JP2010016139A - エッチング装置 - Google Patents
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Abstract
【要 約】
【課題】ラジカルによる高速エッチングが可能なエッチング技術を提供する。
【解決手段】エッチングガス源31から供給されるエッチングガスを、第一、第二のプラズマ形成室21、22内を流して真空槽11内に導入する際に、マイクロ波発生装置33で発生させたマイクロ波を第一のプラズマ形成室21内に照射すると共に、コイル23によって第二のプラズマ形成室22内に交番磁界を形成し第一、第二のプラズマ形成室21、22内にプラズマを形成し、ラジカルを生成し、真空槽11内に導入する。反応性が高いが短寿命のラジカルを真空槽11に近い位置で生成することができる。
【選択図】 図1
【課題】ラジカルによる高速エッチングが可能なエッチング技術を提供する。
【解決手段】エッチングガス源31から供給されるエッチングガスを、第一、第二のプラズマ形成室21、22内を流して真空槽11内に導入する際に、マイクロ波発生装置33で発生させたマイクロ波を第一のプラズマ形成室21内に照射すると共に、コイル23によって第二のプラズマ形成室22内に交番磁界を形成し第一、第二のプラズマ形成室21、22内にプラズマを形成し、ラジカルを生成し、真空槽11内に導入する。反応性が高いが短寿命のラジカルを真空槽11に近い位置で生成することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明はエッチング装置の技術分野に係り、特に、エッチング反応をラジカルによって行なうエッチング装置に関する。
図2の符号100は、従来技術のエッチング装置を示している。
このエッチング装置100は、真空槽111を有しており、真空槽111の内部の天井側はシャワープレート113が配置されている。
シャワープレート113にはガス導入系131が接続されており、真空排気系116によって真空槽111の内部を真空排気し、シャワープレート113から真空槽111の内部にエッチングガスを導入した後、高周波電源130により、シャワープレート113を電極として高周波電圧を印加すると真空槽111の内部にプラズマが形成される。
このエッチング装置100は、真空槽111を有しており、真空槽111の内部の天井側はシャワープレート113が配置されている。
シャワープレート113にはガス導入系131が接続されており、真空排気系116によって真空槽111の内部を真空排気し、シャワープレート113から真空槽111の内部にエッチングガスを導入した後、高周波電源130により、シャワープレート113を電極として高周波電圧を印加すると真空槽111の内部にプラズマが形成される。
プラズマ内部では、ラジカルが生成され、基板載置台114上に配置された基板115とラジカルが接触し、基板表面の物質と反応し、反応生成物が真空排気によって除去されると、基板表面のエッチングが行なわれる。
しかし、真空槽の内部にプラズマを形成すると、基板にイオンが入射し、基板表面がスパッタされてしまう。エッチング速度を速くしたい場合、このイオンがエッチングの補助として有効に作用するが、マイクロマシーン(MEMS)等の微細加工を行ないたい場合、荷電粒子の影響によりパターンの不具合が発生するという問題がある。
そこでXeF2ガスを使用し、プラズマを形成せずにシリコン基板の加工を行なうエッチング方法が提案されているが、XeF2ガスは高価であり、また反応速度が遅いことから量産性が高いエッチング技術の開発が求められている。
本発明のように真空槽の外部でプラズマを形成する技術は、例えば下記文献に記載されている。
特開2007−26861号公報
特開2007−128981号公報
本発明のように真空槽の外部でプラズマを形成する技術は、例えば下記文献に記載されている。
本発明の課題はXeF2を用いず、ラジカルによって高速にエッチングを行なえるエッチング技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、エッチングガス源と真空槽とを有し、前記エッチングガス源から供給されるエッチングガスを、マイクロ波と交番磁界で励起してラジカルを生成し、前記ラジカルを前記真空槽内に導入するように構成されたエッチング装置である。
また、本発明は、前記エッチングガス源から前記エッチングガスが導入される第一のプラズマ形成室と、前記第一のプラズマ形成室内に前記マイクロ波を照射するマイクロ波発生装置と、前記第一のプラズマ形成室に接続された第二のプラズマ形成室と、前記第二のプラズマ形成室内に前記交番磁界を形成するコイルとを有し、前記真空槽は前記第二のプラズマ形成室に接続されたエッチング装置である。
また、本発明は、複数のシャワー孔が形成されたシャワープレートを有し、前記ラジカルは、前記シャワープレートから前記真空槽内に導入されるエッチング装置である。
また、本発明は、前記エッチングガス源から前記エッチングガスが導入される第一のプラズマ形成室と、前記第一のプラズマ形成室内に前記マイクロ波を照射するマイクロ波発生装置と、前記第一のプラズマ形成室に接続された第二のプラズマ形成室と、前記第二のプラズマ形成室内に前記交番磁界を形成するコイルとを有し、前記真空槽は前記第二のプラズマ形成室に接続されたエッチング装置である。
また、本発明は、複数のシャワー孔が形成されたシャワープレートを有し、前記ラジカルは、前記シャワープレートから前記真空槽内に導入されるエッチング装置である。
マイクロ波によって生成されたラジカルと、交番磁界によって生成されたラジカルの両方が真空槽内に放出されるので、エッチング速度が速い。
真空槽内にプラズマが形成されないので、基板表面に荷電粒子が入射しない。
真空槽内にプラズマが形成されないので、基板表面に荷電粒子が入射しない。
図1の符号10は本発明の一例のエッチング装置を示している。
このエッチング装置10は、真空槽11を有しており、真空槽11の天井にはシャワープレート13が取り付けられ、底壁上には台14が配置されている。
このエッチング装置10は、真空槽11を有しており、真空槽11の天井にはシャワープレート13が取り付けられ、底壁上には台14が配置されている。
シャワープレート13の真空槽11内部に露出する面には、多数のシャワー孔18が形成されている。シャワープレート13の内部は空洞であり、シャワープレート13の内部空間17と真空槽11の内部空間とは、シャワー孔18によって接続されている。
真空槽11には真空排気系16が接続されており、真空槽11内部は真空排気系16によって真空排気されている。シャワープレート13の内部空間17はシャワー孔18を介して真空排気される。
真空槽11の外部には、マイクロ波発生装置33と、第一のプラズマ形成室21と、エッチングガス源31が配置されている。
真空槽11の外部には、マイクロ波発生装置33と、第一のプラズマ形成室21と、エッチングガス源31が配置されている。
マイクロ波発生装置33は、導波管34によって第一のプラズマ形成室21に接続されており、マイクロ波発生装置33によって放出されたマイクロ波(2.45GHz〜40GHzの電磁波)は、導波管34を通って第一のプラズマ形成室21の内部に照射される。
エッチングガス源31には、化学構造中にフッ素原子を有するエッチングガスが蓄積されており、エッチングガス源31のバルブを開けると、エッチングガスが原料ガス配管32を流れて第一のプラズマ形成室21内に導入される。第一のプラズマ形成室21内に導入されたエッチングガスにはマイクロ波が照射され、第一のプラズマ形成室21内でエッチングガスのプラズマが形成される。
エッチングガスの分子はプラズマ中で励起され、エッチングガスのラジカルが生成される。
エッチングガスの分子はプラズマ中で励起され、エッチングガスのラジカルが生成される。
第一のプラズマ形成室21とシャワープレート13とは、ラジカル配管25によって接続されており、第一のプラズマ形成室21内で生成されたラジカルは、第一のプラズマ形成室21と真空槽11の圧力差により、シャワープレート13の内部空間17に向け、ラジカル配管25の内部を流れる。
ラジカル配管25の途中には、第二のプラズマ形成室22が配置されており、第一のプラズマ形成室21内のエッチングガスがシャワープレート13の内部空間に到達する間に、第二のプラズマ形成室22の内部を通過するようにされている。
第二のプラズマ形成室22の周囲はコイル23が巻き回されている。
コイル23は交流電源35に接続されており、コイル23に交流電圧(数十MHz以下、ここでは13.56MHz)を印加すると第二のプラズマ形成室22の内部に交番磁界が形成され、第二のプラズマ形成室22の内部にエッチングガスのプラズマが形成されエッチングガスが励起されてエッチングガスのラジカルが生成される。
コイル23は交流電源35に接続されており、コイル23に交流電圧(数十MHz以下、ここでは13.56MHz)を印加すると第二のプラズマ形成室22の内部に交番磁界が形成され、第二のプラズマ形成室22の内部にエッチングガスのプラズマが形成されエッチングガスが励起されてエッチングガスのラジカルが生成される。
マイクロ波によって生成されたラジカルは長寿命であり、第一のプラズマ形成室21内で生成されたラジカルと、第二のプラズマ形成室22内で生成されたラジカルは、シャワープレート13の内部空間17に導入される。
交番磁界によって生成されるラジカルは、マイクロ波によって生成されるラジカルよりも反応性が高いが、短寿命である。第二のプラズマ形成室22は第一のプラズマ形成室21よりもシャワープレート13に近い位置に配置されており、マイクロ波によって生成されたラジカルと交番磁界によって生成されたラジカルは、消滅する前に、シャワープレート13のシャワー孔18から真空槽11の内部に散布され、台14上に配置された基板15の表面に到達し、基板15表面に露出する物質と反応する。台14は真空槽11と共に接地電位に接続されている。
反応生成物は気体のフッ素化合物であり真空排気系16によって真空槽11の内部から真空排気される。
反応生成物は気体のフッ素化合物であり真空排気系16によって真空槽11の内部から真空排気される。
本発明装置に用いることができるエッチングガスは、CF4、SF6、NF3、CHF3、C4F8等のフッ素化合物ガスや、これらにO2、H2、N2等の補助ガスを添加したエッチングガスが、シリコン、シリコン酸化物、シリコン窒化物、高融点金属等のエッチング対象の材質に応じて選択することができる。
なお、上記実施例では、シャワープレート13から真空槽11内にラジカルを散布したが基板15表面に均一にラジカルを接触できる装置であれば、シャワープレート13に限定されるものではない。
また、上記実施例では、第一、第二のプラズマ形成室21、22をラジカル配管25に接続したが、ラジカル配管25の一部にマイクロ波を照射して第一のプラズマ形成室21とし、それよりも真空槽11に近い位置のラジカル配管25の一部にコイル23を巻き回して内部に交番磁界が形成される第二のプラズマ形成室22としてもよい。
10……エッチング装置
11……真空槽
13……シャワープレート
21……第一のプラズマ形成室
22……第二のプラズマ形成室
23……コイル
31……エッチングガス源
33……マイクロ波発生装置
11……真空槽
13……シャワープレート
21……第一のプラズマ形成室
22……第二のプラズマ形成室
23……コイル
31……エッチングガス源
33……マイクロ波発生装置
Claims (3)
- エッチングガス源と真空槽とを有し、
前記エッチングガス源から供給されるエッチングガスを、マイクロ波と交番磁界で励起してラジカルを生成し、前記ラジカルを前記真空槽内に導入するように構成されたエッチング装置。 - 前記エッチングガス源から前記エッチングガスが導入される第一のプラズマ形成室と、
前記第一のプラズマ形成室内に前記マイクロ波を照射するマイクロ波発生装置と、
前記第一のプラズマ形成室に接続された第二のプラズマ形成室と、
前記第二のプラズマ形成室内に前記交番磁界を形成するコイルとを有し、
前記真空槽は前記第二のプラズマ形成室に接続された請求項1記載のエッチング装置。 - 複数のシャワー孔が形成されたシャワープレートを有し、
前記ラジカルは、前記シャワープレートから前記真空槽内に導入される請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のエッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008174061A JP2010016139A (ja) | 2008-07-03 | 2008-07-03 | エッチング装置 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63104423A (ja) * | 1986-10-22 | 1988-05-09 | Plasma Syst:Kk | プラズマ処理装置 |
JPH11345801A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Shibaura Mechatronics Corp | 真空処理装置 |
JP2006203210A (ja) * | 2005-01-21 | 2006-08-03 | Semes Co Ltd | 半導体プラズマ処理装置及び方法 |
-
2008
- 2008-07-03 JP JP2008174061A patent/JP2010016139A/ja active Pending
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