JP2010012122A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロースタ加熱室20の両側に設けられ前端部にドアが取付けられたスライド手段21と、このスライド手段21に着脱可能に装着されロースタ加熱室内から引き出し可能に配置される受け皿31と、スライド手段21の内部にスライド手段21を冷却する冷却手段とを設けた。
【選択図】図2
Description
図1は本発明の実施の形態1に係るシステムキッチンのキャビネットに組込まれる加熱調理器の斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3はロースタ加熱室から引き出しレールを引出した状態の斜視図及びドアの斜視図、図4は引き出しレールの断面図、図5はロースタ加熱室の模式的縦断面図、図6は図5の背面側の模式的説明図である。
また、中央仕切り板9の一方の側(操作パネル10の背面側)には、上下方向に複数に仕切られた制御室14が設けられており、誘導加熱コイル13a〜13cの駆動回路やロースタ加熱室20などの制御部を構成する回路基板15a〜15cがそれぞれ設置されている(以下、これらを総称して制御部ということがある)。
21はロースタ加熱室20の両側壁の下部に沿って設けられた受け皿のスライド手段を構成する引き出しレールで、図2〜図4に示すように、開口部をロースタ加熱室20側にしてレール固定板16a,16bに固定された断面ほぼC字状の一対の固定レール22a,22b(以下、単に22と記すことがある)と、断面形状が固定レール22より小さいほぼC字状で、開口部を固定レール22側にしてロースタ加熱室20の側壁に沿って、固定レール22内に摺動自在に収容された一対の可動レール23a,23b(以下、単に23と記すことがある)と、固定レール22と可動レール23との間に介装されたベアリング(玉)24とからなり、可動レール23の内側と固定レール22との間には長手方向に沿って冷却手段を構成する通風路25が形成されている。なお、レール固定板16a,16bを省略し、固定レール22a,22bを、本体ケース1の側壁と中仕切り板9に取付けてもよい。
これら第1、第2の排気ダクト43,44は一部に重複領域(図6)を有し、この重複領域にはモータで駆動される1台の排気ファン45が設けられている。そして、第1、第2の排気ダクト43,44は、共通ダクト46を介して本体ケース1の後部に設けた天板排気口5に連通している。
調理鍋等に入れられた調理物を調理する場合は、調理鍋を天板2の載置部6a〜6cのいずれかの上(例えば、6a)に載置し、操作パネル10の電源スイッチをONして、調理鍋が載置された載置部6aに対応した誘導加熱コイル13aに通電し、調理鍋を加熱して調理を行う。
このため、引き出しレール21は、十分安全な温度に保持されるので、加熱調理後に引き出しレール21を引き出して可動レール23が露出した際、使用者がこれに触れても安全である。
しかし、本実施の形態によれば、引き出しレール21は十分冷却されるので、ロースタ加熱室20において加熱調理中もベアリング24を低温に保持することができ、このため、耐熱性の高い高価な潤滑剤を用いる必要がなく、安価な潤滑剤を使用することができる。
図7は本発明の実施の形態2に係る加熱調理器のロースタ加熱室の模式的断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1に係るロースタ加熱室20において、第1、第2の排気ダクト43,44の重複領域に設けた排気ファン45を省略し、ドア35に設けたドア給気口37a,37bに、例えばファンモータからなる吸気ファン47a,47b(以下、単に47と記すことがある)を設置したものである。
一方、ドア35のドア外気取入口38から連結部材28の外気取入口30を介してロースタ加熱室20内に流入した外気は、主としてロースタ加熱室20内に生じた自然対流と、吸気ファン47によって通風路25に押し込まれる外気の誘引効果とによって排気が促進され、重複領域において引き出しレール21の通風路25から送られた外気と合流し、共通ダクト46を介して天板排気口5から排出される。
また、ロースタ加熱室20の後部に設けた排気ファン45を省略したので後部の空間部を拡大することができ、有効利用することができる。
図8は本発明の実施の形態3に係る加熱調理器のロースタ加熱室の要部の説明図である。なお、実施の形態1,2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、受け皿31の引き出しレール21の可動レール23a,23bの長手方向(奥行方向)に、複数の外気吹出し口26を設けると共に、ロースタ加熱室20の両側壁に、この外気吹出し口26に対向してそれぞれ開口部27を設け、また、受け皿31の下面の幅方向(図の左右方向)に、外気吹出し口26から流入した外気との接触面積を増大するための、開口部27に対応した高さのリブ32を、奥行方向に所定の間隔で複数個平行に設けたものである。なお、48はロースタ加熱室20の底板上に設けられ、受け皿31の底面に接触又は近接して受け皿31の温度を検出する温度センサで、その検出信号は制御室14に設けた制御部へ送られる。
また、温度センサ48により受け皿31の温度を検知し、これが所定の温度を超えたときは吸気ファン47を制御して、通風路25、したがってロースタ加熱室20内に吹き込まれる外気の量を増加するようにしたので、受け皿31の温度を常に所定温度以下に保持することができる。
本例によれば、通風路25からロースタ加熱室20内に吹き出した外気が、乱流促進体33に衝突して乱流化が促進され、これにより、受け皿31の底面との伝熱面積を増大させ、冷却効率を向上することができる。その他の作用、効果は、図8の場合と同様である。
図10は本発明の実施の形態4に係る加熱調理器のロースタ加熱室の模式的断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1〜3に係る加熱調理器において、ロースタ加熱室20に設けた排気ファン45又は吸気ファン47の回転を検知して、その検知信号を制御部へ送る回転検出器49を設けたものである。
そして、回転検出器49により排気ファン45又は吸気ファン47の回転が検出されないか、又は検出された回転数が所定の回転数以下であったときは、制御部はロースタ加熱室20の駆動を中止して、加熱調理を行わないようにしたものである。
Claims (17)
- ロースタ加熱室の両側に設けられ前端部にドアが取付けられたスライド手段と、該スライド手段に着脱可能に装着され前記ロースタ加熱室内から引き出し可能に配置される受け皿と、前記スライド手段の内部に前記スライド手段を冷却する冷却手段とを設けたことを特徴とする加熱調理器。
- 前記冷却手段は、前記スライド手段の内部に冷却風を通して該スライド手段を冷却する通風路を備えたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記通風路は、外気を流入することを特徴とする請求項2記載の加熱調理器。
- 上部が開口された本体ケース、天板吸気口及び天板排気口を有し、前記本体ケースの上部開口部に装着された天板、前記本体ケース内に設けられた加熱手段、制御部、ほぼ箱状で前面が開口され後部にロースタ排気口が設けられたロースタ加熱室等を備えた加熱調理器において、
前記ロースタ加熱室は、その両側に設けられ前端部にドアが取付けられたスライド手段と、該スライド手段に着脱可能に装着され前記ロースタ加熱室内に配置される受け皿とを有し、
前記スライド手段に、前記ドアから流入した外気を通して該スライド手段を冷却する通風路を設けたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記スライド手段のドアに、前記通風路に連通するドア吸気口を設け、又はドア吸気口及び前記ロースタ加熱室に連通するドア外気取入口を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記ドアの前面側にハンドルを設け、該ハンドルの背面側のドアに前記ドア吸気口又はドア吸気口及びドア外気取入口を設けたことを特徴とする請求項5記載の加熱調理器。
- 前記ロースタ加熱室に、前記通風路と共通ダクトとを連通する第1の排気ダクトを設けると共に、前記ロースタ排気口と前記共通ダクトとを連通する第2の排気ダクトを設け、前記第1、第2の排気ダクトの重複領域に排気ファンを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記ロースタ加熱室に、前記通風路と前記共通ダクトとを連通する第1の排気ダクトを設けると共に、前記ロースタ排気口と前記共通ダクトとを連通する第2の排気ダクトを設け、前記スライド手段のドアに、前記通風路に連通するドア吸気口を設け、該ドア吸気口に吸気ファンを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記ロースタ加熱室に、前記通風路と前記共通ダクトとを連通する第1の排気ダクトを設けると共に、前記ロースタ排気口と前記共通ダクトとを連通する第2の排気ダクトを設け、前記スライド手段のドアに、前記通風路に連通する一対のドア吸気口を設けて該ドア吸気口をドア外気取入口で連通し、該ドア外気取入口に吸気ファンを設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記スライド手段は、前記ロースタ加熱室の両側において、開口部を該ロースタ加熱室側にして前記本体ケースに固定された断面ほぼC字状の一対の固定レールと、開口部を前記固定レール側にして該固定レール内に前記受け皿の引き出し方向にスライド自在に挿入された断面ほぼC字状の一対の可動レールと、前記固定レールと可動レールとの間に介装されたベアリングとを有し、前記固定レールと可動レールとの間に通風路を形成したことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記一対の可動レールの前端部を連結する連結部材に、前記通風路と連通する通気口を形成したことを特徴とする請求項10記載の加熱調理器。
- 前記スライド手段の可動レールの長手方向に複数の外気吹出し口を設けると共に、前記ロースタ加熱室の側壁に前記外気吹出し口に対向して開口部を設けたことを特徴とする請求項10または11のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記受け皿に接触又は近接する温度センサを設けたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記外気吹出し口と前記受け皿の下方が連通するように構成し前記受け皿の底下面に前記外気吹出し口と直交するリブを設けたことを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記リブは前記受け皿の奥行方向に所定の間隔で複数設けたことを特徴とする請求項14記載の加熱調理器。
- 前記受け皿の下面に、複数の突起を設けたことを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記排気ファン又は吸気ファンに回転検出器を設け、該回転検出器により前記排気ファン又は吸気ファンの回転が検出されないか又は所定の回転数より低い場合は、前記ロースタ加熱室に設けた加熱手段を停止させることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の加熱調理器。
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- 2008-07-07 JP JP2008176502A patent/JP4746073B2/ja active Active
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