JP2010012872A - フロント・アンダーラン・プロテクタおよびその製造方法 - Google Patents

フロント・アンダーラン・プロテクタおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、車両の前方下部に設けられるフロント・アンダーラン・プロテクタおよびその製造方法に関し、生産性を従来より大幅に向上することを目的とする。
【解決手段】 車両の前方下部に長尺状のプロテクタ本体が配置されるフロント・アンダーラン・プロテクタにおいて、前記プロテクタ本体を、超ハイテン部の両側にハイテン部を一体形成して構成する。また、前記ハイテン部の外側を、後方に向けて成形する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両同士の衝突時に、一方の車両が他方の車両の下に潜り込むことを防止するために車両の前方下部に設けられるフロント・アンダーラン・プロテクタおよびその製造方法に関する。
フロント・アンダーラン・プロテクタは、トラック等の重量級車両の前方下部に設けられ、乗用車等の中軽量級車両との衝突(追突、正面衝突等)時に、それら中軽量級車両が重量級車両の下に潜り込むことを防止し、大事故を回避するためのものである。即ち、フロント・アンダーラン・プロテクタは、衝突時の車両潜り込み防止装置といえる。
図5に示すように、フロント・アンダーラン・プロテクタ1は、車両の前方下部に車幅方向に延出させて配置されるプロテクタ本体2と、プロテクタ本体2に取り付けられる取付ブラケット3と、取付ブラケット3と車体フレーム4とを連結するサポート5とを有している。
プロテクタ本体2は、矩形の閉断面形状を有しており、車両レイアウト上の制約から長手方向両端部が車両後方側に湾曲した形状を有することが多い。すなわち、プロテクタ本体2は、その長手方向中央部に形成され、車両の車幅方向とほぼ平行に延出する中央部と、中央部の長手方向両端部に連続して形成され、車両後方側に湾曲する湾曲部6とを有しており、車両のバンパーより前方に突出しないようになっている。
特開2006−36071号公報
ところで、上述したようにフロント・アンダーラン・プロテクタは衝突荷重を支持するものであるので、高い剛性を有することが要求される。そこで、図5に示すように、プロテクタ本体の中央部を超ハイテン(超高張力鋼)により形成し、この両側にハイテン(高張力鋼)からなる湾曲部6を溶接Wにより接合することが行われている。
しかしながら、超ハイテンからなる中央部の両側に、ハイテンからなる湾曲部6を溶接Wにより接合する方法では、溶接Wに多大な工数が必要になり生産性が低くなるという問題があった。なお、超ハイテンの両端部を成形して湾曲部を形成することは、超ハイテンの成形に対する自由度が低いため非常に困難である。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、生産性を従来より大幅に向上することができるフロント・アンダーラン・プロテクタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1のフロント・アンダーラン・プロテクタは、車両の前方下部に長尺状のプロテクタ本体が配置されるフロント・アンダーラン・プロテクタにおいて、前記プロテクタ本体を、超ハイテン部の両側にハイテン部を一体形成して構成してなることを特徴とする。
請求項2のフロント・アンダーラン・プロテクタは、請求項1記載のフロント・アンダーラン・プロテクタにおいて、前記ハイテン部の外側を、後方に向けて成形してなることを特徴とする。
請求項3のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法は、ハイテン材からなり横断面四角形状をした長尺状のパイプ部材の両側を除いた部分を熱処理し超ハイテン部を形成する工程と、前記パイプ部材の両側を後方に向けてプレス成形する工程とを有することを特徴とする。
請求項4のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法は、請求項3記載のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法において、前記熱処理は、高周波焼き入れであることを特徴とする。
請求項5のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法は、請求項3または請求項4記載のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法において、前記プレス成形により前記パイプ部材の後側を陥没させることを特徴とする。
請求項1のフロント・アンダーラン・プロテクタでは、超ハイテン部の両側にハイテン部を一体形成するようにしたので、超ハイテン部の両側にハイテン部を溶接する必要がなくなる。従って、生産性を従来より大幅に向上することができる。
請求項2のフロント・アンダーラン・プロテクタでは、ハイテン部の外側を、後方に向けて成形したので、車両のバンパーに干渉することがなくなる。
請求項3のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法では、パイプ部材の両側を除いた部分を熱処理し超ハイテン部を形成した後、パイプ部材の両側を後方に向けてプレス成形するようにしたので、フロント・アンダーラン・プロテクタを容易,確実に製造することができる。
請求項4のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法では、高周波焼き入れにより超ハイテン部を形成するようにしたので、超ハイテン部を容易,確実に形成することができる。
請求項5のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法では、プレス成形によりパイプ部材の後側を陥没させるようにしたので、湾曲部を容易,確実に形成することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明のフロント・アンダーラン・プロテクタの一実施形態を示している。
図1において符号11は、トラックのフレームを示している。フレーム11は、水平方向に間隔をおいて配置される一対の縦フレーム13を有している。一対の縦フレーム13の間には、横フレーム15が配置されている。縦フレーム13の先端の下部には、ブラケット17がボルト等により固定されている。
フロント・アンダーラン・プロテクタは、プロテクタ本体19およびブラケット21を有している。ブラケット21は、プロテクタ本体19に溶接等により固定されている。ブラケット21は、縦フレーム13に固定されるブラケット17に、ボルト等により固定される。
プロテクタ本体19は、中央部23および湾曲部25を有している。中央部23は、プロテクタ本体19の長手方向の中央に形成され、トラックの車幅方向とほぼ平行に直線状に延出される。湾曲部25は、中央部23の長手方向の両側に一体に形成され、トラックの後方側に湾曲されている。
プロテクタ本体19の中央部23は、図2の(a)に示すように、横断面矩形状とされている。湾曲部25は、図2の(b)に示すように、プレス成形により後側を陥没し凹部25aを形成して構成されている。
プロテクタ本体19は、図3に示すように、超ハイテン部Aの両側にハイテン部Bを一体形成して構成されている。ハイテン部Bには、湾曲部25が形成されており、ハイテン部Bの内側が超ハイテン部Aとされている。
上述したフロント・アンダーラン・プロテクタは、例えば、以下述べるようにして製造される。
先ず、ハイテン材からなる所定長さの丸パイプが引き抜き加工され、断面形状が矩形形状をしたパイプ部材を得る。次に、パイプ部材の中央部23を高周波焼き入れし、超ハイテン部Aを形成する。次に、パイプ部材の両側のハイテン部Bをプレス成形し湾曲部25を形成する。この湾曲部25は、プレス成形によりパイプ部材の後側を陥没し凹部25aを形成し、同時にパイプ部材を後側に折曲して形成される。そして、最後に、パイプ部材にブラケット21が溶接等により固定されフロント・アンダーラン・プロテクタが製造される。
上述したフロント・アンダーラン・プロテクタでは、超ハイテン部Aの両側にハイテン部Bを一体形成するようにしたので、超ハイテン部Aの両側にハイテン部Bを溶接する必要がなくなる。従って、生産性を従来より大幅に向上することができる。また、ハイテン部Bの外側を、後方に向けて成形したので、車両のバンパーに干渉することがなくなる。
上述したフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法では、パイプ部材の両側を除いた部分を熱処理し超ハイテン部Aを形成した後、パイプ部材の両側を後方に向けてプレス成形するようにしたので、フロント・アンダーラン・プロテクタを容易,確実に製造することができる。また、高周波焼き入れにより超ハイテン部Aを形成するようにしたので、超ハイテン部Aを容易,確実に形成することができる。そして、プレス成形によりパイプ部材の後側を陥没させるようにしたので、湾曲部25を容易,確実に形成することができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した実施形態では、プロテクタ本体19の中央を高周波焼き入れして超ハイテン部Aを形成した例について説明したが、高周波焼き入れ以外の方法により超ハイテン部を形成しても良い。
(2)上述した実施形態では、トラックに本発明を適用した例について説明したが、各種車両に広く適用することができる。
(3)上述した実施形態では、図2に示すようにプロテクタ本体19の高さをHとした例について説明したが、例えば、図4に示すように、プロテクタ本体19Aの上面に補助部材19Cを溶接し、補助部材19Cを含んだ高さをHにしても良い。これにより材料費を低減することができる。
(4)上述した実施形態では、プロテクタ本体19の中央を高周波焼き入れし超ハイテン部Aを形成した後、プレス成形により湾曲部25を形成した例について説明したが、湾曲部25を形成した後、超ハイテン部Aを形成しても良い。
本発明のフロント・アンダーラン・プロテクタの一実施形態をトラックのフレームとともに示す説明図である。 図1のプロテクタ本体の中央部および湾曲部の横断面を示す説明図である。 図1のプロテクタ本体の超ハイテン部およびハイテン部を示す説明図である。 フロント・アンダーラン・プロテクタの他の例を示す説明図である。 従来のフロント・アンダーラン・プロテクタを示す説明図である。
符号の説明
19 プロテクタ本体
23 中央部
25 湾曲部
25a 凹部
A 超ハイテン部
B ハイテン部

Claims (5)

  1. 車両の前方下部に長尺状のプロテクタ本体が配置されるフロント・アンダーラン・プロテクタにおいて、
    前記プロテクタ本体を、超ハイテン部の両側にハイテン部を一体形成して構成してなることを特徴とするフロント・アンダーラン・プロテクタ。
  2. 請求項1記載のフロント・アンダーラン・プロテクタにおいて、
    前記ハイテン部の外側を、後方に向けて成形してなることを特徴とするフロント・アンダーラン・プロテクタ。
  3. ハイテン材からなり横断面四角形状をした長尺状のパイプ部材の両側を除いた部分を熱処理し超ハイテン部を形成する工程と、
    前記パイプ部材の両側を後方に向けてプレス成形する工程と、
    を有することを特徴とするフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法。
  4. 請求項3記載のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法において、
    前記熱処理は、高周波焼き入れであることを特徴とするフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法。
  5. 請求項3または請求項4記載のフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法において、
    前記プレス成形により前記パイプ部材の後側を陥没させることを特徴とするフロント・アンダーラン・プロテクタの製造方法。
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JP2004299556A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Press Kogyo Co Ltd アンダーラン・プロテクタ及びその製造方法
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JP2008120227A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Aisin Seiki Co Ltd 車両用衝撃吸収具の製造方法

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