JP2010011645A - 積層鉄心、モータ及び圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の薄板を、変形を抑えつつ互いに溶接する。
【解決手段】固定子31の積層鉄心41は、複数の固定子コア43が互いに積層されることによって形成される。積層鉄心41には、各固定子コア43の外周面に沿って形成された複数の溶接ビート47aが互いに重なることにより、固定子コア43の外周面に沿って互いに離隔して配置されるとともに複数の固定子コア43の全てにまたがって鉛直方向に延びた複数の溝47が形成されている。各溝47には、溶接部48が形成されており、溶接部48において、固定子コア43同士が接合されている。溶接部48は、複数の固定子コア43の一部だけにまたがるように延びており、溝47には、溶接部48が形成されていない溶接非形成部47bができている。溶接非形成部47bには複数の固定子コア43の境界が少なくとも1つ含まれている。
【選択図】図4
【解決手段】固定子31の積層鉄心41は、複数の固定子コア43が互いに積層されることによって形成される。積層鉄心41には、各固定子コア43の外周面に沿って形成された複数の溶接ビート47aが互いに重なることにより、固定子コア43の外周面に沿って互いに離隔して配置されるとともに複数の固定子コア43の全てにまたがって鉛直方向に延びた複数の溝47が形成されている。各溝47には、溶接部48が形成されており、溶接部48において、固定子コア43同士が接合されている。溶接部48は、複数の固定子コア43の一部だけにまたがるように延びており、溝47には、溶接部48が形成されていない溶接非形成部47bができている。溶接非形成部47bには複数の固定子コア43の境界が少なくとも1つ含まれている。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の薄板が互いに積層されることによって構成された積層鉄心、前記積層鉄心を固定子に用いたモータ、及び、前記モータを備えた圧縮機に関する。
特許文献1に記載の積層鉄心は、複数枚の鉄心(薄板)が互いに積層されることによって構成されている。各鉄心は電磁鋼板を打ち抜くことによって形成され、形成された鉄心には切り込みが形成されている。そして、互いに積層された複数枚の鉄心にプレス加工を施すことにより、鉄心同士は、切り込みが形成された箇所においてかしめられて互いに接合される。
ここで、特許文献1に記載の積層鉄心のように、複数枚の薄板がかしめられることによって互いに接合されている場合には、薄板の間に隙間ができてしまう。そして、このような薄板の間に隙間がある積層鉄心を用いて構成された回転子、固定子を有するモータを駆動させると、騒音が発生してしまう。
ここで、このような騒音の発生を抑えるために、複数枚の薄板をかしめて接合した後、積層鉄心に積層方向の圧力を加えながら、薄板同士を溶接することが一般に行われている。さらには、複数枚の薄板同士をかしめて接合することなく、薄板同士を溶接のみによって接合することも一般的に行われている。
ここで、複数枚の薄板同士を溶接によって接合する場合には、十分な接合強度を得るために、溶接の幅をある程度大きくする必要がある。しかしながら、溶接の幅を大きくすると、溶接の際の入熱量が多くなり、薄板が変形してしまう虞がある。
本発明の目的は、複数枚の薄板の接合強度を十分に得ることができるとともに、薄板の変形が極力抑えられた積層鉄心、前記積層鉄心を固定子に用いたモータ、及び、前記モータを備えた圧縮機を提供することである。
第1の発明に係る積層鉄心は、金属材料からなり、互いに積層された複数の薄板と、前記複数の薄板の外周面にその周方向に沿って互いに離隔して配置されているとともに、前記複数の薄板の全てにまたがって延びており、前記複数の薄板同士を溶接によって接合することができるように構成された複数の溶接可能領域と、前記複数の溶接可能領域に形成されており、前記複数の薄板同士を溶接によって接合させる複数の溶接部とを備えており、前記複数の溶接部のうちの少なくとも1つは、前記複数の薄板の一部だけにまたがって延びていることを特徴としている。
全ての溶接部を全ての薄板にまたがるように形成すると、溶接を行う際の入熱量が大きくなり、薄板が変形してしまう虞がある。しかしながら、この積層鉄心では、溶接可能領域のうち少なくとも1つに形成された溶接部が複数の薄板の一部だけにまたがって延びているので、溶接を行う際の入熱量を低減することができ、薄板の変形を抑制することができる。なお、溶接部が複数の薄板の一部だけにまたがって延びている場合でも、薄板同士の接合強度が大幅に低下してしまうことはない。
第2発明に係る積層鉄心は、第1の発明に係る積層鉄心であって、互いに隣接する前記複数の溶接可能領域における前記複数の溶接部が形成されていない位置同士が、前記複数の薄板の積層方向に関して互いに重ならないことを特徴としている。
隣接する溶接可能領域における溶接部が形成されていない位置同士が、薄板の積層方向に関して互いに重なっていると、この部分において薄板の積層強度が大きく低下してしまう虞がある。しかしながら、この積層鉄心では、隣接する溶接可能領域における溶接部が形成されていない位置同士が、薄板の積層方向に関して互いに重なっていないので、薄板の接合強度が大きく低下してしまうのを確実に防止することができる。
第3の発明に係る積層鉄心は、第2の発明に係る積層鉄心であって、前記複数の溶接可能領域の数が3以上であることを特徴としている。
溶接可能領域が2箇所しか設けられていないと、複数の薄板に1箇所でしか接合されていない箇所ができてしまい、薄板同士の接合が不安定になってしまう。しかしながら、この積層鉄心では、溶接可能領域が3箇所以上設けられているので、薄板同士は、どの部分においても少なくとも2箇所以上で接合されることになり、薄板同士の接合が安定する。
第4の発明に係る積層鉄心は、第1〜第3のいずれかの発明に係る積層鉄心であって、溶接部が前記複数の薄板のうち少なくとも一方の端に配置されたものにまたがらないように形成されている溶接可能領域があることを特徴としている。
この積層鉄心では、積層された複数の薄板のうち、両端に配置されたものは、溶接の際の入熱によって特に変形しやすいが、溶接部が少なくとも一方の端に配置された薄板にまたがらないように形成されている溶接可能領域があるため、端に配置された薄板に加えられる熱が少なくなり、端に配置された薄板の変形を抑制することができる。
第5の発明に係る積層鉄心は、第1〜第4のいずれかの発明に係る積層鉄心であって、前記複数の溶接可能領域における前記複数の溶接部が形成されていない部分には、前記複数の薄板の境界のうち少なくとも1つが含まれていることを特徴としている。
この積層鉄心では、溶接可能領域における溶接部が形成されていない部分に、薄板の境界が含まれているので、この部分において薄板の変形が拘束されず広い範囲にわたって変形可能となっている。このため、入熱の際に薄板が局所的に大きく変形してしまうのを防止することができる。
第6の発明に係る積層鉄心は、第1〜第5のいずれかの発明に係る積層鉄心であって、前記複数の溶接部が、前記複数の薄板の積層方向と平行に延びていることを特徴としている。
この積層鉄心では、溶接部の長さを短くすることができるので、溶接の際の入熱量を少なくすることができる。
第7の発明に係る積層鉄心は、第1〜第6のいずれかの発明に係る積層鉄心であって、前記溶接部の幅が1mm以上であることを特徴としている。
溶接部の幅が大きくなるにつれて、溶接の際の入熱量が増加するため、薄板が変形しやすくなり、特に、溶接部の幅が1mm以上の場合には、全ての溶接可能領域において、溶接部を全ての薄板にまたがるように形成すると、薄板が変形してしまう可能性が高い。しかしながら、この積層鉄心では、溶接部の少なくとも1つが薄板の一部だけにまたがるように形成されているので、溶接の際の入熱量を低減することができ、溶接部の幅が1mm以上の場合でも、薄板の変形を極力抑えることができる。
第8の発明に係る積層鉄心は、第1〜第7のいずれかの発明に係る積層鉄心であって、本発明の積層鉄心においては、前記複数の薄板の厚みが、0.7mm以下であることを特徴としている。
薄板は、厚みが薄くなるほど、溶接の際の入熱によって変形しやすく、特に、厚みが0.7mm以下の場合には、全ての溶接部を全ての薄板にまたがるように形成すると、薄板が変形してしまう可能性が高い。しかしながら、この積層鉄心では、溶接部の少なくとも1つが複数の薄板の一部だけにまたがるように形成されているため、溶接の際の入熱量を低減することができ、薄板の変形を抑制することができる。
第9の発明に係る積層鉄心は、金属材料からなり、互いに積層された複数の薄板と、前記複数の薄板の外周面にその周方向に沿って互いに離隔して配置されているとともに、前記複数の薄板の全てにまたがって延びた、前記複数の薄板同士を溶接によって接合させる複数の溶接部とを備えており、前記複数の溶接部のうちの少なくとも1つには、溶接の幅が他の部分よりも狭くなった溶接幅低下部が設けられていることを特徴としている。
全ての溶接部を、一定の幅で全ての薄板にまたがるように形成すると、溶接部の幅が大きい場合には、溶接を行う際の入熱量が大きくなり、薄板が変形してしまう虞がある。逆に、溶接部の幅が小さい場合には、薄板同士の接合強度が十分に得られない虞がある。しかしながら、この積層鉄心では、溶接可能領域のうちのうちの少なくとも1つに形成された溶接部が、他の部分よりも溶接の幅が狭くなった溶接幅低下部を有しているので、薄板同士の接合強度を保持しつつ、溶接を行う際の入熱量を低減して薄板の変形を抑制することができる。
第10の発明に係るモータは、第1〜9のいずれかの発明に係る積層鉄心を固定子に用いていることを特徴としている。
このモータでは、第1〜9の発明と同様の効果を得ることができる。また、モータを駆動させる際には、積層鉄心に磁束が発生することになるが、この磁束によって、溶接部において渦電流が発生し、その結果、モータの効率が低下してしまう。しかしながら、溶接部が全ての薄板にはまたがっておらず、溶接可能領域には、溶接部が形成されていない部分ができているため、この部分における渦電流を低減することができ、モータの効率を向上させることができる。
第11の発明に係る圧縮機は、第10の発明に係るモータを備えていることを特徴としている。
この圧縮機では、第1〜10の発明と同様の効果を得ることができる。
第12の発明に係る圧縮機は、第11の発明に係る圧縮機であって、前記固定子が固定される胴体をさらに備えており、前記固定子が、予め加熱されて膨張した前記胴体の内部に配置された後に、前記胴体が冷却されて収縮することにより前記胴体に固定される焼きバメによって、前記胴体に固定されていることを特徴としている。
この圧縮機では、固定子を焼きバメによって胴体に固定すると、固定子は胴体から大きな圧力を受けることになるため、固定子コアの変形を防止するためには、固定子コア同士を強く接合しておく必要がある。一方、溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったとしても、固定子コア同士の接合強度が大きく低下してしまうことはない。したがって、焼きバメによって胴体に固定される固定子を構成する固定子コア同士を接合させる溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったとしても、胴体からの圧力によって固定子が変形してしまうことがない。
第13の発明に係る圧縮機は、第12の発明に係る圧縮機であって、圧縮冷媒が二酸化炭素であることを特徴としている。
この圧縮機では、圧縮冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いたCO2圧縮機においては、圧縮冷媒である二酸化炭素を高圧に圧縮するため、圧縮冷媒の圧力に耐えることができるよう、胴体の厚みを大きくする必要がある。そして、厚みの大きい胴体に焼きバメによって固定子を固定した場合には、固定子は胴体から特に大きな圧力を受けることになる。しかしながら、溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったしても、固定子コア同士の溶接強度が大きく低下しないので、胴体からの圧力によって固定子が変形してしまうことがない。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、溶接可能領域のうち少なくとも1つに形成された溶接部が複数の薄板の一部だけにまたがって延びているので、溶接を行う際の入熱量を低減することができ、薄板の変形を抑制することができる。なお、溶接部が複数の薄板の一部だけにまたがって延びている場合でも、薄板同士の接合強度が大幅に低下してしまうことはない。
第2の発明では、隣接する溶接可能領域における溶接部が形成されていない位置同士が、薄板の積層方向に関して互いに重なっていないので、薄板の接合強度が大きく低下してしまうのを確実に防止することができる。
第3の発明では、溶接可能領域が3箇所以上設けられているので、薄板同士は、どの部分においても少なくとも2箇所以上で接合されることになり、薄板同士の接合が安定する。
第4の発明では、積層された複数の薄板のうち、両端に配置されたものは、溶接の際の入熱によって特に変形しやすいが、溶接部が少なくとも一方の端に配置された薄板にまたがらないように形成されている溶接可能領域があるため、端に配置された薄板に加えられる熱が少なくなり、端に配置された薄板の変形を抑制することができる。
第5の発明では、溶接可能領域における溶接部が形成されていない部分に、薄板の境界が含まれているので、この部分において薄板の変形が拘束されず広い範囲にわたって変形可能となっている。このため、入熱の際に薄板が局所的に大きく変形してしまうのを防止することができる。
第6の発明では、溶接部の長さを短くすることができるので、溶接の際の入熱量を少なくすることができる。
第7の発明では、溶接部の少なくとも1つが薄板の一部だけにまたがるように形成されているので、溶接の際の入熱量を低減することができ、溶接部の幅が1mm以上の場合でも、薄板の変形を極力抑えることができる。
第8の発明では、溶接部の少なくとも1つが複数の薄板の一部だけにまたがるように形成されているため、溶接の際の入熱量を低減することができ、薄板の変形を抑制することができる。
第9の発明では、溶接可能領域のうちのうちの少なくとも1つに形成された溶接部が、他の部分よりも溶接の幅が狭くなった溶接幅低下部を有しているので、薄板同士の接合強度を保持しつつ、溶接を行う際の入熱量を低減して薄板の変形を抑制することができる。
第10の発明では、第1〜9の発明と同様の効果を得ることができる。また、モータを駆動させる際には、積層鉄心に磁束が発生することになるが、この磁束によって、溶接部において渦電流が発生し、その結果、モータの効率が低下してしまう。しかしながら、溶接部が全ての薄板にはまたがっておらず、溶接可能領域には、溶接部が形成されていない部分ができているため、この部分における渦電流を低減することができ、モータの効率を向上させることができる。
第11の発明では、第1〜10の発明と同様の効果を得ることができる。
第12の発明では、固定子を焼きバメによって胴体に固定すると、固定子は胴体から大きな圧力を受けることになるため、固定子コアの変形を防止するためには、固定子コア同士を強く接合しておく必要がある。一方、溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったとしても、固定子コア同士の接合強度が大きく低下してしまうことはない。したがって、焼きバメによって胴体に固定される固定子を構成する固定子コア同士を接合させる溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったとしても、胴体からの圧力によって固定子が変形してしまうことがない。
第13の発明では、圧縮冷媒として二酸化炭素(CO2)を用いたCO2圧縮機においては、圧縮冷媒である二酸化炭素を高圧に圧縮するため、圧縮冷媒の圧力に耐えることができるよう、胴体の厚みを大きくする必要がある。そして、厚みの大きい胴体に焼きバメによって固定子を固定した場合には、固定子は胴体から特に大きな圧力を受けることになる。しかしながら、溶接部に複数の固定子コアの一部だけにまたがって延びているものがあったとしても、あるいは、溶接部に幅が部分的に狭くなったものがあったしても、固定子コア同士の溶接強度が大きく低下しないので、胴体からの圧力によって固定子が変形してしまうことがない。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る圧縮機の概略構成図である。圧縮機1は、アキュムレータ2から導入される、水分が除去された圧縮冷媒を圧縮して、その上端部に配置された排出流路25から圧縮した圧縮冷媒を排出するものである。図1に示すように、圧縮機1は、ケーシング11、モータ12及び圧縮機構13を備えている。
ケーシング11は、胴体21、トップ22及びボトム23によって構成されている。胴体21は、上下方向に延びた略円筒状の部材であり、その上下端が開口している。また、胴体21の側面には右下端部にアキュムレータ2から圧縮冷媒を導入するための導入口24が形成されている。トップ22は、胴体21の上端の開口を塞ぐ部材である。また、トップ22には、前述した排出流路25が設けられている。ボトム23は胴体21の下端の開口を塞ぐ部材である。そして、ケーシング11には、胴体21、トップ22及びボトム23によって囲まれた密閉空間26が形成されている。
図2、図3は、それぞれ、図1のモータ12の斜視図及び平面図である。図4は、図2の固定子31の側面図である。ただし、図面を分かりやすくするため、図2においては、後述する固定子31のコイル、並びに、回転子32の端板54及びオイルセパレータ55の図示を省略している。図2〜図4に示すように、モータ12は固定子31及び回転子32を有している。
固定子31は、積層鉄心41及びコイル42を有している。積層鉄心41は、厚みが0.7mm以下(例えば、0.35mm)の金属材料からなる薄板である複数枚の固定子コア43が互いに積層されることによって形成されている。積層鉄心41は、胴体21の内壁面に固定されている。具体的には、積層鉄心41は、予め加熱されて膨張した胴体21の内部に積層鉄心41を配置した後に、胴体21を冷却させて収縮させる焼きバメにより、胴体21に固定されている。
積層鉄心41には、その略中央部に上下方向に延びた平面視で略円形の貫通孔44が形成されている。貫通孔44の内部には、回転子32が配置される。また、積層鉄心41には、貫通孔44の外側に貫通孔44の周方向に沿って配置された複数のスロット45が形成されている。複数のスロット45は、それぞれ個別に貫通孔44と連通しているとともに、積層鉄心41を貫通している。積層鉄心41の、隣接するスロット45の間の部分には、銅線が巻きつけられることによって形成された複数のコイル42が配置されている。これら複数のコイル42のうち、互いに対向する位置に配置されたもの(平面視で積層鉄心41の中心に対して互いに180°ずれた位置に配置されたもの)は、それぞれ、同じ位相の電圧が印加される1組のコイルの組を構成している。なお、上述した貫通孔44及び複数のスロット45は、積層鉄心41を構成する複数の固定子コア43の、貫通孔44及びスロット45に対応する部分に形成された貫通孔が互いに重なることによって形成されたものである。
さらに、積層鉄心41には、その側面に複数(好ましくは3以上)の、より詳細には6つの溝47(溶接可能領域)が形成されている。複数の溝47は、積層鉄心41の側面の周方向に沿って互いに離隔して配置されているとともに、それぞれが、鉛直方向に(複数の固定子コア43の積層方向と平行に)複数の固定子コア43の全てにまたがって延びている。なお、溝47は、各固定子コア43の溝47に対応する部分に形成された溶接ビート47aが互いに重なったものである。
溝47には固定子コア43同士を溶接によって接合させる、幅が1mm以上の溶接部48が形成されている。溶接部48は、溝47に沿って鉛直方向に延びているが、複数の固定子コア43の全てにはまたがっておらず、複数の固定子コア43のうちの一部にのみまたがるように形成されている。これにより、各溝47には、溶接部48が形成されていない溶接非形成部47bができている。
ここで、全ての溶接部が、全ての固定子コア43にまたがって延びているとすると、溶接の際の入熱量が大きくなり、固定子コア43が変形してしまう虞がある。さらに、固定子コア43の厚みが薄いほど、あるいは、溶接部の幅が大きいほど、このような固定子コア43の変形は生じやすい。そして、固定子コア43の厚みが0.7mm以下の場合、あるいは、溶接部の幅が1mm以上の場合には、固定子コア43が変形してしまう可能性が特に高くなることが知られている。
しかしながら、本実施の形態の場合には、溶接部48が複数の固定子コア43の全てにまたがって形成されていないため、溶接を行う際の入熱量が小さくなり、固定子コア43が変形してしまうのを抑制することができる。なお、溶接部48が複数の固定子コア43の全てにまたがって形成されておらず、溝47に溶接非形成部47bができていたとしても、複数の固定子コア43の接合強度が大きく低下してしまうということはない。
また、図4に示すように、隣接する溝47における溶接非形成部47bの高さが互いに異なっている。すなわち、隣接する溝47における溶接部48が形成されていない位置が、鉛直方向に関して互いに重ならない。ここで、隣接する溝47における溶接非形成部47bの高さが一致していると、これらの溝47の近傍における固定子コア43同士の接合強度が大きく低下してしまう虞がある。しかしながら、本実施の形態では、隣接する溝47における溶接非形成部47bの高さが互いに異なっているので、上述したように、固定子コア43同士の接合強度が大きく低下してしまうことがない。
このとき、積層鉄心41に溝47が2つしか設けられていないとすると、複数の固定子コア43に1箇所でしか接合されていない箇所ができてしまい、固定子コア43同士の接合が不安定になってしまうが、本実施の形態では、積層鉄心41に6つ(3以上)の溝47が設けられているので、固定子コア43同士がいずれの部分においても2箇所以上で接合されることになり、固定子コア43同士の接合が安定する。
さらに、各溶接非形成部47bには、積層された固定子コア43の境界が少なくとも1つ含まれている。したがって、溶接非形成部47bに境界が含まれる固定子コア43は、溶接非形成部47bにおいては拘束されておらず、溶接非形成部47bを含む広い範囲にわたって変形可能である。したがって、溶接の際の入熱によってこの固定子コア43が変形したとしても、局所的に大きく変形してしまうことがない。
ここで、積層鉄心41は、前述したように焼きバメによって胴体21に固定されるが、焼きバメによって胴体21に固定された積層鉄心41には、胴体21から大きな圧力が加えられることになるため、固定子コア43が変形してしまうのを防止するためには、固定子コア43同士を強く接合しておく必要がある。さらに、圧縮機1が二酸化炭素(CO2)を圧縮冷媒として用いるCO2圧縮機である場合には、圧縮冷媒を特に高圧に圧縮することになるため、この高圧に耐えることができるよう、胴体21を厚みの大きいものとする必要がある。そして、焼きバメによって固定子31を厚みの大きい胴体21に固定したときには、固定子31に特に大きな圧力が加わることとなる。
しかしながら、前述したように、溶接部48が複数の固定子コア43の全てにはまたがっておらず、溝47に溶接非形成部47bができていたとしても、複数の固定子コア43の接合強度が大きく低下してしまうということはないので、焼きバメによって積層鉄心41を胴体21に固定したときに、積層鉄心41に加わる圧力によって固定子コア43が変形してしまうことがない。
さらに、後述するようにモータ12を駆動させる際には、積層鉄心41に磁束が発生することになるが、この磁束によって、溶接部48において渦電流が発生し、その結果、モータ12の効率が低下してしまう。しかしながら、本実施の形態では、溶接部48が全ての固定子コア43にはまたがっておらず、溝47に溶接非形成部47bができているため、溶接部48における渦電流を低減することができ、モータ12の効率を向上させることができる。
ここで、上述したような溶接部48は、例えば、溶接を行うための溶接棒を溝47に当接させつつ溝47に沿って移動させ、溶接非形成部47bにきたときに、溶接棒を溝47から離すことによって形成される。あるいは、溶接非形成部47bにきたときに、溶接棒の移動速度を、溶接部48が形成されない程度まで速めることによって形成される。
回転子32は、積層鉄心51、4つの永久磁石52、端板53、54及びオイルセパレータ55を有している。積層鉄心51は、金属材料からなる薄板である複数の回転子コアが互いに積層されて接合されたものである。また、積層鉄心51には、その略中央部に、平面視で略円形の貫通孔57が形成されている。貫通孔57には、クランク軸60の上端部が挿し込まれており、クランク軸60が積層鉄心51に固定されている。
また、積層鉄心51には、貫通孔57の外側の部分に、積層鉄心51の周方向に沿って、互いに90°ずつずれて配置された4つの貫通孔58が形成されている。貫通孔58は、その略中央部が永久磁石52を収納するための収納空間58aとなっているとともに、その両端部が、収納空間58aから積層鉄心51の径方向に延びたバリア空間58bとなっている。バリア空間58bは、収納空間58aに配置された永久磁石52の磁束が、隣接する貫通孔58の収納空間58aに収納された永久磁石52に達し、磁束が積層鉄心51内で短絡してしまうのを防止するための空間である。
4つの永久磁石52は、略直方体形状を有しており、4つの貫通孔58の収納空間58aに収納されている。これら4つの永久磁石52のうち、互いに対向して配置された(平面視で回転子32の中心に対して互いに180°ずれて配置された)2組の貫通孔58のうち一方の収納空間58aに収納された永久磁石52は、積層鉄心51の径方向外側がN極となるように配置されており、これにより、積層鉄心51のこれら2つの永久磁石52が配置された貫通孔58の外側の部分がN極に磁化されている。一方、上記2組の貫通孔58のうち、他方の収納空間58a収納された永久磁石52は、積層鉄心51の径方向外側がS極となるように配置されており、これにより、積層鉄心51のこれら2つの永久磁石52が配置された貫通孔58の外側の部分がS極に磁化されている。
端板53は、ステンレスなどの非磁性体からなる平面視で略円形の板状体であり、積層鉄心51の下端に接合されている。端板53は、収納空間58aに収納された永久磁石52が下方に飛び出てしまうのを防止しているとともに、永久磁石52の磁束が回転子32の下方に漏れ出してしまうのを防止している。また、端板53の略中央部には、クランク軸60を通過させるための貫通孔53aが形成されている。
端板54は、端板53と同様、ステンレスなどの非磁性体からなる平面視で略円形の板状体であり、積層鉄心51の上端に接合されている。端板54は、収納空間58aに収納された永久磁石52が上方に飛び出してしまうのを防止しているとともに、永久磁石52の磁束が回転子32の上方に漏れ出してしまうのを防止している。また、端板54の略中央部には、上方に突出した突出部54aが形成されている。
オイルセパレータ55は、平面視で略円形の板状体であり、突出部54aの上面に接合されている。ここで、圧縮機1においては、モータ12、圧縮機構13などの動作を滑らかにするため、密閉空間26内には、潤滑油が循環している。そして、オイルセパレータ55は、回転子32近傍を上方に流れる潤滑油が、回転子32よりも上方に流れてしまうのを抑制することにより、密閉空間26内の圧縮冷媒と潤滑油とを分離している。
次に、モータ12の駆動方法について説明する。モータ12を駆動させるためには、前述した複数のコイル42の組に、所定量ずつ位相がずれた交流電圧を印加する。各コイル42には、印加された電圧に応じた磁界が発生するが、交流電圧の位相の変化によって磁界の方向が変化する。その結果、貫通孔44の内部には、平面視で時計回りの回転磁界が発生する。そして、この回転磁界と永久磁石52の磁界とによって発生する磁力によって回転子32が回転する。そして、回転子32の回転により、回転子32に固定されたクランク軸60も回転する。
圧縮機構13は、モータ12の下方に配置されている。圧縮機構13は、いわゆるロータリー型の圧縮機構であり、シリンダ部61、ピストン62、フロントヘッド63及びリアヘッド64を有している。
シリンダ部61は、その側面が胴体21の内壁面に固定されている。また、シリンダ部61には、その略中央部に、シリンダ部61を上下方向に貫通する平面視で略円形のシリンダ室71が形成されている。さらに、シリンダ部61には、シリンダ室71の図1における右側の側面から図1の右方に導入口24まで延びた、圧縮冷媒をシリンダ室71に導入するための導入流路72が形成されている。これにより、アキュムレータ2から圧縮機1に導入された圧縮冷媒は、シリンダ室71に流れ込むことになる。
フロントヘッド63は、シリンダ部61の上面に接合されており、シリンダ室71の上端の開口を塞いでいる。また、フロントヘッド63には、その略中央部に平面視で略円形の貫通孔63aが形成されており、クランク軸60が貫通孔63aを通過している。
リアヘッド64は、シリンダ部61の下面に接合されており、シリンダ室71の下端の開口を塞いでいる。また、リアヘッド64には、その略中央部に平面視で略円形の貫通孔64aが形成されており、クランク軸60が貫通孔64aを通過している。
ピストン62は、シリンダ室71の内部に収納されており、その略中央部に、貫通孔62aが形成されている。貫通孔62aには、クランク軸60の下端部近傍に設けられており、その中心軸がクランク軸60の中心軸からずれた偏心部60aが挿入されており、ピストン62が偏心部60aに固定されている。
ここで、前述したように、モータ12を駆動させることにより、回転子32及びクランク軸60を回転させると偏心部60aも回転する。これにより、圧縮機構13においては、偏心部60aに固定されたピストン62が回転し、シリンダ室71の容積が変化することによりシリンダ室71内の圧縮冷媒が圧縮され、圧縮された圧縮冷媒が、シリンダ室71から密閉空間26に排出される。そして、密閉空間26内の圧縮冷媒は、排出流路25から排出される。なお、圧縮機構13の構成は、従来のロータリー型の圧縮機構と同様の構成を有するものであるので、ここでは、圧縮機構13についてのこれ以上の詳細な説明は省略する。
以上に説明した本実施の形態に係る、圧縮機1、モータ12及び固定子31では、溶接部48が複数の固定子コア43の全てにはまたがっておらず、複数の固定子コア43の一部だけにまたがっていいるので、溶接部が全ての固定子コア43の全てにまたがって形成されている場合と比較して、溶接の際の入熱量を低減することができる。これにより、溶接の際の入熱による固定子コア43の変形を抑制することができる。また、溶接部48が複数の固定子コア43の一部にのみまたがって延びている場合でも、固定子コア43同士の接合強度が大幅に低下してしまうことはない。
また、隣接する溝47における、溶接非形成部47bの高さが互いに重なっていないので、溶接非形成部47b近傍において、複数の固定子コア43の接合強度が大きく低下してしまうのを確実に防止することができる。
このとき、積層鉄心41に溝47が2つしか設けられていない場合には、複数の固定子コア43に1箇所でしか接合されていない箇所ができてしまい、固定子コア43同士の接合が不安定になってしまうが、積層鉄心41に3以上の溝47が設けられているので、固定子コア43同士がいずれの部分においても2箇所以上で接合されることになり、固定子コア43同士の接合が安定する。
また、溝47における溶接部48が形成されていない溶接非形成部47bに固定子コア43の境界が少なくとも1つ含まれているため、溶接非形成部47bにおいて固定子コア43が拘束されず、溶接非形成部47b近傍において固定子コア43が広い範囲にわたって変形可能となっている。このため、入熱の際に固定子コア43が局所的に大きく変形してしまうのを防止することができる。
また、溝47が複数の固定子コア43の積層方向と平行な鉛直方向に延びており、これに伴って溶接部48も鉛直方向に延びているため、溶接部48の長さを短くすることができ、溶接の際の入熱量をさらに低減することができる。
また、溶接部48の幅が1mm以上となっているため、複数の固定子コア43の全てにまたがるように溶接部48を形成すると、固定子コア43が変形してしまう可能性は高くなるが、溶接部48が複数の固定子コア43の一部だけにまたがっているので、溶接の際の入熱量を低減することができ、固定子コア43の変形を抑制することができる。
また、固定子コア43の厚みが0.7mm以下であるので、複数の固定子コア43の全てにまたがるように溶接部48を形成すると、固定子コア43が変形してしまう可能性は高くなるが、溶接部48が複数の固定子コア43の一部だけにまたがっているので、溶接の際の入熱量を低減することができ、固定子コア43の変形を抑制することができる。
また、溶接部48が全ての固定子コア43にはまたがっておらず、溝47に溶接非形成部47bができているため、モータ12を駆動させる際の溶接部48における渦電流を低減することができ、モータ12の効率を向上させることができる。
また、固定子31を焼きバメによって胴体21に固定すると、固定子31は、胴体21から大きな圧力を受けることとなるため、この圧力によって固定子が変形してしまうのを防止するためには、固定子コア43同士を強く接合しておく必要がある。しかしながら、溶接部48が複数の固定子コア43の一部だけにまたがるように形成されていたとしても、固定子コア43同士の接合強度が大きく低下してしまうことはないので、固定子31を焼きバメによって胴体21に固定したとしても、胴体21から受ける圧力によって固定子31が変形してしまうことがない。
ここで、圧縮機1が、圧縮冷媒として二酸化炭素を用いたCO2圧縮機である場合には、圧縮冷媒を特に高圧に圧縮する必要があるため、この圧力に耐えることができるよう胴体21の厚みを大きくする必要があるが、胴体21の厚みが大きい場合には、固定子31を焼きバメによって胴体21に固定すると、固定子31は胴体21から特に大きな圧力を受けることとなる。しかしながら、前述したように、溶接部48が複数の固定子コア43の一部だけにまたがるように形成されていたとしても、固定子コア43同士の接合強度が大きく低下してしまうことはないので、固定子31を焼きバメによって厚みの大きな胴体21に固定したとしても、胴体21から受ける圧力によって固定子31が変形してしまうことがない。
以上、本発明の実施の形態について図面を用いて説明したが、具体的な構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上述の実施の形態では、各溝47に複数の溶接部48が形成されており、これらのうちのいずれかが、複数の固定子コア43のうち両端に配置されたものにまたがるように延びていたが、これには限られない。例えば、一変形例では、図5に示すように、複数の溝47の中に、溶接部48が複数の固定子コア43のうち両端に配置されたもののいずれにもまたがっていないもの(以下、溝47’とする)があり、溝47’においては、その両端部に溶接非形成部47b’が形成されている(変形例1)。
複数の固定子コア43のうち両端に配置されたものは、溶接の際の入熱によって特に変形しやすいが、変形例1においては、溝47’に形成された溶接部48が、両端に配置された固定子コア43のいずれにもまたがっていないため、溶接部48を形成する際に、両端に配置された固定子コア43に加えられる入熱量を低減することができる。したがって、両端に配置された固定子コア43の変形を効果的に抑制することができる。
さらに、溶接部は、変形例1のように、両端に配置された固定子コア43のいずれにもまたがっていないことには限られない。例えば、別の一変形例では、図6に示すように、複数の溝47のうち、固定子コア43の周方向に沿って交互に配置された溝47’’及び溝47’’’に、それぞれ、上端に配置された固定子コア43にまたがらないように延びた溶接部148a、及び、下端に配置された固定子コア43にまたがらないように延びた溶接部148bが形成されている(変形例2)。
この場合でも、溶接部148aを形成する際に、上端に配置された固定子コア43への入熱量を低減することができるとともに、溶接部148bを形成する際に、下端に配置された固定子コア43への入熱量を低減することができるので、特に変形しやすい、両端に配置された固定子コア43の変形を効果的に抑制することができる。
また、上述の実施の形態では、各溝47の溶接非形成部47bが、少なくとも1つの固定子コア43の境界を含んでいたが、これには限られない。例えば、別の一変形例では、図7に示すように、溶接非形成部247bに、固定子コア43の境界が1つも含まれていない(変形例3)。この場合でも、溶接非形成部247b設けられている分だけ、溶接の際の入熱量を低減することができるので、固定子コア43の変形を抑制することができる。
また、上述の実施の形態では、複数の固定子コア43に、全ての溝47に対応する溶接ビート47aが形成されていたが、これには限られない。別の一変形例では、図8に示すように、固定子コア43のいくつかに、複数の溝347のうちの一部を構成する溶接ビート47aが形成されておらず、溝347がその途中で切れている。そして、各溝347の全域に溶接部348が形成されており、溝347が切れた部分には溶接部348が形成されていない(変形例4)。なお、変形例4においては、溝347と、溶接ビート47aが形成されておらず溝347が切れた部分とを合わせた領域が、本発明に係る溶接可能領域に相当する。
溶接ビート347aが形成されておらず、溝347が切れている部分には、溝347が形成されている部分と同様に溶接棒を当接させただけでは、溶接部348は形成されない。したがって、溶接棒を複数の固定子コア43の積層方向に一定の速度で移動させるだけで、複数の固定子コア43の一部だけにまたがった溶接部348を容易に形成することができる。
また、上述の実施の形態では、溝47が鉛直方向(複数の固定子コア43の積層方向と平行)に延びており、これに伴って、溶接部48も鉛直方向に延びていたが、これには限られない。例えば、別の一変形例では、図9に示すように、複数の溝447が鉛直方向に対して傾斜した互いに異なる方向に延びており、これらの溝447に、溝447に沿って延びるとともに、複数の固定子コア43の一部だけにまたがった溶接部448が形成されている(変形例5)。
この場合には、溝447及び溶接部448の長さが、それぞれ、本実施の形態の溝47及び溶接部48と比較して、溶接の際の入熱量が大きくなってしまうが、溶接部448の延在方向によって、固定子コア43の変形の方向が異なるため、各溝447で延在方向を異ならせることにより、固定子コア43の変形の方向を全体として小さなものとすることができる。
また、上述の実施の形態では、隣接する溝47における溶接非形成部47bの高さが互いに重ならないように溶接部48が形成されていたが、隣接する溝47における溶接非形成部47bの高さが互いに重なるように溶接部48が形成されていてもよい。ただし、全ての溝47における溶接非形成部47bの高さが重なっていると、溶接非形成部47bを構成する固定子コア43同士が接合されないことになるため、固定子コア43同士を接合させるためには、いずれの固定子コア43においても、少なくとも1つの溶接部48がまたがっていることが必要である。
また、以上の説明では、全ての溶接部が複数の固定子コア43の一部だけにまたがっていたが、複数の溝のうち、少なくとも1つの溝において溶接部が複数の固定子コア43の一部だけにまたがるように形成されていればよく、それ以外の溝においては、全ての固定子コア43にまたがって溶接部が形成されていてもよい。
また、以上の説明では、溶接部が複数の固定子コア43の一部だけにまたがって形成されていたが、これには限られない。別の一変形例では、図10に示すように、複数の溝47に複数の固定子コア43の全てにまたがって延びた溶接部548が形成されており、溶接部548に、溶接の幅が他の部分よりも小さくなった溶接幅低下部548aが設けられている(変形例6)。なお、図10(a)は変形例6の図4相当の側面図であり、図10(b)は図10(a)の部分拡大図である。
複数の固定子コア43の全てにまたがる溶接部を一定の幅で形成すると、溶接の幅が大きい場合には、溶接の際の入熱量が大きくなってしまい、固定子コア43が変形してしまう虞がある。一方、溶接の幅が小さい場合には、固定子コア43同士の接合において十分な接合強度が得られない虞がある。しかしながら、変形例6の場合には、溶接幅低下部548aを形成する際の入熱量が、溶接部548の他の部分を形成する際の入熱量よりも小さくなるため、複数の固定子コア43の全てにまたがって、一定の幅を有する溶接部を形成する場合と比較して、溶接の際の入熱量を低減することができる。また、溶接部が、その全域にわたって幅が小さくなっているわけではないので、固定子コア43の接合強度が大きく低下してしまうこともない。
また、本実施の形態では、固定子コア43の厚みが0.7mm以下となっていたが、固定子コアの厚みは0.7mmよりも大きくてもよい。固定子コアの厚みが大きい場合でも、溶接の際の入熱量が大きくなるにつれて固定子コアが変形しやすくなるため、本実施の形態と同様、溶接部を形成する際の入熱量を低減することにより固定子コアの変形を抑制することができる。
また、本実施の形態では、溶接部48の幅が1mm以上となっていたが、溶接部48の幅は1mmより小さくてもよい。溶接部48の幅が小さい場合でも、溶接部48の数(溝47)の数を増加させるなどすれば、固定子コア43同士の接合強度を十分に得ることは可能であるが、この場合でも、溶接部48の数が多くなるほど、溶接の際の入熱量が大きくなり、固定子コア43が変形してしまう虞がある。しかしながら、この場合でも、溶接部48が複数の固定子コア43の一部だけにまたがって形成されているので、溶接の際の入熱量が低減され、固定子コア43の変形が抑制される。
また、以上に説明した溶接部は、アーク溶接、アルゴン溶接など、公知の溶接によって形成されることになるが、複数の溶接部が同じ種類の溶接によって形成されていてもよく、互いに異なる種類の溶接によって形成されていてもよい。固定子コア43の変形方向は、溶接の種類によって異なるため、複数の溶接部を複数種類の溶接によって形成する場合には、溶接の種類を適切に選択することにより、固定子コア43の全体的な変形を抑制することも可能となる。
また、以上では、複数の固定子コア43が溶接によってのみ接合された積層鉄心41に本発明を適用した例について説明したが、複数の固定子コア同士が互いにかしめられることによって接合された積層鉄心に本発明を適用することも可能である。
より詳細には、前述したように、複数の固定子コア同士が互いにかしめられることによって接合された積層鉄心においても、固定子コア同士の隙間によってモータを駆動させたときに騒音が発生するのを防止するため、互いにかしめられて接合された固定子コアを、圧力を加えながら溶接することが一般に行われるが、この場合でも、溶接の際の入熱量が大きいと、固定子コアが変形してしまう虞がある。しかしながら、このような積層鉄心を構成する固定子コア同士を、複数の固定子コアの一部だけにまたがる溶接部によって接合することにより、本実施の形態と同様、溶接の際の入熱量が小さくなり、固定子コアの変形を抑制することができる。
さらに、以上では、いわゆるロータリー型の圧縮機構13のピストン62を回転させるためのモータ12の固定子31に本発明を適用した例について説明したが、ロータリー型以外の圧縮機構のピストンを回転させるためのモータの固定子に本発明を適用することも可能である。また、モータ12の回転子32に本発明を適用することも可能である。さらには、圧縮機以外に用いられるモータの固定子あるいは回転子に本発明を適用することも可能である。
本発明を利用すれば、溶接を行う際の入熱量を低減することができ、薄板の変形を抑制することができる。
1 圧縮機
13 モータ
21 胴体
31 固定子
32 回転子
41 積層鉄心
43 固定子コア
47 溝
47b 溶接非形成部
48 溶接部
51 積層鉄心
148a、148b 溶接部
247a 溶接非形成部
347 溝
447 溝
448 溶接部
548 溶接部
548a 溶接幅低下部
13 モータ
21 胴体
31 固定子
32 回転子
41 積層鉄心
43 固定子コア
47 溝
47b 溶接非形成部
48 溶接部
51 積層鉄心
148a、148b 溶接部
247a 溶接非形成部
347 溝
447 溝
448 溶接部
548 溶接部
548a 溶接幅低下部
Claims (13)
- 金属材料からなり、互いに積層された複数の薄板(43)と、
前記複数の薄板(43)の外周面にその周方向に沿って互いに離隔して配置されているとともに、前記複数の薄板(43)の全てにまたがって延びており、前記複数の薄板(43)同士を溶接によって接合することができるように構成された複数の溶接可能領域(47、347、447)と、
前記複数の溶接可能領域(47、347、447)に形成されており、前記複数の薄板(43)同士を溶接によって接合させる複数の溶接部(48、148a、148b、448)とを備えており、
前記複数の溶接部(48、148a、148b、448)のうちの少なくとも1つは、前記複数の薄板(43)の一部だけにまたがって延びていることを特徴とする積層鉄心(41)。 - 互いに隣接する前記複数の溶接可能領域(47、347、447)における前記複数の溶接部(48、148a、148b、448)が形成されていない位置同士が、前記複数の薄板(43)の積層方向に関して互いに重ならないことを特徴とする請求項1に記載の積層鉄心(41)。
- 前記複数の溶接可能領域(47、347、447)の数が3以上であることを特徴とする請求項2に記載の積層鉄心(41)。
- 溶接部が前記複数の薄板(43)のうち少なくとも一方の端に配置されたものにまたがらないように形成されている溶接可能領域(347)があることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層鉄心(41)。
- 前記複数の溶接可能領域(47、347、447)における前記複数の溶接部(48、148a、148b)が形成されていない部分には、前記複数の薄板(43)の境界のうち少なくとも1つが含まれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の積層鉄心。
- 前記複数の溶接部(48、148a、148b)が、前記複数の薄板(43)の積層方向と平行に延びていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の積層鉄心。
- 前記溶接部(48、148a、148b)の幅が1mm以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積層鉄心(41)。
- 前記複数の薄板(43)の厚みが、0.7mm以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の積層鉄心(41)。
- 金属材料からなり、互いに積層された複数の薄板(43)と、
前記複数の薄板(43)の外周面にその周方向に沿って互いに離隔して配置されているとともに、前記複数の薄板(43)の全てにまたがって延びた、前記複数の薄板(43)同士を溶接によって接合させる複数の溶接部(548)とを備えており、
前記複数の溶接部(548)のうちの少なくとも1つには、溶接の幅が他の部分よりも狭くなった溶接幅低下部(548a)が設けられていることを特徴とする積層鉄心(41)。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の積層鉄心(41)を固定子(31)に用いていることを特徴とするモータ(12)。
- 請求項10に記載のモータを備えていることを特徴とする圧縮機(1)。
- 前記固定子(31)が固定される胴体(21)をさらに備えており、
前記固定子(31)が、予め加熱されて膨張した前記胴体(21)の内部に配置された後に、前記胴体(21)が冷却されて収縮することにより前記胴体(21)に固定される焼きバメによって、前記胴体(21)に固定されていることを特徴とする請求項11に記載の圧縮機(1)。 - 圧縮冷媒が二酸化炭素であることを特徴とする請求項12に記載の圧縮機(1)。
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