JPH11345801A - 真空処理装置 - Google Patents

真空処理装置

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JPH11345801A
JPH11345801A JP14961598A JP14961598A JPH11345801A JP H11345801 A JPH11345801 A JP H11345801A JP 14961598 A JP14961598 A JP 14961598A JP 14961598 A JP14961598 A JP 14961598A JP H11345801 A JPH11345801 A JP H11345801A
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JP
Japan
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gas
processing apparatus
vacuum vessel
vacuum
process gas
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JP14961598A
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Masaru Kasai
西 優 葛
Makoto Muto
藤 真 武
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Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理物の処理の面内均一性に優れた真空処
理装置を提供する。 【解決手段】 真空容器1の内部に形成された処理室2
と、真空容器1の内部にプロセスガスを導入するために
真空容器1の側壁28に形成されたガス導入口8と、被
処理物Sの表面全体にラジカルを均一に供給するために
真空容器1の内部に設けられたシャワーノズル手段35
と、を備える。シャワーノズル手段35は、互いに離間
して配置された整流板36及び分散板37を有し、分散
板37は被処理物Sの表面に対面して配置され、整流板
36には、ガス導入口8を介して真空容器1の内部に導
入されたプロセスガスの流れを整えるためのガス整流口
38が形成され、分散板37には、ガス整流口38を通
過したラジカルを被処理物Sの表面全体に均一に分散す
るためのガス噴出口39が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスガスを励
起させて生成したラジカルによって、半導体用ウエハ基
板や液晶表示用ガラス基板等といった被処理物の表面を
処理する真空処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の真空処理装置の一例とし
て、いわゆるダウンフロータイプに属する放電分離型の
ケミカルドライエッチング装置(以下、「CDE装置」
と言う。)を示している。このCDE装置は、半導体用
ウエハ基板や液晶表示用ガラス基板等といった被処理物
に対してエッチング処理やアッシング処理を実施するた
めの装置である。
【0003】図5において符号1は真空容器を示し、こ
の真空容器1の内部に処理室2が形成されている。処理
室2の内部には載置台3が設けられており、この載置台
3の上には被処理物Sが載置されている。なお、載置台
3には図示しない温度調節機構が設けられており、この
温度調節機構によって被処理物Sの温度を制御できるよ
うになっている。
【0004】真空容器1の底板4には排気口5が形成さ
れており、この排気口5には、一端が真空ポンプ(図示
を省略)に接続された排気管6が取り付けられている。
【0005】真空容器1の天板を構成する上蓋7の中央
にはガス導入口8が形成されており、このガス導入口8
にはフッ素樹脂で形成されたガス導入管9が取り付けら
れている。
【0006】このガス導入管9には石英管10の一端が
接続されており、この石英管10の他端には封止部材1
1が取り付けられ、この封止部材11の内部にはガス流
路19が形成されている。封止部材11にはガス輸送管
18の一端が接続されており、ガス輸送管18の他端は
配管20及び配管21に分岐している。
【0007】配管20及び配管21には、第1の流量調
整弁22を有する第1のガスボンベ23及び第2の流量
調整弁24を有する第2のガスボンベ25がそれぞれ接
続されている。第1のガスボンベ23には例えばフッ素
系のガスが充填され、第2のガスボンベ25には例えば
酸素ガスが充填され、これらのボンベ23、25はガス
供給手段26を構成する。なお、図示しない第3のガス
ボンベに塩素系のガスを充填することもできる。
【0008】石英管10の途中にはマイクロ波導波管1
2を備えたラジカル生成手段、すなわちプラズマ発生装
置13が石英管10を取り囲むようにして設けられてお
り、このプラズマ発生装置13によって取り囲まれた石
英管10の内部にプラズマ発生室14が形成されてい
る。このようにプラズマ発生室14は真空容器1の外部
に設置されている。マイクロ波導波管12にはマイクロ
波発生器27が接続されている。
【0009】さらに、真空容器1の上蓋(天板)7に設
けられたガス導入口8を介して処理室2の内部に導入さ
れたラジカル(エッチング種)を、被処理物Sの表面全
体にわたって均一に供給するために、処理室2の上部に
ガス貯留室15を形成するようにしてシャワーノズル1
6が設けられている。そして、シャワーノズル16には
多数のガス噴出口17が形成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の真空処理装置においては、真空容器1の上蓋7
にガス導入口8を形成してそこにガス導入管9を取り付
け、このガス導入管9に石英管10を接続しているの
で、真空容器1の内部のメンテナンスの際に上蓋7を開
放するためには上蓋7から石英管10を切り離す必要が
あり、また、作業終了後には再接続しなければならない
ので、極めて不便であった。
【0011】また、被処理物Sを測定し、監視するため
の装置、例えば被処理物Sの表面に形成された薄膜の厚
さを測定するための膜厚測定器等を真空処理装置に追加
設置する場合、従来の真空処理装置では上蓋7にガス導
入管9、石英管10等が設けられているので、真空容器
1の上蓋7上に膜厚測定器等の機器を追加設置すること
が難しかった。
【0012】図6は上述した問題を解決するために、図
5に示した真空処理装置の構成を一部変更したものであ
り、図6に示したように真空容器1の側壁28にガス導
入口8を形成し、ガス導入管9を真空容器1の上蓋7で
はなく側壁28に取り付けた真空処理装置である。この
ようにすれば、上蓋7の取り外し及び取り付けが容易と
なり、また、上蓋7の上面に膜厚測定器等の機器を配置
し易くなる。
【0013】しかしながら、図6に示した真空処理装置
のようにガス導入口8を真空容器1の側壁28に形成し
てラジカルを含むプロセスガスを側方から真空容器1内
に導入した場合には、処理室2内へのラジカルのフロー
が不均一となり、ひいては被処理物Sに対するラジカル
の供給が不均一となり、このため、被処理物Sの処理の
面内均一性が劣化してしまう。
【0014】図7は、図6に示した真空処理装置を用い
て被処理物Sをエッチング処理した場合のエッチング分
布の測定結果を示している。エッチング条件は、反応性
ガスとしてCF4ガス、O2ガス、Cl2ガスを用いて、
マイクロ波パワー=700W、圧力=40Pa、載置台
温度=25℃である。図7に示したように、従来の真空
処理装置では、エッチング処理の面内不均一性が±28
%にまで達してしまう。
【0015】次に、図8は従来のダウンフロータイプの
真空処理装置の他の例を示しており、この真空処理装置
においては、真空容器1の内部に設けたシャワーノズル
16の直近上部でプラズマを形成するタイプの装置であ
る。この真空処理装置は、半導体用ウエハ基板や液晶表
示用ガラス基板等といった被処理物に対してエッチング
処理やアッシング処理を実施するための装置である。
【0016】図8に示した従来の真空処理装置は、シャ
ワーノズル16とマイクロ波透過部材29とで仕切られ
て形成されたプラズマ発生室30を備えている。このプ
ラズマ発生室30には、真空容器1の側壁28に形成さ
れたガス導入口31が連通しており、このガス導入口3
1にはガス輸送管32が接続されている。
【0017】また、真空容器1内部の上方には、上蓋7
とマイクロ波透過部材29とで囲まれたマイクロ波導入
空間33が形成されており、このマイクロ波導入空間3
3には、真空容器1の側壁28に形成されたマイクロ波
導入口34が連通している。このマイクロ波導入口34
には石英管10が接続されており、マイクロ波発生器2
7で発生させたマイクロ波を石英管10を介してマイク
ロ波導入空間33に導入する。
【0018】一方、ガス導入口31を介してプラズマ発
生室30の内部にプロセスガスが導入され、このプロセ
スガスに、マイクロ波透過部材29を透過してプラズマ
発生室30に導入されたマイクロ波が印加され、放電に
よってプラズマPが発生する。そして、プラズマPによ
って生成されたラジカルがシャワーノズル16を通って
被処理物Sの表面に供給される。
【0019】しかしながら、この従来の真空処理装置に
おいては、放電及びプラズマPの分布が被処理物Sとの
位置関係において図8に示したように偏ってしまう場合
があり、このような場合には被処理物Sに対するラジカ
ルの供給が不均一となって、被処理物Sの処理の面内均
一性が劣化してまう。
【0020】本発明は、上述した種々の問題点に鑑みて
なされたものであって、被処理物の処理の面内均一性に
優れた真空処理装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明による真空処理装
置は、プロセスガスを励起させて生成したラジカルによ
って被処理物の表面を処理する真空処理装置において、
内部を真空排気可能な真空容器と、前記真空容器の内部
に形成された処理室と、前記真空容器の内部にプロセス
ガスを導入するために前記真空容器の側壁に形成された
ガス導入口と、前記被処理物の表面全体にラジカルを均
一に供給するために前記真空容器の内部に設けられたシ
ャワーノズル手段と、を備え、前記シャワーノズル手段
は、互いに離間して配置された整流板及び分散板を有
し、前記分散板は前記被処理物の表面に対面して配置さ
れており、前記整流板には、前記ガス導入口を介して前
記真空容器の内部に導入されたプロセスガスの流れを整
えるためのガス整流口が形成されており、前記分散板に
は、前記ガス整流口を通過したラジカルを前記被処理物
の表面全体に均一に分散するためのガス噴出口が形成さ
れていることを特徴とする。
【0022】また、好ましくは、前記整流板と前記分散
板とは互いに平行に配置されており、前記ガス整流口は
前記整流板の中央に形成されており、前記ガス噴出口は
前記分散板の全体に多数形成されている。
【0023】また、好ましくは、前記真空処理装置は、
プロセスガスを励起させてラジカルを生成するためのプ
ラズマ発生室を前記真空容器の外部に備え、前記プラズ
マ発生室で励起された後のプロセスガスを前記ガス導入
口を介して前記真空容器の内部に導入するようにする。
【0024】また、好ましくは、前記真空処理装置は、
プロセスガスを励起させてラジカルを生成するためのプ
ラズマ発生室を前記真空容器の内部に備え、前記ガス導
入口を介して前記真空容器の内部に導入されたプロセス
ガスを前記プラズマ発生室で励起するようにする。
【0025】
【発明の実施の形態】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態による真空処理装置につい
て、図1乃至図3を参照して説明する。なお、本実施形
態による真空処理装置は、図5又は図6に示した従来の
CDE装置の構成の一部を変更したものであり、以下で
は、従来の装置と同一の構成要素には同一符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0026】本実施形態による真空処理装置(CDE装
置)はプロセスガスを励起させて生成したラジカルによ
って被処理物Sの表面を処理する装置であり、図1に示
したように、ガス導入口8が真空容器1の側壁28に形
成されており、ガス導入管9は側壁28に取り付けられ
ている。
【0027】真空容器1の内部には、被処理物Sの表面
全体にラジカルを均一に供給するためのシャワーノズル
手段35が設けられている。このシャワーノズル手段3
5は、互いに平行に離間配置された整流板36及び分散
板37を有し、分散板37は被処理物Sの表面に対面し
て配置されている。
【0028】整流板36には、ガス導入口8を介して真
空容器1の内部に導入されたプロセスガスの流れを整え
るためのガス整流口38が中央に形成されている。一
方、分散板37には、ガス整流口38を通過したラジカ
ルを被処理物Sの表面全体に均一に分散するための多数
のガス噴出口39が形成されている。
【0029】次に、本実施形態による真空処理装置の作
用について説明する。
【0030】まず、排気管6及び排気口5を介して真空
容器1の内部を真空ポンプ(図示せず)によって排気し
て真空状態にする。次に、ガスボンベ23、25に接続
されているガス輸送管18及び封止部材11のガス流路
19を介して、プロセスガスを石英管10の一端から導
入する。
【0031】そして、真空容器1の外部に設けられたプ
ラズマ発生装置13のマイクロ波導波管12を介して、
マイクロ波発生器27からプラズマ発生室14にマイク
ロ波を印加する。すると、プラズマ発生室14の内部に
グロー放電が生じてプラズマPが発生し、これによって
ラジカルが生成される。ラジカルを含んだプロセスガス
はガス導入口8を介して、上蓋7と整流板36とで囲ま
れた空間40に流入する。
【0032】図2に示したように、空間40に流入した
プロセスガスは、整流板36の中央に形成されたガス整
流口38を介して、整流板36と分散板37とによって
囲まれた空間41に流入する。
【0033】このように、プロセスガスは一旦空間40
に流入した後に整流板36の中央のガス整流口38を介
して空間41に流れるので、真空容器1の側方からプロ
セスガスを導入したにも係わらず、真空容器1の中央上
方から導入した場合と同じ状態を達成することができ
る。このため、分散板37によるラジカルの分散機能を
十分に発揮させることが可能であり、被処理物の表面全
体にラジカルを均一に供給することができる。
【0034】処理室2の内部に供給され、被処理物Sの
表面に到達したラジカルは、被処理物Sの表面の薄膜と
反応してこの薄膜をエッチングする。被処理物Sの表面
の薄膜と反応したラジカルは反応生成物として、排気口
5及び排気管6を介して真空ポンプによって排気され
る。
【0035】図3は本実施形態による真空処理装置によ
って被処理物Sをエッチング処理した場合のエッチング
分布の測定結果を示している。エッチング条件は、従来
の真空処理装置での既述のエッチング条件(図7参照)
と同一である。つまり、エッチング条件は、反応性ガス
としてCF4ガス、O2ガス、Cl2ガスを用いて、マイ
クロ波パワー=700W、圧力=40Pa、載置台温度
=25℃である。
【0036】図3から分かるように本実施形態による真
空処理装置によれば、エッチングの面内不均一性が、従
来は±28%であったところが±8%にまで向上した。
【0037】以上述べたように本実施形態による真空処
理装置によれば、整流板36及び分散板37からなるシ
ャワーノズル手段35を設け、真空容器1の内部に導入
されたプロセスガスの流れを整流板36のガス整流口3
8によって一旦中央に集めて整え、しかる後に分散板3
7の多数のガス噴出口39によってプロセスガスを分散
させるようにしたので、真空容器1の側方からプロセス
ガスを導入しているにも係わらず、被処理物Sの表面全
体にラジカルを均一に供給することが可能であり、エッ
チング処理の面内均一性を向上させることができる。
【0038】また、ガス導入口8を真空容器1の側壁2
8に形成し、ガス導入管9及び石英管10を側壁28に
接続するようにしたので、真空容器1の上蓋7の取り付
け及び取り外し作業が容易になり、また、上蓋7の上に
膜厚測定器等の機器を配置し易くなる。
【0039】第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態による真空処理装置につい
て、図4を参照して説明する。なお、本実施形態による
真空処理装置は、図8に示した従来の真空処理装置の構
成の一部を変更したものであるので、従来の装置と同一
の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0040】本実施形態による真空処理装置はプロセス
ガスを励起させて生成したラジカルによって被処理物S
の表面を処理する装置である。
【0041】図4に示したように本実施形態による真空
処理装置の真空容器1の内部には、被処理物Sの表面全
体にラジカルを均一に供給するためのシャワーノズル手
段45が設けられている。このシャワーノズル手段45
は、互いに平行に離間配置された整流板46及び分散板
47を有し、分散板47は被処理物Sの表面に対面して
配置されている。
【0042】整流板46には、ガス導入口31を介して
真空容器1の内部に導入されたプロセスガスの流れを整
えるためのガス整流口48が中央に形成されている。一
方、分散板47には、ガス整流口48を通過したラジカ
ルを被処理物Sの表面全体に均一に分散するための多数
のガス噴出口49が形成されている。
【0043】次に、本実施形態による真空処理装置の作
用について説明する。
【0044】真空容器1の内部に設けられたプラズマ発
生室30においてプロセスガスにマイクロ波が印加され
てプラズマが生成され、これによってラジカルが生成さ
れる。ここで、ガス導入口31を介してプラズマ発生室
30に導入されたプロセスガスは、整流板46の中央の
ガス整流口48を介して、整流板46と分散板47とで
囲まれた空間50の内部に流入する。
【0045】このように、プラズマ発生室30に流入し
たプロセスガスは整流板36の中央のガス整流口38を
介して空間50に流れるので、真空容器1の側方からプ
ロセスガスを導入したにも係わらず、真空容器1の中央
上方から導入した場合と同じ状態を達成することができ
る。
【0046】このため、プラズマ発生室30内でのプラ
ズマの発生分布を整えることができると共に、分散板4
7によるラジカルの分散機能を十分に発揮させることが
でき、被処理物の表面全体にラジカルを均一に供給する
ことができる。
【0047】以上述べたように本実施形態による真空処
理装置によれば、整流板46及び分散板47からなるシ
ャワーノズル手段45を設け、真空容器1の内部に導入
されたプロセスガスの流れを整流板46のガス整流口4
8によって一旦中央に集めて整え、しかる後に分散板4
7の多数のガス噴出口49によってプロセスガスを分散
させるようにしたので、被処理物Sの表面全体にラジカ
ルを均一に供給することが可能であり、エッチング処理
の面内均一性を向上させることができる。
【0048】なお、上述した第1及び第2の実施形態に
おいては、被処理物Sのエッチング処理を例にとって説
明したが、上記各実施形態は被処理物のアッシング処理
にも適用できるものである。
【0049】また、本発明を適用し得る真空処理装置
は、第1及び第2の実施形態に示した装置に限られるも
のではなく、ラジカルを用いて被処理物を処理する各種
のダウンフロータイプの真空処理装置に適用することが
できる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明による真空処理
装置によれば、整流板及び分散板を有するシャワーノズ
ル手段を真空容器の内部に設け、真空容器の内部に導入
されたプロセスガスの流れを整流板のガス整流口によっ
て整え、しかる後に分散板の多数のガス噴出口によって
プロセスガスを分散するようにしたので、真空容器の側
方からプロセスガスを導入しているにも係わらず、被処
理物の表面全体にラジカルを均一に供給することが可能
であり、エッチング処理の面内均一性を向上させること
ができる。
【0051】また、ガス導入口を真空容器の側壁に形成
したので、真空容器の上面に膜厚測定器等の機器を配置
し易くなると共に、例えば真空容器の天板を取り外し可
能な上蓋によって形成した場合には、この上蓋の取り付
け及び取り外し作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による真空処理装置の概
略構成を示した縦断面図。
【図2】本発明の第1実施形態による真空処理装置の作
用を説明するための真空容器部分の縦断面図。
【図3】本発明の第1実施形態による真空処理装置を用
いて被処理物をエッチング処理した場合のエッチング分
布の測定結果を示した図。
【図4】本発明の第2実施形態による真空処理装置の概
略構成を示した縦断面図。
【図5】従来の真空処理装置の一例を示した縦断面図。
【図6】図5に示した従来の真空処理装置の構成を一部
変更して真空容器の側方からプロセスガスを導入するよ
うにした装置の作用を説明するための縦断面図。
【図7】図6に示した真空処理装置を用いて被処理物を
エッチング処理した場合のエッチング分布の測定結果を
示した図。
【図8】従来の真空処理装置の他の例を示した縦断面
図。
【符号の説明】
1 真空容器 2 処理室 8、31 ガス導入口 14、30 プラズマ発生室 28 真空容器の側壁 35、45 シャワーノズル手段 36、46 整流板 37、47 分散板 38、48 ガス整流口 39、49 ガス噴出口 S 被処理物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロセスガスを励起させて生成したラジカ
    ルによって被処理物の表面を処理する真空処理装置にお
    いて、 内部を真空排気可能な真空容器と、前記真空容器の内部
    に形成された処理室と、前記真空容器の内部にプロセス
    ガスを導入するために前記真空容器の側壁に形成された
    ガス導入口と、前記被処理物の表面全体にラジカルを均
    一に供給するために前記真空容器の内部に設けられたシ
    ャワーノズル手段と、を備え、 前記シャワーノズル手段は、互いに離間して配置された
    整流板及び分散板を有し、前記分散板は前記被処理物の
    表面に対面して配置されており、 前記整流板には、前記ガス導入口を介して前記真空容器
    の内部に導入されたプロセスガスの流れを整えるための
    ガス整流口が形成されており、 前記分散板には、前記ガス整流口を通過したラジカルを
    前記被処理物の表面全体に均一に分散するためのガス噴
    出口が形成されていることを特徴とする真空処理装置。
  2. 【請求項2】前記整流板と前記分散板とは互いに平行に
    配置されており、前記ガス整流口は前記整流板の中央に
    形成されており、前記ガス噴出口は前記分散板の全体に
    多数形成されていることを特徴とする請求項1記載の真
    空処理装置。
  3. 【請求項3】前記真空処理装置は、プロセスガスを励起
    させてラジカルを生成するためのプラズマ発生室を前記
    真空容器の外部に備え、前記プラズマ発生室で励起され
    た後のプロセスガスを前記ガス導入口を介して前記真空
    容器の内部に導入するようにしたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の真空処理装置。
  4. 【請求項4】前記真空処理装置は、プロセスガスを励起
    させてラジカルを生成するためのプラズマ発生室を前記
    真空容器の内部に備え、前記ガス導入口を介して前記真
    空容器の内部に導入されたプロセスガスを前記プラズマ
    発生室で励起するようにしたことを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の真空処理装置。
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