JP2010014608A - 基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】高密度の配線パターンに対しても四端子測定を行うことのできる基板検査用の一対のプローブを提供する。
【解決手段】一対のプローブの各々が、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられる。一対のプローブの一方のプローブの前記接触部の少なくとも一部が、他方のプローブの内部に位置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回路基板上の配線パターン間の抵抗値の測定や断線検査のための基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具に関する。
この出願書類で使用する用語の「回路基板」は、半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアに限らず、プリント配線基板、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板など種々の配線が施される基板を総称する。即ち、回路基板には、四端子測定の対象となり得る全ての基板が含まれる。
近年、導通のみではなく回路基板の配線の抵抗値を正確に測定して導通検査を行うため、プローブの接触抵抗の影響を排除してその抵抗値を測定することができる四端子測定が使用されている。
そのような四端子測定では、電圧測定用プローブと電流印加用プローブとができるだけ接近して配置されて、同一検査点に確実に接触する必要があり、そのための手段が種々提案されている。
特開2005−315775号 この文献1には、2本のプローブを並列に並べて被検査点のパッドに接触させる構成が開示されている。
そのように、2本のプローブを並列に並べることによって行う四端子測定は、配線ピッチの間隔の広い配線パターンが形成されたものを検査する際には容易に対応できるが、比較的配線ピッチが狭く高密度の配線パターンが形成された基板を対象とする際には対応が難しい面がある。
また、球面を有する半田バンプに並列に並んだ2本のプローブを接触させると、2本のプローブが、反対方向に下降する球面に接触するため、互いに離れようとしてしまうという傾向を有していた。
配線ピッチが狭く高密度の配線パターンが形成された検査基板を対象として四端子測定を行うために、単位面積当たりの四端子プローブの本数を増加させることのできる基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具を提供する。
また、球面を有する半田バンプに2本のプローブを接触させる際であっても、2本のプローブを確実に半田バンプと接触させることのできる基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る基板検査用の一対のプローブは、各々が、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられ、さらに、一方のプローブの接触部の少なくとも一部が、他方のプローブの内部に位置することを特徴とする。
一対のプローブにおいて、他方のプローブの少なくとも一部が長手方向に沿った開口を有する壁面からなり、一方のプローブの本体の一部が開口に挿通されることによって一方のプローブの接触部の一部が、他方のプローブの内部に位置するようにしてもよい。
開口はスリットでもよく、一対のプローブに可撓性及び弾性を持たせてもよい。
また、本発明に係る一つのプローブは、各々が、内部に空間が形成されるようにその空間を囲むように配置された部材からなるとともに、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方を信号測定用のプローブとして用い、他方を信号供給用のプローブとして用いることができ、各プローブの部材の側面にそれぞれ開口が形成されていて、開口に他方のプローブの部材の一部が挿通されることにより、互いに、一方のプローブの接触部の一部が、他方のプローブの内部に位置するようにすることを特徴とする。
また、本発明に係る基板検査用治具は、各々が、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられる一対のプローブであって、一方のプローブの接触部の少なくとも一部が、他方のプローブの内部に位置する、一対のプローブを複数対備え、さらに、複数対のプローブの中の信号供給用のプローブを信号発生部に接続し、信号測定用のプローブを信号測定部に接続するとともに、それらを保持する保持プレートと、接触部の近くを保持して案内するガイドプレートとを備え、保持プレートと複数対のプローブとの間に、マイクロスプリングを配置したことを特徴とする。
本発明によると、高密度の配線パターンに対しても四端子測定を容易に行うことのできる基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具を提供することができる。
また、本発明によると、基板検査用治具のプローブの密度を高めることのできる基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具を提供することができる。
さらに、本発明によると、例えば、半田バンプのように球面を有する検査点に対しより確実に一対のプローブを接触させることのできる基板検査用の一対のプローブ及び基板検査用治具を提供することができる。
以下、本発明に係るプローブの望ましい実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、図中、同じ要素に対しては同じ符号を付して、重複した説明は省略する。
[四端子測定]
図1は、四端子測定の概念を説明するための図である。図1に示すように、回路基板16の配線の抵抗14を測定する際には、第1及び第2電圧プローブ12S1,12S2と第1及び第2電流プローブ10F1,10F2とを、その配線の抵抗14の両端に接触するように配置し、第1及び第2電流プローブ10F1,10F2を経由して、電流発生部10から配線の抵抗14に測定用の所定の大きさの電流を供給する。
それにより配線の抵抗14の両端部には電位差が発生するので、第1及び第2電圧プローブ12S1,12S2を介してその両端部の電位差を電圧測定部12で測定する。その電位差の値、つまり電圧値が求まると、測定用の電流値及びその測定した電圧値から配線の抵抗14の抵抗値を求めることができる。
この測定の際、一対の第1電流プローブ10F1と第1電圧プローブ12S1との間、また、他の一対の第1電流プローブ10F2と第1電圧プローブ12S2との間の配線のそれぞれの抵抗値を無視できるように小さくするため、それらの間の距離は小さいことが望ましい。
[基板検査用プローブの構成]
図2は、四端子測定によって基板の配線パターンの検査を行うための本発明に係る基板検査用治具を構成する一対のプローブの望ましい実施形態を示す。その一対のプローブは、電圧プローブ20Sと電流プローブ20Fとからなる。それらのプローブは、例えば、断面の直径が50から100μmで、厚みが10から15μmの、概略円筒状の部材を組み合わせたもので、それらのプローブにはそれぞれ長手方向に沿って均一の幅のスリット22,23(開口)が形成されている。電圧プローブ20Sのスリット22には、電流プローブ20Fの一部24が挿通され、電流プローブ20Fのスリット23には、電圧プローブ20Sの一部26が挿通されている。そのスリットの幅は、約10から20μmに亘って形成される。そのスリットの幅の大きさを変えることによって、2つのプローブのそれぞれの一部が互いに他方の内部に入り込む部分の長さの量を変えることができる。なお、このスリット22の幅は、上記の如き他方のプローブの内部に入り込むことができれば、特に限定されないが、少なくとも円筒プローブの厚み(絶縁膜の厚みを含む)より大きく円弧全体の1/4程度までの大きさが好ましい。例えば、最も大きなスリットを使用する場合には、電圧プローブ20Sの円周の4分の1の長さの円弧の長さを切り取ることによってスリット22を形成してもよい。
ここで、プローブの内部とは、プローブを形成する壁面によって形成される内部空間のことであり、図2の実施形態では、円筒形状のプローブの筒内部を指し示している。一対のプローブの内部空間に他方のプローブが収容されることにより、断面面積(平面における断面面積)が2つのプローブの断面面積の合計面積よりも小さくなる。
このスリット22の有する長さ方向の大きさは、図4では、長さ方向の全長に亘って形成されているが、一対のプローブが組み合わさって利用することができれば、全長にわたって形成されることには限定されない。ただし、少なくともプローブの全長の半分の長さを有することが望ましい。
電圧プローブ20Sと電流プローブ20Fとのそれぞれの全面にわたって絶縁膜が被覆されており、スリット22,23の端面にも絶縁膜が被覆されている。そのため、図2のように、スリット22,23に、それぞれのプローブの一部24,26が挿入された状態でも、電圧プローブ20Sと電流プローブ20Fと間の絶縁は保たれている。
この絶縁膜の厚みは、特に限定されないが、1から10μmに形成され、プローブの両先端を除く部分に形成されている。この除く部分の大きさは、特に限定されないが、当接する検査点や他の部材と確実に導通接触することができる長さを有しておく必要がある。
基板検査の際には、図2のように構成した一対のプローブを2組用いて、一方の対を第1の電流プローブ及び電圧プローブとし、他方の対を第2の電流プローブ及び電圧プローブとする。プローブの検査点に当接する側の先端は、鋸歯形状や先鋭形状に形成してもよい。
図3Aは、2組の一対のプローブ20−1,20−2を使用して四端子測定を行う状態を説明するための一部断面側面図である。検査対象は、基板34の表側(図3Aに向かって上側)に形成された比較的配線ピッチが狭く高密度の配線パターン部の半田バンプ30と31との間の配線36の抵抗値及び断線の有無とする。
2組の一対のプローブ20−1,20−2は同じ構造である。例えば一対のプローブ20−1は、電流発生部に接続されたプローブ20F1と、電圧測定部に接続されたプローブ20S1とからなる。そのプローブ20F1とプローブ20S1とのそれぞれには、図2に示すようなスリット22,23が形成されていて、それらのスリットの間に互いのプローブの一部24,26が挿通されている。プローブ20F1及びプローブ20S1のそれぞれの端部の接触部24C,26Cは、半田バンプ31と接触している。また、他方の一対のプローブ20−2は、電流発生部に接続されたプローブ20F2と、電圧測定部に接続されたプローブ20S2とからなる。そのプローブ20F2及びプローブ20S2も同様に、図2に示すように、それぞれにスリット22,23が形成されていて、それらのスリット22,23の間に互いのプローブの一部24,26が挿通されている。プローブ20F2及びプローブ20S2のそれぞれの端部の接触部24C,26Cは、半田バンプ30と接触している。なお、基板に形成される半田バンプの直径は、例えば、40から200μmである。
図3Bに、図3Aの破線の楕円Aで囲む部分の拡大図を示す。その図から明らかなように、プローブ20F2及びプローブ20S2のそれぞれの端部の接触部24C,26Cが、半田バンプ30の頂部から少し水平方向にずれた少し下方の位置と接触している。また、プローブ20F2の一部24の接触部24Cは、プローブ20S2の内部に位置しており、逆に、プローブ20S2の一部26の接触部26Cは、プローブ20F2の内部に位置する。
図3Cは、本発明に係る電流プローブ20F及び電圧プローブ20Sを半田バンプ35に接触させた場合のそれらのプローブの配置及び動きについて説明するための概略図である。それらの一対のプローブは、図2に示すように互いのスリット22,23に互いの一部24,26を挿通して組み合わせたものである。
図3Cに示すように、電流プローブ20F及び電圧プローブ20Sのそれぞれの端部の接触部24C,26Cを半田バンプ35に押し当てると、半田バンプ35は曲面を有しているため、それらの接触部24C及び接触部26Cは、それぞれ、図面に向かって、左下方及び右下方に滑り落ちようとする。それに伴い、電流プローブ20F及び電圧プローブ20Sの一部24,26が、それぞれ左及び右方向に移動しようとする。つまり、電流プローブ20Fは矢印MFで示すように左側に移動しようとする一方、電圧プローブ20Sは矢印MSで示すように右側に移動しようとする。そのため、それらは互いに近寄ることになる。その結果、電流プローブ20Fと電圧プローブ20Sとは当接して移動が止まるため、それらのプローブを半田バンプ35に押し付けようとする力が、効果的にそれらのプローブを半田バンプに接触させるための軸方向への力として利用されることになる。
また、図3Cから明らかなように、電流プローブ20F及び電圧プローブ20Sの幅が、それぞれの直径の合計値よりも小さいため、プローブの配置密度を高めることができる。
一方、図3Dには、従来のように、2本のプローブ12S,10Fを並列に並べた状態で半田バンプ35に接触させた状態を示す。その状態で、それぞれのプローブを半田バンプ35に押し付けると、左側に位置するプローブ12Sの接触部12Cは、半田バンプ35の左側の傾斜面を滑り落ちるように移動し、また、右側に位置するプローブ10Fの接触部10Cは、半田バンプ35の右側の傾斜面を滑り落ちるように移動する。それに伴い、それぞれの壁面12P,10Pがそれぞれ左側(矢印MS方向)及び右側(矢印MF方向)に移動するため、プローブ12S,10Fは、互いに離れる方向に移動することになる。つまり、それらのプローブ12S,10Fを半田バンプ35に押し付けるために加えた力は、それらのプローブと半田バンプ35とを引き離す方向への力と機能しており、それらを半田バンプに接触させるための力としては有効に機能していない。
次に、図4から図6に基づいて、本発明に係るプローブの組み立て方法について説明する。図4は、1本のプローブ20の平面図及び側面図である。その図に示すように、そこでは、内部に空間のある円筒状の部材をプローブ部材として用いる。そのプローブの長手方向の側面に沿って、スリット22が形成されている。そのスリット22の幅は、少なくとも他方のプローブ部材の一部が挿入できる大きさが必要である。そのスリットは、例えば、レーザーを用いて加工することができる。そのスリットを形成した後に、上下の端部の面を除いて全面に絶縁膜が被覆されている。
図5は、図4に示すプローブを2本準備し、それらを組み合わせている途中の過程を示す平面図及び側面図である。そこでは、一方のスリットは、プローブ20Sのスリット22に、他方のプローブ20Fの一部24を挿通し、また、他方のスリット23に、他方のプローブ20Sの一部26を挿通している。
図6は、それぞれのプローブ20F,20Sのスリット23,22に、互いに、他方の一部26,24を完全に挿通した状態を示す平面図及び側面図である。そのプローブの対を一対の電圧及び電流プローブとして用いる。
図7は、一対のプローブの組立工程の概略の流れを示す。最初に、ステップS71において、2本の円筒状のプローブ部材を準備する。次にステップS72において、図4に示すように、各プローブ部材の側面に長手方向に沿ってレーザーを照射して所定の幅の部分を取り除いてスリットを形成する。そのスリットの幅を広く形成すればするほど、2本のプローブを組み合わせた際の一対のプローブの直径方向への幅を小さくすることができる。ステップS73では、スリットを形成した後に、各プローブの全面に絶縁膜をコーティングする。ただし、電気的接触を行うための長手方向の両端部の面は除く。次に、ステップS74では、まず2本のプローブを長手方向に直列に配置して、図5に示すように、2本のプローブの内の一方のプローブの一部を他方のプローブのスリットに挿入し、相対的に長手方向に滑らせて移動して、図6に示すように、互いのプローブの一部の全長を他方のプローブのスリットに挿通させる。
図8は、3組の一対の電圧及び電流プローブ20−1,20−2,20−3を検査基板80上の半田バンプ30に接触させた状態の一例を示す。それらのプローブは、可撓性及び弾性を有する材料から形成されていて、端部が中間プレート84を貫通してベースプレート86によって保持されている。また、それらの先端部が、ガイドプレート82によって関連する半田バンプに導かれている。固定された端部は、それぞれ図示せぬ電流発生部及び電圧測定部に接続されている。
図8において、ベースプレート86及び中間プレート84を下降して、3組の一対の電圧及び電流プローブ20−1,20−2,20−3の接触部24C、26Cを半田バンプに接触させ、さらに、その下降を続けると、初めに真っ直ぐであった電圧及び電流プローブ20−1,20−2が、図8に示すように撓んで湾曲した状態になる。これは、基板80及び配線回路の表面に凹凸があったり、半田バンプの高さに多少の相違があったりするため、中間プレート84と半田バンプの頂面との間の距離が異なることがあり、その距離の相違を、その相違に応じてそれぞれのプローブが撓んで湾曲することによって吸収するためである。プローブは弾性を有するため、それを上昇させて半田バンプから離れるようにすると元のまっすぐな状態に戻ることができる。
また、図9は、図8と異なり、マイクロスプリング88を用いて3組の一対の電圧及び電流プローブ20−1,20−2,20−3を検査基板80上の半田バンプ30に接触させた状態の一例を示す。それらのプローブは、端部が中間プレート84を貫通してベースプレート86内に配置されたマイクロスプリング88の下端面に当接する。また、図8と同様に、測定のための先端部が、ガイドプレート82によって適切な半田バンプに導かれている。プローブの端部は、それぞれ電流発生部及び電圧測定部に接続されている。
図9において、ベースプレート86及び中間プレート84を下降して3組の一対の電圧及び電流プローブ20−1,20−2,20−3の接触部24C、26Cを半田バンプに接触させ、さらに、その下降を続けると、マイクロスプリングがプローブの端部から押されて縮むことになる。その縮む長さは、図8の場合と同様に、中間プレート84と半田バンプの頂面との距離の相違に対応する。それにより、基板80及び配線回路の表面の凹凸や半田バンプの高さの相違による誤差を吸収することができる。また、マイクロスプリングの付勢力によってより確実にプローブの接触部24C,26Cを半田バンプの表面に接触させることができる。
[代替例等]
以上、本発明の係る基板検査用治具の好ましい実施形態を説明したが、本発明はその実施形態に拘束されるものではなく、当業者が容易になしえる追加、削除、改変等は、本発明に含まれることを承知されたい。本発明の技術的範囲は、添付の特許請求の範囲の記載によって定められる。
上記の実施例では、直径方向への断面が円筒形状のプローブの実施例を説明したが、円筒形状のものでなくても、例えば、U字形状、V字形状、C字形状のように、一部に切欠を有するような形状のものであれば、どのような形状のものでもよい。
図1は、四端子測定法の概念を説明するための図である。 図2は、本発明に係る基板検査用治具に用いる一対のプローブの一実施形態の斜視図である。 図3Aは、本発明に係る基板検査用治具の2組の一対のプローブを検査対象の基板の半田バンプに接触させた状態を示す一部断面側面図である。 図3Bは、図3Aにおける破線の楕円で囲む部分の拡大図である。 図3Cは、本発明に係る基板検査用治具の一対のプローブを半田バンプに接触させた状態を説明するための側面図である。 図3Dは、従来の2本のプローブを並列に並べて半田バンプに接触させた状態を説明するための側面図である。 図4は、本発明に係る基板検査用治具に用いる1本のプローブを説明するための平面図及び側面図である。 図5は、本発明に係る基板検査用治具に用いる一対のプローブを組み立てる過程を説明するための平面図及び側面図である。 図6は、本発明に係る基板検査用治具に用いる一対のプローブを組み立てた状態を説明するための平面図及び側面図である。 図7は、本発明に係る基板検査用治具に用いる一対のプローブの組立工程を示す流れ図である。 図8は、3組の一対の電圧及び電流プローブを検査基板上の半田バンプに接触させた状態の一例を示す側面図である。 図9は、3組の一対の電圧及び電流プローブを検査基板上の半田バンプに接触させた状態の他の例を示す側面図である。
符号の説明
10:電圧測定部、 12:電流発生部、 20−1,20−2,20−3:一対のプローブ、 20S1,20S2,20S3:電圧プローブ、 20F1,20F2,20F3:電流プローブ、 22,23:スリット、 24,26:一部、 24C,26C:接触部

Claims (8)

  1. 各々が、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられる一対のプローブであって、
    一方のプローブの前記接触部の少なくとも一部が、他方のプローブの内部に位置する、一対のプローブ。
  2. 請求項1の一対のプローブにおいて、前記他方のプローブの少なくとも一部が長手方向に沿った開口を有する壁面からなり、前記一方のプローブの本体の一部が該開口に挿通されることによって前記一方のプローブの前記接触部の一部が、他方のプローブの内部に位置する、一対のプローブ。
  3. 請求項2の一対のプローブにおいて、前記開口がスリットである、一対のプローブ。
  4. 請求項1の一対のプローブにおいて、該一対のプローブが、可撓性及び弾性を有する、一対のプローブ。
  5. 各々が、内部に空間が形成されるようにその空間を囲むように配置された部材からなるとともに、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられる一対のプローブであって、
    各プローブの部材の側面にそれぞれ開口が形成されていて、該開口に他方のプローブの部材の一部が挿通されることにより、互いに、一方のプローブの前記接触部の一部が、他方のプローブの内部に位置する、一対のプローブ。
  6. 請求項5の一対のプローブにおいて、前記開口がスリットである、一対のプローブ。
  7. 請求項5の一対のプローブにおいて、該一対のプローブが、可撓性及び弾性を有する、一対のプローブ。
  8. 各々が、被検査基板上の被検査点に接触する接触部を有し、一方が信号測定用のプローブとして用いられ、他方が信号供給用のプローブとして用いられる一対のプローブであって、一方のプローブの前記接触部の少なくとも一部が、他方のプローブの内部に位置する、一対のプローブを複数対備え、さらに、
    前記複数対のプローブの中の信号供給用のプローブを信号発生部に接続し、信号測定用のプローブを信号測定部に接続するとともに、それらを保持する保持プレートと、
    前記接触部の近くを保持して案内するガイドプレートとを備え、
    前記保持プレートと前記複数対のプローブとの間に、マイクロスプリングを配置した、基板検査用治具。
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