JP2010015460A - 情報システム用事業継続診断システム、情報システム用事業継続診断方法、および情報システム用事業継続診断プログラム - Google Patents

情報システム用事業継続診断システム、情報システム用事業継続診断方法、および情報システム用事業継続診断プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援を効率よく実行する。
【解決手段】情報システムにおけるデータ処理周期と不具合時の影響波及度とを少なくとも含む入力データを取得し格納するデータ取得手段110と、データ処理周期に所定係数を乗じた値と影響波及度のデータとを合算して目標ポリシーのレベル値を算定する目標レベル算定手段111と、第1時期までに得られた第1期入力データと第2期入力データとを比較して一致割合が所定値以上である時に第1期入力データについての目標ポリシーのレベル値を該当情報システムの目標ポリシーのレベル値として決定する目標レベル決定手段112と、前記レベル値でポリシーデータテーブル125を検索して事業継続対策のデータを取得し入力データと比較して事業継続対策の実施状況を判定し結果を出力する結果出力手段113とから情報システム用事業継続診断システム100を構成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報システム用事業継続診断システム、情報システム用事業継続診断方法、および情報システム用事業継続診断プログラムに関し、具体的には、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援を効率よく実行するための技術に関する。
事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の概念が広まりつつある。この概念は、企業が自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画を指す。事業継続計画の実行に当たって必要とされる処理技術について以下の特許文献に示すような技術が提案されている。
特開2007−226531号公報 特開2006−185196号公報 特開2005−339336号公報 特開2005−309696号公報 特開2004−102598号公報
ところで、事業継続計画のうち、情報システムとこれの運用体制について着目して現状分析を実行し、計画策定や実行等の支援を行う技術については提案されていかなった。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援を効率よく実行する技術の提供を目的とする。
本発明の情報システム用事業継続診断システムは、他端末と通信する通信手段と、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段とを備えるコンピュータシステムである。
この情報システム用事業継続診断システムは、情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納するデータ取得手段を備える。また、前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定する、目標レベル算定手段を備える。また、前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する、目標レベル決定手段を備える。更に、前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力する、結果出力手段を備える。
これによれば、取得時期による入力データ信頼度の特性(例:データ取得開始時期から時期が離れないほど、信頼できる回答内容がデータ回収対象者から収集できる)を利用して、判定基準たる目標ポリシーのレベル値を迅速に決定し、該当情報システムにおける事業継続対策への対応状況を判定することが可能となる。したがって、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援が効率よく実行できる。
なお、前記目標レベル決定手段は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に対応するものとできる。この場合、前記目標レベル決定手段は、前記メモリに格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと前記第1期入力データとを比較する。そして、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する。
これによれば、得られた第2期入力データが信頼度良好とは言えないデータである状況に対応し、第1期入力データと第3期入力データの同質性をもって両入力データの信頼度が良好であると認め、目標ポリシーのレベル値決定を効率よく行うことができる。こうして決定された目標ポリシーのレベル値に基づいて、事業継続対策の実施状況の判定処理も効率よく実行できることとなる。
また、前記目標レベル決定手段は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に、前記メモリに格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと、前記第2期入力データとの間における各項目データの一致割合を判定するとしてもよい。この場合、前記目標レベル決定手段は、前記判定の結果、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を破棄し、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段に指示する。この時、前記目標レベル算定手段は、前記目標レベル決定手段からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行し、前記目標レベル決定手段は、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するものとなる。
これによれば、最初に得られた第1期入力データが信頼度良好とは言えないデータである状況に対応し、第2期入力データと第3期入力データの同質性をもって両入力データの信頼度が良好であると認め、第2期および第3期の入力データ等に基づいて目標ポリシーのレベル値決定を確実に行うことができる。こうして決定された目標ポリシーのレベル値に基づいて、事業継続対策の実施状況の判定処理も効率よく実行できることとなる。
また、前記目標レベル決定手段は、前記第1期から第3期の各入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記各入力データのいずれの間についても一致割合が所定値以上でなかった時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を破棄し、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段に指示するもの、とできる。この場合、前記目標レベル算定手段は、前記目標レベル決定手段からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行し、前記目標レベル決定手段は、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する。
これによれば、第1期〜第3期までの各入力データ間で同質性が確保されない状況に対応し、第1期〜第3期入力データに基づいて目標ポリシーのレベル値決定を確実に行うことができる。こうして決定された目標ポリシーのレベル値に基づいて、事業継続対策の実施状況の判定処理も効率よく実行できることとなる。
なお、前記結果出力手段は、前記第1期入力データに基づき決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての第1期入力データおよび第2期入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定する。そして前記結果出力手段は、当該判定結果を前記第2時期までの速報値として出力インターフェイスに出力するものであるとしてもよい。
これによれば、全期間(例えば、事前に定めた入力データ回収期間や、入力データが全ての回答対象者から回答されるまでの期間など)にわたる入力データが得られるまで処理を留めおくことなく、第2期までの期間で得られた入力データでもって診断結果を生成して利用者側に示すことが出来る。精度の高い集計結果を速報可能となる。
また、本発明の情報システム用事業継続診断方法は、コンピュータが、他端末と通信する通信手段と、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段とを備えて、情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納する処理と、前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定する処理と、前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する処理と、前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力する処理と、を実行することを特徴とする。
また、本発明の情報システム用事業継続診断プログラムは、他端末と通信する通信手段と、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段と、を備えるコンピュータに、情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納するステップと、前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定するステップと、前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するステップと、前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力するステップと、を実行させることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明の実施の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援が効率よく実行できる。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における情報システム用事業継続診断システム100を含むネットワーク構成図であり、図2は本実施形態の情報システム用事業継続診断システム100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態における情報システム用事業継続診断システム100(以下、システム100)は、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援を効率よく実行するコンピュータシステムである。
こうした前記システム100は、情報システム用事業継続診断方法を実行する機能を実現すべく不揮発性メモリなどの記憶手段101に格納されたプログラム102をメモリ103に読み出し、演算装置たるCPU104により実行する。また、前記システム100は、コンピュータ装置が一般に備えている各種ボタン類、キーボードなどの入力インターフェイス105や、LEDやディスプレイなどの出力インターフェイス106を必要に応じて備え、さらにネットワーク140を介したユーザ端末200(所定端末)、経営者端末250、事業継続診断対象の情報システム300らとの通信を担う通信手段107などを有する。
なお、前記ユーザ端末200は、事業継続診断対象となる情報システム300について、その現状を示すデータ(入力データ)を所定担当者が入力し、前記システム100に前記入力データを送信するためのコンピュータである。従って、このユーザ端末200は、入力データを前記所定担当者から受付ける入力インターフェイスたる画面データを記憶装置に予め備えて、ディスプレイなどの出力インターフェイスに前記画面データに基づく画面表示を行って入力データ受付処理を行う。或いは、前記システム100から前記画面データをネットワーク経由で取得し、同様にディスプレイなどの出力インターフェイスに前記画面データに基づく画面表示を行って入力データ受付処理を行う。前記入力データを前記ユーザ端末200にて入力する所定担当者は、例えば、情報システムの管理者、情報システムの利用者、情報システムを備える企業等の経営者が想定できる。
また、前記経営者端末250は、前記システム100の結果出力手段113による、現状の情報システム300における事業継続対策の実施状況判定結果の出力先となりうるコンピュータである。したがって、前記結果出力手段113は、出力インターフェイス106に判定結果を出力する代わりに経営者端末250に出力するとできる。経営者端末250は、情報システム300を導入し運営している企業等の経営者が利用する端末であるから、当該経営者端末250により、経営者はこうした事業継続診断の結果を効率よく認識可能となる。
また、事業継続診断対象の情報システム300は、その構成要素として、構内LAN、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア、データバックアップ機器、情報システムを収容する建物、無停電電源、非常用発電機、空調システム、物理的セキュリティ、情報セキュリティ、防災・消火施設、といったものを含むシステムを一例として想定する。
続いて、前記システム100が例えばプログラム102に基づき構成・保持する手段につき説明を行う。各手段は、1つのサーバ装置等に一体に備わるとしてもよいが、ネットワーク140上に配置するコンピュータ群(前記システム100にあたるサーバ装置を含む)に分散配置し、そのうち一つのサーバ装置(システム100)の主導の下で協働する例も想定してよい。なお、前記システムは、記憶手段101において、事業継続診断対象となる情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブル125を記憶している(ポリシーデータテーブルの詳細は後述する)。
こうした前記システム100は、事業継続診断対象の情報システム300におけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システム300の現状を示す入力データを、ユーザ端末200と前記通信手段107で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けて入力データテーブル126(ないしメモリ103)に格納するデータ取得手段110を備える。
なお、前記データ処理周期は、情報システム300が稼働してデータ処理を行う周期を示すものであり、例えば、金融機関のネットバンキングシステムや、常時即応体制が必要とされる医療機関のコンピュータシステムなどでは、「24時間」となり、逆に、在庫の月次管理に対応するバッチ処理システムなどでは「1ヶ月」となる。
また、前記影響波及度は、情報システム300に不具合が発生して規定の処理能力を発揮できなくなった際に、その影響が波及する度合いを示すものであり、例えば、金融機関のネットバンキングシステムや交通機関の管理システムなどでは、「止まると社会が混乱」となり、膨大な数・種類の商品の出荷管理を行う出荷管理システムなどでは、「止まると社内が混乱」となり、在庫の月次管理に対応するバッチ処理システムなどでは「作業で対応可能」などとなる。
また、前記システム100は、前記入力データテーブル126に格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システム300における事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定する、目標レベル算定手段111を備える。ここで、前記システム100は、記憶手段101において、使用データ設定テーブル127を備えているとする。この使用データ設定テーブル127は、前記入力データの各項目データを数値化するためのテーブルであり、入力データの各項目データの内容と数値との対応関係を定めたテーブルである。
前記目標レベル算定手段111は、この使用データ設定テーブル127を用いて前記入力データテーブル126における入力データの各項目データの数値化を図っておき、数値化された入力データの各項目のうちデータ処理周期のデータ(例えば、“1”)に対し、所定係数α(例えば、α=“0.7”:任意の係数で経営者が決定)を乗じ、そこで得た乗算値(例えば、“1×0.7=0.7”)と前記影響波及度のデータ(例えば、“2”)とを合算して、前記情報システム300における事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を、例えば、“2.7”などど算定する。本実施形態における目標ポリシーのレベル値は整数としているので、前記目標レベル算定手段111は、前記算定したレベル値“2.7”を四捨五入して、“3”とする。算定結果たるレベル値は、例えば、該当情報システム300のID等と対応付けてメモリ103に格納しておく。
また、前記システム100は、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち、所定端末200からのデータ取得開始時期(例:2008/5/1)から第1時期(例:2008/5/21)までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期(例:2008/7/21)までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データ(前記情報システム300の構成要素に対応)の一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システム300における目標ポリシーのレベル値として決定する、目標レベル決定手段112を備える。
また、前記システム100は、前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブル125を検索して、情報システム300の各構成要素(例:構内LAN、ネットワーク、ソフトウェア、建物・・・)について必要な事業継続対策(例:バックアップ機器の設置、生体認証装置の導入、免震装置導入・・・)のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記入力データテーブル126に格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システム300における事業継続対策の実施状況(例:バックアップ機器の設置無し、ネットワークの二重化済み・・・)を判定し、当該判定結果を出力インターフェイス106ないし経営者端末250に出力する、結果出力手段113を備える。この判定結果の出力例については後述する。
なお、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと前記第1期入力データとを比較し、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するとしてもよい。
また、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと、前記第2期入力データとの間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値(前記メモリ103に格納しておいた値)を破棄し、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段111に指示するとしてもよい。
この時、前記目標レベル算定手段111は、前記目標レベル決定手段112からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行する。また、前記目標レベル決定手段112は、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段111が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システム300における目標ポリシーのレベル値として決定する。
また、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期から第3期の各入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記各入力データのいずれの間についても一致割合が所定値以上でなかった時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を破棄し、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段111に指示する。この時、前記目標レベル算定手段111は、前記目標レベル決定手段112からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行する。また、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する。
また、前記結果出力手段113は、前記第1期入力データに基づき決定した目標ポリシーのレベル値(例:“3”)をキーに前記ポリシーデータテーブル125を検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記入力データテーブル126に格納されている該当システムについての第1期入力データおよび第2期入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を前記第2時期までの速報値として出力インターフェイス106に出力するとしてもよい。
なお、これまで示した前記システム100における各手段110〜113は、ハードウェアとして実現してもよいし、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などの適宜な記憶手段101に格納したプログラムとして実現するとしてもよい。この場合、システム100のCPU103がプログラム実行に合わせて記憶手段101より該当プログラム102をメモリ103に読み出して、これを実行することとなる。
−−−テーブル構造例−−−
次に、本実施形態におけるシステム100が利用するテーブルの構造について説明する。図3は本実施形態のポリシーデータテーブル125のデータ構造例を示す図であり、図4は本実施形態の入力データテーブル126のデータ構造例を示す図であり、図5は本実施形態の使用データ設定テーブル127のデータ構造例を示す図である。
前記ポリシーデータテーブル125は、事業継続診断対象となる情報システム300の各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたテーブルである。このポリシーデータテーブル125は、例えば、1:「作業で対応可能」、2:「止まると社内が混乱」、3:「止まると社会が混乱」といった影響波及度(=ポリシーのレベル値)をキーに、ネットワーク、構内LAN、ハードウェアなどの情報システム構成要素について、1:バックアップなし、2:バックアップ有りなどといった必要な事業継続対策のデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記入力データテーブル126は、事業継続診断対象の情報システム300におけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システム300の現状を示す入力データを、データ取得時期に対応付けて記憶するテーブルである。この入力データテーブル126は、例えば、情報システム名称とデータ取得時期をキーに、サイト(入力データの回答者の所在地。例:支店名など)、概要(該当情報システムの処理内容)、データ処理周期(例:24時間オンライン)、停止時のダメージ(=影響波及度)、情報システムの各構成要素についての現況データ(例:構内LAN・ネットワーク→バックアップ設備無し、・・・)、緊急連絡社内体制有無、社外緊急連絡リスト有無、手順書有無といったデータを対応付けたレコードの集合体となっている。
また、前記使用データ設定テーブル127は、前記入力データの各項目データを数値化するためのテーブルであり、前記影響波及度に対するポリシーのレベル値、前記構成要素毎の事業継続対策実施内容に応じた数値といった、前記入力データの各項目データの内容と数値との対応関係を定めたテーブルである。
−−−処理フロー例1−−−
以下、本実施形態における情報システム用事業継続診断方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する情報システム用事業継続診断方法に対応する各種動作は、前記システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そしてこのプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図6は本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例1を示すフローチャートである。まず、前記システム100は、経営者端末250を介して、影響波及度毎に必要とする事業継続対策レベルの指定、つまりポリシーの指定を経営者から受付ける(s100)。このため、前記システム100は前記経営者端末250に対して、図9に示す画面例のデータを送信し、この画面を通じて事業継続対策レベルの指定を受付ける。図9の例では、例えば、影響波及度:「作業で対応可能」について、ネットワーク:1回線、構内LAN:1回線、ハードウェア:バックアップ無し、ソフトウェア:バックアップ無し、データバックアップ:同じ建屋内にバックアップ、建物:耐震、UPS:なし、非常用発電機:なし、物理的セキュリティ:制限1つ、空調システム:セントラル空調、防火・消火:水消火設備、情報セキュリティ:会社制度、と事業継続対策レベルが設定されている。
こうして前記システム100は、影響波及度毎に必要とする事業継続対策レベルのデータ=ポリシーの指定データを経営者端末250から取得し、更に、このデータに前記使用データ設定テーブル127を適用して数値化を図る(s101)。図10は本実施形態のポリシーデータの数値化例を示す図である。この図10に示すように、経営者端末250から取得していたポリシーデータ(影響波及度毎に必要とする事業継続対策レベル)は、影響波及度を「情報システム停止時のダメージ」として“3”〜“1”の範囲で数値化され、各影響波及度に対し各構成要素における必須の事業継続対策のレベル値(図の例では、“4”〜“0”)が対応付けされている。こうして前記システム100が得た、数値化後のポリシーデータは、図3に既に示したポリシーデータテーブル125に格納される(s102)。
続いて、前記システム100のデータ取得手段110は、事業継続診断対象の情報システム300におけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システム300の現状を示す入力データを、ユーザ端末200と前記通信手段107で通信して取得する(s103)。また、前記データ取得手段110は、前記入力データを前記入力データテーブル126において、データ取得時期に対応付けて格納する(s104)。入力データの例としては既に図4にて示している。
なお、前記データ処理周期は、情報システム300が稼働してデータ処理を行う周期を示すものであり、例えば、金融機関のネットバンキングシステムや、常時即応体制が必要とされる医療機関のコンピュータシステムなどでは、「24時間」となり、逆に、在庫の月次管理に対応するバッチ処理システムなどでは「1ヶ月」となる。
また、前記影響波及度は、情報システム300に不具合が発生して規定の処理能力を発揮できなくなった際に、その影響が波及する度合いを示すものであり、例えば、金融機関のネットバンキングシステムや交通機関の管理システムなどでは、「止まると社会が混乱」となり、膨大な数・種類の商品の出荷管理を行う出荷管理システムなどでは、「止まると社内が混乱」となり、在庫の月次管理に対応するバッチ処理システムなどでは「作業で対応可能」などとなる。
次に、前記システムの目標レベル算定手段111は、前記使用データ設定テーブル127を用いて前記入力データテーブル126における入力データの各項目データの数値化を図る(s105)。図11は本実施形態のデータ処理周期の数値化例を示す図であり、図12は本実施形態の影響波及度の数値化例を示す図であり、図13は本実施形態の設備入力欄の数値化例を示す図である。これら図に示すように、前記目標レベル算定手段111は、入力データの各項目について、使用データ設定テーブル127における該当項目欄の数値を抽出して、入力データの各項目について数値化を図るのである。
図11の例であれば、前記目標レベル算定手段111は、入力データの項目であるデータ処理周期のデータ:「24時間オンライン」について、使用データ設定テーブル127から「1」なる数値を抽出し、例えば、メモリ103に格納しておく。また、図12の例であれば、前記目標レベル算定手段111は、入力データの項目である停止時のダメージ(=影響波及度):「止まると社内が混乱」について、使用データ設定テーブル127から「2」なる数値を抽出し、例えば、メモリ103に格納しておく。また、図14の例であれば、前記目標レベル算定手段111は、入力データの項目である構内LANネットワーク:「バックアップ無し」について、使用データ設定テーブル127から「1」なる数値を抽出し、例えば、メモリ103に格納しておく。
図14は本実施形態の判定処理概念の例を示す図である。前記目標レベル算定手段111は、上述の数値化を行った後、入力データの各項目について、前記ポリシーデータテーブル125における該当レベル“2”の目標ポリシーの内容と比較を行って、目標ポリシーを満たしているか否か判定する(s106)。図14の例であれば、「構内LANネットワーク」の項目について、数値化後の入力データは「1」であり、レベル“2”の目標ポリシーにおける該当項目の数値は“2”であるから、前記目標レベル算定手段111は、当該項目については目標ポリシー不達成として「NG」を設定する。こうして判定した結果については、入力データ毎にまとめてメモリ103に格納しておく。
また前記目標レベル算定手段111は、図15の算定例に示すように、前記数値化された入力データの各項目のうちデータ処理周期の数値化データ:“1”(=GT)に対し、所定係数α(例えば、α=“0.7”:任意の係数で経営者が決定)を乗じ、そこで得た乗算値(例えば、“1×0.7=0.7”)と前記停止時のダメージの数値化データ:“2”(=SD)とを合算して、前記情報システム300における事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値“TP”を、“2.7”と算定する(s107)。なお、本実施形態における目標ポリシーのレベル値は整数としているので、前記目標レベル算定手段111は、前記算定したレベル値“2.7”を四捨五入して、“3”とする。算定結果たるレベル値は、例えば、該当情報システム300のID“システムX”等と対応付けてメモリ103に格納しておく。
続いて前記システム100の目標レベル決定手段112は、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち、ユーザ端末200からのデータ取得開始時期(例:2008/5/1)から第1時期(例:2008/5/21)までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期(例:2008/7/21)までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データ(前記情報システム300の構成要素に対応)ないし判定結果の一致割合を判定する(s108)。
こうした処理は、図16、図17に示すように、取得時期により入力データ信頼度に特性があり、データ取得開始時期から一定期間内までは入力データの信頼度が高い、つまり質の良い回答内容がユーザ端末200から得られやすく、一方、データ取得開始時期から一定期間を経過した以降は入力データの信頼度が高くない、つまり質の低い回答しか得にくいといった傾向があることに基づいて実行される処理である。図17の例では、「LAN」の項目について、第1期入力データ分では目標ポリシー達成の割合が「○○%」、第2期入力データ分では目標ポリシー達成の割合が「□□%」などとなっており、前記目標レベル決定手段112は、こうした各項目の目標ポリシー達成割合の一致について判定する。或いは、目標ポリシー達成の判定結果の一致を判定するのではなく、目標ポリシー達成の判定前の数値(つまり、数値化後の入力データのまま)の一致を判定するとしてもよい。
図18は本実施形態の第1期および第2期の入力データの同質度判定例を示す図である。この図18の例であれば、上記目標レベル決定手段112が判定した第1期および第2期の入力データ間での前記一致割合は、“73%”となっている。前記目標レベル決定手段112は、前記一致割合“73%”が所定値(例えば、“70%”)以上である時に(s108:OK)、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値“3”を、該当情報システム300における目標ポリシーのレベル値として決定する(s109)。決定した目標ポリシーのレベル値はメモリ103に格納しておく。
また、前記システム100の結果出力手段113は、前記決定した目標ポリシーのレベル値“3”をキーに前記ポリシーデータテーブル125を検索して、情報システム300の各構成要素(例:構内LAN、ネットワーク、ソフトウェア、建物・・・)について必要な事業継続対策(例:バックアップ機器の設置、生体認証装置の導入、免震装置導入・・・)のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記入力データテーブル126に格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較する(s110)。前記結果出力手段113は、この比較により、現状の情報システム300における事業継続対策の実施状況(例:バックアップ機器の設置無し、ネットワークの二重化済み・・・)を判定し、当該判定結果を出力インターフェイス106ないし前記経営者端末250に出力する(s111)。
図19は本実施形態の判定結果例を示す図である。前記結果出力手段113が経営者端末250らに送る判定結果の例としては、図示するようなグラフデータを想定できる。ここでは、入力データの各項目毎に目標ポリシー達成度が示されている。経営者らは経営者端末250でこの判定結果を閲覧し、どの項目、つまりどの施設等について事業継続対策が不足しているか或いは満足されているか、明確に認識することが出来る。なお、前記システム100は、この判定結果において目標ポリシー達成度が所定の閾値より低い項目について、該当設備の管理システム等に対して管理対象としての重要度をあげる指示を通知するなどの処理を行うと好適である。
−−−処理フロー例2−−−
図7は本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例2を示すフローチャートであり、図20は本実施形態の第1期および第2期の入力データの同質度が低い場合の処理例を示す図である。上記処理フロー例1において、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に(s108:NG)、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと前記第1期入力データとを比較し、入力データ間における各項目データの一致割合を判定する(s200)。
ここで前記一致割合が所定値以上である時(s200:OK)、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値“3”を、該当情報システム300における目標ポリシーのレベル値として決定する(s201)。
また同様に、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時(s108:NG)、ないしは、前記ステップs200にて前記第1期入力データと前記第3期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時(s200:NG)、前記入力データテーブル126に格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと、前記第2期入力データとの間における各項目データの一致割合を判定する(s210)。そして、前記一致割合が所定値以上である時(s210:OK)、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値“3”(前記メモリ103に格納しておいた値)を消去する(s211)。
更に、前記目標レベル決定手段112は、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段111に指示する(s212)。この時、前記目標レベル算定手段111は、前記目標レベル決定手段112からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行する(s213)。
また、前記目標レベル決定手段112は、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段111が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システム300における目標ポリシーのレベル値として決定する(s214)。
また、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時(s108:NG)、ないしは、前記ステップs210にて前記第2期入力データと前記第3期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時(s210:NG)、前記第1期から第3期の各入力データ間における各項目データの一致割合を判定し(s220)、前記各入力データのいずれの間についても一致割合が所定値以上でなかった時(s220:NG)、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値“3”を破棄する(s221)。また、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段111に指示する(s222)。
この時、前記目標レベル算定手段111は、前記目標レベル決定手段112からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行する(s223)。また、前記目標レベル決定手段112は、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する(s224)。
−−−処理フロー例3−−−
次に、判定結果の速報処理について説明する。図8は本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例3を示すフローチャートである。この場合、前記結果出力手段113は、前記第1期入力データに基づき決定した目標ポリシーのレベル値“3”)をキーに前記ポリシーデータテーブル125を検索する(s300)。そして、該当情報システム300の各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得する(s301)。 前記結果出力手段113は、前記ステップs301で取得した事業継続対策のデータと前記入力データテーブル126に格納されている該当情報システム300についての第1期入力データおよび第2期入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定する(s302)。ここまでのステップs300〜s302の処理内容については、上記処理フロー例1において示したものと同様である。 前記結果出力手段113は、前記判定結果を前記第2時期までの速報値として出力インターフェイス106ないし前記経営者端末250に送る(s303)。
−−−その他の例−−−
その他の実施例として、例えば、SNMP(Simple Network Management Protocol)の技術を用いて、前記システム100が事業継続診断対象の情報システム300を構成する各機器の監視を行うとしてもよい。この場合、前記システム100は、収集できた各機器の情報と、ユーザ端末200から得られる入力データとを照合してその一致度合いを判定する。前記システム100は、この判定により一致度合いが所定の閾値より良好であることを、目標ポリシーのレベル値決定手順に反映させる。例えば、各機器から収集できた情報とユーザ端末200から得た入力データとがよく一致していたのが、第1期入力データおよび第2期についてであれば、前記システム100は、当該第1期および第2期の各入力データの信頼度が担保されたと認識し、目標ポリシーのレベル値を算定するに際し、第1期入力データ分で算定しておいた目標ポリシーのレベル値を第2時期までの目標ポリシーのレベル値として決定する。
なお、こうした処理を行う前提として、前記情報システム300の構成要素たち、例えば、構内LANやネットワークのためのネットワーク機器(スイッチやルータなど)、ハードウェア(コンピュータ等)、データバックアップ機器(バックアップ用ストレージの管理装置など)、情報システムを収容する建物(建物の仕様データを記憶する管理システムなど)、無停電電源、非常用発電機、空調システム、物理的セキュリティ(の管理装置)、情報セキュリティ(の管理装置)、防災・消火施設らが、MIB(Management Information Base)と呼ばれる管理情報データベースを持っているものとする。
前記SNMP(Simple Network Management Protocol)は、TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ、端末など、ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコルである。SNMPにおいては、前記システム100が備えるマネージャ(NMS:Network Management Station)と、情報システム300を構成する各機器におけるエージェントとがネットワークを通じて情報の授受を実行する。前記マネージャはネットワーク上に存在するエージェントに対して情報提供を要求し、情報を収集・管理する。一方、エージェントはマネージャの要求を解釈し、必要な情報を提供する。
以上、本実施形態によれば、企業における情報システムについての現状分析や事業継続計画の策定支援が効率よく実行できる。また、精度の高い集計結果を速報可能となる。
以上、本発明の実施の形態について、その実施の形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本実施形態における情報システム用事業継続診断システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態の情報システム用事業継続診断システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のポリシーデータテーブルのデータ構造例を示す図である。 本実施形態の入力データテーブルのデータ構造例を示す図である。 本実施形態の使用データ設定テーブルのデータ構造例を示す図である。 本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例1を示すフローチャートである。 本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例2を示すフローチャートである。 本実施形態の情報システム用事業継続診断方法の処理手順例3を示すフローチャートである。 本実施形態の影響波及度毎に必要とする事業継続対策レベルの例を示す図である。 本実施形態のポリシーデータの数値化例を示す図である。 本実施形態のデータ処理周期の数値化例を示す図である。 本実施形態の影響波及度の数値化例を示す図である。 本実施形態の設備入力欄の数値化例を示す図である。 本実施形態の判定処理概念の例を示す図である。 本実施形態の目標レベル算定例を示す図である。 本実施形態のデータ取得時期と回答内容の信頼度(質)の関係例を示す図である。 本実施形態の第1期および第2期の入力データの照合例を示す図である。 本実施形態の第1期および第2期の入力データの同質度判定例を示す図である。 本実施形態の判定結果例を示す図である。 本実施形態の第1期および第2期の入力データの同質度が低い場合の処理例を示す図である。
符号の説明
100 情報システム用事業継続診断システム
101 記憶手段
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス
106 出力インターフェイス
107 通信手段
110 データ取得手段
111 目標レベル算定手段
112 目標レベル決定手段
113 結果出力手段
125 ポリシーデータテーブル
126 入力データテーブル
127 使用データ設定テーブル
140 ネットワーク
200 ユーザ端末(所定端末)
250 経営者端末
300 情報システム(事業継続診断対象)

Claims (7)

  1. 他端末と通信する通信手段と、
    情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段と、
    情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納するデータ取得手段と、
    前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定する、目標レベル算定手段と、
    前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する、目標レベル決定手段と、
    前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力する、結果出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報システム用事業継続診断システム。
  2. 前記目標レベル決定手段は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に、前記メモリに格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと前記第1期入力データとを比較し、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するものである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報システム用事業継続診断システム。
  3. 前記目標レベル決定手段は、前記第1期入力データと前記第2期入力データとを比較して前記一致割合が所定値以上でなかった時に、前記メモリに格納されている入力データのうち前記第2時期から第3時期までに得られた第3期入力データと、前記第2期入力データとの間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を破棄し、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段に指示するものであり、
    前記目標レベル算定手段は、前記目標レベル決定手段からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行するものであり、
    前記目標レベル決定手段は、前記第2期または前記第3期のいずれかの入力データ、ないし前記第2期および前記第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するものである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報システム用事業継続診断システム。
  4. 前記目標レベル決定手段は、前記第1期から第3期の各入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記各入力データのいずれの間についても一致割合が所定値以上でなかった時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を破棄し、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づく目標ポリシーのレベル値算定を前記目標レベル算定手段に指示するものであり、
    前記目標レベル算定手段は、前記目標レベル決定手段からの指示に応じた目標ポリシーのレベル値算定を実行するものであり、
    前記目標レベル決定手段は、前記第1期と第2期と第3期の入力データに基づき前記目標レベル算定手段が算定した目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するものである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報システム用事業継続診断システム。
  5. 前記結果出力手段は、前記第1期入力データに基づき決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての第1期入力データおよび第2期入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を前記第2時期までの速報値として出力インターフェイスに出力するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報システム用事業継続診断システム。
  6. コンピュータが、他端末と通信する通信手段と、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段とを備えて、
    情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納する処理と、
    前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定する処理と、
    前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定する処理と、
    前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力する処理と、
    を実行することを特徴とする情報システム用事業継続診断方法。
  7. 他端末と通信する通信手段と、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策を、情報システム不具合時の影響波及度に応じて定めたポリシーデータテーブルを格納する記憶手段と、を備えるコンピュータに、
    情報システムにおけるデータ処理周期と情報システム不具合時の影響波及度とを少なくとも含む、情報システムの現状を示す入力データを、所定端末と前記通信手段で通信して取得し、これをデータ取得時期に対応付けてメモリに格納するステップと、
    前記メモリに格納されたデータ処理周期のデータに所定係数を乗じた値と前記影響波及度のデータとを合算して、前記情報システムにおける事業継続対策の目標となる目標ポリシーのレベル値を算定するステップと、
    前記メモリに格納されている入力データのうち、所定端末からのデータ取得開始時期から第1時期までに得られた第1期入力データと、前記第1時期から第2時期までに得られた第2期入力データとを比較して、入力データ間における各項目データの一致割合を判定し、前記一致割合が所定値以上である時に、前記第1期入力データについて算定していた目標ポリシーのレベル値を、該当情報システムにおける目標ポリシーのレベル値として決定するステップと、
    前記決定した目標ポリシーのレベル値をキーに前記ポリシーデータテーブルを検索して、情報システムの各構成要素について必要な事業継続対策のデータを取得し、ここで取得した事業継続対策のデータと前記メモリに格納されている該当システムについての入力データとを構成要素毎に比較して、現状の情報システムにおける事業継続対策の実施状況を判定し、当該判定結果を出力インターフェイスに出力するステップと、
    を実行させることを特徴とする情報システム用事業継続診断プログラム。
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