JP2010014393A - 壁・天井汚れ防止換気扇 - Google Patents

Abstract

【課題】 従来の換気扇は、取り付けた換気扇周辺の壁・天井が汚れるという問題があった。これは取り付けた換気扇と壁・天井との隙間から、外気が取り付け面に沿うように流入し、周辺を汚すためである。
【解決手段】 隙間から流入する外気を防げば解決できる。それには、換気扇本体の鍔部分に気密材を設けて、鍔と壁・天井面が接する部分に気密性をもたせることで、その周辺部の汚れを防止できる。
【選択図】図２

Description

本発明は、壁・天井に取り付けた換気扇周辺の汚れを防止する換気扇に関する。

従来の技術には、壁汚れ防止カバーを取り付けて、周辺の壁汚れを防止するなどしたものがある（例えば、特許文献１参照。）。

以下、図３により従来の換気扇について説明する。図において４は換気扇を取り付けるための枠で、その中に換気扇本体１を鍔２が壁・天井面に接するまで差し入れて付属している蝶捻子で締め付けて固定するというものである（例えば、非特許文献１参照。）。

換気扇本体１を取り付けるためには、枠４との間に隙間が必要である。
特開平１１−５１４３１号 公報 「ナショナル 換気・送風機器カタログ２００７」、松下電工株式会社、２００７年、Ｐ．６４０、Ｐ．６５５

以上に述べた従来の換気扇では、換気扇本体と枠との間に隙間があるために、換気扇を運転することでその隙間から外気が流入し、鍔が接する壁・天井面に沿うように流れるため、その周辺を汚すことになる。

本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、換気扇を取り付けた周辺の壁・天井を汚すことのない換気扇を、実現することを目的とするものである。

そして、本発明は上記目的を達成するために、換気扇本体の鍔部分に気密材を設けて、鍔と壁・天井面が接する部分に気密性を保持させることである。

上記の課題解決手段による効果は次の通りである。すなわち、鍔と壁・天井面が接する部分に気密材があるために、換気扇本体と枠との間に隙間があっても外気の流入を防ぐことができる。

上述したように本発明の換気扇は、取り付けた換気扇周辺の壁・天井を汚すことのない換気扇を提供できる。

以下、本発明の実施の形態を図１に基づいて説明する。

図において、換気扇本体の鍔２に、気密材５を壁・天井面６と接する側に貼り付ける。

気密材５は、鍔２の形状や壁・天井面６の不陸を考慮し、なじみ易い軟らかめのスポンジ・ゴム・シリコン等帯状の物に両面接着テープを用いて貼り付ける。

本発明の実施形態を示す換気扇の断面図 気密材と鍔の部分断面図 従来の換気扇の断面図

符号の説明

１ 換気扇本体
２ 換気扇本体の鍔
３ 換気扇の化粧カバー
４ 換気扇の取付枠
５ 気密材
６ 壁・天井面

Claims (1)

1. 換気扇本体の鍔が接する壁・天井面との隙間から入る外気で、周辺の壁・天井が汚れるのを防止するため、鍔部分に気密材を設けて、外気が入らないようにした換気扇。

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