JP5094670B2 - エッチング装置、マイクロマシーン製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はエッチングの技術分野にかかり、特に、エッチング対象物をラジカルでエッチングするエッチング装置と、ラジカルを用いたエッチングでマイクロマシーンを製造する製造方法に関する。
図5の符号100は、従来技術のエッチング装置を示している。
このエッチング装置100は、真空槽111を有しており、真空槽111の天井には、複数の誘電体ドーム124が設けられている。各誘電体ドーム124の内部には、それぞれアンテナ125が配置されており、各アンテナ125は、誘電体ドーム124内に配置された状態で、真空槽111の内部に突き出されている。
真空槽111の底壁上には 基板電極121が配置されており、真空排気系118によって真空槽111内を真空排気した後、エッチングガス導入系113から真空槽111内にエッチングガスを導入し、高周波電源117によって各アンテナ125に高周波電圧を印加して各アンテナ125からマイクロ波を放出させ、エッチングガスに照射すると誘電体ドーム124の近傍にエッチングガスプラズマが形成される。
エッチングガスプラズマ中でエッチングガスが励起されるとラジカルが生成され、基板電極121上に配置された基板122方向に向かって移動し、ラジカルが基板122の表面と接触すると、基板122の表面がエッチングされる。基板122表面のエッチング対象の薄膜上にパターニングした他の薄膜をマスクとして配置しておくと、薄膜のパターニングを行なうことができる。
特開2004−186531号公報
しかしながらエッチング速度を高めるために、強いマイクロ波でプラズマを形成してラジカルの発生量を増加させるとプラズマが拡がり、基板122の表面と接触すると基板122に多量のイオンが入射し、基板122の表面がスパッタリングされてしまい、精度の高いパターニングを行なうことができない。特に、マイクロマシーンでは、パターニング精度が重要な問題である。
逆に、パターニング精度を向上させるためにラジカルだけを基板に接触させるようにすると、エッチング速度が遅くなりすぎる。
本発明の第一の課題は、ラジカルにより高速なエッチングを行なえるエッチング技術を提供することにある。
本発明の第二の課題は、パターン精度が高いエッチング技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、ラジカル生成室と、前記ラジカル生成室の内部に突き出され、ガス噴出孔が形成された複数の外側ドームと、前記外側ドームの内側にそれぞれ配置された内側ドームと、前記外側ドームと前記内側ドームの間の隙間に、還元性ガスと酸化性ガスを供給するガス供給系と、各前記内側ドームの内側に配置され、前記外側ドームと前記内側ドームによって二重に覆われ、覆われた前記内側ドームとその外側の前記外側ドームの間の前記隙間にマイクロ波を照射するアンテナと、各前記外側ドームに形成され、前記隙間と前記外側ドームの外部雰囲気とを接続する複数の放出孔と、エッチング対象物が配置されるエッチング室と、前記ラジカル生成室の内部と前記エッチング室の内部との間に配置され、複数の小孔が形成され、接地電位に接続されたフィルタとを有するエッチング装置である。
また、本発明は、前記エッチング室に配置され、前記エッチング対象物が配置される基板電極と、前記基板電極に接続された交流電源と、前記ラジカル生成室内の各前記外側ドームの外部に反応性ガスを導入する反応性ガス導入系とを有するエッチング装置である。
また、本発明は、前記基板電極に配置された前記エッチング対象物を加熱する加熱装置を有するエッチング装置である。
また、本発明は、基板上に犠牲層が配置され、前記犠牲層上にパターニングされた構造層が配置され、前記構造層間に前記犠牲層が露出されたエッチング対象物の前記犠牲層をエッチングするマイクロマシーン製造方法であって、ラジカル生成室の内部とエッチング室の内部との間に接地電位に接続したフィルタを配置し、前記エッチング室内にエッチング対象物を配置しておき、前記ラジカル生成室内に突出された複数の外側ドームと、各前記外側ドームの内側にそれぞれ配置された内側ドームとの間の隙間に還元性ガスと酸化性ガスとを含有するエッチングガスを導入し、前記隙間に充満するエッチングガスに、各前記内側ドームの内側に配置されたアンテナからマイクロ波を照射してエッチングガスプラズマを形成し、前記エッチングガスプラズマ中で生成されたラジカルと前記エッチングガスプラズマとを、前記外側ドームに設けられた放出孔から前記ラジカル生成室内に放出させ、前記ラジカル生成室内部の前記外側ドームの外側に反応性ガスを導入し、前記外側ドームの外側の前記エッチングガスプラズマのエネルギーで前記反応性ガスのラジカルを生成し、前記還元性ガスのラジカルと、前記酸化性ガスのラジカルと、前記反応性ガスのラジカルとを、前記フィルタの小孔を通過させて前記ラジカル生成室から前記エッチング室内に移動させ、前記ラジカルを前記犠牲層に接触させ前記犠牲層をエッチング除去するマイクロマシーン製造方法である。
また、本発明は、前記犠牲層のエッチングは前記エッチング対象物を加熱しながら行なうマイクロマシーン製造方法である。
た、本発明は、前記反応性ガスには化学構造中にフッ素原子を有するフッ素系ガスを用いるマイクロマシーン製造方法である。
また、本発明は、前記隙間内に、化学構造中に窒素原子を有する補助ガスを導入し、前記エッチングガスに前記補助ガスを含有させるマイクロマシーン製造方法である。
エッチング対象物が反応性ガスのイオンでスパッタされないので、パターン精度が高いエッチングを行なうことができる。
還元性ガスイオンによってエッチング対象物表面の酸化物を除去しながらラジカルによるエッチングを行なうので、エッチング速度が速い。
図1の符号10は本発明のエッチング装置であり真空槽11を有している。
真空槽11の壁面(ここでは天井)にはラジカル放出装置12が設けられており、真空槽11内部の反対側の壁面(ここでは底壁)には、ラジカル放出装置12と対面する位置に、基板電極21が設けられている。
真空槽11の内部のラジカル放出装置12と基板電極21の間の位置にはフィルタ30aが配置されており、真空槽11の内部空間はフィルタ30aによって、ラジカル放出装置12が配置された方と、基板電極21が配置された方とに二分されている。
フィルタ30aは、図2に示すように、金属等の導電性材料が板状に成型されて成る導電部材31aと、導電部材31aに形成された複数の小孔32a(1mmφ程度)とで構成されている。フィルタ30aの導電部材31aは真空槽11の壁面に接触されており、真空槽11の壁面と同電位になるようにされている。真空槽11は接地されており、従って、フィルタ30aは接地電位に置かれている。
フィルタ30aによって二分された真空槽11とその内部空間のうち、ラジカル放出装置12が配置された方をラジカル生成室3、基板電極21が配置された方をエッチング室4とすると、小孔32aは導電部材31aを厚み方向に貫通しており、ラジカル生成室3の内部空間とエッチング室4の内部空間は小孔32aによって接続されている。
ラジカル放出装置12は、外側ドーム26と、外側ドーム26の内側に配置された内側ドーム25とから成る二重ドームを有している。
内側ドーム25の内側にはアンテナ24が配置されている。
真空槽11の壁面には複数の孔が設けられており、アンテナ24と外側ドーム26と内側ドーム25は、各孔から一個ずつラジカル生成室3の内部に突き出されている。
外側ドーム26と内側ドーム25の間は所定距離だけ離間しており、外側ドーム26と内側ドーム25の間には隙間27が形成されている。
外側ドーム26には複数の放出孔28が形成されており、放出孔28によって、隙間27は外側ドーム26の外部雰囲気に接続されている。
内側ドーム25の周囲は真空槽11の天井と密着されている。内側ドーム25には放出孔は設けられておらず、ラジカル生成室3の内部雰囲気や隙間27の内部雰囲気は、真空槽11の外部雰囲気や内側ドーム25の内側の雰囲気とは分離されている。
この隙間27には、ガス供給系13が接続され、隙間27の内部にエッチングガスを導入すると、エッチングガスは放出孔28からラジカル生成室3の内部の外側ドーム26の周囲の雰囲気に噴出される。
ラジカル生成室3には反応性ガス導入系14が接続されており、外側ドーム26の周囲の雰囲気に反応性ガスを導入するように構成されている。
エッチング室4には真空排気系18が接続されており、真空排気系18によってエッチング室4の内部を真空排気すると、小孔32aやフィルタ30aと真空槽11の壁面との間の隙間を介してラジカル生成室3の内部も真空排気される。
ガス供給系13には、還元性ガス源61と、酸化性ガス源62と、補助ガス源63とが設けられ、反応性ガス導入系14には、反応性ガス源64が設けられている。
反応性ガス源64には、CF4、NF3、SF6等の化学構造中にフッ素原子を有する反応性ガスが充填されており、酸化性ガス源62には、酸素ガスから成る酸化性ガスが充填されており、補助ガス源63には窒素ガスやAr,Kr,Ne,Xeガス等の保護膜形成用ガスが充填されている。
また、還元性ガス源61には、水素ガスや一酸化炭素ガス等の還元性ガスが配置されている。
ガス供給系13と反応性ガス導入系14は、それぞれ流量制御装置を有しており、還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスは、それぞれ流量制御しながら隙間27に導入される。
還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスは、それぞれ別々に導入してもよいし、混合してエッチングガスを形成した後、導入してもよい。
真空槽11の外部には、高周波電源17が配置されている。
ラジカル放出装置12の各アンテナ24はそれぞれ高周波電源17に接続されており、内側ドーム25と外側ドーム26の間の隙間27にエッチングガスを導入しながら高周波電源17から各アンテナ24に高周波電圧を均等に印加し、各アンテナ24からマイクロ波を放出させると隙間27内に充満するエッチングガスにマイクロ波が照射され、還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスは、マイクロ波によって電離され、還元性ガスイオンと酸化性ガスイオンと補助ガスイオンを含有するエッチングガスプラズマが隙間27内に形成される。
エッチングガスプラズマ中では、分子状態の還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスとが励起され、還元性ガスのラジカルと、酸化性ガスのラジカルと、補助ガスのラジカルが生成される。
隙間27内で形成されたプラズマは、放出孔28から外側ドーム26の外部に放出されて、このエネルギーで反応性ガスは解離する。
ラジカル生成室3とエッチング室4の圧力差により、ラジカル生成室3内で生成されたラジカルやイオンはエッチング室4に向けて流れる際に、中性のラジカルはフィルタ30aの小孔32aを通過するが、イオンは導電部材31aに接触し、電荷が消失た状態で小孔32aを通過する。
従って、還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスのラジカルはエッチング室4内に進入し、基板電極21上に配置されたエッチング対象物22の表面と接触する。
このとき、反応性ガス導入系14から、ラジカル生成室3の内部に反応性ガスを流量制御しながら導入し、ラジカル生成室3内に反応性の高い還元性ガスと酸化性ガスと補助ガスと反応性ガスのラジカルを充満させてフィルタ30aの小孔32aから基板表面に到達させる。
図4(a)は、エッチング開始前のエッチング対象物22の断面を示している。
このエッチング対象物22は、基板55上に、パターニングされた第一の構造層51を有しており、基板55上と第一の構造層51には有機物薄膜から成る犠牲層54が配置されており、第一の構造層51は犠牲層54によって埋設されている。
犠牲層54の第一の構造層51上の位置には、孔が形成されており、孔内には、第二の構造層52が配置されている。
犠牲層54の表面上であって、第二の構造層52の上方位置には、第二の構造層52よりも幅広で、第二の構造層52の上端部を覆う第三の構造層53が配置されている。
第三の構造層53はパターニングされており、第三の構造層53の間に下層の犠牲層54の表面が露出されている。
エッチング対象物22は、第三の構造層53と犠牲層54とが露出する表面をフィルタ30aに向けて基板電極21上に配置されており、還元性ガスのラジカルと、酸化性ガスのラジカルと、補助ガスのラジカルと、反応性ガスは、エッチング対象物22のフィルタ30aに向けられた表面と接触する。
本実施例では基板電極21の内部には加熱装置(ここでは通電により発熱するヒータ)38が設けられており、基板電極21は、加熱装置38の発熱によって加熱されている。エッチング対象物22は基板電極21と接触しており、基板電極21からの熱伝導や輻射熱によって所定温度に昇温されている。
第一〜第三の構造層51〜53は、シリコン、金属、シリコン窒化物、シリコン酸化物、ITO等の金属又は無機化合物で構成されており、反応性ガスのラジカルと酸化性ガスのラジカルは、第一の構造層51に対するエッチングレートは低く、犠牲層54に対するエッチングレートは高い性質を有しており、更に、エッチング対象物22が室温よりも高い温度(一例として200℃)に加熱され、反応性が高められていることもあり、犠牲層54は加熱されながら、反応性ガスのラジカルと酸化性ガスのラジカルとに接触し、それらのラジカルと高速に反応して気体となって排気除去される。
エッチング対象物22の表面に露出する犠牲層54が酸化性ガスのラジカルと反応すると酸化物が生成され、犠牲層54の表面が酸化物で覆われると、反応性ガスのラジカルによる犠牲層54のエッチング速度が低下してしまう。
エッチング対象物22が配置された基板電極21は金属製であり、交流電源19に接続されている。
還元性ガスのラジカルは犠牲層54の表面に入射し、犠牲層54表面を覆う酸化物層を還元・除去すると犠牲層54の表面が露出され、反応性ガスのラジカルと酸化性ガスのラジカルが犠牲層54の表面と接触して高速なエッチングが進行する。
還元性ガスは、水素ガス、気体の水、炭素を化学構造中に含むガス等であり、キャリアガスと共にエッチング室4に導入してもよい。
基板電極21に印加する交流電圧の周波数は13.56MHz程度であり、アンテナ24に印加する高周波電圧よりも低周波であり、投入電力を制御することで、還元性ガスイオンの入射量を制御することができる。還元製ガスの質量が大きい場合には第一〜第三の構造層51〜53がスパッタリングされないように投入電力を小さくすることができる。
以上のように第一〜第三の構造層51〜53をエッチングせずに犠牲層54のエッチングを進行させると犠牲層54は除去される。
図4(b)の符号23は、犠牲層54の除去によって得られたマイクロマシーンを示しており、このマイクロマシーン23では、パターニングされた第一〜第三の構造層51〜53間の犠牲層54が除去された領域に空洞58が形成され、第一〜第三の構造層51〜53が積層された複数の構造物571〜573同士が空洞58によって分離されている。このような構造物571〜573は、マイクロマシーン23の可動部品や電極等に使用される。
なお、上記フィルタ30aは板状の導電部材31aに小孔32aが複数個形成されて構成されていたが、図3(a)に示すように、導電性の細線33bが縦横に配置された網35bを用い、同図(b)に示すように複数枚重ね合わせてフィルタ30bを構成させると、各網35bの細線33bが重なり合ってイオンを遮断する導電部材31bが形成されると共に、各網35bは細線33b間に網目34bが形成されているので、各網35bの網目34bが重なり合って部分で、ラジカルが通過する小孔32bが得られる。
複数の網35bを重ね合わせる際に、小孔32bが塞がらない程度に、一枚の網35bの網目34b上に他の網35bの細線33bが重なるようにして積層すると、小孔32bの大きさを1枚の網35bの網目34bよりも小さくすることができる。このフィルタ30bを真空槽11内に配置し、ラジカル生成室3とエッチング室4を区分けし、各網35bの細線33bを真空槽11と共に接地電位に接続しておいた場合、エッチングプラズマ中で生成されたラジカルは狭い小孔32bを通過できても、電荷を有するイオンは狭い小孔32bを通過できない。
上記実施例では加熱装置38をヒータで構成したが、赤外線ランプや他の加熱装置を用いてもよい。
また、上記実施例では、犠牲層54に有機薄膜を用いたが、フッ素系の反応性ガスと反応した反応生成物が気体であり、反応性ガスのラジカルに対して第一〜第三の構造層51〜53よりもエッチング速度が速い物質であればよい。
なお、外側ドーム26と内側ドーム25は石英などの気密性を有する誘電体で構成することができる。
本発明の一例のエッチング装置 フィルタの一例 (a):網 (b):網で構成されたフィルタ (a):エッチング対象物 (b):マイクロマシーン 従来技術のエッチング装置
符号の説明
3……ラジカル生成室
4……エッチング室
10……エッチング装置
11……真空槽
13……ガス供給系
14……反応性ガス導入系
20……マイクロ波放出装置
21……基板電極
22……エッチング対象物
23……マイクロマシーン
24……アンテナ
25……内側ドーム
26……外側ドーム
27……隙間
28……放出孔
32a,32b……小孔
38……加熱装置
51〜53……構造層
54……犠牲層

Claims (7)

  1. ラジカル生成室と、
    前記ラジカル生成室の内部に突き出され、ガス噴出孔が形成された複数の外側ドームと、
    前記外側ドームの内側にそれぞれ配置された内側ドームと、
    前記外側ドームと前記内側ドームの間の隙間に、還元性ガスと酸化性ガスを供給するガス供給系と、
    各前記内側ドームの内側に配置され、前記外側ドームと前記内側ドームによって二重に覆われ、覆われた前記内側ドームとその外側の前記外側ドームの間の前記隙間にマイクロ波を照射するアンテナと、
    各前記外側ドームに形成され、前記隙間と前記外側ドームの外部雰囲気とを接続する複数の放出孔と、
    エッチング対象物が配置されるエッチング室と、
    前記ラジカル生成室の内部と前記エッチング室の内部との間に配置され、複数の小孔が形成され、接地電位に接続されたフィルタとを有するエッチング装置。
  2. 前記エッチング室に配置され、前記エッチング対象物が配置される基板電極と、
    前記基板電極に接続された交流電源と、
    前記ラジカル生成室内の各前記外側ドームの外部に反応性ガスを導入する反応性ガス導入系とを有する請求項1記載のエッチング装置。
  3. 前記基板電極に配置された前記エッチング対象物を加熱する加熱装置を有する請求項1又は請求項2のいずれか1項記載のエッチング装置。
  4. 基板上に犠牲層が配置され、前記犠牲層上にパターニングされた構造層が配置され、前記構造層間に前記犠牲層が露出されたエッチング対象物の前記犠牲層をエッチングするマイクロマシーン製造方法であって、
    ラジカル生成室の内部とエッチング室の内部との間に接地電位に接続したフィルタを配置し、前記エッチング室内にエッチング対象物を配置しておき、
    前記ラジカル生成室内に突出された複数の外側ドームと、各前記外側ドームの内側にそれぞれ配置された内側ドームとの間の隙間に還元性ガスと酸化性ガスとを含有するエッチングガスを導入し、前記隙間に充満するエッチングガスに、各前記内側ドームの内側に配置されたアンテナからマイクロ波を照射してエッチングガスプラズマを形成し、
    前記エッチングガスプラズマ中で生成されたラジカルと前記エッチングガスプラズマとを、前記外側ドームに設けられた放出孔から前記ラジカル生成室内に放出させ、
    前記ラジカル生成室内部の前記外側ドームの外側に反応性ガスを導入し、前記外側ドームの外側の前記エッチングガスプラズマのエネルギーで前記反応性ガスのラジカルを生成し、
    前記還元性ガスのラジカルと、前記酸化性ガスのラジカルと、前記反応性ガスのラジカルとを、前記フィルタの小孔を通過させて前記ラジカル生成室から前記エッチング室内に移動させ、前記ラジカルを前記犠牲層に接触させ前記犠牲層をエッチング除去するマイクロマシーン製造方法。
  5. 前記犠牲層のエッチングは前記エッチング対象物を加熱しながら行なう請求項記載のマイクロマシーン製造方法。
  6. 前記反応性ガスには化学構造中にフッ素原子を有するフッ素系ガスを用いる請求項4又は請求項のいずれか1項記載のマイクロマシーン製造方法。
  7. 前記隙間内に、化学構造中に窒素原子を有する補助ガスを導入し、前記エッチングガスに前記補助ガスを含有させる請求項4乃至請求項のいずれか1項記載のマイクロマシーン製造方法。
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