JP2010011638A - 永久磁石同期モータ駆動装置及びそれを用いたモータ駆動用モジュール及び冷凍装置 - Google Patents

永久磁石同期モータ駆動装置及びそれを用いたモータ駆動用モジュール及び冷凍装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
永久磁石同期モータの制御定数自動設定により高い制御性能を実現する。
【解決手段】
永久磁石同期モータと、直流電源に接続され永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段を備えたモータ駆動装置において、制御手段は、モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、電圧指令制御部は、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を具備し、定数同定演算部において、補償値を用いてモータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石同期モータ制御装置,モータ駆動用モジュール及び冷凍装置に関する。
永久磁石同期モータ(以下「モータ」とする)の駆動装置には、高い制御性能を実現するために、インバータ回路とデジタル制御器を用いて、ベクトル制御が一般的な制御方法として周知している。しかし、ベクトル制御にモータ定数を使用するため、事前にモータ定数の測定及び制御定数の設定が必要である。また、モータ製造時の定数バラツキ及び運転状況によって定数の変動がある場合、事前設定した制御定数はモータ定数とずれることがあり、制御性能が低下する恐れがある。
モータ駆動用インバータ回路と制御器を用いて、モータ静止状態で、モータ定数(巻線抵抗とインダクタンス)を自動測定する技術が、特許文献1に記載されている。
また、特許文献2に、モータ運転状態で、ベクトル制御系の電流検出値,電流指令値及びモータ定数初期設定値から、モータ定数を求める方法が開示されている。
更に、非特許文献1に、永久磁石同期モータの位置センサレス高効率制御方法に関して、仮想インダクタンス制御方式が提案されている。従来のモータd−q軸インダクタンスLdとLqを一つのモータ仮想インダクタンス値L*にする方式により、簡単な制御方法で高効率運転が実現できる。
特開2003−164188号公報 特開2007−49843号公報 「永久磁石同期モータの位置センサレス制御に適したトルク最大制御法」(平成18年電気学会産業応用部門大会論文集)
特許文献1に記載の技術では、高精度の電流センサとA/D変換器が必要となり、電流センサとA/D変換器のオフセットや検出ノイズなどにより、測定精度が劣化する恐れがある。また、モータ静止状態で測った定数は、実運転状態と一致しない可能性があるので、制御特性の劣化が懸念される。
また、特許文献2には、モータが運転中に、ベクトル制御系の電流検出値,電圧指令値及びモータ定数初期設定値を用いて、モータ定数を計算する方法が提示されているが、電流リップルや位置検出誤差の影響及び制御定数の設定方法など実用上の課題が依然として残っている。そこで、本発明は、複雑な計算を使用せず、高精度なモータ定数同定により、高い制御性能を実現することを課題とする。
本発明のモータ制御装置は、永久磁石同期モータと、直流電源に接続され永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて前記永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段を備えたモータ駆動装置において、制御手段は、モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、電圧指令制御部は、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を具備し、定数同定演算部において、補償値を用いてモータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする。
本発明によれば、モータ定数の事前測定や設定作業をしなくても、高い制御性能を実現するモータ制御装置を提供できる。
以下、本発明の特徴を列挙する。
本発明のモータ制御装置は、永久磁石同期モータと、直流電源に接続され前記永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段を備えたモータ駆動装置において、制御手段は、モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、電圧指令制御部は、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を備え、定数同定演算部において、補償値を用いてモータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする。
また、電圧指令制御部は、モータ電流検出値とモータ電流指令値との偏差から演算した第2の電流指令値と、モータ回転数指令値もしくはモータ回転数検出値と、モータ定数設定値とを用いて、モータ電圧方程式より電圧指令値を算出し、定数同定演算部は、第2の電流指令値と、モータ電流指令値又はモータ電流検出値との偏差から、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする。
さらに、電圧指令制御部は、モータ電流指令値又はモータ電流検出値と、モータ回転数指令値又はモータ回転数検出値と、モータ定数設定値とを用いて、モータ電圧方程式より算出する電圧指令演算値と、モータ電流指令値とモータ電流検出値との偏差から算出する電圧指令補償値と、の加算より前記電圧指令値を算出する構成であり、定数同定演算部は、電圧指令補償値から、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする。
より具体的には、モータ起動前の所定時間に、モータ回転数指令値を0、d軸の電流指令値を所定値、q軸の電流指令値を0に設定し、d軸の第2の電流指令値とd軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはd軸の電圧指令補償値から、モータ巻線抵抗設定値の誤差を演算して、モータ巻線抵抗設定値に加算することにより、モータ巻線抵抗と制御定数を同定することを特徴とする。
また、モータが回転している状態の所定時間に、d軸の電流指令値を0に設定し、d軸の第2の電流指令値とd軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値から、モータ誘起電圧定数設定値の誤差を演算し、モータ誘起電圧定数設定値に加算することにより、モータ誘起電圧定数と制御定数を同定することを特徴とする。
さらに、電圧指令値と、モータ電流検出値又はモータ電流指令値と、モータ巻線抵抗設定値と、モータ仮想インダクタンス設定値とに基づいて、制御系軸とモータ最大トルク軸との軸誤差を演算し、軸誤差を0に制御する手段を備え、モータが回転している状態において、モータ誘起電圧定数の同定終了後所定時間に、d軸の電流指令値を0以外の所定値に設定し、d軸の第2の電流指令値と、d軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値と、からモータ仮想インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータ仮想インダクタンス設定値に加算することにより、モータ仮想インダクタンスと制御定数を同定することを特徴とする。
また、位置センサを有しているモータ駆動装置であって、モータが回転している状態において、モータ誘起電圧定数の同定終了後所定時間に、d軸の電流指令値を0以外の所定値に設定し、d軸の第2の電流指令値とd軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値から、モータ仮想インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータd軸インダクタンス設定値に加算することにより、モータd軸インダクタンスと制御定数とを同定し、q軸の第2の電流指令値とq軸の電流指令値又はq軸の電流検出値との偏差若しくはd軸の電圧指令補償値から、モータq軸インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータq軸インダクタンス設定値に加算することにより、モータq軸インダクタンスと制御定数を同定することを特徴とする。
さらに、モータ定数と制御定数の同定を複数回繰り返すことを特徴とし、モータ定数と制御定数の同定演算に、積分器もしくは比例積分器を使用することを特徴とし、モータ定数と制御定数の同定結果は、半導体メモリなど装置に記憶し、運転状況に応じて読み出して使用することを特徴とする。
また、モータが回転している状態において、モータ回転数指令値又はモータ回転数検出値と、モータ電流指令値又はモータ電流検出値と、いづれかの変動が所定値を超える場合に、モータ誘起電圧定数と、モータ仮想インダクタンスと、モータd軸インダクタンスと、モータq軸インダクタンスの定数について、少なくとも一つの同定を再実行することを特徴とし、モータ定数の同定結果と、モータ定数の定格値,初期設定値又は事前設定値との偏差が所定値以上になる場合を、モータ制御装置が故障していると判定することを特徴とする。
さらなる特徴として、本発明は、モータ駆動用モジュール及び冷凍装置に関するものであって、永久磁石同期モータと、直流電源に接続され前記永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて前記永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段と、を備えたモータ駆動用モジュールにおいて、制御手段は、モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、電圧指令制御部は、モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を備え、定数同定演算部が、補償値を用いてモータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態と第2実施形態のモータ駆動装置の構成図である。
このモータ駆動装置は、永久磁石同期モータ1と、直流電源2と、直流を交流に変換するインバータ3と、直流電圧検出器5と、インバータの直流側に設ける母線電流検出器4と、制御器6とを備える。
直流電源2は、外部の交流電源を直流に変換するコンバータ(整流器)やバッテリであり、インバータ3の直流側に電力を提供する。なお、制御器6はマイクロコンピュータもしくはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等の半導体演算素子を用いて、前記直流電圧検出器5と母線電流検出器4の検出信号を処理して、インバータ3を構成する半導体パワー素子のオン/オフ制御信号を出力する。
図2は、本発明の第1実施形態と第2実施形態のモータ駆動装置の制御器6の機能ブロック構成図であり、各機能はCPU(コンピュータ)及びプログラムにより実現される。
制御器6は、dqベクトル制御により、モータに印加する電圧指令信号を演算し、インバータのPWM制御信号を生成するものであり、速度制御器10と、d軸電流指令発生器11と、電圧指令制御器12と、モータ定数同定器13と、2軸3相変換器14と、速度&位相推定器15と、3相2軸変換器16と、電流再現演算器17と、PWM制御器18と、減算器19とを備える。
電流再現演算器17は、前記母線電流検出器4から出力される検出信号である母線電流Ishと、三相電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *を用いて三相モータ電流Iu,Iv,Iwを再現する。3相2軸変換器16は、再現された三相モータ電流と、推定された位相情報θdcとに基づいて、dc軸電流検出値Idcとqc軸電流検出値Iqcとを次式に基づいて演算する。なお、dc−qc軸は制御系の推定軸、d−q軸はモータ回転子軸、do−qo軸はモータ最大トルク軸であり、do−qo軸とdc−qc軸との軸誤差はΔθcと定義する(図3)。
Figure 2010011638
電圧指令制御器12では、d軸電流指令発生器11から与えられるdc軸電流指令値Idc *と、速度制御器10から与えられるqc軸電流指令値Iqc *と、dc軸電流検出値Idcと、qc軸電流検出値Iqcと、モータ回転速度指令値ω1 *およびモータ定数設定値(r*,L**,Ke*)を用いて、dc軸電圧指令値Vdc *,qc軸電圧指令値Vqc *を演算する。また、モータ定数同定器13は、電圧指令制御器12のベクトル演算量を用いて、モータ定数を同定する。電圧指令制御器12のベクトル演算方法と、モータ定数同定器13の同定原理の詳細説明は、後述する。
続いて、位置センサレス制御を実現するための速度&位相推定方法を説明する。
図4は、速度&位相推定器15の詳細機能ブロック構成図である。
位相推定器は、モータ回転子位置センサレス制御法により回転子位置を推定するものであり、モータ最大トルク軸(do−qo軸)と制御系軸(dc−qc軸)との軸誤差演算器20と、モータ回転速度推定器21と、位相演算器22とを備える。
軸誤差演算器20は、前記dc軸電圧指令値Vdc *,qc軸電圧指令値Vqc *,dc軸電流値idc,qc軸電流値iqcから次式を用いて軸誤差Δθcを演算する。
Figure 2010011638
速度推定器21は、軸誤差演算器20が出力する軸誤差ΔθcをPI制御器を用いて処理し、モータ回転速度の推定値ωmを出力するものである。ここで、PI制御器は、モータ最大トルク軸(do−qo軸)と制御系のdc−qc軸との推定軸誤差ΔθcをなくすようにPLL制御するものである。位相演算器22では、推定したモータ回転速度推定値ωmを積分して、制御軸の位相θdcを演算する。
以上が、本発明のモータ制御装置でのベクトル制御と位置センサレス制御の基本動作である。
次に、本発明の第1実施形態の電圧指令の演算方法と定数同定原理を説明する。
図5は、電圧指令制御器12とモータ定数同定器13の詳細機能ブロック構成図である。
電圧指令制御器12の基本動作は、d軸電流制御器39およびq軸電流制御器40で、d軸電流指令発生器11から与えられるdc軸電流指令値Idc *と、速度制御器10から与えられるqc軸電流指令値Iqc *と、dc軸電流検出値Idcと、qc軸電流検出値Iqcを用いて、ベクトル演算に用いる中間的な第2のdc軸電流指令値Idc **と、第2のqc軸電流指令値Iqc **を演算する。ベクトル演算器42では、第2のdc軸電流指令値Idc **と、第2のqc軸電流指令値Iqc **と、モータ回転速度指令値ω1 *およびモータ定数設定値(r*,L**,Ke*)を用いて、(数3)式に示すように、dc軸電圧指令値Vdc *,qc軸電圧指令値Vqc *を演算する。(数3)式に、r*は制御系のモータ巻線抵抗設定値、L**は制御系のモータ仮想インダクタンス設定値、Ke*は制御系のモータ誘起電圧定数設定値であり、ω1 *はモータ回転速度指令値である。ここで、一般的なd−q軸モータ方程式と異なるのは、モータd−q軸インダクタンスLdとLqを一つのモータ仮想インダクタンスL*に入れ替えていることである。最後に、dc軸電圧指令値Vdc *,qc軸電圧指令値Vqc *と推定された位相情報θdcとに基づいて、(数4)式よりモータの三相電圧指令値Vu *,Vv *,Vw *を出力する。
(数2)式と(数3)式に、仮想インダクタンスの設定値を使用するので、非特許文献1に記載される理論解析より、モータ最大トルク制御が実現できる。
このような制御系には、モータ定数設定値(r*,L**,Ke*)が必要である。当然、制御系のモータ定数設定値とモータ定数との誤差は、モータの制御性能(駆動効率,応答速度や安定性など)への影響がある。特に、仮想インダクタンス設定値は、モータ最大トルク制御に係わるので、モータ電流や駆動効率に大きな影響を与える。ゆえに、仮想インダクタンス値を上記制御系に正確に設定する必要がある。
Figure 2010011638
Figure 2010011638
次に、本発明のモータ定数(モータ巻線抵抗r,モータ誘起電圧定数設定値Keとモータ仮想インダクタンスL*)の自動同定方法を説明する。
定常状態において、制御系のモータ定数設定値(r*,L**,Ke*)がモータ定数と一致している場合、ベクトル演算器42の入力(第2のdc軸電流指令値Idc **と第2のqc軸電流指令値Iqc **)はd軸及びq軸電流検出値Idc,Iqc(もしくはdc軸電流指令値Idc *とqc軸電流指令値Iqc *)とほぼ同値であるが、制御系のモータ定数設定値がモータ定数とずれる場合、上記電流の偏差が出てくる。
以下、上記電流偏差を利用して、モータ巻線抵抗r,モータ誘起電圧定数設定値Keとモータ仮想インダクタンスL*の同定原理と実現方法を説明する。
(数4)式の出力電圧指令をインバータ経由して、モータに印加すると、定常状態において、モータ検出電流と電圧指令の関係は下式で近似に表われる。
Figure 2010011638
ここで,Idc,Iqcはモータ検出電流であり、L*,Ke,rはモータ定数である。
図6に、モータ起動の最初に行うモータ回転子位置決め動作時((t0)時点から(t1)時点まで)の電流指令値を示す。d軸電流指令波形50がdc軸電流指令値、q軸電流指令波形51がqc軸電流指令値を示している。モータ回転子位置決め動作は、モータ回転速度指令値ω1 *を0に設定して図6に示すようにモータ電流を流す動作である。この動作により、モータ回転子の位置が所定の位置に固定される。
上記条件で、電圧指令値は、(数3)式より下式である。
Figure 2010011638
また、(数5)式から、下式が得られる。
Figure 2010011638
(数6)式と(数7)式から、下式が得られる。
Figure 2010011638
d軸電流制御器39があるので、dc軸のモータ電流検出値(Idc)とdc軸電流指令値(Idc *)がほぼ等しいと考えられる。よって、(数8)式を変形すると、(数9)式が得られる。
Figure 2010011638
(数9)式より、モータの位置決め動作中に、第2のdc軸電流指令値Idc **とdc軸電流指令値Idc *の差から、巻線抵抗の誤差を演算できることがわかった。
また、モータ回転中の定常状態において、モータ回転速度の指令値(ω1 *)と実際値(ω1)、dc軸のモータ電流検出値(Idc)とdc軸電流指令値(Idc *)がほぼ等しい。更に、モータが中高速で回転している状態、あるいは抵抗設定値の誤差が少ないと仮定する場合、(数3)と(数5)式より、下式が成り立つ。
Figure 2010011638
上式を変形すると、(数11)式が得られる。
Figure 2010011638
よって、モータ回転中の定常状態において、dc軸電流指令値Idc *を0に設定すれば、(数11)式より、第2のdc軸電流指令Idc **から、誘起電圧定数の誤差(ΔKe=Ke−Ke*)を求められる。
Figure 2010011638
次に、誘起電圧定数の同定が完成した後(Ke*=Keと仮定する)、dc軸電流指令値Idc *に所定値(=Idc * _at)を与えると、(数11)式より、モータ仮想インダクタンスL*の誤差は下式で求める。
Figure 2010011638
以上の説明より、モータの巻線抵抗,誘起電圧定数及び仮想インダクタンスの誤差と電流指令値偏差(Idc **−Idc *)との関係が分った。
次に、図5に示すモータ定数同定器13の詳細機能ブロック構成図を用いて、実用な同定方法と制御系構成を説明する。
本発明では、演算処理の簡単化と制御定数急変動の影響を抑えるために、電流指令値の偏差(Idc **−Idc *)を積分器で処理し、制御定数の誤差を求めて、制御定数初期値に加算する方法を採用する。
モータ定数同定器13は、入力切替器30と、同定制御部31と、積分器32a,32b,32cと、定数保存器33a,33b,33cと、加算器34,35,36とを備える。
巻線抵抗の同定は、前述したように、モータ起動前の位置決め動作時に行う。dc軸の電流指令偏差は、入力切替器30を経由して、積分器32aに入力し、モータ巻線抵抗誤差Δrを演算する。同時に、モータ巻線抵抗誤差Δrを加算器34を用いて、モータ巻線抵抗初期設定値r*0と合わせて出力し、ベクトル演算器42に使う抵抗定数を調整する。位置決めが終了時に、積分器32aの出力を定数保存器33aに記憶して、モータ巻線抵抗初期設定値r*0と加算し、モータ巻線抵抗設定値r*を出力する。
モータが所定速度以上、かつ負荷が安定状態において、以下の手順に従って、誘起電圧定数と仮想インダクタンスをそれぞれ同定する。ここでの所定速度は、モータ巻線抵抗誤差と、インバータ出力の非線形特性(半導体パワー素子の電圧降下やデッドタイム)の影響を無視できる最低速度である。
(1)図7に示す電流指令波形のように、(t2)時点から(t3)時点までにおいて、dc軸電流指令値(Idc *)を0に設定して、電流指令値の偏差(Idc **−Idc *)を入力切替器30を経由して、積分器32bに入力し、モータ誘起電圧定数誤差ΔKeを出力する。ここで、qc軸電流指令値(Iqc *)は負荷トルクに対応した電流値が出力されていることを示している。
(2)加算器35で、誘起電圧定数の誤差ΔKeをモータ誘起電圧定数初期設定値ΔKe*0に加算して、ベクトル演算器42に使うモータ誘起電圧定数設定値Ke*を調整する。
(3)所定時間が経つ後((t3)時点)、積分器32bの出力を定数保存器33bに記憶して、モータ誘起電圧定数初期設定値Ke*0と加算し、モータ誘起電圧定数設定値Ke*を出力する。
(4)続いて、(t3)時点から(t4)時点まで、dc軸電流指令値(Idc *)を所定値Idc_at *に設定して、電流指令値の偏差(Idc **−Idc *)を入力切替器30を経由して、積分器32cに入力し、モータ仮想インダクタンス誤差ΔL*を出力する。なお、制御系の不安定を引き起こさないように、dc軸電流指令値(Idc *)を緩やかに変動させたほうが良い。
(5)加算器36で、モータ仮想インダクタンス誤差ΔL*をモータ仮想インダクタンスの初期値L**0に加算して、ベクトル演算器42に使うモータ仮想インダクタンス設定値L**を調整する。同時に、(数14)式に示すように、調整された仮想インダクタンス設定値を用いて、電流制御器39,40の制御ゲインなども調整すれば良い。
Figure 2010011638
(6)所定時間が経つ後((t4)時点)、dc軸電流指令値(Idc *)を0に戻して、積分器32cの出力を定数保存器33cに記憶して、仮想インダクタンス初期設置L**0と加算し、仮想インダクタンス設定値L**を出力する。
(7)同定精度をさらに向上する場合、(1)〜(6)の同定動作を数回繰り替えば良い。
また、運転状況(回転数,負荷など)が大きく変動した場合、モータの温度や磁束の変動によりモータ定数が変わる可能性があるので、制御系で運転状況の変動を常時に監視し、大きな変動が発生した場合、上記手順で再同定すれば、制御性能の低下を避けられる。さらに、各運転状況での複数の同定結果を定数保存器33a,33b,33cにそれぞれ記憶すれば、次回から、記憶値を使用できるので、定数同定を行わなくても良い。
なお、仮想インダクタンス同定時のdc軸の電流指令所定値(Idc_at *)は、インバータ過電流とモータ磁気飽和影響を避けるため、できるだけ小さく設定したほうが良いが、制御装置の電流検出分解能や演算誤差を考慮すると、同定精度を確保するために、モータの定格電流の約1/10〜1/2範囲に設定すれば良い。また、前述手順のように、仮想インダクタンス同定は、誘起電圧定数同定完成後に、ほぼ同じ運転状態で行うようにしたほうが良い。
ただし、前述した定数同定を行う時に、制御定数を急峻に変化させると、制御系が不安定になる恐れがあるので、同定用積分器の応答がベクトル制御系の制御応答より十分遅く設定する必要がある。また、上記積分器の時定数が大きく設定すると、電流リップルやノイズの影響も避けられるので、同定精度を向上できる。
以上が、本発明の実用な同定方法と実行手順の説明である。
以上説明した同定方法を用いて得られた同定結果がモータ定数の定格値、或いは初期設定値と大きくずれる場合、モータやインバータが故障していることと判定できる。例えば、モータ巻線抵抗の同定結果が非常に大きい場合、モータ結線が断線している可能性があることを判定できる。
図8〜図10に、上記定数同定方法の有効性を確認するためのシミュレーション結果を示す。
図8に、モータ巻線抵抗初期設定値(r*0)に+20%の誤差を設定した条件で、本発明の巻線抵抗同定方法のシミュレーション結果を示す。起動時のdc軸電流指令波形60がdc軸電流指令値、起動時の第2のdc軸電流指令波形61が第2のdc軸電流指令値、起動時のqc軸電流指令62がqc軸電流指令値、63がモータ巻線抵抗同定値、64がモータ巻線抵抗を示している。モータ巻線抵抗の同定値63が徐々にモータ巻線抵抗定数64に調整されることが分った。
図9に、制御系の誘起電圧定数と仮想インダクタンスの初期設定値に−20%の誤差を設定した条件で、本発明の定数同定方法のシミュレーション結果を示す。
図10に、制御系の誘起電圧定数と仮想インダクタンスの初期設定値に+20%の誤差を設定した条件で、本発明の定数同定方法のシミュレーション結果を示す。
図9と図10には、65がモータ電流波形、66がモータ誘起電圧定数、67がモータ誘起電圧定数の同定値、68がモータ仮想インダクタンス定数、69がモータ仮想インダクタンス同定値を示している。
時間軸6s〜8sの間に、誘起電圧定数の同定を行った。その結果、誘起電圧定数の同定値は、ほぼモータ定数と合うように調整される。次に、時間軸8s〜10sの間に、誘起電圧定数の同定結果を保持して、仮想インダクタンスの同定を行った。その結果、仮想インダクタンスの同定値もモータ定数とほぼ一致するように調整される。
以上のシミュレーション結果より、本実施形態によれば、制御系のモータ定数設定値に初期誤差があっても、自動同定動作により、制御系の定数設定値がモータ定数と一致するように調整される。また、同定動作中に、制御系の定数設定値が緩やかに変化しているので、制御系安定性への影響が少ない。
本実施形態では、モータ電流をシャント抵抗器を用いて母線電流より検出しているが、実際にシャント抵抗器に限らず、ホール素子などを用いた電流センサにより検出してもよい。当然、母線電流の代わりに、電流センサを用いて、直接に三相モータ電流を検出しても構わない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態のモータ制御装置の構成は、図1に示すものと同じである。ただし、制御器6内部のベクトル制御方法は異なる。
図11は、本発明の第2実施形態の電圧指令制御器12とモータ定数同定器13の機能ブロック構成図である。また、前記図5と同一符号は同一動作をするものである。
図5と異なる部分は、(数15)に示すように、電圧指令値演算がベクトル演算器42の出力と電流制御器39,40の出力の和に変更されたことと、巻線抵抗同定積分器32aの入力が電流制御器39のΔVdcに、誘起電圧定数同定積分器32bと仮想インダクタンス同定積分器32cの入力が、電流制御器40のΔVqcに変更されたことである。電流再現と速度&位相推定処理は、前述第1実施形態と同様である。
Figure 2010011638
ここで、ΔVdc,ΔVqcは電流制御器39,40のdc軸及びqc軸電圧指令補償値である。
第1実施形態と同様に、(数15)式の出力電圧指令をインバータ経由して、モータに印加すると、定常状態において、モータ検出電流と電圧指令の関係は(数5)式で近似に表われる。
図6に示すように、モータ起動の最初に((t0)時点から(t1)時点まで)、モータ回転速度指令値ω1 *を0に設定して、dc−qc軸電流指令値の通り電流指令を与えると、モータ回転子の位置決め動作を行う。
上記条件で、電圧指令値は、(数15)式より下式である。
Figure 2010011638
また、(数5)式から、下式が得られる。
Figure 2010011638
(数15)式と(数17)式から、下式が得られる。
Figure 2010011638
d軸電流制御器39があるので、dc軸のモータ電流検出値(Idc)とdc軸電流指令値(Idc *)がほぼ等しいと考えられる。よって、(数18)式を変形すると、(数19)式が得られる。
Figure 2010011638
(数19)式より、モータの位置決め動作中に、d軸電流制御器39の出力から、巻線抵抗の誤差を演算できることがわかった。
モータ回転中の定常状態において、モータ回転速度の指令値(ω1 *)と実際値(ω1)、dc軸のモータ電流検出値(Idc)と第1のdc軸電流指令値(Idc *)がほぼ等しい。更に、モータが中高速で回転している状態、あるいは抵抗設定値の誤差が少ないと仮定する場合、(数15)と(数5)式より、下式が成り立つ。
Figure 2010011638
上式を変形すると、(数21)式が得られる。
Figure 2010011638
よって、dc軸電流指令値Idc *を0に設定すれば、(数21)式より、電流制御器のΔVqcから、誘起電圧定数の誤差(ΔKe=Ke−Ke*)を求められる。
Figure 2010011638
次に、誘起電圧定数の同定が完成した後(Ke*=Keと仮定する)、dc軸電流指令値Idc *に所定値(=Idc * _at)を与えると、(数21)式より、モータ仮想インダクタンスL*の誤差は下式で求める。
Figure 2010011638
(数19),(数22)式と(数23)式より、モータの巻線抵抗と電流制御器の出力ΔVdc、誘起電圧定数と仮想インダクタンスの誤差が電流制御器のΔVqcとの関係がわかった。よって、第1実施形態と同様に、ΔVdc,ΔVqcを積分器で処理して、制御定数を同定することができる。
図11に示すモータ定数同定器13の動作原理は、第1実施形態の図5と同様である。また、定数同定の手順も、第1実施形態と同様に行う。
以上が、本発明の第2実施形態の同定方法の説明である。
第1実施形態と同様に、モータ電流を、本実施形態では、シャント抵抗器を用いて母線電流より検出しているが、実際にシャント抵抗器に限らず、ホール素子などを用いた電流センサにより検出してもよい。当然、母線電流の代わりに、電流センサを用いて、直接に三相モータ電流を検出しても構わない。
(第3実施形態)
図12〜図15を用いて、第3実施形態を説明する。
図12は、本発明の第3実施形態と第4実施形態のモータ制御装置の構成である。本実施形態では、位置センサ101を用いて、モータ回転子の位置を検出することが、第1実施形態と相違する。それ以外、前記図1と同一符号は同一ものである。
図13は、本発明の第3実施形態と第4実施形態のモータ制御装置の制御器6の機能ブロック構成図であり、各機能はCPU(コンピュータ)及びプログラムにより実現される。また、前記図2と同一符号は同一動作をするものである。
速度&位相演算器102は、位置センサ101が出力された位置センサ信号を用いて、モータ回転速度と回転子の位置を演算する。モータ回転子の位置を検出できるので、制御系軸とモータ回転子軸が一致である。
図14は、本実施形態の電圧指令制御器12とモータ定数同定器13の詳細構成である。ここで、ベクトル演算器42の演算処理は、(数24)式より実行する。
Figure 2010011638
ここで、Ld *,Lq *はモータd軸とq軸のインダクタンスの設定値である。
(数24)式の出力電圧指令をインバータ経由して、モータに印加すると、定常状態において、モータ検出電流と電圧指令の関係は(数25)式で近似に表われる。
Figure 2010011638
ここで、Ld,Lqはモータd軸とq軸のインダクタンス値である。
第1実施形態と同様に、モータ停止状態で、図6に示す波形を電流指令値に与えながら、電流指令値の差分(Id **−Id *)を入力切替器を経由して積分器32aに入力すると、モータ巻線抵抗設定値r*の同定ができる。また、モータ運転状態で、Id *を0に設定しながら、電流指令値の差分(Id **−Id *)を入力切替器を経由して積分器32bに入力すると、モータ誘起電圧定数設定値Ke*の同定ができる;その後、Id *を所定値に設定しながら、電流指令値の差分(Id **−Id *)を入力切替器を経由して積分器32dに入力すると、モータd軸インダクタンス設定値Ld *の同定ができる。
更に、モータ運転状態で、電流指令値の差分(Iq *−Iq **)を入力切替器を経由して積分器32eに入力すると、モータq軸インダクタンス設定値Lq *の同定もできる。
また、上記誘起電圧定数とインダクタンスの同定動作が数回繰り替えすれば、同定精度を更に向上できる。
以上説明したように、本実施形態のモータ定数同定器を用いて、高い制御性能を実現するため必要なモータ定数を同定できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態と第3実施形態に相違する部分は、制御器6内部のベクトル制御である。
図15は、本発明の第4実施形態の電圧指令制御器12とモータ定数同定器13の機能ブロック構成図である。前記図11と同一符号は同一動作をするものである。
電圧指令値Vd *とVq *は、(数26)式に示すように、ベクトル演算器42の出力と電流制御部の出力の和である。
Figure 2010011638
ここで、ΔVd,ΔVqは電流制御器の出力である。
モータ巻線抵抗,誘起電圧定数とd軸インダクタンスの同定は、第1〜3実施形態と同様な方法で行う。
q軸インダクタンスの同定は、モータ運転状態で、d軸電流制御器の出力ΔVdを入力切替器を経由して積分器32eに入力して行う。
(第5実施形態)
図16は、本発明の第5実施形態のモータ駆動装置用モジュール200の外観図であり、最終製品の一形態を示す。
モジュール200は、制御部基板201に半導体素子202が搭載されたモータ制御装置用のモジュールであり、制御部基板201は、図1に記載の母線電流検出器4,直流電圧検出器5,制御器6が直接実装され、インバータ3が1チップ化された半導体素子202として実装されている。モジュール化によって、小型化が達成され、装置コストの低減が図れる。なお、モジュールとは「規格化された構成単位」という意味であり、分離可能なハードウエア/ソフトウエアの部品から構成されているものである。また、製造上、同一基板上で構成されていることが好ましいが、同一基板に限定はされない。これより、同一筐体に内蔵された複数の回路基板上に構成されてもよい。
本実施形態によれば、起動時もしくは運転中に、制御系に必要な定数の自動同定が実現できるので、モータ定数の初期設定誤差や変動があっても、高い制御性能が実現できる。また、異なるモータを駆動する場合、制御定数を再設定しなくても良いので、本実施形態のモジュールを使用するモータ駆動装置の汎用性と便利性を向上できる。
(第6実施形態)
図17は、本発明の第6実施形態の前記モータ駆動装置を用いた空気調和機や冷凍機などの冷凍装置の構成図である。
冷凍装置300は、温度を調和する装置であり、熱交換器301と302と、ファン303と304と、圧縮機305と、配管306と、モータ駆動装置307から構成されている。なお、圧縮機用モータ308は永久磁石同期モータを用いて、圧縮機305の内部に配置されている。モータ駆動装置307は、交流電源を直流に変換して、モータ駆動用インバータに提供し、モータを駆動する。
第1,2実施形態のモータ駆動装置及び第5実施形態のモータ駆動用モジュールを使用することにより、モータの位置センサがない条件で、起動時もしくは運転中にモータ定数と制御定数の自動同定ができるので、モータ定数のバラツキや変動があっても、高い制御性能を確保できる。
また、冷凍装置として、本発明の定数同定方法を用いると、それぞれの負荷条件(運転条件)で、モータ定数の同定ができ、常に効率最大運転が可能となり、冷凍装置としての効率向上(APF値向上)が図れる。例えば、空調機の運転状態(最少能力,中間能力,定格能力など)のそれぞれで同定を行い、同定結果を定数保存器に記憶することにより、常時に消費電力の低減が実現できる。
本発明の一実施形態であるモータ制御装置の構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の制御部の機能ブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の制御系推定軸、モータ回転子軸とモータ最大トルク軸である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の速度&位相推定器のブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の電圧指令制御器とモータ定数同定器のブロック構成図である。 モータ起動時の電流指令波形図である。 モータ定数同定動作時の電流指令波形図である。 巻線抵抗同定のシミュレーション波形図である。 誘起電圧定数と仮想インダクタンス同定のシミュレーション波形図である。 誘起電圧定数と仮想インダクタンス同定のシミュレーション波形図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の電圧指令制御器とモータ定数同定器のブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の制御部の機能ブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の電圧指令制御器とモータ定数同定器のブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置の電圧指令制御器とモータ定数同定器のブロック構成図である。 本発明の一実施形態であるモータ制御装置のモジュールの外観図である。 本発明の一実施形態である冷凍装置の構成図である。
符号の説明
1 永久磁石同期モータ
2 直流電源
3 インバータ
4 母線電流検出器
5 直流電圧検出器
6 制御器(制御手段)
10 速度制御器
11 d軸電流指令発生器
12 電圧指令制御器
13 モータ定数同定器
14 2軸3相変換器
15 速度&位相推定器
16 3相2軸変換器
17 電流再現演算器
18 PWM制御器
19,23,37,38,41,105 減算器
20 軸誤差演算器
21 速度推定器
22 位相演算器
30 入力切替器
31 同定制御部
32a,32b,32c,32d,32e 積分器
33a,33b,33c,33d,33e 定数保存器
34,35,36,43,44,103,104 加算器
39,40 電流制御器
42 ベクトル演算器
50 dc軸電流指令波形
51 qc軸電流指令波形
60 起動時のdc軸電流指令波形
61 起動時の第2のdc軸電流指令波形
62 起動時のqc軸電流指令波形
63 モータ巻線抵抗同定値
64 モータ巻線抵抗定数
65 モータ電流波形
66 モータ誘起電圧定数
67 誘起電圧定数同定値
68 モータ仮想インダクタンス定数
69 モータ仮想インダクタンス同定値
101 位置センサ
102 速度&位相演算器
200 モジュール
201 制御部基板
202 半導体素子(パワーモジュール)
300 冷凍装置
301,302 熱交換器
303,304 ファン
305 圧縮機
306 配管
307 モータ駆動装置
308 圧縮機用モータ
sh 母線電流
u *,Vv *,Vw * 三相電圧指令値
u,Iv,Iw 三相モータ電流
θdc 制御軸の位相
Δθc 軸誤差
d,q モータ回転子軸
dc,qc 制御軸
do,qo モータ最大トルク軸
dc,Iqc dc−qc軸電流検出値
dc *,Iqc * dc−qc軸電流指令値
dc **,Iqc ** 第2のdc−qc軸電流指令値
dc *,Vqc * dc−qc軸電圧指令値
ΔVdc,ΔVqc dc−qc軸電圧指令補償値
r モータ巻線抵抗
* モータ仮想インダクタンス
d モータd軸インダクタンス
q モータq軸インダクタンス
Ke モータ誘起電圧定数
* モータ巻線抵抗設定値
** モータ仮想インダクタンス設定値
d * モータd軸インダクタンス設定値
q * モータq軸インダクタンス設定値
Ke* モータ誘起電圧定数設定値
*0 モータ巻線抵抗初期設定値
**0 モータ仮想インダクタンス初期設定値
d *0 モータd軸インダクタンス初期設定値
q *0 モータq軸インダクタンス初期設定値
Ke*0 モータ誘起電圧定数設定値
Δr モータ巻線抵抗誤差
ΔL* モータ仮想インダクタンス誤差
ΔLd モータd軸インダクタンス誤差
ΔLq モータq軸インダクタンス誤差
ΔKe モータ誘起電圧定数誤差
dc_at **もしくはLd同定時の電流指令所定値
ωm モータ回転速度検出値もしくは推定値
ω1 * モータ回転速度指令値

Claims (15)

  1. 永久磁石同期モータと、直流電源に接続され前記永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて前記永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段を備えたモータ駆動装置において、
    前記制御手段は、
    モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、
    前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように前記永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、
    前記電圧指令制御部は、前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を備え、
    前記定数同定演算部において、前記補償値を用いて前記モータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 請求項1記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令制御部は、
    前記モータ電流検出値と前記モータ電流指令値との偏差から演算した第2の電流指令値と、モータ回転数指令値もしくはモータ回転数検出値と、モータ定数設定値とを用いて、モータ電圧方程式より前記電圧指令値を算出し、
    前記定数同定演算部は、前記第2の電流指令値と、前記モータ電流指令値又は前記モータ電流検出値との偏差から、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  3. 請求項1記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令制御部は、
    前記モータ電流指令値又は前記モータ電流検出値と、モータ回転数指令値又はモータ回転数検出値と、モータ定数設定値とを用いて、モータ電圧方程式より算出する電圧指令演算値と、
    前記モータ電流指令値と前記モータ電流検出値との偏差から算出する電圧指令補償値と、の加算より前記電圧指令値を算出する構成であり、
    前記定数同定演算部は、前記電圧指令補償値から、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  4. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    モータ起動前の所定時間に、モータ回転数指令値を0、d軸の電流指令値を所定値、q軸の電流指令値を0に設定し、
    d軸の第2の電流指令値と前記d軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはd軸の電圧指令補償値から、モータ巻線抵抗設定値の誤差を演算して、モータ巻線抵抗設定値に加算することにより、モータ巻線抵抗と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータが回転している状態の所定時間に、d軸の電流指令値を0に設定し、
    d軸の第2の電流指令値と前記d軸の電流指令値もしくはd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値から、モータ誘起電圧定数設定値の誤差を演算し、モータ誘起電圧定数設定値に加算することにより、モータ誘起電圧定数と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  6. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記電圧指令値と、前記モータ電流検出値もしくは前記モータ電流指令値と、モータ巻線抵抗設定値と、モータ仮想インダクタンス設定値とに基づいて、制御系軸とモータ最大トルク軸との軸誤差を演算し、前記軸誤差を0に制御する手段を備え、
    前記モータが回転している状態において、モータ誘起電圧定数の同定終了後所定時間に、d軸の電流指令値を0以外の所定値に設定し、
    d軸の第2の電流指令値と、前記d軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値と、から、モータ仮想インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータ仮想インダクタンス設定値に加算することにより、モータ仮想インダクタンスと制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  7. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータ駆動装置は位置センサを有しており、
    前記モータが回転している状態において、モータ誘起電圧定数の同定終了後所定時間に、d軸の電流指令値を0以外の所定値に設定し、
    d軸の第2の電流指令値と前記d軸の電流指令値又はd軸の電流検出値との偏差若しくはq軸の電圧指令補償値から、モータ仮想インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータ仮想インダクタンス設定値に加算することにより、モータd軸インダクタンスと制御定数とを同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  8. 請求項2に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータは駆動装置は位置センサを有しており、
    前記モータが回転している状態において、
    q軸の第2の電流指令値とq軸の電流指令値又はq軸の電流検出値との偏差若しくはd軸の電圧指令補償値から、モータq軸インダクタンス設定値の誤差を演算し、モータq軸インダクタンス設定値に加算することにより、モータq軸インダクタンスと制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動装置。
  9. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータ定数と制御定数の同定を複数回繰り返すことを特徴とするモータ駆動装置。
  10. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータ定数と制御定数の同定演算に、積分器もしくは比例積分器を使用することを特徴とするモータ駆動装置。
  11. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータ定数と制御定数の同定結果は、半導体メモリなど装置に記憶し、運転状況に応じて読み出して使用することを特徴とするモータ駆動装置。
  12. 請求項5に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータが回転している状態において、モータ回転数指令値又はモータ回転数検出値と、モータ電流指令値又はモータ電流検出値と、いづれかの変動が所定値を超える場合に、モータ誘起電圧定数と、モータ仮想インダクタンスと、モータd軸インダクタンスと、モータq軸インダクタンスの定数について、少なくとも一つの同定を再実行することを特徴とするモータ駆動装置。
  13. 請求項4に記載のモータ駆動装置において、
    前記モータ定数の同定結果と、前記モータ定数の定格値、初期設定値又は事前設定値との偏差が所定値以上になる場合を、前記モータ制御装置が故障していると判定することを特徴とするモータ駆動装置。
  14. 永久磁石同期モータと、直流電源に接続され前記永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて前記永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段と、を備えたモータ駆動用モジュールにおいて、
    前記制御手段は、
    モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、
    前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように前記永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、
    前記電圧指令制御部は、前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を備え、
    前記定数同定演算部が、前記補償値を用いて前記モータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とするモータ駆動用モジュール。
  15. 永久磁石同期モータと、直流電源に接続され前記永久磁石同期モータを駆動するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力電流もしくは直流側の母線電流からモータ電流を検出するモータ電流検出手段と、モータ電流検出値を用いて前記永久磁石同期モータの回転数を制御する制御手段と、を備えたモータ駆動用モジュールにおいて、
    前記制御手段は、
    モータ定数設定値及び制御定数を調整する定数同定演算部と、
    前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように前記永久磁石同期モータへ印加する電圧指令値を算出する電圧指令制御部を備え、
    前記電圧指令制御部は、前記モータ電流検出値がモータ電流指令値に一致するように補償値を出力する電流制御部を備え、
    前記定数同定演算部が、前記補償値を用いて前記モータ定数設定値の誤差を演算し、モータ定数と制御定数を同定することを特徴とする冷凍装置。
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