重ね合わせていない原再生画像(図9)と、原再生画像に強調エッジ画像を重ね合わせた再生画像(図12)とを所定の一定周期で交互に表示するようにしてもよい。このように、交互に表示することによって、ユーザーにはエッジ成分部分が点滅しているように見え、エッジ成分部分を目立ち易くすることができる。
上述における抽出したエッジ成分部分の色の変更処理と、原再生画像と強調エッジ画像とを合成した画像を交互に表示する処理とは、それぞれ個別に行ってもよいし、2つを組み合わせて行ってもよい。
〔フィルタ係数変更〕
エッジ抽出フィルタ部41に同じエッジ抽出フィルタを使用すると、ポートレート等のシーンでは人の顔などが低コントラストであるためエッジ抽出により得られるエッジ成分の大きさが小さくなるが、風景等のシーンは高コントラストであるためエッジ成分の大きさが大きくなる。そこで、撮影シーン毎にエッジ抽出フィルタを変更して、撮影シーンに応じたエッジ抽出を行うようにする。例えば、ポートレートのシーンでは、小さなエッジも抽出できるエッジ抽出フィルタにし、風景のシーンでは、大きなエッジだけを抽出できるエッジ抽出フィルタにする。
撮影シーンの判別については、カメラの機能としてシーンモードがあるときには撮影画像のExif(Exchangeable image file format for digital still camera)データとして選択したシーンモードを登録しておき、再生時にその情報を使用するようにすればよい。また、撮影画像から画像解析によって撮影シーンを判断するようにしても良く、その場合には、撮影画像の色分布や、輝度分布から推測する方法など、幾つかの方法が既に開示されているのでここでは詳細な説明を省略する。
エッジ抽出フィルタ部41に同じエッジ抽出フィルタを使用すると、ポートレート等のシーンでは人の顔などが低コントラストであるためエッジ抽出により得られるエッジ成分の大きさが小さくなるが、風景等のシーンは高コントラストであるためエッジ成分の大きさが大きくなる。そこで、撮影シーン毎にエッジ抽出フィルタを変更して、撮影シーンに応じたエッジ抽出を行うようにする。例えば、ポートレートのシーンでは、小さなエッジも抽出できるエッジ抽出フィルタにし、風景のシーンでは、大きなエッジだけを抽出できるエッジ抽出フィルタにする。
撮影シーンの判別については、カメラの機能としてシーンモードがあるときには撮影画像のExif(Exchangeable image file format for digital still camera)データとして選択したシーンモードを登録しておき、再生時にその情報を使用するようにすればよい。また、撮影画像から画像解析によって撮影シーンを判断するようにしても良く、その場合には、撮影画像の色分布や、輝度分布から推測する方法など、幾つかの方法が既に開示されているのでここでは詳細な説明を省略する。
なお、上述においては、エッジ抽出処理に、2次元フィルタ係数マトリクスによる空間フィルタを用いる場合について説明したが、他のエッジ抽出手法を用いるようにしても良い。2次元画像空間におけるエッジの抽出とは、空間位置についての輝度情報の変化の大きい部分の抽出であるので、実質的に輝度情報の空間微分をとるかまたはそれに準じた情報を求めることができる手法であれば、どのような手法を用いるようにしても良い。
上述したように、撮影画像の再生時に、合焦確認モードが選択された場合、撮影画像のエッジ成分を抽出し、抽出したエッジ成分と原再生画像とを重ね合わせて表示することにより、撮影画像における合焦個所の分布状況を容易に判断することができる。
さらに、抽出したエッジ成分を他の部分と区別し易い色に彩色して、再生画像に重ね合わせることにより、ユーザーにエッジ部分の状況、つまり合焦部分の状況、を効果的に認識させることができる。
さらに、抽出したエッジ成分によるエッジ画像を原再生画像に重ね合わせた画像と、原再生画像とを所定の周期で切り換え表示することによって、ユーザーにはエッジ成分が点滅しているように見え、エッジ部分を効果的に認識させることができる。
また、抽出されるエッジ成分にオフセット処理を施し、微細なエッジ成分は検出されないようにすることによって、エッジ成分の大きい部分だけが表示されるので、容易にエッジ成分の大きい部分を視認することができる。
そして、撮影シーンに応じてエッジ抽出フィルタの係数を変更することにより、撮影シーンの種類が、低コントラストでエッジが検出されにくい撮影シーンの画像である場合にも効果的にエッジを検出することができる。
上述したように、撮影画像の再生時に、合焦確認モードが選択された場合、撮影画像のエッジ成分を抽出し、抽出したエッジ成分と原再生画像とを重ね合わせて表示することにより、撮影画像における合焦個所の分布状況を容易に判断することができる。
さらに、抽出したエッジ成分を他の部分と区別し易い色に彩色して、再生画像に重ね合わせることにより、ユーザーにエッジ部分の状況、つまり合焦部分の状況、を効果的に認識させることができる。
さらに、抽出したエッジ成分によるエッジ画像を原再生画像に重ね合わせた画像と、原再生画像とを所定の周期で切り換え表示することによって、ユーザーにはエッジ成分が点滅しているように見え、エッジ部分を効果的に認識させることができる。
また、抽出されるエッジ成分にオフセット処理を施し、微細なエッジ成分は検出されないようにすることによって、エッジ成分の大きい部分だけが表示されるので、容易にエッジ成分の大きい部分を視認することができる。
そして、撮影シーンに応じてエッジ抽出フィルタの係数を変更することにより、撮影シーンの種類が、低コントラストでエッジが検出されにくい撮影シーンの画像である場合にも効果的にエッジを検出することができる。
1 サブ液晶ディスプレイ(サブLCD)
2 レリーズボタン
3 ストロボ発光部
4 撮影/再生切り換えダイヤル
5 測距ユニット
6 リモートコントロール(リモコン)受光部
7 鏡胴ユニット
8 オートフォーカス表示用発光ダイオード(AF表示用LED)
9 ストロボ表示用発光ダイオード(ストロボ表示用LED)
10 液晶ディスプレイモニタ(LCDモニタ)
11 光学ファインダ(対物面側11a、接眼部側11b)
12 ズームボタン
13 電源スイッチ
14 操作キー部
15 メモリカード装填部
40 エッジ強調処理部
41 エッジ抽出フィルタ部
42 ゲイン乗算部
43 ローパスフィルタ(LPF)部
44 データ加算部
101 撮像素子
102 フロントエンド部
103 SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)
104 カメラプロセッサ
107 RAM(ランダムアクセスメモリ)
108 ROM(リードオンリメモリ)
109 サブ中央処理部(サブCPU)
110 操作部
111 サブLCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115 音声記録ユニット
116 音声再生ユニット
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ(ビデオ増幅器)
119 ビデオコネクタ
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
122 USB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ
123 シリアルインタフェース部
7−1 ズーム光学系
7−1a ズームレンズ
7−1b ズームモータ
7−2 フォーカス光学
7−2a フォーカスレンズ
7−2b フォーカスモータ
7−3 絞りユニット
7−3a 絞り
7−3b 絞りモータ
7−4 シャッタユニット
7−4a シャッタ
7−4b シャッタモータ
7−5 モータドライバ
102−1 相関2重サンプリング部(CDS)
102−2 自動利得制御部(AGC)
102−3 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
102−4 タイミングジェネレータ(TG)
104−1 第1の撮像信号処理ブロック
104−2 第2の撮像信号処理ブロック
104−3 CPU(中央処理部)ブロック
104−4 ローカルSRAM(ローカルスタティックランダムアクセスメモリ)
104−5 USB処理ブロック
104−6 シリアル処理ブロック
104−7 JPEGコーデック(CODEC)ブロック
104−8 リサイズ(RESIZE)ブロック
104−9 ビデオ信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
115−1 音声記録回路
115−2 マイクアンプ
115−3 マイク(マイクロフォン)
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ(オーディオ増幅器)
116−3 スピーカ
123−1 シリアルドライバ回路
123−2 シリアルコネクタ
2 レリーズボタン
3 ストロボ発光部
4 撮影/再生切り換えダイヤル
5 測距ユニット
6 リモートコントロール(リモコン)受光部
7 鏡胴ユニット
8 オートフォーカス表示用発光ダイオード(AF表示用LED)
9 ストロボ表示用発光ダイオード(ストロボ表示用LED)
10 液晶ディスプレイモニタ(LCDモニタ)
11 光学ファインダ(対物面側11a、接眼部側11b)
12 ズームボタン
13 電源スイッチ
14 操作キー部
15 メモリカード装填部
40 エッジ強調処理部
41 エッジ抽出フィルタ部
42 ゲイン乗算部
43 ローパスフィルタ(LPF)部
44 データ加算部
101 撮像素子
102 フロントエンド部
103 SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ)
104 カメラプロセッサ
107 RAM(ランダムアクセスメモリ)
108 ROM(リードオンリメモリ)
109 サブ中央処理部(サブCPU)
110 操作部
111 サブLCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
115 音声記録ユニット
116 音声再生ユニット
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ(ビデオ増幅器)
119 ビデオコネクタ
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
122 USB(ユニバーサルシリアルバス)コネクタ
123 シリアルインタフェース部
7−1 ズーム光学系
7−1a ズームレンズ
7−1b ズームモータ
7−2 フォーカス光学
7−2a フォーカスレンズ
7−2b フォーカスモータ
7−3 絞りユニット
7−3a 絞り
7−3b 絞りモータ
7−4 シャッタユニット
7−4a シャッタ
7−4b シャッタモータ
7−5 モータドライバ
102−1 相関2重サンプリング部(CDS)
102−2 自動利得制御部(AGC)
102−3 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
102−4 タイミングジェネレータ(TG)
104−1 第1の撮像信号処理ブロック
104−2 第2の撮像信号処理ブロック
104−3 CPU(中央処理部)ブロック
104−4 ローカルSRAM(ローカルスタティックランダムアクセスメモリ)
104−5 USB処理ブロック
104−6 シリアル処理ブロック
104−7 JPEGコーデック(CODEC)ブロック
104−8 リサイズ(RESIZE)ブロック
104−9 ビデオ信号表示ブロック
104−10 メモリカードコントローラブロック
115−1 音声記録回路
115−2 マイクアンプ
115−3 マイク(マイクロフォン)
116−1 音声再生回路
116−2 オーディオアンプ(オーディオ増幅器)
116−3 スピーカ
123−1 シリアルドライバ回路
123−2 シリアルコネクタ
Claims (8)
- 被写体を撮像するための撮像手段と、
前記撮像手段により取得された撮影画像を再生する画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生された再生画像を表示するための画像表示手段と
を有する撮像装置において、
前記再生画像から、該再生画像のエッジ成分を抽出するエッジ抽出処理手段と、
前記撮影画像におけるレンズ合焦位置を確認するための合焦確認モードを含む動作モードをユーザー操作に応じて選択設定するとともに、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択された場合には、前記エッジ抽出処理手段のエッジ抽出処理によって再生画像のエッジ成分を抽出し、且つ抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させるためのモード選択制御手段と、
をさらに含むことを特徴とする撮像装置。 - 前記エッジ抽出処理手段は、前記再生画像に対して空間フィルタによるエッジ抽出フィルタ処理を行って該再生画像のエッジ成分を抽出する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
- 前記モード選択制御手段は、前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記モード選択制御手段は、
前記画像再生手段による画像再生時に前記合焦確認モードが選択され、前記エッジ抽出処理手段によって抽出された前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分を、該エッジ成分の大きさに応じて色および濃度の少なくとも一方を異ならせて階調的に表示する手段と、
前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせて前記画像表示手段に表示させる際に、前記エッジ成分と前記再生画像とを重ね合わせた画像と、前記再生画像とを所定周期で交互に表示させる手段と、
を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。 - 前記エッジ抽出処理手段は、エッジ抽出における抽出レベルのオフセット値を予め設定し、設定されたオフセット値以上のエッジのみをエッジとして抽出するオフセット処理手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、撮影シーンに応じてエッジ抽出処理のエッジ抽出特性を変更する手段を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記再生画像の撮影シーンの種類を判別する撮影シーン判別手段をさらに含み、且つ
前記エッジ抽出処理手段は、前記撮影シーン判別手段の判別結果に基づき、エッジ抽出フィルタ処理のフィルタ係数を撮影シーンに応じて変更する手段を含むことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177439A JP2010016783A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177439A JP2010016783A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010016783A true JP2010016783A (ja) | 2010-01-21 |
Family
ID=41702430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008177439A Pending JP2010016783A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010016783A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8928783B2 (en) | 2011-09-26 | 2015-01-06 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging apparatus including switchable edge extraction |
WO2015151279A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | リーダー電子株式会社 | フォーカス評価を補助するための装置、プログラム及び方法 |
-
2008
- 2008-07-07 JP JP2008177439A patent/JP2010016783A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8928783B2 (en) | 2011-09-26 | 2015-01-06 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging apparatus including switchable edge extraction |
WO2015151279A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | リーダー電子株式会社 | フォーカス評価を補助するための装置、プログラム及び方法 |
WO2015152424A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2015-10-08 | リーダー電子株式会社 | フォーカス評価を補助するための装置、プログラム及び方法 |
JPWO2015152424A1 (ja) * | 2014-04-04 | 2017-04-13 | リーダー電子株式会社 | フォーカス評価を補助するための装置、プログラム及び方法 |
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