JP2010011940A - 内視鏡の挿入部 - Google Patents

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Riichiro Takeshita
利一郎 竹下
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Abstract

【課題】挿入部可撓管とその先端に連結された湾曲部との連結部からの水漏れ防止を、より確実に行うことができる内視鏡の挿入部を提供すること。
【解決手段】可撓管外皮13には、湾曲部外皮24の後端面24aの真後ろに隣接して斜め前方外側に向いた斜面13aが形成されて、湾曲部外皮24の後端面24aと可撓管外皮13の斜面13aとの間の隙間の空間41に接着剤42が充填、固着された構成を有する内視鏡の挿入部において、可撓管外皮13に形成された斜面13aが、グラインダ切削により形成された粗面である。
【選択図】 図1

Description

この発明は内視鏡の挿入部に関する。
内視鏡の挿入部においては一般に、遠隔操作により屈曲する湾曲部が挿入部可撓管の先端に連結されている。そして、ゴムチューブ製の湾曲部外皮の最後端部分が連結部に緊縛固定されて、その緊縛部分に接着剤が塗布、固着されている(例えば、特許文献1、2)。
しかし、単純にそのような構成を採ると、湾曲部外皮の後端部と挿入部可撓管の前端部との隙間から内部への水漏れ防止が不確実になる可能性がある。そこで、可撓管外皮の最先端部分の外周面に湾曲部外皮の最後端部分を外側から重ね合わせて緊縛固定して、そこに接着剤を塗布、固着した構成を採っている(例えば、特許文献3、4)。
特開平8−308791 特開2002−17657 特開2007−252560 特開平10−137175
特許文献3、4に記載された発明においては、図5に示されるように、挿入部可撓管91の外装部材である可撓管外皮93の最先端部分の外周面に、湾曲部92の外装部材である湾曲部外皮94の最後端部分が重ね合わされて緊縛糸95で緊縛固定されている。
その結果、図5の部分拡大図である図6に示されるように、可撓管外皮93の先端(図において左端)部分付近に、湾曲部外皮94の後端面94aの真後ろに隣接して斜め前方外側に向いた斜面93aが形成され、そのような可撓管外皮93側の斜面93aと湾曲部外皮94の後端面94aとの間に形成される隙間の空間96に、接着剤97が充填、固着されている。
しかし、そのような可撓管外皮93側の斜面93aは、押し出し成形された可撓管外皮93の表面の材質そのままの滑面なので接着剤97の結合力が弱く、接着剤97が短期間で剥離してしまう場合がある。すると、緊縛糸95がほつれて外れ易くなって、内視鏡内部への水漏れが発生する場合があった。
本発明は、挿入部可撓管とその先端に連結された湾曲部との連結部からの水漏れ防止を、より確実に行うことができる内視鏡の挿入部を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の挿入部は、遠隔操作により屈曲する湾曲部が挿入部可撓管の先端に連結されて、挿入部可撓管の外装部材である合成樹脂製の可撓管外皮の最先端部分の外周面に、湾曲部の外装部材である湾曲部外皮の最後端部分が外側から重ね合わされて緊縛固定され、可撓管外皮には、湾曲部外皮の後端面の真後ろに隣接して斜め前方外側に向いた斜面が形成されて、湾曲部外皮の後端面と斜面との間の隙間の空間に接着剤が充填、固着された構成を有する内視鏡の挿入部において、可撓管外皮に形成された斜面が、グラインダ切削により形成された粗面になっているものである。
なお、可撓管外皮に形成された斜面だけでなく、湾曲部外皮の最後端部分が外側から重ね合わされる可撓管外皮の最先端部分の外周面も、グラインダ切削により形成された粗面であってもよい。
本発明によれば、湾曲部外皮の後端面の真後ろに隣接して可撓管外皮に形成された斜面が、グラインダ切削により形成された粗面になっていることにより、その部分に接着剤が強固に安定して結合するので、挿入部可撓管とその先端に連結された湾曲部との連結部からの水漏れ防止をより確実に行うことができる。
遠隔操作により屈曲する湾曲部が挿入部可撓管の先端に連結されて、挿入部可撓管の外装部材である合成樹脂製の可撓管外皮の最先端部分の外周面に、湾曲部の外装部材である湾曲部外皮の最後端部分が外側から重ね合わされて緊縛固定され、可撓管外皮には、湾曲部外皮の後端面の真後ろに隣接して斜め前方外側に向いた斜面が形成されて、湾曲部外皮の後端面と斜面との間の隙間の空間に接着剤が充填、固着された構成を有する内視鏡の挿入部において、可撓管外皮に形成された斜面が、グラインダ切削により形成された粗面になっている。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は内視鏡を示しており、体腔内に挿入される挿入部可撓管1の先端部分に連結された湾曲部2は、挿入部可撓管1の基端に連結された操作部3からの遠隔操作により、任意の方向に任意の角度だけ屈曲させることができる。
4は、操作部3に配置された湾曲操作ノブである。湾曲部2の先端に連結された先端部本体5には、図示されていない観察窓や照明窓等が配置されている。10は、挿入部可撓管1と湾曲部2との連結部である。
図4は、その連結部10付近を示しており、挿入部可撓管1は、例えば金属帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成された二重の螺旋管11の外面に、金属細線材を編組して筒状に形成された網状管12を被覆し、さらに外装部材である合成樹脂製の可撓管外皮13を網状管12の外面に密着被覆して構成されている。
可撓管外皮13は、押出成形又はディッピング等で円筒状に形成されている。ただし、長尺のチューブを切断して用いてもよい。31は、螺旋管11と網状管12の先端部分に半田付け等で固着された金属製の可撓管先端口金である。
湾曲部2は、短筒状に形成された複数の(例えば5〜30個程度の)関節輪21をリベット22等で回動自在に連結して、その外面に網状管23を被覆し、さらに外装部材である合成樹脂製の湾曲部外皮24を網状管23の外面に被覆して構成されている。25は湾曲操作ワイヤであり、挿入部可撓管1内ではガイドコイル14内に通されている。
32は、後端の関節輪21aと網状管23の後端部分に固着された金属製の湾曲部後端口金であり、組み立て工程で挿入部可撓管1のユニットと湾曲部2のユニットを連結する際には、可撓管先端口金31と湾曲部後端口金32とが嵌合連結されて、その状態がビス止め固定される。
図1は、連結部10を拡大して示しており、可撓管先端口金31の外周面において、可撓管外皮13の最先端部分の外周面に、湾曲部外皮24の最後端部分が外側から重ね合わされて緊縛糸40で緊縛固定されている。
可撓管先端口金31の外周面は、可撓管外皮13の外周に重ね合わされた湾曲部外皮24の外径寸法がその前後位置の可撓管外皮13及び湾曲部外皮24の外径寸法と略等しくなるように、可撓管外皮13と湾曲部外皮24とが重ね合わされる部分だけがその前後の領域より小さな外径に窪んだ形状に形成されている。31aがその窪み部である。
その結果、可撓管外皮13が窪み部31a内に後方(図において右方)から落ち込む領域には、湾曲部外皮24の後端面24aの真後ろに隣接する位置に、斜め前方外側を向いた斜面13aが形成されている。なお、斜面13aは平面ではなく円周方向の全周に形成されているので、厳密には円錐面である。
図2は、製造工程において、湾曲部外皮24が取り付けられる直前の状態を示しており、可撓管外皮13の斜面13aは、可撓管外皮13が成形されたままの滑面の状態ではなく、二点鎖線で図示されている素材面からグラインダ切削により切削されて粗面の状態にされている。
グラインダ切削加工されることにより、斜面13aの角度(挿入部可撓管1の軸線に対する角度≒θ)を例えば30〜60°の範囲の所定どおりの角度に正確に安定して形成することができる。
また、斜面13aだけでなく、湾曲部外皮24の最後端部分が重ね合わされる可撓管外皮13の最先端部分の外周面13bも、二点鎖線で図示されている素材面から、可撓管先端口金31の外周面と同一径になるまでグラインダ切削により切削されて粗面の状態にされている。
そのようなグラインダ切削加工の後、図1に示されるように、可撓管先端口金31の窪み部31aに可撓管外皮13と湾曲部外皮24とが重ね合わされ、その各圧着面にはシール剤又は接着剤が塗布されて、外面から緊縛糸40で緊縛固定されている。
そして、湾曲部外皮24の後端面24aと可撓管外皮13の斜面13aとの間に形成される断面形状が三角形の隙間の空間(円周溝)41、及びその空間41の外面から緊縛糸40の外面にわたって、エポキシ系等の接着剤42が、充填、固着されている。
このようにして、可撓管外皮13の斜面13aが所定どおりの角度で粗面に形成されていることにより、接着剤42が斜面13aに強固に安定した状態に結合する。また、湾曲部外皮24の後端部分が重ね合わされてシールされる可撓管外皮13の先端部分の外周面13bが可撓管先端口金31の外周面と同一径の粗面に形成されていることで、湾曲部外皮24と可撓管外皮13との重ね合わせ部分のシールも強固に行われるので、挿入部可撓管1と湾曲部2との連結部10からの水漏れ防止を確実に行うことができ、製造も極めて容易である。
本発明の実施例の内視鏡の挿入部の挿入部可撓管と湾曲部との連結部の部分拡大側面断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の挿入部の挿入部可撓管と湾曲部との連結部の製造工程の途中の状態の部分拡大側面断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の外観図である。 本発明の実施例の内視鏡の挿入部の挿入部可撓管と湾曲部との連結部の側面断面図である。 従来の内視鏡の挿入部の挿入部可撓管と湾曲部との連結部の側面断面図である。 従来の内視鏡の挿入部の挿入部可撓管と湾曲部との連結部の部分拡大側面断面図である。
符号の説明
1 挿入部可撓管
2 湾曲部
10 連結部
13 可撓管外皮
13a 斜面
24 湾曲部外皮
24a 後端面
31 可撓管先端口金
31a 窪み部
40 緊縛糸
41 隙間の空間
42 接着剤

Claims (2)

  1. 遠隔操作により屈曲する湾曲部が挿入部可撓管の先端に連結されて、上記挿入部可撓管の外装部材である合成樹脂製の可撓管外皮の最先端部分の外周面に、上記湾曲部の外装部材である湾曲部外皮の最後端部分が外側から重ね合わされて緊縛固定され、上記可撓管外皮には、上記湾曲部外皮の後端面の真後ろに隣接して斜め前方外側に向いた斜面が形成されて、上記湾曲部外皮の後端面と上記斜面との間の隙間の空間に接着剤が充填、固着された構成を有する内視鏡の挿入部において、
    上記可撓管外皮に形成された斜面が、グラインダ切削により形成された粗面であることを特徴とする内視鏡の挿入部。
  2. 上記可撓管外皮に形成された上記斜面だけでなく、上記湾曲部外皮の最後端部分が外側から重ね合わされる上記可撓管外皮の最先端部分の外周面も、グラインダ切削により形成された粗面である請求項1記載の内視鏡の挿入部。
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