JP2010011679A - 誘導機 - Google Patents
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Abstract
【課題】誘導機において、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータに流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現することである。
【解決手段】誘導機である誘導電動機10は、複数のステータ巻線14u,14v,14wを有するステータ12と、複数のロータ巻線18a,18b,18cを有するロータ16とを備える。ロータ16は、異なる2個ずつの相のロータ巻線18a,18b,18cの端部同士を複数の短絡部20により接続するとともに、一部の短絡部20にロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するようにコンデンサ22を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】誘導機である誘導電動機10は、複数のステータ巻線14u,14v,14wを有するステータ12と、複数のロータ巻線18a,18b,18cを有するロータ16とを備える。ロータ16は、異なる2個ずつの相のロータ巻線18a,18b,18cの端部同士を複数の短絡部20により接続するとともに、一部の短絡部20にロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するようにコンデンサ22を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、ステータに対向するロータと、を備える誘導機に関する。
従来から知られている誘導電動機等の誘導機は、周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、ステータに対向するロータとを備える。このような誘導機において、ステータは、回転磁界を発生させるための1次巻線である複数のステータ巻線を有し、ロータは、誘導電流を流すための2次巻線である複数のロータ巻線を有する巻線形誘導機が考えられている。巻線形誘導機では、複数の1次巻線が発生する回転磁束によって、複数の2次巻線に起電力が発生する。この場合、複数の2次巻線同士を短絡させると、発生した起電力によって、複数の2次巻線、及び2次巻線間に誘導電流と呼ばれる電流が流れる。このため、誘導電流により、ロータ側に回転磁束が発生し、ロータ側の回転磁束とステータ側の回転磁束との相互作用により、ロータを回転駆動させる力である駆動力が生じる。
誘導電動機には、ロータが、ロータコアに分布巻き等により巻装された2次巻線を有する巻線形誘導電動機と、ロータが、鉄心等により構成するロータコアに設けられた孔部に、多数の電気導体、すなわち導電体を挿入し、ロータコアの両端側で、多数の導電体の端部同士を一体の短絡リングにより短絡するように連結することにより2次導体を構成するかご形誘導電動機とがある。通常、かご形誘導電動機は、2次導体をアルミニウム等のダイキャストにより一体成形することにより構成できるため、十分な剛性を有し、かつ、安価に製造できる。このため、かご形誘導電動機は、かなり多くの分野で利用されている。
上記のような誘導機の場合、複数のステータ巻線が発生する回転磁束の回転速度に対して、ロータの回転速度が遅くなるようにロータを回転させ、ステータ側の回転磁束の回転速度とロータの回転速度との間に差速を生じさせることで、ロータにその差速に比例した誘導起電力を発生させ、ロータ側に誘導電流を流す。すなわち、ステータ巻線が生成する回転磁束と、ロータに流れる誘導電流とにより、誘導機の駆動力が発生する。誘導起電力を発生させる差速の周波数と、コイル付ステータ側の回転磁束の回転速度の周波数との比は、すべりと呼ばれる。
なお、本発明に関連する先行技術文献として、特許文献1がある。
なお、本発明に関連する先行技術文献として、特許文献1がある。
上記のような従来から考えられている誘導機の場合、ロータ巻線等の2次導体に発生する誘導起電力はすべりに比例して増大するが、すべりの増大に伴ってロータ側のインピーダンスも増大するため、誘導電流をすべりの全範囲にわたって十分に大きくすることが困難であり、誘導機の駆動力を実用上十分に大きくする面から改良の余地がある。これについて、図12、図13を用いて説明する。
図12は、従来から考えられている誘導機において、ステータ側の回転磁束の回転速度とロータの回転速度との間の差速の周波数である、すべり周波数と、ロータ側のインピーダンスZとの関係の1例を示す図である。図13は、従来から考えられている誘導機において、すべり周波数と、ロータに流れる誘導電流Irとの関係の1例を示す図である。図12に示すように、従来から考えられている誘導機では、すべり周波数が増大すると、ロータ側のインピーダンスZがすべり周波数にほぼ比例して上昇する。このため、すべり周波数の増大にともなって、誘導起電力が増大しても、図13に実線aで示すように、誘導電流Irをすべり周波数の全範囲で十分に増大させることができない可能性がある。
これに対して、本発明者は、例えば、図13に破線b、一点鎖線cで示すように、少なくともすべり周波数のある領域でも誘導電流Irを十分に大きくできれば、誘導電流Irを大きくできるすべり域を適切に設定することにより、誘導機の実用上必要とされる駆動力を十分に高くでき、誘導機の高性能化を図れると考えた。これに対して、このような構造を実現するために、例えば、かご形誘導電動機を構成する2次導体の材料をアルミニウムから銅に変える等の材料変更を行ったり、2次導体を大型化することにより、インピーダンスZを小さくして、すべり周波数のある領域で大きな誘導電流Irが得られるようにすることも考えられる。ただし、このような材料変更や2次導体の大型化は、誘導機のコストが大幅に上昇する原因となるため、実用面から好ましくない。
また、特許文献1には、単に誘導電動機が記載されているのに過ぎず、上記の不都合を解消する手段を開示するものではない。
本発明の目的は、誘導機において、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータに流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現することである。
本発明に係る誘導機は、周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、ロータは、周方向複数個所に設けられた2次導体と、複数の2次導体同士を接続する短絡部と、短絡部に、2次導体と直列に接続するように設けられたコンデンサまたは誘電体と、を備えることを特徴とする誘導機である。
上記の誘導機によれば、すべりの周波数が、1次巻線及び2次導体により決定されるインダクタンスと、コンデンサの静電容量とにより決定される共振周波数付近である場合に、インダクタンスによるインピーダンスがコンデンサの静電容量によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータに十分に大きな誘導電流を流し、誘導機の駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、誘導機のコストが過度に上昇することを防止できる。
また、本発明に係る誘導機は、周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、ロータは、周方向複数個所に設けられた2次導体である2次巻線を有し、さらに、ロータとともに回転し、各2次巻線から引き出された引き出し線が接続される複数の回転接続端子部と、前記ロータを回転可能に支持する構造部分に支持され、前記複数の回転接続端子部に摺接する複数の摺接部と、各摺接部に接続された部分同士を接続する短絡部と、短絡部に、2次巻線と電気的に直列に接続するように設けられたコンデンサと、を備えることを特徴とする誘導機である。
上記の誘導機によれば、すべりの周波数が、1次巻線及び2次巻線により決定されるインダクタンスと、コンデンサの静電容量とにより決定される共振周波数付近である場合に、インダクタンスによるインピーダンスがコンデンサの静電容量によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータに十分に大きな誘導電流を流し、誘導機の駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、誘導機のコストが過度に上昇することを防止できる。
また、本発明に係る誘導機は、周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、ロータは、周方向複数個所に設けられた2次導体である柱部と、複数の柱部の端部同士を接続する一対の短絡部である短絡リングと、を有し、一対の短絡リングの少なくとも一方の短絡リングは、周方向複数個所に設けられたリング側導電部と、周方向に隣り合う少なくとも2個のリング側導電部の分離した部分同士の間に設けられた誘電体と、を備え、誘電体は、前記少なくとも一方の短絡リングに、柱部と直列に接続するように設けられていることを特徴とする誘導機である。
上記の誘導機によれば、すべりの周波数が、1次巻線及び柱部及び短絡リングにより決定されるインダクタンスと、誘電体及びその両側部分の静電容量とにより決定される共振周波数付近である場合に、インダクタンスによるインピーダンスが誘電体及びその両側部分の静電容量によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータに十分に大きな誘導電流を流し、誘導機の駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、誘導機のコストが過度に上昇することを防止できる。
本発明に係る誘導機によれば、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータに流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現できる。
[第1の発明の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。最初に、本発明の原理となる、コンデンサを付与することにより、すべりの周波数が共振周波数付近である場合にロータ側のインピーダンスを十分に小さくでき、誘導電流を十分に大きくできる理由について説明し、次にその原理を実現するための誘導機の具体的構造等を説明する。なお、本実施の形態では、ロータが2次巻線であるロータ巻線を有する巻線形誘導電動機に本発明を適用した場合について説明する。図1は、本実施の形態の誘導機である誘導電動機の巻線接続状態を、ステータ側とロータ側とに分けて示す略回路図である。誘導電動機10を構成するステータ12は、1次巻線である、U相、V相、W相の三相のステータ巻線14u,14v,14wを有し、各相のステータ巻線14u,14v,14wの一端同士を接続している。各相のステータ巻線14u,14v,14wの他端は、図示しないインバータ等の駆動装置を構成する、各相に対応する2個ずつのスイッチング素子の間に接続している。
以下、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。最初に、本発明の原理となる、コンデンサを付与することにより、すべりの周波数が共振周波数付近である場合にロータ側のインピーダンスを十分に小さくでき、誘導電流を十分に大きくできる理由について説明し、次にその原理を実現するための誘導機の具体的構造等を説明する。なお、本実施の形態では、ロータが2次巻線であるロータ巻線を有する巻線形誘導電動機に本発明を適用した場合について説明する。図1は、本実施の形態の誘導機である誘導電動機の巻線接続状態を、ステータ側とロータ側とに分けて示す略回路図である。誘導電動機10を構成するステータ12は、1次巻線である、U相、V相、W相の三相のステータ巻線14u,14v,14wを有し、各相のステータ巻線14u,14v,14wの一端同士を接続している。各相のステータ巻線14u,14v,14wの他端は、図示しないインバータ等の駆動装置を構成する、各相に対応する2個ずつのスイッチング素子の間に接続している。
誘導電動機10を構成するロータ16は、周方向複数個所に設けられた2次導体であり、2次巻線であるA相、B相、C相のロータ巻線18a,18b,18cを有し、各相のロータ巻線18a,18b,18cの端部同士を複数の短絡部20により接続する、すなわち短絡するとともに、各相のロータ巻線18a,18b,18cの一端(図1の左端)同士の間に設けた短絡部20に、それぞれコンデンサ22を、ロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するように設けている。すなわち、各相のロータ巻線18a,18b,18cの一端同士を、コンデンサ22を介して接続している。
図2は、本実施の形態の誘導電動機10において、1相分の等価回路を示す図である。図1に示すような巻線接続状態を有する誘導電動機10では、1相分の等価回路図が図2に示すように表される。この等価回路図では、1次抵抗をR1とし、1次漏れインダクタンスをL1とし、相互インダクタンスをMとし、2次漏れインダクタンスをL2とし、ステータ12側の回転磁束の回転速度とロータ16の回転速度との間の差速に対するステータ12側の回転磁束の回転速度の比である「すべり」をSとし、2次抵抗をR2/Sとし、コンデンサ22の静電容量をC2とする。このように、等価回路図では、図2の右側である2次側に、2次巻線であるロータ巻線18a,18b,18c(図1)に対して直列にコンデンサ22を接続している。
このような等価回路図の2次側の直交2軸である、dq軸の電圧方程式は、次式で表される。なお、以下では、図1、図2と同一の要素には同一の符号を付して説明する。
ここで、(1)式において、Vd2、Vq2は、それぞれロータ16側のd軸、q軸に対応する電位差である。また、id1、iq1は、それぞれステータ巻線14u,14v,14wに流れるd軸、q軸の1次電流であり、id2、iq2は、ロータ巻線18a,18b,18cに流れるd軸、q軸の2次電流である、誘導電流である。また、ωSは、ステータ12側の回転磁束の回転速度とロータ16の回転速度との間の差速である、すべり角周波数である。このため、(1)式の右辺第1項は、誘導起電力を表し、同じく第2項の行列は、ロータ巻線18a,18b,18cに電流を流すために使われるインピーダンスである、インピーダンス行列を表す。また、L2aは、相互インダクタンスMと2次漏れインダクタンスL2との和である(L2a=M+L2)。また、ロータ16側のd軸、q軸に対応する電位差Vd2、Vq2は、実際には0となる。このような(1)式及び図2から明らかなように、ロータ巻線18a,18b,18cの1相分の回路はLCR直列共振回路になり、ロータ16の合成インピーダンスZrは、次式で表わされる。
すなわち、ロータ巻線18a,18b,18cの1相分の回路は、次式で表わされる共振周波数frで共振し、その場合に誘導電流の絶対値は最大になる。
すなわち、(1)式の右辺第2項のインピーダンス行列から、ロータ16側に電圧と同位相で流れる電流に対して位相が90度異なる直交成分の電流が、インダクタンスL2aによるインピーダンスと、コンデンサ22の静電容量C2によるインピーダンスとにより、共振周波数frで互いに相殺される関係となることが分かる。このため、L2aによるインピーダンスと、C2によるインピーダンスとが等しくなる周波数である共振周波数が存在し、すべり角周波数ωSに対応する周波数が共振周波数であるときに、2次側であるロータ16側のインピーダンスは最小となり、ロータ巻線18a,18b,18cに流れる誘導電流の絶対値は最大となる。また、(3)式から、コンデンサ22の静電容量C2は、共振周波数frを用いれば、次式で求められる。
さらに、誘導電動機10の極対数をpとした場合に、誘導電動機10のトルクτは、次式により求められる。
このため、(1)式から(5)式により明らかなように、すべり角周波数ωSに対応する周波数f(=ωS/2π)が共振周波数frであるときに、誘導電動機10のトルクτは最大となり、誘導電動機10の駆動力が増幅される。
次に、上記原理を具体化した誘導電動機10の構成について説明する。図3は、上記原理を具体化した本実施の形態の誘導電動機を示す略断面図である。図4は、図3からロータのみを取り出して図3の軸方向に見た略透視図である。図3、図4に示すように、誘導電動機10は、図示しないケーシングの内側に固定されたステータ12と、ステータ12の内側に径方向に対向するように配置され、ステータ12に対し回転可能なロータ16とを備える。ロータ16は、ケーシングに対し回転可能に支持された回転軸24の外径側に設けられている。すなわち、本実施の形態の誘導電動機10は、ステータ12とロータ16とが径方向に対向するように配置された、ラジアル型の誘導電動機10である。なお、誘導電動機10は、発電機としても使用可能なモータジェネレータとすることもできる。モータジェネレータは、電力が供給されるときは電動機として機能し、制動時には発電機として機能する。
ステータ12は、複数の電磁鋼板を積層する等により構成する鉄心等により構成する、ステータコア26と、複数相である、U相、V相、W相の3相の1次巻線である、ステータ巻線14u,14v,14wとを備える。ステータコア26は、径方向内側に突出した複数のティース28を周方向に互いに間隔を置いて設けており、各ティース28の間に図示しないスロットを形成している。各相のステータ巻線14u,14v,14wは、スロットを通って、ティース28に集中巻きまたは分布巻きで巻装している。すなわち、ステータ巻線14u,14v,14wは、ステータ12の周方向複数個所に設けられている。各相のステータ巻線14u,14v,14wに3相の交流電流を流すことにより、ティース28が磁化し、ステータ12の周方向に回転する回転磁界が生成されるようにしている。
一方、ロータ16は、鉄心等により構成するロータコア30と、2次導体であり、2次巻線であるロータ巻線18a,18b,18cとを有する。図4に示すように、ロータコア30は、径方向外側に突出する複数のティース32を備え、複数のティース32に分布巻きでA相、B相、C相の3相のロータ巻線18a,18b,18cを巻装している。すなわち、ロータ巻線18a,18b,18cは、ロータ16の周方向複数個所に設けられている。図4において、各ロータ巻線18a,18b,18cの内側に示した○の中に・または×を示した記号は、ロータ巻線18a,18b,18cを流れる電流の向きを表しており、○の中に・を示したものは、電流が図の表側に流れることを、○の中に×を示したものは電流が図の裏側に流れることを表している。
また、ロータ16の周方向に関して位相が異なり、互いに相が異なる2個ずつの相のロータ巻線18a,18b,18c同士を短絡部20により接続する、すなわち、電気角の位相が120度分ずつずれる2個の相のロータ巻線18a,18b,18c同士を短絡部20により短絡させている。また、複数の短絡部20により短絡する、2個ずつの異なる相のロータ巻線18a,18b,18cを1組とし、互いに異なる2個の相のロータ巻線18a,18b,18c同士を短絡する短絡部20に、ロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するようにコンデンサ22を設けている。また、コンデンサ22は、ロータ16の径方向に関してロータ巻線18a,18b,18cよりも内側に配置している。
なお、図3に示す例では、コンデンサ22は、ロータ16の軸方向に関して片側(図3の左側)のみに配置しているが、ロータ16の軸方向に関して両側にコンデンサ22を配置することもできる。また、ロータ巻線18a,18b,18cよりもロータ16の軸方向外側に外れた位置にコンデンサ22を配置することもできる。このように、本実施の形態では、ロータ16にコンデンサ22を内蔵しており、その回路図及び等価回路図は、それぞれ図1、図2に示したように表される。
このような誘導電動機10は、ステータ巻線14u,14v,14wに発生する回転磁界と、誘導電流によりロータ巻線18a,18b,18cに発生する回転磁界との相互作用により、誘導電動機10にトルクを発生させ、誘導電動機10を駆動することができる。
このような誘導電動機10によれば、すべりの周波数である、すべり角周波数ωSに対応する周波数f(=ωS/2π)が、ステータ巻線14u,14v,14w及びロータ巻線18a,18b,18cにより決定されるインダクタンスL2a(=M+L2)と、コンデンサ22の静電容量C2とにより決定される共振周波数fr付近である場合に、上記の図1、図2を用いて説明したように、インダクタンスL2aによるインピーダンスがコンデンサ22の静電容量C2によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ16側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータ16に十分に大きな誘導電流を流し、誘導電動機10の駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、ロータ巻線18a,18b,18cの材料変更を行ったり、ロータ16を過度に大型化する必要がなくなる。このため、誘導電動機10のコストが過度に上昇することを防止できる。この結果、本実施の形態の誘導電動機10によれば、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータ16に流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現できる。
図5は、本実施の形態の誘導電動機による効果を確認するために行ったシミュレーション結果の第1例を、すべりSとロータ巻線に流れる誘導電流との関係を用いて示す図である。また、図6は、本実施の形態の誘導電動機による効果を確認するために行ったシミュレーション結果の第2例を、すべりSと誘導電動機のトルクとの関係を用いて示す図である。図5、図6において、実線aは、本実施の形態の場合を、一点鎖線bは、比較例、すなわち、本実施の形態の構造でロータ16のすべての短絡部20のいずれにもコンデンサ22を設けていない構造の場合を表している。図5、図6に示す結果から明らかなように、本実施の形態によれば、比較例に対して、すべりSがある値以上でロータ巻線18a,18b,18cに流れる誘導電流を大きくでき、すべりSがある値以上で誘導電動機10のトルクを大きくできることを確認できた。言い換えれば、本実施の形態によれば、上記の図13に示した破線bで表される特性と同様に、すべりSの周波数がある領域で誘導電流を高くできることを確認できた。なお、このように誘導電流及びトルクを高くできるすべりSの領域は、例えば、コンデンサ22の静電容量の変更等により、共振周波数frを適切に設定することにより容易に設定できる。
なお、本実施の形態では、ロータ巻線18a,18b,18cを、ロータコア30を構成するティース32に分布巻きで巻装しているが、ロータコア30を構成するティース32にロータ巻線18a,18b,18cを、集中巻きで巻装する構造でも本発明を実施できる。
[第2の発明の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は、本実施の形態の誘導機である、誘導電動機を示す略断面図と、外部端子部を含む外部回路とを示す図である。本実施の形態の誘導電動機10aの場合、上記の第1の実施の形態の誘導電動機10の場合と異なり、異なる相のロータ巻線18a,18b,18c同士を、ロータ16では短絡させていない。その代わりに、誘導電動機10aは、回転接続端子部である3個のスリップリング34,36,38と、摺接部であるブラシ40,42,44と、外部回路46とを備える。外部回路46は、複数の外部端子部48,50,52と、複数の外部端子部48,50,52間に設けられたコンデンサ22とを備える。すなわち、誘導電動機10aを構成する回転軸24に回転接続端子部である3個のスリップリング34,36,38を固定し、各スリップリング34,36,38に各相のロータ巻線18a,18b,18cの引き出し線を接続している。すなわち、各スリップリング34,36,38は、ロータ16とともに回転し、位相が異なる3相のロータ巻線18a,18b,18c同士を接続するために使用される。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は、本実施の形態の誘導機である、誘導電動機を示す略断面図と、外部端子部を含む外部回路とを示す図である。本実施の形態の誘導電動機10aの場合、上記の第1の実施の形態の誘導電動機10の場合と異なり、異なる相のロータ巻線18a,18b,18c同士を、ロータ16では短絡させていない。その代わりに、誘導電動機10aは、回転接続端子部である3個のスリップリング34,36,38と、摺接部であるブラシ40,42,44と、外部回路46とを備える。外部回路46は、複数の外部端子部48,50,52と、複数の外部端子部48,50,52間に設けられたコンデンサ22とを備える。すなわち、誘導電動機10aを構成する回転軸24に回転接続端子部である3個のスリップリング34,36,38を固定し、各スリップリング34,36,38に各相のロータ巻線18a,18b,18cの引き出し線を接続している。すなわち、各スリップリング34,36,38は、ロータ16とともに回転し、位相が異なる3相のロータ巻線18a,18b,18c同士を接続するために使用される。
また、前記ロータ16を回転可能に指示する構造部分である、図示しないケーシングの内側に複数本である3本のブラシ40,42,44を支持しており、各ブラシ40,42,44の先端を各スリップリング34,36,38に摺接させている。また、各ブラシ40,42,44に3個の外部端子部48,50,52を接続するとともに、3個の外部端子部48,50,52同士の間を短絡部54により接続する、すなわち短絡させている。また、短絡部54にロータ巻線18a,18b,18cと電気的に直列に接続するようにコンデンサ22を設けている。固定の部分に支持された電気回路である外部回路46は、外部端子部48,50,52と、短絡部54と、コンデンサ22とを含む。すなわち、誘導電動機10aは、3相のロータ巻線18a,18b,18cの引き出し端子を、スリップリング34,36,38を介して外部に取り出した外部端子部48,50,52とし、誘導電動機10aの外側でコンデンサ22と接続したような構成を有する。外部回路46は、誘導電動機10aを構成するケーシングの外側に固定してもよく、また、誘導電動機10を自動車等の車両に搭載する車両搭載用誘導電動機とする場合に、ケーシングの外側の、車体に固定される構造部分に、外部回路46を固定することもできる。この場合には、車体に固定される構造部分が、前記ロータ16を回転可能に支持する構造部分となる。
このような本実施の形態の場合も、上記の第1の実施の形態と同様に、異なる相のロータ巻線18a,18b,18c同士を接続する短絡部54と、短絡部54にロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するように設けられたコンデンサ22とを備える。このため、すべりの周波数fが、ステータ巻線14u,14v,14w及びロータ巻線18a,18b,18cにより決定されるインダクタンスL2aと、コンデンサ22の静電容量C2とにより決定される共振周波数fr付近である場合に、インダクタンスL2aによるインピーダンスがコンデンサ22の静電容量C2によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ16側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータ16に十分に大きな誘導電流を流し、誘導電動機10aの駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、誘導電動機10aのコストが過度に上昇することを防止できる。この結果、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータ16に流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現できる。その他の構成及び作用については、上記の第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する図示及び説明を省略する。
[第3の発明の実施の形態]
図8は、本発明の第3の実施の形態の誘導機である、誘導電動機を構成するロータ及び回転軸を示す略斜視図である。図9は、図8に示したロータで、誘電体及び柱部の数を少なくしたと仮定した場合を、ロータコアを省略して示す略斜視図である。図10は、本実施の形態の誘導電動機を構成するロータと同様の電気的特性を有する構成の略回路図である。本実施の形態では、上記の各実施の形態の場合と異なり、ロータ16aがかご形である、かご形誘導電動機に本発明を適用している。すなわち、図8に示すロータ16aは、アルミニウム等により構成するかご形導電体56と、鉄心等により構成するロータコア58とを備える。また、図9に略示するように、かご形導電体56は、それぞれ2次導体である複数本の柱部60と、それぞれ短絡部である一対の短絡リング62とを有する。すなわち、かご形導電体56は、周方向複数個所に設けられた2次導体である柱部60と、複数の柱部60の一端部同士、及び、他端部同士をそれぞれ連結する、すなわち接続する一対の短絡リング62とを有する。
図8は、本発明の第3の実施の形態の誘導機である、誘導電動機を構成するロータ及び回転軸を示す略斜視図である。図9は、図8に示したロータで、誘電体及び柱部の数を少なくしたと仮定した場合を、ロータコアを省略して示す略斜視図である。図10は、本実施の形態の誘導電動機を構成するロータと同様の電気的特性を有する構成の略回路図である。本実施の形態では、上記の各実施の形態の場合と異なり、ロータ16aがかご形である、かご形誘導電動機に本発明を適用している。すなわち、図8に示すロータ16aは、アルミニウム等により構成するかご形導電体56と、鉄心等により構成するロータコア58とを備える。また、図9に略示するように、かご形導電体56は、それぞれ2次導体である複数本の柱部60と、それぞれ短絡部である一対の短絡リング62とを有する。すなわち、かご形導電体56は、周方向複数個所に設けられた2次導体である柱部60と、複数の柱部60の一端部同士、及び、他端部同士をそれぞれ連結する、すなわち接続する一対の短絡リング62とを有する。
また、各短絡リング62は、周方向複数個所に設けられたリング側導電部64と、誘電体66とを備える。各リング側導電部64は、各柱部60の両端部と直接接続している。また、誘電体66は、周方向に隣り合う2個ずつのリング側導電部64の互いに分離した部分同士の間に設けている。すなわち、各短絡リング62の周方向に関して交互に、リング側導電部64と誘電体66とが配置される。各短絡リング62は、複数の誘電体66と、複数のリング側導電部64とにより、全体を円環状に形成している。なお、図9では、誘電体66の数を図8に示す場合よりも少なくして示しているが、これは柱部60及び誘電体66の配置をより分かりやすく説明するためのものである。
また、図8に示すように、ロータコア58は略円柱状に形成し、回転軸24の外径側に固定するとともに、ロータコア58の周方向複数個所に設けた軸方向に貫通する孔部(図示せず)に、柱部60(図9)をそれぞれ挿入するように、ロータコア58とかご形導電体56と、を一体に造っている。上記の各短絡リング62は、例えば、アルミニウム等の導電体により円環状部材を造った後、円環状部材の周方向複数個所を分断し、複数のリング側導電部64とした後に、リング側導電部64と誘電体66とを周方向に関して交互に結合したものを連続させて円環状に造ることにより構成できる。また、このように構成するため、各短絡リング62に、柱部60と電気的に直列に接続するように誘電体66が設けられる。
このようなロータ16aと同様の電気的特性を有する構成の電気回路は、図10に略示するように表すことができる。すなわち、ロータ16aは、一対の短絡リング62の間に、一対の短絡リング62の周方向複数個所同士を接続するように複数の2次巻線68が設けられるとともに、各短絡リング62において、2次巻線68と直列に接続するようにコンデンサ70が設けられる構造と同様の電気的特性を有する。
本実施の形態の誘導電動機は、このようなロータ16aと、上記の図1から図6で示した第1の実施の形態を構成するステータ12(図3参照)とを組み合わせることにより構成する。このような誘導電動機によれば、複数の柱部60同士を接続する短絡部に対応する短絡リング62と、短絡リング62に柱部60と直列に接続するように設けられた誘電体66とを備える。このため、すべりの周波数fが、ステータ巻線14u,14v,14w(図3参照)及び柱部60及び短絡リング62により決定されるインダクタンスL2aと、誘電体66とその両側部分の静電容量C2とにより決定される共振周波数fr付近である場合に、インダクタンスL2aによるインピーダンスが静電容量C2によるインピーダンスにより相殺される。このため、ロータ16a側のインピーダンスを十分に小さくでき、ロータ16aに十分に大きな誘導電流を流し、誘導電動機の駆動力、すなわちトルクを十分に大きくできる。また、誘導電動機のコストが過度に上昇することを防止できる。この結果、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータ16aに流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現できる。その他の構成及び作用については、上記の第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
なお、本実施の形態では、一対の短絡リング62の両方に誘電体66を設けているが、一対の短絡リング62の一方の短絡リング62のみに誘電体66を設けることもできる。また、本実施の形態では、かご形導電体56の軸方向に対し平行に複数の柱部60が配置されるようにしているが、複数の柱部60は、かご形導電体56の軸方向に対し傾斜させる、すなわちスキューさせるように配置することもできる。
次に、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態の別例を説明する。図11は、第1の実施の形態の別例を示す、図1に対応する図である。図11に示すように、上記の別例の誘導機である、誘導電動機10bでは、ロータ16に設けたすべての短絡部20にコンデンサ22を設けている。すなわち、別例の誘導電動機10bでは、ロータ16を構成し、異なる相のロータ巻線18a,18b,18cを短絡するすべての短絡部20にコンデンサ22を、ロータ巻線18a,18b,18cと直列に接続するように設けている。このような別例の誘導電動機10bの場合も、上記の図1から図6に示した第1の実施の形態と同様に、コストの大幅な上昇を招くことなく、狙いとするすべり域で、ロータ16に流れる誘導電流を十分に大きくして、高性能化を図れる構造を実現できる。なお、上記の図1に示した第1例のようなコンデンサ22の配置とするか、図11に示した別例のようなコンデンサ22の配置とするかは、コンデンサ22の静電容量や、各コンデンサ22の大きさ上の制約や、トルクを高くするすべり領域等により決定する。
なお、本発明に係る誘導機は、上記の各実施の形態のような誘導電動機として使用するものに限定するものではなく、発電機として使用するものでも実施できる。
10,10a,10b 誘導電動機、12 ステータ、14u,14v,14w ステータ巻線、16,16a ロータ、18a,18b,18c ロータ巻線、20 短絡部、22 コンデンサ、24 回転軸、26 ステータコア、28 ティース、30 ロータコア、32 ティース、34,36,38 スリップリング、40,42,44 ブラシ、46 外部回路、48,50,52 外部端子部、54 短絡部、56 かご形導電体、58 ロータコア、60 柱部、62 短絡リング、64 リング側導電部、66 誘電体、68 2次巻線、70 コンデンサ。
Claims (3)
- 周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、
ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、
ロータは、
周方向複数個所に設けられた2次導体と、
複数の2次導体同士を接続する短絡部と、
短絡部に、2次導体と直列に接続するように設けられたコンデンサまたは誘電体と、を備えることを特徴とする誘導機。 - 周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、
ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、
ロータは、周方向複数個所に設けられた2次導体である2次巻線を有し、
さらに、ロータとともに回転し、各2次巻線から引き出された引き出し線が接続される複数の回転接続端子部と、
前記ロータを回転可能に支持する構造部分に支持され、前記複数の回転接続端子部に摺接する複数の摺接部と、
各摺接部に接続された部分同士を接続する短絡部と、
短絡部に、2次巻線と電気的に直列に接続するように設けられたコンデンサと、を備えることを特徴とする誘導機。 - 周方向複数個所に1次巻線を有するステータと、
ステータに対向するロータと、を備える誘導機であって、
ロータは、
周方向複数個所に設けられた2次導体である柱部と、
複数の柱部の端部同士を接続する一対の短絡部である短絡リングと、を有し、
一対の短絡リングの少なくとも一方の短絡リングは、
周方向複数個所に設けられたリング側導電部と、
周方向に隣り合う少なくとも2個のリング側導電部の分離した部分同士の間に設けられた誘電体と、を備え、
誘電体は、前記少なくとも一方の短絡リングに、柱部と直列に接続するように設けられていることを特徴とする誘導機。
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WO2016013097A1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-01-28 | 株式会社日立製作所 | 回転電機システムまたは風力発電システム |
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2008
- 2008-06-30 JP JP2008170045A patent/JP2010011679A/ja active Pending
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JP5933123B1 (ja) * | 2014-07-25 | 2016-06-08 | 株式会社日立製作所 | 回転電機システムまたは風力発電システム |
GB2549241A (en) * | 2014-07-25 | 2017-10-18 | Hitachi Ltd | Rotating electric machine system or wind power generation system |
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