JP2010015488A - プローブ情報送信システム及びプローブ情報送信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】プローブ情報をセンター装置に送信する場合の通信網に対する通信時間や通信量を低減し、通信網を有効に使用することを可能とする。
【解決手段】携帯電話機1〜3が近距離無線通信リンクを接続してグループを形成すると、携帯電話機1〜3のうちいずれかは送信タイミングになったときにプローブ情報及び当該グループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報をセンター装置21に送信し、携帯電話機1〜3のうち他は送信タイミングになったときであってもプローブ情報をセンター装置21に送信しないように構成した。携帯電話機1〜3からセンター装置21に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話機1〜3が近距離無線通信リンクを接続してグループを形成すると、携帯電話機1〜3のうちいずれかは送信タイミングになったときにプローブ情報及び当該グループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報をセンター装置21に送信し、携帯電話機1〜3のうち他は送信タイミングになったときであってもプローブ情報をセンター装置21に送信しないように構成した。携帯電話機1〜3からセンター装置21に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、位置情報を含むプローブ情報を生成して予め設定されている送信周期でセンター装置に送信するように構成されてなるプローブ情報送信機を複数備えてなるプローブ情報送信システム及びプローブ情報送信機に関する。
近年、GPS機能を有する携帯電話機が広く普及している事情から、車両に乗車している乗員が携帯している携帯電話機を利用し、携帯電話機が自らで生成した位置情報を含むプローブ情報をセンター装置に定期的に送信し、センター装置が携帯電話機から受信したプローブ情報に基づいて渋滞情報を生成するシステムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−285567号公報
上記した特許文献1に開示されている技術では、広く普及している携帯電話機を活用することで新たなインフラを構築することなく、センター装置が渋滞情報を生成することが可能であるが、携帯電話機の各々が独立してプローブ情報をセンター装置に送信する構成であるので、携帯電話機からセンター装置に送信されるプローブ情報のトラヒックが増大し、通信網を他の通信用途で使用する際の弊害となり得る虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、携帯電話機からセンター装置に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができ、通信網を有効に使用することができるプローブ情報送信システム及びプローブ情報送信機を提供することにある。
請求項1に記載したプローブ情報送信システムによれば、複数のプローブ情報送信機の各々は近距離無線通信機能を有し、複数のプローブ情報送信機のうち一のプローブ情報送信機と他のプローブ情報送信機とが近距離無線通信リンクを接続してグループを形成すると、一のプローブ情報送信機は送信タイミングになったときにプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報をセンター装置に送信し、他のプローブ情報送信機は送信タイミングになったときであってもプローブ情報をセンター装置に送信しない。これにより、プローブ情報送信機の各々が独立してプローブ情報をセンター装置に送信する従来構成とは異なって、近距離無線通信リンクを接続してグループを形成している複数のプローブ情報送信機のうち一のプローブ情報送信機が代表してプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報をセンター装置に送信することにより、携帯電話機からセンター装置に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができ、通信網を有効に使用することができる。
請求項2に記載したプローブ情報送信システムによれば、複数のプローブ情報送信機の各々は、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期でセンター装置に送信する。これにより、プローブ情報送信機の各々でのプローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する負担を低減することができる。
請求項3に記載したプローブ情報送信システムによれば、複数のプローブ情報送信機の各々は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有し且つ自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有しない場合には、自機が自らで特定した現在位置を自機から他のプローブ情報送信機に通知することにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替する。これにより、グループ内に現在位置を特定する機能を有しないプローブ情報送信機が存在する場合でも、グループ内に現在位置を特定する機能を有するプローブ情報送信機が1台でも存在すれば、グループを形成しているプローブ情報送信機同士で現在位置を通知し合うことにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に適切に送信することができる。
請求項4に記載したプローブ情報送信システムによれば、複数のプローブ情報送信機の各々は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有することなく且つ自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有する場合には、他のプローブ情報送信機が自らで特定した現在位置を他のプローブ情報送信機から自機に通知させることにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替する。これにより、上記した請求項3に記載したものと同様にして、グループ内に現在位置を特定する機能を有しないプローブ情報送信機が存在する場合でも、グループ内に現在位置を特定する機能を有するプローブ情報送信機が1台でも存在すれば、グループを形成しているプローブ情報送信機同士で現在位置を通知し合うことにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に適切に送信することができる。
請求項5に記載したプローブ情報送信機によれば、制御手段は、グループ形成手段が他のプローブ情報送信機とグループを形成すると、送信タイミングになったときにプローブ情報生成手段が生成したプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報をプローブ情報送信手段からセンター装置に送信させ、送信タイミングになったときであってもプローブ情報を他のプローブ情報送信機からセンター装置に送信させない。これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、近距離無線通信リンクを接続してグループを形成している複数のプローブ情報送信機のうち一のプローブ情報送信機が代表してプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報をセンター装置に送信することにより、携帯電話機からセンター装置に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができ、通信網を有効に使用することができる。
請求項6に記載したプローブ情報送信機によれば、制御手段は、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期でプローブ情報送信手段からセンター装置に送信させる。これにより、上記した請求項2に記載したものと同様にして、プローブ情報送信機の各々でのプローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する負担を低減することができる。
請求項7に記載したプローブ情報送信機によれば、制御手段は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有し且つグループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有しない場合には、自機が自らで特定した現在位置を自機から他のプローブ情報送信機に通知することにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替する。これにより、上記した請求項3に記載したものと同様にして、グループ内に現在位置を特定する機能を有しないプローブ情報送信機が存在する場合でも、グループ内に現在位置を特定する機能を有するプローブ情報送信機が1台でも存在すれば、グループを形成しているプローブ情報送信機同士で現在位置を通知し合うことにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に適切に送信することができる。
請求項8に記載したプローブ情報送信機によれば、制御手段は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有することなく且つグループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有する場合には、他のプローブ情報送信機が自らで特定した現在位置を他のプローブ情報送信機から自機に通知させることにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替する。これにより、上記した請求項3に記載したものと同様にして、グループ内に現在位置を特定する機能を有しないプローブ情報送信機が存在する場合でも、グループ内に現在位置を特定する機能を有するプローブ情報送信機が1台でも存在すれば、グループを形成しているプローブ情報送信機同士で現在位置を通知し合うことにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に適切に送信することができる。
以下、本発明のプローブ情報送信機を携帯電話機に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。図2に示すように、車両Aに乗車している乗員は携帯電話機1を携帯しており、車両Bに乗車している乗員は携帯電話機2を携帯しており、車両Cに乗車している乗員は携帯電話機3を携帯しており、これら携帯電話機1〜3は同等の機能を有している。
これら携帯電話機1〜3のうち携帯電話機1を代表して説明すると、携帯電話機1は、図1に示すように、制御部4(本発明でいうプローブ情報生成手段、制御手段、グループ形成手段)と、通信網との間で電話通信(セルラー通信)を行う電話通信部5(本発明でいうプローブ情報送信手段)と、近距離無線通信を行う近距離無線通信部6(本発明でいう近距離無線通信手段)と、GPS衛星から送信されているGPS信号を受信するGPS受信部7と、送話音声を入力するマイクロホン8と、受話音声を出力するスピーカ9と、通話を開始するための「開始」キーや通話を終了するための「通信終了」キーや電話番号を入力するための「0」〜「9」の「数字」キーなどの多数のキーが配設されてなるキー入力部10と、各種情報を表示する表示部11と、各種情報を記憶する記憶部12とを備えて構成されている。
GPS受信部7は、複数(3機以上)のGPS衛星13から送信されている複数のGPS信号を受信すると、それら受信した複数のGPS信号からGPSパラメータを抽出して演算し、現在時刻と現在位置との対応を特定し、その現在時刻と現在位置との対応を制御部4に出力し、制御部4は、GPS受信部7から入力した現在時刻と現在位置との対応を記憶部12に逐一記憶させる。近距離無線通信部6は近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)や無線LANを行う。
上記した携帯電話機1において、制御部4は、予めプロープ情報をセンター装置21に送信すべき送信周期が設定されており、送信タイミングになると、記憶部12に記憶されている現在時刻と現在位置との対応のうち前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し、その生成したプローブ情報を電話通信部5から通信網を通じてセンター装置21に送信させる。センター装置21は、携帯電話機1〜3を含む不特定多数の携帯電話機からプローブ情報を受信すると、その受信したプローブ情報から現在時刻と現在位置との対応を抽出し、現在位置を地図上に重畳(マップマッチング)することで携帯電話機の密集度合いを解析し、該当する道路の渋滞レベルを表す渋滞情報を生成する。尚、車両A〜Cが接近した状態で走行しており、携帯電話機1〜3が互いの近距離無線通信圏内に存在していると、携帯電話機1〜3が互いに近距離無線通信リンクを接続することで、プローブ情報送信システム31が構成される。
次に、上記した構成の作用について、図3ないし図6を参照して説明する。尚、ここでは、携帯電話機1が主体となって携帯電話機2,3とグループを形成する場合を説明する。携帯電話機1は、電源が投入されている状態ではグループ要求信号を近距離無線通信部6から例えば数秒周期で定期的に配信させている。ここで、携帯電話機1を携帯している乗員が乗車している車両Aに対して、携帯電話機2を携帯している乗員が乗車している車両B及び携帯電話機3を携帯している乗員が乗車している車両Cが接近した位置(近距離無線通信圏内)にあり、携帯電話機1から配信されているグループ要求信号が携帯電話機2,3に受信された場合を説明する。
携帯電話機1は、近距離無線通信部6から配信させたグループ要求信号が携帯電話機2に受信されたことに応じて携帯電話機2からグループ要求信号の応答として送信されたグループ応答信号を近距離無線通信部6により受信すると、携帯電話機2を認証すべく認証要求信号を近距離無線通信部6から携帯電話機2に送信させる。
次いで、携帯電話機1は、近距離無線通信部6から送信させた認証要求信号が携帯電話機2に受信されたことに応じて携帯電話機2から認証要求信号の応答として送信された認証応答信号を近距離無線通信部6により受信すると、その受信した認証応答信号から例えば機器識別番号や認証コードなどを抽出し、その抽出した機器識別番号や認証コードを照合することで携帯電話機2を認証し、認証結果が正である(携帯電話機2が近距離無線通信リンクの接続が許可されている機器)であるか否かを判定する。そして、携帯電話機1は、携帯電話機2の認証結果が正であると判定すると、グループ情報通知信号を近距離無線通信部6から携帯電話機2に送信させ、自機と携帯電話機2との間で近距離無線通信リンクを接続し、自機と携帯電話機2との間でグループを形成する。この場合、携帯電話機1は、その時点でのグループに属する機器が自機と携帯電話機2との2つの機器であることを携帯電話機2に通知し、これ以後で近距離無線通信リンクを接続している期間では携帯電話機2におけるプローブ情報を送信すべき送信タイミングを自機が制御することを携帯電話機2に通知する。
これと同様にして、携帯電話機1は、自機と携帯電話機3との間でも近距離無線通信リンクを接続し、自機と携帯電話機3との間でもグループを形成する。この場合、携帯電話機1は、その時点でのグループに属する機器が自機と携帯電話機2と携帯電話機3との3つの機器であることを携帯電話機3に通知し、これ以後で近距離無線通信リンクを接続している期間では携帯電話機3におけるプローブ情報を送信すべき送信タイミングを自機が制御することを携帯電話機3に通知する。また、携帯電話機1は、携帯電話機3との間でもグループを形成したことにより、その時点でのグループに属する機器が自機と携帯電話機2と携帯電話機3との3つの機器であることを携帯電話機2にも通知する。すなわち、グループに属する携帯電話機の各々は、他の携帯電話機のグループへの加入やグループからの脱退が発生する毎にグループに属する最新の携帯電話機の台数を認識する。
さて、携帯電話機1は、プローブ情報を送信すべき送信タイミングを監視しており(ステップS1)、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになったと判定すると(ステップS1にて「YES」)、現在時刻と現在位置との対応のうち前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し(ステップS2)、その生成したプローブ情報及びその時点で形成しているグループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報(この場合は3台)を電話通信部5から通信網を通じてセンター装置21に送信させ、次のプローブ情報を送信すべき送信タイミングを監視する(ステップS3)。
次いで、携帯電話機1は、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになったと判定すると(ステップS3にて「YES」)、送信指令信号を近距離無線通信部6から携帯電話機2に送信させ、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を携帯電話機2に依頼する。携帯電話機2は、携帯電話機1から送信された送信指令信号を受信すると、現在時刻と現在位置との対応のうち携帯電話機1における前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し(ステップT1)、その生成したプローブ情報及びその時点で形成しているグループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報(この場合も3台)をセンター装置21に送信し、プローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信した後に、送信完了通信信号を携帯電話機1に送信する。そして、携帯電話機1は、携帯電話機2から送信された送信完了通信信号を近距離無線通信部6により受信すると、次のプローブ情報を送信すべき送信タイミングを監視する(ステップS4)。
次いで、携帯電話機1は、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになったと判定すると(ステップS4にて「YES」)、送信指令信号を近距離無線通信部6から携帯電話機3に送信させ、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を携帯電話機3に依頼する。携帯電話機3は、上記した携帯電話機2と同様にして、携帯電話機1から送信された送信指令信号を受信すると、現在時刻と現在位置との対応のうち携帯電話機2における前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し(ステップU1)、その生成したプローブ情報及びその時点で形成しているグループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報(この場合も3台)をセンター装置21に送信し、プローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信した後に、送信完了通信信号を携帯電話機1に送信する。そして、携帯電話機1は、携帯電話機2から送信された送信完了通信信号を近距離無線通信部6により受信すると、次のプローブ情報を送信すべき送信タイミングを監視する(ステップS5)。
これ以後、携帯電話機1は、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになる毎に上記した処理を繰返して行い、自機と携帯電話機2,3との間でプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する役割を順次交替する。その結果、図5に示すように、携帯電話機1が単独で(携帯電話機2,3とグループを形成することなく)プローブ情報をセンター装置21に送信する場合と、携帯電話機1が携帯電話機2,3とグループを形成してプローブ情報をセンター装置21に送信する場合とを比較すると、前者ではプローブ情報を「t1」〜「t7」の毎回の送信タイミングで送信するが、後者ではプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する役割を順次交替し、台数情報を送信することで1回あたりの送信データ量は増大するが、送信回数の負担は前者の3分の1となる。
ところで、上記した構成は、携帯電話機1〜3が自らで現在位置を特定する機能を有している場合を説明したが、携帯電話機1だけが自らで現在位置を特定する機能を有し、携帯電話機2,3が自らで現在位置を特定する機能を有しない場合であっても、携帯電話機1〜3でプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する役割を順次交替することが可能である。
すなわち、図6に示すように、携帯電話機1は、携帯電話機2との間で近距離無線通信リンクを接続した後に携帯電話機2が自らで現在位置を特定する機能を有するか否かを問合せ、その問合せに対する応答を受けて携帯電話機2が自らで現在位置を特定する機能を有しないことを認識し、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになったと判定すると(ステップS3にて「YES」)、現在時刻と現在位置との対応のうち前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し(ステップS11)、送信指令信号及び当該生成したプローブ情報を近距離無線通信部6から携帯電話機2に送信させ、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を携帯電話機2に依頼する。携帯電話機2は、携帯電話機1から送信された送信指令信号及びプローブ情報を受信すると、その受信したプローブ情報及びその時点で形成しているグループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報をセンター装置21に送信し、プローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信した後に、送信完了通信信号を携帯電話機1に送信する。
これと同様にして、携帯電話機1は、携帯電話機3との間で近距離無線通信リンクを接続した後に携帯電話機3が自らで現在位置を特定する機能を有するか否かを問合せ、その問合せに対する応答を受けて携帯電話機3が自らで現在位置を特定する機能を有しないことを認識し、プローブ情報を送信すべき送信タイミングになったと判定すると(ステップS4にて「YES」)、現在時刻と現在位置との対応のうち前回の送信タイミング以後に記憶させた現在時刻と現在位置との対応を読出してプローブ情報を生成し(ステップS12)、送信指令信号及び当該生成したプローブ情報を近距離無線通信部6から携帯電話機3に送信させ、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を携帯電話機3に依頼する。携帯電話機3は、携帯電話機1から送信された送信指令信号及びプローブ情報を受信すると、その受信したプローブ情報及びその時点で形成しているグループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報をセンター装置21に送信し、プローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信した後に、送信完了通信信号を携帯電話機1に送信する。
以上に説明したように本実施形態によれば、携帯電話機1〜3が近距離無線通信リンクを接続してグループを形成すると、携帯電話機1〜3のうちいずれかは送信タイミングになったときにプローブ情報及び当該グループに属する携帯電話機の台数を表す台数情報をセンター装置21に送信し、携帯電話機1〜3のうち他は送信タイミングになったときであってもプローブ情報をセンター装置21に送信しないように構成したので、携帯電話機1〜3からセンター装置21に送信されるプローブ情報のトラヒックを低減することができ、通信網を有効に使用することができる。
また、携帯電話機1〜3がプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する役割を順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期でセンター装置21に送信するように構成したので、携帯電話機1〜3でのプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する負担を低減することができる。
また、携帯電話機1〜3がプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する役割を順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期でセンター装置21に送信するように構成したので、携帯電話機1〜3でのプローブ情報及び台数情報をセンター装置21に送信する負担を低減することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
プローブ情報送信機は、携帯電話機に限らず、車両に搭載されている車載通信器であっても良い。また、携帯電話機と車載通信器とが混在してグループを形成するようにしても良い。
グループに属する全ての携帯電話機が自らで現在位置を特定する機能を有している場合であっても、送信タイミングになる毎に一の携帯電話機がプローブ情報を生成し、その生成したプローブ情報を他の携帯電話機に送信し、他の携帯電話機がプローブ情報及び台数情報を送信するようにしても良い。
プローブ情報送信機は、携帯電話機に限らず、車両に搭載されている車載通信器であっても良い。また、携帯電話機と車載通信器とが混在してグループを形成するようにしても良い。
グループに属する全ての携帯電話機が自らで現在位置を特定する機能を有している場合であっても、送信タイミングになる毎に一の携帯電話機がプローブ情報を生成し、その生成したプローブ情報を他の携帯電話機に送信し、他の携帯電話機がプローブ情報及び台数情報を送信するようにしても良い。
図面中、1〜3は携帯電話機(プローブ情報送信機)、4は制御部(プローブ情報生成手段、制御手段、グループ形成手段)、5は電話通信部(プローブ情報送信手段)、6は近距離無線通信部(近距離無線通信手段)、21はセンター装置、31はプローブ情報送信システムである。
Claims (8)
- 予め設定されている送信タイミングになったときに位置情報を含むプローブ情報をセンター装置に定期的に送信するように構成されてなるプローブ情報送信機を複数備えてなるプローブ情報送信システムにおいて、
前記複数のプローブ情報送信機の各々は近距離無線通信機能を有し、前記複数のプローブ情報送信機のうち一のプローブ情報送信機と他のプローブ情報送信機とが近距離無線通信リンクを接続してグループを形成した場合に、前記一のプローブ情報送信機は送信タイミングになったときにプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報をセンター装置に送信し、前記他のプローブ情報送信機は送信タイミングになったときであってもプローブ情報をセンター装置に送信しないことを特徴とするプローブ情報送信システム。 - 請求項1に記載したプローブ情報送信システムにおいて、
前記複数のプローブ情報送信機の各々は、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期でセンター装置に送信することを特徴とするプローブ情報送信システム。 - 請求項2に記載したプローブ情報送信システムにおいて、
前記複数のプローブ情報送信機の各々は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有し且つ自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有しない場合には、自機が自らで特定した現在位置を自機から前記他のプローブ情報送信機に通知することにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替することを特徴とするプローブ情報送信システム。 - 請求項2に記載したプローブ情報送信システムにおいて、
前記複数のプローブ情報送信機の各々は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有することなく且つ自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有する場合には、他のプローブ情報送信機が自らで特定した現在位置を前記他のプローブ情報送信機から自機に通知させることにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機とグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替することを特徴とするプローブ情報送信システム。 - 位置情報を含むプローブ情報を生成するプローブ情報生成手段と、予め設定されている送信タイミングになったときに前記プローブ情報生成手段が生成したプローブ情報をプローブ情報送信手段からセンター装置に定期的に送信させる制御手段とを備えてなるプローブ情報送信機であって、
他のプローブ情報送信機との間で近距離無線通信リンクを接続する近距離無線通信手段と、
前記近距離無線通信手段が近距離無線通信リンクを接続した他のプローブ情報送信機とグループを形成するグループ形成手段とを備え、
前記制御手段は、前記グループ形成手段が他のプローブ情報送信機とグループを形成した場合に、送信タイミングになったときに前記プローブ情報生成手段が生成したプローブ情報及び当該グループに属するプローブ情報送信機の台数を表す台数情報を前記プローブ情報送信手段からセンター装置に送信させ、送信タイミングになったときであってもプローブ情報を他のプローブ情報送信機からセンター装置に送信させないことを特徴とするプローブ情報送信機。 - 請求項5に記載したプローブ情報送信機において、
前記制御手段は、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機と前記グループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替し、プローブ情報及び台数情報を予め設定されている送信周期よりも長い送信周期で前記プローブ情報送信手段からセンター装置に送信させることを特徴とするプローブ情報送信機。 - 請求項6に記載したプローブ情報送信機において、
前記制御手段は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有し且つ前記グループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有しない場合には、自機が自らで特定した現在位置を自機から前記他のプローブ情報送信機に通知することにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機と前記グループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替することを特徴とするプローブ情報送信機。 - 請求項6に記載したプローブ情報送信機において、
前記制御手段は、自機が自らで現在位置を特定する機能を有することなく且つ前記グループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機が自らで現在位置を特定する機能を有する場合には、前記他のプローブ情報送信機が自らで特定した現在位置を前記他のプローブ情報送信機から自機に通知させることにより、プローブ情報及び台数情報をセンター装置に送信する役割を自機と前記グループ形成手段がグループを形成した他のプローブ情報送信機との間で順次交替することを特徴とするプローブ情報送信機。
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JP2008176759A JP2010015488A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | プローブ情報送信システム及びプローブ情報送信機 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2008176759A Pending JP2010015488A (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | プローブ情報送信システム及びプローブ情報送信機 |
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