JP2010014675A - 測定装置 - Google Patents
測定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010014675A JP2010014675A JP2008177221A JP2008177221A JP2010014675A JP 2010014675 A JP2010014675 A JP 2010014675A JP 2008177221 A JP2008177221 A JP 2008177221A JP 2008177221 A JP2008177221 A JP 2008177221A JP 2010014675 A JP2010014675 A JP 2010014675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- measuring
- measurement
- base frame
- sensor
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
【課題】継手を介して接続される駆動軸と従動軸の芯ズレ量等を高精度に、かつ効率よく測定することのできる測定装置を提供することを目的とする。
【解決手段】芯ズレ測定装置10においては、ベースフレーム20に測定器30A、30Bを一体的に設け、ベースフレーム20も下面に設けた磁石22、22でレール100、100を吸着することで、測定器30A、30Bが測定時に傾かないようにした。また、測定アーム35を板状とし、障害物がある場合には、測定アーム35を曲げることで障害物を容易に回避するようにした。さらに、測定器30A、30Bからの測定値に基づいて、制御部40の算出により測定結果をダイレクトに表示出力する。特に、測定器30A、30Bのセンサ36としては、リニアスケールを採用した。
【選択図】図1
Description
すなわち、図7に示すように、レール100、100上にベースフレーム2をセットする。そして、ベースフレーム2と電動機203の駆動軸206との間隔Sa、ベースフレーム2と駆動歯車205の回転軸204との間隔Sbを、デプスゲージ5を用いて測定していた。そしてその測定値から、電動機203の駆動軸206と、駆動歯車205の回転軸204との芯ズレ量を算出していた。
しかし、レーザ測定機6は高価である。また、レーザ測定機6を用いる場合においても、レーザ測定機6でベースフレーム2に対し垂直に測定を行うのは困難であり、障害物8が存在した場合に測定を行えないという問題は何ら解決することができない。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、継手を介して接続される駆動軸と従動軸の芯ズレ量等を、高精度に、かつ効率よく測定することのできる測定装置を提供することを目的とする。
演算部においては、複数の測定器のそれぞれにおいて、センサで測定された測定アームの移動量から測定対象物の高さを算出し、複数の測定器間における測定対象物の高さの差を算出する。そして、結果出力部においては、演算部における演算結果を、画像表示、印刷等の形態で出力する。このとき、結果出力部において出力する演算結果は、複数の測定器間における測定対象物の高さの差だけでなく、それぞれの測定器で測定された測定対象物の高さ等を表示することもできる。また、複数の測定器間における測定対象物の高さの差も、数値で出力することに限らず、複数の測定器間における測定対象物の高さの差が、予め定めた許容範囲内にあるか否かの可否を示す情報を出力することもできる。
また、ベースフレームに磁石を備えることで、磁石でレールを吸着してベースフレームを確実に固定でき、この点においても測定を高精度に行うことが可能となる。
さらに、測定アームを板状とすることで、障害物がある場合には、測定アームを曲げることでこれを容易に回避して測定を支障なく行える。
また、センサとしてリニアスケールを採用すれば、測定環境温度に応じた誤差も少なく、レーザセンサ等に比較すれば安価であるため、低コストで高精度な測定装置を提供できる。
図1〜図3は、本実施の形態における芯ズレ測定装置の構成を説明するための図である。
図1〜図3に示すように、芯ズレ測定装置(測定装置)10は、一対のレール100、100上にセットされるベースフレーム20と、ベースフレーム20上に設けられた二組の測定器30A、30Bと、測定器30A、30Bでの測定値に基づき、測定結果を算出する制御部(演算部、電源)40と、制御部40で算出した測定結果や、芯ズレ測定装置10を操作するための操作画面を表示する表示部(結果出力部)50と、を備える。
また、ベースフレーム20の下面には、ガイド部材21、21に隣接した位置に、磁石22、22が設けられている。これら磁石22、22はレール100、100の上面に対応した位置に配置され、磁力によってベースフレーム20をレール100、100に吸着固定させる。ここで、磁石22、22は、ベースフレーム20をレール100、100に確実に固定するため、磁力の高い、ネオジウム等を用いた希土類磁石を用いるのが好ましい。
リニアブッシュ33は、リニアブッシュ33の下面とベース部材31の上面との間に圧縮状態で設けられた押上バネ34により、上方に向けて付勢されており、無負荷状態では、リニアブッシュ33がガイドポスト32のストローク上端に設けられたストッパ32aに当たる位置まで押し上げられる。
センサ36としては、ワイヤセンサ等を用いることもできるが、ワイヤセンサは温度環境による測定誤差が生じやすい。そこで、センサ36としては、リニアスケールを用いるのが好ましい。リニアスケールは、市販のものを用いることができ、ガイドポスト32または別途設けた測定ロッドに磁気を帯びさせておき、リニアブッシュ33のガイドポスト32に沿った上下方向への移動量を、この磁気変動によって検出するものである。
この制御部40は、ベースフレーム20に一体的に設けることもできるが、ベースフレーム20の可搬性を高めるために、ベースフレーム20とは別体とするのが好ましい。
図4に示すように、車両200は、レール100、100上を転動する車輪201、201を両端に備えた車軸202と、車軸202を回転駆動させる電動機203と、を備える。
車軸202には、車軸202と同軸の従動歯車202gが設けられている。従動歯車202gには、車軸202の上方において、車軸202と平行に支持された回転軸204に設けられた駆動歯車205が噛み合っている。
電動機203は、車軸202の上方に配置され、電動機203の駆動軸206が、回転軸204と同軸状に配置されている。
測定に先立ち、予め、芯ズレ測定装置10の制御部40の記憶部に、車両200の型式名、当該車両の電動機203の駆動軸206と車軸202側の回転軸204との芯ズレ量の基準値および許容範囲、駆動軸206および回転軸204の外径寸法等の車両情報を記憶させておく。
制御部40においては、制御プログラムに基づき、まず、校正処理を行う校正モードに移行する。校正処理とは、測定器30A、30Bにおけるセンサ36の測定基準位置を制御部40に設定する処理である。測定作業者は、測定器30A、30Bを、ベースフレーム20上において移動させ、車両200と干渉しない位置にセットする。そして、測定器30A、30Bのそれぞれにおいて、リニアブッシュ33を上昇させ、ガイドポスト32のストッパ32aに押し当てた状態とする。その状態で、測定作業者は、図5(a)に示すように、表示部50に表示された測定器30A用あるいは測定器30B用の校正ボタンB11、B12を押す。制御部40においては、測定器30A用あるいは測定器30B用の校正ボタンB11、B12が操作されたことを検出すると、その時点での、測定器30Aあるいは測定器30Bにおけるセンサ36の測定値を、ゼロ点として記憶する。
制御部40は、校正処理終了を示す操作ボタンが操作されたことを検出すると、校正モードを終了し、測定モードに移行する。
測定作業者は、表示部50に表示された選択ボタンB21〜B26の中から、測定対象となる車両200の形式に対応したものを押す。すると、制御部40は、操作された選択ボタンに対応した形式の車両200の車両情報を呼び出し、図6(a)に示すように、表示部50には、測定を行うための測定ボタンを表示させる。
制御部40においては、測定ボタンB31、B32が押されたことを検出すると、その時点でのセンサ36の測定値を記憶する。
なお、この測定器30A、30Bにおける測定作業は、双方を同時に行っても良いし、いずれか一方から順次行っても良い。
制御部40においては、測定完了ボタンB33が押されたことを検出すると、図4に示したように、測定器30A、30Bにおける測定値(電動機203の駆動軸206、車軸202側の回転軸204の下面のベースフレーム20上面からの高さSa、Sb)と、回転軸206および回転軸204の直径とから、駆動軸206の中心と回転軸204の中心との高さの差、すなわち、駆動軸206と回転軸204の芯違い量Scを算出する。
また、制御部40は、前記で呼び出した車両情報から、正規の芯違い量(設計値どおりの芯違い量)を算出し、さらに、実測の芯違い量Scと正規の芯違い量との差を算出する。
そして、その測定結果において、実測の芯違い量Scが、正規の芯違い量を基準とした許容範囲から外れていた場合には、TD継手207のメンテナンスや交換等を適宜行うことができる。
また、測定アーム35が板状であり、障害物がある場合には、測定アーム35を曲げることで障害物を容易に回避することが可能である。
さらに、測定器30A、30Bからの測定値に基づいて、制御部40の算出により測定結果をダイレクトに表示出力できるので、測定を効率よくかつ迅速に行うことができる。
特に、測定器30A、30Bのセンサ36としてリニアスケールを採用した場合、測定環境温度に応じた誤差も少なく、レーザセンサ等に比較すれば安価である。
また、芯ズレ測定装置10における測定の処理の流れの順序や内容も、適宜の変更が可能であるのは言うまでもない。同様に、表示部50における表示内容も適宜変更可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
20…ベースフレーム
21…ガイド部材
22…磁石
30A、30B…測定器
31…ベース部材
32…ガイドポスト
32a…ストッパ
33…リニアブッシュ
34…押上バネ
35…測定アーム
36…センサ
40…制御部(演算部、電源)
50…表示部(結果出力部)
100…レール
200…車両
201…車輪
202…車軸
203…電動機
204…回転軸(従動軸)
205…駆動歯車
206…駆動軸
207…TD継手
Claims (7)
- 一対のレール上に掛け渡されるベースフレームと、
前記ベースフレームに沿って前記レールの幅方向に移動可能に設けられ、前記ベースフレームに直交して上方に延びるガイドポストをそれぞれ有した複数の測定器と、
前記ガイドポストに沿って上下方向に移動可能に設けられ、測定対象物に接触させられる測定アームと、
前記ガイドポストに沿った前記測定アームの移動量を測定するセンサと、
複数の前記測定器のそれぞれにおいて、前記センサで測定された前記測定アームの移動量から前記測定対象物の高さを算出し、複数の前記測定器間における前記測定対象物の高さの差を算出する演算部と、
前記演算部における演算結果を出力する結果出力部と、
を備えることを特徴とする測定装置。 - 前記測定アームは、前記ガイドポストの軸芯に平行な面に沿った板状とされていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
- 前記ベースフレームは、磁力により前記一対のレールに吸着する磁石を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
- 前記センサ、前記表示部および前記演算部に給電する電源をさらに備え、
前記電源および前記演算部は、前記ベースフレームとは別体とされ、前記センサおよび前記表示部とフレキシブルなケーブルを介して接続されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の測定装置。 - 前記表示部は、前記ベースフレームから下方に突出するよう設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の測定装置。
- 前記センサは、リニアセンサであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の測定装置。
- 前記測定対象物は、前記レール上を走行する車両の車軸を駆動する電動機の駆動軸と、前記駆動軸に継手を介して接続された前記車軸側の従動軸とであり、
複数の前記測定器で、前記駆動軸の高さと前記従動軸の高さを測定し、前記演算部で前記駆動軸と前記従動軸との芯ズレ量を算出することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177221A JP5265263B2 (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008177221A JP5265263B2 (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010014675A true JP2010014675A (ja) | 2010-01-21 |
JP5265263B2 JP5265263B2 (ja) | 2013-08-14 |
Family
ID=41700905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008177221A Expired - Fee Related JP5265263B2 (ja) | 2008-07-07 | 2008-07-07 | 測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5265263B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102151716A (zh) * | 2011-03-23 | 2011-08-17 | 无锡华联科技集团有限公司 | 槽道型钢弯曲机测定长装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106441043A (zh) * | 2016-11-09 | 2017-02-22 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种精度测量用的改进型辅助工装 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5383201A (en) * | 1976-12-28 | 1978-07-22 | Anzen Motor Car | Means for determining desired dimensions of vehichles |
JPS57187610A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-18 | Mitsubishi Electric Corp | Measuring device for coaxial degree of tubular and cylindrical objects |
JPS6269101U (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 | ||
JPH0178904U (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-26 |
-
2008
- 2008-07-07 JP JP2008177221A patent/JP5265263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5383201A (en) * | 1976-12-28 | 1978-07-22 | Anzen Motor Car | Means for determining desired dimensions of vehichles |
JPS57187610A (en) * | 1981-05-14 | 1982-11-18 | Mitsubishi Electric Corp | Measuring device for coaxial degree of tubular and cylindrical objects |
JPS6269101U (ja) * | 1985-10-22 | 1987-04-30 | ||
JPH0178904U (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-26 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102151716A (zh) * | 2011-03-23 | 2011-08-17 | 无锡华联科技集团有限公司 | 槽道型钢弯曲机测定长装置 |
CN102151716B (zh) * | 2011-03-23 | 2012-10-17 | 无锡华联科技集团有限公司 | 槽道型钢弯曲机测定长装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5265263B2 (ja) | 2013-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104760039B (zh) | 基于激光位移传感器的并联平台振动检测控制装置与方法 | |
JP6024589B2 (ja) | 内部欠陥測定装置 | |
KR100680347B1 (ko) | 토크측정기 검사장치 | |
JP6484287B2 (ja) | リニアガイドの損傷検知装置及び損傷検知方法 | |
EP2527785A1 (en) | Method and device for flatness measurement | |
KR101434215B1 (ko) | 강구 낙하형 판상 시료 다점 충격 테스트 장치 | |
TW201317543A (zh) | 平面度檢測裝置 | |
KR20130128846A (ko) | 기판 반송 로봇 핸드의 성능 테스트 장치 및 방법 | |
CN108871763B (zh) | 一种rv减速器检测装置 | |
JP5265263B2 (ja) | 測定装置 | |
CN104132607A (zh) | 一种农业机械底盘车架焊接变形检测平台 | |
KR101382143B1 (ko) | 자동식 스프링 강성 계측기 | |
JPS6232302A (ja) | 3次元測定方法及び装置 | |
JP2008051675A (ja) | 高架橋柱の最大応答部材角測定装置 | |
CA2920936C (en) | Alignment meter for a rail system | |
CN105136253B (zh) | 磁致伸缩液位计检测装置 | |
JP2011209187A (ja) | 摩耗量測定装置 | |
KR101947178B1 (ko) | 기판 반송 로봇 핸드의 성능 테스트 장치 및 방법 | |
JP2012247414A5 (ja) | ||
JP5353807B2 (ja) | 材料試験機 | |
CN104155534A (zh) | 天线检测距离自动测试设备 | |
CN202836871U (zh) | 杠杆式加载机零点平衡装置 | |
KR101080082B1 (ko) | 코일스프링의 편향각 측정기 | |
JP2009145157A (ja) | レール密着力測定装置 | |
KR101193069B1 (ko) | 소결대차의 사행측정장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |